JPH0217138A - トリクロロジフルオロプロパンのフツ素化方法 - Google Patents

トリクロロジフルオロプロパンのフツ素化方法

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JPH0217138A
JPH0217138A JP16595988A JP16595988A JPH0217138A JP H0217138 A JPH0217138 A JP H0217138A JP 16595988 A JP16595988 A JP 16595988A JP 16595988 A JP16595988 A JP 16595988A JP H0217138 A JPH0217138 A JP H0217138A
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JP
Japan
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oxide
fluorination
hydrogen fluoride
chromium
aluminum oxide
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Pending
Application number
JP16595988A
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English (en)
Inventor
Shinsuke Morikawa
森川 真介
Shunichi Samejima
鮫島 俊一
Masaru Yoshitake
優 吉武
Shin Tatematsu
伸 立松
Toshihiro Tanuma
敏弘 田沼
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AGC Inc
Original Assignee
Asahi Glass Co Ltd
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Publication date
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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はクロロフルオロプロパン類の製法に関するもの
である。
〔従来の技術及び課題] 式CxH3CL 2F2で表わされるトリクロロジフル
オロプロパン(R−242)の中でジフルオロメチレン
基を炭素鎖の中心に有する異性体としてハCC13CF
 2CH3(沸点:101.7℃)およびCH2Cl 
CF2CHCl 2(沸点:127.3℃)がある、従
来これらはフッ化水素を用いてフッ素化し得ることが知
られている1例えば、CCI zcF 2 CHaを5
bF3C1z触媒の存在下にフッ素化するとCCL 2
 F CF 2 CH3が得られる。しかし、更なるフ
ッ素化は困難であることが知られている。
一方、気相フッ素化の触媒としては従来がら用いられて
きた汎用的な触媒、すなわち活性炭触媒、酸化クロム触
媒または酸化アルミニウム触媒が使用可能である。しか
し、例えば、酸化アルミニウム系触媒では低温における
反応活性および高温における耐久性が不十分である他、
酸化クロム触媒はそのらの単味では成型性が不十分であ
り、実用気相触媒としての使用が困難である。また、C
FICF2CH3(R245)、CC1F2CF2CH
3(R244)、CCI 2FCF1ICH3(R24
3)を選択的に得ることは困難であるため、特定の化合
物を選択的に得る目的には必ずしも適していない、した
がってこれらの触媒は必ずしも満足な特性を有していな
い6 [課題を解決するための手段] 而して、本発明者は酸化アルミニウムを主体に種々の複
合酸化物系触媒を鋭意検討した結果、特定割合の酸化ク
ロム/酸化アルミニウム/酸化マグネシウム系触媒が耐
久性に優れ、かつ触媒の酸塩基性の制御が容易であるた
めフッ化水素供給量に応じて逐次的に塩素がフッ素へ置
換していくことを見いだし、本発明を提供するに至った
ものである。
すなわち、本発明は酸化物重量基準で50〜90%の酸
化アルミニウムを含有し且つ酸化クロムに対し酸化物重
量基準で1〜30%の酸化マグネシウムを含有する酸化
クロム/酸化アルミニウム/酸化マグネシウム系触媒の
存在下で気相においてフッ化水素によりフッ素化するこ
とを特徴とするトリクロロジフルオロプロパンのフッ素
化方法を新規に提供するものである。
以下、本発明の詳細について、実施例とともに説明する
本発明の触媒は酸化アルミニウム50〜90%(酸化物
重量基準、以下同じ)、好才しくは60〜80%を含有
する。酸化マグネシウムは酸化クロムに対して1〜30
%、好ましくは2〜20%の割合で含有される。
本発明の触媒を調製するには、上記3成分を均質に分散
できる方法であればいずれの方法でも採用可能である0
例えば、共沈法、混練法が挙げられる。特に好ましくは
、アルミニウム、マグネシウムおよびクロムの塩の水溶
液から水和物を共沈させる方法、あるいは水酸化アルミ
ニウムや水酸化クロムのケーキ(含水量50〜85%)
とマグネシウム化合物を、ボールミル、ホモジナイザー
などで混線、摩砕する方法である。水酸化アルミニウム
は、硝酸塩、硫酸塩などの無機塩類の水溶液からアンモ
ニア水、尿素などを用いて沈澱させたもの、アルミニウ
ムイソプロポキシドなどの有機塩類の加水分解により調
製したものなどいずれも採用できる。水酸化クロムは、
Cr 03を還元して調製したもの、Cr3°の塩から
沈澱させたものなどいずれも採用可能である。マグネシ
ウム成分についても同様である。また、酸化アルミニウ
ムや酸化クロムとマグネシウム化合物を単に混合する方
法も、簡便な方法として例示されるが、均質分散の点で
は効果は小さい。
水和物の状聾にある触媒は、120〜150℃で乾燥し
た後通常300〜600℃、好ましくは350〜450
℃で焼成するのが好ましい。
本発明においては触媒の活性化を施すのが望ましく、通
常、100〜450℃、好ましくは200〜350℃で
フッ素化処理を施すことにより目的を達成できる。また
、フッ素化反応系内で活性化しても良いし、フッ素化炭
化水素との加熱処理によっても行ない得る。
フッ素化反応は気相中常圧もしくは加圧下で、150℃
〜550℃、特に好ましくは、300°C〜450℃の
温度範囲で行なうことが適当である。
フッ化水素とR−242の割合は大幅に変動させ得る。
しかしながら、通常、化学f#論及のフッ化水素を使用
して塩素原子を置換する。出発物質の全モル数に対して
、化学i論量よりかなり多い量、例えば4モルまたはそ
れ以上のフッ化水素を使用し得る。
接触時間は、通常0.1〜300秒、特に好ましくは5
〜30秒である。
触媒活性維持のため、酸素または塩素をR−242に対
して0.1〜10%共存させることが好ましい。
以上の如く0本発明はR−242を気相フッ素化するこ
とによりR−243、R−244、R−245を製造す
る方法を提供するものである。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を示す。
調製例 1.100gの特級試薬Al(Now)*・9H20,
125gのCr (NO3) 3・9)120と40g
のM g (Now) 2 ・6 H2Oを2,5!l
)水4:iML、これと28重量%の水酸化アンモニウ
ムの水溶液2.000gを撹拌しながら、加熱した4Q
の水に添加して水酸化物の沈殿を得た。これを戸別し、
純水による洗浄、および乾燥を行なった後、450゛C
で5時間焼成して酸化物の粉末を得た。これを打錠成型
機を用いて直径5閣、高さ5amの円筒状に成型した。
こうして得た触媒を反応前にフッ化水素/窒素の混合ガ
ス気流中、200〜400゛Cでフッ素化して活性化し
た。
実施例 1 内径2.54cm、長さ100cmのインコネル600
製U字型反応管に調製例で示したように調製したフッ素
化触媒200+dを充填した反応管をフッ素化反応器と
した。350°Cに保持した反応器にガス化させたl、
 1. l−トリクロロ−2,2−ジフルオロプロパン
を50m!9/分で、酸素を2−7分で、フッ化水素を
100a9/分で供給し反応させた。
反応物は一78°Cに冷却したトラップに捕集した。
捕集物の酸分を除去した後、ガス組成をガスクロマトグ
ラフィー及び19F−NMRを用いて分析した結果を第
1表に示す。
第1表 実施例 2 ガス化させた1、 1.1−トリクロロ−2,2−ジフ
ルオロプロパンを80艷/分で、酸素を2−7分で、フ
ッ化水素を80m9/分とする他は実施例1と同様の条
件で反応を行なった。!R分を除去した後、ガス組成を
分析した。結果を第2表に示す。
第2表 比較例 1 内径2.54cm、長さ100cmのインコネル600
製U字型反応管にCr (NC)3)z・9H20を1
00gだけを2.59の水に溶解させる他は調製例と同
様の条件で調製した触媒200−を充填しフッ素化反応
器とした。これを320℃に保持し、ガス化させた1、
 1. l−トリクロロ−2,2−ジフルオロプロパン
を100+a9/分で、酸素を2wd2/分で、フッ化
水素を100+ail/分で供給し、反応させた。
反応物は一78°Cに冷却したトラップに捕集した。
捕集物の酸分を除去した後、組成を分析した結果を第3
表に示す。
〔発明の効果] 本発明は実施例に示した如く、従来入手が困難であった
R−245、R−244およびR−243を、R−24
2を出発原料として高収率で製造し得るという効果を有
する。
代p11人(ブ[理]−)平・イ1 不1j子第3表

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、酸化物重量基準で50〜90%の酸化アルミニウム
    を含有し且つ酸化クロムに対し酸化物重量基準で1〜3
    0%の酸化マグネシウムを含有する酸化クロム/酸化ア
    ルミニウム/酸化マグネシウム系触媒の存在下で気相に
    おいてフッ化水素によりフッ素化することを特徴とする
    トリクロロジフルオロプロパンのフッ素化方法。 2、フッ素化反応を気相中常圧もしくは加圧下で、15
    0℃〜550℃の温度範囲で行なう請求項1に記載のフ
    ッ素化方法。
JP16595988A 1988-07-05 1988-07-05 トリクロロジフルオロプロパンのフツ素化方法 Pending JPH0217138A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5616275A (en) * 1993-03-29 1997-04-01 E. I. Du Pont De Nemours And Company Azeotrope(like) mixtures of two hexafluoropropane stereoisomers
CN1036777C (zh) * 1993-08-24 1997-12-24 中国科学院上海有机化学研究所 一种氢氟卤烃和氢氟烃的气相催化生产方法
CN1091651C (zh) * 1996-04-17 2002-10-02 奥西蒙特公司 氟化卤代烃的催化剂
JP2009522313A (ja) * 2006-01-03 2009-06-11 ハネウェル・インターナショナル・インコーポレーテッド フッ化有機化合物の製造方法
US9102579B2 (en) 2004-04-29 2015-08-11 Honeywell International Inc. Method for producing fluorinated organic compounds

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