JPH0269228A - エンボス加工されたポリエチレン防水性発泡シート - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、各種の浮具や、防水、保温、防寒用品等の素
材として幅広く使用し得るエンボス（Ｅｍｂｏｓｓ）加
工されたポリエチレン防水性発泡シートに関する。

（従来の技術と考案か解決しようとする課題）従来、上
記の如き目的を達成せしめる為の素材としてはポリエチ
レン発泡シートが単独で用いられていたか、この場合に
は発泡層に形成された多数の孔を通じて水が浸透され易
く、浮具（救命ジャケット又は救命マット等）や防水服
等の芯材として使用する場合、浸水により６時間以内に
水か芯材に浸水されるので、必要な浮力及び防水性を維
持することか出来ないという問題かあり、また、上記の
ポリエチレン発泡シートを芯材として防寒服等も製造さ
れたかシートかかなり軟弱であるためつぶれ易く、かつ
、シートの表面か単調なのて立体感に欠けると共に、発
泡層に形成された孔を通してつめたい外気か侵入し、十
分な防寒効果か得られないといった種々の問題かあった
。

本発明は上記の如き問題点等を解決する為になされたち
のてあって、その目的とするところは、軽量て強度性に
優れ、かつ、優れた保温性、浮力性及び防水性を有する
と共にその持続性にも優れ、更には外観美かあって見映
えのよい発泡シートの提供にある。

（課題を解決するための手段） 前記目的を達成するための手段として本発明のエンボシ
ングされたポリエチレン防水性発泡シートては、一定の
厚さのポリエチレン発泡シートの表・裏両面に一定の厚
さのポリエチレンフィルムをあて、これをポリエチレン
フィルムの融点付近の温度で加熱させた一定の凹凸しま
か形成されたエンボスローラて加熱加圧してエンボシン
クを行うことによって、表裏の両ポリエチレンフィルム
とポリエチレン発泡シートかエンボスローラに形成され
た突出しまで加熱加圧された部分を一体化させて形成さ
れた融着部と、これ等各融着部相Ｔｊ二間には、表裏の
両ポリエチレンフィルム間に発泡層か元の状７ｇてその
まま残っている発泡層側か形成されるように構成した。

また、前記融着部に多数の通気孔を形成するようにして
もよい。

（作用） 本発明のエンボシングされたポリエチレン防水性発泡シ
ートにあっては、−ヒ述のように、一定の厚さのポリエ
チレン発泡シートの表・裏両面に一定の厚さのポリエチ
レンフィルムをあて、これをポリエチレンフィルムの融
点付近の温度て加熱させた一定の凹凸しまか形成された
エンボスローラて加熱加圧してエンボシンクを行うこと
によって、表裏の両ポリエチレンフィルムとポリエチレ
ン発泡シートがエンボスローラに形成された突出しまて
加熱加圧された部分を一体化させて形成された融着部と
、これ等各融着部相互間には、表裏の両ポリエチレンフ
ィルム間に発泡層か元の状態でそのまま残っている発泡
層側か形成されるように構成したことて、軽量て強度性
に優れ、かつ、優れた保温性、浮力性及び防水性を有す
ると共にその持続性にも優れ、又、外観美かあって見映
えの良い発泡シートとなり、このため、特に浮具用に使
用する場合６時間以上略半永久的に十分な浮力を持続的
に発揮することか出来ると共に、本発明のシートを使用
する場合には６時間以」−の持続的な防水効果をも発揮
し得る。又、本発明のシートを防寒服の芯材や、バッグ
類の内皮等に使用する場合には適切な熱遮断作用を有す
るのみならず、その外観的にも立体感を備えるのて、令
名のポリエチレン発泡シートでは発見することか出来な
かった新規な用途への利用か可能となる。

又、前記融着部に多数の通水孔を形成することによって
、適度な通気性を必要とする製品への利用も可能となる
。

（実施例） 以Ｆ、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する
。

〈第１実施例〉 まず、第１実施例の構成を第１１Ｚ及び第２図に基づい
て説明する。

厚さか約１ｍｍ程の公知のポリエチレン発泡シートｌの
表・裏両面に厚さ約０．１ｍｍ程の高強度のポリエチレ
ンのフィルム２，２を重ねた状態て、格子状のしま模様
の凹凸部か形成されたエンボスローラを用い、約１５０
°Ｃの温度て加熱加圧処理して格子状のしま模様の線を
有する融着部３と、この融着部の間には元の状態のまま
で防水性を有する発泡層側４が正四角形の模様に残って
いるエンボシングされたポリエチレン防水性発泡シート
Ａを作った。

Ｌ記の如く構成された本発明第１実施例のエンボシング
されたポリエチレン防水性発泡シートＡは次の様な作用
効果を発揮する。

上記の如く構成された本発明第１実施例のエンボシング
されたポリエチレン防水性発泡シートＡは、表・裏両面
かポリエチレンフィルム２．２に被覆されて水分は表・
裏両面のポリエチレンフィルム２，２層によりその中に
残っているポリエチレン発泡シートｌには至らないよう
に遮断することかでき、かつ、格子状の融着部３によっ
て表裏の両ポリエチレンフィルム２．２の中に元の状態
てそのまま残っている発泡層側４には側端面からも水分
が到達しないようになっているのて、これを各種の浮具
等を作って使用する場合、表・裏の両ポリエチレンフィ
ルム２．２間に元の状ｙＬでそのまま残っている発泡層
側４の浮力作用により充分な浮力を６時間以上維持する
ことかでき、浮具用材としては今までは見られなかった
浮具材を作ることか出来る。

又１本発明第１実施例の発泡シートを防水服。

防水バッグ又はテント用素材シートとして使用する場合
にも上記の如く６時間以上略半永久的に防水効果を維持
させることが出来る。

又、本発明第１実施例の発泡シートを防寒服の芯材や、
バック類の外皮として使用する場合には、その表面のエ
ンボシングによる加圧加熱を受けた融着部３と加熱加圧
を受けていない元の状態でそのまま残っている防水性を
有する発泡層側４部分とて立体的な凹凸模様を形成し、
これ等製品にケ体的な外観美か表現され、製品の高級化
を図ることかａ？来ると共に、ポリエチレン発泡シート
１の表裏両面にはポリエチレンフィルム２．２か被覆さ
れて外部のつめたい空気が直接ポリエチレン発泡シート
ｌに形成された孔を通して人体の側に侵入することか防
止されるので、満足のいく保温、防寒効果を発揮するこ
とかできる。

尚、この発泡シートＡを使って救命服を製造して水の中
に入ったところ、約１２時間か過ぎてもこの救命服は全
熱沈水されず充分な浮力を維持した。

又、上記の如き発泡シートＡで防水パック（Ｂａｇ）を
作った結果、内容物を収容した状態のままても浮具の役
割を果たすことか出来、又、テント床用シートを製造し
て使用したところ、平常時はテント底の地面からの湿気
を遮断し得ると共に、緊急の場合にはシートを束にして
抱けば一人分の浮具として充分な浮力を発揮することか
できた。

〈第２実施例〉 次に、第２実施例の構成を説明する。尚、前記第１実施
例と同様の構成部分には同一の符号を付してその説明を
省略する。

即ち、この第２実施例のエンホス加工されたポリエチレ
ン防水性発泡シートＡは、上記第１実施例の発泡シート
Ａの各融着部３に通気孔を構成するピンホール（Ｐｉｎ
　　Ｈｏ１ｅ）５を一定の間隔を置いて多数穿設したも
のであり、これを防寒服の芯材として使用した結果、優
れた保温性、防寒性は維持しつつ適当な通気性か生まれ
、むれか防止でさるようになった。

尚、ポリエチレン発泡シートｌの表裏両面にはポリエチ
レンフィルム２．２か二重に被覆されているのて、シー
ト全体の引張強度か高められて従来の発泡シートのみで
構成されたものに比べて寿命を長くすることができる。

（発明の効果） 以上説明してきたように１本発明のエンボシングされた
ポリエチレン防、水性発泡シートにあっては、Ｌ述のよ
うに、一定の厚さのポリエチレン発泡シートの表・裏両
面に一定の厚さのポリエチレンフィルムをあて、これを
ポリエチレンフィルムの融点付近の温度で加熱させた一
定の凹凸しまか形成されたエンボスローラで加熱加圧し
てエンボシングを行うことによって、表裏の両ポリエチ
レンフィルムとポリエチレン発泡シートかエンボスロー
ラに形成された突出しまで加熱加圧された部分を一体化
させて形成された融着部と、これ等各融着部相互間には
、表裏の両ポリエチレンフィルム間に発泡層か元の状態
でそのまま残っている発泡層側が形成されるように構成
したことで、軽量で゛強度性に優れ、かつ、優れた保温
性、浮力性及び防水性を有すると共にその持続性にも優
れ、又、外観美かあって見映えの良い発泡シートとなり
、従って、保温性、防寒性、浮力性または防水性を必要
とする各種製品への幅広い利用か可能となる。

また、前記融着部に多数の通気孔を形成することによっ
て、適度な通気性を必要とする製品への利用もｕｆ能と
なる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明第１実施例のエンボシングされたポリエ
チレン防水性発泡シートを示す斜視図、第２図は同星部
の拡大断面図、第３図は本発明第２実施例のエンホス加
工されたポリエチレン防水性発泡シートを示す要部の拡
大断面図である。 ■　ポリエチレン発泡シート ２：ポリエチレンフィルム ３、融着部 ４：発泡層側 ５゛ピンホール（通気孔） 特 許

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）一定の厚さのポリエチレン発泡シートの表・裏両面
   に一定の厚さのポリエチレンフィルムをあて、これをポ
   リエチレンフィルムの融点付近の温度で加熱させた一定
   の凹凸しまが形成されたエンボスローラで加熱加圧して
   エンボシングを行うことによって、表裏の両ポリエチレ
   ンフィルムとポリエチレン発泡シートがエンボスローラ
   に形成された突出しまで加熱加圧された部分を一体化さ
   せて形成された融着部と、これ等各融着部相互間には、
   表裏の両ポリエチレンフィルム間に発泡層が元の状態で
   そのまま残っている発泡層側が形成されるように構成し
   たことを特徴とするエンボス加工されたポリエチレン防
   水性発泡シート。 ２）融着部には一定の大きさと一定の間隔を存して通気
   孔が多数形成されるように構成したことを特徴とする請
   求項１記載のエンボス加工されたポリエチレン防水性発
   泡シート。