JPH043190Y2 - - Google Patents

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JPH043190Y2
JPH043190Y2 JP6348388U JP6348388U JPH043190Y2 JP H043190 Y2 JPH043190 Y2 JP H043190Y2 JP 6348388 U JP6348388 U JP 6348388U JP 6348388 U JP6348388 U JP 6348388U JP H043190 Y2 JPH043190 Y2 JP H043190Y2
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spool
valve
chamber
breathing
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JP6348388U
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【考案の詳細な説明】 考案の目的 (産業上の利用分野) この考案はパイロツト式方向切換弁に係り、特
に、作業環境を清浄化するため主弁排気とパイロ
ツト排気とを集中化した電磁パイロツト切換弁に
関するものである。
(従来の技術) 従来、例えば実開昭58−170403号公報に示す切
換弁おいては、パイロツト弁部のパイロツト排気
路が絞り又は逆止弁を介して主弁部の排気ポート
に連通されている。
又、実公昭62−29739号公報に示す切換弁にお
いては、パイロツト弁部のパイロツト排気路が主
弁室内の呼吸路に通じ、この呼吸路が逆止弁を介
して主弁部の排気ポートに連通されている。
(考案が解決しようとする課題) 絞りを利用した前記切換弁においては、絞り抵
抗が原因してパイロツト排気の流出が悪くなり、
スプールの応答時間が長くなるばかりではなく、
排気ポートからパイロツト排気路に逆流してスプ
ールが誤動作する問題もあつた。
一方、逆止弁を利用した前記切換弁においは、
この逆流を防止することができるため、スプール
が誤動作することなく安定的な切換動作を行うこ
とはできるが、逆止弁のクラツキング圧力が原因
して依然スプールの応答時間が長くなる問題があ
つた。
本考案の目的は前記絞りや逆止弁を利用しない
新規な構造とすることにより、スプールの応答時
間を短くするばかりではなく、スプールの誤動作
も防止することができる切換弁を提供することに
ある。
考案の構成 (課題を解決するための手段) 本考案はこの目的を達成するため、主弁室内に
摺動可能に嵌合しスプールの両端部にスプールと
ともに移動するピストンを設けるとともに、この
両ピストンにより主弁室と区画したパイロツト圧
室を設け、いずれかのパイロツト圧室にパイロツ
ト弁部を介してパイロツト流体を送ることによ
り、スプールを切換えるようにした方向切換弁に
おいて、主弁室の両側には前記ピストンによりパ
イロツト圧室と区画した呼吸室を設け、スプール
内に貫設した貫通孔によりこの両呼吸室を連通す
るとともに、互いに隣接する呼吸室とパイロツト
圧室とをパイロツト弁部を介してパイロツト排気
路により連通し、さらに、両呼吸室を排気ポート
に連通し、この排気ポートの最大有効断面積をス
プールの貫通孔の最小有効断面積よりも小さくし
たものである。
(作用) 本考案においては、スプールが切換わると、両
パイロツト圧室から両パイロツト排気が両パイロ
ツト排気路を通つて両呼吸室に流入し、この両呼
吸室内のパイロツト排気は主排気と合流して排気
ポートから流出する。
このとき、たとえ排気ポートから呼吸室へ逆流
が発生しても、その逆流による影響をスプールが
受ける前に、まず、両呼吸室の圧力がスプールの
貫通孔を通してほぼ等しくなり、両ピストンの圧
力バランスが取れる。又、クラツキング圧力も発
生しない。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を図面に従つて説明す
る。
本実施例に係る電磁パイロツト切換弁1は主弁
部2とその両側に取付けられたパイロツト弁部
3,4とからなる。
主弁部2においてその弁ケース5に形成された
主弁室6内にはスプール7が摺動可能に嵌合され
ているとともに、弁ケース5に形成された入力ポ
ートP、第一出力ポートA、第二出力ポートB及
び排気ポートRが主弁室6に連通している。スプ
ール7の両端部にはピストン8がスプール7とと
もに摺動可能に設けられているとともに、この両
ピストン8により主弁室6と区画したパイロツト
圧室9が弁ケース5に設けられている。主弁室6
の両側には前記ピストン8によりパイロツト圧室
9と区画した呼吸室10がピストン8の内側に面
して設けられている。
スプール7には前記主弁室6内の両呼吸室10
を連通する貫通孔11が形成され、この貫通孔1
1はスプール本体7aにその軸線方向へ延びるよ
うに形成された貫通孔11aと、両ピストン8と
の連結部7bにその半径方向へ延びるように形成
された貫通孔11bとからなり、両連結部7bの
貫通孔11bが呼吸室10に連通している。
前記両パイロツト弁部3,4内にはパイロツト
弁室12が形成され、このパイロツト弁室12は
前記両ピストン8の外側に面するパイロツト圧室
9に対し連通路13を介して連通されている。こ
のパイロツト弁室12内には一対の弁座14,1
5が形成されているとともに、弁体16が嵌め込
まれ、この弁体16はソレノイド17の可動子1
7aに連結されている。この可動子17aはスプ
リング18により付勢され、この付勢力により弁
体16は一方の弁座14を閉塞するとともに、他
方の弁座15を開放するようになつている。
入力ポートPに連通するパイロツト供給路19
は一方の弁座14を介してパイロツト弁室12に
連通している。パイロツト弁室12は他方の弁座
15を介してパイロツト排気路20に連通し、こ
のパイロツト排気路20はピストン8の内側に面
する呼吸室10に連通している。
特に、排気ポートRの最大有効断面積SR(図中
想像線で囲まれた面積)はスプール7の貫通孔1
1の最小有効断面積S11(図中想像線で囲まれ
た面積)よりも小さくなつている。
さて、第1図に示すように、一方のパイロツト
弁部3に通電されると、ソレノイド17の可動子
17aがスプリング18の付勢力に抗して移動
し、弁体16がパイロツト供給路19側の弁座1
4を開放するとともに、パイロツト排気路20側
の弁座15を閉塞する。 なお、他方のパイロツ
ト弁部4においては、ソレノイド17の可動子1
7aがスプリング18の付勢力により移動して弁
体16がパイロツト供給路19側の弁座14を閉
塞しているとともに、パイロツト排気路20側の
弁座15を開放している。
一方のパイロツト弁部3においては、入力ポー
トPからパイロツト流体がパイロツト供給路1
9、弁座14、パイロツト弁室12、連通路13
を経てパイロツト圧室9に流入し、このパイロツ
ト圧室9内の圧力が上昇する。この圧力上昇によ
り、スプール7の両側のピストン8の圧力バラン
スが崩れてスプール7が両ピストン8とともに他
方のパイロツト弁部4側へ摺動する。
他方のパイロツト弁部4においては、スプール
7とともにピストン8が摺動するため、パイロツ
ト圧室9内のパイロツト排気は連通路13、パイ
ロツト弁室12、弁座15、パイロツト排気路2
0を経て呼吸室10に流入する。
又、一方のパイロツト弁部3側において呼吸室
10内の排気はスプール7の貫通孔11を通つて
他方のパイロツト弁部4側の呼吸室10に至り、
ここで他方のパイロツト弁部4側から流入したパ
イロツト排気と合流する。
スプール7が切換わると、入力ポートPが主弁
室6を通して第一出力ポートAに連通するととも
に、第二出力ポートBが排気ポートRに連通す
る。他方のパイロツト弁部4側の呼吸室10はこ
の排気ポートRに連通し、この呼吸室10内のパ
イロツト排気は第二出力ポートBからの主排気と
合流して排気ポートRから流出する。
このようにしてスプール7が切換えられた後、
一方のパイロツト弁部3への通電を停止すると、
ソレノイド17の可動子17aがスプリング18
の付勢力により移動して弁体16が一方の弁座1
4を閉塞し、パイロツト供給路19からのパイロ
ツト流体の流入を停止する。従つて、両ピストン
8にかかるパイロツト圧力がほぼ等しくなり、ス
プール7が前記切換え位置に保持される。
特に本実施例においては、両呼吸室10を連通
するスプール7の貫通孔11の最小有効断面積S
11よりも、一方の呼吸室10と連通する排気ポ
ートRの最大有効断面積SRを小さくしたので、
たとえ排気ポートRから一方の呼吸室10へ逆流
が発生しても、その逆流による影響をピストン8
が受ける前に、まず、両呼吸室10の圧力が貫通
孔11を通してほぼ等しくなつてスプール7の両
端の圧力バランスが取れ、スプール7の誤動作が
発生しにくくなる。
又、従来技術で示したような逆止弁を利用して
いないので、そのクラツキング圧力により応答時
間が長くなることもなくなる。
一方、他方のパイロツト弁部4に通電される
と、前述した場合と同様な作用で、スプール7が
第2図に示すように切換えられ、入力ポートPが
第二出力ポートBに連通するとともに、第一出力
ポートAが一方のパイロツト弁部3側の呼吸室1
0、スプール7の貫通孔11、他方のパイロツト
弁部3側の呼吸室10を介して排気ポートRに連
通する。一方のパイロツト弁部3のパイロツト排
気は一方の呼吸室10で第一出力ポートAからの
主排気と合流してスプール7の貫通孔11を通
り、排気ポートRから流出する。この場合にも、
貫通孔11の最小有効断面積S11よりも排気ポ
ートRの最大有効断面積SRが小さいので、排気
が排気ポートRから流出する前に、まず、両呼吸
室10の圧力が貫通孔11を通してほぼ等しくな
つてスプール8の両端の圧力バランスが取れ、ス
プール7の誤動作が発生しにくくなる。又、逆止
弁によるクラツキング圧力もなく、応答時間が長
くなることもなくなる。
なお、前述した実施例では、第二出力ポートB
からの主排気は排気ポートRに直接流出している
とともに、第一出力ポートAからの主排気は一方
の呼吸室10、スプール7の貫通孔11、他方の
呼吸室10を経て排気ポートRに流出している
が、同排気ポートRと同様な有効断面積を有する
排気ポートをもう一つ増やし、第1図に示す状態
で一方のパイロツト弁部3側のパイロツト排気を
一方の呼吸室10を介してこの排気ポートからも
流出させ、又、第2図に示す状態で第一出力ポー
トAからの主排気並びに一方のパイロツト弁部3
側のパイロツト排気をこの排気ポートからも流出
させることができるようにしてもよい。
考案の効果 本考案によれば、両呼吸室を連通するスプール
の貫通孔の最小有効断面積よりも、呼吸室と連通
する排気ポートの最大有効断面積を小さくしたの
で、たとえ排気ポートから呼吸室へ逆流が発生し
ても、スプールの誤動作が発生しにくくなる。
又、従来技術で示したような逆止弁を利用してい
ないので、そのクラツキング圧力により応答時間
が長くなることもなくなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本実施例に係る電磁パイロツト切換弁
において一方のパイロツト弁部に通電した状態を
示す断面図、第2図は同じく他方のパイロツト弁
部に通電をした状態を示す断面図である。 1……電磁パイロツト切換弁、2……主弁部、
3,4……パイロツト弁部、6……主弁室、7…
…スプール、8……ピストン、9……パイロツト
圧室、10……呼吸室、11……貫通孔、12…
…パイロツト弁室、16……弁体、19……パイ
ロツト供給路、20……パイロツト排気路、P…
…入力ポート、R……排気ポート、A……第一出
力ポート、B……第二出力ポート、S11,SR
……有効断面積。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 主弁室6内に摺動可能に螺合したスプール7の
    両端部にこのスプール7とともに移動するピスト
    ン8を設けるとともに、この両ピストン8により
    主弁室6と区画したパイロツト圧室9を設け、い
    ずれかのパイロツト圧室9にパイロツト弁部3,
    4を介してパイロツト流体を送ることにより、ス
    プール7を切換えるようにした方向切換弁におい
    て、 主弁室6の両側には前記ピストン8によりパイ
    ロツト圧室9と区画した呼吸室10を設け、スプ
    ール7内に貫設した貫通孔11によりこの両呼吸
    室10を連通するとともに、互いに隣接する呼吸
    室10とパイロツト圧室9とをパイロツト弁部
    3,4を介してパイロツト排気路20により連通
    し、 さらに、両呼吸室10を排気ポートRに連通
    し、この排気ポートRの最大有効断面積SRをス
    プール7の貫通孔11の最小有効断面積S11よ
    りも小さくしたことを特徴とする方向切換弁にお
    けるスプール切換装置。
JP6348388U 1988-05-13 1988-05-13 Expired JPH043190Y2 (ja)

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JP6348388U JPH043190Y2 (ja) 1988-05-13 1988-05-13

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JP6348388U JPH043190Y2 (ja) 1988-05-13 1988-05-13

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Publication Number Publication Date
JPH01165869U JPH01165869U (ja) 1989-11-20
JPH043190Y2 true JPH043190Y2 (ja) 1992-01-31

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ID=31288982

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002044506A1 (fr) * 2000-12-01 2002-06-06 Tateyama Aluminium Industry Co., Ltd. Structure de chassis exterieur dotee d'un cadre inferieur a surface superieure plane
WO2003104696A1 (ja) * 2002-06-06 2003-12-18 株式会社コガネイ 電磁弁
WO2003104695A1 (ja) * 2002-06-06 2003-12-18 株式会社コガネイ 電磁弁

Cited By (4)

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WO2003104696A1 (ja) * 2002-06-06 2003-12-18 株式会社コガネイ 電磁弁
WO2003104695A1 (ja) * 2002-06-06 2003-12-18 株式会社コガネイ 電磁弁
CN100363671C (zh) * 2002-06-06 2008-01-23 株式会社小金井 电磁阀

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JPH01165869U (ja) 1989-11-20

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