JPH02139279A - 感熱記録体 - Google Patents

感熱記録体

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JPH02139279A
JPH02139279A JP1201551A JP20155189A JPH02139279A JP H02139279 A JPH02139279 A JP H02139279A JP 1201551 A JP1201551 A JP 1201551A JP 20155189 A JP20155189 A JP 20155189A JP H02139279 A JPH02139279 A JP H02139279A
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寿 谷
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寿則 八木
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    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41MPRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
    • B41M5/00Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
    • B41M5/26Thermography ; Marking by high energetic means, e.g. laser otherwise than by burning, and characterised by the material used
    • B41M5/30Thermography ; Marking by high energetic means, e.g. laser otherwise than by burning, and characterised by the material used using chemical colour formers
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    • B41M5/3377Inorganic compounds, e.g. metal salts of organic acids

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は感熱記録体に関し、特に湿度条件等の外部環境
や、記録速度等の記録条件に影響されることなく常に安
定して記録できる感熱記録体に関するものである。
「従来の技術J 無色又は淡色の塩基性染料と有機又は無機の呈色剤との
呈色反応を利用し、熱により再発色物質を接触させて記
録像を得るようにした感熱記録体は良く知られている。
かかる感熱記録体は比較的安価であり、又記録機器がコ
ンパクトで且つその保守も比較的容易であるため、ファ
クシミリやプリンター、さらには各種計算機等の記録媒
体としてのみならず巾広い分野において使用されている
近年においては多色化に適応した或いはオーバーヘッド
プロジェクタ−(OHP)に使用するためにサーマルへ
ラドで直接記録することのできる透明(支持体はフィル
ム)な感熱記録体等が開発されている。さらに、使用形
態の広範化に伴って、感熱記録体は外部環境等が異なっ
て各種の条件下で記録されるが、常に安定した記録像が
得られるよう優れた記録適性を備える必要があり、その
ための各種の改良提案がだされている。
例えば、低湿度下で記録する場合には、記録機器と記録
紙との摩擦帯電等によって記録紙の通紙適性が低下し、
紙詰まりや記録機器への張りつき、サーマルヘッドや他
の回路の破損、異常、誤動作の発生等のトラブルを起こ
すため、金属酸化物、金属ハロゲン化物、高分子電解質
、界面活性剤、吸湿性物質等の各種導電性物質を記録体
に処理する方法が特開昭57−148687号、57−
156292号、57170794号、57−1996
87号等に提案されており、かなりの改良効果が得られ
ている。
「発明が解決しようとする課題」 然しなから、解像度に優れた感熱記録体を得るために、
近年、支持体にフィルムや合成紙を使用するケースが増
大しているが、このような支持体を使用した場合には、
上記の如き各種導電性物質を使用しても必ずしも満足す
べき結果は得られず、なお改良の余地が残されている。
即ち、支持体として通常の紙を使用した場合に比較し、
フィルムや合成紙を使用した場合には、特に低湿度条件
下での摩擦帯電が著しく、上記の如き導電性物質では十
分な帯電防止効果が得られない。そのため、導電度の高
い金属系の導電剤を使用することも考えられるが、高価
であり経済的に好ましくない。なお、金属系の導電剤は
着色し易く、結果的に得られる感熱記録体の商品価値を
低下させることになる。また、導電度を高めるために、
上記の如き導電性物質を多量に使用すると、導電度はあ
る程度高められるものの、記録体に不用な発色(カプリ
)現象を起こしたり、導電性物質が高分子電解質の場合
には凝集が起きる可能性があり好ましくない。また、吸
湿性物質を多量に使用すると、高湿度時にはベタついた
り、記録体同志がブロッキングする等の難点が付随する
一方、透明な感熱記録体(例えばOHP用のもの)に使
用する目的或いは多色化に対応すべき観点から色再現性
に優れた透明度の高い感熱記録体用材料の開発が急務と
なっている。
かかる実情から、本発明者等は上記の如き難点の解消に
ついて鋭意研究を重ねた結果、各種の導電性物質の中で
も特にヘクトライト粘土を選択し、これを感熱記録体に
含有せしめると、低湿度から高湿度まで、外部環境の変
化に影響されず、且つ高速記録においてもカブリ現象や
ブロッキング現象を伴うことなく安定した記録が可能で
あり、しかも記録体の白色度や透明度を低下させること
なく、極めて商品価値の高い感熱記録体が低コストで得
られることを見出し、遂に本発明を完成するに至った。
[課題を解決するための手段」 本発明は、支持体上に無色又は淡色の塩基性染料と該塩
基性染料を熱部発色せしめる呈色剤を含有する記録層を
設けた感熱記録体において、該記録体を構成する表面或
いは裏面層の少なくとも一つにヘクトライト粘土を含有
せしめたことを特徴とする感熱記録体である。
「作用」 本発明の感熱記録体は上記の如く、記録体を構成する表
面或いは裏面層の少なくとも一つにヘクトライト粘土を
含有せしめたことを特徴とするものであるが、本発明で
用いるヘクトライト粘土としては、下記式、 ((Sis(Mgs、 !aLio、 ha)Oto(
OH、F) 4) ) M″0.66(備考;門゛は殆
どすべてNa’である。)又は、 〔< Si8(Mgs、z4Lio、i、、)0□。(
011)4) )門゛。、66(Of考;阿゛は常にN
a”である。)で表示される。
ヘクトライト粘土は層状構造を有し、結晶構造の各層の
厚さは約1nmで二次元に延長して小板を形成する。こ
の小板ユニットに存在するマグネシウム原子が、より低
原子価陽イオンのリチウム原子と同形置換しており、小
板ユニットは負に帯電しているが、乾燥状態ではこの負
電荷はプレート面の格子構造外側にある置換可能陽イオ
ン(普通はナトリウムイオン)と釣り合っている。この
ヘクトライト粘土を脱イオン水中に1.5〜2.0重量
%の濃度で分散させると格子構造外側にある置換可能陽
イオンがイオン化し、小板面から拡散し、小板面は負の
電荷を得て相互に反発して小板ユニットがバラバラに分
散したコロイド状分散液、即ちゾルを形成する。分散さ
れた小板には全体に固有の負電荷が存在し、小板の端部
には周囲媒体からのイオン吸着により、わずかな局部電
荷を帯びる。これは溶液中のイオンの種類と濃度及び媒
体のρ11に依存するが、通常は陽イオンのみが吸着さ
れ、端部は正電荷を帯びることになる。結果として、端
一面結合が生じて代表的な「カードハウス」構造が形成
され、ゲルが形成される。このゲルの強度はヘクトライ
ト粘土の濃度に依存し、低濃度の場合、比較的環やかな
粒子連鎖の網目が形成されゲル強度は低いが、濃度が増
加すれば粒子連鎖の網目が充填されるため、強度が急速
に増す。
本発明の感熱記録体では、記録体を基本的に構成する感
熱記録層、支持体層、さらには必要に応じて設けられる
オーバーコート層、保護層、支持体裏面層等の各種の層
の少なくとも一つにヘクトライト粘土を含有せしめるも
のであるが、特に支持体裏面に含有せしめた場合がより
効果的であり、とりわけ支持体としてフィルム又は合成
紙を使用した場合には、支持体裏面層にヘクトライト粘
土を含有せしめるのが望ましい。
ヘクトライト粘土の使用量は、支持体の種類や記録層の
構成内容、さらには含有せしめる層の状況等に応じて適
宜調節されるものであり、特に限定されるものではない
が、一般に0.1〜5g/%程度、より好ましくは0.
2〜2g/rrr程度が含有せしめられる。
ヘクトライト粘土は水には濃度10%程度まで均質なゾ
ル又はゲル状として調製でき、プラスチックシートに塗
布、乾燥すると良好な被膜を形成し、優れた導電性をし
めす。
塗布液には被膜の均一性、接着性、塗工性を改良する目
的で界面活性剤、水溶性樹脂等と混合しても良い。
尚、界面活性剤としては、例えばジメチルアルキルラウ
リルベタイン、ジメチルアルキル(ヤシ)ベタイン、ア
ルキルグリジン、オクタデシルトリメチルアンモニウム
クロライド、ドデシルトリメチルアンモニウムクロライ
ド、ヘキサデシルトリメチルアンモニウムクロライド、
ベヘニルトリメチルアンモニウムクロライド、ポリオキ
シエチレンジステアレート、グリシジルメタクリレート
、ポリエチレングリコールモノメタノール、アルキル(
牛脂)イミダシリン4級塩等が使用できる。
水溶性樹脂としては、例えばポリアクリル酸ソーダ、ポ
リアクリル酸エステル及びその共重合体、マレイン酸ソ
ーダ重合体及びその共重合体、CMC1Pν八、澱粉、
アルギン酸ソーダ、スルフオン酸ソーダ基を有するポリ
マー等が使用できる。
本発明において、記録層に含有される塩基性染料として
は、各種公知の無色又は淡色の塩基性染料が挙げられる
。例えば3.3−ビス(p−ジメチルアミノフェニル)
−6−ジメチルアミノフタリド、3.3−ビス(p−ジ
メチルアミノフェニル)フタリド、3−(ρ−ジメチル
アミノフェニル)=3−(1,2−ジメチルインドール
−3−イル)フタリド、1−(p−ジメチルアミノフェ
ニル)−3=(2−メチルインドール−3−イル)フタ
リド、3.3−ビス(1,2−ジメチルインドール−3
−イル)−5−ジメチルアミノフタリド、3.3−ビス
(1,2−ジメチルインドール−3−イル)−6−ジメ
チルアミノフタリド、3.3−ビス(9−エチルカルバ
ゾール−3−イル)−6−ジメチルアミノフタリド、3
.3−ビス(2−フェニルインドール−3−イル)−6
−ジメチルアミノフタリド、3−p−ジメチルアミノフ
ェニル−3−(1−メチルピロール−3−イル)−6−
ジメチルアミノフタリド等のトリアリルメタン系染料、
4,4”ビス−ジメチルアミノベンズヒドリルベンジル
エーテル、N−ハロフェニル−ロイコオーラミン、N−
2,4,5−)リクロロフェニルロイコオーラミン等の
ジフェニルメタン系染料、ベンゾイルロイコメチレンブ
ルー、ρ−ニトロベンゾイルロイコメチレンブルー等の
チアジン系染料、3−メチル−スピロ−ジナフトピラン
、3−エチル−スピロ−ジナフトピラン、3−フェニル
−スピロ−ジナフトピラン、3−ベンジル−スピロ−ジ
ナフトピラン、3−メチル−ナフト−(6′ −メトキ
シベンゾ)スピロピラン、3−プロピル−スピロ−ジベ
ンゾピラン等のスピロ系染料、ローダミン−Bアニリノ
ラクタム、ローダミン(p−ニトロアニリノ)ラクタム
、ローダミン(0−クロロアニリノ)ラクタム等のラク
タム系染料、3−ジメチルアミノ7−メトキシフルオラ
ン、3−ジエチルアミノ−6−メトキシフルオラン、3
−ジエチルアミノ−7−メトキシフルオラン、3−ジエ
チルアミノルツークロロフルオラン、3−ジエチルアミ
ノ−6−メチル−7−クロロフルオラン、3−ジエチル
アミノ−6,7−シメチルフルオラン、3−(N−エチ
ル−p−トルイジノ)−7−メチルフルオラン、3−ジ
エチルアミノ−7−N−アセチル−N−メチルアミノフ
ルオラン、3−ジエチルアミノ−7−N−メチルアミノ
フルオラン、3−ジエチルアミン−7−シベンジルアミ
ノフルオラン、3−ジエチルアミノ−7−N−メチル−
N−ベンジルアミノフルオラン、3−ジエチルアミノ−
7−N−クロロエチル−N−メチルアミノフルオラン、
3−ジエチルアミノ−7−N−ジエチルアミノフルオラ
ン、3−(N−エチル−p −)ルイジノ)−6−メチ
ル−7−フェニルアミノフルオラン、3−(N−エチル
=p−)ルイジノ)−6−メチル−7−(p−トルイジ
ノ)フルオラン、3−ジエチルアミノ−6−メチル−7
−フェニルアミノフルオラン、3−ジエチルアミノ−7
−(2−カルボメトキシ−フェニルアミノ)フルオラン
、3−(N−シクロへキシル−N−メチルアミノ)−6
−メチル−7−フェニルアミノフルオラン、3−ピロリ
ジノ−6−メチル−7−フェニルアミノフルオラン、3
−ピペリジノ−6−メチル−7−フェニルアミノフルオ
ラン、3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−キシリジ
ノフルオラン、3−ジエチルアミノー7−(o−クロロ
フェニルアミノ)フルオラン、3−ジブチルアミノ−7
−(。
−クロロフェニルアミノ)フルオラン、3〜ピロリジノ
−6−メチル−1−p−ブチルフェニルアミノフルオラ
ン、3−ジエチルアミノ−7〜(0フルオロフエニルア
ミノ)フルオラン、3−ジブチルアミノ−7−(o−フ
ルオロフェニルアミノ)フルオラン、3−(N−メチル
−N−n−アミル)アミノ−6−メチル−7−フェニル
アミノフルオラン、3−(N−エチル−N−n−アミル
)アミノ−6−メチル−7−フェニルアミノフルオラン
、3−(N−エチル−N −1so−アミル)アミノ−
6−メチル−7−フェニルアミノフルオラン、3−(N
−メチル−N−n−ヘキシノリアミノ−6−メチル−7
−フェニルアミノフルオラン、3−(N−エチル−N−
n−ヘキシル)アミノ−6−メチル−7−フェニルアミ
ノフルオラン、3−(N−エチル−N−β−エチルヘキ
シル)アミノ−6−メチル−7−フェニルアミノフルオ
ラン等のフルオラン系染料等が挙げられる。なお、これ
らの塩基性染料は必要に応じて二種類以上を併用するこ
とができる。
また、呈色剤としては、上記塩基性染料と接触して呈色
する無機又は有機の酸性物質が挙げられる。例えば、4
−tert−ブチルフェノール、α−ナフトール、β−
ナフトール、4−アセチルフェノール、4−フェニルフ
ェノール、ハイドロキノン、4.4’−イソプロピリデ
ンジフェノール(ビスフェノールA) 、2.2’−メ
チレンビス(4−クロルフェノール) 、4.4’−シ
クロヘキシリデンジフェノール、1.3−ジ(2−(4
−ヒドロキシフェニル)−2−プロピル〕−ベンゼン、
4.4″−ジヒドロキシジフェニルサルファイド、ビス
−(3アリル−4−ヒドロキシフェニル)−スルホン、
4:ヒドロキシフェニル−4”−1so−プロピルオキ
シフェニルスルホン、ヒドロキノンモノベンジルエーテ
ル、4−ヒドロキシベンゾフェノン、2.4−ジヒドロ
キシベンゾフェノン、2,4.4’ −1−ジヒドロキ
シベンゾフェノン、2.2°、 4.4’ −テトラヒ
ドロキシベンゾフェノン、4−ヒドロキシフタル酸ジメ
チル、4−ヒドロキシ安息香酸メチル、4−ヒドロキシ
安息香酸エチル、4−ヒドロキシ安息香酸プロピル、4
−ヒドロキシ安息香酸−5ec−ブチル、4−ヒドロキ
シ安息香酸ペンチル、4−ヒドロキシ安息香酸フェニル
、4〜ヒドロキシ安息香酸ベンジル、4−ヒドロキシ安
息香酸トリル、4−ヒドロキシ安息香酸クロロフェニル
、4−ヒドロキシ安息香酸フェニルプロピル、4ヒドロ
キシ安患香酸フヱネチル、4−ヒドロキシ安息香fa 
−p−クロロベンジル、4−ヒドロキシ安息香酸−p−
メトキシベンジル、ノボラック型フェノール樹脂、フェ
ノール重合体等のフェノール性化合物、安息香酸、p 
−tert−ブチル安息香酸、トリクロル安息香酸、テ
レフタル酸、3−5eC−ブチル−4−ヒドロキシ安息
香酸、3−シクロへキシル−4−ヒドロキシ安息香酸、
3.5−ジメチル−,4−ヒドロキシ安息香酸、サリチ
ル酸、3−イソプロピルサリチル酸、3−tert−ブ
チルサリチル酸、3−ベンジルサリチル酸、3−(α−
メチルベンジル)サリチル酸、3−クロル−5(α−メ
チルベンジル)サリチル酸、3,5−ジLert−ブチ
ルサリチル酸、3−フェニル−5−(α、α−ジメチル
ベンジル)サリチル酸、3.5−ジーα−メチルベンジ
ルサリチル酸等の芳香族カルボン酸、及びこれらフェノ
ール性化合物、芳香族カルボン酸と例えば亜鉛、マグネ
シウム、アルミニウム、カルシウム、チタン、マンガン
、スズ、ニッケル等の多価金属との塩等の有機酸性物質
等が例示される。
なお、これらの呈色剤も勿論必要に応じて2種以上を併
用することができる。
塩基性染料と呈色剤の使用比率は用いられる塩基性染料
や呈色剤の種類に応じて適宜選択されるもので、特に限
定するものではないが、一般に塩基性染料1重量部に対
して1〜20重量部、好ましくは2〜10重量部重量部
屋色剤が使用される。
これらの物質を含む塗液は、一般に水を分散媒体とし、
ボールミル、アトライター、サンドミル等の撹拌、粉砕
機により染料と呈色剤とを一緒に又は別々に分散するな
どして調製される。
塗液中には、通常バインダーとしてデンプン類、ヒドロ
キシエチルセルロース、メチルセルロース、カルボキシ
メチルセルロース、ゼラチン、カゼイン、アラビアゴム
、ポリビニルアルコール、アセトアセチル基変性ポリビ
ニルアルコール、ジイソブチレン−無水マレイン酸共重
合体塩、スチレン−無水マレイン酸共重合体塩、エチレ
ン−アクリル酸共重合体塩、スチレン−アクリル酸共重
合体塩、スチレン−ブタジェン共重合体エマルジジン、
尿素樹脂、メラミン樹脂、アミド樹脂等が全固形分の2
〜40重量%、好ましくは5〜25重量%重量%−られ
る。
さらに、塗液中には必要に応じて各種の助剤を添加する
ことができ、例えばジオクチルスルフォコハク酸ナトリ
ウム、ドデシルベンゼンスルフオン酸ナトリウム、ラウ
リルアルコール硫酸エステル−ナトリウム塩、脂肪酸金
属塩等の分散剤、ベンゾフェノン系等の紫外線吸収剤、
その他消泡剤、蛍光染料、着色染料等が適宜添加される
また、必要に応じてステアリン酸亜鉛、ステアリン酸カ
ルシウム、ポリエチレンワックス、カルナバロウ、パラ
フィンワックス、エステルワックス等のワックス類、ス
テアリン酸アミド、ステアリン酸メチレンビスアミド、
パルミチン酸アミド、ヤシ脂肪酸アミド等の脂肪酸アミ
ド類、2.2゛−メチレンビス(4−メチル−5−te
rt−ブチルフェノール) 、1.1.3− トリス(
2−メチル−4−ヒドロキシ−5−tert−ブチルフ
ェニル)ブタン等のヒンダードフェノール類、2−(2
’ −ヒドロキシ−5゛−メチルフェニル)ベンゾトリ
アゾール、2−ヒドロキシ−4−ベンジルオキシベンゾ
フェノン等の紫外線吸収剤、1.2−ジ(3−メチルフ
ェノキシ)エタン、1.2−ジフェノキシエタン、■−
フェノキシー2−(4−メチルフェノキシ)エタン、テ
レフタル酸ジメチルエステル、テレフタル酸ジブチルエ
ステル、テレフタル酸ジベンジルエステル、p−ベンジ
ル−ビフェニル、L4−ジメトキシナフタレン、1.4
−ジェトキシナフタレン、1−ヒドロキシナフトエ酸フ
ェニルエステル等のエステル類、さらには各種公知の熱
可融性物質やカオリン、クレー、タルク、炭酸カルシウ
ム、焼成りレー、酸化チタン、珪藻土、微粒子状無水シ
リカ、活性白土等の無機顔料を添加することもできる。
また、本発明の所望の効果を損なわない範囲で通常の導
電性物質を添加することもできる。
本発明の感熱記録体において、記録層の形成方法につい
ては特に限定されるものではなく、例えばエヤーナイフ
コーティング、ブレードコーティング等により塗液を塗
布、乾燥する方法等によって形成される。また、塗液の
塗布量についても特に限定されるものではな(、通常乾
燥重量で2〜12g/m”、より好ましくは3〜10g
/m”程度の範囲で調節される。
なお、記録層上には記録層を保護する等の目的でオーバ
ーコート層を設けることもでき、必要に応じて支持体の
裏面側にも保護層を設けることができる。さらに、支持
体に下塗り中間層を設けたり、記録体裏面に粘着剤処理
を施し、粘着ラベルに加工する等、感熱記録体製造分野
における各種の公知技術が必要に応じて付加し得るもの
である。
本発明の感熱記録体では、記録体を構成する表面或いは
裏面層の少なくとも一つにヘクトライト粘土を含有せ2
しめるものであるが、ヘクトライト粘土を適当なバイン
ダーと混合して得た塗液を塗被して層を形成してもよく
、かかる塗液中には必要に応じて例えば無機顔料、染料
、耐水化剤等の適当な助剤を添加することもできる。
「実施例」 以下に実施例を挙げて本発明をより具体的に説明するが
、勿論これらに限定されるものではない。
なお、例中の「部」及び「%」は、特に断らない限りそ
れぞれ「重量部」及び「重量%」を示す。
実施例1 ■ A液調成 3−(N−エチル−N  1so−アミルアミノ)−6
−メチル−7−フェニルアミノフルオラン10部 ジベンジルテレフタレート      20 部メチル
セルロース 5%水溶液   20部水       
             40部この組成物をサンド
ミルで平均粒子径が3μmになるまで粉砕した。
■ B液調成 4.4”−イソプロピリデンジフェノール30部メチル
セルロース 5%水溶液   40部水       
             20部この組成物をサンド
ミルで平均粒子径が3μmになるまで粉砕した。
■ 記録層の形成 A液90部、B液90部、酸化珪素顔料(商品名:ミズ
カシルP−527、平均粒子径:1.8μm、吸油ii
 : 180 cc/ 100g、水沢化学社製)30
部、10%ポリビニルアルコール水溶液300部、水2
8部を混合、撹拌し塗液とした。得られた塗液を合成紙
(商品名:ユボFPG 、玉子油化合成紙社製)上に乾
燥後の塗布量が5g/m”となるように塗布、乾燥した
後、スーパーキャレンダー掛けして感熱記録体を得た。
■ 裏面層の形成 合成ヘクトライト粘土(商品名:ラポナイトRD、 L
aporte Industries Ltd、製) 
 2部水                    9
8部この組成物を混合、撹拌して得られた塗液を前記感
熱記録体の支持体裏面に乾燥後の塗布量が1g/m”と
なるように塗布、乾燥して感熱記録体を得た。
実施例2 裏面層の形成において合成ヘクトライト粘土(商品名:
ラポナイトRD、 Laporte Industri
es Ltd。
製)の代わりに合成ヘクトライト粘土(商品名:ラポナ
イトRDS 、、Laporte Industrie
s Ltd、製)を用いた以外は実施例Iと同様にして
感熱記録体を得た。
実施例3 裏面層の形成において合成ヘクトライト粘土と界面活性
剤をそれぞれ次の部数になるように混合、撹拌して塗液
を調製した以外は実施例1と同様にして感熱記録体を得
た。
合成ヘクトライト粘土(商品名:ラポナイトRD)  
           2部界面活性剤(商品名:ニラ
サンカチオンAB、日本油脂社製)         
  20部水                  1
00部実施例4 実施例1と同様にして記録層までの形成をした後、さら
に記録層の上に下記の組成物、即ち合成ヘクトライト粘
土(商品名:ラポナイトRD)           
  2部ポリビニルアルコール(商品名:クラレポバー
ル−117、クラレ社製)      5部水    
               93部から成る組成物
を混合、撹拌して得られた塗液を乾燥後の塗布量が1 
g/m”となるように塗布、乾燥してオーバーコート層
を設け、感熱記録体を得た。なお、この場合は裏面層は
設けなかった。
実施例5 裏面層の形成において合成ヘクトライト粘土(商品名:
ラポナイトRD、、Laporte Industri
es Ltd。
製)の代わりに天然のヘクトライト粘土を用いた以外は
実施例1と同様にして感熱記録体を得た。
比較例1〜2 裏面層の形成において合成へりドライド粘土(商品名:
ラボナイ)RD)の代わりに、導電性酸化亜鉛(商品名
:導電性酸化亜鉛23−K、白水化学社製)(比較例1
)、アニオン性高分子導電剤(比較例2)をそれぞれ用
いた以外は実施例1と同様にして感熱記録体を得た。
比較例3 裏面層の形成において、界面活性剤(商品名:ニラサン
カチオンへB、日本油脂社製)20部、水100部を混
合、撹拌して得られた塗液を用いた以外は実施例1と同
様にして感熱記録体を得た。
比較例4 オーバーコート層の形成において、 ポリビニルアルコール(商品名:クラレボバール−11
7、クラレ社製)       5部水       
            95部を混合、撹拌して得ら
れた塗液を用いた以外は実施例4と同様にして感熱記録
体を得た。
上記のようにして得られた9種類の感熱記録体について
、下記の評価試験を行い、得られた結果を表−1に示し
た。
〔評価試験〕
(表面抵抗の測定) 感熱記録体裏面層(注;実施例4及び比較例4について
は感熱記録体の表面層−オーバコートN)の表面抵抗を
常温条件と低湿条件でそれぞれテラオームメーター(M
odel 、 VE−30,川口電機社製)で測定し、
結果を表−1に示した。
(記録適性) 実用ビデオプリンター(SCT−P −60、三菱電機
社製)で常温条件(20℃/60χRH)と低湿条件(
20’C/20χRH)で記録して通・排紙適性を評価
し、得られた記録像の記録濃度をマクベス濃度計(RD
−914゜マクベス社製)で測定して、得られた結果を
表−1に示した。なお、通紙及び排紙適性の評価基準は
以下の通りとした。
◎:摩擦帯電による通紙・排紙トラブルが全く無く極め
て良好。
○:実用面のトルプル無く良好。
×:摩擦帯電によって記録体がファクシミリに張りつき
トラブルが発生した。
なお、実施例4及び比較例4における裏面層の表面抵抗
値は共に常温で2.OX 10’Ω、低湿では1013
Ω以上であった。実施例5の裏面層はわずかに着色して
いたが、実用上は問題なかった。
表−1 「効果」 表−1の結果から明らかなように、本発明の感熱記録体
はいずれも外部環境変化に影響されず、且つ安定した記
録通性を有していた。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)支持体上に、無色又は淡色の塩基性染料と、該塩
    基性染料を熱時発色せしめる呈色剤を含有する記録層を
    設けた感熱記録体において、該記録体を構成する表面或
    いは裏面層の少なくとも一つにヘクトライト粘土を含有
    せしめたことを特徴とする感熱記録体。
  2. (2)ヘクトライト粘土を支持体の裏面層に含有せしめ
    た請求項(1)記載の感熱記録体。
  3. (3)支持体がフィルム又は合成紙である請求項(1)
    又は(2)記載の感熱記録体。
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