JPS63297927A - 高周波加熱装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は食品のかく拌機能を有する高周波加熱装置の改
良に関するものである。

従来の技術 食品をかく拌する機能を有する高周波加熱装置が実開昭
５５−７１４８９号公報に提案されている。

この従来例は、加熱室内に回転自在に設けたターンテー
ブルに容器を着脱自在に取付けると共に。

その容器内に設けたかく拌羽根を前記ターンテーブルの
回転軸を貫通する固定軸に着脱可能に取付けたものであ
る。

発明が解決しようとする問題点 上記従来例では、かく拌羽根が静止しており。

ターンテーブルに取付けた容器自体が回転するようにな
っているので、高速回転（通常のターンテーブルよりも
相対的に速い回転例えば２００ｒｐｍ　　）しようとす
ると、被加熱物が慣性により飛び出してしまう。そこで
通常の高周波加熱時のターンテーブルの回転数５〜６ｒ
ｐｍに限定され、十分なかく拌性能が得られない。

問題点を解決するための手段 本発明は加熱室内底面に変速駆動部の駆動軸をのぞませ
、それにパン容器内のこね羽根又はターンテーブルを接
続し、ターンテーブルに対しては低速回転例えば５〜ｔ
５　ｒｐｍで、パン容器内のこね羽根に対しては高速回
転例えば２００ｒｐｍを行うようにし、かつ高周波発振
器を冷却するプロワ−で変速駆動部の冷却を行うように
構成し念ものである。

作　　用 ターンテーブル使用時は、被加熱物自体を５〜６ｒｐｍ
程度の低速回転させながら高周波加熱処理を行う。パン
容器使用時は、パン容器を静止した状態で使用し、こね
羽根を２００　ｒｐｍ前後の高速回転させてパン原料を
こね合わせ、その後ヒーター加熱により発酵、ガス抜き
、成形発酵等を経て焼き上げまで行う。又変速駆動部は
高周波発振器のブロワ−で冷却される。

実施例 本発明の高周波加熱装置の構成および作用を一実施例に
よジ説明する。

第１図から第６図において、１は加熱室、２は導波管３
を介して加熱室１に高周波エネルギーを供給する高周波
発振器である。４は上ヒータ−。

５は下ヒーターでケーキ、パン焼き等のオープン料理の
際の加熱源である。６はオープン料理時に使用する角皿
７（第６図）を支える皿受棚である。

８は加熱室１の前面入口を開閉するドア、９は加熱をコ
ントロールするための操作パネルである。

１０は外箱で、１１は外箱の下面に取付けた足である。

１２は小麦粉、イースト、水等のパン原料１３ヲこね合
わせて、ヒーター加熱により焼き上げるためのパン容器
で加熱室１内底面に設置されるものである。１４はパン
容器１２内の下部に回転自在に設けたこね羽根で、１５
はこね羽根１４の回転軸である。１６はモーターやプー
リーまたは歯車等（図略）の組み合わせから成る公知の
変速駆動部で、操作パネル９の操作により５〜６ｒｐｍ
の低速回転と、２００ｒｐｍ前後の高速回転をするよう
になっている。１７は変速駆動部１６の駆動軸である。

この駆動軸１７は、パン容器１２使用によるパン焼き時
にこね羽根１４の回転軸１５と連結しく第１図）、高周
波加熱時には被加熱物１８を載置するターンテーブル１
９を回転自在に支持する回転台２０の回転軸２１と連結
するようになっている（第２図）。２２は高周波加熱時
に高周波発振器２を冷却するためのブロワ−である。こ
のブロワ−２２はパン容器１２ヲ使用する場合、こね羽
根１４の駆動時の変速駆動部１６を冷却する役目も兼ね
ている。２６は外気を外箱１０内に取り入れるための吸
気口である。

次に上記のように構成した実施例の作用を説明する。

パン容器１２使用によるパン焼きの場合は、第１図のよ
うにホームベーカリ−と同様に、加熱室１内底面にパン
容器１２ｔ−設置し、こね羽根１４の回転軸１５を駆動
軸１７に接続する。パン容器１２にパン原料１３を入れ
て、操作パネル９の操作によりこね羽根１４を変速駆動
部１６により２００ｒｐｍ前後で回転させてパン原料１
３をこね合わせ、その後ヒーター４゜５による加熱も適
宜加え２発酵、こね羽根の数秒間の回転によるガス抜き
等の工程を経て、焼き上げまで行う。それらの工程は操
作パネル？内の制御卸器（図示せず）により実行される
。この場合。

パンはパン容器１２の断面形状をして上部が盛り上がっ
たいわゆる山形パンとなる。ロールパン等の他の形状の
パンを作る場合は、上記と同様にパン容器１２てこね合
わせから発酵、ガス抜き等を行い。

そのあとパン容器１２ヲ加熱室１から取ジ出して。

パン原料１３を目的とするパンの種類に応じて分割し、
丸めて、第３図のように電気オープンと同様に角皿７に
載せて成形発酵から焼き上げまでを行う。

高周波加熱を行う場合は、第２図のように単機能電子レ
ンジと同様に、被加熱物１８を載せるターンテーブル１
９及びこのターンテーブル１９を支持する回転台２０の
回転軸２１を駆動軸１７に接続して加熱室１内底面に設
置し、変速駆動部１６によりターンテーブル１９を５〜
６ｒｐｍで回転させる。高周波発振器２から加熱室１内
に供給した高周波エネルギーによジ被加熱物１８を加熱
調理する。

また、高周波加熱時において高周波発振器２を冷却する
ブロワ−２２の送風をパン容器使用時における変速駆動
部１６にも当てるようにして、それらを冷却する。

尚上記５〜６ｒＰｍ　、２００ｒｐｍの回転数は加熱源
の大きさ２食品の種類等により変更する。又パン容器の
材質は加熱源の種類に適したものを使用する。

発明の効果 以上のように１本発明によると、変速駆動部により、パ
ン焼き時のこね羽根の高速回転あるいは高周波加熱時の
ターンテーブルの低速回転とを選択的に使い分けている
ため、目的に応じた適切な調理操作をすることができる
。

さらに１本発明の高周波加熱装置は、電子レンジ、電気
オープン、ホームベーカリ−といった３台分の機能を１
台で行うことができ、しかも、高周波発振器を冷却する
プロワ−を変速駆動部の冷却用にも使っているので経済
性、省スペースの点でも有利であり、実施する効果は大
なるものがある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例による高周波加熱装置ヲホー
ムベーカリーとして使用している場合の要部断面図で、
第２図は第１図のパン容器１２の代りにターンテーブル
１９を設置して電子レンジとして使用している場合の要
部断面図、第′６図は第１図のパン容器１２の代りに角
皿７を設置して電気オープンとして使用している場合の
要部断面図である。 １・・・加熱室、　　　　　２・・・高周波発振器。 ４．５・・・上、下ヒータ−，１２・・・パン容器。 １４・・・こね羽根、１６・・・変速駆動部。 １７・・・駆動軸、１９・・・ターンテーブル。 ２２・・・プロワ−０

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 食品のかく拌機能を有する高周波加熱装置において、高
   周波発振器（２）と上、下ヒーター（４）、（５）とを
   加熱源とする加熱室（１）内底面に変速駆動部（１６）
   の駆動軸（１７）をのぞませ、それにパン容器（１２）
   内のこね羽根（１４）又はターンテーブル（１９）を接
   続し、こね羽根（１４）を高速回転例えば２００ｒｐｍ
   で、又ターンテーブル（１９）を低速回転例えが５〜６
   ｒｐｍで駆動し、かつ高周波発振器（２）を冷却するブ
   ロワー（２２）で変速駆動部（１６）の冷却を行うこと
   を特徴とする高周波加熱装置。