JPH04127482U - 電磁方向切換弁 - Google Patents

電磁方向切換弁

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JPH04127482U
JPH04127482U JP4328091U JP4328091U JPH04127482U JP H04127482 U JPH04127482 U JP H04127482U JP 4328091 U JP4328091 U JP 4328091U JP 4328091 U JP4328091 U JP 4328091U JP H04127482 U JPH04127482 U JP H04127482U
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spool valve
passage
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史郎 武鹿
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日本スピンドル製造株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電磁方向切換弁のスプール弁切り換え移行速
度を任意に調整し切換時に発生する油圧ショックを防止
する。 【構成】 スプール弁6の両側に形成されるスプール弁
復帰ばねを収納するばね室21a,21bを所用液圧を
有するパイロット通路24a,24bに連通する。この
パイロット通路24a,24bは電磁チェック弁4a,
4bの作動により減圧され、いずれか一方のパイロット
通路の減圧によりスプール弁6は移行する。この構成に
於て、上記パイロット通路24a,24bにニードル弁
26a,26bを設け、上記ばね室に流入するパイロッ
ト液の流量を規制し、スプールの移行速度を調整可能と
する。 【効果】 外部からスプール弁6の切り換え移行速度を
調整することにより切換時に発生する油圧ショックを防
止する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、電磁方向切換弁の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
上記電磁方向切換弁の1例を図5に示す。この電磁方向切換弁50は、センタ ーバイパス型3位置スプール弁を備えた例を示すもので、このスプール弁52を 摺動自在に嵌挿するバルブボディ51の両側にキャップ53a,53bを取り付 ける。このキャップにはスプールを中立位置に保持するための復帰ばね54a, 54bを収納するばね室55a,55bを形成する。
【0003】 またそれぞれのキャップ53a,53bには電磁チェック弁56a,56bを 備え、かつバルブボディ51の排出通路58に連通するパイロット通路57a, 57bを穿孔する。このパイロット通路57a,57bは電磁チェック弁56a ,56bの入口通路59a,59bに連通し、電磁チェック弁56a,56bは キャップ53a,53bにスプール弁とは直角に穿孔したドレーン通路60a, 60bと入口通路59a,59b間を開閉する。61a,61bはパイロット通 路57a,57bに設けた固定オリフィスである。
【0004】 また62a,62bはばね受座であり、ばね室55a,55bはばね受座62 a,62bに形成したオリフィス63a,63bを介してパイロット通路57a ,57bに連通している。 なお、排出通路58はタンクライン64に接続され、タンクライン64にはチ ェック弁65を設け、クラッキング圧力を適宣選定し排出通路58を介してパイ ロット通路57a,57bにパイロット圧を付与している。
【0005】 図中、66は高圧油通路、67a,67bはシリンダポートを示す。その他は 周知構造であり説明を省略する。しかして常時は両ばね室55a,55bには排 出通路58からの液圧(パイロット圧)が付加されており、スプール弁52は復 帰ばね54a,54bの付勢力とにより中立位置を保持している。
【0006】 次にスプール弁52を例えば左方向に移行するに際しては、左側の電磁チェッ ク弁56aを作動し、パイロット通路57aをドレーン通路60aに連通する。 これによりばね室55aは減圧し、反対側のばね室55bに加えられるパイロッ ト圧によりスプール弁52は左方に移動する。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
上記切り換え操作に際してのスプール弁の切り換え速度は、ばね室55aから の液の流出速度及びばね室55bへの液の流入速度により決定される。すなわち スプール弁の切り換え速度はばね室のばね受座62a,62bに設けたオリフィ ス63a,63bの径により決定される。従ってこの速度の調整のためには何種 類かのオリフィス孔を設けたばね座を準備し、キャップを取り外して交換して行 わねばならず、煩雑であると共に調整困難である。
【0008】 本考案は上記の点に鑑みてなされたもので、外部より簡単にばね室へ流入する パイロット流量の調整を可能とすることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための本考案は、上記一方の電磁チェック弁の作動により ばね室のパイロット圧を減圧しスプール弁を移行する電磁方向切換弁において、 上記パイロット通路には油通過面積を加減するニードル弁を設け、上記ばね室に 流入するパイロット液の流量を調整し、スプールの移行速度を調整可能としたも のである。
【0010】
【作用】
スプール弁の切り換え移行速度、すなわち切り換え時に発生するショックは、 ばね室に対する液の供給速度及び排出速度に係わり、パイロット通路に設けたニ ードル弁の外部からの操作によりこの供給排出速度を任意に調整する。
【0011】
【実施例】
図1乃至図4は本考案の実施例を示す。電磁方向切換弁1は弁本体2の両側に キャップ3a,3bを取り付け、それぞれのキャップには電磁チェック弁4a, 4bを取り付けてなる。弁本体2はバルブボディ5にスプール弁6を摺動可能に 嵌挿したもので、このスプール弁6はセンターバイパス型3位置構造とした例を 示す。7はバイパス部、8は高圧通路、9はこの高圧通路8と供給ポート10と の間に設けられるロードチェック弁、11a,11bはシリンダポート、また1 2はタンクポート13に連なる排出通路である。このタンクポート13に連なる タンクライン14には、図3及び図4に示す如くインレットカバー30にはチェ ック弁34を設け、クラッキング圧力を適宣選択し、排出通路12に後述するス プール弁6を操作するための背圧すなわちパイロット圧が加えられている。
【0012】 なおスプール弁6の構造及び作動は周知構造のものと同一であり、説明を省略 する。
【0013】 スプール弁6の両端はキャップ3a,3b内に突出し、キャップ3a,3bに はスプール弁6を常時中立位置に保持するための復帰ばね20a,20bが設け られ、各復帰ばね20a,20bを収納するばね室21a,21bは電磁チェッ ク弁4a,4bのプランジャ22a,22bの先端を収納するプランジャ室23 a,23bに連通している。このキャップ3a,3bにはそれぞれバルブボディ 5の排出通路12とプランジャ室23a,23bとを連通するパイロット通路2 4a,24bを穿孔し、パイロット通路と排出通路12との接続部には固定オリ フィス25a,25bを形成する。
【0014】 本考案は、このパイロット通路24a,24bにそれぞれ外部から操作を可能 としたニードル弁26a,26bを横切るように設け、締め付けたときはパイロ ット通路24a,24bを閉じ、引き上げるに従ってニードル弁のテーパ部によ りパイロット通路は徐々に開口量を増すようになっている。 なお前記電磁チェック弁4a,4bのプランジャ22a,22bは常時はそれ ぞれドレーン通路27a,27bに連なるバルブシート28a,28bに当接し てプランジャ室とドレーン通路とを遮断している。なお、バルブシート28a, 28bに穿孔されている孔は、固定オリフィス25a,25bより大径に形成さ れている。
【0015】 図4はこの電磁方向切換弁1の回路図を示す。ただし図は3個の該切換弁1, 1,1を積層してスタック弁とした例を示し、一方にインレットカバー30、他 方にエンドカバー31を取り付け、インレットカバー30にはリリーフ弁32と 、タンクポート33には前述のチェック弁34を設けたものである。図中、8は 高圧ライン、36a,36bはドレンラインである。
【0016】 上記構成において、インレットカバー30のポンプポート37から圧油が送り 込まれると、各電磁方向切換弁1のスプール弁6の中立位置にあっては、バイパ ス部7を通り、エンドカバー31を経てタンクライン14を通りチェック弁34 によりパイロット圧を発生し、タンクTへ戻る。このパイロット圧はバルブボデ ィ5内の排出通路12から固定オリフィス25a,25bを経てパイロット通路 24a,24bに伝達される。
【0017】 このパイロット通路24a,24bのそれぞれのニードル弁26a,26bを 適宣緩めて絞り量を開放し、かつ電磁チェック弁4a,4bは無通電状態である ときは、パイロット圧はばね室21a,21bに加えられ、スプール弁6は中立 位置に保持される。
【0018】 今、一方の例えば電磁チェック弁4aに通電した場合、プランジャ22aは引 き上げられ、バルブシート28aから離れ、プランジャ室23aはドレーン通路 27aに通じる。バルブシート28aの孔径は固定オリフィス25aよりも大径 であり、従ってプランジャ室23a及びばね室21aは減圧され、他方のばね室 21bとの間に圧力差を生じ、これによりスプール弁6は左方に移行する。 この場合のスプール弁移行速度は、ばね室21aの減圧速度と、ばね室21b へのパイロット液の流入速度により決定され、これはニードル弁26a,26b の絞り量により決定される。
【0019】 次に電磁チェック弁4aの通電を切ると、プランジャ22aは戻りバルブシー ト28aに密着し、プランジャ室23aとドレーン通路27aとを遮断する。こ れによりばね室21aの圧力は上昇する。ただしこの場合、ばね室21aに流入 する油はニードル弁26aにより絞られており、スプール弁6の中立位置への移 行速度は絞り量に応じて移行する。
【0020】 すなわちニードル弁26a,26bの絞り量を調整することにより、スプール 弁6の切り換え移行速度を任意に変更することができ、スプール弁の切り換え時 に発生する油圧ショックを防止することができる。
【0021】
【考案の効果】
以上の如く本考案によるときは、スプール弁を押圧する復帰ばねを収納するば ね室に圧力液を供給するパイロット通路にニードル弁を設け、パイロット通路を 絞り、ばね室に流れる圧力油量を外部から調整するようにしたから、スプール弁 の切り換え移行速度を簡単に調整することができ、スプール弁の切り換え時に発 生する油圧ショックを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の電磁方向切換弁の縦断面図である。
【図2】電磁方向切換弁の左端部の拡大縦断面図であ
る。
【図3】本考案の電磁方向切換弁を利用したスタック弁
の平面図である。
【図4】上記スタック弁の回路図である。
【図5】従来の電磁方向切換弁の縦断面図である。
【符号の説明】
1 電磁方向切換弁 4a 電磁チェック弁 4b 電磁チェック弁 5 バルブボディ 6 スプール弁 20a 復帰ばね 20b 復帰ばね 21a ばね室 21b ばね室 24a パイロット通路 24b パイロット通路 26a ニードル弁 26b ニードル弁 27a ドレーン通路 27b ドレーン通路

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バルブボディの両側に電磁チェック弁を
    備え、スプール弁両側にはそれぞれ所要の液圧を有する
    パイロット通路に連なり、かつスプール中立位置保持用
    復帰ばねを収納するばね室を形成し、左右のパイロット
    液圧によりスプール弁を中立位置に保持すると共に、上
    記電磁チェック弁の作動によりパイロット通路をドレー
    ン通路に開放し、一方のばね室のパイロット圧を減圧し
    スプール弁を移行する電磁方向切換弁において、上記パ
    イロット通路には油通過面積を加減するニードル弁を設
    け、上記ばね室に流入するパイロット液の流量を調整
    し、スプールの移行速度を調整可能としたことを特徴と
    する電磁方向切換弁。
JP4328091U 1991-05-14 1991-05-14 電磁方向切換弁 Expired - Lifetime JP2506965Y2 (ja)

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