JPH02108067A - 電子写真用トナー - Google Patents

電子写真用トナー

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JPH02108067A
JPH02108067A JP63260410A JP26041088A JPH02108067A JP H02108067 A JPH02108067 A JP H02108067A JP 63260410 A JP63260410 A JP 63260410A JP 26041088 A JP26041088 A JP 26041088A JP H02108067 A JPH02108067 A JP H02108067A
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toner
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一男 津布子
Shinichi Kuramoto
信一 倉本
Kazuhiko Umemura
和彦 梅村
Hidemi Uematsu
植松 ひでみ
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    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G9/00Developers
    • G03G9/08Developers with toner particles
    • G03G9/087Binders for toner particles
    • G03G9/08784Macromolecular material not specially provided for in a single one of groups G03G9/08702 - G03G9/08775
    • G03G9/08786Graft polymers

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は特定の樹脂を含有する電子写真用現像剤に関し
、特に高速の現像、定着に適した定着性、耐オフセット
性、耐ブロッキング性を同時に満足させる特定の樹脂を
含有する電子写真用現像剤に関する。
[従来技術] 近年、電子写真は複写機のみならずレーザービームプリ
ンターにも応用され従来にもまして高速記録が要求され
るようになり、定着装置として高速性に優れたヒートロ
ールが多用されてきている。また複写もしくは印字され
た画像を折り曲げて使用する(ダイレフ1〜メール等)
、ハガキ(厚紙である)に複写もしくは印刷する等の多
用な要求もあり従来以上の定着性が必要となってきてい
る。
スチレン−アクリルモノマー共重合樹脂で分散度3.5
〜40のものをバインダーとする電子写真トナーが耐オ
フセット性に優れるトナーとして提案されている(特開
昭50−134652号)。
また特開昭62−115170号には重量平均分子量1
万〜3万及びガラス転移温度60〜70℃であるスチレ
ン−アクリルモノマー共重合樹脂(A)と重量平均分子
量20万〜40万及びガラス転移温度55〜65℃であ
るスチレン−アクリルモノマー共重合樹脂(B)を重量
比で(A)/(B)が90/10〜50150の範囲で
混合されてなり、140℃における溶融粘度が10,0
00ポイズ以下である電子写真トナー用樹脂組成物が開
示されている。
高速現像定着に適した定着性、耐オフセット性及び耐ブ
ロッキング性を改良する提案もある。
しかしこのような従来提案された電子写真トナーでは液
体現像液用トナーとしては、脂肪族炭化水素溶剤に安定
に分散出来なかったり、また定着エネルギーが低い場合
、乾式トナーでは定着性が不十分である等の欠点があっ
た。
高速記録において、定着性及び耐オフセット性に優れた
トナーは、従来、得られていないのが現状である。
〔発明が解決しようとする課題〕 本発明はこのような従来の問題点を解決し、定着性及び
耐オフセット性に優れ、耐ブロッキング性も良好なトナ
ーを得るために特定の樹脂を含む電子写真用現像剤を提
供することを目的とする。
〔発明の構成・動作〕
本発明の電子写真用現像剤は一般式(I)−I−CH2
−C+ COOC,H2,CR’ = CH2 〔但しR,R’は同一でも異なっていてもよ<、H又は
CH3を表わし、またmは1〜20の整数を表わす。〕 を構成単位として含む幹事合体に含弗素モノマーをグラ
フト重合させてなる含弗素グラフト共重合体を含有する
ことを特徴とするものである。
本発明では更に耐久性、接着性、分散安定性等を向上さ
せるために前記含弗素グラフト共重合体を構成する幹事
合体としては前記一般式(I)の構成単位と一般式(n
) (CH2−C) 〔但しRは一般式(1)に同じ、Aは−C○0CnH2
n+1又は−OCOCnI(zn+t (nは6〜20
の整数)を表わす。〕 で示される構成単位とを含む共重合体であることが好ま
しい。
本発明で使用される含弗素グラフト共重合体は乾式電子
写真現像剤及び湿式電子写真用現像剤の両方に有効であ
る。
乾式電子写真用現像剤、即ち乾式トナーの場合は本発明
の前記特定樹脂をバインダーとし、着色剤及び/又は磁
性粉と組合わせて構成される。また湿式電子写真用現像
剤の場合は本発明の特定樹脂と着色剤とを主成分とする
湿式トナーを担体液中に分散して使用される。
本発明の含弗素グラフト共重合体は市販の交互共重合ま
たはランダム共重合弗素ポリマーに比較して撥水、停泊
性を示すとともに溶剤に対する溶解性に優れており、電
子写真用トナーに用いた場合は熱ローラ一定着時にこれ
に付着しにくいためオフセット現象が発生せず、軟化点
の低い樹脂をトナー材料に用いることが出来、このため
高速定着が可能になる。また耐ブロッキング性にも優れ
ていることが判った。即ち含弗素グラフト共重合体の場
合は幹事合体が着色剤粒子に相溶し、弗素分子が着色剤
表面に配列するため撥水、撥油の効果が充分に発揮され
るが、交互共重合体やランダム共重合体の場合は弗素分
子が着色剤表面上に充分に配列されず。
このため所望の効果を発揮できない。
本発明で使用される含弗素グラフト共重合体は前記一般
式(1)の構成単位を含む幹事合体と含弗素モノマーと
を、必要あれば非水溶媒中、重合触媒の存在下に加熱反
応させることにより製造できる。ここで幹事合体は前記
一般式(J)を構成単位とする均質重合体であっても、
或いはこの一般式を構成単位の1つとして含む共重合体
であってもよい、均質重合体の場合は一般式(1)に対
応するアリル基含有モノマー(以下モノマーAという)
を常法により重合させることにより、また共重合体の場
合はこのアリル基含有モノマーAと他の重合性モノマー
、特に前記−船人(n)の構成単位に対応するモノマー
(以下モノマーBという)とを常法により共重合させる
ことにより得られる。他の重合性モノマーとしてはその
他、後述するような極性基を有するモノマー(以下モノ
マーCという)、低級ビニル系モノマーC以下モノマー
Dという)等が使用できる。また幹事合体には特に分散
安定性を向上するために、オレフィンの重合体又は共重
合体の骨格を導入することができる。
アリル基を含有するモノマーAは幹事合体にグラフト点
を与えるモノマーであって、アリル基の数が多い程、グ
ラフト点を多く形成することができるが、余り多過ぎる
と、アリル基を介して分子内又は分子間で架橋反応を起
こして安定な分散を得ることが困難になることがあるの
で、本発明では幹事合体としては共重合体を用いること
が好ましい。この場合、モノマーA/他の重合性モノマ
ーの重量比は1〜50150〜99が好ましい。
アリル基含有モノマーAの具体例としては下記のものが
挙げられる。
化合物Nα   孤造氷 (1)  CH2=C cOOCH2CH=CH2 CH。
(2)  CH2=C C00CH2CH2CH=CH2 CH3 (4)  CH2=C C00CH2CH2CH2CH2CH=CH2CH3 CH,=C C00CH2CH2CH2CH2CH2CH=CH2C
H2=C C○○C,H□2CH=CH2 (7)  CH2=CCH3 C○○C9H□6C=CH2 (8)  CH2=C coocm2H24CH=CH2 CHl (9)   CH2=C C○○C□5H3゜CH=C,H2 (10)  CH2=CCH2 COOC2,H4oC=CH2 次に一般式(n)に対応するモノマーBは耐久性、接着
性、分散安定性を更に改良するために用いられる。その
具体例としてはラウリルアクリレート、ラウリルメタク
リレート、ステアリルメタクリレート、2−エチルへキ
シルメタクリレート、2−エチルへキシルアクリレート
、ドデシルメタクリレート、ドデシルアクリレート、ヘ
キシルメタクリレート、ヘキシルアクリレ−1・、オク
チルアクリレート、オクチルメタクリレート、セチルメ
タクリレ−1−、セチルアクリレート、ビニルラウレー
ト、ビニルステアレート、ノニルメタクリレート、ノニ
ルアクリレート、デシルメタクリレート、デシルアクリ
レート、シクロへキシルメタクリレート、シクロへキシ
ルアクリレート等がある。
極性基(カルボキシル基、グリシジル基、ヒドロキシル
基等ンを有するモノマーCはモノマーBと同様に接着性
、柔軟性、分散安定性等の向上に寄与するモノマーであ
る。その具体例としてはアクリル酸、メタクリル酸、イ
タコン酸。
マレイン酸、フマール酸などが例示でき、グリシジル基
を有するモノマーとしては、グリシジ10〜 ルアクリレート、グリシジルメタクリレート、グリシジ
ルプロピルメタクリレート、グリシジルプロピルアクリ
レート、グリシジルブチルアクリレート、グリシジルブ
チルメタクリレート、ヒドロキシエチルメタクリレート
、ヒドロキシエチルアクリレートなどが例示できる。
また、低級ビニル系モノマーCは成膜性及び接着性を改
良するためのモノマーで、その具体例としてはメチルメ
タクリレ−1−、メチルアクリレート、エチルアクリレ
ート、エチルメタクリレート、プロピルメタクリレート
、プロピルアクリレート、n−ブチルメタクリレート、
is。
−ブチルメタクリレート、酢酸ビニル、ビニル1〜ルエ
ン、スチレン、P−タロルスチレン、ジビニルベンゼン
、ジエチレングリコールジメタクリレート、トリメチロ
ールプロパントリメタクリレート、ジメチルアミノエチ
ルメタクリレート、アクリロニトリル、ビニルピロリド
ン、ビニルピリジン、ジメチルアミノメチルメタクリレ
ート等が挙げられる。
その他、幹事合体の骨格には特に分散安定性を改良する
ためにオレフィンの重合体又は共重合体を導入すること
ができる。このようなオレフィン重合体又はオレフィン
共重合体としてはポリエチレン(特にポリエチレンワッ
クスと呼ばれるもの)、ポリプロピレン(特にポリプロ
ピレンワックスと呼ばれるもの)、エチレン−プロピレ
ン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン
−酢酸ビニル〜アクリル酸共重合体、エチレンルアクリ
ル酸共重合体、エチレン〜プロピレン〜マレイン酸共重
合体、プロピレン−エチルアクリレート共重合体、エチ
レン−エチルアクリレートグリシジルメタクリレート共
重合体、プロピレン−無水マレイン酸共重合体、エチレ
ン〜エチルアクリレート〜無水マレイン酸共重合体等が
挙げられる。なおこれらは幹事合体の製造時、反応系に
添加することにより得られる幹事合体にこれらオレフィ
ンの重合体又は共重合体の骨格を付与することができる
一方2以上のような幹事合体にグラフト重合される含弗
素モノマーとしてはフルオロアルキルアクリレート(フ
ルオロアルキル部分は−CH2CF3、−CH2C2F
S、−CH,C,F7、− CH2C,H9、−CH2
C5F11、− CH2C7F□5、−CH2C,F□
7、−CH2C9F1□、−CH2C□。F21等)、
フルオロアルキルメタクリレート(フルオロアルキル部
分は−CH2CF3、− CH2(CF2LH1−(C
H2)C3F7、−CCH2)S Cs F x□、C
H2(CF2)6H1−CH2(CF2)、Hl  (
c H2) 2 (c F 2 ) 7 CF a、−
CH2C20F41、−(CH2)2(CF2)、 H
等)等が挙げられる。
なお含弗素グラフト共重合体の製造において幹事合体と
含弗素モノマーとの重量比は通常50〜99/1〜50
、好ましくは70−90/10−30ノ範囲である。
またこの含弗素グラフト共重合体の製造で使用される重
合触媒としては、アゾビスイソブチロニトリル(AIB
N)、ベンゾイルパーオキサイド(BP○)、フェニル
アゾトリフェニルメタン、ラウリルパーオキサイド、ジ
ーも一ブチルパーオキサイド、t−ブチルパーオキサイ
ド、クメンヒドロパーオキサイドなどが挙げられる。
非水溶媒としては石油系脂肪族炭化水素、例えばケロシ
ン、リグロイン、n−ヘキサン、n−へブタン、n−オ
クタン、i−オクタン、1−ドデカン(以上の市販品と
してエクソン社製アイソパーH,G、L、に;ナフサN
α6;ツルペッツ100等がある);ハロゲン化脂肪族
炭化水素、例えば四塩化炭素、パーフルオロエチレン等
が挙げられる。これらの脂肪族炭化水素系溶媒にはトル
エン、キシレン等の芳香族系溶媒を少量加えることもで
きる。
以上のようにして得られる含弗素グラフ1〜共重合体は
粒径が0.1〜5μm程度で分離安定性が良く、分子間
の接着力があるので特に塗料、印刷インキ、トナー用材
料として適している。
以下に本発明で使用される含弗素グラフト共重合体の製
造例を示す。
製造例 1 攪拌機、温度計、冷却管及び滴下ロートを備えたフラス
コにラウリルメタクリレート]00g、化合物Nα(1
)のモノマーA10g、BPOlgを加え、80°Cで
4時間重合反応を行なった。次にこの中にCH2=CH
CH2CxoFti5gとBPOO12gとを滴下ロー
トより1時間かけで滴下し、80℃でグラフト重合させ
た。重合率は96%、得られた含弗素グラフト重合体の
接触角は水で25′、ケロシンで28°であった。ラウ
リルメタクリレート100gと化合物Nα(1)の七ツ
マ−A10gとCH2−CHCH2C1oF2□5gと
をBPO4,2gの存在下で80℃、1時間反応させて
得られた比較用共重合体の場合は接触角が水で12゜ケ
ロシンで18°で1本発明品の方が撥水撥油性が大きか
った。
製造例 2 製造例1と同しフラスコにケロシン100gを採り、9
0°Cに加熱した。攪拌しなから2−エチルへキシルメ
タクリレート90g、化合物Nα(3)のモツマ−A 
30g及びBP○2gを加え、6時間重合反応を行なっ
た。次にこの中にCH2= C(CH,)CH2CH2
C3F、10g及びB P Oo、5gを加え、80℃
で5時間グラフト重合させた。重合率は93.5%、得
られた含弗素グラフト重合体の接触角は水で43°、ケ
ロシンで50″であった。次に本発明の含弗素グラフト
共重合体を布に含浸させ表面処理した。これを10回洗
濯機にかけ洗ったが、水での接触角は38°でかなりの
耐久性が認められた。柔軟性も良好であった。
製造例 3 製造例1と同様なフラスコにアイソパー0400gをと
り90℃に加熱し、攪拌しながらこの中にシクロへキシ
ルアクリレート200g、化合物Nα(6)のモノマー
A10g、メタクリル酸5g、グリシジルメタクリレー
ト10g及びBP03gよりなるモノマー溶液を加え、
前記温度で4時間重合反応を行なった後、これにビニル
ピリジン0.1gを加え80℃で10時間重合反応させ
た。次にこの中にCH2=C(CH3) CH2(CF
 2) s H50g、A I B N 3 gを加え
、前記温度で1時間グラフト重合させた。その結果、重
合率は98%、得られた含弗素グラフト共重合体の接触
角は水で26、ケロシンで20°であった。
なお、この含弗素グラフト共重合体を含む分散液は常温
で6ケ月以上放置しても沈降しなかった・ 製造例 4 製造例1で用いたフラスコにポリエチレンワックス(ア
ライドケミカフ1社製ACポリエチレン1106) 5
0gを採り、90℃に加熱溶解せしめた。
この中にメチルメタクリレート100g、化合物N(1
(9)のモノマーA 200g、アクリル酸1g、グリ
シジルアクリレート8g及びA I B NlogJ:
りなるモノマー溶液を滴下ロートで2時間に亘って滴下
し攪拌しながら前記温度で6時間重合反応させた。次に
、メチルメタクリレート100g、CH2H2C(CH
3)CH2C2oF4150及びt−ブチルパーオキサ
イド5gを加え、更に130℃で6時間攪拌下にグラフ
ト重合反応させた。重合率は98.5%、得られた含弗
素グラフト共重合体の接触角は水で32’ 、ケロシン
で40°であった。
次にこの含弗素グラフト共重合体をポリエチレンテレフ
タレートフィルムにホットメルト接着したところ、接着
性も柔軟性も良好であった。
本発明の電子写真用現像剤に用いられるその他の材料は
従来と全く同様である。
まず乾式現像剤に用いられる材料について説明する。
着色剤としては2、例えばカーボンブラック、ニグロシ
ン染料、アニリンブルー、アルコオイルブルー、クロム
イエロー、ウルトラマリンブルー、デュポンオイルレッ
ド、モノリンイエロ、マラカイトグリーンオフサレート
、ランプブラック、ローズベンガル及びこれらの混合物
がある。着色剤は、トナーの全重量に対して3〜50重
量%の量で使用するのが好ましいが、使用材料により変
動し、これに限定されるわけではない。
磁性粉としてはフェライト、マクネタイト等があり、ト
ナーの全重量に対して0.3〜60重量%使用される。
磁性粉に着色剤を併用するときは、着色剤はトナーの全
重量に対して10重量%以下にするのが好ましい。
一方、湿式現像剤に用いられる材料は次の通りである。
着色剤は乾式トナーと同様のものが使用可能であり、ま
た担体液は含弗素グラフト共重合体の製造において用い
られる前述のような非水溶媒、特に石油系脂肪族炭化水
素が使用可能である。いずれにしても湿式トナーの場合
は着色剤を本発明の特定樹脂で表面処理することが望ま
しいが、勿論、表面処理せずに使用してもよい(この場
合、前記特定樹脂は結着用樹脂として使用される。)。
本発明の電子写真用現像剤を作るには乾式現像剤の場合
は本発明の特定樹脂;着色剤及び/又は磁性粉;及び必
要あれば定着性又はオフセット防止の向上剤、帯電制御
剤、結着用樹脂等を混練し、混線物を所望粒度に粉砕す
ればよいここで混線法としては樹脂成分が加熱によって
溶融状態となり、これを機械的な剪断力をかけて混合す
る方法が好ましい。例えば、加熱された2本のロールの
間を通す方式、加熱されたスクリューによって撹拌、混
合する方式、溶融状態のトナー配合物を圧力によって細
孔から押し出す方式等が挙げられるが、同様の効果のあ
るものであれば、特に限定はされない。
こうして適度に溶融混練されたトナー配合物は、周知の
方法によって平均粒径が5〜30μ程度に粉砕される。
この場合、例えばハンマーミル、ジェットミル等、周知
の機械的な粉砕法が適用される。ここで定着性又はオフ
セット防止の向上剤としてはロジンのエステル類、アミ
ド化物等の誘導体、パラフィンワックス、カスターワッ
クス、カルナラワックス等のワックス類、アイオノマー
樹脂等が、帯電製筒剤としてはオイルブラックBY(オ
リエント化学社製)、アルカリブルー、ベンジジンイエ
ロー、ニグロシン等が、結着用樹脂としてはポリオレフ
ィン、2〇− スチレンルアクリル酸共重合体、ロジン変性マレイン酸
樹脂等が挙げられる。
一方、湿式現像剤の場合はケディミル、アトライダー、
ボールミル等の分散機に前記特定樹脂、着色剤、及び必
要あれば分散安定向上剤、他の結着用樹脂等を少量の担
体液と共に仕込み、24〜30時間程度分散して粒子径
が0.1〜2μ程度のトナーを作成すればよい。なお着
色剤を前記特定樹脂で表面処理する場合は着色剤、特定
樹脂及び必要あれば結着樹脂を加熱混練し、粉砕して樹
脂コート着色剤とし、更にこれを結着用樹脂とともに担
体液中に分散すればよい。ここで着色剤にコートする結
着用樹脂としてはエチレン−マレイン酸グラフト共重合
体、エチレン〜エチルアクリレート〜メタクリレート共
重合体エチレン〜エチルアクリレート〜アクリル酸共重
合体、プロピレン−メチルアクリレート共重合体、エチ
レン〜エチルアクリレート〜無水マレイン酸共重合体等
が挙げられる。また着色剤と併用される結着用樹脂とし
てはラウリルメタクリレ−トルグリシジルメタクリレー
ト共重合体、2−エチルへキシルメタクリレ−トルジメ
チルアミノエチルメタクリレート共重合体等が挙げられ
る。
以下、本発明を下記の実施例によってさらに詳しく説明
する。
C以下余白) 実施例 1 製造例1のグラフト共重合体 里厭皿 を混合と、ニーダ−で溶融混練し、冷却後、粗粉砕し、
ジェットミルで微粉砕し、ジグザグ分級機で5〜25μ
に分級し、 トナーとした。このトナーを酸化鉄粉キャ
リアE F V2O0/300(日本鉄粉製)と組合せ
てトナー濃度5%の現像剤を調製した。
この現像剤を使用して5F−750(シャープ製)で画
像出し後、オイルレステフロンロール定着法(線圧0 
、5 kg /■、ニップ幅4+nm、紙送り速度80
m/秒)でヒートロール温度を変えて定着性、耐オフセ
ット性の評価をした。
比較例 1 製造例1のグラフト共重合体の代わりに同じ成分でラン
ダム共重合体を合成して使用した以外は、実施例1と同
様にして現像剤を調製し、同様に現像剤の特性を評価し
た。
実施例 2 製造例1のグラフト共重合体の代わりに、樹脂成分とし
て製造例2のグラフト共重合体50部及びスチレンルア
クリル共重合体30部を使用した以外は、実施例1と同
様にして現像剤を調製し、同様に現像剤の特性を評価し
た。
比較例 2 製造例2のグラフト共重合体の代わりに同じ成分でラン
ダム共重合体を合成して使用した以外は、実施例2と同
様にして現像剤を調製し、同様に現像剤の特性を評価し
た。
実施例 3 製造例1のグラフト共重合体の代わりに、樹脂成分とし
て製造例3のグラフト共重合体30部及びロジン変性マ
レイン酸樹脂50部を使用した以外は、実施例1と同様
にして現像剤を調製し、同様に現像剤の特性を評価した
比較例 3 製造例3のグラフト共重合体の代わりに同じ成分でラン
ダム共重合体を合成して使用した以外は、実施例3と同
様にして現像剤を調製し、同様に現像剤の特性を評価し
た。
以上の評価結果を下記衣にまとめて示す。
(以下余白) 実施例 4 工」11 三菱カーボン# 44         100製造例
4のグラフト共重合体     5゜アイソパーH3O
0 をアトライターで10時間分散後、粒子径1.3μの湿
式トナーを作成した。定着熱ローラーで100〜130
℃の表面温度においてローラ一定着させたところ、オフ
セット現象が生じない定着性のよいコピーが得られた。
比較例 4 製造例4のグラフト共重合体の代わりに同じ成分を用い
て合成したランダム共重合法を用いた他は実施例4と同
じ方法で湿式トナーを作成したところ、ローラ一定着に
おいてオフセット現象が発生した。
実施例 5 エチレン−無水マレイン酸(98/2)グラフト共重合
体             600製造例5のグラフ
ト共重合体        100を用意し、ガロンニ
ーダ−中でカーボンブラック及びエチレン無水マレイン
酸グラフト共重合体を混合し、120℃で2時間混線後
、製造例5のグラフト共重合体を100部添加し、12
0℃で更に1時間加熱混練し、着色剤を得た。上記着色
剤を2圃以下に粉砕し、湿式トナー用着色剤(A)を作
った。
トナーの製造 着色剤(A) 里l韻 ■00 アイソパーL500 をアトライターで40℃−40時間分散し、湿式トナー
を作成した。定着熱ローラーで125〜145℃の表面
温度においてローラ一定着させたところオフセット現像
が生じない定着性のよいコピーが得られた。製造例5の
グラフト共重合体を除いて同様に作成した比較用トナー
はわずかながらオフセットが生じた。
実施例 6 フミン酸アンモニウム塩           1゜水
                        S
OOをニーダ−中、25°Cで分散する。次に製造例6
のグラフト共重合体         5゜を約1時間
かけて上記カーボン含水ペーストと混合し、更に130
℃で2時間混練し、ブラッシングを行なった。水を分離
後、更に120℃で2時間混練し、真空にして揮発分を
除去し、着色剤(B)を作った。この着色剤(B)を使
用して実施例5と同様にして湿式トナーを作成し、熱ロ
ーラ一定着を行ったところ、オフセット現象もなく定着
性のよいコピーが得られた。製造例6のグラフト共重合
体を除いて同様にして作成したトナーはオフセットがわ
ずかに生じた。
28一 実施例 7 実施例6の着色剤を使用して実施例1と同様にしてジグ
ザグ分級機で5〜25μに分級しトナーを作成し、乾式
トナーにした。以下実施例1と同様に評価したところ、
耐オフセット性184℃、耐ブロッキング性はOであっ
た。
〔発明の作用効果〕
以上述べたように、本発明の含弗素グラフト共重合体を
慴脂成分として含有する現像剤は、耐ブロッキング性、
定着性及び耐オフセット性に優れている。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、樹脂成分として、一般式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔但しR、R′は同一でも異なっていてもよく、H又は
    CH_3を表わし、またmは1〜20の整数を表わす。 〕 を構成単位として含む幹重合体に含弗素モノマーをグラ
    フト重合させてなる含弗素グラフト共重合体を含有する
    ことを特徴とする電子写真用現像剤。 2、含弗素グラフト共重合体を構成する含弗素モノマー
    がフルオロアルキルアクリレート又はフルオロアルキル
    メタクリレートである請求項1の現像剤。
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