JP2506965Y2 - 電磁方向切換弁 - Google Patents

電磁方向切換弁

Info

Publication number
JP2506965Y2
JP2506965Y2 JP4328091U JP4328091U JP2506965Y2 JP 2506965 Y2 JP2506965 Y2 JP 2506965Y2 JP 4328091 U JP4328091 U JP 4328091U JP 4328091 U JP4328091 U JP 4328091U JP 2506965 Y2 JP2506965 Y2 JP 2506965Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
pilot
spool
passage
spring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP4328091U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04127482U (ja
Inventor
史郎 武鹿
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nihon Spindle Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Nihon Spindle Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nihon Spindle Manufacturing Co Ltd filed Critical Nihon Spindle Manufacturing Co Ltd
Priority to JP4328091U priority Critical patent/JP2506965Y2/ja
Publication of JPH04127482U publication Critical patent/JPH04127482U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2506965Y2 publication Critical patent/JP2506965Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、電磁方向切換弁の改良
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】上記電磁方向切換弁の1例を図5に示
す。この電磁方向切換弁50は、センターバイパス型3
位置スプール弁を備えた例を示すもので、このスプール
弁52を摺動自在に嵌挿するバルブボディ51の両側に
キャップ53a,53bを取り付ける。このキャップに
はスプールを中立位置に保持するための復帰ばね54
a,54bを収納するばね室55a,55bを形成す
る。
【0003】またそれぞれのキャップ53a,53bに
は電磁チェック弁56a,56bを備え、かつバルブボ
ディ51の排出通路58に連通するパイロット通路57
a,57bを穿孔する。このパイロット通路57a,5
7bは電磁チェック弁56a,56bの入口通路59
a,59bに連通し、電磁チェック弁56a,56bは
キャップ53a,53bにスプール弁とは直角に穿孔し
たドレーン通路60a,60bと入口通路59a,59
b間を開閉する。61a,61bはパイロット通路57
a,57bに設けた固定オリフィスである。
【0004】また62a,62bはばね受座であり、ば
ね室55a,55bはばね受座62a,62bに形成し
たオリフィス63a,63bを介してパイロット通路5
7a,57bに連通している。なお、排出通路58はタ
ンクライン64に接続され、タンクライン64にはチェ
ック弁65を設け、クラッキング圧力を適宣選定し排出
通路58を介してパイロット通路57a,57bにパイ
ロット圧を付与している。
【0005】図中、66は高圧油通路、67a,67b
はシリンダポートを示す。その他は周知構造であり説明
を省略する。しかして常時は両ばね室55a,55bに
は排出通路58からの液圧(パイロット圧)が付加され
ており、スプール弁52は復帰ばね54a,54bの付
勢力とにより中立位置を保持している。
【0006】次にスプール弁52を例えば左方向に移行
するに際しては、左側の電磁チェック弁56aを作動
し、パイロット通路57aをドレーン通路60aに連通
する。これによりばね室55aは減圧し、反対側のばね
室55bに加えられるパイロット圧によりスプール弁5
2は左方に移動する。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】上記切り換え操作に際
してのスプール弁の切り換え速度は、ばね室55aから
の液の流出速度及びばね室55bへの液の流入速度によ
り決定される。すなわちスプール弁の切り換え速度はば
ね室のばね受座62a,62bに設けたオリフィス63
a,63bの径により決定される。従ってこの速度の調
整のためには何種類かのオリフィス孔を設けたばね座を
準備し、キャップを取り外して交換して行わねばなら
ず、煩雑であると共に調整困難である。
【0008】本考案は上記の点に鑑みてなされたもの
で、外部より簡単にばね室へ流入するパイロット流量の
調整を可能とすることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本考案は、上記一方の電磁チェック弁の作動によりば
ね室のパイロット圧を減圧しスプール弁を移行する電磁
方向切換弁において、上記パイロット通路には油通過面
積を加減するニードル弁を設け、上記ばね室に流入する
パイロット液の流量を調整し、スプールの移行速度を調
整可能としたものである。
【0010】
【作用】スプール弁の切り換え移行速度、すなわち切り
換え時に発生するショックは、ばね室に対する液の供給
速度及び排出速度に係わり、パイロット通路に設けたニ
ードル弁の外部からの操作によりこの供給排出速度を任
意に調整する。
【0011】
【実施例】図1乃至図4は本考案の実施例を示す。電磁
方向切換弁1は弁本体2の両側にキャップ3a,3bを
取り付け、それぞれのキャップには電磁チェック弁4
a,4bを取り付けてなる。弁本体2はバルブボディ5
にスプール弁6を摺動可能に嵌挿したもので、このスプ
ール弁6はセンターバイパス型3位置構造とした例を示
す。7はバイパス部、8は高圧通路、9はこの高圧通路
8と供給ポート10との間に設けられるロードチェック
弁、11a,11bはシリンダポート、また12はタン
クポート13に連なる排出通路である。このタンクポー
ト13に連なるタンクライン14には、図3及び図4に
示す如くインレットカバー30にはチェック弁34を設
け、クラッキング圧力を適宣選択し、排出通路12に後
述するスプール弁6を操作するための背圧すなわちパイ
ロット圧が加えられている。
【0012】なおスプール弁6の構造及び作動は周知構
造のものと同一であり、説明を省略する。
【0013】スプール弁6の両端はキャップ3a,3b
内に突出し、キャップ3a,3bにはスプール弁6を常
時中立位置に保持するための復帰ばね20a,20bが
設けられ、各復帰ばね20a,20bを収納するばね室
21a,21bは電磁チェック弁4a,4bのプランジ
ャ22a,22bの先端を収納するプランジャ室23
a,23bに連通している。このキャップ3a,3bに
はそれぞれバルブボディ5の排出通路12とプランジャ
室23a,23bとを連通するパイロット通路24a,
24bを穿孔し、パイロット通路と排出通路12との接
続部には固定オリフィス25a,25bを形成する。
【0014】本考案は、このパイロット通路24a,2
4bにそれぞれ外部から操作を可能としたニードル弁2
6a,26bを横切るように設け、締め付けたときはパ
イロット通路24a,24bを閉じ、引き上げるに従っ
てニードル弁のテーパ部によりパイロット通路は徐々に
開口量を増すようになっている。なお前記電磁チェック
弁4a,4bのプランジャ22a,22bは常時はそれ
ぞれドレーン通路27a,27bに連なるバルブシート
28a,28bに当接してプランジャ室とドレーン通路
とを遮断している。なお、バルブシート28a,28b
に穿孔されている孔は、固定オリフィス25a,25b
より大径に形成されている。
【0015】図4はこの電磁方向切換弁1の回路図を示
す。ただし図は3個の該切換弁1,1,1を積層してス
タック弁とした例を示し、一方にインレットカバー3
0、他方にエンドカバー31を取り付け、インレットカ
バー30にはリリーフ弁32と、タンクポート33には
前述のチェック弁34を設けたものである。図中、8は
高圧ライン、36a,36bはドレンラインである。
【0016】上記構成において、インレットカバー30
のポンプポート37から圧油が送り込まれると、各電磁
方向切換弁1のスプール弁6の中立位置にあっては、バ
イパス部7を通り、エンドカバー31を経てタンクライ
ン14を通りチェック弁34によりパイロット圧を発生
し、タンクTへ戻る。このパイロット圧はバルブボディ
5内の排出通路12から固定オリフィス25a,25b
を経てパイロット通路24a,24bに伝達される。
【0017】このパイロット通路24a,24bのそれ
ぞれのニードル弁26a,26bを適宣緩めて絞り量を
開放し、かつ電磁チェック弁4a,4bは無通電状態で
あるときは、パイロット圧はばね室21a,21bに加
えられ、スプール弁6は中立位置に保持される。
【0018】今、一方の例えば電磁チェック弁4aに通
電した場合、プランジャ22aは引き上げられ、バルブ
シート28aから離れ、プランジャ室23aはドレーン
通路27aに通じる。バルブシート28aの孔径は固定
オリフィス25aよりも大径であり、従ってプランジャ
室23a及びばね室21aは減圧され、他方のばね室2
1bとの間に圧力差を生じ、これによりスプール弁6は
左方に移行する。この場合のスプール弁移行速度は、ば
ね室21aの減圧速度と、ばね室21bへのパイロット
液の流入速度により決定され、これはニードル弁26
a,26bの絞り量により決定される。
【0019】次に電磁チェック弁4aの通電を切ると、
プランジャ22aは戻りバルブシート28aに密着し、
プランジャ室23aとドレーン通路27aとを遮断す
る。これによりばね室21aの圧力は上昇する。ただし
この場合、ばね室21aに流入する油はニードル弁26
aにより絞られており、スプール弁6の中立位置への移
行速度は絞り量に応じて移行する。
【0020】すなわちニードル弁26a,26bの絞り
量を調整することにより、スプール弁6の切り換え移行
速度を任意に変更することができ、スプール弁の切り換
え時に発生する油圧ショックを防止することができる。
【0021】
【考案の効果】以上の如く本考案によるときは、スプー
ル弁を押圧する復帰ばねを収納するばね室に圧力液を供
給するパイロット通路にニードル弁を設け、パイロット
通路を絞り、ばね室に流れる圧力油量を外部から調整す
るようにしたから、スプール弁の切り換え移行速度を簡
単に調整することができ、スプール弁の切り換え時に発
生する油圧ショックを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の電磁方向切換弁の縦断面図である。
【図2】電磁方向切換弁の左端部の拡大縦断面図であ
る。
【図3】本考案の電磁方向切換弁を利用したスタック弁
の平面図である。
【図4】上記スタック弁の回路図である。
【図5】従来の電磁方向切換弁の縦断面図である。
【符号の説明】
1 電磁方向切換弁 4a 電磁チェック弁 4b 電磁チェック弁 5 バルブボディ 6 スプール弁 20a 復帰ばね 20b 復帰ばね 21a ばね室 21b ばね室 24a パイロット通路 24b パイロット通路 26a ニードル弁 26b ニードル弁 27a ドレーン通路 27b ドレーン通路

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バルブボディの両側に電磁チェック弁を
    備え、スプール弁両側にはそれぞれ所要の液圧を有する
    パイロット通路に連なり、かつスプール中立位置保持用
    復帰ばねを収納するばね室を形成し、左右のパイロット
    液圧によりスプール弁を中立位置に保持すると共に、上
    記電磁チェック弁の作動によりパイロット通路をドレー
    ン通路に開放し、一方のばね室のパイロット圧を減圧し
    スプール弁を移行する電磁方向切換弁において、上記パ
    イロット通路には油通過面積を加減するニードル弁を設
    け、上記ばね室に流入するパイロット液の流量を調整
    し、スプールの移行速度を調整可能としたことを特徴と
    する電磁方向切換弁。
JP4328091U 1991-05-14 1991-05-14 電磁方向切換弁 Expired - Lifetime JP2506965Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4328091U JP2506965Y2 (ja) 1991-05-14 1991-05-14 電磁方向切換弁

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4328091U JP2506965Y2 (ja) 1991-05-14 1991-05-14 電磁方向切換弁

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04127482U JPH04127482U (ja) 1992-11-19
JP2506965Y2 true JP2506965Y2 (ja) 1996-08-14

Family

ID=31923638

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4328091U Expired - Lifetime JP2506965Y2 (ja) 1991-05-14 1991-05-14 電磁方向切換弁

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2506965Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04127482U (ja) 1992-11-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5535663A (en) Operating valve assembly with pressure compensation valve
EP0869418B1 (en) Pressure regulating valve mounted in base-mounted transfer valve
JPH0419411A (ja) 操作弁装置
US3996840A (en) Control circuit of actuator
JP2506965Y2 (ja) 電磁方向切換弁
JPH02248702A (ja) 圧力補償付液圧弁
JPH07279906A (ja) 油圧制御装置
JP2001193709A (ja) 油圧制御装置
JP3534324B2 (ja) 圧力補償弁
JPH06229402A (ja) 流量方向制御弁装置
JPH0643523Y2 (ja) 建設機械用制御弁
JPH0755361Y2 (ja) 圧力補償弁を有する方向切換弁
JPH043190Y2 (ja)
JPH0627522B2 (ja) 油圧制御装置
JPH0835501A (ja) 多連方向切換弁装置
JPH0640322Y2 (ja) 液体制御装置
JPH0726809Y2 (ja) 手動操作部を有するダブルパイロット形電磁弁
JP2571254Y2 (ja) 減圧弁
JP2544803Y2 (ja) 積層形圧力制御弁
JP3630789B2 (ja) カウンタバランス弁
JPH0132390B2 (ja)
JPH0129281Y2 (ja)
JPH0215090Y2 (ja)
JPH08105406A (ja) 流体制御装置
JPH0612121B2 (ja) 方向切換弁

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term