JPS633442Y2 - - Google Patents

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JPS633442Y2
JPS633442Y2 JP1981162368U JP16236881U JPS633442Y2 JP S633442 Y2 JPS633442 Y2 JP S633442Y2 JP 1981162368 U JP1981162368 U JP 1981162368U JP 16236881 U JP16236881 U JP 16236881U JP S633442 Y2 JPS633442 Y2 JP S633442Y2
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JP
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pilot
main switching
port
spool
pressure
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JP1981162368U
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JPS5867166U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、圧力作動油等の作動方向の切換と
その流量調整を行なう方向流量制御弁の改良に係
り、主切換スプールに圧力補償機構を組込み、小
型かつ構成を簡素化した圧力補償型方向流量制御
弁に関する。
ここで圧力補償機能とは、上記制御弁におい
て、例えばアクチユエータの作動中に負荷側で圧
力変動を生じても、制御弁の流量制御部の差圧を
一定に保持し、アクチユエータへの作動油供給量
を一定に保持する機能をいう。従来、この圧力補
償機能を方向流量制御弁に持たせる場合、圧力補
償用の回路を別個のユニツトとして主制御弁回路
に付設しなければならず、回路構成が複雑化する
ほか、製作工程が増しコスト高になる問題があつ
た。
この考案はかかる問題を解決するためになされ
たもので、弁本体内の主切換スプールに圧力補償
機構を内蔵させることにより、小型で回路構成が
簡単な圧力補償型方向流量制御弁となし、主切換
スプールを変位させたとき、供給Pポートと負荷
側からの戻り油路とならない方のTポートへ余剰
油をスプール内で戻して、ばねで決定される弁差
圧を一定に保持させている。
すなわち、この考案は、 弁本体1内の弁孔を主切換スプール10が摺動
して流体の方向切換と流量調整を行なう方向流量
制御弁において、 主切換スプール10の中央部の軸方向に設けた
小径孔11と、 小径孔11の両側に位置してパイロツトスプー
ル13,14を摺動可能に挿入する大径孔12
と、 頭部外周端にコントロールエツジ20を突設し
頭部にオリフイス23を設けたパイロツトスプー
ル13,14と、 パイロツトスプールの頭部を大径孔12の内奥
端に押圧するためのスプリング18と、 主切換スプール10の中央部に設けて小径孔1
1と連通するランド溝15と、 主切換スプール10の両端付近のパイロツトス
プール位置に設けて大径孔12と連通するランド
溝16,17と、 Aポート及びBポートの各々に連通する通路2
5,26に接続され弁孔に臨むパイロツト溝2
7,28と、 主切換スプール10に設け主切換スプールの変
位時にパイロツト溝27,28とパイロツトスプ
ール13,14の内周面と主切換スプール10の
両端を閉塞するエンドプラグ19とで構成したパ
イロツト室21,22内をそれぞれ連通させるパ
イロツト孔24とからなり、 主切換スプール10の変位時にPポートの圧力
は、パイロツト室内圧力とスプリング18力とに
平衡する圧力に保持され、余剰圧油は負荷側から
の戻り油路とならない側のTポートへ流出するよ
う構成されたことを特徴とする圧力補償型方向流
量制御弁である。
以下に、この考案を実施例の図面に基づいて説
明する。第1図はこの考案による方向流量制御弁
の弁本体の縦断面図であり、主切換スプールが中
立位置の場合、第2図は同図面で変位した場合を
示す。
弁本体1は、主切換スプール10が嵌入する弁
孔が中央に穿孔され、ポンプPの圧油が供給され
るPポートが弁孔の中央に周配され、Pポートの
両側にはアークチユエータ2への負荷ポートとし
てAポートとBポートが設けられ、さらに両負荷
ポートの側方にタンク3に接続されるTポートが
配設される構成である。
主切換スプール10は、その中央部に軸方向に
小径孔11が穿孔され、また小径孔11の両端部
に位置してこれと連通する段付型の大径孔12が
穿孔されており、大径孔12内にはパイロツトス
プール13,14がそれぞれ摺動自在に嵌入され
ている。
小径孔11の中央部はランド溝15が開設さ
れ、主切換スプール10の中立時にはPポートと
連通している。
大径孔12にもランド溝16,17が開設さ
れ、主切換スプール10の中立時にそれぞれ、T
ポートに連通する位置にあるが、大径孔12内に
はここでは閉頭筒体のパイロツトスプール13,
14が摺動自在に嵌入されているため閉鎖状態に
ある。
すなわち、各大径孔12には閉頭筒体のパイロ
ツトスプール13,14が、頭部を小径孔11側
にして嵌入され、パイロツトスプール13,14
にスプリング18が挿入され、スプリング18の
他端は主切換スプール10に嵌入されて大径孔1
2を閉鎖するエンドプラグ19に当接し、パイロ
ツトスプール13,14を小径孔11側の大径孔
12端に押圧する構成である。
また、パイロツトスプール13,14は、頭部
の外周端にコントロールエツジ20を突設してお
り、このエツジ20がスプリング18の押圧力で
大径孔12端に当接しており、又、頭部の中央に
は、パイロツトスプール13,14内と大径孔1
2とで構成されるパイロツト室21,22と小径
孔11とを連通させるオリフイス23が穿設され
ている。
次に、大径孔12のエンドプラグ19近くに、
パイロツト孔24が開設されている。そしてA及
びBポートの各々に連通した通路25,26に接
続されて弁孔に臨むパイロツト溝27,28を、
主切換スプール10が中立位置にあるとき、上記
のパイロツト孔24とパイロツト溝27,28と
が連通しない位置に開設し、主切換スプールが変
位したとき、パイロツト孔24,24とパイロツ
ト溝27,28とを介してA又はBポートとパイ
ロツト室21,22が連通してA又はBポートの
圧力を導入する構成を採つている。なお、上記の
通路25,26はA又はBポートの圧油がチエツ
クバルブを経て可変吐出ポンプPの制御部に連通
するよう構成している。
次にこの制御弁の作動を説明すると、まず第1
図の如く中立位置の場合、AポートとBポートの
圧力は、パイロツト溝27,28とパイロツト孔
24,24とが連通していないため、パイロツト
室21,22内の圧力は、オリフイス23を通じ
て導入されるPポート圧力と同圧となる。従つ
て、パイロツトスプール13,14はスプリング
18の力で押され、主切換スプール10内でPポ
ートとTポートとの連絡はパイロツトスプール1
3,14にてブロツクされる。すなわち、Pポー
ト圧力は主切換スプール10、パイロツトスプー
ル13,14の両方にてブロツクされている。
また、弁本体1にTポートに接続された通路2
9,29を設け、これを主切換スプール10の中
立位置において、パイロツト孔24,24に連通
するよう構成することにより、パイロツト室2
1,22がTポートに通じ、パイロツトスプール
13,14がPポートの圧力によつてスプリング
18の力に対抗して変位し、PポートとTポート
に連通させることができる。従つて、Pポート圧
力は主切換スプール10の中立位置時にスプリン
グ18力に平衡した低い圧力でアンロードするこ
とになる。
続いて、主切換スプール10を手動、電磁力、
油圧力等で切換えた場合、例えば、第2図に示す
如く、主切換スプール10を右に変位させた場
合、まず、Pポートがランド溝15によりBポー
トと連通し、圧油がBポートに供給されてアクチ
ユエータ2に流入し、Aポートはランド溝16に
よりTポートと連通し戻り油路となる。右側のパ
イロツト室22は主切換スプール10の変位によ
りパイロツト孔24がパイロツト溝28と連通す
るため負荷されるBポートの圧力が導入される。
従つて、Pポートの圧力は、パイロツト室22
圧力とその室内のスプリング18力とに平衡する
圧力に保持されることになり、余剰圧油はパイロ
ツトスプール14の変位に従つて、負荷側からの
戻り油路とならない側、すなわちBポート側のT
ポートへ流出させられる。この機能により、Pポ
ートと負荷されるBポートの差圧は一定に保持さ
れる。
一方、左側のパイロツト室21は主切換スプー
ル10の変位により、パイロツト孔24とパイロ
ツト溝27とが連通していないため、Pポートの
圧力に等しくなる。そして、パイロツトスプール
13はスプリング18の力によつて小径孔11側
の大径孔12端に押圧されてランド溝16が閉鎖
され、PポートからAポート側のTポートへのバ
イパス流れが生じない。
同様にして、主切換スプール10を左側に変位
させると、Pポートと負荷ポートとなるAポート
との圧力差が一定に保持される。
なお、例えば、オリフイス23の孔をパイロツ
ト孔24より小さくしたり、パイロツト孔24を
複数個とする等、孔の大きさ、抵抗値を適当に選
択することにより、オリフイス23で発生する圧
力差に比しパイロツト孔24で発生する圧力差を
小さくでき、パイロツト室21,22の圧力をほ
とんど負荷ポートA,Bの圧力と同等にすること
ができる。
以上の如く、主切換スプール10に圧力補償機
構を内蔵させることにより、小型化並びに回路の
簡素化が達成され、主切換スプール10を変位さ
せて方向を切換えたとき、圧力供給ポートたるP
ポートと負荷されるA又はBポートとの圧力差を
一定に保持し、負荷変動に関わらず、常に一定流
量を供給し得る方向流量制御弁となる。
【図面の簡単な説明】
第1図と第2図は、この考案による圧力補償型
方向流量制御弁の縦断面図であり、第1図は中立
位置、第2図は変位したときを示す。 図中、1……弁本体、10……主切換スプー
ル、11……小径孔、12……大径孔、13,1
4……パイロツトスプール、15,16,17…
…ランド溝、18……スプリング、19……エン
ドプラグ、20……コントロールエツジ、21,
22……パイロツト室、23……オリフイス、2
4……パイロツト孔、25,26,29……通
路、27,28……パイロツト溝。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 弁本体内の弁孔を主切換スプールが摺動して流
    体の方向切換と流量調整を行なう方向流量弁にお
    いて、主切換スプールの中央部の軸方向に設けた
    小径孔と、小径孔の両側に位置してパイロツトス
    プールを摺動可能に挿入する大径孔と、頭部外周
    端にコントロールエツジを突設し頭部にオリフイ
    スを設けたパイロツトスプールと、パイロツトス
    プールの頭部を大径孔の内奥端に押圧するための
    スプリングと、主切換スプールの中央部に設けて
    小径孔と連通するランド溝と、主切換スプールの
    両端付近のパイロツトスプール位置に設けて大径
    孔と連通するランド溝と、Aポート及びBポート
    の各々に連通する通路に接続され弁孔に臨むパイ
    ロツト溝と、主切換スプールに設け主切換スプー
    ルの変位時にパイロツト溝とパイロツトスプール
    の内周面と主切換スプールの両端を閉塞するエン
    ドプラグとで構成したパイロツト室内をそれぞれ
    連通させるパイロツト孔とからなり、主切換スプ
    ールの変位時にPポートの圧力は、パイロツト室
    内圧力とスプリング力とに平衡する圧力に保持さ
    れ、余剰油圧は負荷側からの戻り油路とならない
    側のTポートへ流出するよう構成されたことを特
    徴とする圧力補償型方向流量制御弁。
JP16236881U 1981-10-29 1981-10-29 圧力補償型方向流量制御弁 Granted JPS5867166U (ja)

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JP16236881U JPS5867166U (ja) 1981-10-29 1981-10-29 圧力補償型方向流量制御弁

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JP16236881U JPS5867166U (ja) 1981-10-29 1981-10-29 圧力補償型方向流量制御弁

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5867166U JPS5867166U (ja) 1983-05-07
JPS633442Y2 true JPS633442Y2 (ja) 1988-01-28

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ID=29954684

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JP16236881U Granted JPS5867166U (ja) 1981-10-29 1981-10-29 圧力補償型方向流量制御弁

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JP (1) JPS5867166U (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5388229A (en) * 1977-01-13 1978-08-03 Masao Yoshino Changable hand operating changing over valve with pressure compensatable means

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5388229A (en) * 1977-01-13 1978-08-03 Masao Yoshino Changable hand operating changing over valve with pressure compensatable means

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JPS5867166U (ja) 1983-05-07

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