JP2610437B2 - 高周波加熱装置 - Google Patents

高周波加熱装置

Info

Publication number
JP2610437B2
JP2610437B2 JP18039987A JP18039987A JP2610437B2 JP 2610437 B2 JP2610437 B2 JP 2610437B2 JP 18039987 A JP18039987 A JP 18039987A JP 18039987 A JP18039987 A JP 18039987A JP 2610437 B2 JP2610437 B2 JP 2610437B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
drive shaft
heating chamber
heating
frequency
bread
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP18039987A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6422215A (en
Inventor
康司 岩淵
哲男 窪田
則之 金川
光宏 青山
Original Assignee
株式会社日立ホームテック
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社日立ホームテック filed Critical 株式会社日立ホームテック
Priority to JP18039987A priority Critical patent/JP2610437B2/ja
Publication of JPS6422215A publication Critical patent/JPS6422215A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2610437B2 publication Critical patent/JP2610437B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electric Ovens (AREA)
  • Baking, Grill, Roasting (AREA)
  • Food-Manufacturing Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は食品のかく拌機能を有する高周波加熱装置の
改良に関するものである。
従来の技術 食品をかく拌する機能を有する高周波加熱装置が実開
昭55−71489号公報に提案されている。
この従来例は,加熱室内に回転自在に設けたターンテ
ーブルに容器を着脱自在に取付けると共に,その容器内
に設けたかく拌羽根を前記ターンテーブルの回転軸を貫
通する固定軸に着脱可能に取付けたものである。
発明が解決しようとする問題点 上記従来例では,かく拌羽根が静止しており,ターン
テーブルに取付けた容器自体が回転するようになってい
るので,高速回転(通常のターンテーブルよりも相対的
に速い回転例えば200rpm)しようとすると,被加熱物が
慣性により飛び出してしまう。そこで通常の高周波加熱
時のターンテーブルの回転数5〜6rpmに限定され,十分
なかく拌性能が得られない。
問題点を解決するための手段 本発明は,高周波発振器と発熱体を加熱源とする加熱
室内に設置するパン容器内に回転自在に設けたこね羽根
を駆動する駆動軸を金属筒体から形成し加熱室底面のほ
ゞ中央を貫通して設け,パン容器の代りに加熱室内に設
置するターンテーブルを駆動する駆動軸を高周波透過性
の誘電体から形成し前記金属筒からなる駆動軸の中空部
を貫通して設け,かつこの金属筒からなる駆動軸の周囲
にチョーク空胴を設けたものである。
作 用 上記のように構成したことにより,ターンテーブル使
用時は,被加熱物自体を5〜6rpm程度の低速回転させな
がら加熱処理が行なえ,パン容器使用時はパン容器を静
した状態で使用し,こね羽根を200rpm程度の高速回転さ
せてパン原料をこね合わせ,その後発酵,ガス抜き,成
形発酵等を経て焼き上げまで行なえる。
また金属筒の駆動軸,それを貫通した誘電体の駆動軸
及びそれらの周囲のチョークは高周波漏洩防止作用をす
る。
実施例 本発明の高周波加熱装置の構成および作用を一実施例
により説明する。
第1図は本発明の高周波加熱装置の主要部を拡大した
もので,第2図〜第4図は用途に応じた加熱状態を示す
概略図である。
第2図から第4図において,1は加熱室,2は導波管3を
介して加熱室1に高周波エネルギーを供給する高周波発
振器である。4は上ヒーター,5は下ヒーターでケーキ,
パン焼き等のオーブン料理の際の加熱源である。6はオ
ーブン料理時に使用する角皿7(第4図)を支える皿受
棚である。8は加熱室1の前面入口を開閉するドア,9は
加熱をコントロールするための操作パネルである。10は
外箱で,11は外箱の下面に取付けた足である。12は小麦
粉,イースト,水等のパン原料13をこね合わせて焼き上
げるまで行なうパン容器である。14はパン容器12内の下
部に回転自在に設けたこね羽根で,15はこね羽根14の回
転軸である。
第1図において,16は被加熱物18を載置するターンテ
ーブル19を5〜6rpmの低速回転させるテーブル用モータ
ー22と,パン容器12使用によるパン焼き時にこね羽根14
を200rpm前後の高速回転させるこね用モーター23とを駆
動源とする変速駆動部である。17はこねモーター23の回
転力を小形プーリー24,ベルト25,大形プーリー26及びし
ゅう動用金属筒30を介してこね羽根14の回転軸15に伝達
するための駆動軸であり金属筒体から形成されている。
27は同モーター22の回転力をターンテーブル19を回転自
在に支持する回転台20の回転軸21に伝達するための駆動
軸であり高周波透過性の誘電体から形成されている。28
は回転軸15に対する軸受で,29は駆動軸17に対する軸受
である。駆動軸27が駆動軸17の中空部を貫通している。
31はテーブル用モーター22とこね用モーター23とを取付
けるためのモーター取付台である。32は外気を取り入れ
て電気部品類を冷却するための吸気孔である。33は大形
プーリー26を駆動軸17に固定するための止め具である。
34は駆動軸17のスラスト荷重を受ける中空円板である。
35は回転軸15が上方にはずれるのを防止する支持金具36
の下部に一体成形により取付けられた耐熱樹脂から成る
契合片である。37はこね羽根14の回転時に軸受29と支持
金具36とが直接ぶつかって騒音を出すのを防ぐための緩
衝材である。38はパン容器12に入れたパン材料特に液体
がこぼれるのを防止するためのシリコーンゴム等のパッ
キン材である。39は四ふっ化エチレン等の摩擦の少ない
ワッシャで,ステンレススチール等のワッシャ40と共に
パッキン材38の液体シール効果を増すと共に,こね羽根
14の回転時にパン容器12の底を傷つけないためのもので
ある。41は回転軸15が下方向に外れるのを防止する止め
輪である。42はパン容器12を加熱室1の底面に保持する
支持台で,43は支持台42とパン容器12とを固着するリベ
ットである。44は支持台42を加熱室1の底面に着脱自在
に固定する固定具で,45はこね羽根14の回転時に加熱室
1の底面と支持台42との間の衝撃による騒音を防止する
緩衝材である。46は駆動軸17の外周を通って加熱室1の
外部へ漏洩しようとする高周波を低減するために,駆動
軸17を取り囲むように加熱室1の底面と対向する短絡面
50を有する同軸線路状のチョーク空胴47を形成する空胴
壁面で,アルミニウムダイキャスト等の金属面から成
る。48はチョーク空胴47の上下方向の厚みを減らすため
に,チョーク空胴47内の高周波伝送経路49を略U字形に
して実質的な電気長を調節し,チョーク空胴47を共振さ
せる仕切板で,短絡面50と対向して駆動軸17を取り囲む
金属体から成る。
次に上記のように構成した実施例の作用を説明する。
パン容器12使用によるパン焼きの場合は,第2図のよ
うにホームベーカリーと同様に,加熱室1内底面にパン
容器12を設置し,こね羽根14の回転軸15を駆動軸17に接
続する。パン容器12にパン原料13を入れて,操作パネル
9の操作によりこね羽根14を変速駆動部16の高速回転用
モーター23により200rpm前後で回転させてパン原料13を
こね合わせ,その後ヒーター4,5および高周波エネルギ
ーによる加熱も適宜加え,発酵,こね羽根の数秒間の回
転によるガス抜き等の工程を経て,焼き上げまで行う。
それらの工程は操作パネル9内の制御器(図示せず)に
より実行される。この場合,パンはパン容器12の断面形
状をして上部が盛り上がったいわゆる山形パンとなる。
ロールパン等の他の形状のパンを作る場合は,上記と同
様にパン容器12でこね合わせから発酵,ガス抜き等を行
いそのあとパン容器12を加熱室1から取り出して,パン
原料13を目的とするパンの種類に応じて分割し,丸め
て,第4図のように電気オーブンと同様に角皿7に乗せ
て成形発酵から焼き上げまでを行う。
ターンテーブル19を使用する場合は,第3図のように
単機能電子レンジと同様に,被加熱物18を載せるターン
テーブル19及びこのターンテーブル19を支持する回転台
20の回転軸21を駆動軸27に接続して加熱室1内底面に設
置し,変速駆動部16によりターンテーブル19を5〜6rpm
で回転させる。高周波発振器2から加熱室1内に供給し
た高周波エネルギーおよびヒーター4,5により被加熱物1
8を加熱調理する。
尚上記5〜6rpm,200rpmの回転数は加熱源の大きさ,
食品の種類等により変更する。又パン容器の材質は加熱
源の種類に適したものを使用する。さらに,誘電体製の
駆動軸27が金属製の駆動軸17の中空部を貫通しているの
で,高周波加熱中に駆動軸27に沿って加熱室1の外へ漏
洩しようとする高周波に対しては駆動軸17をカットオフ
の円形導波管として作用させ,駆動軸17の外面に沿って
漏洩しようとする高周波に対してはチョーク空胴47を作
用させることにより抑制することができる。例えば,2,4
50MHzの高周波に対して,駆動軸27の比誘電率を4とす
れば,駆動軸17の中空部の直径が36mmでカットオフとな
る。実用的には中空部の直径が10mm前後となるので,十
分余裕をもってカットオフ領域で使用することができ
る。
発明の効果 以上のように,本発明によると,加熱室内に設置する
パン容器内のこね羽根用の駆動軸を金属筒体から形成し
加熱室底面のほゞ中央を貫通して設け,パン容器の代り
に加熱室内に設置するターンテーブル用の駆動軸を誘電
体から形成しこね羽根用の駆動軸の中空部を貫通して設
け,こね羽根用の駆動軸の周囲にチョーク胴を設けたか
らパン焼き時のこね羽根の高速回転あるいは高周波加熱
時のターンテーブルの低速回転とを選択的に使い分けて
いるため,目的に応じた適切な調理操作をすることがで
きるとともに,本発明の高周波加熱装置は,電子レン
ジ,電気オーブン,ホームベーカリーといった3台分の
機能を1台で行うことができ,経済性,省スペースの点
でも有利であり,駆動軸の貫通部からの高周波漏洩防止
が容易であり,実施する効果は大なるものがある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例による高周波加熱装置の主要
部分の拡大図で,第2図は本発明の一実施例による高周
波加熱装置をホームベーカリーとして使用している場合
の要部断面図で,第3図は第2図のパン容器12の代りに
ターンテーブル19を設置して電子レンジとして使用して
いる場合の要部断面図,第4図は第2図のパン容器12の
代りに角皿7を設置して電気オーブンとして使用してい
る場合の要部断面図である。 1……加熱室, 2……高周波発振器, 12……パン容器, 14……こね羽根, 17,27……駆動部, 18……被加熱物, 19……ターンテーブル, 47……チョーク空胴。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】高周波発振器(2)と発熱体(電気ヒータ
    ーとかガスバーナ等)を加熱源とする加熱室(1)内に
    設置するパン容器(12)内に回転自在に設け高速回転例
    えば200rpmで回転するこね羽根(14)を駆動する駆動軸
    (17)を金属筒体から形成し前記加熱室(1)底面のほ
    ゞ中央を貫通して設け,パン容器(12)の代りに前記加
    熱室(1)内に設置され被加熱物(18)を回転自在に載
    置し低速回転例えば5〜6rpmで回転するターンテーブル
    (19)を駆動する駆動軸(27)を高周波透過性の誘電体
    で形成し前記駆動軸(17)の中空部を貫通して設け,か
    つ駆動軸(17)の周囲にチョーク空胴47を設けたことを
    特徴とする高周波加熱装置。
JP18039987A 1987-07-20 1987-07-20 高周波加熱装置 Expired - Fee Related JP2610437B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18039987A JP2610437B2 (ja) 1987-07-20 1987-07-20 高周波加熱装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18039987A JP2610437B2 (ja) 1987-07-20 1987-07-20 高周波加熱装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6422215A JPS6422215A (en) 1989-01-25
JP2610437B2 true JP2610437B2 (ja) 1997-05-14

Family

ID=16082558

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18039987A Expired - Fee Related JP2610437B2 (ja) 1987-07-20 1987-07-20 高周波加熱装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2610437B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6422215A (en) 1989-01-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2610437B2 (ja) 高周波加熱装置
JP2542855B2 (ja) 高周波加熱装置
JP2589099B2 (ja) 高周波加熱装置
JPH01112690A (ja) 高周波加熱装置
JPH0191733A (ja) 高周波加熱装置
JPH0195716A (ja) 高周波加熱装置
JPH0195715A (ja) 高周波加熱装置
JPH0191736A (ja) 高周波加熱装置
JPH01256726A (ja) 高周波加熱装置
JPH01189425A (ja) 高周波加熱装置
JPH01210722A (ja) 高周波加熱装置
JPH01225833A (ja) 高周波加熱装置
JPH01167534A (ja) 高周波加熱装置
JPH01167533A (ja) 高周波加熱装置
JP2589098B2 (ja) 高周波加熱装置
JP2589115B2 (ja) 高周波加熱装置
JPH01147225A (ja) 高周波加熱装置
JPH01225834A (ja) 高周波加熱装置
JPH01147227A (ja) 高周波加熱装置
JPH01189423A (ja) 高周波加熱装置
JPH01121016A (ja) 高周波加熱装置
JPH01279596A (ja) 高周波加熱装置
JPH01230926A (ja) 高周波加熱装置
JPH01189424A (ja) 高周波加熱装置
JPH01212824A (ja) 高周波加熱装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees