JPH01202876A - ジョセフソン接合素子の作製方法 - Google Patents
ジョセフソン接合素子の作製方法Info
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- JPH01202876A JPH01202876A JP63026634A JP2663488A JPH01202876A JP H01202876 A JPH01202876 A JP H01202876A JP 63026634 A JP63026634 A JP 63026634A JP 2663488 A JP2663488 A JP 2663488A JP H01202876 A JPH01202876 A JP H01202876A
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- thin film
- josephson junction
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- superconducting thin
- superconductive thin
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Links
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Landscapes
- Superconductor Devices And Manufacturing Methods Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野〕
本発明はジョセフソン接合素子の作製方法に関し、さら
に詳しくは平坦で高集積化が可能なジョセフソン素子の
作製方法に関するものである。
に詳しくは平坦で高集積化が可能なジョセフソン素子の
作製方法に関するものである。
(従来の技術〕
従来、ジョセフソン接合素子の作製方法は、まず基板の
全面に下部電極となる超伝導層、その上にトンネル障壁
層、さらにその上に上部電極となる超伝導層を形成する
。次に接合構成層の残すべき部分にフォトレジスト等で
第1のエツチングマスクを形成し、これで覆われていな
い接合構成層をエツチングで除去する。第1のエツチン
グマスクを除去した後、フォトレジスト等から成る接合
領域規定用の第2のエツチングマスクを形成し、これで
覆われていない部分の接合構成層の上部電極をエツチン
グで除去し、ジョセフソン接合を形成していた。
全面に下部電極となる超伝導層、その上にトンネル障壁
層、さらにその上に上部電極となる超伝導層を形成する
。次に接合構成層の残すべき部分にフォトレジスト等で
第1のエツチングマスクを形成し、これで覆われていな
い接合構成層をエツチングで除去する。第1のエツチン
グマスクを除去した後、フォトレジスト等から成る接合
領域規定用の第2のエツチングマスクを形成し、これで
覆われていない部分の接合構成層の上部電極をエツチン
グで除去し、ジョセフソン接合を形成していた。
(発明が解決しようとする課題〕
以上説明したように、従来のジョセフソン接合素子の作
製方法では、基板上にいくつもの層をエツチングを繰り
返し行ないながら形成しなければならず、工程が非常に
多くプロセスが複雑である。
製方法では、基板上にいくつもの層をエツチングを繰り
返し行ないながら形成しなければならず、工程が非常に
多くプロセスが複雑である。
ま゛た、エツチング時のマスクの位置合わせに精度が要
求されるため、接合素子性能の制御性および歩止まりに
問題がある。
求されるため、接合素子性能の制御性および歩止まりに
問題がある。
さらに、回路にするために配線層を形成すると、接合素
子上面の平坦性がなくなり、断線を起こしやすく、回路
の高集積化が困難であるなどの問題点を有していた。
子上面の平坦性がなくなり、断線を起こしやすく、回路
の高集積化が困難であるなどの問題点を有していた。
本発明は上記の問題点を解決すべくなされたもので、少
ない工程で、より簡単にジョセフソン接合素子を作製す
る方法を提供することを目的とする。
ない工程で、より簡単にジョセフソン接合素子を作製す
る方法を提供することを目的とする。
本発明は基板上の超伝導薄膜に電子ビームあるいはイオ
ンビームを照射し、超伝導薄膜に局所的な抵抗値変化を
引き起こさせる工程を有するジョセフソン接合素子の作
製方法である。
ンビームを照射し、超伝導薄膜に局所的な抵抗値変化を
引き起こさせる工程を有するジョセフソン接合素子の作
製方法である。
本発明によれば電子ビームあるいはイオンビームを用い
て基板上の一層の超伝導薄膜に局所的な抵抗値変化を起
こさせ、ジョセフソン接合素子を従来法より少ない工程
で簡単に作製できる。また同一基板上に複数の素子を形
成でき、あらためて配線層を形成しなくても超伝導薄膜
をそのまま配線に用いればよいので、平坦な素子を作製
できるとともに回路の高集積化が可能となる。
て基板上の一層の超伝導薄膜に局所的な抵抗値変化を起
こさせ、ジョセフソン接合素子を従来法より少ない工程
で簡単に作製できる。また同一基板上に複数の素子を形
成でき、あらためて配線層を形成しなくても超伝導薄膜
をそのまま配線に用いればよいので、平坦な素子を作製
できるとともに回路の高集積化が可能となる。
本発明に用いる基板の材料としては、MgO単結晶、
5rTi03単結晶、サファイア、その他YSZなどが
好ましい。また超伝導薄膜用材料としては、YBa2C
u、0.−δ、 ErBa2Cu30t−δなどの酸化
物材料が用いられる。超伝導薄膜に局所的な抵抗値変化
を与えるには、超伝導’jlriA上の所望部分に電子
ビームあるいはイオンビームを照射することにより簡単
に行われる。
5rTi03単結晶、サファイア、その他YSZなどが
好ましい。また超伝導薄膜用材料としては、YBa2C
u、0.−δ、 ErBa2Cu30t−δなどの酸化
物材料が用いられる。超伝導薄膜に局所的な抵抗値変化
を与えるには、超伝導’jlriA上の所望部分に電子
ビームあるいはイオンビームを照射することにより簡単
に行われる。
本発明方法は、その制御性が良好のため、作製された素
子および回路の特性は極めて安定する。
子および回路の特性は極めて安定する。
〔実施例)
以下、本発明を実施例により図面を参照しながら説明す
る。
る。
〔実施例1〕
第1図は本発明によるジョセフソン接合素子の作製方法
の1例で、トンネル型ジョセフソン接合素子の作製工程
を示したものである。
の1例で、トンネル型ジョセフソン接合素子の作製工程
を示したものである。
第1図−(1)において基板1はMgO単結晶であり、
この上にYBa2Cu30t−δ(0,1≦δ< 0.
5)超伝導薄膜2を形成した。形成方法はRFマグネト
ロンスパッタ法で、成膜後o2中で850t:、1時間
熱処理した。膜厚は4000人である。
この上にYBa2Cu30t−δ(0,1≦δ< 0.
5)超伝導薄膜2を形成した。形成方法はRFマグネト
ロンスパッタ法で、成膜後o2中で850t:、1時間
熱処理した。膜厚は4000人である。
次にこの超伝導薄膜2の上に電子ビーム10(出力5K
eV)を照射することにより、 500人幅の5μm長
さの絶縁体層3を形成し、第1図−(2)。
eV)を照射することにより、 500人幅の5μm長
さの絶縁体層3を形成し、第1図−(2)。
(3)に示されるトンネル型ジョセフソン接合素子を作
製した。
製した。
〔実施例2〕
第2図は本発明の他の実施例であり、弱結合型ジョセフ
ソン接合素子の作製工程を示す。
ソン接合素子の作製工程を示す。
第2図−(1)において基板4は5rTiO,単結晶で
あり、この上に実施例1と同様にYBa2Cu、0.−
δ(0,1≦δ< 0.5)超伝導薄膜5を形成した。
あり、この上に実施例1と同様にYBa2Cu、0.−
δ(0,1≦δ< 0.5)超伝導薄膜5を形成した。
次に電子ビーム11(出力3にeV )を超伝導薄膜5
上に照射した。電子ビーム照射直径は1500人であり
、第2図−(2)に示すように、超伝導薄膜を残すこと
により弱結合型ジョセフソン接合素子を作製した。
上に照射した。電子ビーム照射直径は1500人であり
、第2図−(2)に示すように、超伝導薄膜を残すこと
により弱結合型ジョセフソン接合素子を作製した。
(実施例3)
第3図は、第3の実施例で弱結合型ジョセフソン接合素
子の作製方法を示したものである。第3図−(1)にお
いて実施例1と同様にサファイア基板7上に超伝導薄膜
8 (ErBa2CuaOy−δ)を積層し、次で超伝
導薄膜8に電子ビーム12(出力5〜20にeV )を
照射し、第3図−(2)に示すように1000人の幅、
3mm長さの絶縁体層9を形成した。さらにスパッタ法
により超伝導薄膜8の全面上に超伝導薄膜8°を形成し
、第3図−(3)に示す弱結合型ジョセフソン接合素子
を作製した。
子の作製方法を示したものである。第3図−(1)にお
いて実施例1と同様にサファイア基板7上に超伝導薄膜
8 (ErBa2CuaOy−δ)を積層し、次で超伝
導薄膜8に電子ビーム12(出力5〜20にeV )を
照射し、第3図−(2)に示すように1000人の幅、
3mm長さの絶縁体層9を形成した。さらにスパッタ法
により超伝導薄膜8の全面上に超伝導薄膜8°を形成し
、第3図−(3)に示す弱結合型ジョセフソン接合素子
を作製した。
〔実施例4〕
イオンビームを用いた場合の弱結合型ジョセフソン接合
素子の作製工程を示す。
素子の作製工程を示す。
第2図−(1)において基板4はMgO単結晶であり、
この上にHoBa2Cu30.−δ(0,1≦δ< 0
.5)超伝導薄膜5を形成した。形成方法は、基板温度
60G”C,RFマグネトロンスパッタ法で成膜した。
この上にHoBa2Cu30.−δ(0,1≦δ< 0
.5)超伝導薄膜5を形成した。形成方法は、基板温度
60G”C,RFマグネトロンスパッタ法で成膜した。
成膜後02中で850℃、3時間熱処理した。熱処理後
の膜厚は7000人であった。
の膜厚は7000人であった。
次に、Ni元素を7にeVのイオンビーム11として超
伝導薄膜5の所定の位置に打込んだ。Niイオンの注入
量は約2X 10”ケ/cm’である。このN3イオン
は約5000人程度の深さまで注入されており、注入部
分6は超伝導性を示さない(同図−(2))。このNi
イオンビームを超伝導薄膜5の表面に線状に照射して弱
結合型ジョセフソン接合素子を作製した。絶縁層6の幅
は約2000人であり、長さは7μmである。
伝導薄膜5の所定の位置に打込んだ。Niイオンの注入
量は約2X 10”ケ/cm’である。このN3イオン
は約5000人程度の深さまで注入されており、注入部
分6は超伝導性を示さない(同図−(2))。このNi
イオンビームを超伝導薄膜5の表面に線状に照射して弱
結合型ジョセフソン接合素子を作製した。絶縁層6の幅
は約2000人であり、長さは7μmである。
以上説明したように本発明によるジョセフソン接合素子
の作製方法により、少ない工程で同一基板上に複数の素
子を形成でき、さらに平坦化が可能であるため集積回路
にした時も断線の恐れの少ない回路が得られ、高集積化
にも適用できる。
の作製方法により、少ない工程で同一基板上に複数の素
子を形成でき、さらに平坦化が可能であるため集積回路
にした時も断線の恐れの少ない回路が得られ、高集積化
にも適用できる。
また制御性が良好なため作製された素子および回路の特
性は安定する。
性は安定する。
第1図−(1) 、 (2) 、 (:])は本発明に
よるトンネル型ジョセフソン接合素子の作製方法を説明
するための断面図、第2図−(1)、(2)および第3
図−(1)。 (2) 、 (3)は本発明による弱結合型ジョセフソ
ン接合素子の作製方法を説明するための断面図である。 1.4.7・・・・・・・・基板 2.5,8,8°・・・超伝導薄膜 3.6.9・・・・絶縁体層
よるトンネル型ジョセフソン接合素子の作製方法を説明
するための断面図、第2図−(1)、(2)および第3
図−(1)。 (2) 、 (3)は本発明による弱結合型ジョセフソ
ン接合素子の作製方法を説明するための断面図である。 1.4.7・・・・・・・・基板 2.5,8,8°・・・超伝導薄膜 3.6.9・・・・絶縁体層
Claims (1)
- 1、基板上の超伝導薄膜に電子ビームあるいはイオンビ
ームを照射し、超伝導薄膜に局所的な抵抗値変化を引き
起こさせる工程を有することを特徴とするジョセフソン
接合素子の作製方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63026634A JPH01202876A (ja) | 1988-02-09 | 1988-02-09 | ジョセフソン接合素子の作製方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63026634A JPH01202876A (ja) | 1988-02-09 | 1988-02-09 | ジョセフソン接合素子の作製方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01202876A true JPH01202876A (ja) | 1989-08-15 |
Family
ID=12198883
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63026634A Pending JPH01202876A (ja) | 1988-02-09 | 1988-02-09 | ジョセフソン接合素子の作製方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH01202876A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0269981A (ja) * | 1988-09-05 | 1990-03-08 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | ジョセフソン素子の製造方法 |
US5077266A (en) * | 1988-09-14 | 1991-12-31 | Hitachi, Ltd. | Method of forming weak-link josephson junction, and superconducting device employing the junction |
-
1988
- 1988-02-09 JP JP63026634A patent/JPH01202876A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0269981A (ja) * | 1988-09-05 | 1990-03-08 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | ジョセフソン素子の製造方法 |
US5077266A (en) * | 1988-09-14 | 1991-12-31 | Hitachi, Ltd. | Method of forming weak-link josephson junction, and superconducting device employing the junction |
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