JPH0611187Y2 - 羽毛詰め素材 - Google Patents

羽毛詰め素材

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JPH0611187Y2
JPH0611187Y2 JP1043589U JP1043589U JPH0611187Y2 JP H0611187 Y2 JPH0611187 Y2 JP H0611187Y2 JP 1043589 U JP1043589 U JP 1043589U JP 1043589 U JP1043589 U JP 1043589U JP H0611187 Y2 JPH0611187 Y2 JP H0611187Y2
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JP
Japan
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feathers
feather
woven fabric
fused
present
Prior art date
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Application number
JP1043589U
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JPH02101727U (ja
Inventor
和成 河田
Original Assignee
河田フェザー株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は羽毛詰め素材に関し、更に詳しくは羽毛を不織
布の表面に融着固定する事により、飛散、流動を防止し
た羽毛詰め素材に関するものである。
〔従来の技術〕
羽毛は優れた保温性、吸・脱湿性を有し、又、極めて軽
量である事から布団、防寒着等の詰め物として広く利用
されている。
羽毛は約1〜20mmの小さな生毛の様なものであり、布
団等に充填する際にはノズルから空気と共に吹き込む方
法が採られている。
〔考案が解決しようとする課題〕
羽毛は上述の様に多くの優れた性質を有する為、布団、
防寒着等の詰め物素材としては最高の物とされている
が、これを大量に取扱う製造業者にとっては次の様な不
都合があった。
即ち、羽毛は前述の通り、小さな羽根(羽毛)が各々独
立し、これらが極めて嵩高で、軽量である為、例えば一
つの袋状の布団にこれを充填すると自然の状態で放置し
ている時は正常の形状を保つが、1箇所を手で押える
と、そこの羽毛は他の所へ逃げてしまう。この現象を逃
げ現象と言っているが、羽毛が極めて軽い為に生じる流
動現象である。この逃げ現象を防止するため、従来の羽
毛布団はマチテープで、布団の袋を仕切り、多数の小部
屋を設けたり、キルティングを施して羽毛を閉じ込めて
いる。
しかし、マチテープで布団の袋を小部屋に仕切るのは作
業工程が極めて複雑になり、又、各部屋に羽毛を注入す
る為には、マチテープにスリット等を入れて、ノズルを
差込める様な工夫が必要であり、著しく製造効率が低下
する。又、キルティングを施す方法はキルティングの線
の所が実質上、厚みがなくなり、布団の様な厚物の場
合、保温性の点で問題があった。
一方、羽毛は軽量で浮遊しやすいので、これを取扱うの
が困難であり、又、生地の目をすり抜けて袋の外へ飛び
出しやすい不都合もあった。
従って、本考案は羽毛の流動による逃げ現象をなくし、
取扱いを容易にした羽毛の詰め素材を提供する事を課題
とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記課題を解決するため、本考案は次の手段をとる。
即ち、本考案の羽毛詰め素材は、不織布の片面又は両面
に例えばホットメルト熱融着、静電気植毛等を介して羽
毛を融着する事を特徴とするものであり、又、不織布の
片面にホットメルト接着剤にて羽毛を融着し、これを二
つ折りにして熱点融着する事を特徴とするものである。
〔作用〕
本考案の羽毛詰め素材は不織布の表面に羽毛を融着した
ものであるが、この不織布としては厚みが小さく、ドレ
ープ性の良いものが好ましい。ホットメルト熱溶着にお
いてホットメルト接着剤は点配列、或いは線状に付けら
れ、羽毛の上に敷いて、その上からホットプレスをかけ
る事により、不織布一面に羽毛を融着する事が出来る。
羽毛は不織布の片面にも両面にも融着可能である。又、
静電気植毛において、不織布の溶剤塗布面に対して羽毛
を自然落下させることにより、同羽毛を不織布に対して
立上り状に融着させることが出来る。融着された羽毛は
一点が不織布に付いているだけである為、外れて飛散し
やすい。そこで片面に羽毛を付けた素材を羽毛を内側に
して二つ折りにし、これを熱点融着する事により、不織
布で羽毛を挟んだ状態の素材が得られる。
本考案の詰め素材は羽毛が不織布の表面に固定されてい
るので、流動する事が無く、布団等に詰めた時、逃げ現
象を起こさない。
又、羽毛が袋の生地の目をすり抜けて外に出ていく処の
所謂すり抜けも防止される。
更に、不織布に固定された素材として取扱われるので、
羽毛の飛散もなく、又、衣類の詰め物として用いる際に
は所望の形状に裁断する事も可能である。
従って、防寒衣等の薄物に特に適しているが、本考案の
素材を重ねて用いる事により、布団に用いる事も出来
る。
〔実施例〕
以下、図面を参照して本考案の実施例を説明する。
第1図は本考案の実施例を示し、羽毛詰め素材の全体斜
視図である。
シート状の不織布1の片表面に羽毛2が融着されてい
る。
第2〜3図は本考案の羽毛詰め素材を作る工程を示すも
ので、第2図はホットメルトをドッティングした不織布
の平面図、第3図はホットメルト融着の説明図である。
ホットメルト接着剤3は不織布1の表面に点配列されて
いる。不織布の素材はポリエステル、アクリル等の綿で
あり、厚みは0.1〜5mm程度が好ましい。ホットメル
ト接着剤はポリアミド系、ポリエステル系のものが使わ
れる。ホットメルト接着剤の配置は用途によって選択さ
れ、その粗密度も適宜選ばれる。
本考案の素材を製造するには、容器4の底に羽毛2を敷
き、その上にホットメルト接着剤3を配列した不織布1
を接着剤側を下にして置き、その上からホットプレス5
で押圧する方法が普通である。
第4図は第2の実施例を示しており、不織布1の片面に
羽毛2を接着剤で融着した素材を羽毛2のある方を内側
にして二つ折りにし、この状態で熱点融着を行なう。熱
点融着部6は局部的にくびれた状態になるが、点状であ
る為、線状にくびれるキルティングに比べ、全体に厚み
を確保できる。
尚、図示省略してあるが、上記以外に静電気植毛により
不織布に対して羽毛を融着させることが出来る。即ち、
不織布の上面に対して溶剤型のノリをロール或いは吹き
付けにより塗布し、これを静電気発生装置(静電気槽)
に送り込むと共に、同静電気槽において羽毛を上記不織
布の上面(溶剤塗布面)に対して自然落下させる。この
様に羽毛を自然落下させることにより、同羽毛を不織布
に対して立上り状に付着させることが出来る。そしてこ
の様に羽毛を付着させた不織布は赤外線を熱源とする乾
燥室に送り込まれ、上記溶剤を乾燥させることによって
不織布に対して羽毛が立上り状に固着する状態を得る事
が出来る。
〔考案の効果〕
本考案の羽毛詰め素材は次の効果を奏する。
(1)羽毛が固定されている為、流動による逃げ現象が起
こらない。
(2)羽毛が固定されている為、生地から羽毛がすり抜け
る事が無く、目地の密な生地で中袋を作る必要が無い。
従って、そのまま通常の生地を用いて、羽毛を詰めた防
寒衣、布団等を作る事が出来る。
(3)羽毛が固定されている為、羽毛の飛散が無く、取扱
いが極めて容易である。
(4)不織布の形で取扱えるので、衣類の型に合わせた裁
断が可能である。
(5)布団の詰め物として利用する場合には、小部屋に仕
切る必要は無く、本素材を挿入するだけで良い。
(6)不織布の種類を選ぶ事により、ドレープ性、肌ざわ
りを自由に変える事が出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例であり、羽毛詰め素材の斜視
図、第2図は本考案に用いるホットメルト接着剤をドッ
ティングした不織布の平面図、第3図は本考案品を製造
する工程を示す説明図、第4図は本考案の他の実施例を
示す羽毛詰め素材の拡大断面図である。 1…不織布、2…羽毛、3…ホットメルト接着剤、4…
容器、5…ホットプレス、6…熱点融着部。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】不織布の片面又は両面に羽毛を融着した羽
    毛詰め素材。
  2. 【請求項2】不織布の片面に羽毛を融着し、これを二つ
    折りにして熱点融着した羽毛詰め素材。
JP1043589U 1989-01-31 1989-01-31 羽毛詰め素材 Expired - Lifetime JPH0611187Y2 (ja)

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JP1043589U JPH0611187Y2 (ja) 1989-01-31 1989-01-31 羽毛詰め素材

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JP1043589U JPH0611187Y2 (ja) 1989-01-31 1989-01-31 羽毛詰め素材

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Publication Number Publication Date
JPH02101727U JPH02101727U (ja) 1990-08-14
JPH0611187Y2 true JPH0611187Y2 (ja) 1994-03-23

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JP1043589U Expired - Lifetime JPH0611187Y2 (ja) 1989-01-31 1989-01-31 羽毛詰め素材

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2591551B2 (ja) * 1991-09-09 1997-03-19 日産自動車株式会社 座席カバーの構造
JP6268319B1 (ja) * 2017-05-29 2018-01-24 株式会社コゼットクリエーション 繊維積層体及び繊維積層体の製造方法

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JPH02101727U (ja) 1990-08-14

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