JPS649508B2 - - Google Patents

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JPS649508B2
JPS649508B2 JP15936282A JP15936282A JPS649508B2 JP S649508 B2 JPS649508 B2 JP S649508B2 JP 15936282 A JP15936282 A JP 15936282A JP 15936282 A JP15936282 A JP 15936282A JP S649508 B2 JPS649508 B2 JP S649508B2
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spool
solenoid
electromagnetic
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Masato Kunogi
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NIPPON OIRUGYA KK
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は電磁制御弁に関するものであり、特に
スプールがノーマル位置の片側において不連続な
複数位置に段階的に位置決めされ得る多段電磁制
御弁に関するものである。
電磁制御弁の一種に、複数のポートを有する弁
体に軸方向に摺動可能に嵌合されたスプールが、
常にはばね手段によつてノーマル位置に保持さ
れ、電磁駆動装置によつてそのばね手段の抑制力
に抗してノーマル位置から移動させられて複数の
ポートの連通状態、すなわち連通方向や連通面積
を変えるものがあり、方向切換弁、絞り弁、開閉
弁等として使用されている。たとえば、方向切換
弁においてはスプールが択一的に位置決めされる
位置の数によつて3位置切換弁および2位置切換
弁と称されている。3位置切換弁はスプールがば
ね手段によつて常には中立位置に保持され、両側
のソレノイドのいずれかが励磁されることによつ
て中立位置のいずれか片側へ移動させられて弁本
体に設けられた複数のポートの連通状態を切り換
えるものであり、2位置切換弁はスプールがばね
手段によつて片側に寄つた位置に保持されてお
り、ソレノイドが励磁されることによつてもう一
方の側に移動させられて複数のポートの連通状態
を切り換えるものである。また、絞り弁および開
閉弁は常にはばね手段によつてノーマル位置に保
たれているスプールがソレノイドの励磁によつて
移動させられ、流体通路の流路面積を段階的に変
え、または流体通路を開閉するものである。
従来のこの種の電磁制御弁は、ソレノイドの励
磁によつてスプールが、ばね手段によつて通常保
持されているノーマル位置の片側においては、予
め定められている1つの位置にのみ位置決めされ
得るものであつた。もつとも手動操作の方向切換
弁等においては4位置切換弁のようにノーマル位
置の片側の2位置にスプールが位置決めされ得る
ものも知られていたが、電磁制御弁においてはこ
のようなものは知られていなかつたのである。ま
た、電磁制御弁であつても比例制御弁のように弁
子が一定範囲内の任意の連続的な位置に位置決め
され得るものが知られているが、その作動を制御
するための制御回路が複雑となり、このような制
御弁を使用すれば油圧回路、空気圧回路等が高価
となつてしまう欠点があつた。
本発明は上記のような事情を背景として、スプ
ールをノーマル位置の片側において不連続な2位
置以上に段階的に位置決めし得る多段電磁制御弁
を提供することを目的としてなされたものであ
り、本発明の要旨は、複数のポートを有する弁本
体と、その弁本体に嵌合され、軸方向に移動して
複数のポート間の連通状態を変えるスプールと、
その弁子のノーマル位置からの移動を抑制するば
ね手段と、可動鉄芯、ソレノイドおよびそのソレ
ノイドに電力を供給する電気回路を備えてスプー
ルをばね手段の抑制力に抗してノーマル位置から
移動させる電磁駆動手段とを含む電磁制御弁にお
いて、ばね手段を、各々予荷重を与えて配設され
た2個以上のばねを含み、前記スプールが前記ノ
ーマル位置から一方向に移動するにつれて該スプ
ールに各段階間に段差を有して複数段階に増大す
る抑制力を加えるものとするとともに、前記電磁
駆動手段を、各段階間に段差を有して複数段階に
増大し、前記複数段階の抑制力の各々に抜ち勝つ
て前記スプールをステツプ的に移動させ、前記ノ
ーマル位置の一側において不連続な2位置以上に
位置決めする電磁力を発生させるものとし、か
つ、前記スプールを、前記2位置以上の各位置に
おいて前記複数のポートの連通状態を変えるもの
とした点にある。
このようにすれば、スプールをノーマル位置の
片側において不連続な2位置以上に停止させるこ
とが可能となる。一般に、電磁駆動手段の駆動力
の制御は容易ではなく、相当なばらつきが生ずる
ことを避け得ない。そのため、もし、電磁駆動手
段の駆動力もばね手段の抑制力も連続的に変化す
るものであり、両者が釣り合つた位置でスプール
が停止するのであれば、スプールの停止位置は駆
動力のばらつきに応じて種々に変化してしまうこ
ととなる。それに対して、本発明は電磁駆動手段
の駆動力もばね手段の抑制力もそれぞれ段差を有
して複数段階に変化するようにしたものであるた
め、電磁駆動手段の駆動力に相当なばらつきが生
じても、スプールは確実に予定の位置まで移動
し、かつ、その予定の位置を越えて移動すること
はない。その結果、従来手動操作式に限られてい
た多段制御弁を電磁操作式に置き換えることが可
能となり、また、従来複数の電磁制御弁を組み合
わせることによつて達成されていた機能を1個の
電磁制御弁に果たさせることが可能となつて、油
圧回路、空気圧回路等の流体圧回路を単純化し得
る効果が得られるのである。
以下、本発明を電磁方向切換弁に適用した場合
の実施例を図面に基いて詳細に説明する。
第1図は、第2図に示すような記号で表わされ
る4ポート5位置方向切換弁1を示す図である。
第1図において2は弁本体であり、この弁本体2
にはポンプ等の圧力源に接続される圧力ポート
4、タンクに接続されるタンクポート6および油
圧シリンダ等の作用機器に接続される作用ポート
たるAポート8およびBポート10の4つのポー
トが形成されている。そして、これらのポートに
またがつてスプール12が軸方向に摺動可能に設
けられている。スプール12は2個のランド14
および16と、両端の突起18および20とを備
えたものである。
弁本体2の両端にはスプール12と同軸に1個
ずつのソレノイドチユーブ22および24が螺合
により固定されている。ソレノイドチユーブ2
2,24と弁本体2との液密はOリング25によ
つて保持されており、またソレノイドチユーブ2
2,24の弁本体2に螺合された側とは反対側の
端は閉塞されている。これら各ソレノイドチユー
ブ22および24と、スプール12の突起18お
よび20に嵌められたばね座26および28との
間にはコイルスプリング30および32が一定の
予荷重を与えられて配設されている。ばね座2
6,28は、常には弁本体2の段付面に当接して
スプール12を第1図に示す中立位置に保持して
いる。
ソレノイドチユーブ22にはソレノイドピン3
4、可動鉄芯36およびプランジヤ38が直列に
かつ軸方向に移動可能に嵌合されている。これら
ソレノイドピン34、可動鉄芯36およびプラン
ジヤ38とソレノイドチユーブ22との間にはシ
ール部材は設けられておらず、作動油がソレノイ
ドチユーブ22内に流入可能とされており、本方
向切換弁は所謂ウエツトタイプとなつている。プ
ランジヤ38は常には予荷重を与えられたコイル
スプリング40によつて前進方向すなわちスプー
ル12に向かう方向に付勢されており、この前進
の限度はソレノイドチユーブ22の段付部とプラ
ンジヤ38の頭部との間に挾まれたシム42の脱
着によつて調節可能とされている。プランジヤ3
8が前進限度にある状態では、スプール12、ソ
レノイドピン34、可動鉄芯36およびプランジ
ヤ38の間に一定の隙間が存在し、この隙間が消
滅するまでスプール12がコイルスプリング30
の弾性力に抗して移動させられたとき、コイルス
プリング40の予荷重を受けているプランジヤ3
8によつてスプール12の前進が阻止され、スプ
ール12のランド14および16と弁本体2との
間に微小な隙間が生じて圧力ポート4とBポート
10、ならびにタンクポート6とAポート8が絞
られた流路面積で連通させられるようにされてい
る。すなわち本実施例においてはコイルスプリン
グ30とコイルスプリング40とがスプール12
に複数段階に増大し、かつ各段階間に段差を有す
る抑制力を加えるばね手段を構成しているのであ
る。
ソレノイドチユーブ22の外側には合成樹脂層
44で固められたソレノイド46が嵌合されてお
り、スペーサ48およびワツシヤ50を介してナ
ツト52によつて弁本体2に締め付けられてい
る。
以上、弁本体2の左側の構造を詳細に説明した
が、右側も全く対称に構成されており、ソレノイ
ドピン54、可動鉄心56、プランジヤ58、コ
イルスプリング60、シム62、合成樹脂層6
4、ソレノイド66、スペーサ68、ワツシヤ7
0およびナツト72等を備えている。
ソレノイド46は、第3図に示すように2つの
巻線46aおよび46bを備えており、これらの
巻線にはそれぞれ接点74および76が閉じられ
るとき電力が供給されるようになつている。ソレ
ノイド66についても同様である。これらソレノ
イド46,66は上記電気回路、ソレノイドチユ
ーブ22,24および可動鉄芯36,56等と共
にスプール12の電磁駆動手段を構成している。
以上のように構成された方向切換弁1を使用す
れば、従来、第4図のように構成されていた油圧
回路を第5図のように構成することが可能とな
る。すなわち、第4図においてはタンク78から
フイルタ80を経てポンプ82によつて汲み上げ
られた作動油は、4ポート3位置方向切換弁84
を経て油圧モータ86に送られてこれを回転さ
せ、その結果、油圧モータ86から排出される作
動油は方向切換弁84のみならず3ポート2位置
方向切換弁88をも経てタンク78に還流させら
れるようになつており、方向切換弁84が中立状
態(スプール12が中立位置にある状態)から右
または左の状態に切り換えられた直後の一定短時
間およびこれらの状態から中立状態へ切り換えら
れる直前の一定短時間の間は、方向切換弁88が
右側の状態に切り換えられて油圧モータ86から
の排出油の流れが絞り弁90によつて絞られるよ
うになつている。これによつて油圧モータ86は
緩やかに作動を開始し、また、滑らかに作動を停
止するようになるのであり、このようなことは油
圧モータ86によつて駆動される装置に衝撃が加
えられることを防止し、また、その装置の停止位
置を正確に制御する上で有効なのである。しか
し、第4図の場合には方向切換弁84の他に別の
方向切換弁88および絞り弁90を必要とするう
え、これらを接続するための配管や継手部材およ
び制御回路を必要とし、装置が高価となり、ま
た、所要スペースが大きくなるうえ組立作業が面
倒となり、かつ作動油漏れの発生率が増大する不
都合が生ずる。
これに対して本実施例の4ポート5位置方向切
換弁1を使用すれば、油圧モータ86の制御はこ
れ1個によつて行なうことができ、上記のような
不都合が悉く解消されるのである。すなわち、第
3図における接点74が閉じられればソレノイド
46の一方の巻線46aに電力が供給され、その
結果生ずる磁力によつて可動鉄芯36が第1図に
おいて右方へ吸引される。この吸引力は、第11
図に曲線Aで示す傾向を示して変化するのである
が、大きさには相当なばらつきが生ずることを避
け得ない。しかし、線分PQで示すコイルスプリ
ング32の弾性力より小さくなることはない。し
たがつて、可動鉄芯36がソレノイドピン34を
介してスプール12を右方へ押すにつれてスプー
ル12がコイルスプリング32の弾性力に抗して
移動し、ソレノイドピン54および可動鉄芯56
をプランジヤ58に押し付ける。したがつて可動
鉄芯56がプランジヤ58に後退方向の力を加え
ることとなるが、このプランジヤ58はコイルス
プリング60によつて前進方向すなわち左方へ付
勢されており、可動鉄芯36の作動力はいかにば
らついても、コイルスプリング32の弾性力とコ
イルスプリング60の予荷重との和(点Rで表さ
れる)よりは必ず小さくなるようにされているた
め、プランジヤ58を押し戻すには至らず、スプ
ール12は第6図に示すようにソレノイドピン5
4および可動鉄芯56を介してプランジヤ58に
当接した位置で停止する。この位置を第1段停止
位置と称し、この位置へのスプール12の移動を
第1段移動と称することとする。第6図から明ら
かなようにスプール12が第1段停止位置にある
状態ではランド14および16と弁本体2との間
には微小な隙間が生じており、この隙間を経てタ
ンクポート6とBポート10、および圧力ポート
4とAポート8が連通し、ポンプ82から圧送さ
れた作動油は圧力ポート4から上記隙間を経てA
ポート8に至り、Aポート8から油圧モータ86
に供給され、油圧モータ86はゆつくり作動を開
始する。その結果、油圧モータ86から排出され
た作動油はBポート10からランド14と弁本体
2との僅かな隙間を経てタンクポート6に至り、
タンク78へ還流させられる。すなわち、本実施
例においては油圧モータ86に供給される作動油
の流れも油圧モータ86から排出される作動油の
流れも絞られた状態にあり、所謂メータインとメ
ータアウトの両方が実現されているのであるが、
たとえばランド14および16の一方を短くする
ことによつてメータインまたはメータアウトのい
ずれか一方のみを実現することも可能である。第
5図においてはメータアウトが実現された状態が
図示されている。
以上のようにして油圧モータ86がゆつくり作
動を開始して一定短時間の後、第3図における接
点76が閉じられればソレノイド46の残る巻線
46bにも電力が供給され、可動鉄芯36の作動
力が第11図に曲線Bで示す大きさに増大する。
そして、この作動力はコイルスプリング32とコ
イルスプリング60との弾性力の和(線分RSで
表される)に打ち勝つようにされているため、可
動鉄芯36はソレノイドチユーブ22の端壁に当
接するまで移動し、スプール12を第7図に示す
第2段停止位置まで移動させる。その結果、圧力
ポート4とAポート8、ならびにタンクポート6
とBポート10は十分な流路面積で連通させら
れ、ポンプ82から圧送される作動油のほぼ全量
が油圧モータ86に供給されて油圧モータ86は
高速で作動することとなる。
そして、油圧モータ86によつて駆動される装
置が停止位置の近くまで移動したとき第3図にお
ける接点76が開かれ、ソレノイド46bに対す
る電力の供給が断たれる。その結果、可動鉄芯3
6の作動力がコイルスプリング32および60の
弾性力の和より小さくなつてスプール12は第6
図の第1段停止位置に押し戻され、作動油の流れ
は再び絞られることとなつて油圧モータ86の作
動速度が低下させられる。
この状態で一定短時間油圧モータ86が作動さ
せられた後、接点74が開かれソレノイド46に
対する電力の供給が完全に断たれて、スプール1
2がコイルスプリング32の弾性力によつて中立
位置に復帰させられ、油圧モータ86への作動油
の供給が断たれて油圧モータ86が停止させられ
る。
以上の説明から明らかなように、本実施例の方
向切換弁においては、可動鉄芯56の後退限度よ
り手前の位置で可動鉄芯56に当接するプランジ
ヤ58を軸方向に移動可能に設け、これをコイル
スプリング60によつて前進方向に付勢するとい
う極めて簡単な手段によつて、従来3位置の切換
弁であつたものが5位置の切換弁となり、そのう
ちの2位置においては絞り効果が得られることと
なつたのである。
尚、上記の実施例においてはスプール12が第
1段停止位置にある状態においてランド14,1
6と弁本体2との間に微小な隙間が形成されるこ
とによつて絞り効果が得られるようにされていた
が、弁本体2またはランド14,16の一部に溝
または切欠を形成して、スプール12が第1段移
動した際、この溝または切欠を通じて圧力ポート
またはタンクポートと作用ポートとが連通させら
れることによつて絞り効果が得られるようにする
ことも可能であり、この場合にはスプール12の
第1段停止位置が多少不正確であつても正確な絞
り効果が得られる利点が生ずる。
また、接続ポートの数を増してスプールの第1
段および第2段の停止位置への移動によつてこれ
らの接続ポートの連通状態を変えることによつて
更に複雑な作動油の方向切換を行なうことが可能
であり、また、スプールの停止位置はノーマル位
置の片側において3段以上設けることも可能であ
る。更に、スプールの片側にのみ2個以上のばね
を配設してスプールがノーマル位置の片側におい
てのみ複数段に停止させられ得るようにすること
も可能である。
また、ウエツトタイプの電磁方向切換弁におい
てはプランジヤ38,58やコイルスプリング4
0,60を配設することが容易であるため、本発
明はウエツトタイプの電磁方向切換弁に適用する
ことが最も有効であるが、ドライタイプの電磁方
向切換弁に本発明を適用することも可能であり、
ばね手段および電磁駆動手段等も前記実施例のも
のに限定されるわけではない。第8図乃至第10
図に電磁駆動手段の別の実施例を示す。第8図の
ものは切換スイツチ94の切り換えによつてソレ
ノイド96に抵抗98を介して、または介さない
で電流が供給され、結局ソレノイド96を流れる
電流が段階的に変化させられるものである。ま
た、第9図のものはトランス100の2次巻線か
ら複数引き出されたタツプにダイオード101を
介して接点102,104,106等が接続され
ており、これらの接点が択一的に閉じられること
によつてソレノイド108に段階的に異なる電圧
が加えられるものである。なお、110は平滑コ
ンデンサである。また、第10図に示すものはソ
レノイド112が太い巻線112aと細い巻線1
12bとから成るものであり、接点114が閉じ
られたときと接点116が閉じられたときとで電
流量はそれ程変化せず、通電される部分の巻数が
段階的に変化することによつて、起磁力が段階的
に変化するものである。なお、上記各ソレノイド
に供給される電流は交流でも差支えないことは勿
論である。
更に付言すれば、本発明は方向切換弁のみでは
なく、開閉弁に適用して、スプールがノーマル位
置にあるときは流通路が遮断され、第1段停止位
置にあるときには流通路が絞り効果を持つて連通
させられ、第2段停止位置にあるときには流通路
が完全に連通させられるようにすることも可能で
ある。このような開閉弁は所謂ウオータハンマ現
象の発生を防止し得る。更に、絞り弁に適用して
スプールが多段的に移動させられるとき、絞りの
度合が段階的に変化させられるようにすることも
可能であり、更にいちいち例示することはしない
が、本発明の趣旨を逸脱することなく種々の変
形・改良を施した態様で本発明を実施し得ること
は勿論である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例である多段電磁方向
切換弁を示す正面断面図であり、第2図はその切
換弁を記号で示す図である。第3図は第1図に示
す方向切換弁のソレノイドに電力を供給するため
の電気回路の一例を示す回路図である。第4図は
従来の電磁方向切換弁を使用した油圧回路の一例
を示す図であり、第5図は第1図に示した方向切
換弁を使用した場合の油圧回路の一例を示す図で
ある。第6図および第7図は、第1図に示した方
向切換弁のそれぞれ異なる作動状態を示す説明図
である。第8図乃至第10図は、それぞれ本発明
の別の実施例においてソレノイドに電力を供給す
る電気回路を示す図である。第11図は第1図な
いし第3図の多段電磁方向切換弁における磁気吸
引力とコイルスプリングの弾性力との関係を示す
グラフである。 2:弁本体、4:圧力ポート、6:タンクポー
ト、8:Aポート、10:Bポート、12:スプ
ール、22,24:ソレノイドチユーブ、30,
32,40,60:コイルスプリング、34,5
4:ソレノイドピン、36,56:可動鉄芯、3
8,58:プランジヤ、42,62:シム、4
6,66,96,108,112:ソレノイド、
74,76,102,104,106:接点、9
4:切換スイツチ、98:抵抗。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 複数のポートを有する弁本体と、該弁本体に
    嵌合され、軸方向に移動して前記複数のポート間
    の連通状態を変えるスプールと、該スプールのノ
    ーマル位置からの移動を抑制するばね手段と、可
    動鉄芯、ソレノイドおよび該ソレノイドに電力を
    供給する電気回路を備えて前記スプールを前記ば
    ね手段の抑制力に抗して前記ノーマル位置から移
    動させる電磁駆動手段とを含む電磁制御弁におい
    て、 前記ばね手段を、各々予荷重を与えて配設され
    た2個以上のばねを含み、前記スプールが前記ノ
    ーマル位置から一方向に移動するにつれて該スプ
    ールに各段階間に段差を有して複数段階に増大す
    る抑制力を加えるものとするとともに、前記電磁
    駆動手段を、各段階間に段差を有して複数段階に
    増大し、前記複数段階の抑制力の各々に打ち勝つ
    て前記スプールをステツプ的に移動させ、前記ノ
    ーマル位置の一側において不連続な2位置以上に
    位置決めする電磁力を発生させるものとし、か
    つ、前記スプールを、前記2位置以上の各位置に
    おいて前記複数のポートの連通状態を変えるもの
    としたことを特徴とする多段電磁制御弁。
JP15936282A 1982-09-13 1982-09-13 多段電磁制御弁 Granted JPS5950284A (ja)

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