JPH01189424A

JPH01189424A - 高周波加熱装置

Info

Publication number: JPH01189424A
Application number: JP63011523A
Authority: JP
Inventors: Yasushi Iwabuchi; 岩淵　康司; Noriyuki Kanekawa; 則之金川; Katsuhiro Yamazaki; 山崎　勝弘; Mitsuhiro Aoyama; 青山　光宏; Masaharu Tawada; 多和田　正春
Original assignee: Hitachi Heating Appliances Co Ltd
Current assignee: Hitachi Heating Appliances Co Ltd
Priority date: 1988-01-21
Filing date: 1988-01-21
Publication date: 1989-07-28

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】産業上の利用分野本発明は食品のかく拌機能全有する高周波加熱装置の改
良に関するものである。

従来の技術従来のこの種の高周波加熱装置は、実開昭５５−７１４
８９号公報に提案されて齢る。この構成では。

加熱室内に回転自在に設けたターンテーブルに容器を着
脱自在に取付けると共に、その容器内に設けたかく拌羽
根を前記ターンテーブルの回転軸を貫通する固定軸に着
脱可能に取付けたものである。

発明が解決しようとする問題点上記構成によると、かく拌羽根が静止しており。

ターンテーブルに取付けた容器自体が回転するようにな
っているので、高速回転（通常のターンテーブルよりも
相対的に速い回転）しようとすると。

被加熱物が慣性により飛び出してしまう。そこで通常の
高周波加熱時のターンテーブルの回転数５〜６ｒｐｍに
限定され、十分なかく拌性能が得られない問題があった
。

問題点を解決するための手段本発明は上記欠点を除くためになされたものであり、高
周波発振器を加熱源とし、被加熱物を載置するターンテ
ーブルと、かく拌羽根を回転自在に内蔵するかく拌容器
のいずれか一方を加熱室内に選択的に設置するようにし
、ターンテーブルの低速回転と、かく拌羽根の高速回転
のいずれか一方の駆動を行う変速駆動部を有し、加熱室
の底面の貫通穴を介してかく拌羽根を駆動する第１駆動
軸を備え、この第１駆動軸１７の外周を取り巻いて張り
出した防水板を第１ｆｆｉ動軸に対する軸受Ａの上方に
設けて、上記貫通穴から落下する液汁が軸受入に触れな
いように設けたものである。

作用上記のように構成したことにより、ターンテーブル使用
時は、被加熱物自体を５〜６ｒｐｍ程度の低速回転させ
ながら加熱処理を行える。かく拌容器使用時はかく拌容
器を静止した状態で使用し。

かく拌羽根を例えば２００　ｒｐｍ前後で高速回転させ
て食品原料をかく拌することができる。さらにかく拌羽
根を駆動する第１駆動軸の外周に設けた防水板により第
１駆動軸とその軸受Ａのしゆう動部に液汁が入らないよ
うにしてロックを未然に防ぎ。

長期間にわたってかく拌機能を保持することができる。

実施例以下本発明の一実施例を図面により説明する。

実施例の構成は第１図から第５図に示すとおりである。

ここでは食品原料をパン原料１３．かく拌容器をパン原
料１３ヲ入れるパン容器１２．かく拌羽根をパン原料１
３ヲこねるこね羽根１４とした例を示す。

図において、１は高周波加熱装置内に設けた加熱室であ
る。２は導波管３を介して加熱室１に高周波エネルギー
を供給する高周波発振器である。

４は上ヒータ−，５は下ヒーターでケーキ、パン焼き等
のオープン料理の際の加熱源である。６はオープン料理
時に使用する角皿７（第５図’）ｆｊｃ支える皿受棚で
ある。８は加熱室１の前面入口を開閉するドアー、９は
加熱をコントロールするだめの操作パネルである。１０
は外箱、１６）と、加熱室（１）は外箱１ｏの下面に取
付けた足である。１２は小麦粉、イースト。

水等からなるパン原料１３ヲこね合わせて、ヒーター加
熱により焼き上げるまで行うパン容器である。

１４はパン容器１２内の下部に回転自在に設けたこね羽
根である。１５はこね羽根１４の回転軸である。

第１図において、１６は変速駆動部で、被加熱物１８ヲ
載置するターンテーブル１９を５〜６ｒｐｍの低速回転
させるテーブル用モーター２２ト、パン容器１２使用に
よるパン焼き時にこね羽根１４を２００ｒｐｍ前後で高
速回転させるこね用モーター２３とを駆動源とするもの
である。１７は第１駆動軸で、こね用モーター２３の回
転力を小形ブーＩＪ−２４，ベルト２５゜大形ブーＩＪ
−２６’（ｒ介してこね羽根１４の回転軸１５に伝達す
るためのものである。なお第１駆動軸１７は金属筒体か
らなるものである。２７は第２駆動軸で。

テーブル用モーター２２０回転力を第４図に示すように
ターンテーブル１９ヲ回転自在に支持する回転台２０の
回転連結軸２１に伝達するためのものである。

第２駆動軸２７は高周波透過性の誘電体からなるもので
ある。２８は第１駆動軸１７に対する軸受Ａで。

２９は回転軸１５に対する軸受Ｂで、焼結金属に潤滑油
を含浸させたものである。第２．駆動軸２７は第１駆動
軸１７の中空部を貫通しているものである。なお、第１
駆動軸１７は加熱室１の底面の貫通穴１Ａｉ介してこね
羽根１４を駆動することになるが、この貫通穴１人から
点線矢印４９のように落下する液汁が軸受Ａ２８のしゆ
う動部に入らないようにするため。

第１駆動＠１６）と、加熱室（１）１７の外周を取り巻
いて張り出した防水板５０を軸受Ａ２８の上方に設けて
いる。６１はテーブル用モーター２２とこね用モーター
２３とを取付けるためのモーター取付台である。

３２は外気を取り入れて電気部品類を冷却するだめの吸
気孔である。

３３は大形ブーＩＪ−２６１第１駆動軸１７に固定する
ための止め輪である。ろ４は第１駆動軸１７のスラスト
荷重を受ける中空円板である。３５は被動片で１回転軸
１５が上方にはずれるのを防止する回転軸１５に固定し
た支持金具３６の下部にリベット３７等により取付けら
れたものであり、第１駆動軸１７の上部にはめ合い、か
つかみ合うかみ合いクラッチを構成するものである。３
８はパン容器１２に入れたパン原料１ろ特に液体がこぼ
れるのを防止するためのシリコーンゴム等カラ＆るオイ
ルシールである。３９はふっ素樹脂等の摩擦の少ないワ
ッシャＡで、オイルシール３Ｂに対する機械的衝撃を防
ぎ、液体シール効果を長期にわたり保持するだめのもの
である。

４０はオイルシール５８．ワッシャＡ３９が外れるのを
防止する止め輪である。４２はパン容器１２ヲ加熱室１
の底面に保持する支持台である。４３は支持台４２とパ
ン容器１２とを固定するリベットである。なおこね羽根
１４の回転軸１５に対する軸受Ｂ２９は軸受ホルダー５
９内に圧入されているが、この軸受ホルダー５９は支持
台４２と一体形成したものである。４４は支持台４２を
加熱室１の底面に着脱自在に固定する固定具で、第２図
に示すように固定具４４は加熱室１の底面と同材質１例
えば５ＬＩＳ　３Ｑ４の金属板を絞り形成したものであ
る。５１は固定具４４に形成する引っ掛は部で、前記支
持台４２の足部４２ａに引っ掛は係合するものである。

５３は固定具４４の周囲を加熱室１の底面に密着させる
止めねじ５４を通す小穴である。４５は誘電体からなる
緩衝部材で、上記固定具４４の引っ掛は部５１の下部に
こね羽根１４の回転時に加熱室１の底面と支持台４２と
の間の衝撃による振動騒音を防止するためのものである
。この緩衝部材４５は支持台４２に設けた支柱６４にね
じ６５で固定する緩衝部材支えろ６により支持台４２の
内底部に固着されるようにしたものである。４６は第１
．駆動軸１７の外周を通って加熱室１の外部へ漏洩しよ
うとする高周波を低減するためのチョーク空胴４７を形
成するための空胴壁面で、アルミニウムダイキャスト等
の金属体からなるものである。チョーク空胴４７は第１
毘動軸１７の軸方向よりもこの第１．駆動軸１７に対し
て直角方向の寸法を大きくとる。いわゆるラジアル線路
を形成するものである。なお電波はチョーク空胴４７の
入口４Ｂから円筒状とする空胴壁面４６に向かって進行
し、その空胴壁面４６で反射して入口４８に戻る。この
チョーク空１ＩＰ１４７内の電波伝搬経路の長さは約λ
／４（λ：使用波長）である。

次に上記構成からなる本実施例の作用について説明する
。

パン容器１２使用によるパン焼きの場合は、第ろ図のよ
うにホームベーカリ−と同様に、加熱室１内にパン容器
１２ヲ設置する。パン容器１２にパン原料１３ヲ入れて
、こね羽根１４ヲ変速駆動部１６により２００ｒｐｍ前
後で回転させてパン原料１３をこね合わせ、その後上、
下ヒーター４，５および高周波エネルギーによる加熱も
適宜加え９発酵、こね羽根１４の数秒間の回転によるガ
ス抜き等の工程を経て。

焼き上げまで行うことができる。この場合、パンはパン
容器１２の断面形状をして上部が盛り上がったいわゆる
山形パンとなる。ロールパン等の他の形状のパンを作る
場合は、パン容器１２でこね合わせから発酵を行い、そ
のあとパン容器１２ヲ加熱室１から取り出して、パン原
料１３ヲ目的とするパンの種類に応じて分割し、丸めて
、第５図のように電気オーブンあるいはオーブンレンジ
と同様に角皿７に載せて成形発酵から焼き上げまで行う
ことができる。

ターンテーブル１９ヲ使用する場合は、第４図のように
単機能電子レンジまたはオーブンレンジと同様に、被加
熱物１８ヲ載せるターンテーブル１９及びこのターンテ
ーブル１９ヲ支持する回転台２０ヲ加熱室１内に設置し
て、変速駆動部１６によりターンテーブル１９を５〜６
ｒｐｍで回転させる。高周波発振器２から加熱室１内に
供給した高周波エネルギー、あるいは上、下ヒーター４
．５により被加熱物１８ヲ加熱調理することができる。

更に第１駆動軸１７の外周に防水板５ｏを設けて軸受Ａ
２Ｂのしゅう動部に加熱室１の貫通穴１Ａがら落下する
液汁が入らないようにしているので、液？＋に含まれる
塩分等の腐蝕に帰因する第１駆動軸１７のロックの恐れ
がなく、長期間の使用に耐えることができる。

また本実施例では加熱源に上、下ヒータ−４゜５を用い
ているが、加熱室１の外部より電気ヒーター又はガスヒ
ーターを発熱源として熱風を吹きこんでも同様な調理性
能が得られる。更に、ヒーターを用いずに、もち、ジャ
ム、ホワイトソース。

うどん等のかく拌、ねり等の操作に使うことができる。

発明の効果以上本発明によれば、変速駆動部によりかく拌羽根の高
速回転、あるいは高周波加熱時のターンテーブルの低速
回転とを選択的に使い分けているため、目的に応じた適
切な調理操作をすることができる。また、第１駆動軸の
外周に設けた防水板により、第１小動軸と軸受Ａのしゅ
う動部に液汁が入らないようにしてロックを未然に防ぎ
、長期間にわたってかく拌機能を保持することができる
。

さらに電子レンジ、電気オーブン、ホームベーカリ−９
かく拌機といワた多機能への展開を行うことができ、経
済性、省スペースの点でも有利であり、実施する効果は
犬なるものがある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す高周波加熱装量の要部
断面図、第２図は同固定具の斜視図、第ろ図は高周波加
熱装置の断面図（ホームベーカリ−用）、第４図は同断
面図（電子レンジ用）、第５図は同断面図（電気オーブ
ン用）である。１・・・加熱室。１Ａ・・・貫通穴。２・・・高周波発振器。１２・・・かく拌容器（パン容器）。１３・・・食品原料（パン原料）。１４・・・かく拌羽根（こね羽根）。１６・・・変速駆動部。１７・・・第１堪動軸。１８・・・被加熱物。１９・・・ターンテーブル。２８・・・軸受Ａ。５０・・・防水板。

Claims

【特許請求の範囲】

高周波発振器（２）を加熱源とし、被加熱物（１８）を
回転自在に載置するターンテーブル（１９）と、食品原
料（１３）をかく拌するかく拌容器（１２）と、このか
く拌容器（１２）の内部に回転自在に設けたかく拌羽根
（１４）と、ターンテーブル（１９）の低速回転とかく
拌羽根（１４）の高速回転のいずれか一方の駆動を行う
変速駆動部（１６）と、加熱室（１）の底面に形成する
貫通穴（１Ａ）を介してかく拌羽根（１４）を駆動する
第１駆動軸（１７）とを備え、この第１駆動軸（１７）
の外周を取り巻いて張り出した防水板（５０）を第１駆
動軸（１７）に対する軸受Ａ（２８）の上方に設けて、
上記貫通穴（１Ａ）から落下する液汁が軸受Ａ（２８）
のしゆう動部に入らないようにしたことを特徴とする高
周波加熱装置。