JPH0212880B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、複数のそれぞれの径の異なつたブー
ムを摺動自在に挿入し、最大径のブームの両開口
端よりそれぞれブームを伸縮させて、それぞれの
ブームの先端間の間隔を変動させる伸縮ブーム機
構に関する。

〔従来の技術〕

高速道路、ビル建築等の高所における組立て、
塗装、修理には昇降台を昇降させる昇降装置が用
いられ、この昇降台に作業員、資材等を載せて上
昇させたり、降下させていた。

この従来の昇降装置においては、いわゆるシザ
ース型の機構が多く利用されていた。このシザー
ス型昇降機構では、一対のアームをその中央で軸
着してＸ字形のリンクを一組とし、複数組のアー
ムを上下方向に連結したパングラフ状の伸縮機構
であり、昇降装置の最大上昇高さを高くするため
には各アームの長さを高くするか、連結するアー
ムの組数を多くしなければならないものであつ
た。このため、上昇できる高さを高くなるように
設計すると、伸縮機構を折り畳んだ状態での昇降
装置の高さが高くなり、作業員が昇降台に乗り降
りしたり、資材を積込み積降ろしする作業が煩わ
しいものであつた。

このため、アームの内部に複数のブームを伸縮
自在に挿入して、一つのアームがその長さ方向に
伸長できるように構成した昇降装置も案出されて
いる。しかし、この構成では、三種の径の異なる
ブームをテレスコピツク状に挿入し、各ブームを
それぞれ摺動させなければならないことから、ブ
ームの収納機構に独特の手段を採らなければなら
ないものであつた。

第１図は従来のブーム機構の構成を示すもので
ある。

この構成では、中空の中段ブームＡの内部には
中空のスペーサーＢが同軸に挿入してあり、中段
ブームＡとスペーサーＢはその一端で連結してあ
る。この中段ブームＡとスペーサーＢの間に下段
ブームＣを摺動自在に挿入し、スペーサーＣ内に
上段ブームＤを摺動自在に挿入してあり、下段ブ
ームＣと上段ブームＤとはそれぞれ中段ブームＡ
に対してそれぞれＥ、Ｆ方向に伸縮することがで
きる。

この伸縮の動作中においては、下段ブームＣは
中段ブームＡとスペーサーＢに接触して摺動し、
上段ブームＤはスペーサーＢに接触して摺動する
ことになり、両者は円滑に伸縮することができ
る。しかし、この構成では下段ブームＣと上段ブ
ームＤの摺動を分離させるために、スペーサーＢ
を設けなければならず、加工、組立てが複雑とな
るとともにスペーサーＢ分の重量が嵩み、高所作
業車等に用いた場合にはその重量だけ負担となつ
て重心位置が上昇して都合が悪いものであつた。

〔発明が解決しようとする問題点〕

このように、中段ブームに上段ブームと下段ブ
ームを挿通させる構造では、ブーム自体の全長を
伸縮させることができ、従来のシザース型の昇降
装置に比べて構成要素を少なくして昇降台を高い
位置に上昇させることができる特徴がある。しか
し、中段ブームと上段ブームを相互に反対方向に
摺動させるために特別の構造を必要とし、重量が
かさむとともに構造が複雑になる欠点を有してい
た。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明は、径の異なる三種のブームで構成さ
れ、最大径の第一のブーム内に第二のブームを伸
縮自在に挿入し、第二のブーム内に第三のブーム
を伸縮自在に挿入し、第一のブームに対して第二
のブーム、第三のブームをそれぞれ左右方向に伸
縮動させることにより第二のブームと第三のブー
ムの両先端間の距離を変動させる伸縮ブーム機構
において、第一のブームの内壁と第三のブームの
外壁間に位置して両者の壁面に接触して転動する
段差解消手段を設け、第二のブームと第三のブー
ムのそれぞれの端部にはこの段差解消手段と交互
にする係合手段を設け、伸縮ブーム機構が縮小し
ているときには段差解消手段は第二のブームの端
部と係合して移動され、伸縮ブーム機構が伸長し
ているときには段差解消手段は第三のブームの端
部と係合して移動され、径の異なるブームを伸縮
させても第三のブームは第二のブームの終端にお
ける段差で落下せず、第一のブーム内でその全長
に渡つて伸縮することができることを特徴とする
伸縮ブーム機構を提供するものである。

〔作用〕

本発明は上述の欠点に鑑み、スペーサーを除去
しても下段ブームと上段ブームが中段ブームに対
してそれぞれ反対方向に摺動でき、上段ブームの
終端が段差解消手段によつて段差を解消し、中段
ブーム内壁を摺動することができる伸縮ブーム機
構を提供するものである。

〔実施例〕

以下、本発明の一実施例を図面により説明す
る。

本実施例では、高所作業車に本発明を応用した
ものに付いて説明する。

第２図、第３図、第４図中の符号１はトラツク
の車体で、車体１の前後左右にはそれぞれ前輪２
と後輪３が軸支してあり、前輪２の上部には運転
室４が設けてあり、さらに、車体１の中央と後端
の左右にはそれぞれアウトリガー５が固着してあ
る。

前記車体１の上面には昇降機構６が載置してあ
り、昇降機構６の上部には作業員、資材等を搭載
するための昇降台７が固着してあり、この昇降台
７の周囲には手摺り８が設けてある。

前記昇降機構６は４個の伸縮ブームから構成さ
れている。各伸縮ブームはそれぞれ第一のブーム
としての中段ブーム１０、第二のブームとしての
下段ブーム１１、第三のブームとしての上段ブー
ム１２から成つている。２個１組とした中段ブー
ム１０の中央は連結軸１３によつてＸ字形に回動
自在となるよう軸支してあり、下段ブーム１１と
上段ブーム１２の各先端には連結片１４，１５が
それぞれ固着してあり、連結片１４は車体１上に
固定した固定片１６とピンにより回動自在に連結
してあり、連結片１５は昇降台７の下面に固定し
た固定片１７とピンにより回動自在に連結してあ
る。

この固定片１６の間隔と固定片１７の間隔は同
一となるように配置してあり、各伸縮ブームがＸ
字形に伸長しても車体１と昇降台７は平行になる
よう構成してある。前記２個１組とした中段ブー
ム１０は２組が間隔を置いて平行に配置してあ
り、各組の内側の中段ブーム１０はその中央で作
動軸１８によつて連結してあり、作動軸１８と連
結軸１３の軸線は一致させてある。前記車体１上
であつて、各固定片１６に接近した二カ所と前記
作動軸１８の間にはそれぞれ油圧シリンダー１９
が配置してあり、二つの油圧シリンダー１９は作
動軸１８を頂点として二等辺三角形になるよう配
置してある。

次に、第５図は前述の伸縮ブーム、すなわち中
段ブーム１０の内部構造を示すものである。

中段ブーム１０は薄肉鋼板を折り曲げて、その
長さ方向に中空の断面ロ字形をした構造をしてお
り、この中段ブーム１０の一端からは下段ブーム
１１が摺動自在に挿通してある。また、下段ブー
ム１１は薄肉鋼板を折り曲げた断面中空のロ字形
をしており、この下段ブーム１１内には中段ブー
ム１０の他の開口端から挿入された上段ブーム１
２が摺動自在に挿通してある。この下段ブーム１
１の先端外側には、MCナイロン等で形成された
スライダ２０が中段ブーム１０の内側と接触でき
るよう固着してあり、中段ブーム１０の下端内側
上方にも下段ブーム１１の外側に接触するスライ
ダ２１が固着してあり、中段ブーム１０の下端下
方には下段ブーム１１に接触するローラー２２が
軸支してある。さらに、上段ブーム１２の下端外
側には下段ブーム１１の下端内側に接触するよう
にスライド２３が固着してあり、中段ブーム１０
の上端内側上方にも上段ブーム１２に接触するよ
うスライダ２４が固着してあり、中段ブーム１０
の上端下方には支軸２５が架設してあり、支軸２
５には上段ブーム１２に転触するローラー２６が
軸支してある。この支軸２５は吊り具２７で保持
され、吊り具２７は上段ブーム１２の端部でナツ
ト２８により固定されている。

前記下段ブーム１１と上段ブームのそれぞれの
先端には固定金具２９，３０が固着してあり、両
固定金具２９，３０はそれぞれチエーン３１によ
つて連結されている。前記支軸２５の中央にはプ
ーリー３２が軸支してあり、上段ブーム１２の上
端下方には支軸２５に接近してプーリー３３が軸
支してあり、前記チエーン３１はプーリー３２に
巻き廻してあり、チエーン３１はプーリー３３と
接触している。そして、中段ブーム１０と上段ブ
ーム１２の間であつて、下段ブーム１１の上端に
接近した位置には段差解消機構３４が設けてあ
り、この段差解消機構３４は中段ブーム１０内を
移動できるよう保持されている。

次に、第７図、第８図、第９図は前記段差解消
機構３４を詳しく示すものである。

段差解消機構３４はややＣ字形をしており、中
段ブーム１０と上段ブーム１２のロ字形の空間に
非接触で移動できる形状となつている一対の保持
枠４０で外枠が形成され、この保持枠４０間には
複数のスペーサー４１が介在させてあり、保持枠
４０とスペーサー４１により一体となつた構造体
が形成されていてブーム１０，１２間の空間を移
動する。この保持枠４０間にはスペーサー４１に
軸支された上下のローラー４２と側部のローラー
４３が設けてあり、ローラー４２は上段ブーム１
２の上面及び下面に接触しており、ローラー４３
は上段ブーム１２の左右側面に接触している。こ
の保持枠４０の下段ブーム１１側の端部にはコ字
形をした係合体４４が固着してあり、この係合体
４４は上下に開口している。

前記上段ブーム１１の上端にはピン４５が設け
てあり、ピン４５には係合手段としての係合爪４
６が揺動自在に軸支してあり、係合爪４６はスプ
リング４７によつて付勢されている。この係合爪
４６における係合体４４側の一端にはＬ字形に折
り曲げられた爪部４８が形成してあり、係合爪４
６の他端には八字形に傾斜したカム面４９が形成
してある。そして、中段ブーム１０のほぼ中央で
あつて内壁には前記カム面４９と接触する山形の
カム体５０が固着してある。そして、上段ブーム
１２の下端内壁には軸支片５１が固着してあり、
この軸支片５１にはピン５２によつて係合手段と
しての係合爪５３が摺動自在に軸支してあり、係
合爪色５３の後端と上段ブーム１２の内部に固定
したバネ止め５４との間にはスプリング５５が介
在させてある。また、上段ブーム１２の上面には
間隔をおいて二つの通口５６，５７が開口してあ
り、通口５６にはＬ字形に折り曲げられた係合爪
５３の爪部５８が突出させてあり、通口５７には
係合爪５３のやや中程に固着した頂部が山形に形
成したカム片５９が突出させてある。前記下段ブ
ーム１１の上端内側には山形をしたカム６０が固
着してあり、このカム６０は下段ブーム１１の摺
動において前カム片５９と接触する位置に固定し
てある。

次に、本実施例の作用を説明する。

まず、車体１に取り付けた図示しないエンジン
を作動させ、このエンジンにより油圧機構を駆動
して油圧を発生させる。このエンジンにより油圧
機構を駆動して油圧を発生させる。この油圧は油
圧シリンダー１９に供給させ、油圧シリンダー１
９はその長さ方向に伸張して下段ブーム１１と上
段ブーム１２を中段ブーム１０より引き出すよう
に作用する。両油圧シリンダー１９への油圧供給
量を均等にしておけば両油圧シリンダー１９の伸
縮量は同一となり、連結軸１３を中心として両油
圧シリンダー１９は二等辺三角形を形成すること
によつて連結軸１３は車体に対して垂直に上昇す
る。

各中段ブーム１０内に収納された下段ブーム１
１と上段ブーム１２とは、それぞれが端部でチエ
ーン３１によつて連結されているため、下段ブー
ム１１と上段ブーム１２とがそれぞれ中段ブーム
１０より伸張される移動量は同一となり、昇降機
構６はＸ字形となつて拡大し、連結軸１３を中心
として各連結片１４，１５は同一距離にあり、車
体１、昇降機構６は、昇降台７により形成された
二つの二等辺三角形は常に同一であるため昇降台
７は車体１に対して平行となり、昇降台７は水平
に持ち上げられる。

この昇降機構６が作動して下段ブーム１１、上
段ブーム１２が伸張する際において、下段ブーム
１１は中段ブーム１０に対してスライダ２０，２
１が摺動し、同時にローラー２２を転動させるこ
とで伸張し、上段ブーム１２は中段ブーム１０と
下段ブーム１１に対してスライダ２３，２４が摺
動し、同時にローラー２６を転動させることで伸
張する。このとき、係合爪４６の爪部４８は係合
体４４に噛み合つており、第５図に示すように段
差解消機構３４は下段ブーム１１の上端側に接近
して連結し、下段ブーム１１の中段ブーム１０に
おける移動時にはその移動に従動して同時に移動
する。この段差解消機構３４の移動においては、
スペーサー４１に軸支されたローラー４２，４３
が中段ブーム１０の内周面及び上段ブーム１２の
外周面を軽く転動し、保持枠４０等は中段ブーム
１０内をスムースに移動することができる。

こうして、下段ブーム１１と上段ブーム１２は
中段ブーム１０に対して引き出されるが、下段ブ
ーム１１の上端と上段ブーム１２の下端が接近し
て第１０図のようにそれぞれが位置することにな
る。このまま、上段ブーム１２が移動するとその
下端に固着したスペーサー２３の外径は中段ブー
ム１０の内径よりはるか小さくなつており、その
ままでは下段ブーム１１にり脱落して摺動しなく
なる。このため、この中段ブーム１０の中央付近
で段差解消機構３４の連結を切換え、段差解消機
構３４を上段ブーム１２側に接続させる。

第７図は第１０図中の中央付近を拡大したもの
で、段差解消機構３４の切換えが行われている状
態を示すものである。

下段ブーム１１が移動して中段ブーム１０の中
程にまで位置すると、カム５０がカム面４９に接
触し、係合爪４６はピン４５を中心にして反時計
方向に回動し、爪部４８は係合体４４から外れて
下段ブーム１１と段差解消機構３４の関係はフリ
ーとなる。この係合爪４６の回動よりも少し前の
時期において、上段ブーム１２が下段ブーム１１
より移動すると、カム６０がカム面５９に接触
し、係合爪５３はピン５２を中心に時計方向に回
動し、爪部５８の先端は上段ブーム１２内に引き
込められる。この爪部５８が引き込んだ状態にお
いて、段差解消機構３４がさらに上段ブーム１２
の下端に接近して係合体４４の空間が爪部５８上
方に位置することになり、このとき前述の様に爪
部４８が係合体４４より外れる。そして、少し下
段ブーム１１より上段ブーム１２が反対方向に移
動するとカム６０とカム５９の接触が外れ、係合
爪５３はスプリング５５の下でピン５２を中心に
反時計方向に回転し、爪部５８は係合体４４の空
間に挿入され、係合爪５８と係合体４４は嵌合さ
れる。この後、カム５０よりカム面４９は接触を
解除し、係合爪４６はスプリング４７により時計
方向に回動させられるが段差解消機構３４はすで
に上段ブーム１２によつて第７図中右方向に移動
しているため、係合爪４６と係合体４４とは係合
しなくなる。このため、段差解消機構３４は上段
ブーム１２の下端に連結して上段ブーム１２の移
動に従つて移動することなる。第１１図は上段ブ
ーム１２とともに段差解消機構３４が中段ブーム
１０内で移動している状態を示すものである。こ
の状態では、上段ブーム１２の下端が下段ブーム
１１の端部より引き抜けても上段ブーム１２の端
部両側に段差解消機構３４に支えられているた
め、上段ブーム１２は中段ブーム１０内にガタ付
きを生ずることなく下段ブーム１１内でスペーサ
ー２３により支持されたのと同様に移動すること
ができる。

次に、油圧シリンダー１９が縮小して下段ブー
ム１１、上段ブーム１２が中段ブーム１０内に挿
入されたときには、前述とは逆に第１２図より第
１１図の方向に変化して上段ブーム１２の下端が
下段ブーム１１の上端内に除々に挿通される。そ
して、カム５０にカム面４９が接触し、係合爪４
６はピン４５を中心に反時計方向に回転され、爪
部４８は上方に向けて位置する。次いで、カム６
０にはカム５９面が接触し、係合爪５３はピン５
２を中心にして時計方向に回転させられ、爪部５
８は下方に移動して爪部５８と係合体４４の連結
が解除されて、上段ブーム１２と段差解消機構３
４とはフリーになる。

さらに、上段ブーム１２が下段ブーム１１内に
挿入されるとカム５０とカム面４９の接触が無く
なり、係合爪４６はスプリング４７により時計方
向に復帰し、爪部４８は係合体４４の空間に嵌入
して下段ブーム１１と段差解消機構３４は連結さ
れ、段差解消機構３４は下段ブーム１１の移動に
従つて移動されることになる。また、上段ブーム
１２の移動によりカム面４９はカム６０より外
れ、係合爪５３はスプリング５５によりピン５２
を中心にして反時計方向に回動して復帰する。こ
のときには、段差解消機構３４は下段ブーム１１
より移動させられているため、爪部５８は係合体
４４に嵌合しない位置で復帰し、上段ブーム１２
は段差解消機構３４とに連結せずにスライダ２３
に従つて下段ブーム１１内を摺動することにな
る。

〔発明の効果〕

本発明は上述の様に構成したため、摺動するブ
ーム間に介在させて、その摺動のための保持面を
維持するスペーサーブームが不要となり、全体の
重量が軽減される。従つて、高所作業車等に利用
することで伸縮機構の重量を軽くできて、そのス
ペーサーブームの重量分の荷重を保持させること
ができ、昇降させる荷重を大きくすることがで
き、作業の効率を向上させることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の伸縮ブーム機構を示す説明図、
第２図は本発明を利用した高所作業車の側面図、
第３図は昇降台を上昇させた状態の側面図、第４
図は同上の背面図、第５図は伸縮ブーム機構の側
断面図、第６図は第５図中Ｓ−Ｓ矢視の断面図、
第７図は段差解消機構付近を示す拡大斜視図、第
８図は同上の拡大平断面図、第９図は第７図中Ｔ
−Ｔ矢視断面図、第１０図は段差解消機構の切換
状態を示す側断面図、第１１図は切換えが終了し
た後の状態を示す側断面図である。 １０……第一のブームとしての中段ブーム、１
１……第二のブームとしての下段ブーム、１２…
…第三のブームとしての上段ブーム、３４……段
差解消機構、４６，５３……係合手段としての係
合爪。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 径の異なる三種のブームで構成され、最大径
   の第一のブーム内に第二のブームを伸縮自在に挿
   入し、第二のブーム内に第三のブームを伸縮自在
   に挿入し、第一のブームに対して第二のブーム、
   第三のブームをそれぞれ左右方向に伸縮動させる
   ことにより第二のブームと第三のブームの両先端
   間の距離を変動させる伸縮ブーム機構において、 第一のブームの内壁と第三のブームの外壁間に
   位置して両者の壁面に接触して転動する段差解消
   手段を設け、第二のブームと第三のブームのそれ
   ぞれの端部にはこの段差解消手段と交互にする係
   合手段を設け、伸縮ブーム機構が縮小していると
   きには段差解消手段は第二のブームの端部と係合
   して移動され、伸縮ブーム機構が伸長していると
   きには段差解消手段は第三のブームの端部と係合
   して移動され、径の異なるブームを伸縮させても
   第三のブームは第二のブームの終端における段差
   で落下せず、第一のブーム内でその全長に渡つて
   伸縮することができることを特徴とする伸縮ブー
   ム機構。