JPS6052237B2 - 隅どり模様を有する不織布 - Google Patents

隅どり模様を有する不織布

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JPS6052237B2
JPS6052237B2 JP56043347A JP4334781A JPS6052237B2 JP S6052237 B2 JPS6052237 B2 JP S6052237B2 JP 56043347 A JP56043347 A JP 56043347A JP 4334781 A JP4334781 A JP 4334781A JP S6052237 B2 JPS6052237 B2 JP S6052237B2
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JP
Japan
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nonwoven fabric
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fused
corner pattern
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JP56043347A
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健二 向後
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Lonseal Corp
Original Assignee
Lonseal Corp
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、隅どり模様を有する不織布に関するもので
ある。
従来不織布は、衣料用、家庭用品、医療、寝具、装飾
品等、多岐に亘つて用いられて来ているが、合成樹脂と
の組合せ、特に合成樹脂レザーの分野にも近年、多用さ
れるに至つている。
しカル乍ら、この合成樹脂レザーの分野は、従来の裏打
布、即ち合成樹脂皮膜の裏打用としての分野であるため
、風合い、感触、ボリューム惑など視惑もしくは美的な
特性は殆ど問われなかつた。 しかし乍ら最近、前記の
如き不織布の風合い、感触、及びボリューム惑を出すひ
とつの手段として不織布を構成する繊維ウエツブをシー
ト状にするのに樹脂バインダーを用いることなく繊維ウ
エツブの部分的熱融着による方法が用いられている。
この方法は、不織布を構成する繊維として熱可塑性合成
繊維を用い、この繊維ウエツブをポイントシール法によ
り全面に亘つて小さな点状の熱融着部を設け、不織布と
してのシート形状にまとめるという方法である。この場
合、ポイントソールの形状として種々の形状が考えられ
るが、米国1、C、I社及び旭化成などで用いている形
状は幅0.5囚、長さ2wrlnの長方形でその長方形
の融着部を幅方向に3Tnm間隔、長さ方向に5Twt
間隔で千鳥状に配置した構成になつており、この千鳥状
の模様を利用した合成樹脂レザーなどが提案されている
。しカル乍ら、これらの不織布レザーは、表面の合成樹
脂層を薄くしてこの千鳥模様をエンボス模様として利用
したもの、不織布自体を染料て着色し、その上に無色透
明又は有色透明の薄い合成樹脂膜を積層し、不織布の着
色と千鳥模様のエンボス模様を利用したものなどで、い
ずれも、平凡な惑じのものしか得られなかつた。 本発
明はこの種の不織布の、新規な応用に関するもので、そ
の実施の一例を図面について説明すると、熱可塑性合成
繊維よりなる繊維ウエツブを熱融着法により融着模様2
を設けた不織布本体1を用いる。
この場合、熱可塑性合成繊維としてはナイロン及びポリ
エステル繊維が適している。また融着模様2も、前述の
長方形の融着部を千鳥状に配したものの他、ダイヤ形、
十字形などウエツブのまとめと、模様効果を考慮した適
宜の模様が用いられる。熱融着部2は熱可塑性合成繊維
同志が熱融着によつて半透明状に溶融固化し、無空隙状
態になつていることが必要で、空隙の多い状態、即ち充
分な融着が行われていないものは隅どり効果が不鮮明と
なり、あまり好ましくない。好適な融着状態が得られて
いるか否かの判定は、不織布本体1の裏面から着色イン
キ3を多量に塗布し、反対側すなわち表面の非融着部の
ウエツブがインキ色で全て着色された状態にしたとき、
該融着部2が元の繊維の色の侭で白く未着色状になつて
いるか否かで判定できる。この場合、元の融着部とほぼ
同じ大きさで白く抜けて未着色状であれば融着は完全で
あり、幾分形状が小さくなつている際は融着が稍々不足
か押圧力が低い状態であり、融着部分がインキ色に着色
されたり斑らに着色されている場合は融着不完全で本発
明には使用できない。不織布本体1における表・裏とい
う表現は稍々曖昧であるが、要するに、交絡繊維ウエツ
ブ上に、加熱型板もしくは高周波型板電極が当接され、
バックアップ材もしくは不側電極との間で熱融着2が完
成されるが、その場合、型板が当接された側の方が非融
着部のウエツブの膨みが大きく、反対側はや)膨みが小
さい。
したがつて本発明において使用される不織布本体1の表
面とは、この膨みの大きい方を指し、裏面とはこの膨み
の小さい方を意味する。しかし乍ら、表裏いずれも本発
明では用いることが出来るをもつて、この表現は飽くま
で相対的な意味での表現で特に限定されるものではない
。この様に熱融着2を施した不織布本体1の裏面から着
色印刷インキ3を、所謂ペタ刷り印刷法により全面に施
す。
ペタ刷り印刷法とは適宜寸法のメッシュロール(特定の
図形、模様を持たず、印刷ロールの全面に亘り所定深さ
、所定寸法の網目状凹部が彫刻されているロール)で着
色インキ3を印刷・塗布する方法で、一般に基布への接
着剤の塗布、あるいはシート状物の表面処理に用いられ
ている方法である。本発明の方法の場合、着色インキ3
の塗布量は前記融着部2と非融着部との間に隔どり模様
が生じるように制御されねばなら!ない。したがつてこ
の塗布量はメッシュロールのロール目で選択されねばな
らない。旭化成(株)製の熱融着不織布・アイエルN−
110幡(ナイロン繊維スパンボンド不織布、厚さ0.
5?、坪量100y1d)の場合、メッシュロールとし
て100〜120メツーシユのロールが適している(ド
クター刃使用時の塗布量20〜15fIイ)。この場合
、塗布量が多すぎると、融着部2は白く抜け未着色状に
なるが、非融着部の全層に着色インキが浸透して、未含
浸部4が消失してしまう。着色インキ3をペタ刷りした
例、即ち裏面は着色インキ3が全面に亘つて含浸されて
いるので同一着色面を呈し、平凡な着色不織布となるが
、表面は融着模様2のうち、その中央部分すなわち未着
色部5は元の不織布本体の色の侭の色で抜けて未着色状
となつており、その周囲に含浸部3″が隅どり様に囲繞
し、更にそれ以外の大部分は未含浸4の元の不織布本体
1の色で占められているをもつて、該隅どり模様が浮び
Lあがるような外観を持つようになる。本発明に用いる
着色インキ3のビヒクルとしては、なるべく柔軟な樹脂
成分が良い。
これは、不織布本体1の裏面より着色インキ3をペタ刷
りするので不織布本体1が硬直化するようになると云う
理由による。その点で、好適なビヒクルとしては熱可塑
性ポリウレタン、アクリル酸エステル樹脂、軟質塩化ビ
ニル樹脂などである。着色剤又は顔料の種類は特に限定
されるものではないが、不織布本体1を構成している熱
可塑性合成繊維の種類に応じて選択することも好適な手
段である。本発明による不織布は、不織布自体として単
体で袋物、例えばシヨッピングバックや小物入れなどに
使用することが出来、スリツパや、室内履ジュースの甲
皮などの履物用途等に使用することが出来るが、第6図
に示すようにこの不織布を基布とし、表面に透明フィル
ム6を積層する用途にも極めて好適な適性を示す。例え
ば透明フィルム6として無色透明なポリウレタンフィル
ムを、離型紙法により積層すれば、特別な接着剤を用い
ることなく簡単に隅どり模様を持つた合成皮革又はウレ
タンレザーが出来るし、有色透明フィルムを用いると、
隅どり模様の色彩に強調効果、あるいは混色効果が生じ
る。無色透明フィルムの場合は着色インキの色彩がその
侭、有効に活用出来るが、有色透明フィルムの場合、例
えばブルーの着色インキで隅どり模様を作つておき、表
面に薄茶色の有色透明フィルムを積層すると、隅どり模
様は青黒色化し且つより鮮明な模様となり、極めてすぐ
れた装飾効果を有するウレタンレザーが得られる。また
青色フィルムを積層すると隅どり模様は藍色となり全体
として青色のレザーが得られる。いずれの場合も、離型
紙法による場合、フィルム6と不織布の融着部2との間
に空所7が出来、この空所7の存在によつて、見る角度
による濃淡感が加わるので、装飾効果は更に複雑なもの
となり、極めて希有な装飾性不織布レザーとなると共に
感触効果も大きいものとなる。また青色インキを用いて
隅どり模様を作つた不織布本体1の表面に黄色透明フィ
ルム6を積層すると隅どり模様部はグリーンとなり、他
の部分は黄色の混色効果が出てくるのも、この透明フィ
ルムを積層することによる効果である。
更に、本発明の不織布の裏面、即ちペタ刷り印刷面に軟
質ビニルシートなどを裏打し、非通気性としたものは、
自動車用天井材として好適で、不織布の持つ高級感と質
惑を共に細かい独特の模様効果が加味された天井が得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明不織布の実施例を示すもので、第1図は不
織布本体の斜視図、第2図はその拡大断面図、第3図は
着色インキを含浸せしめた状態の拡大断面図、第4図は
A部分の更に拡大図、第5図は平面図、第6図は他の実
施例の断面図であり、図中、1は不織布本体、2は融着
(模様)部、3は着色インキ、3″は含浸着色部、4は
未含浸部、5は未着色部である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 熱融着法による融着模様を設けた熱可塑性合成繊維
    よりなる不織布本体の裏面から着色インキを含浸せしめ
    て、該模様の周縁における含浸着色部と他の未含浸部と
    融着部の未着色部とからなる隅どり模様を設けたことを
    特徴とする隅どり模様を有する不織布。
JP56043347A 1981-03-24 1981-03-24 隅どり模様を有する不織布 Expired JPS6052237B2 (ja)

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JPS63131929U (ja) * 1987-02-20 1988-08-29
US9227363B2 (en) 2009-02-06 2016-01-05 Nike, Inc. Thermoplastic non-woven textile elements
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