JPS6220786Y2 - - Google Patents

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JPS6220786Y2
JPS6220786Y2 JP13868982U JP13868982U JPS6220786Y2 JP S6220786 Y2 JPS6220786 Y2 JP S6220786Y2 JP 13868982 U JP13868982 U JP 13868982U JP 13868982 U JP13868982 U JP 13868982U JP S6220786 Y2 JPS6220786 Y2 JP S6220786Y2
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JP
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valve
flow
protrusion
control port
flow rate
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JP13868982U
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JPS5951270U (ja
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  • Magnetically Actuated Valves (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は流体の流量を印加電流に比例するよう
に制御する流量制御用の比例電磁弁に関する。
第1図は従来の比例電磁弁の縦断面図である。
ソレノイド2はボビン1に巻かれている。ボビン
1はその内部のコアー4、その上部のコアープレ
ート5及びその外部のカバー3と夫々機械的に固
定されている。ブロツク9には流体の通路10、
通路11が形成され、カバー3とボルト3aによ
り固定されている。
筒状シート12はカバー3とブロツク9に嵌入
固定され、該シート12の側壁に設けられた流量
制御口13により、通路10と通路11とが通じ
ている。非磁性材からなるガイド6はボビン1と
筒状シート12に嵌入固定され、プランジヤー7
およびプランジヤー7に固定され一体移動するバ
ルブ8大径部の摺動面を形成している。プランジ
ヤー7、コアー4、コアープレート5、カバー
3、シート12は磁気回路を形成するので、プラ
ンジヤー7とコアー4との間にソレノイド2内を
流れる電流に比例した吸引力が発生する。コアー
4とプランジヤー7の間にスプリング14が挿入
されていて、磁気吸引力とスプリングの反撥力と
の釣合により、電流に比例したバルブ8のストロ
ークが生起し、従つて流量制御口13を印加電流
に比例した流量の流体が通過する。即ちソレノイ
ド2に通電しないときはスプリング14の反撥力
で、バルブ8は押下げられ、シート12の流量制
御口13は閉じている。次にソレノイド2に通電
すると印加電流により磁気吸引力が生じ、プラン
ジヤー7、従つて、バルブ8が上昇し、流量制御
口13が開き、ソレノイド2への印加電流に対応
した流量が発生する。尚、バルブ8とプランジヤ
ー7とよりなる可動体の移動が封じ込められた流
体圧または負圧により邪げられないようにするた
め、連通穴15,16が設けてある。
さて一般に要求される電流・流量特性は第2図
破線の如く、最大流量Qに達するまでは、流量は
ソレノイド2に印加する電流に比例する。即ち直
線特性であり、最大流量Qに到達すれば以後電流
が増加しても流量は一定になるという特性が要求
される。所が第1図実線矢印で示す流れ方向の実
施例ではa領域では電流と流量が比例し、最大流
量Qに達した後のb,c領域では実線で示す如
く、流量振動を生じていた。この原因は第3図
a,b,cに図示した通り、第3図aでは流量制
御口13の開口面積を変えると、電流と流量が比
例するa領域を形成するが、次に電流が増加し、
流量制御口13の上端よりバルブ8の下端が上の
位置になると、開口面積は変化しないが第3図b
のようになり流れの一部はバルブ8の下面に付着
(コアンダ効果)して流れ、第2図に示す様に△
Qだけ多く流れる。この時の流れは不安定とな
り、少しの外乱でも流れの付着が変るため、流量
に乱れが生じる。これが第2図b領域である。更
に電流が増加して、第3図cの様にバルブ8の下
端が流量制御口13の上端よりさらに上の位置に
なると依然として開口面積は変化しないが流体が
バルブ8の下面に付着できなくなり渦が発生し
て、流量の振動が生じる。
次に第1図で流体の流れの方向を逆(破線矢印
で示す流れ方向)にすると、即ち、通路11を流
入側、通路10を流出側とすると、第4図は第2
図に相対比したものであるが、そのa領域は比例
領域で第5図aの状態である。第4図のb領域で
は第5図bの如く小さい渦流が発生し、第4図の
c領域では第5図cの如く大きい渦流が発生す
る。その結果第4図b領域で流量振動が発生し、
c領域ではその渦流に従つて、流量振動が増加す
る。
本考案は従来の比例電磁弁のかかる欠点を解消
し、流量の振動が生じない安定した流量特性をも
つ比例電磁弁を提供することを目的とする。
その目的を達成するため本考案は、側壁に流量
制御口を有する筒状シートと、電磁吸引力により
筒状シートの内周面に摺接しつつばね力に抗して
移動するバルブとを備え、バルブの先端部にて流
量制御口の開口面積を制御することにより印加電
流に比例した流量を得るようにした比例電磁弁に
おいて、バルブの先端に突起を設け、該突起の横
断面積を、ほぼ筒状シートの内径部横断面積から
流量制御口の面積を減じた値となるように設定す
るとともに、該突起の軸線方向長さをバルブのス
トロークにほぼ等しいか又はそれよりも長く設定
したことを特徴とするものである。
その作用を述べると、ソレノイドへの電流の印
加により、バルブが電流に応じた吸引力を受け、
スプリングの反撥力に抗して移動し、バルブの先
端部で流量制御口の開口面積を制御することによ
り電流に比例した空気流量を得るとともに、流量
制御口の開口面積がほぼ全開になつた後さらにバ
ルブが移動した場合に従来生じていたバルブへの
空気の付着や渦流の発生はバルブ先端に設けた突
起の存在により効果的に防止でき、第2図又は第
4図の破線で示す所望の電流・流量特性を満たす
ことができる。
第6図は本考案の実施例を示す。図に於て符号
1〜16までは第1図と同様であるが、バルブ8
の下端に突起20を設け、付着流および渦流の発
生を防止するものである。即ちバルブ8下端の突
起は流路内に於ける渦流の起るスペースを無く
し、流れがバルブ8に付着しない構造としたもの
である。この目的を達成するためには、突起20
の横断面積を、ほぼ筒状シート12の内径部横断
面積から流量制御口13の面積を減じた値に設定
するとともに、突起20の軸線方向長さをバルブ
8のストローク長さにほぼ等しいか又はそれより
も長い値に設定するものである。第6図で流体の
流れ方向が実線矢印の場合、通路10は流入側、
通路11は流出側である。これに対応した流体の
バルブ8、突起20近傍の流れの状態を第7図に
示す。第7図のa,b,c図は第3図のa,b,
c図に対応したもので、a,b,c領域共に渦
流、付着流が発生せず、第2図の電流・流量特性
の破線に示す要求特性を満足する。また第6図の
破線矢印で示す方向の流れ、即ち通路11を流入
側、通路10を流出側にしたバルブ8、突起20
近傍の流体の流れの状態は第8図に示す。第8図
のa,b,c図は夫々従来型の実施例の流体の流
れの状態を示す第5図のa,b,cに対応してい
る。且つ第2図、第4図で示す領域a,b,cに
もそのまゝ夫々対応している。この第8図のa,
b,c図の各場合に於ても、バルブの突起20が
あるため、付着流または、渦流が起らないため、
第4図に示す破線の特性が得られる。即ち本考案
による比例電磁弁の電流・流量特性は要求特性を
満足している。
この特性改善の効果は突起20の外径が小さ過
ぎると少なく、大き過ぎると流体抵抗を大きく
し、所望の流量が得られない。それで、本考案に
おいては前述したように、突起20の横断面積
を、ほぼ筒状シート12の内径部横断面積から流
量制御口13の面積を減じた値に設定してあるの
である。このように設定したことにより、付着流
や渦を生じさせるような余計な空間がなくなり、
滑らかな流れが得られる。
また、突起20の軸線方向長さについても、余
りに短かいと、バルブ8が流量制御口13を全開
した後さらに上方に上昇した場合の特性改善の効
果が少なくなる。それで、本考案においては前述
したように、突起20の軸線方向長さを、バルブ
8のストローク長さにほぼ等しいかまたはそれよ
り長くなるように設定してあるのである。
なお、突起20の形状は図示のように円柱状に
形成しても、あるいは多角柱状に形成しても良
く、またテーパ形に形成しても良い。
以上述べたように、本考案によれば、その構成
を、側壁に流量制御口を有する筒状シートの内周
面に摺接しつつばね力に抗して移動するバルブの
該流量制御口の開口面積を制御することにより印
加電流に比例した流量を得るようにした比例電磁
弁において、バルブの先端に突起を設け、該突起
の横断面積を、ほぼ筒状シートの内径部横断面積
から流量制御口の面積を減じた値となるように設
定するとともに、該突起の軸線方向長さをバルブ
のストロークにほぼ等しいかまたはそれよりも長
く設定したので、バルブの端部による流量制御口
の開閉制御に際し、最大流量に達した後の流量の
増減及び流量の振動がない安定した流量特性が得
られるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の比例電磁弁の縦断面図、第2図
は第1図の実線矢印方向流れによる実施例の電
流・流量特性線図、第3図a、第3図b、第3図
cは第1図実線矢印方向流れによるバルブ近傍の
流体流れを示す縦断面図、第4図は第1図破線矢
印方向流れによる実施例の電流・流量特性線図、
第5図a、第5図b、第5図cは第1図破線矢印
方向流れによるバルブ近傍の流体流れを示す縦断
面図、第6図は本考案の実施例の縦断面図、第7
図は第6図実線矢印方向流れによるバルブ端部及
び突起近傍の流体流れを示す縦断面図、第8図
a、第8図b、第8図cは第6図破線矢印方向流
れによるバルブ先端及び突起近傍の流体流れを示
す縦断面図である。 8……バルブ、20……突起。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 側壁に流量制御口13を有する筒状シート12
    と、電磁吸引力により前記筒状シート12の内周
    面に摺接しつつばね力に抗して移動するバルブ8
    とを備え、バルブ8の先端部にて流量制御口13
    の開口面積を制御することにより印加電流に比例
    した流量を得るようにした比例電磁弁において、
    バルブ8の先端に突起20を設け、該突起の横断
    面積を、ほぼ筒状シート12の内径部横断面積か
    ら流量制御口13の面積を減じた値となるように
    設定するとともに、該突起の軸線方向長さをバル
    ブ8のストロークにほぼ等しいか又はそれよりも
    長く設定したことを特徴とする比例電磁弁。
JP13868982U 1982-09-13 1982-09-13 比例電磁弁 Granted JPS5951270U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13868982U JPS5951270U (ja) 1982-09-13 1982-09-13 比例電磁弁

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13868982U JPS5951270U (ja) 1982-09-13 1982-09-13 比例電磁弁

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5951270U JPS5951270U (ja) 1984-04-04
JPS6220786Y2 true JPS6220786Y2 (ja) 1987-05-27

Family

ID=30311097

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13868982U Granted JPS5951270U (ja) 1982-09-13 1982-09-13 比例電磁弁

Country Status (1)

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JP (1) JPS5951270U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010121656A (ja) * 2008-11-17 2010-06-03 Kayaba Ind Co Ltd 電磁比例絞り弁及びパワーステアリング装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010121656A (ja) * 2008-11-17 2010-06-03 Kayaba Ind Co Ltd 電磁比例絞り弁及びパワーステアリング装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5951270U (ja) 1984-04-04

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