JPH0210906Y2 - - Google Patents

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JPH0210906Y2
JPH0210906Y2 JP7050387U JP7050387U JPH0210906Y2 JP H0210906 Y2 JPH0210906 Y2 JP H0210906Y2 JP 7050387 U JP7050387 U JP 7050387U JP 7050387 U JP7050387 U JP 7050387U JP H0210906 Y2 JPH0210906 Y2 JP H0210906Y2
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grain
grain tank
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clutch
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【考案の詳細な説明】 従来、脱穀装置と揚穀スロワー付き穀粒タンク
とを機台上に搭載したコンバインにおいて、エン
ジン回転を低くした状態で前記揚穀スロワーのク
ラツチを入れることがあつた。
ところがスロワー型の揚穀装置はスロワ羽根の
回転数が低いと投擲力が小さいため詰りを生ずる
という問題点があつた。
本考案は機台上に脱穀装置と揚穀スロワーを有
する穀粒タンクとエンジンとを搭載したコンバイ
ンにおいて、前記揚穀スロワーのクラツチとエン
ジンのスロツトルワイヤとを操作レバーに前記ク
ラツチが入るとエンジンが高回転するように連動
連繋することにより無意識にスロワークラツチを
入れてもエンジンが必ず高速回転になるようにし
て前述の問題点を解決した。
以下、図面に示す実施例について説明すると、
1は機台2上の一側寄りに搭載した脱穀装置であ
つて、その前方には刈取装置3と穀稈搬送装置4
とからなる前処理装置が上下傾動可能に装着して
あり、前記脱穀装置1の側方の機台2上には穀粒
タンク5を設け、その前方に操縦席6と操作盤7
を配設し、後部にはエンジンルーム8が設けてあ
る。
また、前記穀粒タンク5のV字状底板5aの受
樋5bは穀粒タンク5の重心を通る垂線より外側
へlだけ偏位しており、該穀粒タンク5の後壁の
上記受樋5bと対応する部位には、移送螺旋9の
軸9aの外端部に装着した跳上げ羽根10bをケ
ーシング10a内に収納してなる揚穀スロワー1
0が横傾動可能に装着してあり、その揚穀筒10
cは脱穀装置1上に一部突出した基部筒101と、
その上端に前後起伏可能に連結した中筒102と、
その先端に折曲可能に連結されていて弯曲した吐
出筒103とで構成してあり、揚穀筒10cの基
部筒101は、一端が該基部筒101に枢支された
螺筒と、その他端に螺合していて基部が穀粒タン
ク5の前面に枢支されているモーター12に連動
する螺杆とからなる伸縮シリンダー13により左
右傾動し、収納すると第2図に示すように外側に
向けて傾斜した姿勢になり、中筒102は前述の
ものと同様な構成の伸縮シリンダー13aにより
起伏して収納時には第1図に示すように後方へ倒
伏し、吐出筒103は図示してないが前述と同様
な伸縮シリンダーにより傾動して収納時は斜め前
方へ折り返した姿勢になり、前記ケーシング10
aの下部は第2図に示すように機台2の枠組間に
嵌入しているので穀粒タンク5を大型化すること
ができると共にその重心を低くすることができ
る。
更に、脱穀装置1の揚穀筒11は穀粒タンク5
の後部と脱穀装置1との間に起立させてあり、そ
の上部に取付けられていて螺旋軸と一体な投擲羽
根がケーシングに内装されたスロワー14の吐出
口14aは、穀粒タンク5の上部に穿設した投入
口15に嵌脱可能にゆるく嵌合しており、リンク
状の受板にはパツキン14bが接着してある。
16は穀粒タンク5の底板5aの外側に穿設し
た取出口であつて、シヤツター17aを有する排
出筒17が連結してあり、下部側板18,18に
熔接した連杆19には、前記排出筒17と対応す
る袋掛杆20,20が突設してあり、移送螺旋9
の軸9aは第5図に示すようにエンジン21のプ
ーリー22により横方向の軸23とその端部に取
付けたプーリー24とクラツチプーリー25が付
設されているベルト26と傘歯車とを介して駆動
され、これ等の伝動機構のクラツチプーリー25
より前方部分及び前記排出筒17や袋掛杆20の
外側並びに前記操縦席6の下方に亘る部位は、開
閉カバー27により覆われている。
そして、前記穀粒タンク5の下部側板18,1
8の下部外側寄りには一対の軸受32,32が固
着してあり、それらの軸受32,32に遊嵌した
支軸33は機台2に立設したブラケツト34,3
4に支持されているので、穀粒タンク5はその外
側下部を中心として外方へ傾動可能になつてお
り、該穀粒タンク5の上部の脱穀装置1側には上
下方向のガイド溝35aの上部に受板35bが一
体的に形成された受部材35を固定し、脱穀装置
1の上面に枢支した操作杆36に前記ガイド溝3
5aに嵌合するロール37を軸支し、該ロール3
7、操作杆36及び前記受部材35は支持装置を
構成している。
また、穀粒タンク5は前述のように外側下部を
傾動可能に軸支してあるので、脱穀装置1側に傾
動付勢されており、この状態で、操作杆36を第
2図において、鎖線で示す位置から押し上げる
と、ロール37はガイド溝35a内を転動しなが
ら上昇する間に穀粒タンク5を外方へ少し押し出
し、操作杆36が上向きの傾斜姿勢になつた時、
受板35bに当接し、穀粒タンク5は所定の姿勢
に保持される。この時、スプリング杆からなるス
トツパー38の上部の折曲部がロール37の軸に
係合して操作杆36が下降するのを阻止する。
39は上部が吊り軸40に蝶番状に支持されて
いて前記移送螺旋9の両側を上方から覆うシヤツ
ターであつて、上記吊り軸40の両端を回動自在
に支持したアーム41,41の基部は連結軸42
で相互回動しないように支持されており、一方の
アーム41の基部からの立上部43は連杆44を
介して操作レバー45に連結されているので、操
作レバー45を第6図においてC位置からB位置
に傾動すると、シヤツター39は内側を2本の案
内杆46,46に案内されて両側方へ開きながら
下降し、底板5aに当接する時、シヤツター39
の下端は底板5aに固定した前後方向の受突条4
7,47に受け止められ、操作レバー45をB位
置からC位置へ傾動すると、シヤツター39が上
昇して前後の壁体間に固定した逆V字板48内に
収納され、移送螺旋9の両側部が開口する。
また、前記支軸33の前後方向の中間部には計
量管50の基部が回動自在に支持されており、機
台2の脱穀装置1寄りに立設した門形フレーム5
1にピンで吊設したロードセル52の下部は前記
計量管50の先端の連結板にピンで連結してあ
り、下部側板18,18に両端を熔接したパイプ
53は前記計量管50に乗架しており、穀粒タン
ク5に充填した穀粒の重量はロードセル52によ
り検出され、その検出値は後述するように穀粒タ
ンク5の前面上部に設けた表示器54に入力され
てデジタル表示される。
前記ロードセル52は張力型であるが、圧縮型
ロードセルの場合は、第2図に点線52′で示す
位置に設けて計量管50の下面に当接するように
する。
而して、前記操作レバー45は第6図に示すよ
うにL字状のガイド溝45cに挿通されており、
該操作レバー45を傾動可能に枢支すると共にア
ーム44aも固定した軸45aを、機枠と一体な
軸受45bに回動自在に支承し、支持板31aに
傾動可能に軸支されていて先端部に切欠部を有す
るクラツチアーム31を、前記クラツチプーリー
25にワイヤー28で連結し、エンジン21のス
ロツトルアーム21aにはワイヤー29にて連動
連結し、前記操作レバー45のクラツチ切り位置
と対向する位置には検知スイツチS1が設けてあ
り、スロツトルアーム21aは第7図に示すワイ
ヤー29aで操縦部にあるスロツトルレバーに連
繋してある。
前述のコンバインにおいて、脱穀装置1の揚穀
筒11により揚送された穀粒は穀粒タンク5に投
入され、該穀粒タンク5が満杯になつた時、機体
を道路沿いに移動させる。この時、操作レバー4
5は第6図に実線で示すA位置にあつて、シヤツ
ター39が閉じ、クラツチプーリー25は切りで
あり、検知スイツチS1がONになつており、該検
知スイツチS1を含む制御回路(第8図及び第9
図)において、第10図に示す脱穀クラツチレバ
ー1aの入位置に付設した常閉型の脱穀スイツチ
S2は脱穀クラツチレバー1aを実線で示す切り位
置に傾動されているのでONであり、ミツシヨン
ケース1cに連繋した第11図に示す走行クラツ
チレバー1bは機体を停止させているので、中立
位置にあつて走行クラツチスイツチS3もONにな
つている。
これと同時にパイプ53は穀粒タンク5と共に
僅かに下降して計量管50上に乗るので、ロード
セル52が穀粒の重量を感知し、前記制御回路の
各スイツチS1,S2,S3C,S4はいずれもONにな
つてアースされ、各スイツチに対応するランプ
L1,L2,L3,L4が点灯されると同時に、第9図
図のAND回路からHレベル信号が出力され、ト
ランジスターTr5がONになつて、前記ロードセ
ル52による計測値が表示器54にデジタル表示
されるから、操縦者は穀粒重量を読み取り、次い
で、揚穀スロワー10の折曲部の伸縮シリンダー
を作動させて揚穀筒10cを一連にすると共に基
部筒101に附随する伸縮シリンダー13も作動
させて吐出筒103を、道路上に駐車させてある
運搬車の荷台上に臨ませた後、操作レバー45を
A位置からB位置へ(後方)傾動すると、ワイヤ
ー28,29が引張られ、機体停止状態で低速に
なつていたエンジン21が高速回転すると共にク
ラツチプーリー25が下降してベルト26を緊張
させ、移送螺旋9及び跳上げ羽根10bが起動し
てから、前記操作レバー45をB位置からC位置
に傾動してシヤツター39を開くと、穀粒は揚穀
されて運搬中の荷台に投入され、検知スイツチS1
はOFFになる。
穀粒投入後は操作レバー45をC位置からB位
置に傾動するとシヤツター39が閉じ、更に、B
位置からA位置に傾動すると、移送螺旋9及び跳
上げ羽根10bへの動力を断続するクラツチプー
リー25が切り作動し、エンジン21のスロツト
ルアーム21aは元の姿勢に戻り、検知スイツチ
S1はONとなる。次いで、揚穀筒10cを第1図
に示す収納姿勢にする。
そして、脱穀装置1と穀粒タンク5との間にあ
る伝動機構、例えば、脱穀装置1の一番移送螺
旋、2番移送螺旋または唐箕等を駆動する伝動機
構や、脱穀装置1の開閉窓を開いて選別装置を整
備点検する場合、通常は穀粒タンク5内の穀粒を
排出してから、穀粒タンク5の上部にある取手5
5,55に手を掛けて外側方に引張ると、穀粒タ
ンク5は第2図bに鎖線で示す如くリンク56が
伸長するまで支軸33を中心として外側方へ回動
して脱穀装置1の側部が開放されるので、前記整
備点検を容易に行なうことができる。
前記表示器54の制御回路においてスイツチ
S2,S3,S4を挿入しない場合があるが、感知スイ
ツチS1のみは必ず挿入して穀粒タンク5のクラツ
チプーリ25を切り作動した時のみ表示可能にす
る。
本考案は前述のように機台上に脱穀装置と揚穀
スロワーを有する穀粒タンクとエンジンとを搭載
したコンバインにおいて、前記揚穀スロワーのク
ラツチとエンジンのスロツトルワイヤとを操作レ
バーに前記クラツチが入るとエンジンが高回転す
るように連動連繋したので、穀粒タンク内の穀粒
を運搬車に積込むべく道路沿いに移動して停車し
た時、エンジンは低速回転になつているが、穀粒
を揚送排出すべく操作レバーにより揚穀スロワー
のクラツチを入れると、それに連動してエンジン
が高速回転し、それにより揚穀スロワーの投擲羽
根が高速回転することとなり、エンジンの回転数
を意識しなくとも揚穀スロワーのクラツチを入り
操作するだけで詰りを的確に防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すものであつて、
第1図はコンバインの斜視図、第2図は穀粒タン
クの一部を破断した正面図、第3図は同上側面
図、第4図は移送螺旋及び揚穀スロワーの伝動装
置の縦断平面図、第5図は上記伝動装置の一部の
側面図、第6図は要部の展開斜視図、第7図はエ
ンジンと操作レバーの連動を示す正面図、第8
図、第9図は制御回路図、第10図は脱穀クラツ
チレバーの側面図、第11図aは走行クラツチレ
バー部の平面図、bは同上側面図である。 1……脱穀装置、5……穀粒タンク、9……移
送螺旋、10……揚穀スロワー、33……支軸、
45……操作レバー、52……ロードセル、S1
…検知スイツチ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 機台上に脱穀装置と揚穀スロワーを有する穀粒
    タンクとエンジンとを搭載したコンバインにおい
    て、前記揚穀スロワーのクラツチとエンジンのス
    ロツトルワイヤとを操作レバーに前記クラツチが
    入るとエンジンが高回転するように連動連繋した
    ことを特徴とするコンバインにおける穀粒タンク
    の操作装置。
JP7050387U 1987-05-11 1987-05-11 Expired JPH0210906Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP7050387U JPH0210906Y2 (ja) 1987-05-11 1987-05-11

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JP7050387U JPH0210906Y2 (ja) 1987-05-11 1987-05-11

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Publication Number Publication Date
JPS62175840U JPS62175840U (ja) 1987-11-09
JPH0210906Y2 true JPH0210906Y2 (ja) 1990-03-19

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