JPH0722499Y2 - 電磁比例圧力制御弁を備えたクラッチ作動回路 - Google Patents

電磁比例圧力制御弁を備えたクラッチ作動回路

Info

Publication number
JPH0722499Y2
JPH0722499Y2 JP1990003890U JP389090U JPH0722499Y2 JP H0722499 Y2 JPH0722499 Y2 JP H0722499Y2 JP 1990003890 U JP1990003890 U JP 1990003890U JP 389090 U JP389090 U JP 389090U JP H0722499 Y2 JPH0722499 Y2 JP H0722499Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
actuator
spool
port
clutch
pressure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1990003890U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0396437U (ja
Inventor
晃 稲葉
Original Assignee
株式会社ゼクセル
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社ゼクセル filed Critical 株式会社ゼクセル
Priority to JP1990003890U priority Critical patent/JPH0722499Y2/ja
Publication of JPH0396437U publication Critical patent/JPH0396437U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0722499Y2 publication Critical patent/JPH0722499Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、例えば自動車や農作業車のクラッチ制御に用
いられるクラッチ作動回路に係り、特に電磁比例圧力制
御弁を備えた作動回路に関する。
[従来の技術] 自動車や農作業車のクラッチ制御には、電磁比例圧力制
御弁を備えた油圧作動回路が多く採用される。この場合
の電磁比例圧力制御弁(以下、単に「電磁弁」という)
の例としては、特開昭64−69878号公報に示されるもの
がある。
この電磁弁の基本原理について第5図を用いて簡単に説
明する。この電磁弁は、ポンプポートP、アクチュエー
タポートA、タンクポートTを有したハウジング101を
備えている。ハウジング101には、軸方向摺動自在にス
プール102が収容されている。そして、スプール102が軸
方向一方側(図中左方)に移動した際には、ポンプポー
トPとアクチュエータポートAとを連通すると共にアク
チュエータポートAとタンクポートTとを遮断し、スプ
ール102が軸方向他方側(図中右方)に移動した際に
は、ポンプポートPとアクチュエータポートAとを遮断
すると共にアクチュエータポートAとタンクポートTを
連通するようになっている。
このスプール102の一方の端部には、スプール102を軸方
向一方側(図中左方)に移動させる電磁アクチュエータ
機構103が設けられている。また、スプール102の他方の
端部には、スプール102を軸方向他方側(図中右方)に
付勢するスプリング104が設けられている。また、この
スプール102には、アクチュエータポートAの圧力PA
受けることによりスプール102を軸方向他方側(図中右
方)に移動させる受圧面102aが形成されている。
そしてこの電磁弁は、受圧面102aにアクチュエータポー
ト圧力PAがフィードバックされることにより生じるスプ
ール押し力(図中右向きの力)と、スプリング104によ
るスプール押し力(図中右向きの力)と、電磁アクチュ
エータ機構103によるスプール押し力(図中左向きの
力)とのバランスにより、スプール102の位置が決まっ
て、アクチュエータポートAとポンプポートPとの連通
開度が調整され、それによりアクチュエータポートの圧
力PAが制御されるようになっている。
この電磁弁をクラッチ制御に用いる場合は、第5図に示
すように、アクチュエータポートAにクラッチ作動用ア
クチュエータ106を接続し、ポンプポートPにポンプ107
を接続し、コンクポートTをタンク108に接続して、ア
クチュエータ作動回路を構成する。
この作動回路においては、クラッチ作動用アクチュエー
タ106に圧油を供給してクラッチプレッシャプレート
(アクチュエータのプランジャに相当する)109を移動
し、それによりクラッチ摩擦板110を互いに押し付け合
わせて、クラッチ接続状態を得る。また、アクチュエー
タ106の油圧を解放することにより、バネ111の力でクラ
ッチプレッシャプレート109をクラッチ切断位置に移動
し、それによりクラッチ切断状態を得る。
上記の動作を、第4図を用いてさらに詳細に述べると、
クラッチ切断状態においては、アクチュエータ106のプ
ランジャ(クラッチプレッシャプレート109)は、戻し
バネ111の作用でクラッチ切断位置に後退している。こ
の状態からクラッチを接続する場合、まず第4図に示す
ように、電磁弁に大きい電流i1を供給して電磁弁を最大
に開き、アクチュエータ106に多量の圧油を供給してプ
ランジャ(クラッチプレッシャプレート109)をクラッ
チ摩擦板110に接触させる。
この段階では、アクチュエータポートAには、流路抵抗
や摩擦抵抗等の圧力しか作用せず、圧力はP1となる(第
4図参照)。そして、プランジャ(クラッチプレッシャ
プレート109)がクラッチ板110に達したところで、今度
は一定量供給制御から圧力制御に切り替える。
すなわち、油圧を制御圧力に設定すべく、電流値をi1
らi2に落とす。すると、若干の応答遅れ時間tを経て、
アクチュエータポートAの圧力PAと電磁力とがバランス
し、アクチュエータポート圧力PAが制御圧力PSとなる。
この電磁弁の応答遅れ時間tは、スプール102が最大開
位置からバランス位置まで移動するに要する時間であ
り、アクチュエータポート圧力PAの大きさ、すなわちフ
ィードバック力に依存する。
[考案が解決しようとする課題] ところで、従来では、クラッチ作動用アクチュエータ10
6に一定量の油をできるだけ速く供給するため、圧力損
失を小さく押えるようにしていた。しかし、上述のよう
にアクチュエータ106に一定量の油を供給して、その後
即座に圧力制御に移行するような場合は、一定量供給時
においてスプール102の受圧面102aに作用する圧力(フ
ィードバック力)がP1と小さいため、圧力制御に移行す
る際の応答遅れ時間tが長くなったり、ばらついたりし
やすいという問題があった。
本考案は、上記事情を考慮し、圧力制御に移る際の応答
性及び安定性を高めることのできる、電磁比例圧力制御
弁を備えたクラッチ作動回路を提供することを目的とす
る。
[課題を解決するための手段] 本考案のクラッチ作動回路では、電磁アクチュエータ機
構が、クラッチ接続動作開始時に初期電流の供給を受け
て上記スプールを制御することにより圧油クラッチ作動
用アクチュエータに供給し、クラッチプレッシャープレ
ートがクラッチ板に達した時に、上記初期電流より小さ
い制御電流の供給を受けて油圧を制御するものであり、
さらに、電磁比例圧力制御弁のアクチュエータポートに
は、絞り孔を有するネジが捩込まれていることを特徴と
している。
[作用] 上記構成の作動回路においては、絞りを設けたことによ
り、作動油を一定量供給する時間は多少長くなるもの
の、そのときのアクチュエータポートの圧力が最初から
高くなる。したがって、圧力制御に移る際のフィードバ
ック力が大きくなり、スプールがバランス位置に即座に
移動する。よって、電磁弁の応答遅れ時間が短くなり、
かつばらつきが生じにくくなる。また、絞り孔を有する
ねじがアクチュエータポートに捩込まれているので、ス
プール受圧面と絞り孔との距離を短くでき、ひいては両
者の間の容積を小さくできる。その結果、初期電流に対
応してアクチュエータに残留していた高圧を、スプール
のバランス位置への復帰に用いた後、短時間で低下させ
ることができ、より一層電磁弁の応答遅れ時間を短くで
きる。また、その設置および取り外しが簡単である。
[実施例] 以下、本考案の一実施例を図面を参照しながら説明す
る。
第1図は本考案の一実施例の作動回路クラッチ作動回路
に用いられている電磁比例圧力制御弁(電磁弁)1の具
体的構造を示す断面図であり、第2図は同電磁弁1を用
いて構成した作動回路の系統図である。
この電磁弁1は、第1図に示すように、中空のハウジン
グ2と、このハウジング2に摺動自在に収容された一対
のスプール3、3と、ハウジング2の軸方向両端面に配
置され各スプール3、3をそれぞれ独立して移動制御す
る一対の電磁アクチュエータ機構4、4と、を備えてい
る。この電磁弁1は同図に示すように左右対称に形成さ
れている。
ハウジング2には、直線的に延びてハウジング2の両端
面に開口する挿入孔11が形成されている。挿入孔11の内
周面の軸方向中央部には環状溝12が形成され、この環状
溝12を境にして、挿入孔11の内面は左右対称形状に形成
されている。すなわち、中央の環状溝12から所定間隔毎
に各開口端方向に順次、第1の環状溝13、第2の環状溝
14、第3の環状溝15が形成され、開口端には環状凹部16
が形成されている。各環状溝12・13間、13・14間、14・
15間、及び環状溝15と環状凹部16との間には、それぞれ
スプール3の外周面の摺動する摺動面17、18、19、20が
形成されており、摺動面17、18が内径よりも摺動面19、
20の内径の方が僅かに大きく形成されている。
ハウジング2には、流量調整弁200(第2図参照)を介
してポンプ7に接続された2つのポンプポートP、P
と、前進クラッチ作動用アクチュエータ106a及び後進ク
ラッチ作動用アクチュエータ106bにそれぞれ接続された
2つのアクチュエータポートA、Aと、タンク8に接続
されたタンクポートTが形成されており、タンクポート
Tは上記第1の環状溝13に連通し、各アクチュエータポ
ートAは各第2の環状溝14に連通し、各ポンプポートP
は各第3の環状溝15に連通している。なと、タンクポー
トTはひとつにまとめられている。
一方、スプール3の外周面には、所定の間隔で環状溝が
形成されており、ハウジング2への挿入端部及び各環状
溝間には、挿入端側から順次ランド21、22、23、24が形
成されている。ランド21、22の外径寸法D1は、ランド2
3、24の外径寸法D2より僅かに小さく形成されている。
そして、ランド21、22、23、24がそれぞれハウジング2
側の摺動面17、18、19、20を摺動するように、スプール
3がハウジング2内部に収容されている。
上記構成により、左側のスプール3は、図中右に移動す
ることにより、ポンプポートPとアクチュエータポート
Aとを連通すると共にアクチュエータポートAとタンク
ポートTとを遮断する。また、図中左に移動することに
より、ポンプポートPとアクチュエータポートAとを遮
断すると共にアクチュエータポートAとタンクポートT
とを連通する。右側のスプール3はこれと逆の働きをす
る。
各スプール3、3は、互いの対向端間に挿入されたリタ
ーンスプリング31により互いに離れる方向に付勢されて
いる。つまり、左側のスプール3と図中左方に付勢さ
れ、右側のスプール3は図中右方に付勢されている。ま
た、各スプール3、3は、ハウジング2の軸方向両端面
に固定した電磁アクチュエータ機構4、4によって、そ
れぞれ互いに接近する方向に押されるようになってい
る。つまり左側のスプール3は左側の電磁アクチュエー
タ機構4により図中右方に押される。また右側のスプー
ル3は右側の電磁アクチュエータ機構4によって図中左
方に押されるようになっている。
また、各アクチュエータポートA内の油圧は、ランド22
とランド23の外径差により決まる受圧面30にそれぞれ作
用して、左側のスプール3を図中左方に押し、右側のス
プール3を図中右方に押す。
以上のことから、左側のスプール3について言えば、こ
のスプール3は、電磁アクチュエータ4による右向きの
力と、リターンスプリング31及びアクチュエータポート
圧力PAによる左向きの力とがバランスする位置に位置制
御される。その結果、アクチュエータポートAとポンプ
ポートPとの連通開度が調節されて、アクチュエータポ
ート圧力PAが、電磁アクチュエータ機構4に供給される
電流値に比例し制御される。
上記左側の電磁アクチュエータ機構4は、ソレノイド41
と移動鉄心42とを備え、ソレノイド41に通電することに
より移動鉄心42の右方に移動させ、バネ43を介してスプ
ール3を右方に押す。この場合のスプール押し力は、ソ
レノイド41に供給する電流値に比例する。なと、移動鉄
心42の摺動する空間44は外部から密閉されており、この
空間44は、スプール3内に形成した内部通路45や、ハウ
ジング2内に形成した通路46等を介して、タンクポート
Tに通じる第1の環状溝13に連通している。それによ
り、空間44は油で満たされている。また、ハウジング2
の中央部の環状溝12も、スプール3の先端部に設けた絞
り46を介して同じ環状溝13に連通している。なお、以上
の構造は右側半分についても同じであり、よって右側半
分の構造の説明は省略する。
次に本実施例の特徴点を説明すると、本実施例の電磁弁
1においては、上記の構造に加えて、アクチュエータポ
ートAに絞り50が設けられている。すなわち、アクチュ
エータポートAを構成している孔には雌ねじが切られて
おり、この雌ねじに、絞り(絞り孔)50を設けた六角穴
付き小ネジ51がねじ込まれているのである。
そして、この構造の電磁比例圧力制御弁1を用いて、第
2図に示すようなクランチ制御用のアクチュエータ作動
回路が構成されている。
次に、上記回路の作用を説明する。
この回路においては、電磁弁へ通電していない状態で
は、ソレノイド41が非励磁の状態にあるので、左側のス
プール3は左端の初期位置にあり、右側のスプール3は
右端の初期位置にある。第1図はその状態を示してい
る。この位置にスプール3、3があるとき、ポンプポー
トPとアクチュエータポートAとは遮断され、アクチュ
エータポートAとタンクポートTとが連通して、クラッ
チ作動用アクチュエータ106a、106bの油室の圧力は解除
されている。したがって、戻しバネ111の働きでクラッ
チプレッシャプレート109(アクチュエータ106a、106b
のプランジャに相当する)がクラッチ切断位置に保持さ
れ、両クラッチは切断状態にある。
この状態から、前進クラッチを接続する場合は左側の電
磁アクチュエータ機構4に、また後進クラッチを接続す
る場合は右側の電磁アクチュエータ機構4にそれぞれ通
電する。その際、最初はクラッチプレッシャプレート10
9をクラッチ摩擦板110まで一気に移動させるため、第3
図に示すように、大きな電流値i1(初期電流)を電磁シ
クチュエータ機構4に供給して電磁弁1を最大に開く。
そしてアクチュエータ106aまたは106bに一定量の圧油を
供給し、クラッチプレッシャプレート109(プランジ
ャ)をクラッチ摩擦板110に接触させる。
この段階で、アクチュエータポートAには、絞り50が挿
入されていることにより、従来(第4図参照)より高い
圧力P2が作用する。そして、クラッチプレッシャプレー
ト109(プランジャ)がクラッチ摩擦板110に達したとこ
ろで、今度は一定量供給制御から圧力制御に切り替え
る。
すなわち、油圧を制御圧力に設定すべく、電流値をi1
らi2(制御電流)に落とす。すると、若干の応答遅れ時
間tを経て、アクチュエータポートAの圧力PAと電磁力
とがバランスし、アクチュエータポート圧力PAが制御圧
力PSとなる。この場合絞り50が設けられていることによ
り、アクチュエータポートAの圧力は最初から高めの値
P2になっている。したがって、一定量供給制御から圧力
制御に移る際のフィードバック力(上記受圧面に作用す
るアクチュエータポート圧力PA)が大きくなる。よっ
て、スプール3がバランス位置に即座に移動するように
なり、電磁弁の応答遅れ時間が短くなる。また、ばらつ
きが生じにくくなる。その結果、圧力制御に切り替わる
際の応答性及び安定性が高まる。
この状態から、クラッチを切る場合は、電磁弁1への通
電を停止する。そうすると、電磁弁1のスプール3が初
期位置に戻り、ポンプポートPとアクチュエータポート
Aとが遮断されると共にアクチュエータポートAとタン
クポートTとが連通し、クラッチ作動アクチュエータ10
6aまたは106b内の圧油がタンクTに抜け、クラッチプレ
ッシャプレート109(プランジャ)が後退して、クラッ
チ断状態になる。
なお、上記絞り50の大きさは、小さい方がアクチュエー
タポートAの圧力PA、すなわちフィードバック力を高め
る上で有効であるが、あまり小さ過ぎると供給油量が小
さくなり過ぎて、一定量の圧油を速くアクチュエータに
供給することができなくなる。よって、一定量供給する
場合の動作時間と、圧力制御に移る際の応答時間の兼合
いから、得たい特性を考慮して絞り50の大きさを決定す
るのが好ましい。また、上記実施例においては、アクチ
ュエータポートAに絞り50を設けているが、絞り50は、
スプール3の受圧面30から作動アクチュエータに至る油
路中であればどこに設けてもよい。
また、上記実施例においては、実質的に2つの制御弁を
組み込んだ電磁弁を示したが、本考案の適用範囲は勿論
それに限らず、第5図に示した1個のスプールと1個の
電磁アクチュエータ機構を持つ通常の電磁弁にも当然適
用できる。
また、上記実施例においては、電磁アクチュエータ機構
4の移動鉄心42で機械的にスプールを押す形式の電磁弁
を示したが、パイロット室をスプール端部に形成してこ
のパイロット室の圧力を電磁アクチュエータ機構で制御
することにより、スプールに加える力の大きさを制御す
る形式の電磁弁にも、本考案を適用することができる。
[考案の効果] 以上説明したように、本考案の作動回路においては、、
電磁比例圧力制御弁のスプールに形成した受圧面から作
動アクチュエータに至る作動流体通路中に絞りを設けた
ので、アクチュエータポートの圧力が最初から高めにな
り、一定量供給制御から圧力制御に移る際のフィードバ
ック力(上記受圧面に作用するアクチュエータポート圧
力)が大きくなる。したがって、スプールがバランス位
置に即座に移動するようになり、電磁弁の応答遅れ時間
が短くなる。また、ばらつきが生じにくくなる。その結
果、圧力制御に切り替わる際の応答性及び安定性が高ま
る。また、絞り孔を有するネジがアクチュエータポート
に捩込まれているので、スプール受圧面と絞り孔との距
離を短くでき、より一層電磁弁の応答遅れ時間を短くで
きる。また、その設置および取り外しが簡単である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の作動回路に組み込まれた電
磁比例圧力制御弁の詳細断面図、第2図は同実施例の作
動回路の全体構成を示す系統図、第3図(a)、(b)
は本考案の作用の説明に供する図、第4図(a)、
(b)は従来例の問題点の説明に供する図、第5図は従
来の電磁比例圧力制御弁の概略を示す断面図である。 1……電磁比例圧力制御弁、2……ハウジング、3……
スプール、4……電磁アクチュエータ機構、A……アク
チュエータポート、P……ポンプポート、T……タンク
ポート、7……ポンプ、8……タンク、30……受圧面、
50……絞り、51……小ネジ(ネジ)、106a,106b……作
動アクチュエータ(クラッチ作動用アクチュエータ)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ハウジングと、このハウジングに摺動自在
    に収容されたスプールと、ハウジングの軸方向端部に配
    置され上記スプールを制御する電磁アクチュエータ機構
    を有し、上記ハウジングには上記スプールに対応して、
    ポンプポートとタンクポートとアクチュエータポートが
    形成され、このアクチュエータポートの圧力が上記スプ
    ールに形成された受圧面に作用することにより生じるス
    プールを軸方向一方側へ押す力と、上記電磁アクチュエ
    ータ機構に通電することにより生じるスプールを軸方向
    他方側に押す力とのバランスにより、上記ポンプポート
    と上記アクチュエータポートの連通開度を調節して、ア
    クチュエータポートの圧力を制御する電磁比例圧力制御
    弁と、 この電磁比例圧力制御弁のアクチュエータポートに接続
    されたクラッチ作動用アクチュエータと、 上記電磁比例圧力制御弁のポンプポートに接続されたポ
    ンプと、 を備えたクラッチ作動回路において、 上記電磁アクチュエータ機構は、クラッチ接続動作開始
    時には初期電流の供給を受けて上記スプールを制御する
    ことにより圧油をクラッチ作動用アクチュエータに供給
    し、クラッチプレッシャープレートがクラッチ板に達し
    た時に、上記初期電流より小さい制御電流の供給を受け
    て油圧を制御するものであり、 上記アクチュエータポートには、絞り孔を有するネジが
    捩込まれていることを特徴とする電磁比例圧力制御弁を
    備えたクラッチ作動回路。
JP1990003890U 1990-01-22 1990-01-22 電磁比例圧力制御弁を備えたクラッチ作動回路 Expired - Lifetime JPH0722499Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990003890U JPH0722499Y2 (ja) 1990-01-22 1990-01-22 電磁比例圧力制御弁を備えたクラッチ作動回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990003890U JPH0722499Y2 (ja) 1990-01-22 1990-01-22 電磁比例圧力制御弁を備えたクラッチ作動回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0396437U JPH0396437U (ja) 1991-10-02
JPH0722499Y2 true JPH0722499Y2 (ja) 1995-05-24

Family

ID=31733228

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1990003890U Expired - Lifetime JPH0722499Y2 (ja) 1990-01-22 1990-01-22 電磁比例圧力制御弁を備えたクラッチ作動回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0722499Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10308910B4 (de) * 2003-02-28 2013-01-17 Linde Material Handling Gmbh Hydraulisches Steuerventil
JP2008138394A (ja) * 2006-11-30 2008-06-19 Yukie Kanbara 排水用具

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2649347B2 (ja) * 1987-03-25 1997-09-03 株式会社小松製作所 クラツチ油圧制御装置
JPS63235732A (ja) * 1987-03-25 1988-09-30 Komatsu Ltd クラツチ油圧制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0396437U (ja) 1991-10-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4259986A (en) Control apparatus for a hydraulic power consumer
JP3451056B2 (ja) 選択的に係合可能な摩擦装置用の多重ゲインのトリムバルブ
KR100476246B1 (ko) 비례압력 제어밸브
JPH06264998A (ja) トランスミッション制御装置用の連結オーバライド装置
US4949752A (en) Thermally compensated noise control device for a solenoid-actuated valve
JP2784836B2 (ja) 電磁切換弁
JPH0722499Y2 (ja) 電磁比例圧力制御弁を備えたクラッチ作動回路
JP2719973B2 (ja) スプール弁
JPS6323402B2 (ja)
JPH05189057A (ja) 直接制御される圧力調節弁
WO2012015679A2 (en) Integrated plastic solenoid module
US4619187A (en) Fluid control for two independent actuators
JP2510475Y2 (ja) 電磁圧力制御弁
JPH0735122Y2 (ja) ショックレスバルブ
JP2002188751A (ja) 圧力制御弁
JP2585339Y2 (ja) 差圧制御バルブ
JPH063232Y2 (ja) 切換弁
JPH0640966Y2 (ja) 電空比例弁
JPS596305Y2 (ja) パイロット操作切換弁
JPH0623810Y2 (ja) 電磁比例制御弁
JPS62113980A (ja) 電磁流体圧弁
JPS649508B2 (ja)
JP2558541Y2 (ja) パイロット用比例電磁式圧力制御弁
JPS633442Y2 (ja)
JPS6136520A (ja) 液圧クラツチ用切換弁