JPS6212149Y2 - - Google Patents

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JPS6212149Y2
JPS6212149Y2 JP1981053494U JP5349481U JPS6212149Y2 JP S6212149 Y2 JPS6212149 Y2 JP S6212149Y2 JP 1981053494 U JP1981053494 U JP 1981053494U JP 5349481 U JP5349481 U JP 5349481U JP S6212149 Y2 JPS6212149 Y2 JP S6212149Y2
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JP
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valve body
magnetic
permanent magnet
valve
lid
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JP1981053494U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は電磁弁を連続的に使用した際にコイル
から発生するジユール熱に基づくコイルの焼損を
防止する為、弁体の操作時にコイルへ瞬間電流を
流して弁体を永久磁石に吸着し、以後はコイルへ
の電流を遮断して永久磁石の磁力のみにて弁体を
吸着保持する電磁弁に関する。
従来、かかる電磁弁において、永久磁石と弁体
はコイルへの通電時にそれらが直接的に衝突して
吸着されるものであり、これによると永久磁石は
弁体から衝撃力を受けて磁力の低下が発生する。
また、永久磁石が流路を流れる流体に直接触れる
ことから、特に弁本体内を高温流体が流下した
際、この高温流体によつて永久磁石の温度が上昇
し、磁力の低下をもたらすことがある。この為、
永久磁石は磁力の低下を予測して大型のものを採
用する必要があり、電磁弁全体を小型にまとめる
ことが困難であつた。
本考案は、そのような欠点のない前記電磁弁を
提供することを目的とする。
そして上記目的を達成するために本考案は、筒
内部に永久磁石を嵌着し且つ筒外部に励磁コイル
と逆励磁コイルとを二層に巻回した非磁性コイル
ボビンと、内部を貫通する流路およびその流路の
途中に形成した弁座を有する弁本体との間に磁性
蓋体を挟持し、この蓋体に、一端を前記永久磁石
に連接した磁気伝達杆を非磁性支持環を介して嵌
着し、前記弁座に接離可能に対向する弁体と前記
蓋体間にダイヤフラムを張設して、そのダイヤフ
ラムの一側に、前記弁体の移動に伴い容積が変動
する緩衝室を画成するとともに、その緩衝室を、
前記ダイヤフラムに設けた小孔のみを介して前記
流路と連通させ、さらに前記弁体には、前記磁気
伝達杆の他端に対向する磁性作動杆を一体に連結
したことを特徴とする。
以下、図面により本考案の一実施例について説
明すると、1は弁本体で、その内部に流入路3お
よび流出路4よりなる流路Pが形成され、その流
入、出路3,4間に弁孔2が形成され、また弁孔
2の周縁には弁座5が形成されている。また弁本
体1の上面には弁座5が臨む開口部6が形成さ
れ、その開口部6に、弁座5と接離可能に対向す
る弾性材料よりなる弁体7が配置され、その弁体
7から側方に延出するダイヤフラム8の外周縁8
aは、弁本体1の環状段部1aと磁性体よりなる
蓋体9の環状脚部9aとの間に挟持され、前記ダ
イヤフラム8と蓋体9とによつて、弁体7の開閉
移動に伴い容積が変動する緩衝室10が形成さ
れ、この緩衝室10はダイヤフラム8に穿設した
小孔8bのみを介して流入路3と連通される。そ
して、弁体7と弁座5とが密合することによつて
弁孔2は閉塞され、弁体7が弁座5より離反する
ことによつて弁孔2は開放される。蓋体9の上部
には断面コ字状で非磁性材料よりなるコイルボビ
ン11が配置され、そのコイルボビン11の筒内
部に永久磁石12を嵌着し、筒外部には励磁コイ
ル13と逆励磁コイル14とを二層に巻回すもの
であり、さらに励磁コイル13、逆励磁コイル1
4の外周には磁性材料よりなるキヤツプ15が被
せられる。蓋体9の中心9bには非磁性材料より
なる支持環体16が嵌着され、さらに支持環体1
6の中心孔16aに磁気伝達杆18が嵌着され、
この磁気伝達杆18は、その一端が永久磁石12
の下面に連接すると共に他端が弁体7と同期的に
移動するよう弁体7に付設した磁性材料よりなる
作動杆17の上端面に対向する。支持環体16と
作動杆17との間には、弁体7を弁座5に着座さ
せる閉じばね19が縮設される。
次にこの実施例の作用を説明する。
励磁コイル13に電流を流すと、キヤツプ15
−蓋体9−作動杆17−磁気伝達杆18を通る磁
束と永久磁石12の磁力の方向とが同一方向とな
るので、磁気伝達杆18と作動杆17との間の吸
引力は閉じばね19のばね力より大きくなり、作
動杆17は閉じばね19のばね力に抗して図にお
いて上動し、作動杆17の上端部が磁気伝達杆1
8の下端部へ吸着される。従つて作動杆17と共
に移動する弁体7は弁座5を開放し、流入路3と
流出路4とを連通状態とする。そしてこの作動杆
17の上動時には作動杆17は永久磁石12に対
して直接的に衝突することはなく、さらにかかる
上動時において緩衝室10内の容積が減少し、こ
の減少容積分に相当する流体はダイヤフラム8に
穿設した小孔8bより流入路3内へ排出されるの
で、この小孔8bの孔径を適当に選定することに
より作動杆17の上動速度は緩和され、作動杆1
7が速い速度をもつて磁気伝達杆18に衝突する
ことはない。従つて衝突に伴なう永久磁石12の
磁力低下はなく永久磁石12を小型にまとめるこ
とができる。
また、緩衝室10内に貯溜される流体は蓋体9
の外側部より積極的にその流体熱を外部へ放熱す
ることができ、さらにその流体熱は磁気伝達杆1
8を介してのみ永久磁石12に伝達されるので永
久磁石12の温度上昇を低く押えることができ、
永久磁石12の温度上昇に伴なう磁力低下を防止
できるので、永久磁石12を小型にまとめること
ができるものである。
この状態で励磁コイル13への電流を遮断して
も、磁気伝達杆18と作動杆17とが接触してい
て、永久磁石12が磁気伝達杆18を介して作動
杆17に強い吸引力を及ぼし、その吸引力は閉じ
ばね19のばね力より大きいため、作動杆17を
磁気伝達杆18へ吸着保持して弁孔2を開放状態
に保持することができる。
次に逆励磁コイル14に電流を流すと、キヤツ
プ15−蓋体9−作動杆17−磁気伝達杆18を
通る磁束と永久磁石12の磁力の方向とが逆にな
り、それらの磁力が相殺されるので、永久磁石1
2の作動杆17に対する吸引力は閉じばね19の
ばね力より弱くなり、その結果作動杆17、弁体
7は図において下動し、弁体7は弁座5を閉塞し
て流入路3と流出路4とを遮断状態とする。そし
てこの作動杆17の下動時には緩衝室10内の容
積は増加し、この増加容積分に相当する流体がダ
イヤフラム8の小孔8bを介して流入路3から緩
衝室10内へ流入するので、作動杆17の下降速
度は緩和され、弁体7が弁座5に急激に衝突する
ことはなく、長期間の使用に際しても安定した弁
閉塞性能を維持することができる。
以上のように本考案によれば、筒内部に永久磁
石12を嵌着し且つ筒外部に励磁コイル13と逆
励磁コイル14とを二層に巻回した非磁性コイル
ボビン11と、内部を貫通する流路Pおよびその
流路Pの途中に形成した弁座5を有する弁本体1
との間に磁性蓋体9を挟持し、この蓋体9に、一
端を前記永久磁石12に連接した磁気伝達杆18
を非磁性支持環16を介して嵌着し、前記弁座5
に接離可能に対向する弁体7と前記蓋体9間にダ
イヤフラム8を張設して、そのダイヤフラム8の
一側に、前記弁体7の移動に伴い容積が変動する
緩衝室10を画成するとともに、その緩衝室10
を、前記ダイヤフラム8に設けた小孔8bのみを
介して前記流路Pと連通させ、さらに前記弁体7
には、前記磁気伝達杆18の他端に対向する磁性
作動杆17を一体に連結したので、励磁コイル1
3への通電時において、作動杆17は磁気伝達杆
18を介してのみ永久磁石12に吸着され、該磁
石12に直接的に衝突することはなく、その上、
作動杆17の移動速度は、緩衝室10の容積変動
に伴いそこから前記小孔8aを経て排出される流
体が受ける絞り抵抗によつて減速されるから、作
動杆17を磁気伝達杆18に緩衝的に当接させる
ことができ、したがつて、作動杆17から磁気伝
達杆18を介して永久磁石12に作用する衝撃を
最少限に抑えることができ、その衝撃に起因した
永久磁石12の磁力低下を有効に防止することが
できる。また弁本体1内を流れる流体は、蓋体9
および磁気伝達杆18により遮断されて永久磁石
12に直接触れることはなく、さらにその流体
は、蓋体9を通しても効率よく外部へ放熱し得る
ので、永久磁石12の温度上昇を抑えることがで
き、特に弁本体1内を高温流体が通過する場合に
おいても永久磁石12の過熱による磁力低下を防
止でき、以上の結果、永久磁石12の選定にあた
つては前記衝撃および熱に起因した磁力の低下を
見込む必要がなく、小形の永久磁石12の使用が
可能となつて電磁弁全体をコンパクトに構成する
ことができる。
また弁体7を閉弁させる際の弁体7の移動速度
は、緩衝室10の容積変動に伴いそこへ小孔8a
を経て流入する流体が受ける絞り抵抗によつて減
速されるから、弁体7の弁座5への着座が常に緩
衝的に行なわれてその着座面の摩耗を抑えること
ができ、したがつて電磁弁は長期の使用によつて
も安定した閉塞性能を維持し得る。
さらに作動杆17および弁体7を減速させるた
めに用いられる緩衝流体としては、前記流路Pを
流れる流体をそのまま利用できるから、それだけ
全体の構成が簡単化されコストダウンに寄与し得
る。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案電磁弁の一実施例を示す縦断側面
図である。 1……弁本体、5……弁座、7……弁体、8…
…ダイヤフラム、8b……小孔、9……蓋体、1
0……緩衝室、11……コイルボビン、12……
永久磁石、13……励磁コイル、14……逆励磁
コイル、16……支持環体、17……作動杆、1
8……磁気伝達杆。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 筒内部に永久磁石12を嵌着し且つ筒外部に励
    磁コイル13と逆励磁コイル14とを二層に巻回
    した非磁性コイルボビン11と、内部を貫通する
    流路Pおよびその流路Pの途中に形成した弁座5
    を有する弁本体1との間に磁性蓋体9を挟持し、
    この蓋体9に、一端を前記永久磁石12に連接し
    た磁気伝達杆18を非磁性支持環16を介して嵌
    着し、前記弁座5に接離可能に対向する弁体7と
    前記蓋体9間にダイヤフラム8を張設して、その
    ダイヤフラム8の一側に、前記弁体7の移動に伴
    い容積が変動する緩衝室10を画成するととも
    に、その緩衝室10を、前記ダイヤフラム8に設
    けた小孔8bのみを介して前記流路Pと連通さ
    せ、さらに前記弁体7には、前記磁気伝達杆18
    の他端に対向する磁性作動杆17を一体に連結し
    てなる、電磁弁。
JP1981053494U 1981-04-14 1981-04-14 Expired JPS6212149Y2 (ja)

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JPS57165870U JPS57165870U (ja) 1982-10-19
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ID=29850131

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0738778Y2 (ja) * 1987-12-18 1995-09-06 アイシン精機株式会社 電磁弁装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5214845A (en) * 1975-07-25 1977-02-04 Tokyo Electric Power Co Inc:The Multi terminal system protecting method

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JPS5245868Y2 (ja) * 1972-07-19 1977-10-19

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JPS5214845A (en) * 1975-07-25 1977-02-04 Tokyo Electric Power Co Inc:The Multi terminal system protecting method

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JPS57165870U (ja) 1982-10-19

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