JPH059521Y2 - - Google Patents

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JPH059521Y2
JPH059521Y2 JP12675686U JP12675686U JPH059521Y2 JP H059521 Y2 JPH059521 Y2 JP H059521Y2 JP 12675686 U JP12675686 U JP 12675686U JP 12675686 U JP12675686 U JP 12675686U JP H059521 Y2 JPH059521 Y2 JP H059521Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、サブスプールの開操作後、制御ス
プールを開操作する時のパイロツト圧の変動を抑
制するために有効なカウンタバランス弁に関す
る。
(従来の技術) この種カウンタバランス弁の先行技術として
は、例えば第2図に示す技術(実願昭60−8547号
参照)がある。
この第2図に示したカウンタバランス弁Cは、
本体1と、制御スプール22と、サブスプール3
1と、チエツク弁35と、パイロツトピストン3
7とを備えている。
前記本体1には、第1ポート2と、第2ポート
3と、中継室4と、第1弁孔5と、分岐通路6
と、第2弁孔7と、連絡通路8と、パイロツトポ
ート9と、パイロツト室10とを形成している。
前記第1ポート2は通路13を介して切換弁V
に接続され、第2ポート3は通路14を介してシ
リンダSのボトム側室11に接続されている。こ
の切換弁VとシリンダSのロツド側室12とは、
通路15により接続され、この通路15とパイロ
ツトポート9とは、パイロツト通路16により接
続されている。
前記第1、第2弁孔5,7の端部は、それぞれ
ばね受け部を有するエンドカバー17,18でふ
さいでいる。前記パイロツト室10の端部は、他
のエンドカバー19でふさいでいる。
前記第1弁孔5には、第1シート部20と、環
状突起21とを形成している。
前記制御スプール22は、中空に形成され、か
つ前記第1弁孔5内に摺動可能に嵌挿されてい
る。この制御スプール22には、第1ポペツト部
23と、制御部24と、通孔25と、第2シート
部26と、ばね受け部27とを形成している。
上記第1ポペツト部23は、第1弁孔5に設け
た第1シート部20を開閉可能にしている。前記
制御部24は、環状突起21との間で開口面積を
制御し得るようになつている。前記ばね受け部2
7には、連通孔28を形成している。
前記第1弁孔5には、制御スプール22の背圧
室29が設けられている。
前記制御スプール22は、前記ばね受け部27
とエンドカバー17間に設けたスプリング30で
押され、第1ポペツト部23を第1シート部20
に圧接させ、この第1シート部20を閉じるよう
にしている。
前記サブスプール31には、ロツド部32と、
第2ポペツト部33とを形成している。このロツ
ド部32は、制御スプール22に設けた通孔25
を通して制御スプール22のヘツド側に突出させ
ている。前記第2ポペツト部33は、制御スプー
ル22に設けた第2シート部を開閉するものであ
る。
前記サブスプール31は、このサブスプール3
1とばね受け部27との間に設けられたスプリン
グ34により押され、通常は、上記第2シート部
26を閉じるようにしている。
前記チエツク弁35は、第2弁孔7内に摺動可
能に嵌挿されている。また、前記チエツク弁35
は、このチエツク弁35とエンドカバー18との
間に設けたスプリング36により押され、閉弁状
態を維持している。
前記パイロツトピストン37は、パイロツト室
10内に摺動可能に嵌挿されている。このパイロ
ツトピストン37には、ピストンロツド38と、
パイロツト通孔39とを形成している。前記ピス
トンロツド38は、前記サブスプール31のロツ
ド部32を押し込み、ついで制御スプール22を
押し込むようになつている。前記パイロツト通孔
39は、パイロツト室10のピストンロツド側室
とパイロツトピストンヘツド側室とを結んでい
る。
シリンダSに保持させた負荷Wを上昇させる時
は、切換弁Vを図示の中立位置から左側位置に切
り換える。
前記切換弁Vを左側位置に切り換えると、ポン
プPから吐出された圧油は切換弁V→通路13→
第1ポート2→分岐通路6に流れ、チエツク弁3
5をスプリング36に抗して押し開く。このよう
にチエツク弁35が開くと、ポンプPからの圧油
は第2弁孔7→連絡通路8→第1弁孔5→第2ポ
ート3→通路14→シリンダSのボトム側室11
に流れ、負荷Wを上昇させる。
この時、シリンダSのロツド側室12の油は通
路15及び切換弁Vを経由してタンクTに流れ
る。
次に、負荷Wを下降させる時は、切換弁Vを右
側位置に切り換えると、圧油は切換弁V及び通路
15を経由してシリンダSのロツド側室12に流
れる。
この時、前記通路15から圧油の一部がパイロ
ツト通路16に分岐され、この分岐された圧油は
パイロツトポート9からパイロツト室10に流れ
る。
前記パイロツト室10に圧油が供給されると、
その圧油はパイロツト通孔39を通つてパイロツ
ト室10のパイロツトピストンヘツド側室に入
り、その圧力によりパイロツトピストン37が矢
印a方向に押されて移動する。
前記パイロツトピストン37が矢印a方向に移
動すると、ピストンロツド38により最初はサブ
スプール31のロツド部32がスプリング34に
抗して押し込まれ、サブスプール31が同矢印a
方向に移動し、制御スプール22に設けた第2シ
ート部26を開く。
前記第2シート部26が開くと、制御スプール
22の背圧室29内の油が、ばね受け部27に設
けた連通孔28→制御スプール22の内部→第2
シート部26→制御スプール22に設けた通孔2
5→中継室4→第1ポート2→通路13→切換弁
V→タンクTに流れる。その結果、前記制御スプ
ール22の背圧室29がほぼタンク圧まで降下す
る。
ここで、パイロツトピストン37がさらに矢印
a方向に移動すると、ピストンロツド38により
制御スプール22が押し込まれ、制御スプール2
2がスプリング30に抗して矢印a方向に移動す
る。
前記制御スプール22が矢印a方向に移動する
と、第1シート部20が開くとともに、環状突起
21と制御部24間が開く。この時の制御部24
の開度は、制御スプール22の移動量によつて決
まることになる。
前記第2ポート3と中継室4間が連通すると、
シリンダSのボトム側室11の油が通路14→第
2ポート3→第1弁孔5→環状突起21と制御部
24との間→第1シート部20と第1ポペツト部
23との間→中継室4→第1ポート2→通路13
→切換弁V→タンクTに流れる。
この時、切換弁Vから通路15を通つてシリン
ダSのロツド側室12に油が送られる。
その結果、負荷Wが制御部24の開口面積に対
応する速度で下降する。
(本考案が解決しようとする問題点) 前記カウンタバランス弁Cでは、負荷Wを下降
させる場合、前述のごとく、パイロツトピストン
37を第2図の矢印a方向に移動させ、サブスプ
ール31を押し開き、制御スプール22の背圧室
29内の圧力をほぼタンク圧まで降下させる。そ
の後、さらにパイロツトピストン37を同矢印a
方向に移動させ、制御スプール22をスプリング
30に抗して移動させる。このようにして制御部
24の開口面積を制御し、この制御部24の開口
面積に応じて負荷Wを下降させるようにしてい
る。
そこで、パイロツトピストン37に必要な推力
について見ると、作動初期、すなわちサブスプー
ル31を押し込んで開く時は、次の(1)式に示
す推力Th1を必要とする。
Th1=P1×A3+K2… (1) ただし、 P1:負荷圧力 A3:サブスプール31の負荷圧力作用面積 K2:スプリング34の荷重 である。
一方、背圧室29をタンク圧なで降下させた
後、制御スプール22をスプリング30に抗して
矢印a方向に移動させる場合には、直列に配置し
たスプリング30の荷重K1とスプリング34の
荷重K2とに対抗する推力Th2を必要とする。
ところで、前記(1)式から分るように、サブ
スプール31を押し開く時のパイロツトピストン
37の推力Th1は負荷圧力、すなわち第2ポート
3の負荷圧力P1によつて変動する。これに対し
て、制御スプール22を押し開く時の推力Th1
一定である。
したがつて、サブスプール31を押し開いてか
ら制御スプール22を押し開く動作への移行時
に、第3図に示すように、パイロツト圧力に大き
な変動が生じる。
このパイロツト圧力の変動は、例えば負荷圧力
P1が大きい場合、サブスプール31を押し開く
ために必要なパイロツト圧力が大きくなる。つい
で、サブスプール31が開いた後はスプリング3
0,34の荷重に見合うパイロツト圧力まで降下
する。このことから、オペレータの操作感覚に微
妙な影響を与える問題があつた。
なお、第3図中Th1はサブスプール31を押し
開く時の推力、Th2は制御スプール22を押し開
く時の推力を示す。
この考案の目的は、パイロツト圧力の変動を抑
制し、オペレータの操作感覚を安定化させ得るカ
ウンタバランス弁を提供することにある。
(問題点を解決するための手段) この考案は、前記目的を達成するために、次の
ように構成している。
すなわち、パイロツト圧により移動するパイロ
ツトピストンにより、最初にサブスプールを開操
作し、ついで同パイロツトピストンにより制御ス
プールを開操作し、シリンダを介して負荷を制御
するカウンタバランス弁において、負荷圧力を利
用して制御スプールを閉方向に付勢するととも
に、前記制御スプールの負荷圧力作用面積とサブ
スプールの負荷圧力作用面積とをほぼ等しく設定
している。
(本考案の作用) この考案では、サブスプールを押し開ける時の
推力と、制御スプールを押し開ける時に推力とを
ほぼ同じにできる。その結果、サブスプールを開
方向に移動させる動作から制御スプールを開方向
に移動させる動作に移行する時のパイロツト圧の
変動を抑制し、その変動特性をリニアにすること
ができる。
(本考案の効果) 以上説明したこの考案によれば、サブスプール
を開方向に移動させる動作から制御スプールを開
方向に移動させる動作へ移行する時のパイロツト
圧の変動を抑制することができるので、オペレー
タの操作感覚の安定化を図り得る効果がある。
(本考案の実施例) 以下、この考案に実施例を図面により説明す
る。
第1図はこの考案の一実施例を示す断面図、第
4図はこの考案のパイロツト圧の特性を示す図で
ある。
その第1図に示す実施例のカウンタバランス弁
Cでは、第1弁孔5に第1環状突起40と、第1
シート部41と、第2環状突起42とを形成して
いる。前記第1弁孔5の端部には、ばね受け部4
4を有するエンドカバー43を取り付けている。
前記第1弁孔5の内部には、制御スプール45が
摺動可能に嵌挿されている。前記第1弁孔5の後
部には、制御スプール45の背圧室51を形成し
ている。
前記制御スプール45は、それを中空にすると
ともに、制御部46と、第1ポペツト部47と、
オリフイス48と、摺動部49と、第2シート部
52とを設けている。前記制御部46は、第1環
状突起40と相まつて可変オリフイスを構成する
ものである。前記第1ポペツト部47は、第1シ
ート部41を開閉するものである。前記オリフイ
ス48は、第2ポート3と背圧室51とを連通さ
せている。前記摺動部49は、背圧室51側に配
置され、かつ第2環状突起42とエンドカバー4
3との間に固定されたスペーサ50の内部に嵌合
されている。
前記第1弁孔5の各部と制御スプール45の各
部とは、次の関係に形成されている。
() 第1環状突起40の内部面積A2と第1
シート部41の開口面積A4とは、A2=A4に形
成されている。
() 摺動部49の端面積A1と第1シート部
41の開口面積A4とは、A1<A4に形成されて
いる。したがつて、第2ポート3の圧力は、上
記(A4−A1)の受圧面積に作用し、その作用
力によつて、当該制御スプール22の第1ポペ
ツト部47を第1シート部41に圧接させる。
前記制御スプール45の内部には、サブスプー
ル53が摺動可能に嵌挿されている。
前記サブスプール53には、第2ポペツト部5
4と、ばね受け部55とを設け、この第2ポペツ
ト部54は、制御スプール45に設けた第2シー
ト部52を開閉するものである。さらに、このサ
ブスプール53は、そのばね受け部55と、エン
ドカバー43に設けたばね受け部44間にスプリ
ング56を介在させ、このスプリング56の作用
で、通常は、サブスプール53が第2シート部5
2を閉じるものである。
このようにしたサブスプール53の負荷圧力作
用面積は、第2シート部52の開口面積A3とな
るが、この負荷圧力作用面積A3は、 A3=A4−A1となる関係にしている。
前記制御スプール45の内部には、プツシユロ
ツド57を配置しているが、このプツシユロツド
57は、ピストンロツド38で押された時に、サ
ブスプール53を開方向に押し込むようになつて
いる。そして、このプツシユロツド57の外周面
には側溝58が形成されている。
この実施例の他の構成については、前記第2図
に示すカウンタバランス弁Cと同様であり、同じ
部材には、同じ符号を付けて示している。
しかして、切換弁Vを図示の中立位置に保持し
ていると、当該シリンダSの負荷保持圧P1が制
御スプール45の受圧面A4に作用するので、ス
プリング56のばね力と相まつて、当該制御スプ
ール45の第1ポペツト部47を第1シート部4
1に圧接させ、当該第1シート部41と閉じる。
このときの制御スプール45の第1ポペツト部
47を第1シート部41の圧接させる力は、次の
式で表わされる。
P1×A4+K… (2) また、サブスプール53の面積A3にも、その
負荷保持圧P1が作用するとともに、スプリング
56の荷重Kが作用するので、当該サブスプール
53も、次の(3)式で表わされる力で閉方向に
押されている。
P1×A3+K… (3) 上記のように制御スプール45及びサブスプー
ル53が共に閉方向に押されているので、シリン
ダSのボトム側室11の油の流出は、第1シート
部41と第1ポペツト部47間、およびチエツク
弁35によりブロツクされており、負荷Wはその
ままの位置に保持される。
負荷Wを上昇させる時は、前記第2図に示すカ
ウンタバランス弁Cと同様である。
負荷Wを下降させる時は、切換弁Vを図面に示
す中立位置から右側位置に切り換える。
これにより、切換弁V→通路15→パイロツト
通路16→パイロツトポート9→パイロツト室1
0に圧油の一部が導入され、そのパイロツト圧力
Piによりパイロツトピストン37が矢印a方向に
移動する。
前記パイロツトピストン37が矢印a方向に移
動すると、ピストンロツド38によりプツシユロ
ツド57が押され、このプツシユロツド57によ
りサブスプール53を押す。したがつて、上記プ
ツシユロツド57の押圧力が、サブスプール53
に対する上記作用力(P1×A3+K)に打ち勝て
ば、このサブスプール53が矢印a方向に移動す
る。
前記サブスプール53が矢印a方向に移動する
と、第2シート部52と第2ポペツト部54間が
開かれる。前記第2シート部52と第2ポペツト
部54間が開くと、制御スプール45の背圧室5
1内の油が、第2シート部52と→プツシユロツ
ド57の側溝58→中継室4→第4ポート2→通
路13→切換弁Vを経由してタンクTに流れる。
その結果、前記背圧室51内の圧力がほぼタンク
圧にまで降下する。
このように背圧室51内がタンク圧になれば、
当該制御スプール45に作用する力は、次のよう
になる。
P1×(A4−A1)+K… (4) したがつて、さらにパイロツトピストン37の
移動力が上記(4)式に示した作用力に打ち勝てば、
ピストンロツド38およびプツシユロツド57を
通じて、制御スプール45を、そのパイロツト圧
力の大きさに応じて矢印a方向に移動する。
そして、上記したようにA3=A4−A1なので、
この制御スプール45を押し開く力は、結局サブ
スプール53を押し開く力とほぼ等しくなる。
上記のように制御スプール45が矢印a方向に
移動すると、第1シート部41が開くと同時に、
第1環状突起40と制御部46とが相まつて構成
する可変オリフイスが開かれる。この時の可変オ
リフイスの開口面積は、パイロツト圧力の大きさ
に対応して移動するパイロツトピストン37の移
動量によつて決まる。
前記第1シート部41及び可変オリフイスが開
くと、シリンダSのボトム側室11内の油が通路
14→第2ポート3→第1弁孔5→第1シート部
41→制御部46→中継室4→第1ポート2→通
路13→切換弁Vを経由してタンクTに流れる。
そして、このタンクTに流れる流量、すなわちシ
リンダSの降下速度は、上記可変オリフイスの開
口面積に応じて決まるものである。
この時、切換弁V→通路15を通つてシリンダ
Sのロツド側室12に油が送られる。
その結果、負荷Wは制御部46の開口面積に応
じて速度で下降する。
そして、上記したように、この実施例では、サ
ブスプール53を開く力と、サブスプール53が
開いた後に制御スプール45を開く力とが、等し
いので、サブスプール53を開く動作から、制御
スプール45を開く動作に移行する時のパイロツ
ト圧力の変動を著しく減少させることができる。
その結果、パイロツトピストン37に推力を与え
るために必要なパイロツト圧力Piを第4図に示す
ように、ほとんどリニアに変化させることが可能
となる。
したがつて、この実施例によれば、オペレータ
の操作感覚の安定化を図ることができる。
また、この実施例では制御スプール45を負荷
圧力P1を利用してい閉方向に付勢しているので、
主にサブスプール53を閉方向に押し込むために
必要な単一のスプリング56で足りる。
したがつて、この実施例によれば構造の簡素化
を図ることもできる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例を示す断面図、第2
図は従来技術を示す断面図、第3図は従来技術に
おけるパイロツト圧力と制御スプールの移動量と
の関係を示す特性図、第4図はこの考案における
パイロツト圧力と制御スプールの移動量との関係
を示す特性図である。 C……カウンタバランス弁、1……カウンタバ
ランス弁の本体、2,3……第1、第2ポート、
5,7……第1、第2弁孔、9……パイロツトポ
ート、10……パイロツト室、35……チエツク
弁、37……パイロツトピストン、38……ピス
トンロツド、40……第1環状突起、41……第
1シート部、45……制御スプール、46……制
御部、47……第1ポペツト部、51……制御ス
プールの背圧室、52……第2シート部、53…
…サブスプール、54……第2ポペツト部、56
……スプリング、57……プツシユロツド。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 本体に第1ポート、第2ポート及びパイロツト
    ポートを形成し、第1ポートを切換弁に接続し、
    第2ポートをアクチユエータの一方の側に接続
    し、上記パイロツトポートをアクチユエータの他
    方の側に接続する一方、この本体に、パイロツト
    ピストンと制御スプールとを直列に配置するとと
    もに、この制御スプールには、サブスプールを組
    み込み、このサブスプールに作用させスプリング
    の作用で、通常はサブスプールの一端を制御スプ
    ールから突出させて、制御スプールに形成の第2
    シート部を閉じ、かつ、この制御スプールも、ス
    プリングの作用で、通常は第1シート部を閉じる
    構成にし、パイロツトピストンが上記パイロツト
    ポートから導かれたパイロツト圧の作用で移動し
    たとき、その移動力でまずサブスプールを移動し
    て、第2シート部を開き、制御スプールの背圧側
    をタンク圧に保つ一方、パイロツトピストンで制
    御スプールを押したとき、第1シート部を開くと
    ともに、その移動量に応じて開度が制御される可
    変絞りを開き、アクチユエータからの戻り側の流
    量を制御するカウンタバランス弁において、上記
    第1シート部の圧力作用面積A4と、制御スプー
    ルの背圧作用面の面積A1と、第2シート部の圧
    力作用面積A3とを、A4>A1であつてA4−A1
    A3となる関係にしたことを特徴とするカウンタ
    バランス弁。
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