JPH0215514Y2 - - Google Patents

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JPH0215514Y2
JPH0215514Y2 JP19579781U JP19579781U JPH0215514Y2 JP H0215514 Y2 JPH0215514 Y2 JP H0215514Y2 JP 19579781 U JP19579781 U JP 19579781U JP 19579781 U JP19579781 U JP 19579781U JP H0215514 Y2 JPH0215514 Y2 JP H0215514Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は入賞球装置に関し、特にパチンコ玉
を利用して遊技する弾球遊技機の遊技盤に配設し
て用いられるような、新規な入賞球装置に関す
る。
一般に、パチンコ玉(以下玉と称す)を打球遊
技する弾球遊技機としては、パチンコ機やコイン
遊技機が知られている。周知のように、従来のパ
チンコ機の遊技盤には、チユーリツプと称される
入賞球装置が配設されていた。チユーリツプは、
2つの玉受片(または開閉翼片)を左右に回動自
在に設け、玉受片を取付けた取付部材に対して直
交するように揺動通路を揺動自在に設けて構成さ
れる。そして、チユーリツプは、通常状態では、
1個の玉の通過可能な間隔を保つて1対の玉受片
をほぼ垂直に立てた状態で閉じ、玉の入賞に応じ
て1対の玉受片を左右に開き、後続して落入する
玉を1個だけ受入れた後玉受片を閉成するもので
ある。ところが、従来のチユーリツプは、玉受片
の開成状態において入賞可能な玉数が通常1個で
あり、2個以上入賞させようと思えば先の入賞玉
で玉受片が閉じる前に次の玉を入賞させなければ
ならず、高度の技術を必要としていた。このた
め、チユーリツプは、遊技者へのサービスを向上
できず、長年の使用により遊技者に飽きられやす
い傾向があつた。さらに、従来のチユーリツプ
は、玉を入賞させる場合に、通常その真上から玉
を落入させる必要があるので、入賞玉を生じさせ
る場合における玉の移動方向の変化に乏しく、お
もしろみに欠ける傾向もあつた。
それゆえに、この考案の目的は、従来のチユー
リツプのような入賞球装置とは異なる動作によつ
て入賞玉を生じさせることができ、玉の動きが変
化に富み、遊技のおもしろさを一層向上できるよ
うな、新規な入賞球装置を提供することである。
この考案は要約すれば、1対の玉受片で囲まれ
る第1の入賞領域よりもやや下方位置の左右両側
に第2の入賞領域を形成し、1対の玉受片が回動
したときその回動状態が第2の入賞領域へ向つて
下向きに傾斜するように構成し、玉受片で受けた
玉を第2の入賞領域へ導くようにしたものであ
る。そして、第2の入賞領域への入賞玉がある限
り、玉受片を内側へ回動(すなわち閉成)させ
ず、1対の玉受片が開いた状態において第1の入
賞領域へ入賞した玉によつて玉受片を閉じるよう
にしたものである。
以下に、図面を参照してこの考案の具体的な実
施例について説明する。
第1A図ないし第4図はこの考案の一実施例の
入賞球装置10の図解図である。特に、第1A図
は1対の玉受片を閉じた状態における正面図、第
1B図は第1A図における左側面図を示す。第2
A図は1対の玉受片を開いた状態の正面図、第2
B図は第2A図における左側面図、第2C図は1
対の玉受片を開いた状態における平面図である。
第3図は入賞球装置10の分解斜視図である。第
4図は入賞球装置10の玉受片を開いた状態にお
ける斜視図である。
次に、第1図ないし第4図を参照して、この実
施例の入賞球装置10の具体的な構成を説明す
る。入賞球装置10は、取付部材11を含む。取
付部材11には、第1の入賞領域となる入賞孔1
11が長方形状に形成される。取付部材11の外
周に近い適宜の箇所には、入賞球装置10を遊技
盤1に取付けるための取付孔112が穿設され
る。さらに、入賞孔111を挾む左右両側には、
後述の支持軸132を挿入するための取付孔11
3が形成される。入賞孔111を挾む左右両側に
は、玉受片12a,12bが回動自在に装着され
る。玉受片12a,12bは、左右対称形である
点を除いて同じ形状に選ばれる。たとえば、玉受
片12a,12bは、閉じているときに内側とな
る面が玉受面121となり、外側となる部分が円
弧状に形成される。そして、玉受片12a,12
bには、軸孔122が穿設される。各玉受片12
a,12bの玉受面121には、後述の揺動レバ
ー15の係合突起部153と係合するための突出
部123が形成される。玉受片12a,12bの
外側の面の円弧状部分は、玉受片を閉じた状態に
おいて軸孔122よりもやや上部位置となる部分
124よりも下方の面がそれよりも上部の面に対
して段差状に形成される。その理由は、玉受片1
2a,12bが外側へ回動して開いたときすなわ
ち第1の状態のときに、左右の玉受片12a,1
2bの玉受面が外側へ向つて傾斜するように、換
言すれば玉受面121がハ字状となるように回動
角を従来のチユーリツプよりも大きくするためで
ある。玉受片12a,12bを閉じた状態におい
て下方端となる部分には、後述の揺動部材15に
含まれる爪状部154と係合する突起部125が
形成される。
前面カバー13は、カバー板131の裏面に1
対の支持軸132を形成し、その下方に玉受片1
2a,12bの肉厚よりも大きな奥行長さの玉受
部133を形成している。1対の支持軸132よ
りもやや下方位置の玉受部133の上面には、ス
トツパ突起134が形成される。そして、前面カ
バー13は、左右の支持軸132を玉受片12
a,12bの軸孔122に挿入した状態で、取付
部材11の取付孔113に挿入されて、取付部材
11の裏面でCリングなどによつて止められる。
これによつて、玉受片12a,12bは取付部材
11に対して回動自在に装着されることになる。
取付部材11の裏面には、支持枠14が形成さ
れる。支持枠14は上面から見てコ字状に選ばれ
る。支持枠14の中には、揺動部材15が軸14
1によつて揺動自在に支持される。具体的には、
揺動部材15は、揺動レバー151の上面を傾斜
状にし、揺動レバー151の側面に軸孔152を
穿設している。揺動レバー151の前面側端に
は、係合突起部153が形成される。係合突起部
153は玉受片12a,12bの玉受面121に
形成された突出部123と係合して、その揺動動
作に連動して玉受片12a,12bを外側へ回動
させたり内側へ回動させたりする。揺動レバー1
51の下方には、揺動レバー151の裏面から玉
の直径よりもやや大きな間隔を隔てて爪状部15
4が形成される。そして、揺動部材15は、1個
の玉が揺動レバー151の上面を転動するとき揺
動レバー151の回動によつて玉受片12a,1
2bを外側へ回動させて第1の状態とし、玉受片
12a,12bの第1の状態において入賞孔11
1へ入賞した玉が爪状部154で受けられて爪状
部154を押し下げるとき玉受片12a,12b
を内側へ回動させて第2の状態にさせるように働
く。
前述のごとく構成された入賞球装置10を装着
するための遊技盤1には、入賞孔111よりもや
や大きな孔が穿設される。遊技盤1に穿設された
孔には、入賞球装置10の支持枠14が挿通され
る。入賞孔111の閉成位置よりもやや下方であ
りかつ入賞孔111を挾む左右両側の位置の遊技
盤1には、第2の入賞領域の一例の入賞孔2a,
2bが形成される。すなわち、入賞孔2a,2b
は、玉受片12a,12bを開いて第1の状態に
したとき、玉受面121が垂直方向に対してある
角度だけ下向きに傾斜している方向の先端に形成
される。入賞孔2a,2bは、開口部3a,3b
の前面に突出して、玉を受けられるように形成さ
れる。入賞孔2a,2bよりもやや上部位置であ
つて、玉受片12a,12bの開いた状態におけ
る先端の位置から1個の玉の直径よりもやや大き
な間隔を隔てた位置には、釘4a,4bがそれぞ
れ形成される。釘4a,4bは、対応する玉受片
12a,12bが開いたときに、玉受面121に
よつて外側方向へ導かれた玉を確実に入賞孔2a
または2bへ導く働きをする。また、必要に応じ
て、釘4a,4bから玉の直径よりやや大きな間
隔だけ離れた内側には、釘5a,5bが形成され
る。そして、1対の玉受片12a,12bが閉じ
た状態における釘5aと玉受片12aとの間隔お
よび釘5bと玉受片12bとの間隔は、玉の通過
可能な間隔に選ばれる。したがつて、入賞孔2
a,2bは、玉受片12a,12bが閉じた状態
であつても玉を入賞させることができるが、玉受
片12a,12bの開いた状態においては入賞確
率を大幅に高めることができる。
次に、この実施例の入賞球装置10の動作を説
明する。第1A図および第1B図に示すように、
玉受片12a,12bが閉じている第2の状態に
おいて、玉が入賞孔111へ入賞すると、玉受片
12a,12bを外側へ回動させて開く動作が行
なわれる。すなわち、入賞孔111へ入賞した玉
は、揺動レバー151の上面を転がりながら通過
し、揺動レバー151の後方端を下方に押し下げ
て、揺動レバー151を回動させる。これに応じ
て、係合突起部153が上方向へ持上げられるの
で、玉受片12a,12bが外側へ回動して開
く。この状態において、遊技者はなるべく玉が入
賞孔111へ入らないように、左右の玉受片12
a,12bの玉受面121の先端部分を狙つて玉
を打込む。玉受面121の先端部分で受けられた
玉は、入賞孔111から見て外側下方へ転動しな
がら釘4a,4bでガイドされて入賞孔2a,2
bへ入賞する。この場合においては、揺動レバー
151が復帰しないので、何個の玉が入賞孔2a
または2bへ入賞しても、玉受片12a,12b
が閉じられない。したがつて、遊技者は入賞孔1
11へ1個の玉を入賞させることによつて、何個
もの玉を高い入賞確率で入賞孔2a,2bへ入賞
させることができる。この状態が第2A図〜第2
C図および第4図に示される。
一方、玉受片12a,12bが開いている状態
において、打込玉が運悪く入賞孔111の前面の
玉受面121で受けられると、その玉の重量によ
つて玉受片12a,12bを内側へ回動させて閉
じるように作動する。このとき、玉は爪状部15
4を押し下げるので、揺動レバー151が復帰
し、玉受片12a,12bの閉じた状態を継続す
るように働く。したがつて、左右の玉受片12
a,12bが外側へ回動して開いた第1の状態に
おいて、1個の玉が入賞孔111へ入賞すると、
玉受片12a,12bが内側へ回動して閉じた状
態になる。それ以後は、入賞孔2a,2bへの入
賞確率が低くなる。
上述のように、この実施例によれば、玉受片1
2a,12bが開いた状態においてその玉受片1
2a,12bで受けられた玉は、入賞孔111の
左右に設けられた入賞孔2a,2bへ入賞し、玉
受片12a,12bを閉じないので、遊技者に多
くの賞品玉を獲得できる機会を与える利点があ
る。また、従来のチユーリツプでは、開いた状態
の玉受片の基部に玉が入るように遊技していたの
に比べて、この実施例の入賞球装置は入賞孔2
a,2bの上部位置およびそれよりもやや入賞球
装置10に近い部分を狙つて玉を打込むように遊
技するので、従来のものとは異なつた興趣を味わ
える利点もある。
なお、図示では、入賞孔2a,2bを遊技盤1
に形成して、取付基盤11と入賞孔2a,2bと
を別々に構成した場合を説明したが、これらを一
体的に構成してもい。たとえば、取付部材11の
形状を大きく選び、入賞孔2a,2bに対応する
部分に開口部を形成しておき、その前面に玉を受
入れるための突起部を形成すればよい。この場合
は、釘4a,4bに対応する部分にガイド突起が
形成される。
ところで、前述の実施例では、揺動部材15が
玉受片12a,12bを外側または内側へ回動さ
せるための回動機構を兼ねた場合を説明したが、
その他各種の回動機構を用いてもよい。
第5図は回動機構の他の例を説明するためのパ
チンコ機の背面図である。この実施例では、入賞
球装置10の玉受片12a,12bを第1の状態
にできるように定められた特定領域(または入賞
孔)6a,6bが遊技盤1に形成される。そし
て、前記揺動部材15の揺動レバー151の後端
には、ピン155が形成される。特賞領域6a,
6bの裏面には、入賞玉によつて回動されるレバ
ー16a,16bが形成される。レバー16a,
16bには、ロツド16cが連結される。ロツド
16cはその上端部が鍵状に形成され、レバー1
6aまたは16bの回動によつてピン155を押
圧して揺動レバー151を回動させる。これによ
つて、入賞孔111以外の入賞領域へ入賞した玉
によつても、玉受片12a,12bを第1の状態
に開くことができる。なお、玉受片12a,12
bが第1の状態から第2の状態に切換えられるの
は、前述の場合と同様にして、玉受片12a,1
2bの第1の状態において入賞孔111へ入賞し
た玉によつて行なわれる。
なお、回動駆動手段は、第5図に示すような機
構的なものに代えて電気的に駆動するものであつ
てもよい。たとえば、特賞領域6aまたは6bへ
入賞した玉を検出するための検出スイツチを設
け、入賞領域10の裏面にソレノイドを設け、ソ
レノイドの電気的付勢によつてプランジヤの上下
移動する位置に関連してピン155を配置させ
る。そして、検出スイツチが入賞玉を検出したと
き、その出力でソレノイドを電気的に付勢させ
て、玉受片12a,12bを第1の状態にしても
よい。
第6A図ないし第9図はこの考案の他の実施例
の入賞球装置20の図解図である。特に、第6A
図は玉受片の第2の状態における正面図、第6B
図は第6A図における−に沿う断面図であ
る。第7A図は玉受片が第1の状態における入賞
球装置20の正面図、第7B図は第7A図におけ
る−に沿う断面図である。第8図は入賞球装
置20の分解斜視図である。第9図は玉受片の開
いた状態を示す斜視図である。この実施例が第1
A図〜第4図の実施例と異なる点は、回転支持部
材の回転によつて玉受片を第1の状態または第2
の状態に切換えるものである。
次に、第6A図ないし第9図を参照してこの実
施例の入賞球装置20の具体的な構成および作用
について説明する。取付部材21は、ほぼ中央に
第1の入賞領域の一例の入賞孔211を形成し、
適宜の箇所に取付孔212を形成している。取付
部材21の入賞孔211よりもやや下方には、後
述の回転支持部材26を回転自在に支持するため
の支持軸213が形成される。取付部材21の入
賞孔211を挾む左右両側には、第2の入賞領域
の一例の入賞孔214a,214bが穿設され
る。入賞孔214aおよび214bの下辺および
外側の辺の前面には、ガイド突起215a,21
5bがそれぞれ形成される。
玉受片22a,22bは、正面から見てL字状
に形成される。玉受片22a,22bは第1の状
態(開いた状態)のとき上向きとなる長辺が玉受
片211となる。玉受面211の肉厚は玉の直径
に近似した厚みに選ばれ、その長さが玉の直径よ
りも長くかつ玉受片22a,22bを開いたとき
に玉がガイド215aまたは215bへ導かれる
ような長さに選ばれる。玉受片22a,22bの
長辺と短辺の交わる部分には、軸孔222が穿設
される。
前面カバー23は、カバー板231の裏面に1
対の支持軸232を形成し、玉受片22a,22
bを開じた状態(第2の状態)において上向きと
なる部分の裏面にガイド233が形成される。こ
のガイド233は玉の直径よりもやや大きな間隔
で左右両側に形成される。そして、前面カバー2
3の支持軸232は、玉受片22a,22bの軸
孔222に挿通される。
回転支持部材26は、側面から見てコ字状の支
持部261を含み、正面から見てその中心の垂直
方向に沿つて板状部材262を形成し、板状部材
262の中心に軸孔263を穿設している。支持
部261の上面および下面は、好ましくは裏面方
向へ傾斜するように形成される。軸孔263に
は、支持軸213が挿入される。支持部261の
左右両側には、突出片264が形成される。左右
の突出片264には、孔265が穿設される。そ
して、前面カバー23の裏面に形成さた1対の支
持軸232が玉受片22a,22bの軸孔222
に挿通されて、回転支持部材26の孔265に挿
通される。この支持軸232の先端は、回転支持
部材26の裏面でCリングによつて止められる。
前面カバー23および玉受片22a,22bを装
着した回転支持部材26は、軸孔263に支持軸
213を挿入することによつて、回転自在なよう
に取付部材21に装着される。回転支持部材26
の突出片264の裏面には、磁石(図示せず)が
形成される。
取付部材21の裏面には、支持枠24が形成さ
れる。支持枠24の後方の上部には、玉通過孔2
42が形成される。支持枠24の側面下方には、
玉放出口243が形成される。支持枠24には、
回動駆動機構25が収納されて、ピン241で回
動自在に支持さる。この回動駆動機構25は、回
動板251の一端に鍵状部材252を形成し、回
動板251と鍵状部材252の交わる部分の直交
する方向に板状部材253を形成している。そし
て、鍵状部材252と板状部材253との交わる
部分には、軸孔254が穿設される。鍵状部材2
52の先端には、磁石255が形成される。板状
部材253の先端(第8図では前面側)には、磁
石256が形成される。回動板251の側面下方
には、ピン257が形成される。
動作において、入賞玉のない状態においては、
第6A図および第6B図に示すように、前面カバ
ー23のガイド233を形成している部分が上向
きとなつた状態で停止している。この状態におい
ては、玉受片22a,22bの長辺が重いので、
玉受面211が下向きとなつている。この状態に
おいて、玉が回転支持部材26の上面にあたつて
入賞孔211へ導かれると、その玉が鍵状部材2
52および回動板251の上面を通つて裏面へ導
かれ、玉の自重で回動駆動機構25を第6B図か
ら見て時計方向に回動させる。このとき、磁石2
55の移動によつて、回転支持部材26に形成さ
れた磁石と磁石255との磁力によつて回転支持
部材26に回転力が与えられる、そして、回転支
持部材26が180度回転すると、第7A図および
第7B図に示すようになる。すなわち、1対の玉
受片22a,22bが左右に開きかつ回動駆動機
構25の磁石256が支持軸213の裏面に待峙
した状態となる。この状態においては、回転支持
部材26の裏面に形成された磁石と磁石256と
の吸引力によつて、回転支持部材26が安定した
状態で保持される。このとき、回転支持部材26
の支持部261の一部と1対の玉受片22a,2
2bの短辺部分とが当つて、玉受片22a,22
bが外側方向へ回動して開いた状態で保持され
る。このとき、1対の玉受片22aの玉受面21
1と短辺との角度が90度以下に選ばれているの
で、玉受面211が水平方向よりもやや下向きに
傾斜した状態となる。このため、玉受片22a,
22bの玉受面211で受けられた玉がガイド突
起215a,215bへ導かれ、入賞孔214a
または214bへ入賞しやすくなる。
一方、玉受片22a,22bの開いた状態にお
いて、玉が回転支持部材26の上面で受けられる
と入賞孔211へ入る。この玉は、板状部材25
3に乗り玉の自重で回動駆動機構25を回動させ
る。これによつて、回転支持部材26が逆方向に
回動して、第6A図および第6B図に示す状態に
変わる。
この実施例によれば、第1A図〜第4図に示す
入賞球装置10と同様の利点に加えて、玉受片2
2a,22bが開くときと閉じるときのそれぞれ
で回動するので、変化に富み、遊技者の興味をひ
きやすいという利点がある。なお、入賞孔214
a,214bは取付部材21に一体的に形成する
のに代えて遊技盤1に形成してもよい。また、こ
の実施例においても、第5図に示すような連動機
構に連動させて玉受片22a,22bを外側また
は内側へ回動させて、開閉動作させることもでき
る。
以上のように、この考案によれば、比較的簡単
な構成かつ安価にして、玉の動きが変化に富み、
遊技のおもしろさを向上でき、遊技者へのサービ
スを向上できるような新規な入賞球装置が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
第1A図〜第4図はこの考案の一実施例の入賞
球装置10の図解図である。特に第1A図は玉受
片の閉じた状態における正面図、第1B図は第1
A図の左側面図、第2A図は玉受片の開いた状態
の正面図、第2B図は第2A図の左側面図、第2
C図は第2A図の平面図、第3図は入賞球装置1
0の分解斜視図、第4図は玉受片を開いた状態に
おける入賞球装置10の斜視図である。第5図は
駆動手段の他の例を説明するためのパチンコ機の
背面図である。第6A図ないし第9図はこの考案
の他の実施例の入賞球装置20の図解図である。
特に、第6A図は玉受片を閉じた状態における正
面図、第6B図は第6A図の縦断面図、第7A図
は玉受片を開いた状態における正面図、第7B図
は第7A図の縦断面図、第8図は入賞球装置20
の分解斜視図、第9図は玉受片を開いた状態の斜
視図である。 図において、10および20は入賞球装置、1
1,21は取付部材、12a,12b,22a,
22bは玉受片、13,23は前面カバー、1
4,24は支持枠、15は揺動部材(回動駆動機
構)、25は回動駆動機構、26は回転支持部材
を示す。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 弾球遊技機の遊技盤に配設される入賞球装置
    であつて、 少なくとも、玉の通過可能な第1の入賞領域
    が形成され、前記遊技盤に装着される取付部
    材、 前記取付部材の第1の入賞領域を挾む左右両
    側に回動自在に1対設けられる玉受片、 前記第1の入賞領域よりも下方位置でありか
    つ横方向に離れた左右両側に形成される第2の
    入賞領域、および 第1の条件に応じて前記1対の玉受片を外側
    に回動させて第1の状態とし、第2の条件に応
    じて1対の玉受片を内側へ回動させて第2の状
    態にする駆動手段を備え、 前記1対の玉受片は、第1の状態のとき対応
    する前記第2の入賞領域へ向つて下向きに傾斜
    するように形成され、第2の状態のとき直立状
    態となり、 それによつて、前記1対の玉受片が第1の状
    態のとき、玉受片で受けた玉を対応する第2の
    入賞領域へ導くことを特徴とする、入賞球装
    置。 (2) 前記第2の入賞領域は、前記取付部材に一体
    的に形成される、特許請求の範囲第1項記載の
    入賞球装置。 (3) 前記取付部材は、前記1対の玉受片が第1の
    状態のとき、玉受片の先端部分との間隔が1個
    の玉の直径よりも大きくなる位置に形成される
    ガイド部材を含み、 前記ガイド部材は前記玉受片で受けられた玉
    を前記第2の入賞領域へ導く、実用新案登録請
    求の範囲第2項記載の入賞球装置。 (4) 前記第2の入賞領域は、前記遊技盤に形成さ
    れる、実用新案登録請求の範囲第1項記載の入
    賞球装置。 (5) 前記遊技盤は、前記1対の玉受片が第1の状
    態のとき、前記玉受片の先端との間隔が前記第
    2の入賞領域を挾んで玉の直径よりも大きな間
    隔となる位置に形成される釘を含み、 前記釘は、前記玉受片で受けられた玉を前記
    第2の入賞領域へ導く、実用新案登録請求の範
    囲第4項記載の入賞球装置。 (6) 前記駆動手段は、前記1対の玉受片が第2の
    状態のときに前記第1の入賞領域へ入賞した玉
    によつて玉受片を外側へ回動させて第1の状態
    とし、1対の玉受片が第1の状態のときに前記
    第1の入賞領域へ入賞した玉によつて玉受片を
    内側に回動させて第2の状態にする回動駆動機
    構である、実用新案登録請求の範囲第1項ない
    し第5項のいずれかに記載の入賞球装置。 (7) 前記取付部材は、前記第1の入賞領域のやや
    下方に回転自在に設けられる回転支持部材を含
    み、 前記1対の玉受片は、前記回転支持部材で回
    動自在に支持され、回転支持部材が1/2回転す
    るごとに第1の状態と第2の状態に交互に切換
    えられ、 前記駆動手段は、前記第1の入賞領域への入
    賞玉があるごとに前記回転支持部材を1/2回転
    させる回動駆動機構である、実用新案登録請求
    の範囲第1項記載の入賞球装置。 (8) 前記遊技盤は、入賞玉によつて前記1対の玉
    受片を第1の状態にできるように定められた特
    定領域が形成され、 前記駆動手段は、前記特定領域を通過した玉
    によつて前記1対の玉受片を第2の状態とし、
    1対の玉受片が第2の状態において前記第1の
    入賞領域へ入賞した玉によつて1対の玉受片を
    第2の状態にさせる回動駆動機構である、実用
    新案登録請求の範囲第1項ないし第7項のいず
    れかに記載の入賞球装置。 (9) 前記遊技盤は、入賞玉によつて前記1対の玉
    受片を第1の状態にできるように定められた特
    定領域が形成され、 前記駆動手段は、 前記特定領域へ入所した玉を検出する入賞玉
    検出手段と、 その作動によつて前記1対の玉受片を第1の
    状態にさせる駆動機構と、 前記入賞玉検出手段出力に応答して前記駆動
    機構を作動させる電気的駆動手段とを含む、実
    用新案登録請求の範囲第1項ないし第7項のい
    ずれかに記載の入賞球装置。
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