JPH02186683A - 弱結合ジョセフソン接合の形成法及びこれを用いた超電導素子 - Google Patents

弱結合ジョセフソン接合の形成法及びこれを用いた超電導素子

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JPH02186683A
JPH02186683A JP1235648A JP23564889A JPH02186683A JP H02186683 A JPH02186683 A JP H02186683A JP 1235648 A JP1235648 A JP 1235648A JP 23564889 A JP23564889 A JP 23564889A JP H02186683 A JPH02186683 A JP H02186683A
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Yuichi Madokoro
祐一 間所
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は酸化物超電導体のジョセフソン接合、特に弱結
合ジョセフソン接合の形成法及び、これを用いた超電導
素子に関する。
【従来の技術1 超電導臨界温度(Tc)が液体窒素温度(77K)を超
える酸化物超電導体の出現により、新しい超電導素子が
開発できるものと期待されている。 しかしながら、酸化物超電導体を用いて、素子とくにエ
レクトロニクス素子を形成する時、いくつかの課題が残
されている。その中の−・つば、ジョセフソン接合の形
成である。従来の金属超電導体を用いたジョセフソン接
合素子では、超電導体薄膜の間に極薄の絶縁層を設ける
1−ンネル型ジョセフソン接合が形成されてきた。金属
超電導体の場合には、超電導薄膜と反応せず、かつ膜厚
が極めて薄くても絶縁性に優れたM縁膜(例えば、5i
n2)が形成できること、金属超電導体はコヒーレンI
・長が数10人と長いこと、がこの接合を実現できた主
な理由である。これらのトンネル型接合を用いることに
より超電導スイッチング素子などが開発されている。 しかしながら、酸化物高温超伝導体は、■コヒーレント
長が数人と短いため、#!!縁層の厚さをこれまで以上
に薄くシなければならない、■Tcの高い超電導薄膜を
形成するには、基板温度が高い条件で膜を形成するか、
高温での熱処理をしなければならない。これに加え、金
属と異なり、酸化物超電導体は絶縁材料(一般に酸化物
)と反応しやすく、それ故、トンネル型のジョセフソン
接合を形成することは、極めて難しい。そのため、これ
までのジョセフソン接合は第14図に示すように超電導
体セラミックスの捧10を超電導体1]−に押しつけた
時に得られているのみで、積層膜でのジョセフソン接合
は作られていない。 薄膜で作られたジョセフソン接合としては、部分的に膜
厚を薄くしたり、電流の流れる部分を狭くしたりして、
超電導結合を弱くする弱結合型ジョセフソン接合が知ら
れている。 弱結合を形成する具体的方法としては、第15図に示す
ように基板20に段差2工を設け、その上に形成した超
電導薄膜22の厚さ変える方法の他、水素イオンを打ち
込み、狭い領域にのみ超電Rev、  Lett、旦0
 (1988)1653)、および特開昭62−273
782がある。しかしながら、これらの方法は、偶然に
多結晶超電導薄膜粒界が接合を形成しようとしている場
所にくることを期待するもので、再現性に劣る他、形状
や、接合の位置を任意に選択することができないという
問題があった。さらに、複数の粒界が存在するので接合
が電流の方向に対して多数直列に形成され、その結果r
−v特性が悪くなるという問題があった。 特開昭62−273782では、所定の位置に特性の揃
った弱結合ジョセフソン接合を再現性よ板上にスリット
状のパターンを形成し、この」二に超電導薄膜をエピタ
キシャル成長させる。スリット状のパターンの」二の超
電導薄膜はエピタキシャル成長が阻害され、当初多結晶
となり、その後の膜厚の増大の結果、スリット状のパタ
ーンの上に単一の粒界が形成されるものである。しかし
ながら、該従来技術の方法では、パターン形成のために
ホトレジスlへ工程を必要とするので、エピタキシャル
成長を阻害する要因となる基板表面の汚染が生じやすく
、再現性に劣る。また、パターンの幅は微細加工技術に
よりその最小幅が制限される為、超電導薄膜の膜厚を薄
くし難いという問題があった。 【発明が解決しようとする課題) 酸化物超電導薄膜における従来の弱結合ジョセフソン接
合形成法は、所定の位置に特性の揃った弱結合ジョセフ
ソン接合の形成が難しく、再現性の点から問題があった
。本発明の目的は、所定の位置に特性の揃った弱結合ジ
ョセフソン接合を再現性よく形成することにある。また
、このようにして形成した弱結合ジョセフソン接合を使
用して、超電導素子を作ることにある。 [課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、第1の手段は、人工的に形
成した結晶欠陥を反映して生成させた結晶粒界を弱結合
ジョセフソン接合として利用するものである。具体的に
は、まず、基板上に超電導材料とは異る異種原子を付着
させたり、基板表面を乱し、次にこの上に薄膜をエピタ
キシャル成長させる。上記の付着、破壊の手段には加速
、収束されたイオンビームを使用する。 また、第2の手段として次のものがある。すなわち、基
板上にエピタキシャル成長させた超電導薄膜に、超電導
電流が流れることを阻害する異種原子を拡散させたり、
薄膜表面近傍を乱した後、この超電導薄膜を熱処理する
ことにより、結晶粒界を形成する。上記の拡散、損傷を
与える手段には加速、収束されたイオンビームを使用す
る。 さらに、第3の手段として次のものがある。すなわち、
基板上に人工的に結晶面方位の異なる部分を形成し、こ
の上に成長方位の異なる超電導薄膜をエピタキシャル成
長させ、基板の結晶面方位を変位させた部分に超電導電
流が流れることを阻害する結晶粒界を形成する。 【作用】 上記第1の手段の具体的作用について第1図(a)〜第
1図(c)に従って説明する。収束イオンビーム(fo
cused ion beam)により、基板30の表
面にGaなどのイオンビーム31を照射すると、加速電
圧の大きさに従って、金属が蒸着されたり、基板30表
表面下100〜200人の深さまで損傷層32が生じる
。(第1図(a))蒸着領域および損傷領域の幅はイオ
ンビームの収束の仕方によって変化できる、1μm以下
の幅にできる。 また蒸着物の厚さはイオンのドーズ量とビーム幅で決ま
る。10”/cm2のドーズを1μmのビーム径で照射
すると39人に相当する膜厚の蒸着物が形成される。 このように加工した基板30に超電導薄膜33をエピタ
キシャル成長する条件で形成すると、蒸着されていない
領域や、損傷を受けていない領域では、超電導薄膜33
がエピタキシャル成長するが、イオンビームにより加工
された領域34では、エピタキシャル成長が阻害され、
微結晶35が生成する。(第1図(b))膜厚が厚くな
るとイオンビームにより加工された領域34の両側から
成長してきた結晶が互いにぶつかる。両側の結晶の結晶
方位は同じであるが、僅かなずれがあるため、2つの結
晶の間にはミスフィツトが殆どない結晶粒界36が生成
する。(第1図(C))結晶粒界によって粒界をはさむ
両側での位相差は保たれ、両側の超電導電流は低くなり
、磁場が侵入できる弱結合が形成される。 次に上記第2の手段の具体的作用について第2図(a)
および第2図(b)に従って説明する。 収束イオンビーム(focused ion beam
)により、基板130にエピタキシャル成長させた超電
導薄膜131にGaなどのイオンビーム132を照射す
ると、加速電圧の大きさに従って、金属が蒸着されたり
、超電導薄膜131表面下約100〜200人の深さま
で拡張領域133が生じる。 (第2図(a))このように加工した超電導薄膜134
を熱処理すると、蒸着されたり、損傷を受けた領域では
、再結晶化が生じ、結晶粒界135が生成する。(第2
図(b))両側の結晶の結晶方位は同じであるため、結
晶粒界の両側の結晶粒の間にはミスフィツトは殆どない
。 次に上記第3の具体的作用を説明する。 Ln、Ba2Cu30y (Ln”Y、Er、Hoなど
の希土類金属)からなる酸化物超電導材料は、斜方晶型
ペロブスカイト構造をもち、a軸、b軸。 C軸、の長さが各々3.83人、3.89人。 11.7人、となっている。これら酸化物超電導薄膜材
料の臨界温度(Tc)や臨界電流密度(Jc)などの特
性を向」ニさせるには、薄膜の組成や適正な基板材料を
選択することが重要である。 特に酸化物超電導薄膜材料は、成膜過程において600
 ’C〜950℃の高温プロセスを経過するため、基板
材料としては薄膜との反応性の少ない材料を選ぶ必要が
ある。さらに、良好な超電導特性をもった薄膜結晶を形
成するには、結晶粒界の少ないエピタキシャル成長し易
い基板を選ぶ必要がある。この点から望ましい基板材料
は、チタン酸ストロンチウム(SrTiO3)、酸化マ
グネシウム(MgO)、酸化ジルコニウム(ZrO2)
などである。 酸化物超電導薄膜を真空蒸着法やスパッタ法で形成する
場合、基板材料の種類や基板の結晶面方位によって薄膜
結晶の成長方向が異なることが明らかになった。例えば
、Mg0(100)基板やZrO2(100)基板−に
に、前記酸化物超電導薄膜を形成した場合、基板と薄膜
のa、b軸の格子定数のミスマツチが大きいため、エネ
ルギー的に安定な0面を基板面に接した膜、すなわちO
軸配向した酸化物超電導薄膜が形成される。 これに対して、5rTj○3(100)基板上に前記酸
化物超電導薄膜を形成した場合、SrTiO3の格子定
数(3,90人)と、酸化物超電導薄膜のb軸の格子定
数およびC軸の格子定数の]/3の長さがほぼ等しいた
め、薄膜は基板」二にエピタキシャル成長して、a軸に
配向した酸化物超電導薄膜が形成される。同様に5rT
j○3(110)基板では(110)方向に配向した酸
化物超電導薄膜が形成される。 さらに、第3図に示したように1例えば5rTj○= 
(100)、5rTiO3(110)。 S r T j○、(lllj基板において、基板面が
わずかの角度Oだけ傾いた(オフした)基板を用いると
、この上に形成する酸化物超電導薄膜の納品配向が制御
できることが明らかになった。例えば、SrTiO3(
100)基板230の表面を(100)面に正しく合わ
せた領域23]と(100)から角度Oだけ傾いた領域
232に同一条件で前記酸化物超電導薄膜を形成すると
、(100)面に正しく合わせた領域231では、a軸
方向に配向した酸化物超電導薄膜が生成され、一方、角
度Oだけ傾いた領域232では、C軸方向に配向した酸
化物超電導薄膜が生成されることを見出した。この場合
、基板の結晶面方位がわずかに傾斜した境界部分では薄
膜の結晶方位が異なるため、結晶粒界233が形成され
る。 この場合、オフ角度Oは、0.5度以上が望ましい。ま
た、5rTj○3 N、10)、5rTiO。 (1゜1.1)、MgO,ZrO2基板を用いても同様
の効果がある。 [実施例] 以下、実施例により本発明の詳細な説明する。 実施例1゜ 第4図(a)〜第4図(C)により本発明の実施例1を
説明する。 無歪、鏡面に研磨した面方位(110)のチタン酸スト
ロンチウム(SrTiO,)単結晶基板40の上に収束
イオンビーム(FIB)法により、ガリウム(Ga)4
1を[011]および[001]方向に線状に照射した
。照射条件は加速電圧30kV、線幅(S工M:走査イ
オン顕微法で測定)は1μm、線の長さは0.5mmで
ある。 Gaのドーズ量は5 X 10”〜5 X 1019/
cmで、1桁ずつ量を変化させた。各ドーズ量の8本の
線42を3mmおきに形成した。 この加工を施した基板43上に ErBa2Cu、07−8薄膜44をスパッタ法で形成
した。エピタキシャル成長を行わせるために、基板温度
は成膜時700℃に保った。膜厚は0.7μmであった
。スパッタで形成した膜にはイオンを照射した場所に線
状の欠陥がみられた。但し、線状の欠陥が観察されたの
はドーズ量が5 X 10”/C112以上の5本であ
った。この膜を830℃で2時間、酸素中で熱処理した
。熱処理後、線状の欠陥すなわち粒界45は明瞭になっ
た。 粒界45の超電導特性を調べるために、粒界45の両端
部の超電導膜を除去して超電導膜のネック部を形成し、
4端子法でI−V特性を測定した。I−V曲線はその代
表例を第12図に示すように超電導の特徴を示していた
。77Kにおける粒界のない領域での臨界電流密度は電
流を[110]方向に流した時、2 X 104A/c
m2であったが、粒界45の場所での臨界電流密度は第
1表に示すように50%から3%に減少した。電流の流
す方向を[001]にした場合、電流の絶対値は約半分
に減少するものの、粒界の影響は同じ傾向にあった。イ
オンを照射したにもかかわらず、粒界45が観察されな
い場所での臨界電流密度は照射しない領域と殆ど差がな
かった。臨界電流密度(Jc)の温度依存性を調べた結
果、50代(1−(T/Tc))゛の関係になっていた
。また、磁場に対する臨界電流の変化を調べた結果、超
電導電流の周期的磁場依存性が観察され、弱結合ジョセ
フソン接合になっていることを確認した。 実施例2゜ 実施例1と同じ条件でイオンを照射した基板を用い、こ
の上にErBa2Cu30.−a薄膜をスパッタ法で形
成した。成膜条件は実施例1と同じであるが、膜厚は3
500人であった。830℃で2時間、酸素中で熱処理
した膜には、ドーズ量が5 X 1012/cm2以上
の7本に粒界がm察された。 実施例1の場合と同じように、4端子法で粒界のI−V
特性を調べた。実施例1の膜は臨界温度(Tc)が88
にと高かったが、膜厚3500人の膜のTcは83Kに
低下した。これは基板からの不純物の拡散の影響を強く
受けたためである。 77Kにおける粒界のない領域での臨界電流密度は6×
104A/cl12であったが、粒界のある場所での臨
界電流密度は第1表に示すように50%から1%に減少
した。イオンは照射したにもかかわらず、粒界45の観
察されない場所での臨界電流密度は実施例1と同様、照
射しない領域と殆ど差がなかった。イオンドーズ量が5
 X 10”/cm2以上の粒界での臨界電流密度(J
c)が低いのは膜厚が薄いためにドーズ量が5 X 1
016/cm2以上の粒界の幅が広くなっているためで
ある。温度依存性を調べた結果、イオンドーズ量が5 
X 10”7cm2以下の粒界ではJace(1−(T
/Tc))゛の関係になっていた。また、磁場に対する
臨界電流の変化を調べた結果、フラウンホーファ曲線が
観察され、弱結合ジョセフソン接合になっていることを
確認した。 実施例3゜ 実施例1,2と同じように、イオン照射した基板上にE
rBa2Cu307−a薄膜を1000人形成し、酸素
中で熱処理した。この膜の臨界温度(Tc)が80にで
あった。熱処理後にはすべての個所に粒界が観察された
。77Kにおける粒界のない領域での臨界電流密度は2
 X 103A/cm”であり、粒界の場所での臨界電
流密度は第1表に示すように75%から0%に減少した
。 実施例4゜ 実施例1と同じように、イオン照射した基板上にErB
a2Cu30v−a薄膜を1. 、5 /A m形成し
、酸素中で熱処理した。この膜の臨界温度(Tc)が8
5にであった。熱処理後にはドーズ量が5×1016/
Cm2〜5×10111/Cm2の個所に粒界が観察さ
れた。77Kにおける粒界のない領域での臨界電流密度
は3 X 10’A/cm”であり、粒界の場所での臨
界電流密度は第1表に示すように60%から32%に減
少した。 した。この場合に粒界が観察された条件は、5X101
11/cm2照射した個所だけであり、この部分だけが
弱結合ジョセフソン接合として利用できることが分かっ
た。 以上の実施例1〜実施例5の結果を膜厚と照射ドーズ量
の関係でまとめると、第5図の黒点で示す領域が適切な
領域であることが分かった。 実施例6゜ 照射するFIBのイオン源として、基板のチタン酸スト
ロンチウム(S r T j○3)の構成元素であるチ
タン(Ti)を使用し、実施例1と同じ条件でS rT
j、o3(1]、 O)基板」二にT〕を線状に照射し
た。この上に実施例1と同じく厚さ0.7μmのErB
a2Cu307−8薄膜を形成した。イオン源をGaか
らTiに変更しても、粒界の発生に差はなく、I−V特
性とJcの値に関しても再現性が極めて高いことが明ら
かになった。 実施例7゜ Gaイオンの照射において、加速電圧を30kVから1
5kVに下げた。加速電圧以外は実施例1と同じ条件で
5rTjO3(110)基板上にGaを線状に照射した
。この上にスパッタ法で厚さ0.35 μmのErBa
2Cu307−a薄膜を形成した。熱処理後の粒界はド
ーズ量が5 X 10”70m2以上の個所に観察され
た。加速電圧が30kVの場合に比較して、粒界形成に
照射の効果が少なくなったのは、基板の損傷の程度が少
なく、Gaが蒸着されている状況に近づいたためと考え
られる。 実施例8゜ 基板にS r T j○3(100)を用い、実施例1
と同し条件でGaイオンを線状に照射した。このイオン
ビーム加工した基板の上に、膜厚0.7μmのYBa2
Cu307−a薄膜を形成した。薄膜はa軸[100]
が膜面に垂直になるように成長した。面内にはC軸とb
軸が混じっていたが、線状にGaを照射した部分の実施
例1と同じドーズ量の条件下の部分で粒界が明瞭に観察
された。これから、基板方位と超電導薄膜の材料に殆ど
影響されないことが示された。 実施例9゜ 基板に酸化マグネシウム(MgO)(100)を使用し
、実施例6と同様にTjイオン加速電圧30kVで、5
 X 10”7cm −5X 10”7cm2のドーズ
量照射した。この上に膜厚0.35μmのY B a2
Cua O7−a 簿膜を形成した。薄膜はC軸が基板
面に垂直になり、a軸とb軸の区別はできなかったが、
5 X 10”7cm2−5 X 1018/cm2の
ドーズ量の個所で粒界が発生した。粒界を形成していな
い領域に対してのJcの値は、基板の種類に依存せず、
膜厚とドーズ量でほぼ規定される値であった。 実施例10゜ 以上の実施例1〜実施例9に示した方法で形成した結晶
粒界を弱結合ジョセフソン接合に利用し、dcsQUI
Dを作製した。5rTi○3(11−0)基板70に加
速電圧30kVで、Gaイオンをドーズ量5 X 10
15/cm”で線幅1μm、長さ0.5mm、間隔0.
8mmで直列に2本照射した。この」二には実施例1と
同じ条件で膜厚0.35μmのErBa2Cu307.
、、薄膜71を形成した。このようにして形成した薄膜
をホトリソグラフィと化学エツチングにより第6図に示
すように、2つの粒界72を利用したSQUIDのパタ
ーンに加工した。 このSQUIDにバイアス電流を流し、磁束の測定を7
6にでおこなった。その結果、第13図に示すように量
子磁束に対応する電圧が観測され、本発明で形成した粒
界利用の弱結合ジョセフソン接合が超電導素子に応用で
きることが示された。 実施例11゜ 本発明の実施例11を第7図(a)〜第7図(c)によ
り説明する。 無歪、鏡面に研磨した面内方位(110)のチタン酸ス
トロンチウム(S r T i O3)単結晶基板14
0の上にErBa2Cu30□−a薄膜141をスパッ
タ法で形成した。エピタキシャル成長を行わせるために
、基板温度は成膜時700℃に保った。 膜厚は0.7μmであった。この薄膜141にガリウム
(Ga)の収束イオンビーム(FIB)142を[01
1]および[001]方向に線状に照射した。照射条件
は加速電圧30kV、線幅(SIM:走査イオン顕微法
で測定)は1μm、線の長さは0.5+amである。G
aのドーズ量はlX1012〜1×10197cW12
で、1桁ずつ量を変化させた。各ドーズ量の8本の線1
43を3mmおきに形成した。 この加工を施した薄膜144を830℃で2時間、酸素
中で熱処理した。熱処理後、イオンを照射した場所に欠
陥の粒界が発生した。但し、線状の欠陥が観察されたの
はドーズ量がI X 10”/cm2以上の5本であっ
た。この線状の欠陥すなわち粒界145は明瞭になった
。 粒界145の超電導特性を調べるために、粒界145の
両端部の超電導膜を除去して超電導膜のネック部を形成
し、4端子法でI−V特性を測定した。I−V曲線はそ
の代表例を第12図に示すように超電導の特徴を示して
いた。77Kにおける粒界のない領域での臨界電流密度
は電流を[110]方向に流した時、2 X 105A
 7cm”であったが、粒界145の場所での臨界電流
密度は第2表に示すように52%から11%に減少した
。 電流の流す方向を[001]にした場合、電流の絶対値
は約半分に減少するものの、粒界の影響が同じ傾向にあ
った。イオンを照射したにもかかわらず、粒界145が
観察されない場所での臨界電流密度は照射しない領域と
殆ど差がなかった。臨界電流密度(Jc)の温度依存性
を調べた結果、Jc” (1−(T/Tc))  の関
係になっていた。また、磁場にたいする臨界電流の変化
を調べた結果、超電導電流の周期的磁場依存性が観察さ
れ、弱結合ジョセフソン接合になっていることを=24 確認した。 実施例12 実施例11と同じ成膜条件で膜厚0.35μmのErB
a2Cu30□4薄膜をスパッタ法で形成し、これに実
施例11と同じ条件でイオンを照射した。 その後、830℃で2時間、酸素中で熱処理した。 薄膜には、ドーズ量がI X 1013/cm2以上の
7本に粒界が観察された。実施例11の場合と同じよう
に、4端子法で粒界のI−V特性を調べた。 実施例11の膜は臨界温度(Tc)が88にと高かった
が、膜厚0.35μmの膜のTcは83Kに低下した。 これは基板からの不純物の拡散の影響を強く受けたため
である。77Kにおける粒界のない領域での臨界電流密
度は6 X 10’A/am2であ−たが、粒貸鷺る場
所での臨界電流密度は第2表に示すように50%から1
%に減少した。イオンは照射したにもかかわらず、粒界
145の観察されない場所での臨界電流密度は実施例1
1と同様、照射しない領域と殆ど差がなかった。イオン
ドーズ量がI X 1017/cm”以上の粒界での臨
界電流密度(Jc)が低いのは膜厚が薄いためにドーズ
量がI X 10′77cm2以上の粒界の幅が広くな
っているためである。温度依存性を調べた結果、イオン
ドーズ量がI X 10”/am2以下の粒界ではJ 
cce (1−(T/Tc) )  の関係になってい
た。また、磁場にたいする臨界電流の変化を調べた結果
、フラウンホーファ曲線がa察され、弱結合ジョセフソ
ン接合になっていることを確認した。 実施例13 実施例11と同じように、ErBa2Cu30t−a薄
膜を1000人形成し、これに、イオンを照射し、酸素
中で熱処理した。この膜の臨界温度(Tc)は80にで
あった。熱処理後にはすべての個所に粒界が観察された
。77Kにおける粒界のない領域での臨界電流密度は2
 X 103A/cm’であり、粒界の場所での臨界電
流密度は第2表に示すように39%から0%に減少した
。 実施例]4 基板上にErBa2Cu307−8薄膜を1.5μm形
成し、実施例11と同じように、イオン照射し、これを
酸素中で熱処理した。この膜の臨界温度(Tc)は85
にであった。熱処理後にはドーズ量がI X 1017
/cm −I X 1019/cm2の個所に粒界が観
察された。77Kにおける粒界のない領域での臨界電流
密度は3 X 105A/cm2であり、粒界の場所で
の臨界電流密度は第2表に示すように64%から35%
に減少した。 実施例15 形成するErBa2Cu307−a薄膜の膜厚を3μm
にした。この場合に粒界が観察された条件は、I X 
1019/cm”照射した個所だけであり、この部分だ
けが弱結合ジョセフソン接合として利用できることが分
かった。 以」二の実施例11〜実施例15の結果を膜厚と照射ド
ーズ量の関係でまとめると、第8図の黒点で示す領域が
適切な領域であることが分かった。 実施例16゜ 照射するFIBのイオン源として、基板のチタン酸スト
ロンチウム(S r T i○3)の構成元素であるチ
タン(Tii)を使用し、実施例11と同じく厚さO,
’7μmのErBa2Cu、O□−a薄晶施例11と同
じ条件でTiを線状に照射した。イオン源をGaからT
iに変更しても、粒界の発生に差はなく、I−V特性と
Jcの値に関しても再現性が極めて高いことが明らかに
なった。 実施例17 Gaイオンの照射において、加速電圧を3゜kVから1
5kVに下げた。加速電圧以外は実施例11と同じ条件
で5rTiO3(110)基板上の厚さ0.35 μm
のE r B 82C11307−6薄膜にGaを線状
に照射した。熱処理後の粒界はドーズ量が1×1015
 /cm2以上の個所に観察された。 加速電圧が30kVの場合に比較して、粒界形成に照射
の効果が少なくなったのは、薄膜の損傷の程度が少なく
、Gaが蒸着されている状況に近づいたためと考えられ
る。 実施例18゜ 基板に5rTio3(100)を用い、この上に膜厚0
.7ttmのYBa2Cu30.−a薄膜を形成した。 実施例11と同じ条件でGaイオンを線状に照射した。 このイオンビーム加工した薄膜はa軸[100]が膜面
に垂直になるように成長したもので、面内にはC軸とb
軸が混じっていたが、線状にGaを照射した部分では実
施例11と同じ1−一ズ量の条件下の部分で粒界が明瞭
に観察された。 これから、基板方位と超電導薄膜の材料に殆ど影響され
ないことが示された。 実施例19゜ 基板に酸化マグネシウム(MgO)(100)を使用し
、この上に膜厚0.35μmの YBa2Cu307−a薄膜を形成した。実施例16と
同様にTjイオンを加速電圧30kVで、I X 10
12−I X 101g/cm2のドーズ量照射した。 薄膜はC軸が基板面に垂直になり、a軸とb軸の区別は
できなかったが、I X 1013〜I X 1019
/cm2のドーズ量の個所で粒界が発生した。粒界を形
成していない領域に対してのJcの値は、基板の種類に
依存せず、膜厚とドーズ量でほぼ規定される値であった
。 実施例20゜ 以上の実施例11〜実施例19に示した方法で形成した
結晶粒界を弱結合ジョセフソン接合に利用し、dcsQ
UIDを作製した。5rTiO。 (110)基板170に実施例11と同じ条件で膜厚0
.35 μmのErBa2Cu307−a薄膜171を
形成した。この上に加速電圧30kVで、Gaイオンを
ドーズ量5 X 10”/cm2で線幅1μm、長さQ
、5mm、間隔0.8111mで直列に2本照射した。 このようにして形成した薄膜をホトリソグラフィと化学
エツチングにより第9図に示すように、2つの粒界17
2を利用したSQUIDのパターンに加工した。 このSQUIDにバイアス電流を流し、磁束の測定を7
6にでおこなった。その結果、第13図に示すように量
子磁束に対応する電圧が観測され、本発明で形成した粒
界利用の弱結合ジョセフソン接合が超電導素子に応用で
きることが示された。 実施例21゜ 本発明の実施例21を第10図(a)および第10図(
b)により説明する。まず第10図(、)に示すように
、面内方位(100)のチタン酸ストロンチウム(Sr
TiO3)単結晶基板240の表面を、面方位(100
)に正しく合わせた面241と、これに対して角度Oだ
け傾斜した面242となるように切断し、各々の表面を
無歪。 鏡面に研磨した。基板の傾斜角Oは、0.5度。 1度、2度、6度、10度、14度とした基板を用いた
。次に成膜時の基板温度を700℃に保持して、前記基
板上にEr2O3,Bad、Cu各々の一層の膜厚を6
0人、185人、60人として全膜厚0.7μmの積層
磁ζ3を真空蒸着法により形成した。 ついで薄膜243を900℃で2時間、酸素中で熱処理
して第10図(b)に示したようなEr1Ba2Cu3
0□の酸化物超電導膜を形成した。 この熱処理により、面方位(100)に正しく合わせた
領域241では、a軸方向に配向した酸化物超電導膜が
形成された。一方、面方位が(100)に対して角度θ
だけ傾斜した領域242では、C軸方向に配向した酸化
物超電導膜が形成された。上記薄膜において基板の結晶
面が傾斜した境界部分に薄膜結晶の配向の違いにより、
結晶粒界244が発生した。 粒界244の超電導特性を調べるために、実施例1と同
じように粒界244の両端部の超電導膜を除去して超電
導膜のネック部を形成し、4端子法でI−V特性を測定
した。I−V曲線はその代表例を第12図に示すように
超電導の特徴を示していた。77Kにおける粒界のない
領域での臨界電流密度は、2×10″’ A / 0m
2であったが、粒界244の場所での臨界電流密度は傾
斜角θの大きさにより第3表に示すように52%から1
1%に減少した。臨界電流密度(Jc)の温度依存性を
調べた結果、J c” (1−(T/Tc))゛の関係
になっていた。また、磁場にたいする臨界電流ているこ
とを確認した。 第3表 実施例22゜ 面内方位(100)の酸化マグネシウム(MgO)単結
晶基板の表面を第10図(a)に示したように実施例2
1と同様の形状に加工した後、各々の表面を無歪、鏡面
に研磨した。次に、第10図(b)に示したように、ス
パッタ法により基板上に膜厚Q、31tmのE r、 
B a2Cu、07の酸化物超電導膜を形成した。薄膜
形成時の基板温度は700 ’Cとした。その後、83
0℃で2時間、酸素中で熱処理した。得られた試料は、
面方位(100)に正しく合わせた領域24] (0=
0度)およびこれに対して角度θだけ傾斜した領域24
2ともに、各々の基板面に垂直にC軸配向した酸化物超
電導薄膜が形成され、また基板の結晶面が傾斜した境界
部分には、薄膜結晶の配向の傾きにより、粒界が発生し
ていた。なお、本実施例ではスパッタ中に膜の超電導化
が行なわれているので、その後の熱処理工程は必ずしも
必要ではない。 粒界の超電導特性を調べるために、実施例21の場合と
同しように、粒界の両側を除去し、4端子法で粒界のr
−v特性を調べた。T −V特性は、第12図に示すよ
うな超電導の特徴を示していた。 77Kにおける粒界のない領域での臨界電流密度は6 
X 1.04A/cm’であったが、粒界のある場所で
の臨界電流密度は第3表に示すように60%から12%
に減少した。傾斜角Oが大きいほど、粒界での臨界電流
密度が低いのは、薄膜結晶の成長軸の傾きが大きくなる
ことにより、粒界の幅が広くなるためである。臨界電流
密度の温度依存性をの関係になっていた。また、磁場に
たいする臨界電流の変化からも弱結合ジョセフソン接合
になっていることを確認した。 実施例23゜ 本発明の実施例21〜実施例22の弱結合のジョセフソ
ン接合を利用し、第11図に示したようなdcsQUI
Dを作製した。面内方位(100)の融化マグネシウム
(MgO)単結晶基板の表面の一部を傾斜角0=2度に
切断した基板260を用いて、実施例22と同じ条件で
膜厚0.3μmのEr、Ba2Cu307薄膜261を
形成した。このようにして形成した薄膜において、基板
の傾斜角のずれた部分に粒界262が生成された。この
ようにして形成した薄iン鯰雰≠#辷辻ホトリソグラフ
ィと化学エツチングにより第11図に示すように、2つ
の粒界262を利用したSQUIDのパターンに加工し
た。 このSQUIDにバイアス電流を流し、磁束の測定を7
6にでおこなった。その結果、第13図に示すように、
量子磁束に対応する電圧が観測され、本発明で形成した
粒界利用の弱結合ジョセフソン接合が超電導素子に応用
できることが示された。 【発明の効果1 本発明によれば、所定に位置に単一の結晶粒界が形成で
きるため、これを超電導弱結合ジョセフソン接合に利用
できる。また、膜厚、ドーズ量を選択することにより、
素子作製時のバイアス電流を制御できることも大きな特
長である。 なお、本発明における薄膜形成法はスパッタ法あるいは
積層蒸着法であったが、酸化物超電導薄膜はこの他、反
応性蒸着法でも形成可能であり、他の成膜法が適用可能
であることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)〜第1図(C)、第2図(a)〜第2図(
b)及び第3図は、いずれも所定の位置に結晶粒界を形
成する一方法を説明する図、第4図(a)〜第4図(c
)は本発明の実施例1〜実施例9の製造工程を示す図、
第5図は実施例1〜実施例5より求めた弱結合ジョセフ
ソン接合が得られるドーズ量と膜厚の関係を示す図、第
6図は本発明の実施例10で作製したSQUIDの構造
を示す図、第7図(a)〜第7図(c)は本発明の実施
例11〜実施例19の製造工程を示す図、第8図は実施
例11〜実施例15より求めた弱結合ジョセフソン接合
が得られるドーズ量と膜厚の関係を示す図、第9図は本
発明の実施例20で作製したSQUIDの構造を示す図
、第10図(a)および第10図(b)は本発明の実施
例21および実施例22の製造工程を示す図、第11図
は本発明の実施例23で作製したSQUIDの構造を示
す図、第12図は本発明で得られた粒界のI−V特性を
示す図、第13図はSQUIDで測定した量子磁束に対
応する電圧の変化を示す図、第14図はトンネル型ジョ
セフソン接合の断面図、第15図は薄膜による弱結合ジ
ョセフソン接合の従来例の断面図である。 10・・・超電導体セラミックスの棒、11・・・超電
導体、20,30,130,230゜240.260・
・・基板、21・・・段差、22.33,131,24
3,261・・・超電導薄膜、31,132,142.
・・・イオンビーム、32・・・損傷、34・・・イオ
ンビームにより加工された領域、35・・・微結晶、 36.135,233・・・結晶粒界、40.70,1
40.17(1=srTio3単結晶基板、4l−Ga
、42,143.、、各ドーズ量の8本の線、43・・
・加工を施した基板、44.71,141,171−E
rBa2Cu307−a薄膜、45,1.45,244
・・・粒界、72.172,262・・2つの粒界、1
33・・・拡散領域、1.34,144・・・加工され
た超電導薄膜領域、231,241・・・θ=0度の基
板表面、232,242・・・角度θで傾斜した基板表
面。 (≧ N へ ^)<ト ”1  r  ’S  ”5 r−。 〜)(心 ^) へ) 忰 図 4θ’ Sr 7;Oa I’料品U&41:θa 42  :$ドース°’f(7)5)不(71牟W4J
 : カロ1’を方荷しfく幕1に44 : ErBt
umθ7,1(鍵 45す立堺 第5 第6 7θ:、’:r7;θ1(110IIH。 図 m : uxiuンt、:ゝb #−3; 釜)”−°ス゛讐の22ト6り稈/11? 
: Ifl工[沌り九蒲輝 /り5:牡界 卒 ワ 図 111111図 ノt2 2r2: 2フnJ立訃 ¥ イO図 (α) Cb)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、基板に物質を照射し、該物質を該基板表面に線状に
    堆積するか、もしくは該物質によって、該基板表面に線
    状の損傷を与える加工をしたのち、前記、線状の加工を
    施した基板上に酸化物超電導体の薄膜をエピタキシャル
    成長させることにより、前記の線状の加工を施した位置
    に結晶粒界を形成し、該結晶粒界を弱結合ジョセフソン
    接合と成すことを特徴とする弱結合ジョセフソン接合の
    形成法。 2、上記加工は収束イオンビームによってなされる、特
    許請求の範囲第1項記載の弱結合ジョセフソン接合の形
    成法。 3、上記収束イオンビームのドーズ量は 5×10^1^1〜5×10^1^8である、特許請求
    の範囲第2項記載の弱結合ジョセフソン接合の形成法。 4、基板上に形成したエピタキシャル成長した酸化物超
    電導薄膜に臨界電流密度を減少させる物質を照射し、該
    物質を上記酸化物超電導薄膜の内部に線状に拡散させる
    か、もしくは該物質によって、上記酸化物超電導薄膜に
    線状に損傷を与える加工をしたのち、熱処理をすること
    により、前記の線状の加工を施した位置に結晶粒界を形
    成し、該結晶粒界を弱結合ジョセフソン接合に利用する
    ことを特徴とする弱結合ジョセフソン接合の形成法。 5、前記の照射は収束イオンビームによってなされる特
    許請求の範囲第4項記載の弱結合ジョセフソン接合の形
    成法。 6、前記収束イオンビームのドーズ量は 5×10^1^1〜5×10^1^8である特許請求の
    範囲第5項記載の弱結合ジョセフソン接合の形成法。 7、結晶面方位の異なる部分を設けた基板上に酸化物超
    電導薄膜をエピタキシャル成長して、該基板上の結晶面
    方位の異なる部分の境界に結晶粒界を形成し、該結晶粒
    界を弱結合ジョセフソン接合と成すことを特徴とする弱
    結合ジョセフソン接合の形成法。 8、特許請求の範囲第1項、第4項または第7項記載の
    弱結合ジョセフソン接合を用いたことを特徴とする超電
    導素子。 9、特許請求の範囲第4項記載の超電導素子は薄膜SQ
    UID(超電導量子干渉素子)であることを特徴とする
    超電導素子。
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