JPH01256726A - 高周波加熱装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は食品のかく拌機能を有する高周波加熱装置に関
するものである。

（従来の技術） 食品のかく拌機能を有するこの種の高周波加熱装置は、
実開昭５５−７１４８９号公報に提案されている。この
構成では、加熱室内に回転自在に設けたターンテーブル
に容器を着脱自在に取付けると共に、その容器内に設け
たかく拌羽根を前記ターンテーブルの回転軸を貫通する
固定軸に着脱可能に取付けたものである。

（発明が解決しようとする問題点） 上記構成によると、か（拌羽根が静止しており。

ターンテーブルに取付けた容器自体が回転するようにな
っているので、高速回転（通常のターンテーブルよりも
相対的に早い回転）しようとすると。

被加熱物が慣性により飛び出してしまう。そこで通常の
高周波加熱時のターンテーブルの回転数６〜６　ｒｐｍ
に限定され、十分なかく拌性能が得られない問題があっ
た。

（課題を解決するための手段） 本発明は上記課題を解決するためになされたものであり
、高周波発振器と上下ヒーター等の発熱源とを加熱源と
し、被加熱物を載置するターンテーブルと、こね羽根を
回転自在に内蔵するパン容器のいずれか一方を加熱室内
に選択的に設置するようにし、加熱室の下方にターンテ
ーブルの低速回転とこね羽根の高速回転のいずれか一方
の駆動を行う変速駆動部を備え、パン容器を加熱室の底
面に保持するための支持台をパン容器下部に固着し。

この支持台を加熱室の底面に着脱自在に固定する固定具
を備え、加熱室の底面、支持台および固定具を非磁性金
属体から形成し、支持台下部外面に永久磁石を取付け、
固定具および加熱室の底面を透過する永久磁石からの磁
界により動作してパン容器の着脱を検知する磁気感応素
子を設け、パン容器の装着時のみこね羽根を高速回転す
るようにしたものである。

（作　　用） 上記のように構成したことにより、加熱室内に設けたタ
ーンテーブルと加熱室下方に設けた変速駆動部は、被加
熱物自体を６〜６　ｒｐｍ程度の低速回転させながら加
熱処理を行う作用をし、加熱室内に設けたパン容器と加
熱室下方に設けた変速駆動部は、パン容器を静止した状
態で使用し、こね羽根を２０Ｏｒｐｍ前後で高速回転さ
せてパン原料をこね合わせ、その後発酵、ガス抜き、成
形発酵等を経て高周波加熱とヒーター加熱の併用により
短時間内に焼き上げまで行うことができる。又パン容器
下部に固着した支持台はパン容器を加熱室の底面に保持
することが出来、この支持台に取付けた永久磁石と、加
熱室の外部に設けた磁気感応素子はこの永久磁石からの
磁界により動作し、この動作時のみこね羽根を高速回転
するようにする作用をする。

（実　施　例） 第１図は本発明の一実施例を施した高周波加熱装置の要
部断面図、第２図は同要部の拡大断面図。

第３図は同固定具の上面図、第４図は高周波加熱装置の
断面図（ホームベーカリ−用）、第６図は同断面図（電
子レンジ用）、第６図は同断面図（電気オープン用）で
ある。

図において、１は高周波加熱装置内に設けた加熱室であ
る。この加熱室１は少なくとも底面が非磁性金属体２例
えば５ＵＳ３０４から形成されている。

２は導波管３を介して加熱室１に食品の内部を直接誘電
加熱するための高周波エネルギーを供給する高周波発振
器である。４は上ヒーター，６は下ヒーターでケーキ、
パン焼き等のオープン料理の際に焦げ目を付ける加熱源
である。６はオープン料理時に使用する角皿了（第６図
）を支える皿受棚である。８は加熱室１の前面入口を開
閉するドア、９は加熱をコントロールするための操作パ
ネルである。１０は外箱、１１は外箱１０の下面に取付
けた足である。１２は小麦粉、イースと、水等からなる
パン原料１３をこね合わせて、高周波加熱とヒーター加
熱により焼き上げるまで自動的に行うパン容器である。

１４はパン容器１２内の下部に回転自在に設けたこね羽
根である。１６はこね羽根１４０回転軸である。

第１図において、１６は被加熱物１８を載置するターン
テーブル１９（第６図）を６〜６ｒｐｍの低速回転させ
るテーブル用モーター２２と、パン容器１２使用による
パン焼き時にこね羽根１４を２０Ｏｒｐｍ前後で高速回
転させるこね用モーター２３とを駆動源とする変速駆動
部である。１７はこね用モーター２３０回転力を小形ブ
ーＩＪ　−２４、ベルト２５．大形プーリー２６を介し
てこね羽根１４の回転軸１５に伝達する第１駆動軸であ
る。なお第１駆動軸１７はＳＵＳ　３０３．　ＳＵＳ　
４３０．　ＳＵＳ　４２０等の硬度の大きいステンレス
スチール製の金属筒体からなるものである。第１駆動軸
１７の上端には複雑な形状の下降に適するアルミニウム
或いは亜鉛グイキャストから構成した駆動片１７ａを圧
入している。大形ブー１−２８は外周のみ加工性の良い
合成樹脂とし。

他の部分は金属板成形品２６ａである。２７はテープル
用モーター２２０回転力を第６図に示すようにターンテ
ーブル１９を回転自在に支持する回転台２００回転連結
軸２１に伝達する第２駆動軸である。

なお第２駆動軸２７は高周波透過性の誘電体からなるも
のである。２８は第１駆動軸１７に対する軸受入である
。２９は回転軸１６に対する軸受Ｂで。

焼結金属に潤滑油を含浸させたものである。第２駆動軸
２７は第１駆動軸１７の中空部を貫通しているものであ
る。３１はテーブル用モーター２２とこね用モーター２
３とを取付けるためのモーター取付台である。３２はモ
ーター取付台３１内に外気を取り入れて電気部品類を冷
却するための吸気孔である。３３は大形プーリー２６を
第１駆動軸１７に固定するためのナツトである。３３ａ
は大形ブーＩＪ　−２６を第１駆動軸１７に取付けた状
態で、接触面積を大きくしてぶれを防止する補強板であ
る。３４は第１駆動軸１７上部の駆動片１７ａのスラス
ト荷重を受ける中空円板である。３６は回転軸１６が上
方にはずれるのを防止する回転軸１６に固定した支持金
具３６の下部にリベット３７等により取付けられた被動
片で、第１駆動軸１７の上部の駆動片１７ａに嵌合して
かみ合いクラッチを構成するものである。３８はパン容
器１２に入れたパン原料１３．特に液体がこぼれるのを
防止するためのシリコーンゴム等からなるオイルシール
である。４２はパン容器１２を加熱室１内の底面に保持
するためパン容器１２の下部に固着した支持台である。

この支持台４２は非磁性金属体９例えばアルミニウムあ
るいは亜鉛から成るダイキャストである。４３は支持台
４２とパン容器１２とを固定するリベットである。なお
こね羽根１４０回転軸１６に対する軸受Ｂ２９は軸受ホ
ルダー６９内に圧入されているが、この軸受ホルダー６
９は支持台４２と一体形成したものである。

軸受ホルダー６９がパン容器１２底面から突出している
が、この突出した軸受ホルダー６９の上部外面が直接パ
ン容器１２内に露出しないように四ふつ化エチレン樹脂
でコーティングしたアルミニウム製のキャップ３９を軸
受ホルダー６９の上部に固着している。４４は支持台４
２を加熱室１の底面に着脱自在に固定する固定具で、第
３図に示すような形状をしており加熱室１の底面と同材
質の非磁性金属体２例えば５ＵＳ３０４の金属板を絞り
形成したものである。５）はパン容器１２の支持台４２
の下端を引っ掛けて固定するための固定具４４に形成す
る引っ掛は部で、前記支持台４２０足部４２ａに引っ掛
は係合するものである。上記引っ掛は部６１の隣り合う
間隙寸法Ｐを使用波長λの１／２以下に設定して支持台
４２と加熱室１の底面の間隙を通って加熱室１の底面の
貫通穴から外部へ漏洩しようとする高周波に対してカッ
トオフとするものである。

６３は固定具４４の周囲を加熱室１の底面に密着させる
止めねじ６４を通す小穴である。４５は誘電体からなる
緩衝部材で、上記固定具４４の引っ掛は部６１の下部に
こね羽根１４０回転時に加熱室１の底面と支持台４２と
の間の衝撃による振動騒音を防止するためのものである
。この緩衝部材４６は支持台４２に設けた支柱６４にね
じｅ６で固定する緩衝部材支え６６により支持台４２の
最下部に固着されるようにしたものである。４７は第１
駆動軸１７の外周を通って加熱室１の外部へ漏洩しよう
とする高周波を低減するためのアルミダイキャスト等の
非磁性金属体からなる円筒状周壁４６で囲まれたチョー
ク空洞である。第２駆動軸２７を出来るだけ短くして変
速駆動部１６の有効スペースを大きくするため、チョー
ク空洞４７は第１駆動軸１７の軸方向の厚みよりもこの
第１駆動軸１７に対して直角方向の直径を大きくとる。

いわゆるラジアル線路を形成するように構成している。

チョーク空洞４７の入口４８から入った電波はチョーク
空洞４７内にとじ込められ、外部へ放射しない。

なお、第１駆動軸１７は加熱室１の底面の貫通穴を介し
てこね羽根１４を駆動するが、この貫通穴から点線矢印
４９のように落下する液汁が軸受入２８の摺動部に入ら
ないようにするため、第１駆動軸１７の外周を取り巻い
て張出した防水板６０を軸受Ａ２８の上方に設けている
。防水板６ｏに落下した液汁は空洞壁面にあけた小穴４
６ａ、大形プーリー２６にあけた小穴２６ｂを介してモ
ーター取付台３１の上に落ち、その取付台３１に沿って
流れ。

最終的には吸気孔３２を通って外部へ排出される。

一方、第２図のように支持台４２に永久磁石６了を取付
け、固定具４４．加熱室１の底面を透過する永久磁石６
７かもの磁界により加熱室１の外部に設けた磁気感応素
子６８を動作させ、この動作時すなわちパン容器１２の
装着時のみこね羽根１４を高速回転するようにしている
。磁気感応素子６８としては１例えば、２本の強磁性体
リードをガラス管内に封入したリードスイッチや磁界に
より抵抗値が変化するホール素子等である。

次に上記構成からなる本実施例の作用について説明する
。

パン容器１２使用によるパン焼きの場合は、第４図のよ
うにホームベーカリ−と同様に、加熱室１内にパン容器
１２を設置する。パン容器１２にパン原料１３を入れて
、こね羽根１４を変速駆動部１６により２０Ｏｒｐｍ前
後で回転させてパン原料１３をこね合わせ、その後上下
ヒーター４，６および高周波エネルギーによる加熱も適
宜加え２発酵。

こね羽根１４の数秒間の回転によるガス抜き等の工程を
経て、焼き上げまで行うことが短時間でできる。この場
合、パンはパン容器１２の断面形状をして上部が盛り上
がったいわゆる山形パンとなる。

ロールパン等の他の形状のパンを作る場合は、パン容器
１２でこね合わせから発酵を行い、そのあとパン容器１
２を加熱室１から取り出して、パン原料１３を目的とす
るパンの種類に応じて分割し、丸めて、第６図のように
電気オープンあるいはオープンレンジと同様に角皿７に
載せて成形発酵から焼き上げまで行うことができる。

ターンテーブル１９を使用する場合は、第５図のように
単機能電子レンジまたはオープンレンジと同様に、被加
熱物１８を載せるターンテーブル１９及びこのターンテ
ーブル１９を支持する回転台２゜を加熱室１内に設置し
て、変速駆動部１６によりターンテーブル１９を６〜６
　ｒｐｍで回転させる。高周波発振器２から加熱室１内
に供給した高周波エネルギーあるいは上、下ヒーター４
，６により被加熱物１８を加熱調理することができる。

さらにパン容器１２の支持台４２に取付けた永久磁石６
７と加熱室１の外部に設けた磁気感応素子６８によって
、加熱室１に穴をあけずに加熱室１内にパン容器１２を
設置したときのみ、こね羽根１４を高速回転するように
しているため、加熱室１下部の電気部品類への食品くず
や液汁の落下付着による絶縁不良を防止でき、さらに特
別の電波漏洩防止構造を設ける必要もない。

また本実施例では加熱源に上、下ヒーター４゜６を用い
ているが、加熱室１の外部より電気ヒーター又はガスヒ
ーターを発熱源として熱風を吹きこんでも同様な調理性
能が得られる。

（発明の効果） 以上本発明によれば、高周波発振器と上下ヒーター等を
加熱源とし、被加熱物を載置するターンテーブルと、こ
ね羽根を回転自在に内蔵するパン容器のいずれか一方を
加熱室内に選択的に設置するようにし、加熱室の下方に
ターンテーブルの低速回転とこね羽根の高速回転のいず
れか一方の駆動を行う変速駆動部を備えたから、目的に
応じた適切な調理操作をすることができ、パン容器を加
熱室の底面に保持するための支持台をパン容器下部に固
着し、この支持台に永久磁石を取付け、この永久磁石か
らの磁界により加熱室に穴をあけずに加熱室の外部に設
けた磁気感応素子を動作させ。

この動作時のみこね羽根を高速回転するようにしたから
、加熱法窩部の電気部品類への食品くずや液汁の落下付
着による絶縁不良を防止でき、さらに特別の電波漏洩防
止構造を設ける必要もなく安全性が向上する。

さらに電子レンジ、電気オープン、ホームベーカリ−と
いった３台分の機能を１台で行うことができ、経済性、
省スペースの点でも有利であり。

実施する効果は大なるものがある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す高周波加熱装置の要部
断面図、第２図は同要部の拡大断面図。 第３図は同固定具の上面図、第４図は高周波加熱装置の
断面図（ホームベーカリ−用）、第５図は同断面図（電
子レンジ用）、第６図は同断面図（電気オープン用）で
ある。 １・・・加熱室、２・・・高周波発振器、４・・・上ヒ
ーター。 ６・・・下ヒーター，１２−゛・パン容器、１３・・°
パン原料。 １４・・・こね羽根、１６・・・変速駆動部、１Ｂ・・
・被加熱物、１９・・・ターンテーブル、４２・・・支
持台、４４・・・固定具、　８７・・・永久磁石、６８
・・・磁気感応素子。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 高周波発振器（２）と上、下ヒーター（４）、（５）等
   の発熱源を加熱源とし、加熱室（１）内に被加熱物（１
   ８）を回転自在に載置するターンテーブル（１９）と、
   パン原料（１３）のこね操作から焼き上げまで行うため
   のパン容器（１２）と、このパン容器（１２）の内部に
   回転自在に設けたこね羽根（１４）と、加熱室（１）下
   方にターンテーブル（１９）の低速回転とこね羽根（１
   ４）の高速回転のいずれか一方の駆動を行う変速駆動部
   （１６）と、パン容器（１２）を加熱室（１）内の底面
   に保持するためパン容器（１２）下部に固着した支持台
   （４２）と、この支持台（４２）を加熱室（１）の底面
   に着脱自在に固定する固定具（４４）とを備え、加熱室
   （１）の底面、支持台（４２）および固定具（４４）を
   非磁性金属体から形成し、支持台（４２）下部外面に永
   久磁石（６７）を取付け、固定具（４４）および加熱室
   （１）の底面を透過する永久磁石（６７）からの磁界に
   より動作してかく拌容器（１２）の着脱を検知する磁気
   感応素子（６８）を設け、かく拌容器（１２）の装着時
   のみこね羽根（１４）を高速回転するようにしたことを
   特徴とする高周波加熱装置。