JPH0191734A - 高周波加熱装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は食品のかく拌機能を有する高周波加熱装置の改
良に関するものである。

従来の技術 食品をかく拌する機能を有する高周波加熱装置が実開昭
５５−７１４８９号公報に提案されている。

この従来例は、加熱室内に回転自在に設けたターンテー
ブルに容器を着脱自在に取付けると共に、その容器内に
設けたかく拌羽根を前記ターンテーブルの回転軸を貫通
する固定軸に着脱可能に取付けたものである。

発明が解決しようとする問題点 上記従来例では、かく拌羽根が静止しており。

ターンテーブルに取付けた容器自体が回転するようにな
っているので、高速回転（通常のターンテーブルよりも
相対的に速い回転例えば２０Ｏｒｐｍ　）　Ｌようとす
ると、被加熱物が慣性により飛び出してしまう。そこで
通常の高周波加熱時のターンテーブルの回転数６〜６　
ｒｐｍ　Ｋ限定され、十分なかく拌性能が得られない。

問題点を解決するための手段 本発明は上記欠点を除くためになされたものであり、加
熱室内底面に変速駆動部を設け、同部はこね用モーター
の第１駆動軸とターンテーブル用モーターの第２駆動軸
とを有し、かつ第１駆動軸は第２駆動軸の外周に同軸状
に位置し、かつ両駆動軸を高周波透過性の誘電体から構
成し、それらを軸受ホルダー、その内面に固着した軸受
、その内面をしゅう動するしゅう動用金属筒で保持し。

第１駆動軸にこね羽根を、また第２駆動軸にターンテー
ブルを接続し、それらを高速回転又は低速回転で駆動す
るように構成したものである。

作用 上記のように構成したことにより、ターンテーブル使用
時は、ターンテーブル用モーターで第２駆動軸を介して
被加熱物自体を６〜８　ｒｐｍ程度の低速回転させなが
ら高周波加熱処理を行う。かく拌容器使用時は、こね用
モーターで第１駆動軸を介してかく拌容器を静止した状
態で使用し、かく拌容器内のこね羽根を２０Ｏｒｐｍ前
後の高速回転させてパン、ピザ、ケーキ、うどん、もち
等の原料をこね合わせ２例えばパン原料ではその後ヒー
ター加熱により発酵、ガス抜き、成形発酵等を経て焼き
上げまで行う。

実施例 以下本発明の一実施例を図面により説明する。

実施例の構成は第１図から第４図に示すとおりである。

なお本実施例ではかく拌容器１２をパン容器９食品原料
１３をパン原料とし、パン原料１３をこね合わせて焼き
上げるまでを行うパン容器１２とした場合について説明
する。

図において、１は加熱室、２は導波管３を介して加熱室
１に高周波エネルギーを供給する高周波発振器である。

４は上ヒータ−，６は下ヒーターでケーキ、パン焼き等
のオーブン料理の際の加熱源である。６はオーブン料理
時に使用する角皿７（第４図）を支える皿受棚である。

８は加熱室１の前面入口を開閉するドア、９は加熱をコ
ントロールするための操作パネルである。１０は外箱で
。

１１は外箱の下面に取付けた足である。１２は小麦粉、
イースト、水等のパン原料１３をこね合わせて、ヒータ
ー加熱により焼き上げるためのパン容器で、加熱室１内
底面に設置されるものである。

１４はパン容器１２内の下部に回転自在に設けたこね羽
根、１６はこね羽根１４の回転軸である。

第１図において、１６は高周波加熱時に被加熱物１８を
載置するターンテーブル１９を６〜ｅ　ｒｐｍの低速回
転させるターンテーブル用モーター２２ト。

パン容器１２使用によるパン焼き時にこね羽根１４を２
０Ｏｒｐｍ前後の高速回転させるこね用モーター２３と
を駆動源とする変速駆動部である。１Ｔは第１駆動軸で
、こね用モーター２３の回転力を小形プーリー２４．ベ
ルト２６．大形プーリー２６を介してこね羽根１４０回
転軸１６に伝達するためのものである。２７は第２駆動
軸で、テーブル用モーター２２０回転力をターンテーブ
ル１９を回転自在に支持する回転台２００回転軸２１に
伝達するためのものである。２８は回転軸１６に対する
軸受。

２９は第１実動軸１７に対する軸受である。第１駆動軸
１７は第２駆動軸２７を中心軸として取り囲む円筒形で
、こね羽根１４の回転軸１６と凹凸で契合し、大きなト
ルクが掛かっても空回りしないようになっており、また
加熱室１内への突き出し寸法は第２駆動軸２７より小さ
くしている。

ターンテーブル１９用の第２駆動軸２了及びこね羽根１
４用の第１駆動軸１７は共に高周波透過性の誘電体から
構成され、加熱室１底而のほぼ中央を貫通している。３
０はしゆう動用金属筒で、第１駆動軸１７と軸受２ｅの
間に介在するステンレススチール等からなり、第１駆動
軸１７と一体となって回転し、軸受２９との間のラジア
ル荷重を保持するためのつば部３０ａを有するものであ
る。３１は大形プーリー２６を第１駆動軸１７に固定す
るための止め具である。３２はリングで、前記つば部３
０ａと軸受２９との間に設けたものであり、第１駆動軸
１７のスラスト荷重を保持するためのものである。

３：３は軸受２９を支持する金属製の軸受ホルダーであ
る。軸受ホルダー３３は加熱室１の底面外側に取り付け
である。軸受ホルダー３３と、軸受２９と。

しゆう動用金属筒３０と、第１駆動軸１７とは第２駆動
軸２７を中心とする同心円状に連結している。

次に上記構成からなる本実施例の作用について説明する
。

パン容器１２使用によるパン焼きの場合は、第２図のよ
うにホームベーカリ−と同様に、加熱室１内底面にパン
容器１２を設置し、こね羽根１４０回転軸１６を第１駆
動軸１７に接続する。パン容器１２にパン原料１３を入
れて、こね羽根１４を変速駆動部１６により２０Ｏｒｐ
ｍ前後で回転させてパン原料１３をこね合わせ、その後
ヒーター４，６による加熱も適宜加え２発酵、こね羽根
の数秒間の回転によるガス抜き等の工程を経て、焼き上
げまで行う。それらの工程は操作パネル９内の制御器（
図示せず）により実行される。この場合、パンはパン容
器１２と同様の形状をして上部が盛り上がったいわゆる
山形パンとなる。ロールパン等の他の形状のパンを作る
場合は、上記と同様にパン容器１２でこね合わせから発
酵を行い、そのあとパン容器１２を加熱室１から取り出
して、パン原料１３を目的とするパンの種類に応じて分
割し、丸めて。

第４図のように電気オープンと同様に角皿７に載せて成
形発酵から焼き上げまでを行う。

高周波加熱を行う場合は、第３図のように単機能電子レ
ンジと同様に、被加熱物１８を載せるターンテーブル１
９及びこのターンテーブル１９を支持する回転台２００
回転軸２１を第２駆動軸２７に接続して加熱室１内底面
に設置し、変速駆動部１６によりターンテーブル１９を
６〜６　ｒｐｍで回転させる。高周波発振器２から加熱
室１内に供給した高周波エネルギーにより被加熱物１８
を加熱調理する。

なお、上記６〜６　ｒｐｍ　、　２００　ｒｐｍの回転
数は調理目的２食品の種類等により変更する。またパン
容器の材質は加熱源の種類に適したものを使用する。

また、第１駆動軸１７は第２駆動軸２７の外側に同軸状
に設けて径を大きくできるように構成しているので２強
力な回転力を必要とするこね羽根１４への駆動力伝達に
適し、かつ加熱室１内への突き出し寸法を第２駆動軸２
７より小さくしているので、径が大きいにもかかわらず
加熱室１内のクリーニングの際に邪魔にならない。

また、加熱室１底而を貫通する第１駆動軸１７及び第２
駆動軸２７を共に高周波透過性の誘電体から構成してい
るので、加熱室１底面の貫通穴は一種の円形導波管とみ
なせる。従って１貫通穴の寸法を円形導波管の基本モー
ドＴＥ　１１に対してカットオフに選ぶことにより、加
熱室１外部への高周波漏洩を少なく抑えることができる
。例えば第１、第２駆動軸１７．２７の比誘電率を共に
４とすれば２．４６０　Ｍｌ−ＩｚＯ高周波に対して上
記貫通穴の直径を３６朋以下とすればよい。

なお本実施例では食品原料１３としてパン原料を用いた
が、ピザ、うどん、ケーキ等のかく拌を要するあらゆる
食品に適用できることはいうまでもない。

発明の効果 以上のように９本発明によると、変速駆動部により、か
く拌容器内のこね羽根の高速回転あるいは高周波加熱時
のターンテーブルの低速回転とを選択的に使い分けてい
るため、目的に応じた適切な調理操作をすることができ
る。

また簡単な手段で駆動軸を介して外部へ漏洩する高周波
を抑えることができる。すなわちしゆう動用金属筒の内
径を加熱室底面の貫通穴と同様に円形導波管のＴＥ１１
モードに対しカットオフとすることにより漏洩防止を完
全となし、実施する効果は大なるものがある。

さらに、こね羽根の駆動用の第１駆動軸をターンテーブ
ルの駆動用の第２駆動軸の外側に同軸状に設けて径を大
きくできる構成となっているため。

大きな回転力を必要とするこね羽根の駆動用には最適な
駆動軸構造となっている。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例による高周波加熱装置の主要
部分の断面図、第２図は本発明の高周波加熱装置をホー
ムベーカリ−として使用している場合の要部断面図、第
３図は第２図のパン容器１２０代りにターンテーブル１
９を設置して電子レンジとして使用している場合の要部
断面図、第４図は第２図のパン容器１２０代りに角皿７
を設置して電気オーブンとして使用している場合の要部
断面図である。 １・・・加熱室、２・・・高周波発振器、１２・・・か
く拌容器（パン容器）、１４・・・こね羽根、１θ・・
・変速駆動部、１７・・・第１駆動軸、１９・・・ター
ンテーブル。 ２２°・°ターンテーブル用モーター、２３°°・こね
用モーター、２７・・・第２駆動軸、２９・・・軸受、
　３０・・・しゆう動用金属筒、３３・・・軸受ホルダ
ー。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 食品のかく拌機能を有する高周波加熱装置において、高
   周波発振器（２）を加熱源とする加熱室（１）の外部に
   変速駆動部（１６）を設け、同部（１６）はこね用モー
   ター（２３）で駆動する第１駆動軸（１７）とターンテ
   ーブル用モーター（２２）で駆動する第２駆動軸（２７
   ）とを有し、かつ第１駆動軸（１７）は第２駆動軸（２
   ７）の外周に同軸状に位置し、かつ両駆動軸（１７）、
   （２７）を共に高周波透過性の誘電体から構成し、加熱
   室（１）の底面外側に取り付けた金属製の軸受ホルダー
   （３３）と、この軸受ホルダー（３３）の内面に固着し
   た金属製の軸受（２９）と、この軸受（２９）の内面を
   第１駆動軸（１７）と一体となつてしゅう動するしゆう
   動用金属筒（３０）とを備え、第１駆動軸（１７）にか
   く拌容器（１２）内のこね羽根（１４）を、また第２駆
   動軸（２７）にターンテーブル（１９）を接続し、こね
   羽根（１４）を高速回転で、又はターンテーブル（１９
   ）を低速回転で駆動することを特徴とする高周波加熱装
   置。