JPH0221659Y2 - - Google Patents

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JPH0221659Y2
JPH0221659Y2 JP15587484U JP15587484U JPH0221659Y2 JP H0221659 Y2 JPH0221659 Y2 JP H0221659Y2 JP 15587484 U JP15587484 U JP 15587484U JP 15587484 U JP15587484 U JP 15587484U JP H0221659 Y2 JPH0221659 Y2 JP H0221659Y2
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spool
pressure oil
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notch
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、カウンタバランス弁に関し、特に
アクチユエータが接続される油圧回路に用いられ
アクチユエータの作動速度を制御するのに用いる
ものに関する。
〔従来の技術〕
従来、上記のカウンタバランス弁には特開昭57
−40173号公報に開示されているものがあつた。
このカウンタバランス弁2は、第5図に示すよう
に、調圧用リリーフ弁6付き油圧ポンプ8から加
圧油を油圧切換弁10を介して油圧アクチユエー
タ12に供給する油圧回路において、油圧切換弁
10と油圧アクチユエータ12とをつなぐ給排流
路14,16中に設けられている。このカウンタ
バランス弁2は、スプール18を切換位置から中
立位置に復帰させるときの速度を絞り20によつ
て遅くして、滑めらかなカウンタバランス機能を
果すものである。なお、22は油圧タンク、24
は主チエツク弁、26はパイロツトチエツク弁で
ある。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、上記のカウンタバランス弁2では、ス
プール18が復帰するときの速度を固定絞り20
によつて制御しているので、このスプール18の
復帰速度が早すぎるとハンチングを生じるため、
その開口面積を小さくしなければならず、開口面
積を小さくすればスプール18の復帰がおくれア
クチユエータ12にブレーキを作用させるとき、
アクチユエータ12にキヤビテーシヨンが発生す
る。このため慣性負荷の大きい油圧回路では、キ
ヤビテーシヨンによつてアクチユエータが破損す
るおそれがある。従つて、このカウンタバランス
弁2は、慣性負荷の小さな油圧回路にしか使用で
きないという問題点があつた。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の問題点を解決するための手段は、弁体内
に圧油給排流路とアクチユエータ流路とを設け、
上記弁体内にスプール嵌入孔を形成し、このスプ
ール嵌入孔に逆止弁を備えたスプールを摺動自在
に嵌入し、上記スプールをその両端に設けたばね
で中立位置に保持し、上記室と上記圧油給排流路
との間に逆止弁と第1絞りとを設けたカウンタバ
ランス弁において、上記スプール嵌入孔に開口し
上記圧油給排流路に接続した通路を設け、この通
路中に第2絞りを介在させ、上記スプールに上記
圧油給排流路と上記アクチユエータ流路とを接続
するノツチを有する制御ランドを設け、上記スプ
ールが中立位置から切換位置に摺動するとき、そ
の摺動方向の上記ノツチが上記圧油給排流路との
間を第1開口面積で接続する位置に達するまで上
記スプールの摺動方向の室を上記圧油給排流路に
第1及び第2絞りを介して接続する第1切欠と、
上記スプールが切換位置から中立位置に復帰する
とき復帰方向の上記室を上記摺動方向のノツチが
上記圧油給排流路との間を第2開口面積で接続す
る位置まで第1及び第2絞りを介して上記圧油給
排流路に接続する第2切欠とを、上記スプールの
両端に設けてなるものである。
〔作用〕
上記の手段によれば、スプールが中立位置から
切換位置に摺動するとき、ノツチが圧油給排流路
との間を、サージ圧力の発生を防止し得る第1開
口面積で接続する位置に達するまでスプールの摺
動方向の室は圧油給排流路に第1及び第2絞りを
介してスプールを早く移動させ駆動時のサージ圧
力の発生を防止すると共にそれ以後、第1絞りの
みを介して接続し、ハンチングの発生を防止す
る。
また、スプールが切換位置から中立位置に復帰
するとき、復帰方向の室は摺動方向のノツチが圧
油給排流路との間をキヤビテーシヨンを防止する
ために必要な第2開口面積で接続する位置まで第
1及び第2絞りを介して圧油給排流路に接続さ
れ、それ以後、第1絞りのみを介して接続し、ア
クチユエータ停止時の衝撃圧力を小さくするもの
である。
〔実施例〕
この実施例は、第1図及び第2図に示すように
弁体30を有する。この弁体30内には、その長
さ方向に沿つて貫通したスプール嵌入孔32が形
成されている。このスプール嵌入孔32の所定位
置には、それぞれアクチユエータ流路34,36
及び圧油給排流路38,40が形成されている。
なお、アクチユエータ流路34,36は、油圧モ
ータ41に接続されており、圧油給排流路38,
40は、油圧切換弁42を介して油圧ポンプ44
に接続されている。46は調圧用リリーフ弁で、
油圧ポンプ44に付属しているものである。
スプール嵌入孔32には、スプール48がその
長さ方向に摺動可能に嵌入されている。このスプ
ール48の両端部は、弁体30の両端より突出し
ており、この突出部を包囲するように、弁体30
の両端部には、それぞれ室50,52が形成され
ている。これら室50,52内には、それぞれコ
イルばね54,56が設けられており、スプール
48をその中立位置に保持している。
スプール48内には逆止弁58,60が設けら
れており、圧油給排流路38,40の圧油をアク
チユエータ流路34,36側に供給する。また、
スプール48の外面には、アクチユエータ流路3
4と圧油給排流路38とを接続する制御ランドド
62及びアクチユエータ流路36と圧油給排流路
40とを接続する制御ランド64が設けられてい
る。これら制御ランド62,64にはノツチ6
6,68が形成されている。そして、ノツチ66
は、スプール48が第1図及び第2図において左
方へX0だけ摺動したとき、アクチユエータ流路
34と圧油給排流路38とを接続し、その接続面
積(開口面積)は、さらに左方に摺動するに従つ
て大きくなる。同様に、ノツチ68はスプール4
8が両図において右方へX0だけ摺動したとき、
アクチユエータ流路36と圧油給排流路40とを
接続し、その接続面積はさらに右方に向うに従つ
て大きくなる。
圧油給排流路38は、並列に接続した第1絞り
70と逆止弁72とを介して室50に接続されて
おり、同様に圧油給排流路40は、並列に接続し
た第1絞り74と逆止弁76とを介して室52に
接続されている。
弁体30の両端部近傍におけるスプール嵌入孔
32の周囲には、それぞれ環状の溝78,80が
形成され、これら溝78,80は、第2絞り8
2,84を介して圧油給排流路38,40に接続
されている。また弁体30の両端部におけるスプ
ール嵌入孔32の周囲には、それぞれ室50,5
2と連通する環状の溝86,88が形成されてい
る。これら溝78と86とをスプール48の中立
位置で接続し、スプール48が左方へX1(X1>
X0)だけ摺動した以後は、両者をしや断するよ
うにスプール48の左端部に第1切欠90が形成
されている。同様に溝80と88とをスプール4
8の中立位置で接続し、スプール48が右方へ
X1だけ摺動した以後は、両者をしや断するよう
にスプール48の右端部に第1切欠92が形成さ
れている。
また、スプール48の左端部には、第2切欠9
4も設けられている。これは、スプール48が右
方の切換位置にあるとき、溝86,78を接続
し、中立位置に向つて復帰する際、スプール48
のストロークがX3(X3>X1)になつた以後、溝
86,78をしや断する位置に設けられている。
同様に、スプール48の右端部にも、第2切欠9
6が設けられている。これはスプール48が左方
の切換位置にあるとき、溝80,88を接続し、
中立位置に向つて復帰する際、スプール48のス
トロークがX3になつた以後、溝80,88をし
や断する位置に設けられている。
このように構成したカウンタバランス弁は、次
のように動作する。今、油圧切換弁42及びカウ
ンタバランス弁は共に中立位置にあるとする。こ
の状態において、油圧切換弁42を左側に示す動
作位置に切換えると、油圧ポンプ44から油圧切
換弁42を介して圧油給排流路38に圧油が供給
される。この圧油は逆止弁58を開いてアクチユ
エータ流路34を介して油圧モータ41の吸入側
に達する。同時に、圧油は逆止弁72を介して室
50にも供給され、スプール48を室52内のコ
イルばね56の押圧力に抗しながら右側へ摺動さ
せる。第3図に示すようにスプール48のストロ
ークがX0に達すると、アクチユエータ流路36
と圧油給排流路40とがノツチ68を介して接続
され、油圧モータ41の排出側から圧油が油圧切
換弁42側に排出される。このとき、第4図に示
すように室52内の圧油は、第1切欠92によつ
て第1絞り74、第2絞り84を介して油圧切換
弁42側へ排出される。
そして、スプール48のストロークがX1に達
したとき、ノツチ68の開口面積が第3図に示す
ようにA1となり、同時に第1切欠92が溝80,
88をしや断するので、以後室52からの圧油の
排出は第4図に示すように第1絞り74のみによ
つて行なわれ切換位置に向かう。これによつて、
ハンチングは生じない。なお、開口面積は、スプ
ール48の摺動に従つて徐々に大きくなつてい
く。
スプール48が右側の切換位置に到達した状態
では、第2切欠94が溝78,86を接続してい
る。この状態で油圧切換弁42を中立位置に戻す
と、コイルばね56の押圧力によつてスプール4
8は左側へ摺動を開始する。このとき、室50内
の圧油は第1絞り70及び第2絞り84を介して
油圧切換弁42側へ排出される。また、開口面積
は、スプール48の摺動に従つて徐々に小さくな
る。
スプール48のストロークがX3になつたとき、
開口面積は第3図に示すようにA2となり、同時
に第2切欠92が環状溝80,82から外れ、両
者をしや断し、以後、第1絞り70のみによつて
圧油の排出が行なわれる中立位置に向かう。これ
によつて、キヤビテイシヨンは生じない。
左方に切換える場合も上述したのと同様に動作
する。
〔効果〕
以上述べたように、この考案によれば、中立位
置から切換位置へ、あるいは切換位置から中立位
置へスプールを摺動させるとき、その作動速度と
その時の開口面積とをそれぞれ別個に設定できる
ので、ハンチング及びキヤビテーシヨンを防止す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案によるカウンタバランス弁の
1実施例の縦断面図、第2図は同実施例の横断面
図、第3図は同実施例のストロークと開口面積と
の関係を示す図、第4図は同実施例のストローク
と絞りとの関係を示す図、第5図は従来のカウン
タバランス弁の回路図である。 30……弁体、32……内孔、34,36……
アクチユエータ流路、38,40……圧油給排流
路、48……スプール、50,52……室、5
4,56……ばね、58,60……逆止弁、6
2,64……制御ランド、66,68……ノツ
チ、70,74……第1絞り、82,84……第
2絞り、90,92……第1切欠、94,96…
…第2切欠。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 弁体内に圧油給排流路とアクチユエータ流路と
    を設け、上記弁体内にスプール嵌入孔を形成し、
    このスプール嵌入孔に逆止弁を備えたスプールを
    摺動自在に嵌入し、上記スプールをその両端に設
    けたばねで中立位置に保持し、上記室と上記圧油
    給排流路との間に逆止弁と第1絞りとを設けたカ
    ウンタバランス弁において、上記スプール嵌入孔
    に開口し上記圧油給排流路に接続した通路を設
    け、この通路中に第2絞りを介在させ、上記スプ
    ールに上記圧油給排流路と上記アクチユエータ流
    路とを接続するノツチを有する制御ランドを設
    け、上記スプールが中立位置から切換位置に摺動
    するときその摺動方向の上記ノツチが上記圧油給
    排流路との間を第1開口面積で接続する位置に達
    するまで上記スプールの摺動方向の室を上記圧油
    給排流路に第1及び第2絞りを介して接続する第
    1切欠と、上記スプールが切換位置から中立位置
    に復帰するとき復帰方向の上記室を上記摺動方向
    のノツチが上記圧油給排流路との間を第2開口面
    積で接続する位置まで第1及び第2絞りを介して
    上記圧油給排流路に接続する第2切欠とを、上記
    スプールの両端に設けてなるカウンタバランス
    弁。
JP15587484U 1984-10-15 1984-10-15 Expired JPH0221659Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH10325478A (ja) * 1997-05-26 1998-12-08 Nabco Ltd カウンタバランス弁

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JP3549124B2 (ja) * 1994-10-18 2004-08-04 株式会社小松製作所 カウンタバランス弁
JP2007032788A (ja) * 2005-07-29 2007-02-08 Shin Caterpillar Mitsubishi Ltd 走行式作業機械の流体圧制御装置及び走行式作業機械の流体圧制御方法

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