JPH01279595A - 高周波加熱装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は食品のかく拌機能を有する高周波加熱装置に関
するものである。

従来の技術 従来のこの種の高周波加熱装置は、実開昭５５−７１４
８９号公報に提案されている。この構成では。

加熱室内に回転自在に設けたターンテーブルに容器全着
脱自在に取付けると共に、その容器内に設けたこね羽根
を前記ターンテーブルの回転軸を貫通する固定軸に着脱
可能に取付けたものである。

発明が解決しようとする課題 上記構成によると、こね羽根が静止しており。

ターンテーブルに取付けた容器自体が回転するようにな
っているので、高速回転（通常のターンテーブルよりも
相対的に速い回転）しようとすると。

被加熱物が慣性により飛び出してしまう。そこで通常の
高周波加熱時のターンテーブルの回転数５〜６ｒｐｍ　
に限定され、十分なかく拌性能が得られない問題があっ
た。

課題を解決するための手段 本発明は上記課題を解決するためになされたものであり
、高周波発振器と上下ヒーター等の発熱源とを加熱源と
し、被加熱物を回転自在に載置するターンテーブルと、
こね羽根を回転自在に内蔵するパン容器のいずれか一方
を加熱室内に選択的に設置するようにし、加熱室下方に
こね羽根の高速回転とターンテーブルの低速回転のいず
れか一方の駆動を行う変速駆動部を備え、加熱室底面の
貫通穴を介してこね羽根を駆動する第１駆動軸の中心軸
を貫通し、ターンテーブルを駆動する第２駆動軸とを設
け、ターンテーブル使用時にターンテーブル全着脱自在
に支持する回転台に第２駆動軸と係合する回転連結軸を
固着し、この回転連結軸に回転台と加熱室底面との隙間
に入り込んだ高周波エネルギーが上記貫通穴に侵入する
のを抑制する金属製の笠状抑止板を取付け、笠状抑止板
の径を貫通穴の径よりも太きくシ、笠状抑止板と加熱室
底面との間隔ケ笠状抑止板と回転台との間隔よりも小さ
クシ、かつ笠状抑止板の一部を回転台に向けて切り起こ
して高周波を反射するインピーダンス素子を形成したも
のである。

作用 上記のように構成したことにより、加熱室内に設けたタ
ーンテーブルと加熱室下方に設けた変速駆動部は、被加
熱物自体を５〜６　ｒｐｍ程度の低速回転させながら加
熱処理を行う作用をし、加熱室内に設けたパン容器と加
熱室下方に設けた変速駆動部は、パン容器を静止した状
態で使用し、こね羽根を２００ｒｐｍ前後で高速回転さ
せてパン原料金こね合わせ、その後発酵９ガス抜き、成
形発酵等を経て焼き上げまで行うことができる。さらに
加熱室底面の貫通穴を貫通して設けた第１駆動軸の中心
軸を貫通して設けた第２駆動軸と、ターンテーブル使用
時にターンテーブルを着脱自在に支持する回転台に固着
した第２駆動軸と係合する回転連結軸と９回転連結軸に
取付けた貫通穴の径より大きな径とした金属製の笠状抑
止板とは第１駆動軸の上部に食品カス、煮汁等が付着し
た場合でも加熱室底面との隙間に入υ込んだ高周波エネ
ルギーが上記貫通穴に侵入するのを抑制しスパークや異
常加熱を防止する作用をする。また笠状抑止板の一部を
回転台に向かって切υ起こして形成したインピーダンス
素子は回転台と共に回転し高周波を反射し加熱室内の電
磁界分布を時間的に変化させ高周波加熱時の異常加熱全
防止し、マイクロ波加熱中の加熱むら？低減すると共に
、笠状抑止板と加熱室底面との間隔を小さくし貫通穴へ
の高周波侵入をさらに抑制する。

実施例 以下本発明の一実施例を図面により説明する。

実施例の構成は第１図から第６図に示すとおりである。

図において、１は高周波加熱装置内に設けた加熱室であ
る。２は導波管３を介して加熱室）を食品の内部を直接
誘電加熱するための高周波エネルギーを供給する高周波
発振器である。４は上ヒータ−，５は下ヒーターでケー
キ、パン焼き等のオーブン料理の際に焦げ目を付ける加
熱源である。

５ａは下ヒータ−５を支持する絶縁用の碍子である。

６はオープン料理時に使用する角皿７（第６因）を支え
る皿受棚である。８は加熱室１の前面入口を開閉するド
ア、９は加熱をコントロールするための操作パネルであ
る。１０は外箱、１１は外箱１０の下面に取付けた足で
ある。１２は小麦粉、イースト。

水等からなるパン原料１３ヲこね合わせて、高周波加熱
とヒーター加熱によシ焼き上げるまで自動的に行うパン
容器である。１４はパン容器１２内の下部に回転自在に
設けたこね羽根である。１５はこね羽根１４の回転軸で
ある。

第１図において、１６は変速駆動部で、被加熱物１８ヲ
載置するターンテーブル１９（第５図）を５〜６　ｒｐ
ｍの低速回転させるテーブル用モーター２２と。

パン容器１２使用によるパン焼き時にこね羽根１４を２
００　ｒｐｍ前後で高速回転させるこね用モーター２３
とを躯動源とするものである。１７は第１駆動軸で。

こね用モーター２３の回転力を小形ブー’）　　２４１
ベルト２５．大形プーリー２６ｔ−介してこね羽根１４
の回転軸１５に伝達するためのものである。なお第１駆
動軸１７は８ＵＳ３０３．８Ｕ８４３０．５ｔＪ８４２
０等の硬度の高いステンレススチール製の金属筒体から
なるものである。第１駆動軸１７の上部には複雑な形状
の加工に適するアルミニウム或いは亜鉛ダイキャストか
ら構成した駆動片１７ａｉ圧大している。大形ブーＩＪ
−２６は外周のみ加工性の良い合成樹脂とし。

他の部分は金属板成形品２６ａである。２７は第２駆動
軸で、テーブル用モーター２２の回転力を第５図に示す
ようにターンテーブル１９全回転自在に支持する回転台
２０の回転連結軸２）を伝達するためのものである。な
お第２駆動軸２７は高周波透過性の誘電体からなるもの
である。２８は第１駆動軸１７に対する軸受入である。

２９は回転軸１５に対する軸受Ｂで、焼結金属に潤滑油
を含浸させたものである。

第２駆動軸２７は第１駆動軸１７の中心軸を貫通し。

かつ加熱室１底面の貫通穴５２も貫通しているものであ
る。３１はテーブル用モーター２２とこね用モーター２
ろとを取付けるためのモーター取付台である。

３２はモーター取付台３１内に外気を取υ入れて電気部
品類を冷却するための吸気孔である。５３は大形ブーＩ
Ｊ−２６ｉ第１駆動軸１７に固定するためのナツトであ
る。３３ａは大形プーリー２６’ｉ第１駆動軸１７に取
付けた状態で、接触面積を大きくしてぶれを防止する補
強板である。３４は第１駆動軸１７上部の駆動片１７ａ
のスラスト荷重全党ける中空円板である。３５は回転軸
１５が上方にはずれるのを防止する支持金具３６の下部
にリベット３７等により取付けられた被動片で、第１駆
動軸１７上部の駆動片１７ａに嵌合してかみ合いクラッ
チを構成するものである。

３８はパン容器１２に入れたパン原料１３．特に灘体が
こぼれるのを防止するためのシリコーンゴム等からなる
オイルシールである。４２はパン容器１２ヲ加熱室１内
の底面に保持するためパン容器１２の下部に固着した支
持台である。４３は支持台４２とパン容器１２とを固定
するリベットである。なおこね羽根１４の回転軸１５に
対する軸受Ｂ２９は軸受ホルダー５９内に圧入されてい
るが、この軸受ホルダー５９は支持台４２と一体形成し
たものである。軸受ホルダー５９がパン容器１２底面か
ら突出しているが、この突出した軸受ホルダー５９の上
部外面が直接パン容器１２内に露出しないように四ふう
化エチレン樹脂でコーティングしたアルミニウム製のキ
ャップ３９ヲ軸受ホルダー５９の上部に固着している。

４４は支持台４２ヲ加熱室１の底面に着脱自在に固定す
る固定具で、第３図に示すように固定具４４は加熱室１
の底面と同材質の非磁性体９例えばＳＵＳ　３０４の金
属板を絞シ形成したものである。５１はパン容器１２の
支持台４２の下端を引っ掛けて固定するための固定具４
４に形成する引っ掛は部で、前記支持台４２の足部４２
ａに引っ掛は係合するものである。上記引っ掛は部５１
の隣シ合う間隙寸法ｐ’６使用波長λの１／２以下に設
定して支持台４２と加熱室１の底面の間隙全通うて加熱
室１の底面貫通穴５２から外部へ漏洩しようとする高周
波に対してカットオフとするものである。５３は固定具
４４の周囲を加熱室１の底面に密着させる止めねじ５４
ヲ通す小穴である。４５は誘電体からなる緩衝部材で、
上記固定具４４の引っ掛は部５１の下部にこね羽根１４
の回転時に加熱室１の底面と支持台４２との間の衝撃に
よる振動騒音を防止するためのものである。この緩衝部
材４５は支持台４２に設けた支柱６４にねじ６５で固定
する緩衝部材支え６６によシ支持台４２の最下部に固着
されるよう、にしたものである。４６は第１駆動軸１７
の外周を通って加熱室１の外部へ漏洩しようとする高周
波を低減するためのチョーク空洞４７ヲ形成するための
アルミダイキャスト等の金属体からなる空洞壁面である
。第２駆動軸２７ヲ出来るだけ短くして変速駆動部１６
の有効スペース全人きくするため、チョーク空洞４７は
第１駆動軸１７の軸方向の厚みよシもこの第１駆動軸１
７に対して直角方向の直径を大きくとる、いわゆるラジ
アル線路を形成するように構成している。チョーク空洞
４７の入口４８から入った電波は空洞壁面４６に向かっ
て進行し、その空洞壁面４６で反射して入口４８に戻っ
てくる。

々お、第１駆動軸１７は加熱室１の底面の貫通穴５２ヲ
介してこね羽根１４を駆動するが、この貫通穴５２から
点線矢印４９のように落下する誕汁が軸受入２８の摺動
部に入らないようにするため、第１駆動軸１７の外周を
取り巻いて張出した防水板５０を軸受Ａ２Ｂの上方に設
けている。防水板５０に落下した液汁は空洞壁面にあけ
た小穴４６ａ、大形プーリー２６にあけた小穴２６ｂを
介してモーター取付台３１の上に落ち、その取付台　に
沿って流れ、最終的には吸気孔３２ヲ通って外部へ排出
される。第２図において６８は回転台２０と回転連結軸
２１とを連結する連結板である。６７は回転連結軸２）
を固着した金属製の笠状抑止板である。この笠状抑止板
６７は回転台２０と加熱室１底面との隙間に入シ込んだ
高周波エネルギーが貫通穴５２に侵入するのを抑制する
。笠状抑止板６７の径は貫通穴５２の径よりも大きくし
ている。また煮汁等が加熱室１底面から流れ落ちないよ
うにするため９貫通穴５２の周囲を取り囲む突起部１ａ
を設けるが、この突起部１ａにほぼ等間隔に笠状抑止板
６７ヲ配設している。笠状抑止板６７の一部全回転台２
０に向かって切り起こして高周波を反射するインピーダ
ンス素子６７ａ’ｉ形成している。

笠状抑止板６７と加熱室１底面との間隔ｈｏｅ回転台２
０との間隔ｈ２よシも小さくしている。

次に上記構成からなる本実施例の作用について説明する
。

パン容器１２使用によるパン焼きの場合は、第４図のよ
うにホームベーカリ−と同様に、加熱室１内にパン容器
１２を設置する。パン容器１２にパン原料１３ヲ入れて
、こね羽根１４全変速駆動部１６にょυ２ＤＯｒｐｍ前
後で回転させてパン原料１３ヲこね合わせ、その後上、
下ヒーター４．５および高周波エネルギーによる加熱も
適宜加え１発酵、こね羽根１４の数秒間の回転によるガ
ス抜き等の工程全経て。

焼き上げまで行うことが短時間でできる。この場合、パ
ンはパン容器１２の断面形状をして上部が盛り上がった
いわゆる山形パンとなる。ロールパン等の他の形状のパ
ンを作る場合は、パン容器１２でこね合わせから発酵を
行い、そのおとパン容器１２を加熱室１から取り出して
、パン原料１３を目的とするパンの種類に応じて分割し
、丸めて、第６図のように電気オープンあるいはオープ
ンレンジと同様に角皿７に載せて成形発酵から焼き上げ
まで行うことができる。

ターンテーブル１９を使用する場合は、第５図のように
単機能電子レンジまたはオープンレンジと同様に、被加
熱物１８ヲ載せるターンテーブル１９及びこのターンテ
ーブル１９ヲ支持する回転台２０ヲ加熱室１内に設置し
て、変速駆動部１６によりターンテーブル１９を５〜６
ｒｐｍで回転させる。高周波発振器２から加熱室１内に
供給した高周波エネルギーあるいは上、下ヒーター４．
５によシ被加熱物１８を加熱調理することができる。

さらに回転台２０と加熱室１底面との隙間に入り込んだ
高周波エネルギーは、笠状抑止板６７と加熱室１底面と
の間隔ｔ”ｈ＋とじ１回転台２０との間隔をｈ２とすれ
ば、　ｈ＋／ｈｚが小さいほど貫通穴５２に侵入しにく
くなる。また笠状抑止板６７の径を貫通穴５２の径よυ
大きくすれば、笠状抑止板６７によって上下に高周波エ
ネルギーが分割された後に第１駆動軸１７の上部付近に
達する。したがうて第１駆動軸１７の上部に万一食品カ
ス、煮汁等が付着した場合でもスパークや異常加熱の発
生がない。かつ回転台２０とともに回転するインピーダ
ンス素子６７、ａにより加熱室１内の電磁界分布が時間
的に変化するので、高周波発振器２．碍子５ａ等の高周
波発振器の異常加熱を防止したり、高周波加熱調理中の
加熱むらを低減することができる。またインピーダンス
素子６７＆が回転台２０に向かって突出しているので、
笠状抑止板６７と加熱室１底面との間隔り、ｆ。

小さく抑えられ１貫通穴５２への高周波浸入全十分抑止
できる。

また本実施例では加熱源に上、下ヒータ−４゜５を用い
ているが、加熱室１の外部よシミ気ヒーター又はガスヒ
ーターを発熱源として熱風を吹き込んでも同様な調理性
能が得られる。

発明の効果 以上本発明によれば、高周波発振器と電気ヒーター等の
発熱源と全加熱源とし、被加熱物全載置するターンテー
ブルと、こね羽根を回転自在に内蔵するパン容器のいず
れか一方を加熱室内に選択的に設置するようにし、加熱
室下方にこね羽根の高速回転とターンテーブルの低速回
転のいずれか一方の脇動七行う変速駆動部とを備えたか
ら、目的に応じた適切な調理操作をすることができる。

また加熱室底面の貫通穴を介してこね羽根を駆動する第
１駆動軸の中心軸を貫通しターンテーブルを駆動する第
２駆動軸を設け、ターンテーブル使用時にターンテーブ
ルを着脱自在に支持する回転台に第２駆動軸と係合する
回転連結軸を固着し。

回転連結軸に回転台と加熱室底面との隙間に入り込んだ
高周波エネルギーが上記貫通穴に侵入するのを抑制する
外径を貫通穴の径よりも大きくした金属製の笠状抑止板
を取付けたから、第１駆動軸の上部に食品カス、煮汁等
が付着しても、笠状抑止板によシ貫通穴に侵入する高周
波エネルギーを抑制し、スパークや異常加熱を防止する
ことができる。さらに笠状抑止板の一部を回転台に向け
て切り起こしてインピーダンス素子を形成し、笠状抑止
板と加熱室底面との間隔を回転台との間隔よシも小さく
したから、高周波発振器、碍子等の高周波発振器の異常
加熱全防止できると共に、高周波加熱調理中の加熱むら
を低減することができる。

さらに電子レンジ、！気オーブン、ホームベーカリ−と
いったろ台分の機能を１台で行うことができ、経済性、
省スペースの点でも有利であシ。

実施する効果は大なるものがある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す高周波加熱装置の要部
断面図、第２図はターンテーブル取付構造を示す要部拡
大断面図、第６図は同固定具の平面図、第４図は高周波
加熱装置の断面図（ホームベーカリ−用）、第５図は同
断面図（電子レンジ用）、第６図は同断面図（を気オー
ブン用）である。 ・１・・・加熱室、　　　　２°゛高周波発振器・４・
・・上ヒータ−、５・・・下ヒータ−。 １２・・・パン容ａ　、　　　　１３・・・パン原料。 １４・・・こね羽根、１６・・・変速駆動部。 １７・・・第１駆動軸、１８・・・被加熱物。 １９・・・ターンテーブル、２０・・・回転台。 ２１・・・回転連結軸、２７・・・第２駆動軸。 ５２・・・貫通穴、６７・・・笠状抑止板。 ６７ａ・・・インピーダンス素子。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、高周波発振器（２）と上、下ヒーター（４）、（５
   ）等の発熱源とを加熱源とし、被加熱物（１８）を回転
   自在に載置するターンテーブル（１９）と、かく拌操作
   を行うこね羽根（１４）を回転自在に内蔵するパン容器
   （１２）のいずれか一方を加熱室（１）内に選択的に設
   置するようにし、加熱室（１）下方にこね羽根（１４）
   の高速回転とターンテーブル（１９）の低速回転のいず
   れか一方の駆動を行う変速駆動部（１６）を備え、加熱
   室（１）底面の貫通穴（５２）を介してこね羽根（１４
   ）を駆動する第１駆動軸（１７）の中心軸を貫通しター
   ンテーブル（１９）を駆動する第２駆動軸（２７）を設
   け、ターンテーブル（１９）使用時にターンテーブル（
   １９）を着脱自在に支持する回転台（２０）に第２駆動
   軸（２７）と係合する回転連結軸（２１）を固着し、こ
   の回転連結軸（２１）に回転台（２０）と加熱室（１）
   底面との隙間に入り込んだ高周波エネルギーが上記貫通
   穴（５２）に侵入するのを抑制する金属製の笠状抑止板
   （６７）を取付け、かつこの笠状抑止板（６７）の一部
   を切り起こして高周波を反射するインピーダンス素子（
   ６７ａ）を形成したことを特徴とする高周波加熱装置。 ２、笠状抑止板（６７）の一部を回転台（２０）に向か
   って突出させて切り起こしインピーダンス素子（６７ａ
   ）を形成した請求項１記載の高周波加熱装置。 ３、回転連結軸（２１）に貫通穴（５２）の径より大き
   く形成した笠状抑止板（６７）を取付けた請求項１記載
   の高周波加熱装置。 ４、笠状抑止板（６７）と加熱室（１）底面との間隔（
   ｈ＿１）を笠状抑止板（６７）と回転台（２０）との間
   隔（ｈ＿２）よりも小さく形成した請求項１記載の高周
   波加熱装置。