JPH0213809Y2 - - Google Patents

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JPH0213809Y2
JPH0213809Y2 JP1984018319U JP1831984U JPH0213809Y2 JP H0213809 Y2 JPH0213809 Y2 JP H0213809Y2 JP 1984018319 U JP1984018319 U JP 1984018319U JP 1831984 U JP1831984 U JP 1831984U JP H0213809 Y2 JPH0213809 Y2 JP H0213809Y2
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JP
Japan
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elastic support
oil seal
support part
seal device
piston rod
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JP1984018319U
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JPS60129557U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、オイルシールの改良に係り、ピス
トンロツドが不規則な変動に対しても良好に追随
できるオイルシールの構造を得ることを目的とす
る。
従来公知のオイルシールの構造は、例えば、実
公昭47−13775号公報(第1及び第2図参照)に
示されるように、ピストンロツド1が摺動すると
きに不規則な変動を起すとオイルシール装置の弾
性部材である支持ゴム5及び6が変形する。つま
りダストリツプ3及びオイルリツプ4は、フラン
ジ2によつて、外方である前記弾性支持部材の支
持ゴム5及び6に一体的に結合されているので、
上記不規則な変動量を支持ゴム5及び6が変形し
て吸収することになる。
そこで、ピストンロツド1が不規則に変動して
も、オイルシール部はピストンロツド1に対して
接触状態を維持することができる。しかしなが
ら、外方の弾性部材の支持ゴム5及びダストリツ
プ3の間に形成される空間部分20にダストが詰
り易いという欠点があつた。
この為に、ダストリツプ3は、ダストリツプと
してシール機能を失つて油漏れがし易い。
更に、弾性部材の支持ゴム5,6は、軸方向に
長い為に、経年変化をして軸方向に圧縮された状
態となつて永久変形をする。そこで、軸方向の締
代を失つてしまう為に端面のシール能力がなくな
り油漏れが起こる欠点があつた。
本考案は、上記欠点を解消することを目的と
し、ピストンロツドへの追随性を良好とすること
は勿論ダストの蓄積を防止し加えて弾性部材の軸
方向長さを短くし得る構造を得ることにある。
本考案は、弾性支持部を変形可能に支持する構
造であつて、該弾性支持部を径方向及び軸方向に
於いて線接触させるものである。
以下本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
第3図に示すように、本考案のオイルシール装
置7は、ピストンロツド1に接触するダストリツ
プ8を備え、該ダストリツプの締代を保証するガ
ータースプリング9を装着している。また、オイ
ルリツプ10が前記ダストリツプ8の他端に設け
られ、該オイルリツプ10の締代を保証するガー
タースプリング11が装着されている。
オイルシール7の中央部には、前記各リツプ
8,10と連絡する断面が円形状でOリング形状
の弾性支持部12が設けられており、該弾性支持
部12の中央部には補強部13が焼付けられてい
る。
また、弾性支持部12の外周頂部は、パツキン
グケース14のハウジング内に僅かの締代を持つ
て嵌合して線接触し、パツキングケース14と一
緒にかしめる時、ダストリツプ8及びオイルリツ
プ10が径方向に偏心してかしめられるのを防止
する(第3図参照)。
Oリング形状の弾性支持部12の軸方向の両側
部は、かしめ部15と軸受ハウジング(図示せ
ず)の底部により充分な締代を以つて線接触して
固定される。
しかし、弾性支持部12は、弾性変形をするこ
とが許されるだけの自由度があり、パツキングケ
ース14の壁内では、断面が円形状であるために
ピストンロツド1の揺動に対して対応できる。
また第4図に示されたものは、他のオイルシー
ル7の実施例を示す。前記の実施例では、弾性支
持部12が断面円形であるが、本実施例では、断
面形状を頂点を持つ角形状の弾性支持部とする。
外径方向の断面形状も尖つた頂点を有し、径方
向の弾性による変形を容易とする。
また、軸方向の断面形状も同様に尖つた頂点を
両側に配置して、軸方向には充分な締代を有して
固定してある。そこで、ピストンロツド1の不規
則な揺動に対しては同様充分に追随できる。
なお、球面ブツシユ16が、パツキンケース1
4のハウジングに対して揺動可能に嵌合され、ま
たシリンダヘツド17が嵌合され設けられるが、
必ずしも該部分についてはこの構造に限られな
い。
また、弾性支持部7についての断面形状も上記
の追随しえる点より種々の変形が可能である。
以上の点から、本考案は弾性支持部の構造より
ピストンロツドが不規則な揺動をしてもオイルシ
ール装置は追随して一定の接触が可能となると共
にダストリツプと弾性支持部間にダストが蓄積さ
れることはなく、更に従来の如き軸方向長さの弾
性支持部が不必要となつた為にそれに起因するシ
ール機能の低下が防止できる等の優れた効果を得
られる。また、組み付け時のシールのロツドに対
する偏心や傾斜等に対しても、弾性支持部12が
弾性変形する構造であるため、自動的に補正でき
る効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、従来公知のオイルシール装置の断面
図、第2図は第1図の部分拡大断面図、第3図、
第4図は、本考案に係るオイルシール装置の二つ
の実施例をピストンロツドの軸線を境として上下
に示す断面図である。 1……ピストンロツド、2,7……オイルシー
ル、5,8……ダストリツプ、6,10……オイ
ルリツプ、12……弾性支持部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 ピストンロツド等の軸部材をシールするオイ
    ルシール装置において、パツキングケースのハ
    ウジングの内面に僅かな締代で線接触嵌合して
    径方向の変動を許容する外周頂部と、油漏れを
    防止できるよう充分な締代で前記パツキングケ
    ースのハウジングとかしめ部に対し線接触固定
    する両側部と、を備えた弾性支持部を包含する
    ことを特徴とするオイルシール装置の弾性支持
    部構造。 2 弾性支持部の断面形状が円形状である実用新
    案登録請求の範囲第1項記載のオイルシール装
    置の弾性支持部構造。 3 弾性支持部の断面形状が角形状である実用新
    案登録請求の範囲第1項記載のオイルシール装
    置の弾性支持部構造。
JP1984018319U 1984-02-10 1984-02-10 オイルシ−ル装置の弾性支持部構造 Granted JPS60129557U (ja)

Priority Applications (1)

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JP1984018319U JPS60129557U (ja) 1984-02-10 1984-02-10 オイルシ−ル装置の弾性支持部構造

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JP1984018319U JPS60129557U (ja) 1984-02-10 1984-02-10 オイルシ−ル装置の弾性支持部構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60129557U JPS60129557U (ja) 1985-08-30
JPH0213809Y2 true JPH0213809Y2 (ja) 1990-04-16

Family

ID=30506843

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1984018319U Granted JPS60129557U (ja) 1984-02-10 1984-02-10 オイルシ−ル装置の弾性支持部構造

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JP (1) JPS60129557U (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5827163Y2 (ja) * 1978-10-23 1983-06-13 内山工業株式会社 軸受溝サイドシ−ル
JPS58181065U (ja) * 1982-05-27 1983-12-03 カヤバ工業株式会社 ワイパ−シ−ル

Also Published As

Publication number Publication date
JPS60129557U (ja) 1985-08-30

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