JPH01502826A - アスパラギン酸‐4‐(フエニルメチル)‐エステルの製法 - Google Patents

アスパラギン酸‐4‐(フエニルメチル)‐エステルの製法

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JPH01502826A
JPH01502826A JP63502807A JP50280788A JPH01502826A JP H01502826 A JPH01502826 A JP H01502826A JP 63502807 A JP63502807 A JP 63502807A JP 50280788 A JP50280788 A JP 50280788A JP H01502826 A JPH01502826 A JP H01502826A
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aspartic acid
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ヴイルシヨヴイツツ,ルートヴイツヒ
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シエーリング アクチエンゲゼルシヤフト
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C227/00Preparation of compounds containing amino and carboxyl groups bound to the same carbon skeleton
    • C07C227/14Preparation of compounds containing amino and carboxyl groups bound to the same carbon skeleton from compounds containing already amino and carboxyl groups or derivatives thereof
    • C07C227/18Preparation of compounds containing amino and carboxyl groups bound to the same carbon skeleton from compounds containing already amino and carboxyl groups or derivatives thereof by reactions involving amino or carboxyl groups, e.g. hydrolysis of esters or amides, by formation of halides, salts or esters

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 アスパラギン酸−4−(フェニルメチル)−エステルの製法 本発明は、アスパラギン酸及びベンジルアルコールからアスパラギン酸−4−( フェニルメチル)−エステルの製法に関する。
この種の方法は公知である( Houben−Weyl:Methodende r organischen Chiie” Georg Thieme Ve rlag、 D−3tuttgart、Band XV/L ”5ynthes en von Peptiden。
Tejll”、1974. p6454) 、アスパラギン酸をベンジルアルコ ールで部分的にエステル化するための最も好ましい方法としては、成分の硫酸に よって触媒された縮合であると見なされる。この方法によれば、所望の方法生成 物を理論値の40〜45%の収率で製造することが可能であるという(Can、  J、 Chew、 、 40.1962. p、 571);シかし°実際に は、この方法に基づき達成される方法生成物の収率は著しく低い。更に、この公 知方法は、方法自体及びまた最初に得られる粗製生成物の精製並びに未反応出発 物質の回収がまさに不経済であるという欠点を有する。
本発明の課題は、公知方法よりも経済的でありかつアスパラギンM−4−(フェ ニ・ルメチル)−エステルをより高い収率で製造することが可能である方法を開 発することであった。
この課題は、アスパラギン酸1モル当りベンジルアルコール10〜40モル及び アセチルクロリド1〜5モルを含有する反応混“合物を使用し、反応を一10℃ 〜50℃の温度で実施しかつ方法生成物を反応が行われた後に有機塩基で中和す ることにより分離することを特徴とする方法を提供することにより解決された。
本発明による方法は、L−アスパラギン酸、D−アスパラギン酸及びり、L−ア スパラギン酸のβ−位のカルボキシル基の意図的なエステル化のために好適であ る。
本発明による方法を実施するためには、アスパラギン酸1モル当りベンジルアル コールlO〜40(有利には1〜4及び特に20〜30)モル及びアセチルクロ リド1〜5(有利には1〜4及び特に1.5〜3.0)モルを含有する反応混合 物を使用する。
本発明によれば、反応は一10℃〜+50℃の温度で実施する。該反応は、該反 応が尚発熱的に進行する限り、−10℃〜+20℃(有利には一10℃〜+15 ℃、特に−5℃〜+5℃)の温度で実施するのが有利であることが立証された。
この時間中、反応混合物の過熱は回避されるように、アスパラギン酸は満願式に 撹拌下に予め装入したベンジルアルコール−アセチルクロリド混合物中に導入す るのが有利である。このために必要な時間は、一般的に1〜4時間である。発熱 性反応期、間の終了後に、後続の反応は10℃〜50℃、有利には15〜30℃ 、特に室温で実施するのが好ましい。必要な反応時間は、勿論反応温度の選択に 左右され、該時間は常用の分析法(例えば薄層クロマトグラフィー)を用いて簡 単に確認することができる。発熱期間後の反応を室温で実施する場合には、反応 時間は一般的に2〜4日間である。
反応の終了後に、反応生成物は反応混合物を有機塩基(例えばトリエチルアミン 、N−メチルモルホリン及び特にピリジン)で析出させる。このためには使用ア セチルクロリド1モル当り有機塩基1モルが必要である。有機塩基を過剰で使用 することには問題はない、従って使用アセチルクロリド1モル当り有機塩基1〜 1.25モルを使用するのが有利である。中和は一般には10〜40℃、有利に は室温で実施する。方法生成物(粗製生成物として)の完全な沈澱を達成するた めには、中和した混合物を尚6〜20時間、所望に応じてO℃〜15℃に冷却下 に放置する。
粗製生成物の濾過を行った後に、過剰のベンジルアルコール及びアスパラギン酸 は濾液から以下の形式で容易に回収することができる:濾液を3〜7モルのカセ イソーダ水溶液で抽出する。有機相を再度洗浄し、乾燥しかつベンジルアルコー ルを得る。水相を酸でアスパラギン酸の当電点に酸性化し、析出したアスパラギ ン酸を濾別しかつ乾燥する。このようにして出発物質として使用したアスパラギ ン酸9〜10%が回収される。
本発明方法に基づき製造されたアスパラギン酸−4−(フェニルメチル)−エス テル粗製生成物は、例えば、ピリジン0.05〜0.5%を添加した水から再結 晶させることにより精製することができる。このような形式で操作する場合には 、精製した濾液を蒸発乾固させ、得られた残留分を3〜7モルのカセイソーダ水 溶液中に溶解させ、アスパラギン酸の当電点に酸性化しかつ出発物質として使用 したアスパラギン酸約15〜20%を回収するのが有利である。
それにより、本発明による方法を用いて、回収される量のアスパラギン酸を考慮 すれば、アスパラギン酸−4−(フェニルメチル)−エステルを理論値の約70 %の収率で製造することが可能である。この良好な、部分的に4位でエステル化 されたアスパラギン酸の収率は、本発明による方法を実施するために使用される 、特に著しく過剰のベンジルアルコールを考慮すれば驚異的なことである。更に 強調すれば、本発明による方法は環境汚染の見地において公知方法に比較して無 視され得ない利点を提供する。
本発明による方法に基づき製造されるアスパラギン酸−4−(フェニルメチル) −エステルは、公知のごとく、ペプチドを製造するための貴重な中間体である、 N−保護されたアスパラギン酸−4−(フェニルメチル)−エステル、例えばN −(フェニルメトキシカルボニル)−アスパラギン酸−4−(フェニルメチル) −エステル、N−[(4−メト牛ジフェニル)−メトキシ力ルポニルコーアスパ ラギン酸−4−(フェニルメチル)−エステル、N−[(2−ニトロフェニル) スルフェニル]−アスパラギンM−4−(フェニルメチル)−エステル、N−[ (t−ブト牛ジカルボニル)−アスパラギンM−4−(フェニルメチル)−エス テル又はN−(t−アミルオキシカルボニル)−アスパラキンu−(4−フェニ ルメチル)−エステルを合成するために利用することができる貴重な中間体であ る。
従って、例えばアスパラギン酸−4−(フェニルメチル)−エステルを使用例の 極めて有利であると見なされる条件下でN−(フェニルメト牛シ)カルボニル− アスパラキン1−4−(フェニルメチル)−エステルに転化することができ、該 物質は公知のように特にN−α−アスパルチル−フェニルアラニン−メチルエス テル(アスパラタム)を合成するための貴重な中間体である。
以下に実施例により本発明の詳細な説明する。
実施例は本発明による方法に関する。
ベンジルアルコール2500112(24,04モル)中のアセチルクロリド1 32.69 (1,69モル)の溶液を0℃に冷却しかつ撹拌下に満願式にL− アスパラギン酸(塩化カルシウム上で乾fi)133.1g (1゜00モル) を加える。該混合物を室温で3日間撹拌する。
得られた溶液に満願式にピリジン133.3g(1゜68モル)を加えかつ次い で室温で12時間撹拌する。次いで、析出した生成物を吸引濾過する。
得られた濾液を5Nカセイソーダ水溶液で抽出し、水相を希釈した水性塩酸でp H2,77に調整する。尚室温で2時間撹拌する。析出したアスパラギン酸を水 及び2−プロパツールで洗浄し、塩化カルシウム上で乾燥しかつアスパラギン酸 12.73g=理論値の9.5%を得る。
得られた粗製生成物をメチル−t−ブチルエーテルで洗浄しかつ真空中で乾燥す る。次いで、ピリジン数滴を加えた熱水中で溶解させ、該溶液を熱時に濾過しか つ冷却後に5℃で12時間保管する。
析出した結晶を吸引濾過し、水で洗浄しかつ真空中で塩化カルシウム上で乾燥す る。
そうして、融点206〜207℃(分解)のし−アスパラギン酸−4−(フェニ ルメチル)−エステル116.09が得られる。
結晶化母液を洗浄液と合しかつ30〜40℃の浴温度で真空中で蒸発乾固させる 。その残留分を5Nカセイソーダ水溶液中に溶解させる。得られた溶液を希塩酸 水溶液でpH2,77に調整しかつ室温で1時間撹拌する。析出したアスパラギ ン酸を濾別し、水及び2−プロパツールで洗浄しかつ真空中で塩化カルシウム上 で乾燥する。そうしてL−アスパラギン酸21.7gが得られる。
使用例は方法生成物の加工に関する。
水160!ff中のし一アスパラギン酸−4−(フェニルメチル)−エステル4 .46y(20ミリモル)の懸濁液中に、撹拌下に0℃で炭酸ナトリウム1.0 5y(10ミリモル)を装入する。次いで、撹拌下に0℃で1時間以内で同時に クロル蟻酸ベンジルエステル(90%) 4.93y (26ミ’) モル)  及ヒ水2 BxQ中C’)炭酸ナトリウム1.38y(13ミリモル)の溶液を 加える。尚室温で3時間撹拌し、メチル−1−ブチル−エーテルで抽出しかっ水 相をO′Cで塩酸でpH2〜2゜5に調整する。油状物が分離し、該油状物は短 時間後に結晶する。5℃で12時間放置した後に、析出した結晶を吸引濾過しか つ真空中で塩化カルシウム上で乾燥する。
そうして、N−(フェニルメトキシ)−カルボニル−アスパラギン酸−4−(フ ェニルメチル)−エステル6.049=理論値の84%が得られる。
国際調査報告 国際調査報告 SA 21478

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 アスバラギン酸及びベンジルアルコールからアスバラギン酸−4−(フェニルメ チル)−エステルを製造する方法において、アスバラギン酸1モル当りベンジル アルコール10〜40モル及びアセチルクロリド1〜5モルを含有する反応混合 物を使用し、反応を−10℃〜50℃の温度で実施しかつ方法生成物を反応が行 われた後に有機塩基で中和することにより分離することを特徴とするアスパラギ ン酸−4−(フェニルメチル)−エステルの製法。
JP63502807A 1987-03-27 1988-03-17 アスパラギン酸‐4‐(フエニルメチル)‐エステルの製法 Pending JPH01502826A (ja)

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DE3710192.7 1987-03-27
DE19873710192 DE3710192A1 (de) 1987-03-27 1987-03-27 Verfahren zur herstellung von asparaginsaeure-4-(phenylmethyl)-ester

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FI885487A (fi) 1988-11-25
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