JPH0542292Y2 - - Google Patents

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JPH0542292Y2
JPH0542292Y2 JP3941890U JP3941890U JPH0542292Y2 JP H0542292 Y2 JPH0542292 Y2 JP H0542292Y2 JP 3941890 U JP3941890 U JP 3941890U JP 3941890 U JP3941890 U JP 3941890U JP H0542292 Y2 JPH0542292 Y2 JP H0542292Y2
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valve
port
poppet
chamber
solenoid
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JP3941890U
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案はポペツト型制御弁に関し、更に詳細に
は圧力損失を低減したポペツト型制御弁に関す
る。
(ロ) 従来技術 電磁弁においては弁のシール性能、弁部の動作
の簡素性などの点でポペツト型構造が広く採用さ
れている。かかるポペツト型電磁弁は第2図に示
されるように本体aの弁室b内に配置された弁体
cがばねdにより弾圧されて本体aに形成された
弁座eと係合して閉弁し、アクチユエータとして
のソレノイドgのプランジヤhの動作により弁座
eから離れて開弁するようになつているが、その
性質として弁内の圧力損失の問題がある。これは
理論的には明確でないが弁室bが比較的広くなつ
ていて入口ポートiから弁室b内に入つた流体が
弁室b内で膨張し、弁体cと弁座eとのすき間か
ら弁口j内に流入し、そこから出口ポートkに流
出するために発生するものと考えられる。
かかる圧力損失を低減するには弁口の径を大き
くして弁口内に流入する有効面積を大きくするか
弁体のストロークを大きくして開弁時における弁
座と弁体との間隔を大きくする方法があるが、前
者の場合には閉弁時に弁体の出口側と弁室側との
差圧により弁体が受ける力も大きくなつて開弁に
大きな力が必要となりまた後者の場合にもストロ
ークが大きくなるだけ開弁に大きな力が必要とな
り、アクチユエータの駆動力も大きくする必要が
ある。このためアクチユエータの消費電力の増
大、アクチユエータの大形化等の不利益が生じ
る。
(ハ) 考案が解決しようとする課題 本考案が解決しようとする課題は、ポペツト型
制御弁において、弁室内の構造を改良することに
より弁口の径を大きくすることなく或は弁体のス
トロークを大きくすることなく圧力損失を防止す
ることである。
(ニ) 課題を解決するための手段 本考案は、弁室、該弁室と通じる第1のポー
ト、該弁室と弁口を介して通じる第2のポート及
び該弁口を囲む弁座が形成された本体と、該弁室
内に該弁座と係合可能に配設されたポペツト形弁
体と、該弁室側において該本体に連結されたソレ
ノイドと、該弁体を該弁座側に押圧するばねとを
備え、該ソレノイドのプランジヤが該弁体と連結
されているポペツト型制御弁において、該弁室内
には該弁体と該プランジヤとの間で該弁室内の空
間を塞ぐブロツクを配置し、該ブロツクの下面に
は該弁体の外周において該弁口側から側ソレノイ
ド側に向かつて末広がりに伸びる円錐面を形成し
て構成されている。
(ホ) 作用 上記構成において、ソレノイドのコイルに通電
しないとき弁体はばねに押されて弁座と係合して
閉弁している。コイルに通電してソレノイドのプ
ランジヤを動かすと弁体はばねに抗して弁座から
離れて開弁し、第1のポートから弁室内に入つた
流体は弁口を通して第2のポートに流出する。こ
の場合において、第1のポートから弁室内に入つ
た流体はブロツクの下面に形成された円錐面の作
用によりスムーズに弁座と弁体との間に流入して
弁口内に流れる。このため弁口の径を大きくする
ことなくまた弁体のストロークを大きくすること
なく圧力損失を減じる。
(ヘ) 実施例 以下図面を参照して本考案の実施例について説
明する。
第1図において本実施例のポペツト型制御弁1
が示されている。同図において、2は弁室20を
限定する穴21、穴21と通じる第1のすなわち
入口ポート22、弁口23を介して第2のすなわ
ち出口ポート24と、弁口23の回りの弁座25
が形成された本体、3は本体の上に取り付けられ
たカバー、4は弁室20内に移動可能に配置され
たポペツト型弁体、5はカバー3の上に取り付け
られたソレノイドである。
弁室20の上部には穴61を限定する環状のブ
ロツク6が配設されている。このブロツク6は本
実施例ではカバーと一体に形成されているが別体
に形成し、止ねじ等の公知の手段によつてカバー
3に或は本体に固定するようにしてもよい。ブロ
ツク6の下端(弁座25側)には弁座側からソレ
ノイド側に末広がりに伸びる円錐面62が形成さ
れている。この円錐面62の先端縁63は弁体が
弁座から離れているときすなわち開弁状態のとき
に弁体4の周辺にある。また円錐面の弁体4の軸
心に関する傾斜角θは60°ないし70°特に66°から
68°の範囲が好ましい。
ソレノイド5はコイル51と、固定鉄心52
と、プランジヤ53と、磁気フレーム54を備え
た普通の構造のソレノイドであり、プランジヤは
弁体4とロツド41を介して連結されている。ブ
ロツク6の穴61内にはばね受71が嵌合固定さ
れ、そのばね受71と弁体4との間には弁体4を
弁座25に弾圧するばね7が配置されている。
上記構成において、コイル51に通電されてい
ないとき弁体4はばね7により弁座25に係合し
て閉弁している。
ソレノイドのコイル51に通電すると弁体4は
ばね7の力に抗して上昇し弁座25から離れて開
弁する。このため入口のポート22から弁室20
内に入つた流体は弁座と弁体4との間を通して弁
口23内に流入し、その弁口を介して出口ポート
24に流れる。この場合、理論的な理由は明白で
ないが、ブロツク76の円錐面62の作用により
スムーズに弁座25と弁体4との間に流れ込み弁
口23から出口ポート24に流出する。これは弁
室内での流体の流れに従来の制御弁よりも乱流の
発生が少ないためであると思われる。このため弁
口の径を大きくすることなく或いは弁体のストロ
ークを大きくすることなく圧力損失を少なくする
ことができる。
本実施例の制御弁と第2図の従来の制御弁につ
いて、入口ポートと出口ポートとの差圧と流量と
の関係をグラフで表わせば第3図に示されるよう
になる。このグラフからも明らかなように本考案
の制御弁では従来のものに比べて差圧を小さく、
したがつて圧力損失を少なくすることができる。
(ト) 効果 本考案によればポペツト型制御弁において弁体
のストロークを長くせずまた弁口の径を大きくし
ないでも圧力損失を少なくできる。したがつて制
御弁の大形化を防止できる。更に弁体の動力源と
してソレノイドを使用する場合には消費電力の増
大を阻止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案によるポペツト型制御弁の一実
施例の断面図、第2図は従来のポペツト型制御弁
の断面図、第3図は第1図及び第2図に示す制御
弁の流量対差圧を比較するグラフ図である。 1……ポペツト型制御弁、2……本体、20…
…弁室、21……穴、22……第1のポート、2
3……弁口、24……第2のポート、25……弁
座、3……カバー、4……弁体、5……ソレノイ
ド、6……ブロツク、62……円錐面。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 弁室、該弁室と通じる第1のポート、該弁室
    と弁口を介して通じる第2のポート及び該弁口
    を囲む弁座が形成された本体と、該弁室内に該
    弁座と係合可能に配設されたポペツト形弁体
    と、該弁室側において該本体に連結されたソレ
    ノイドと、該弁体を該弁座側に押圧するばねと
    を備え、該ソレノイドのプランジヤが該弁体と
    連結されているポペツト型制御弁において、該
    弁室内には該弁体と該ペランジヤとの間で該弁
    室内の空間を塞ぐブロツクを配置し、該ブロツ
    クの下面には該弁体の外周において該弁口側か
    ら側ソレノイド側に向かつて末広がりに伸びる
    円錐面を形成したことを特徴とするポペツト型
    制御弁。 2 該円錐面の該弁体の軸線に関する傾斜角が
    60°〜70°である請求項1に記載のポペツト型制
    御弁。
JP3941890U 1990-04-12 1990-04-12 Expired - Lifetime JPH0542292Y2 (ja)

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JP3941890U JPH0542292Y2 (ja) 1990-04-12 1990-04-12

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JP3941890U JPH0542292Y2 (ja) 1990-04-12 1990-04-12

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JPH03130477U JPH03130477U (ja) 1991-12-27
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