JPH0121259Y2 - - Google Patents

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JPH0121259Y2
JPH0121259Y2 JP2113682U JP2113682U JPH0121259Y2 JP H0121259 Y2 JPH0121259 Y2 JP H0121259Y2 JP 2113682 U JP2113682 U JP 2113682U JP 2113682 U JP2113682 U JP 2113682U JP H0121259 Y2 JPH0121259 Y2 JP H0121259Y2
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JP
Japan
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spool
valve
magnetic material
valve hole
yoke
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JP2113682U
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JPS58123974U (ja
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  • Magnetically Actuated Valves (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は高圧側流路と低圧側流路間の連通を制
御するソレノイドバルブに関するものである。
従来この種のソレノイドバルブは、第1図に示
すように弁孔10を有するバルブ本体11ならび
にこの弁孔10内を摺動するスプール12を磁性
体で構成しているため、これらバルブ構成部材が
磁化されてしまい、油圧系の摩耗によつて生じた
鉄粉が、前記スプール12に吸着されてバイパス
用スリツト13をせまくし、所要の特性が得られ
なくなつたり、また弁孔10内に吸着させた鉄粉
がスプール12の先端面でユニオン14上にかき
落され、これによつてスプール12が必要ストロ
ーク摺動しなくなつたり、またスプール12のス
ムーズな摺動が阻害され、作動不良を生じるおそ
れがあつた。
本考案は従来のこのような不具合を解消するた
めになされたもので、その目的とするところは、
バルブ構成部材を非磁性体で構成することにより
鉄粉の吸着を防止し、バルブの特性の変化ならび
に作動不良を未然に防止することである。
以下本考案装置を動力舵取装置に適用した実施
例を図面に基いて説明する。
第2図において20は磁性体からなるバルブ本
体を示し、このバルブ本体20には弁孔21が貫
通され、この弁孔21に動力舵取装置のパワーシ
リンダの左室に通ずる通孔22に連通されたポー
ト23が開口されている。バルブ本体20の下端
にはステンレス鋼等の非磁性体からなるユニオン
24が螺着され、このユニオン24には下端がパ
ワーシリンダの右室に開口し、上端が前記弁孔2
1に開口するポート25が形成されている。バル
ブ本体20には非磁性体からなるスリーブ26が
ロー付等によつて固着され、このスリーブ26の
内周上部には磁性体からなるヨーク27が嵌合固
着され、このヨーク27の下端とバルブ本体20
の上端との間には非磁性体からなるスペーサリン
グ32が介在されている。スリーブ26の外周に
は非磁性体からなるボビン28に巻かれたソレノ
イド29が取付けられ、このソレノイド29を包
囲して下端がバルブ本体20に接合された磁性体
からなるカバー30がヨーク27の上端にボルト
31によつて固着されている。
前記弁孔21にはスプール33が摺動自在に装
嵌されている。このスプール33は中央部におい
てろう付された第1、第2スプール33a,33
bよりなり、そのヨーク27側に位置する第1ス
プール33aは磁性体で構成され、ヨーク27と
反対側に位置する第2スプール33bは非磁性体
で構成されている。この第1スプール33aとヨ
ーク27間にはステンレス鋼からなるスプリング3
4が介挿され、前記スプール33をユニオン24
に接合する下降端に保持するようになつている。
また第2スプール33bの下端には第3図に示す
ように直径方向に切欠かれたバイパス用スリツト
35が軸線方向に所定の長さに亘つて形成され、
このスリツト35はスプール33の下降端位置に
おいて前記ポート23との連通が遮断されている
が、スプール33の上方向変位によりポート23
に開口され、スリツト35を介してシリンダ左右
室に通ずる両ポート23,25を互いに連通する
ようになつている。
また前記バルブ本体20には非磁性体よりなる
筒体36が前記弁孔21と同心的に装嵌され、こ
の筒体36に前記第2スプール33bの先端部が
摺動可能に嵌合案内されている。なお筒体36の
長さLsは第4図に示すように第2スプール33
bの先端面がこの筒体36より上方に抜出ないよ
うにスプール33の最大ストロークLmより少し
長く設定されている。また前記第1、第2スプー
ル33a,33bを一体結合するものとしてはろ
う付に限定されるものではなく、一方に穴を、他
方に軸を形成して両者を圧入結合するものでもよ
い。
本考案のソレノイドバルブは上述したように構
成されているので、車速に応じた制御電流がソレ
ノイド29に印加されると、カバー30、バルブ
本体20、第1スプール33a、ヨーク27、カ
バー30を通る磁束が形成され、これによつてス
プール33にはソレノイド29に印加された電流
に比例した上向きの吸引力が作用する。しかしな
がら、車速が所定速度より低い場合には、スプリ
ング34によるバイアスによつてスプール33は
変位されず、シリンダ左右室に通ずる両ポート2
3,25の連通は遮断されている。
車速が所定速度以上になると、ソレノイド29
による吸引力がスプリング34力に打勝つてスプ
ール33が変位され始める。これによりバイパス
用スリツト35がポート23に開口され、このス
リツト35を介して前記両ポート23,25が互
いに連通される。従つてパワーシリンダの左右室
の間で圧力流体がバイパスされ、車速に応じて操
舵力が変化する高速安定性がもたらされる。
このようなバルブの作動に伴つて前記ポート2
3,25を介して鉄粉を含んだ圧力流体が通過す
るが、前記ポート23,25を開閉制御する第2
スプール33bは非磁性体で構成されているた
め、スリツト35に鉄粉が吸着されてその開口面
積が狭くなる心配もなく、特性を一定に維持する
ことができる。
また第2スプール33bの先端面が摺動する部
分は非磁性体よりなる筒体36によつて嵌合案内
されているため、ユニオン24上に鉄粉がかき落
されたり、さらにはこの鉄粉によつてスプール3
3の摺動ストロークが制限されたり、作動不良を
生じたりすることはなくなる。
前記したように本考案は、スプールの一部なら
びに弁孔の一部に非磁性体を用いて鉄粉の吸着を
防止するようにした構成であるため、特性の変化
ならびに作動不良を末然に防止することができる
利点を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のソレノイドバルブの要部断面
図、第2図は本考案の実施例を示すソレノイドバ
ルブの断面図、第3図は第2図の−線矢視断
面図、第4図は本考案のソレノイドバルブの要部
断面図である。 20……バルブ本体、21……弁孔、23,2
5……ポート、27……ヨーク、33……スプー
ル、33a……第1スプール、33b……第2ス
プール、34……スプリング、36……筒体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. バルブ本体内に一対のポートを有する弁孔を形
    成し、この弁孔にはスプールを摺動自在に装嵌
    し、このスプールをソレノイド内周に設けられた
    ヨークの吸引力ならびにスプリングの弾発力によ
    つて前記弁孔内を摺動させて前記ポートに連通す
    る高圧側流路ならびに低圧側流路間を連通遮断す
    るソレノイドバルブにおいて、前記スプールを、
    中間部において互いに一体結合された第1、第2
    スプールにより構成し、前記ヨーク側に位置する
    第1スプールを磁性体で構成し、前記ヨークと反
    対側に位置する第2スプールを非磁性体で構成
    し、また前記バルブ本体には前記第2スプールの
    先端部を摺動可能に嵌合案内する非磁性体よりな
    る筒体を前記弁孔と同心的に装嵌したことを特徴
    とするソレノイドバルブ。
JP2113682U 1982-02-16 1982-02-16 ソレノイドバルブ Granted JPS58123974U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2113682U JPS58123974U (ja) 1982-02-16 1982-02-16 ソレノイドバルブ

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JP2113682U JPS58123974U (ja) 1982-02-16 1982-02-16 ソレノイドバルブ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58123974U JPS58123974U (ja) 1983-08-23
JPH0121259Y2 true JPH0121259Y2 (ja) 1989-06-26

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ID=30033267

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JP2113682U Granted JPS58123974U (ja) 1982-02-16 1982-02-16 ソレノイドバルブ

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JPS58123974U (ja) 1983-08-23

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