JP2676711B2 - 感熱記録体 - Google Patents
感熱記録体Info
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- JP2676711B2 JP2676711B2 JP1036629A JP3662989A JP2676711B2 JP 2676711 B2 JP2676711 B2 JP 2676711B2 JP 1036629 A JP1036629 A JP 1036629A JP 3662989 A JP3662989 A JP 3662989A JP 2676711 B2 JP2676711 B2 JP 2676711B2
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Description
【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は感熱記録体に関し、特に湿度条件等の外部環
境や、記録速度等の記録条件に影響されることなく常に
安定して記録できる感熱記録体に関するものである。
境や、記録速度等の記録条件に影響されることなく常に
安定して記録できる感熱記録体に関するものである。
「従来の技術」 無色又は淡色の塩基性染料と有機又は無機の呈色剤と
の呈色反応を利用し、熱により両発色物質を接触させて
記録像を得るようにした感熱記録体は良く知られてい
る。かかる感熱記録体は比較的安価であり、又記録機器
がコンパクトで且つその保守も比較的容易であるため、
ファクシミリやプリンター、さらには各種計算機等の記
録媒体としてのみならず巾広い分野において使用されて
いる。
の呈色反応を利用し、熱により両発色物質を接触させて
記録像を得るようにした感熱記録体は良く知られてい
る。かかる感熱記録体は比較的安価であり、又記録機器
がコンパクトで且つその保守も比較的容易であるため、
ファクシミリやプリンター、さらには各種計算機等の記
録媒体としてのみならず巾広い分野において使用されて
いる。
近年においては多色化に適応した或いはオーバーヘッ
ドプロジェクター(OHP)に使用するためにサーマルヘ
ッドで直接記録することのできる透明(支持体はフィル
ム)な感熱記録体等が開発されている。さらに、使用形
態の広範化に伴って、感熱記録体は外部環境等が異なっ
て各種の条件下で記録されるが、常に安定した記録像が
得られるよう優れた記録適性を備える必要があり、その
ための各種の改良提案がだされている。
ドプロジェクター(OHP)に使用するためにサーマルヘ
ッドで直接記録することのできる透明(支持体はフィル
ム)な感熱記録体等が開発されている。さらに、使用形
態の広範化に伴って、感熱記録体は外部環境等が異なっ
て各種の条件下で記録されるが、常に安定した記録像が
得られるよう優れた記録適性を備える必要があり、その
ための各種の改良提案がだされている。
例えば、低湿度下で記録する場合には、記録機器と記
録紙との摩擦帯電等によって記録紙の通紙適性が低下
し、紙詰まりや記録機器への張りつき、サーマルヘッド
や他の回路の破損、異常、誤動作の発生等のトラブルを
起こすため、金属酸化物、金属ハロゲン化物、高分子電
解質、界面活性剤、吸湿性物質等の各種導電性物質を記
録体に処理する方法が特開昭57−148687号、57−156292
号、57−170794号、57−199687号等に提案されており、
かなりの改良効果が得られている。
録紙との摩擦帯電等によって記録紙の通紙適性が低下
し、紙詰まりや記録機器への張りつき、サーマルヘッド
や他の回路の破損、異常、誤動作の発生等のトラブルを
起こすため、金属酸化物、金属ハロゲン化物、高分子電
解質、界面活性剤、吸湿性物質等の各種導電性物質を記
録体に処理する方法が特開昭57−148687号、57−156292
号、57−170794号、57−199687号等に提案されており、
かなりの改良効果が得られている。
「発明が解決しようとする課題」 然しながら、解像度に優れた感熱記録体を得るため
に、近年、支持体にフィルムや合成紙を使用するケース
が増大しているが、このような支持体を使用した場合に
は、上記の如き各種導電性物質を使用しても必ずしも満
足すべき結果は得られず、なお改良の余地が残されてい
る。
に、近年、支持体にフィルムや合成紙を使用するケース
が増大しているが、このような支持体を使用した場合に
は、上記の如き各種導電性物質を使用しても必ずしも満
足すべき結果は得られず、なお改良の余地が残されてい
る。
即ち、支持体として通常の紙を使用した場合に比較
し、フィルムや合成紙を使用した場合には、特に低湿度
条件下での摩擦帯電が著しく、上記の如き導電性物質で
は十分な帯電防止効果が得られない。そのため、導電度
の高い金属系の導電剤を使用することも考えられるが、
高価であり経済的に好ましくない。なお、金属系の導電
剤は着色し易く、結果的に得られる感熱記録体の商品価
値を低下させることになる。また、導電度を高めるため
に、上記の如き導電性物質を多量に使用すると、導電度
はある程度高められるものの、記録体に不用な発色(カ
ブリ)現象を起こしたり、導電性物質が高分子電解質の
場合には凝集が起きる可能性があり好ましくない。ま
た、吸湿性物質を多量に使用すると、高湿度時にはベタ
ついたり、記録体同志がブロッキングする等の難点が付
随する。
し、フィルムや合成紙を使用した場合には、特に低湿度
条件下での摩擦帯電が著しく、上記の如き導電性物質で
は十分な帯電防止効果が得られない。そのため、導電度
の高い金属系の導電剤を使用することも考えられるが、
高価であり経済的に好ましくない。なお、金属系の導電
剤は着色し易く、結果的に得られる感熱記録体の商品価
値を低下させることになる。また、導電度を高めるため
に、上記の如き導電性物質を多量に使用すると、導電度
はある程度高められるものの、記録体に不用な発色(カ
ブリ)現象を起こしたり、導電性物質が高分子電解質の
場合には凝集が起きる可能性があり好ましくない。ま
た、吸湿性物質を多量に使用すると、高湿度時にはベタ
ついたり、記録体同志がブロッキングする等の難点が付
随する。
一方、透明な感熱記録体(例えばOHP用のもの)に使
用する目的或いは多色化に対応すべき観点から色再現性
に優れた透明度の高い感熱記録体用材料の開発が急務と
なっている。
用する目的或いは多色化に対応すべき観点から色再現性
に優れた透明度の高い感熱記録体用材料の開発が急務と
なっている。
かかる実情から、本発明者等は上記の如き難点の解消
について鋭意研究を重ねた結果、各種の導電性物質の中
でも特にスメクタイト粘土を選択し、これを感熱記録体
に含有せしめると、低湿度から、高湿度まで外部環境の
変化に影響されず、且つ高速記録においてもカブリ現象
やブロッキング現象が伴うことなく安定した記録が可能
であり、しかも記録体の白色度や透明度を低下させるこ
となく、極めて商品価値の高い感熱記録体が低コストで
得られることを見出し、逐に本発明を完成するに至っ
た。
について鋭意研究を重ねた結果、各種の導電性物質の中
でも特にスメクタイト粘土を選択し、これを感熱記録体
に含有せしめると、低湿度から、高湿度まで外部環境の
変化に影響されず、且つ高速記録においてもカブリ現象
やブロッキング現象が伴うことなく安定した記録が可能
であり、しかも記録体の白色度や透明度を低下させるこ
となく、極めて商品価値の高い感熱記録体が低コストで
得られることを見出し、逐に本発明を完成するに至っ
た。
「課題を解決するための手段」 本発明は、支持体上に無色又は淡色の塩基性染料と該
塩基性染料を熱時発色せしめる呈色剤を含有する記録層
を設けた感熱記録体において、該記録体を構成する表面
或いは裏面層の少なくとも一つにスメクタイト粘土を含
有せしめたことを特徴とする感熱記録体である。
塩基性染料を熱時発色せしめる呈色剤を含有する記録層
を設けた感熱記録体において、該記録体を構成する表面
或いは裏面層の少なくとも一つにスメクタイト粘土を含
有せしめたことを特徴とする感熱記録体である。
「作用」 本発明の感熱記録体は上記の如く、記録体を構成する
表面或いは裏面層の少なくとも一つにスメクタイト粘土
を含有せしめたことを特徴とするものであるが、本発明
で用いるスメクタイト粘土としては、下記式、 [(Si8-aAla)(Mg6-b)・O20(OH)4]−・M+ a-b (備考;M+は殆どすべてNa+であり、a−b>0)で表示
される。
表面或いは裏面層の少なくとも一つにスメクタイト粘土
を含有せしめたことを特徴とするものであるが、本発明
で用いるスメクタイト粘土としては、下記式、 [(Si8-aAla)(Mg6-b)・O20(OH)4]−・M+ a-b (備考;M+は殆どすべてNa+であり、a−b>0)で表示
される。
スメクタイト粘土は層状構造を有し、結晶構造の各層
の厚さは約1nmで二次元に延長して小板を形成する。こ
の小板ユニットに存在するマグネシウム原子が、より低
原子価陽イオンのリチウム原子と同形置換しており、小
板ニットは負に帯電しているが、乾燥状態ではこの負電
荷はプレート面の格子構造外側にある置換可能陽イオン
(普通はナトリウムイオン)と釣り合っている。このス
メクタイト粘土を脱イオン水中に1.5〜2.0重量%の濃度
で分散させると格子構造外側にある置換可能陽イオンが
イオン化し、小板面から拡散し、小板面は負の電荷を得
て相互に反発して小板ユニットがバラバラに分散したコ
ロイド状分散液、即ちゾルを形成する。分散された小板
には全体に固有の負電荷が存在し、小板の端部には周囲
媒体からのイオン吸着により、わずかな局部電荷を帯び
る。これは溶液中のイオンの種類と濃度及び媒体のpHに
依存するが、通常は陽イオンのみが吸着され、端部は正
電荷を帯びることになる。結果として、端−面結合が生
じて代表的な「カードハウス」構造が形成され、ゲルが
形成される。このゲルの強度はスメクタイト粘土の濃度
に依存し、低濃度の場合、比較的緩やかな粒子連鎖の網
目が形成されゲル強度は低いが、濃度が増加すれば粒子
連鎖の網目が充填されるため、強度が急速に増す。
の厚さは約1nmで二次元に延長して小板を形成する。こ
の小板ユニットに存在するマグネシウム原子が、より低
原子価陽イオンのリチウム原子と同形置換しており、小
板ニットは負に帯電しているが、乾燥状態ではこの負電
荷はプレート面の格子構造外側にある置換可能陽イオン
(普通はナトリウムイオン)と釣り合っている。このス
メクタイト粘土を脱イオン水中に1.5〜2.0重量%の濃度
で分散させると格子構造外側にある置換可能陽イオンが
イオン化し、小板面から拡散し、小板面は負の電荷を得
て相互に反発して小板ユニットがバラバラに分散したコ
ロイド状分散液、即ちゾルを形成する。分散された小板
には全体に固有の負電荷が存在し、小板の端部には周囲
媒体からのイオン吸着により、わずかな局部電荷を帯び
る。これは溶液中のイオンの種類と濃度及び媒体のpHに
依存するが、通常は陽イオンのみが吸着され、端部は正
電荷を帯びることになる。結果として、端−面結合が生
じて代表的な「カードハウス」構造が形成され、ゲルが
形成される。このゲルの強度はスメクタイト粘土の濃度
に依存し、低濃度の場合、比較的緩やかな粒子連鎖の網
目が形成されゲル強度は低いが、濃度が増加すれば粒子
連鎖の網目が充填されるため、強度が急速に増す。
本発明の感熱記録体では、記録体を基本的に構成する
感熱記録層、支持体層、さらには必要に応じて設けられ
るオーバーコート層、保護層、支持体裏面層等の各種の
層の少なくとも一つにスメクタイト粘土を含有せしめる
ものであるが、特に支持体裏面に含有せしめた場合がよ
り効果的であり、とりわけ支持体としてフィルム又は合
成紙を使用した場合には、支持体裏面層にスメクタイト
粘土を含有せしめるのが望ましい。
感熱記録層、支持体層、さらには必要に応じて設けられ
るオーバーコート層、保護層、支持体裏面層等の各種の
層の少なくとも一つにスメクタイト粘土を含有せしめる
ものであるが、特に支持体裏面に含有せしめた場合がよ
り効果的であり、とりわけ支持体としてフィルム又は合
成紙を使用した場合には、支持体裏面層にスメクタイト
粘土を含有せしめるのが望ましい。
スメクタイト粘土の使用量は、支持体の種類や記録層
の構成内容、さらには含有せしめる層の状況等に応じて
適宜調節されるものであり、特に限定されるものではな
いが、一般に0.1〜5g/m2程度、より好ましくは0.2〜2g/
m2程度が含有せしめられる。
の構成内容、さらには含有せしめる層の状況等に応じて
適宜調節されるものであり、特に限定されるものではな
いが、一般に0.1〜5g/m2程度、より好ましくは0.2〜2g/
m2程度が含有せしめられる。
スメクタイト粘土には天然品及び合成品いずれもあ
り、両者ともに本発明に好ましく適用できる。又、スメ
クタイト粘土は水には濃度10%程度まで均質なゾル又は
ゲル状として調製でき、プラスチックシートに塗布、乾
燥すると良好な被膜を形成し、優れた導電性をしめす。
り、両者ともに本発明に好ましく適用できる。又、スメ
クタイト粘土は水には濃度10%程度まで均質なゾル又は
ゲル状として調製でき、プラスチックシートに塗布、乾
燥すると良好な被膜を形成し、優れた導電性をしめす。
塗布液には被膜の均一性、接着性、塗工性を改良する
目的で界面活性剤、水溶性樹脂等と混合しても良い。
目的で界面活性剤、水溶性樹脂等と混合しても良い。
尚、界面活性剤としては、例えばジメチルアルキルラ
ウリルベタイン、ジメチルアルキル(ヤシ)、ベタイ
ン、アルキルグリシン、オクタデシルトリメチルアンモ
ニウムクロライド、ドデシルトリメチルアンモニウムク
ロライド、ヘキサデシルトリメチルアンモニウムクロラ
イド、ベヘニルトリメチルアンモニウムクロライド、ポ
リオキシエチレンジステアレート、グリシジルメタクリ
レート、ポリエチレングリコールモノメタノール、アル
キル(牛脂)イミダゾリン4級塩等が使用できる。
ウリルベタイン、ジメチルアルキル(ヤシ)、ベタイ
ン、アルキルグリシン、オクタデシルトリメチルアンモ
ニウムクロライド、ドデシルトリメチルアンモニウムク
ロライド、ヘキサデシルトリメチルアンモニウムクロラ
イド、ベヘニルトリメチルアンモニウムクロライド、ポ
リオキシエチレンジステアレート、グリシジルメタクリ
レート、ポリエチレングリコールモノメタノール、アル
キル(牛脂)イミダゾリン4級塩等が使用できる。
水溶性樹脂としては、例えばポリアクリル酸ソーダ、
ポリアクリル酸エステル及びその共重合体、マレイン酸
ソーダ重合体及びその共重合体、CMC、PVA、澱粉、アル
ギン酸ソーダ、スルフォン酸ソーダ基を有するポリマー
等が使用できる。
ポリアクリル酸エステル及びその共重合体、マレイン酸
ソーダ重合体及びその共重合体、CMC、PVA、澱粉、アル
ギン酸ソーダ、スルフォン酸ソーダ基を有するポリマー
等が使用できる。
本発明において、記録層に含有される塩基性染料とし
ては、各種公知の無色又は淡色の塩基性染料が挙げられ
る。例えば3,3−ビス(p−ジメチルアミノフェニル)
−6−ジメチルアミノフタリド、3,3−ビス(p−ジメ
チルアミノフェニル)フタリド、3−(p−ジメチルア
ミノフェニル)−3−(1,2−ジメチルインドール−3
−イル)フタリド、3−(p−ジメチルアミノフェニ
ル)−3−(2−メチルインドール−3−イル)フタリ
ド、3,3−ビス(1,2−ジメチルインドール−3−イル)
−5−ジメチルアミノフタリド、3,3−ビス(1,2−ジメ
チルインドール−3−イル)−6−ジメチルアミノフタ
リド、3,3−ビス(9−エチルカルバゾール−3−イ
ル)−6−ジメチルアミノフタリド、3,3−ビス(2−
フェニルインドール−3−イル)−6−ジメチルアミノ
フタリド、3−p−ジメチルアミノフェニル−3−(1
−メチルピロール−3−イル)−6−ジメチルアミノフ
タリド等のトリアリルメタン系染料、4,4′−ビス−ジ
メチルアミノベンズヒドリルベンジルエーテル、N−ハ
ロフェニル−ロイコオーラミン、N−2,4,5−トリクロ
ロフェニルロイコオーラミン等のジフェニルメタン系染
料、ベンゾイルロイコメチレンブルー、p−ニトロベン
ゾイルロイコメチレンブルー等のチアジン系染料、3−
メチル−スピロ−ジナフトピラン、3−エチル−スピロ
−ジナフトピラン、3−フェニル−スピロ−ジナフトピ
ラン、3−ベンジル−スピロ−ジナフトピラン、3−メ
チル−ナフト−(6′−メトキシベンゾ)スピロピラ
ン、3−プロピル−スピロ−ジベンゾピラン等のスピロ
系染料、ローダミン−Bアニリノラクタム、ローダミン
(p−ニトロアニリノ)ラクタム、ローダミン(o−ク
ロロアニリノ)ラクタム等のラクタム系染料、3−ジメ
チルアミノ−7−メトキシフルオラン、3−ジエチルア
ミノ−6−メトキシフルオラン、3−ジエチルアミノ−
7−メトキシフルオラン、3−ジエチルアミノ−7−ク
ロロフルオラン、3−ジエチルアミノ−6−メチル−7
−クロロフルオラン、3−ジエチルアミノ−6,7−ジメ
チルフルオラン、3−(N−エチル−p−トルイジノ)
−7−メチルフルオラン、3−ジエチルアミノ−7−N
−アセチル−N−メチルアミノフルオラン、3−ジエチ
ルアミノ−7−N−メチルアミノフルオラン、3−ジエ
チルアミノ−7−ジベンジルアミノフルオラン、3−ジ
エチルアミノ−7−N−メチル−N−ベンジルアミノフ
ルオラン、3−ジエチルアミノ−7−N−クロロエチル
−N−メチルアミノフルオラン、3−ジエチルアミノ−
7−N−ジエチルアミノフルオラン、3−(N−エチル
−p−トルイジノ)−6−メチル−7−フェニルアミノ
フルオラン、3−(N−エチル−p−トルイジノ)−6
−メチル−7−(p−トルイジノ)フルオラン、3−ジ
エチルアミノ−6−メチル−7−フェニルアミノフルオ
ラン、3−ジエチルアミノ−7−(2−カルボメトキシ
−フェニルアミノ)フルオラン、3−(N−シクロヘキ
シル−N−メチルアミノ)−6−メチル−7−フェニル
アミノフルオラン、3−ピロリジノ−6−メチル−7−
フェニルアミノフルオラン、3−ピペリジノ−6−メチ
ル−7−フェニルアミノフルオラン、3−ジエチルアミ
ノ−6−メチル−7−キシリジノフルオラン、3−ジエ
チルアミノ−7−(o−クロロフェニルアミノ)フルオ
ラン、3−ジブチルアミノ−7−(o−クロロフェニル
アミノ)フルオラン、3−ピロリジノ−6−メチル−7
−p−ブチルフェニルアミノフルオラン、3−ジエチル
アミノ−7−(o−フルオロフェニルアミノ)フルオラ
ン、3−ジブチルアミノ−7−(o−フルオロフェニル
アミノ)フルオラン、3−(N−メチル−N−n−アミ
ル)アミノ−6−メチル−7−フェニルアミノフルオラ
ン、3−(N−エチル−N−n−アミル)アミノ−6−
メチル−7−フェニルアミノフルオラン、3−(N−エ
チル−N−iso−アミル)アミノ−6−メチル−7−フ
ェニルアミノフルオラン、3−(N−メチル−N−n−
ヘキシル)アミノ−6−メチル−7−フェニルアミノフ
ルオラン、3−(N−エチル−N−n−ヘキシル)アミ
ノ−6−メチル−7−フェニルアミノフルオラン、3−
(N−エチル−N−β−エチルヘキシル)アミノ−6−
メチル−7−フェニルアミノフルオラン等のフルオラン
系染料等が挙げられる。なお、これらの塩基性染料は必
要に応じて二種類以上を併用することができる。
ては、各種公知の無色又は淡色の塩基性染料が挙げられ
る。例えば3,3−ビス(p−ジメチルアミノフェニル)
−6−ジメチルアミノフタリド、3,3−ビス(p−ジメ
チルアミノフェニル)フタリド、3−(p−ジメチルア
ミノフェニル)−3−(1,2−ジメチルインドール−3
−イル)フタリド、3−(p−ジメチルアミノフェニ
ル)−3−(2−メチルインドール−3−イル)フタリ
ド、3,3−ビス(1,2−ジメチルインドール−3−イル)
−5−ジメチルアミノフタリド、3,3−ビス(1,2−ジメ
チルインドール−3−イル)−6−ジメチルアミノフタ
リド、3,3−ビス(9−エチルカルバゾール−3−イ
ル)−6−ジメチルアミノフタリド、3,3−ビス(2−
フェニルインドール−3−イル)−6−ジメチルアミノ
フタリド、3−p−ジメチルアミノフェニル−3−(1
−メチルピロール−3−イル)−6−ジメチルアミノフ
タリド等のトリアリルメタン系染料、4,4′−ビス−ジ
メチルアミノベンズヒドリルベンジルエーテル、N−ハ
ロフェニル−ロイコオーラミン、N−2,4,5−トリクロ
ロフェニルロイコオーラミン等のジフェニルメタン系染
料、ベンゾイルロイコメチレンブルー、p−ニトロベン
ゾイルロイコメチレンブルー等のチアジン系染料、3−
メチル−スピロ−ジナフトピラン、3−エチル−スピロ
−ジナフトピラン、3−フェニル−スピロ−ジナフトピ
ラン、3−ベンジル−スピロ−ジナフトピラン、3−メ
チル−ナフト−(6′−メトキシベンゾ)スピロピラ
ン、3−プロピル−スピロ−ジベンゾピラン等のスピロ
系染料、ローダミン−Bアニリノラクタム、ローダミン
(p−ニトロアニリノ)ラクタム、ローダミン(o−ク
ロロアニリノ)ラクタム等のラクタム系染料、3−ジメ
チルアミノ−7−メトキシフルオラン、3−ジエチルア
ミノ−6−メトキシフルオラン、3−ジエチルアミノ−
7−メトキシフルオラン、3−ジエチルアミノ−7−ク
ロロフルオラン、3−ジエチルアミノ−6−メチル−7
−クロロフルオラン、3−ジエチルアミノ−6,7−ジメ
チルフルオラン、3−(N−エチル−p−トルイジノ)
−7−メチルフルオラン、3−ジエチルアミノ−7−N
−アセチル−N−メチルアミノフルオラン、3−ジエチ
ルアミノ−7−N−メチルアミノフルオラン、3−ジエ
チルアミノ−7−ジベンジルアミノフルオラン、3−ジ
エチルアミノ−7−N−メチル−N−ベンジルアミノフ
ルオラン、3−ジエチルアミノ−7−N−クロロエチル
−N−メチルアミノフルオラン、3−ジエチルアミノ−
7−N−ジエチルアミノフルオラン、3−(N−エチル
−p−トルイジノ)−6−メチル−7−フェニルアミノ
フルオラン、3−(N−エチル−p−トルイジノ)−6
−メチル−7−(p−トルイジノ)フルオラン、3−ジ
エチルアミノ−6−メチル−7−フェニルアミノフルオ
ラン、3−ジエチルアミノ−7−(2−カルボメトキシ
−フェニルアミノ)フルオラン、3−(N−シクロヘキ
シル−N−メチルアミノ)−6−メチル−7−フェニル
アミノフルオラン、3−ピロリジノ−6−メチル−7−
フェニルアミノフルオラン、3−ピペリジノ−6−メチ
ル−7−フェニルアミノフルオラン、3−ジエチルアミ
ノ−6−メチル−7−キシリジノフルオラン、3−ジエ
チルアミノ−7−(o−クロロフェニルアミノ)フルオ
ラン、3−ジブチルアミノ−7−(o−クロロフェニル
アミノ)フルオラン、3−ピロリジノ−6−メチル−7
−p−ブチルフェニルアミノフルオラン、3−ジエチル
アミノ−7−(o−フルオロフェニルアミノ)フルオラ
ン、3−ジブチルアミノ−7−(o−フルオロフェニル
アミノ)フルオラン、3−(N−メチル−N−n−アミ
ル)アミノ−6−メチル−7−フェニルアミノフルオラ
ン、3−(N−エチル−N−n−アミル)アミノ−6−
メチル−7−フェニルアミノフルオラン、3−(N−エ
チル−N−iso−アミル)アミノ−6−メチル−7−フ
ェニルアミノフルオラン、3−(N−メチル−N−n−
ヘキシル)アミノ−6−メチル−7−フェニルアミノフ
ルオラン、3−(N−エチル−N−n−ヘキシル)アミ
ノ−6−メチル−7−フェニルアミノフルオラン、3−
(N−エチル−N−β−エチルヘキシル)アミノ−6−
メチル−7−フェニルアミノフルオラン等のフルオラン
系染料等が挙げられる。なお、これらの塩基性染料は必
要に応じて二種類以上を併用することができる。
また、呈色剤としては、上記塩基性染料と接触して呈
色する無機又は有機の酸性物質が挙げられる。例えば4
−tert−ブチルフェノール、α−ナフトール、β−ナフ
トール、4−アセチルフェノール、4−フェニルフェノ
ール、ハイドロキノン、4,4′−イソプロピリデンジフ
ェノール(ビスフェノールA)、2,2′−メチレンビス
(44−クロルフェノール)、4,4′−シクロヘキシリデ
ンジフェノール、1,3−ジ〔2−(4−ヒドロキシフェ
ニル)−2−プロピル〕−ベンゼン、4,4′−ジヒドロ
キシジフェニルサルファイド、ビス−(3−アリル−4
−ヒドロキシフェニル)−スルホン、4−ヒドロキシフ
ェニル−4′−iso−プロピルオキシフェニルスルホ
ン、ヒドロキノンモノベンジルエーテル、4−ヒドロキ
シベンゾフェノン、2,4−ジヒドロキシベンゾフェノ
ン、2,4,4′−トリヒドロキシベンゾフェノン、2,2′,
4,4′−テトラヒドロキシベンゾフェノン、4−ヒドロ
キシフタル酸ジメチル、4−ヒドロキシ安息香酸メチ
ル、4−ヒドロキシ安息香酸エチル、4−ヒドロキシ安
息香酸プロピル、4−ヒドロキシ安息香酸−sec−ブチ
ル、4−ヒドロキシ安息香酸ペンチル、4−ヒドロキシ
安息香酸フェニル、4−ヒドロキシ安息香酸ベンジル、
4−ヒドロキシ安息香酸トリル、4−ヒドロキシ安息香
酸クロロフェニル、4−ヒドロキシ安息香酸フェニルプ
ロピル、4−ヒドロキシ安息香酸フェネチル、4−ヒド
ロキシ安息香酸−p−クロロベンジル、4−ヒドロキシ
安息香酸−p−メトキシベンジル、ノボラック型フェノ
ール樹脂、フェノール重合体等のフェノール性化合物、
安息香酸、p−tert−ブチル安息香酸、トリクロル安息
香酸、テレフタル酸、3−sec−ブチル−4−ヒドロキ
シ安息香酸、3−シクロヘキシル−4−ヒドロキシ安息
香酸、3,5−ジメチル−4−ヒドロキシ安息香酸、サリ
チル酸、3−イソプロピルサリチル酸、3−tert−ブチ
ルサリチル酸、3−ベンジルサリチル酸、3−(α−メ
チルベンジル)サリチル酸、3−クロル−5−(α−メ
チルベンジル)サリチル酸、3,5−ジ−tert−ブチルサ
リチル酸、3−フェニル−5−(α,α−ジメチルベン
ジル)サリチル酸、3,5−ジ−α−メチルベンジルサリ
チル酸等の芳香族カルボン酸、及びこれらフェノール性
化合物、4芳香族カルボン酸と例えば亜鉛、マグネシウ
ム、アルミニウム、カルシウム、チタン、マンガン、ス
ズ、ニッケル等の多価金属との塩等の有機酸性物質等が
例示される。
色する無機又は有機の酸性物質が挙げられる。例えば4
−tert−ブチルフェノール、α−ナフトール、β−ナフ
トール、4−アセチルフェノール、4−フェニルフェノ
ール、ハイドロキノン、4,4′−イソプロピリデンジフ
ェノール(ビスフェノールA)、2,2′−メチレンビス
(44−クロルフェノール)、4,4′−シクロヘキシリデ
ンジフェノール、1,3−ジ〔2−(4−ヒドロキシフェ
ニル)−2−プロピル〕−ベンゼン、4,4′−ジヒドロ
キシジフェニルサルファイド、ビス−(3−アリル−4
−ヒドロキシフェニル)−スルホン、4−ヒドロキシフ
ェニル−4′−iso−プロピルオキシフェニルスルホ
ン、ヒドロキノンモノベンジルエーテル、4−ヒドロキ
シベンゾフェノン、2,4−ジヒドロキシベンゾフェノ
ン、2,4,4′−トリヒドロキシベンゾフェノン、2,2′,
4,4′−テトラヒドロキシベンゾフェノン、4−ヒドロ
キシフタル酸ジメチル、4−ヒドロキシ安息香酸メチ
ル、4−ヒドロキシ安息香酸エチル、4−ヒドロキシ安
息香酸プロピル、4−ヒドロキシ安息香酸−sec−ブチ
ル、4−ヒドロキシ安息香酸ペンチル、4−ヒドロキシ
安息香酸フェニル、4−ヒドロキシ安息香酸ベンジル、
4−ヒドロキシ安息香酸トリル、4−ヒドロキシ安息香
酸クロロフェニル、4−ヒドロキシ安息香酸フェニルプ
ロピル、4−ヒドロキシ安息香酸フェネチル、4−ヒド
ロキシ安息香酸−p−クロロベンジル、4−ヒドロキシ
安息香酸−p−メトキシベンジル、ノボラック型フェノ
ール樹脂、フェノール重合体等のフェノール性化合物、
安息香酸、p−tert−ブチル安息香酸、トリクロル安息
香酸、テレフタル酸、3−sec−ブチル−4−ヒドロキ
シ安息香酸、3−シクロヘキシル−4−ヒドロキシ安息
香酸、3,5−ジメチル−4−ヒドロキシ安息香酸、サリ
チル酸、3−イソプロピルサリチル酸、3−tert−ブチ
ルサリチル酸、3−ベンジルサリチル酸、3−(α−メ
チルベンジル)サリチル酸、3−クロル−5−(α−メ
チルベンジル)サリチル酸、3,5−ジ−tert−ブチルサ
リチル酸、3−フェニル−5−(α,α−ジメチルベン
ジル)サリチル酸、3,5−ジ−α−メチルベンジルサリ
チル酸等の芳香族カルボン酸、及びこれらフェノール性
化合物、4芳香族カルボン酸と例えば亜鉛、マグネシウ
ム、アルミニウム、カルシウム、チタン、マンガン、ス
ズ、ニッケル等の多価金属との塩等の有機酸性物質等が
例示される。
なお、これらの呈色剤も勿論必要に応じて2種以上を
併用することができる。
併用することができる。
塩基性染料と呈色剤の使用比率は用いられる塩基性染
料や呈色剤の種類に応じて適宜選択されるもので、特に
限定するものではないが、一般に塩基性染料1重量部に
対して1〜20重量部、好ましくは2〜10重量部程度の呈
色剤が使用される。
料や呈色剤の種類に応じて適宜選択されるもので、特に
限定するものではないが、一般に塩基性染料1重量部に
対して1〜20重量部、好ましくは2〜10重量部程度の呈
色剤が使用される。
これらの物質を含む塗液は、一般に水を分散媒体と
し、ボールミル、アトライター、サンドミル等の撹拌、
粉砕機により染料と呈色剤とを一緒に又は別々に分散す
るなどして調製される。
し、ボールミル、アトライター、サンドミル等の撹拌、
粉砕機により染料と呈色剤とを一緒に又は別々に分散す
るなどして調製される。
塗液中には、通常バインダーとしてデンプン類、ヒド
ロキシエチルセルロース、メチルセルロース、カルボキ
シメチルセルロース、ゼラチン、カゼイン、アラビアゴ
ム、ポリビニルアルコール、アセトアセチル基変性ポリ
ビニルアルコール、ジイソブチレン−無水マレイン酸共
重合体塩、スチレン−無水マレイン酸共重合体塩、エチ
レン−アクリル酸共重合体塩、スチレン−アクリル酸共
重合体塩、スチレン−ブタジエン共重合体エマルジョ
ン、尿素樹脂、メラミン樹脂、アミド樹脂等が全固形分
の2〜40重量%、好ましくは5〜25重量%程度用いられ
る。
ロキシエチルセルロース、メチルセルロース、カルボキ
シメチルセルロース、ゼラチン、カゼイン、アラビアゴ
ム、ポリビニルアルコール、アセトアセチル基変性ポリ
ビニルアルコール、ジイソブチレン−無水マレイン酸共
重合体塩、スチレン−無水マレイン酸共重合体塩、エチ
レン−アクリル酸共重合体塩、スチレン−アクリル酸共
重合体塩、スチレン−ブタジエン共重合体エマルジョ
ン、尿素樹脂、メラミン樹脂、アミド樹脂等が全固形分
の2〜40重量%、好ましくは5〜25重量%程度用いられ
る。
さらに、塗液中には必要に応じて各種の助剤を添加す
ることができ、例えばジオクチルスルフォンコハク酸ナ
トリウム、ドデシルベンゼンスルフォン酸ナトリウム、
ラウリルアルコール硫酸エステル−ナトリウム塩、脂肪
酸金属塩等の分散剤、ベンゾフェノン系等の紫外線吸収
剤、その他消泡剤、蛍光染料、着色染料等が適宜添加さ
れる。
ることができ、例えばジオクチルスルフォンコハク酸ナ
トリウム、ドデシルベンゼンスルフォン酸ナトリウム、
ラウリルアルコール硫酸エステル−ナトリウム塩、脂肪
酸金属塩等の分散剤、ベンゾフェノン系等の紫外線吸収
剤、その他消泡剤、蛍光染料、着色染料等が適宜添加さ
れる。
また、必要に応じてステアリン酸亜鉛、ステアリン酸
カルシウム、ポリエチレンワックス、カルナバロウ、パ
ラフィンワックス、エステルワックス等のワックス類、
ステアリン酸アミド、ステアリン酸メチレンビスアミ
ド、パルミチン酸アミド、ヤシ脂肪酸アミド等の脂肪酸
アミド類、2,2′−メチレンビス(4−メチル−6−ter
t−ブチルフェノール)、1,1,3−トリス(2−メチル−
4−ヒドロキシ−5−tert−ブチルフェニル)ブタン等
のヒンダードフェノール類、2−(2′−ヒドロキシ−
5′−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−ヒド
ロキシ−4−ベンジルオキシベンゾフェノン等の紫外線
吸収剤、1,2−ジ(3−メチルフェノキシ)エタン、1,2
−ジフェノキシエタン、1−フェノキシ−2−(4−メ
チルフェノキシ)エタン、テレフタル酸ジメチルエステ
ル、テレフタル酸ジブチルエステル、テレフタル酸ジベ
ンジルエステル、p−ベンジル−ビフェニル、1,4−ジ
メトキシナフタレン、1,4−ジエトキシナフタレン、1
−ヒドロキシナフトエ酸フェニルエステル等のエステル
類、さらには各種公知の熱可融性物質やカオリン、クレ
ー、タルク、炭酸カルシウム、焼成クレー、酸化チタ
ン、珪藻土、微粒子状無水シリカ、活性白土等の無機顔
料を添加することもできる。また、本発明の所望の効果
を損なわない範囲で通常の導電性物質を添加することも
できる。
カルシウム、ポリエチレンワックス、カルナバロウ、パ
ラフィンワックス、エステルワックス等のワックス類、
ステアリン酸アミド、ステアリン酸メチレンビスアミ
ド、パルミチン酸アミド、ヤシ脂肪酸アミド等の脂肪酸
アミド類、2,2′−メチレンビス(4−メチル−6−ter
t−ブチルフェノール)、1,1,3−トリス(2−メチル−
4−ヒドロキシ−5−tert−ブチルフェニル)ブタン等
のヒンダードフェノール類、2−(2′−ヒドロキシ−
5′−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−ヒド
ロキシ−4−ベンジルオキシベンゾフェノン等の紫外線
吸収剤、1,2−ジ(3−メチルフェノキシ)エタン、1,2
−ジフェノキシエタン、1−フェノキシ−2−(4−メ
チルフェノキシ)エタン、テレフタル酸ジメチルエステ
ル、テレフタル酸ジブチルエステル、テレフタル酸ジベ
ンジルエステル、p−ベンジル−ビフェニル、1,4−ジ
メトキシナフタレン、1,4−ジエトキシナフタレン、1
−ヒドロキシナフトエ酸フェニルエステル等のエステル
類、さらには各種公知の熱可融性物質やカオリン、クレ
ー、タルク、炭酸カルシウム、焼成クレー、酸化チタ
ン、珪藻土、微粒子状無水シリカ、活性白土等の無機顔
料を添加することもできる。また、本発明の所望の効果
を損なわない範囲で通常の導電性物質を添加することも
できる。
本発明の感熱記録体において、記録層の形成方法につ
いては特に限定されるものではなく、例えばエヤーナイ
フコーティング、ブレードコーティング等により塗液を
塗布、乾燥する方法等によって形成される。また、塗液
の塗布量についても特に限定されるものではなく、通常
乾燥重量で2〜12g/m2、より好ましくは3〜10g/m2程度
の範囲で調節される。
いては特に限定されるものではなく、例えばエヤーナイ
フコーティング、ブレードコーティング等により塗液を
塗布、乾燥する方法等によって形成される。また、塗液
の塗布量についても特に限定されるものではなく、通常
乾燥重量で2〜12g/m2、より好ましくは3〜10g/m2程度
の範囲で調節される。
なお、記録層上には記録層を保護する等の目的でオー
バーコート層を設けることもでき、必要に応じて支持体
の裏面側にも保護層を設けることができる。さらに、支
持体に下塗り中間層を設けたり、記録体裏面に粘着剤処
理を施し、粘着ラベルに加工する等、感熱記録体製造分
野における各種の公知技術が必要に応じて付加し得るも
のである。
バーコート層を設けることもでき、必要に応じて支持体
の裏面側にも保護層を設けることができる。さらに、支
持体に下塗り中間層を設けたり、記録体裏面に粘着剤処
理を施し、粘着ラベルに加工する等、感熱記録体製造分
野における各種の公知技術が必要に応じて付加し得るも
のである。
本発明の感熱記録体では、記録体を構成する表面或い
は裏面層の少なくとも一つにスメクタイト粘土を含有せ
しめるものであるが、スメクタイト粘土を適当なバイン
ダーと混合して得た塗液を塗被して層を形成してもよ
く、かかる塗液中には必要に応じて例えば無機顔料、染
料、耐水化剤等の適当な助剤を添加することもできる。
は裏面層の少なくとも一つにスメクタイト粘土を含有せ
しめるものであるが、スメクタイト粘土を適当なバイン
ダーと混合して得た塗液を塗被して層を形成してもよ
く、かかる塗液中には必要に応じて例えば無機顔料、染
料、耐水化剤等の適当な助剤を添加することもできる。
「実施例」 以下に実施例を挙げて本発明をより具体的に説明する
が、勿論これらに限定されるものではない。なお、例中
の「部」及び「%」は、特に断らない限りそれぞれ「重
量部」及び「重量%」を示す。
が、勿論これらに限定されるものではない。なお、例中
の「部」及び「%」は、特に断らない限りそれぞれ「重
量部」及び「重量%」を示す。
実施例1 A液調成 3−(N−エチル−N−iso−アミルアミノ)−6−メ
チル−7−フェニルアミノフルオラン 10部 ジベンジルテレフタレート 20部 メチルセルロース 5%水溶液 20部 水 40部 この組成物をサンドミルで平均粒子径が3μmになる
まで粉砕した。
チル−7−フェニルアミノフルオラン 10部 ジベンジルテレフタレート 20部 メチルセルロース 5%水溶液 20部 水 40部 この組成物をサンドミルで平均粒子径が3μmになる
まで粉砕した。
B液調成 4,4′−イソプロピリデンジフェノール 30部 メチルセルロース 5%水溶液 40部 水 20部 この組成物をサンドミルで平均粒子径が3μmになる
まで粉砕した。
まで粉砕した。
記録層の形成 A液90部、B液90部、酸化珪素顔料(商品名:ミズカ
シルP−527、平均粒子径:1.8μm、吸油量:180cc/100
g、水沢化学社製)30部、10%ポリビニルアルコール水
溶液300部、水28部を混合、撹拌し塗液とした。得られ
た塗液を合成紙(商品名:ユポFPG、王子油化合成紙社
製)上に乾燥後の塗布量が5g/m2となるように塗布、乾
燥した後、スーパーキャレンダー掛けして感熱記録体を
得た。
シルP−527、平均粒子径:1.8μm、吸油量:180cc/100
g、水沢化学社製)30部、10%ポリビニルアルコール水
溶液300部、水28部を混合、撹拌し塗液とした。得られ
た塗液を合成紙(商品名:ユポFPG、王子油化合成紙社
製)上に乾燥後の塗布量が5g/m2となるように塗布、乾
燥した後、スーパーキャレンダー掛けして感熱記録体を
得た。
裏面層の形成 合成スメクタイト粘土(商品名:スメクトンSA−1、ク
ニミネ工業株式会社製) 5部 ソープフリーエマルジョン(商品名:ハイドランAP−4
0、大日本インキ化学株式会社製) 2部 水 98部 この組成物を混合、撹拌して得られた塗液を前記感熱
記録体の支持体裏面に乾燥後の塗布量が1g/m2となるよ
うに塗布、乾燥して感熱記録体を得た。
ニミネ工業株式会社製) 5部 ソープフリーエマルジョン(商品名:ハイドランAP−4
0、大日本インキ化学株式会社製) 2部 水 98部 この組成物を混合、撹拌して得られた塗液を前記感熱
記録体の支持体裏面に乾燥後の塗布量が1g/m2となるよ
うに塗布、乾燥して感熱記録体を得た。
実施例2 裏面層の形成において合成スメクタイト粘土(商品
名:スメクトンSA−1、クニミネ工業株式会社製)の代
わりに天然スメクタイト粘土(商品名:VEEGUM、Vanderb
ilt社製)を用いた以外は実施例1と同様にして感熱記
録体を得た。
名:スメクトンSA−1、クニミネ工業株式会社製)の代
わりに天然スメクタイト粘土(商品名:VEEGUM、Vanderb
ilt社製)を用いた以外は実施例1と同様にして感熱記
録体を得た。
実施例3 裏面層の形成においてスメクタイト粘土と界面活性剤
をそれぞれ次の部数になるように混合、撹拌して塗液を
調製した以外は実施例1と同様にして感熱記録体を得
た。
をそれぞれ次の部数になるように混合、撹拌して塗液を
調製した以外は実施例1と同様にして感熱記録体を得
た。
天然スメクタイト粘土(商品名:VEEGUM、Vanderbilt社
製) 2部 界面活性剤(商品名:ケミスタット6120、三洋化成株式
会社製) 6部 水 100部 実施例4 実施例1と同様にして記録層までの形成をした後、さ
らに記録層の上に下記の組成物、即ち 合成スメクタイト粘土(商品名:スメクトンSA−1) 2部 ポリビニルアルコール(商品名:クラレポバール−11
7、クラレ社製) 5部 水 93部 から成る組成物を混合、撹拌して得られた塗液を乾燥後
の塗布量が1g/m2となるように塗布、乾燥してオーバー
コート層を設け、感熱記録体を得た。なお、この場合は
裏面層は設けなかった。
製) 2部 界面活性剤(商品名:ケミスタット6120、三洋化成株式
会社製) 6部 水 100部 実施例4 実施例1と同様にして記録層までの形成をした後、さ
らに記録層の上に下記の組成物、即ち 合成スメクタイト粘土(商品名:スメクトンSA−1) 2部 ポリビニルアルコール(商品名:クラレポバール−11
7、クラレ社製) 5部 水 93部 から成る組成物を混合、撹拌して得られた塗液を乾燥後
の塗布量が1g/m2となるように塗布、乾燥してオーバー
コート層を設け、感熱記録体を得た。なお、この場合は
裏面層は設けなかった。
比較例1〜2 裏面層の形成において合成スメクタイト粘土(商品
名:スメクトンSA−1)の代わりに、導電性酸化亜鉛
(商品名:導電性酸化亜鉛23−K、白水化学社製)(比
較例1)、アニオン性高分子導電剤(比較例2)をそれ
ぞれ用いた以外は実施例1と同様にして感熱記録体を得
た。
名:スメクトンSA−1)の代わりに、導電性酸化亜鉛
(商品名:導電性酸化亜鉛23−K、白水化学社製)(比
較例1)、アニオン性高分子導電剤(比較例2)をそれ
ぞれ用いた以外は実施例1と同様にして感熱記録体を得
た。
比較例3 裏面層の形成において、界面活性剤(商品名:ケミス
タット6120、三洋化成株式会社製)20部、水100部を混
合、撹拌して得られた塗液を用いた以外は実施例1と同
様にして感熱記録体を得た。
タット6120、三洋化成株式会社製)20部、水100部を混
合、撹拌して得られた塗液を用いた以外は実施例1と同
様にして感熱記録体を得た。
比較例4 オーバーコート層の形成において、 ポリビニルアルコール(商品名:クラレポバール−11
7、クラレ社製) 5部 水 95部 を混合、撹拌して得られた塗液を用いた以外は実施例4
と同様にして感熱記録体を得た。
7、クラレ社製) 5部 水 95部 を混合、撹拌して得られた塗液を用いた以外は実施例4
と同様にして感熱記録体を得た。
上記のようにして得られた8種類の感熱記録体につい
て、下記の評価試験を行い、得られた結果を表−1に示
した。
て、下記の評価試験を行い、得られた結果を表−1に示
した。
(表面抵抗の測定) 感熱記録体裏面層(注;実施例4及び比較例4につい
ては感熱記録体の表面層=オーバーコート層)の表面抵
抗を常湿条件と低湿条件でそれぞれテラオームメーター
(Model,VE−30,川口電機社製)で測定し、結果を表−
1に示した。
ては感熱記録体の表面層=オーバーコート層)の表面抵
抗を常湿条件と低湿条件でそれぞれテラオームメーター
(Model,VE−30,川口電機社製)で測定し、結果を表−
1に示した。
(記録適性) 実用ビデオプリンター(SCT−P−60,三菱電機社製)
で常湿条件と低湿条件で記録して通・排紙適性を評価
し、得られた記録像の記録濃度をマクベス濃度計(RD−
914,マクベス社製)で測定して、それぞれその結果を表
−1に示した。なお、通紙及び排紙適性の評価基準は以
下の通りとした。
で常湿条件と低湿条件で記録して通・排紙適性を評価
し、得られた記録像の記録濃度をマクベス濃度計(RD−
914,マクベス社製)で測定して、それぞれその結果を表
−1に示した。なお、通紙及び排紙適性の評価基準は以
下の通りとした。
◎:摩擦帯電による通紙・排紙トラブルが全く無く極め
て良好。
て良好。
○:実用面のトルブル無く良好。
×:摩擦帯電によって記録体がファクシミリに張りつき
トラブルが発生した。
トラブルが発生した。
なお、常湿と低湿の条件は次の通りである。
常湿条件:20℃,60%RH 低湿条件:20℃,20%RH 「効果」 表−1の結果から明らかなように、本発明の感熱記録
体はいずれも外部環境変化に影響されず、且つ安定した
記録適性を有していた。
体はいずれも外部環境変化に影響されず、且つ安定した
記録適性を有していた。
Claims (3)
- 【請求項1】支持体上に、無色又は淡色の塩基性染料
と、該塩基性染料を熱時発色せしめる呈色剤を含有する
記録層を設けた感熱記録体において、該記録体を構成す
る表面或いは裏面層の少なくとも一つにスメクタイト粘
土を含有せしめたことを特徴とする感熱記録体。 - 【請求項2】スメクタイト粘土を支持体の裏面層に含有
せしめた請求項(1)記載の感熱記録体。 - 【請求項3】支持体がフィルム又は合成紙である請求項
(1)又は(2)記載の感熱記録体。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1036629A JP2676711B2 (ja) | 1989-02-15 | 1989-02-15 | 感熱記録体 |
DE68918925T DE68918925T2 (de) | 1988-12-23 | 1989-12-22 | Wärmeempfindliches Aufzeichnungsmaterial. |
US07/453,294 US5023227A (en) | 1988-12-23 | 1989-12-22 | Heat-sensitive recording material |
EP89123735A EP0374937B1 (en) | 1988-12-23 | 1989-12-22 | Heat-sensitive recording material |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1036629A JP2676711B2 (ja) | 1989-02-15 | 1989-02-15 | 感熱記録体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02214689A JPH02214689A (ja) | 1990-08-27 |
JP2676711B2 true JP2676711B2 (ja) | 1997-11-17 |
Family
ID=12475123
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1036629A Expired - Fee Related JP2676711B2 (ja) | 1988-12-23 | 1989-02-15 | 感熱記録体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2676711B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4516578B2 (ja) * | 2007-02-16 | 2010-08-04 | 東芝テック株式会社 | 感熱記録媒体の製造方法 |
JP2012218350A (ja) * | 2011-04-12 | 2012-11-12 | Oji Paper Co Ltd | 感熱記録体 |
-
1989
- 1989-02-15 JP JP1036629A patent/JP2676711B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02214689A (ja) | 1990-08-27 |
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