JPH0211422B2 - - Google Patents

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JPH0211422B2
JPH0211422B2 JP58240691A JP24069183A JPH0211422B2 JP H0211422 B2 JPH0211422 B2 JP H0211422B2 JP 58240691 A JP58240691 A JP 58240691A JP 24069183 A JP24069183 A JP 24069183A JP H0211422 B2 JPH0211422 B2 JP H0211422B2
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JP
Japan
Prior art keywords
thermoplastic resin
resin sheet
recess
flat bottom
foam
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP58240691A
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English (en)
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JPS60131236A (ja
Inventor
Hiroshi Harayama
Yutaka Yoshino
Rikizo Tanaka
Fumimasa Kuno
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP24069183A priority Critical patent/JPS60131236A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は浴室ユニツトの天井材、自動車用成
形天井芯材に用いられる積層体に関するものであ
る。
(従来の技術) 従来のこの種の積層体としては、ベースが平面
板状であるとともに、表皮が内部で部分的にベー
スと溶着した接合点又は線を有したもの(特開昭
54−26025号公報に記載の発明−以下、第1従来
例という)、 ウレタン弾性シートの全表面をビニール樹脂で
包み、三者を線上に熱融着したもの(特開昭55−
65543号公報に記載の発明−以下、第2従来例と
いう)、 同じく合成樹脂膜で断熱材の表裏を包み、三者
を線状に熱融着したもの(実公昭40−35075号公
報に記載の考案−以下、第3従来例という)、 および合成樹脂スポンジを合成樹脂皮膜にて包
み、全面にわたつてこの皮膜とスポンジを線状に
溶着したもの(実公昭35−689号公報に記載の考
案−以下、第4従来例という)が知られている。
(発明が解決しようとする課題) ところが、これらの第1従来例ないし第4従来
例はいずれも溶着部分が線状あるいは点でなさ
れ、積層体に本発明の目的としている耐荷重性、
弾性、圧縮強度等が得られない問題があつた。
(課題を解決するための手段) 本発明積層体は、二層の熱可塑性樹脂シートの
間に熱可塑性発泡樹脂体が配されたもので、少な
くとも一方の熱可塑性樹脂シートには平面底を有
するそれぞれ独立した複数個の凹部が形成され、
凹部を除くこの一方の熱可塑性樹脂シートの上面
は連続した平面となされ、凹部の平面底が直接他
方の熱可塑性樹脂シートに熱圧着されるか、この
凹部の平面底が圧縮した熱可塑性発泡樹脂体とと
もに他方の熱可塑性樹脂シートに熱圧着されたも
のである。
(実施例) 実施例 1 第1図および第2図a,bに示している。本発
明積層体1は、二層の熱可塑性樹脂シート2,4
の間に熱可塑性樹脂発泡体3が配されたもので、、
少なくとも一方熱可塑性樹脂シート2には平面底
6を有するそれぞれ独立した複数個の凹部5が形
成され、凹部5の平面底6が直接他方の熱可塑性
樹脂シート4に熱圧着されるか(第2図a参照〕、
この凹部5の平面底6が圧縮した熱可塑性樹脂発
泡体3とともに他方の熱可塑性樹脂シート4に熱
圧着されたものである。凹部5を除く他方の熱可
塑性樹脂シート2の上面7は連続した平面となさ
れている。
両熱可塑性樹脂シート2,4は凹部5の平面底
6で面状に熱圧着されている。したがつて、平面
底6の周囲に立上がつた凹部5の周壁51は大き
な面積を有し、立上がり角度が大きい。
一方の熱可塑性樹脂シート2に形成された凹部
5の平面底6が直接他方の熱可塑性樹脂シート4
に熱圧着されている場合、一方の熱可塑性樹脂シ
ート2と他方の熱可塑性樹脂シート4がともに透
明あるいは半透明であること、この凹部5の平面
底6が透光性を有する。
熱可塑性樹脂シート2,4としては比較的剛性
の高い樹脂シートが用いられるのが好ましく、例
えば、ポリエチレン、ポリプロピレンおよびこれ
らの共重合体等のポリオレフイン系樹脂シート、
ポリスチレン、ポリパラメチルスチレンおよびス
チレン−無水マレイン酸共重合体等のポリススチ
レン系樹脂シート、ポリカーボネート、ポリエチ
レンテレフタレート等のポリエステル樹脂シート
等があげられ、樹脂シートにはタルク、マイカ等
の無機充填剤が添加されるのが好ましい。また、
これらの熱可塑性樹脂シートにガラス繊維不織布
で強化したものも好適に使用される。また、熱可
塑性樹脂シート2,4の厚さtは約0.05mm以上が
好ましくは0.1mm〜2mmの範囲内である。
熱可塑性樹脂発泡体3としては10〜40倍の独立
気泡のものが好適に用いられ、例えば、ポリウレ
タン、SBR等のゴム発泡体などの柔軟な発泡体、
あるいはポリエチレン、ポリプロピレンおよびこ
れらの共重合体等のポリオレフイン系樹脂の無架
橋もしくは架橋発泡体、ならびにポリスチレン、
ポリパラメチルスチレンおよびスチレン−無水マ
レイン酸共重合体等のポリスチレン系樹脂発泡体
などの半硬質ないし硬質の発泡体が好適である。
また、熱可塑性発泡樹脂体3の厚さTは約0.5mm
以上が好ましく、より好ましくは1mm〜10mmの範
囲内に設定される。
上記凹部5は、積層体1の一方の熱可塑性樹脂
シート2に複数個の円形状の凹部5…がそれぞれ
独立して、かつ規則正しく配設されており、該凹
部5…により一方の熱可塑性樹脂シート2と他方
の熱可塑性樹脂シート4とが面状に熱圧着されて
いる。なお、両熱可塑性樹脂シート2,4の熱圧
着は、圧緒された熱可塑性発泡樹脂体3とともに
行なわれなくてもよく、熱可塑性樹脂発泡体3を
排して直接的に行なわれてもよい。この熱圧着さ
れた部分の面積の総和は、積層体1の平面の面積
に対して3〜50%程度であるのが好ましい。ま
た、一方の熱可塑性樹脂シート2、熱可塑性樹脂
発泡体3および他方の熱可塑性樹脂シート4の各
層間には、場合によつて、プライマー塗布処理も
しくは接着剤布処理が選択的に施され、各層間の
熱圧着が確実に行われるようになされてもよい。
この場合、接着剤はホツトメルト系のものが好適
である。7は凹部5を除く一方の熱可塑性樹脂シ
ート2の上面で、連続した平面となされている。
続いて、上記のように構成された積層体1の特
を調べるため、以下のような試験片を作製して、
曲げ試験を行つた。なお、試験方法はJISK7203
に準じて行い、支点間距離を100mm、荷重速度を
50mm/minとした。
試験片 寸法……長さ150mm、巾50mm、厚さ3.4mm (a) 試験片(本発明品) 第1図および第2図において、熱可塑性樹脂
シート2,4がポリスチレンシート(厚さt=
0.2mm)、熱可塑性樹脂発泡体3が30倍独立気泡
ポリプロピレン発泡体(厚さT=3mm)で、凹
部5…の全熱圧着部分の面積比率が上面面積に
対して約40%とされた積層体1 (b) 試験片2(比較品A) 上記試験片1において、凹部5…が設けられ
ていないもの (c) 試験片(比較品B) 上記試験片1の熱可塑性樹脂シート2、熱可
塑性樹脂発泡体3および熱可塑性樹脂シート4
を単に重ね合わせたもの 試験結果を第3図に示す。本発明品(試験片
1)の場合、a1点が比例限度、a2点が最大耐
荷重であり、a3点で座屈して急激な耐荷重の減
少を示し、また、a2点で荷重を取り去ると、時
間的遅延はあるが点線で示すように原状状に復帰
する。これから、本発明品はゴム弾性に近い挙動
で、曲げ座屈を起し難いことが判明した。これに
対し、比較品A(試験片2)の場合、b1点が比
較限度、b2点がが最大耐荷重であり、b3点で
座屈してしまい、また、b3点で荷重を取り去つ
ても原状に復帰しない、さらに、もう一つの比較
品B(試験片3)にいたつては、耐荷重がほとん
どない。
実施例 2 本例は第4図に示し、複数個の凹部5…が積層
体1の上下両面に形成されたもので、上下の独立
した凹部5…はそれぞれ互いに相手を避けるよう
に配置されている。その他の構成は実施例1と同
様である。
実施例 3 本例は第5図に示し、熱可塑性樹脂発泡体3の
厚さTが実施例1および実施例2よりも小とさ
れ、一の熱可塑性樹脂シート2と熱可塑性樹脂発
泡体3との間に気密室9が形成されたものであ
る。該気密室9の厚さT′は積層体1の剛性、断
熱性、遮音性等の特性バランスを考慮しつつ、熱
可塑性樹脂発泡体3の構成材料および凹部5など
に対応して構成され、材料の節約が図られてい
る。その他の構成は実施例1と同様である。
なお、上記実施例1ないし3において、凹部5
の形状は図示のものに限られるものではない。す
なわち、凹部5の形状としては、図示例のような
円形状のほか、楕円、三角、四角、十字などの形
状も好適である。この場合、凹部5…は互いに独
立して、どの方向に見ても非連続となるように、
換言すれば、一方の熱可塑性樹脂シート2の上面
7が連続した平面部となるように配置されてい
る。例えば、第6図に示すように、凹部5を細長
い四角形状とすれば、矢符A−A方向において強
い剛性を得ることができる。
また、両熱可塑性樹脂シート2,4の材料は、
凹部5…での熱圧着を確実に行なうために、同一
であることが好ましいが、勿論、融点が近にもの
ならば種々の組合せが考えられる。
さらに、実施例2および実施例3についての曲
げ試験結果については説明を省略しているが、値
の大小はあるものの、実施例1の試験結果と同様
の傾向が得られることが判明している。
(発明の効果) 以上詳述したように、本発明は二層の熱可塑性
樹脂シートの間に熱可塑性発泡樹脂体が配され、
両熱可塑性樹脂シートが複数個所で面状に熱圧着
されているから、以下に述べるような優れた効果
を有する。したがつて、浴室ユニツトの天井材、
自動車用成形天井芯材、自動車内装品芯材、建築
用断熱材などの材料として好適である。
両熱可塑性樹脂シートがそれぞれ独立した複
数個の凹部の平面底で面状に熱圧着され、しか
もこの平面底の周囲に立上がつた凹部の周壁の
面積が多く、立上がり角度の大きいリブ構造と
なつているので、曲げ特性がゴム弾性に近い挙
動で、最大耐荷重も高く、曲げ屈座を起し難
く、衝撃力に強い剛性を有し圧縮強度も大であ
る。
凹部を除く一方の熱可塑性樹脂シートの上面
は連続した平面となされているので、天井材、
建築用断熱材などに適用できる優れた材料であ
る。
断熱効果、遮音効果の高い熱可塑性樹脂発泡
体が介装されているので、断熱性および遮音性
に優れ、しかも、一方の熱可塑性樹脂シートに
形成された凹部の平面底が直接他方の熱可塑性
樹脂シートに熱着されている場合、一方の熱可
塑性樹脂シートと他方の熱可塑性樹脂シートが
ともに透明あるいは半透明であること、この凹
部の平面底が透光性を有する。
軽量で、かつ安価である。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施態様を例示し、第1図は実
施例1の積層体を示す斜視図、第2図a,bは同
縦断面図、第3図は同積層体の曲げ試験結果を示
す線図、第4図は実施例2の積層体を示す縦断面
図、第5図は実施例3積層体を示す縦断面図、第
6図は積層体の凹凸模様の変形例を示す斜視図で
ある。 2,4……熱可塑性樹脂シート、3……熱可塑
性樹脂発泡体、5……凹部、6……平面底。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 二層の熱可塑性樹脂シートの間に熱可塑性樹
    脂発泡体が配されたもので、少なくとも一方の熱
    可塑性樹脂シートには平面底を有するそれぞれ独
    立した複数個の凹部が形成され、凹部を除くこの
    一方の可塑性樹脂シートの上面は連続した平面と
    なされ、凹部の平面底が直接他方の熱可塑性樹脂
    シートに熱圧着されるか、この凹部の平面底が圧
    縮した熱可塑性樹脂発泡体とともに他方の熱可塑
    性樹脂シートに熱圧着されたことを特徴とする積
    層体。
JP24069183A 1983-12-19 1983-12-19 積層体 Granted JPS60131236A (ja)

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JP24069183A JPS60131236A (ja) 1983-12-19 1983-12-19 積層体

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JP24069183A JPS60131236A (ja) 1983-12-19 1983-12-19 積層体

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