JPH01304848A - アイシング組成物及びアイシング組成物の製造方法 - Google Patents
アイシング組成物及びアイシング組成物の製造方法Info
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- JPH01304848A JPH01304848A JP13648688A JP13648688A JPH01304848A JP H01304848 A JPH01304848 A JP H01304848A JP 13648688 A JP13648688 A JP 13648688A JP 13648688 A JP13648688 A JP 13648688A JP H01304848 A JPH01304848 A JP H01304848A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本願発明は、パン、ケーキ等の表面にトッピングして、
その食味、外観を向上させるアイシング用組成物に関す
る。
その食味、外観を向上させるアイシング用組成物に関す
る。
ざらに詳しくは、ケーキをホットな状態で喫食する場合
やホットプディングやマフインにアイシングを使用する
場合等、被トッピング物が高温状態の場合にもアイシン
グが透明化せず好ましい白濁状を呈するとともに、被ト
ッピング物から流下することなく14遍なくトッピング
が可能で、しかも食味上もザラツキを感じない好適なア
イシング組成物に関する。
やホットプディングやマフインにアイシングを使用する
場合等、被トッピング物が高温状態の場合にもアイシン
グが透明化せず好ましい白濁状を呈するとともに、被ト
ッピング物から流下することなく14遍なくトッピング
が可能で、しかも食味上もザラツキを感じない好適なア
イシング組成物に関する。
[従来の技術とその問題点]
従来からアイシングは、パン、ケーキその他菓子の製造
に於いて白く表面を被覆して見栄えをよくするとともに
、食味を高めるトッピング物として汎用されている。
に於いて白く表面を被覆して見栄えをよくするとともに
、食味を高めるトッピング物として汎用されている。
又、アイシングは糖を主成分とするものであるが、近時
、アラビアガム、グアガム等のガム質や各種デンプン類
等の添加剤の使用により食味の改良を始め、ヒビワレ防
止やツヤ出し等種々の物性改良が図られている。
、アラビアガム、グアガム等のガム質や各種デンプン類
等の添加剤の使用により食味の改良を始め、ヒビワレ防
止やツヤ出し等種々の物性改良が図られている。
しかしながら、これら従来のアイシングを焼成仕立のケ
ーキ等、被トッピング物が未だ高温の状態の時(約60
℃以上)に使用した場合、アイシングの透明化が起こり
、そのため好ましい白濁状を呈したトッピングを得るた
めには時間をおきケーキ等を冷却してからトッピングを
行うことが必要であった。こういった方法では手間がか
かるとともに、出来立てのケーキ等をホットな状態で食
することができなかった。
ーキ等、被トッピング物が未だ高温の状態の時(約60
℃以上)に使用した場合、アイシングの透明化が起こり
、そのため好ましい白濁状を呈したトッピングを得るた
めには時間をおきケーキ等を冷却してからトッピングを
行うことが必要であった。こういった方法では手間がか
かるとともに、出来立てのケーキ等をホットな状態で食
することができなかった。
又、従来のアイシングは、ザラツキ感があり、0溶けが
悪く食味上も満足のいくものではなかった。
悪く食味上も満足のいくものではなかった。
[問題点を解決するための手段]
本願発明者等は、叙上の現状に鑑み、出来立てのケーキ
等高温状態の被トッピング物に適用可能で、しかも食味
に優れトッピング操作もし易いアイシングを得んものと
鋭意研究を進めた結果、叙上課題の解消に成功し本願発
明を完成した。
等高温状態の被トッピング物に適用可能で、しかも食味
に優れトッピング操作もし易いアイシングを得んものと
鋭意研究を進めた結果、叙上課題の解消に成功し本願発
明を完成した。
即ち本願発明は、従来アイシングには適用された例を見
ないクラウディングパウダーを所定量使用するとともに
、蔗糖及び増粘剤を夫々所定量用い、さらに最終的にア
イシングの粘度を301000〜100.0OOCDに
調整することによって、高温の被トッピング物ヘトツビ
ングする場合も透明化せず、さらには被トッピング物に
満遍なくトッピングすることができる好適なアイシング
組成物を得るに至った。
ないクラウディングパウダーを所定量使用するとともに
、蔗糖及び増粘剤を夫々所定量用い、さらに最終的にア
イシングの粘度を301000〜100.0OOCDに
調整することによって、高温の被トッピング物ヘトツビ
ングする場合も透明化せず、さらには被トッピング物に
満遍なくトッピングすることができる好適なアイシング
組成物を得るに至った。
以下、本願発明をさらに詳細に説明する。
本願発明アイシング組成物に用いる蔗糖としては、結晶
、粉末状、造粒形態等何れの態様の蔗糖の使用も可能で
ある。
、粉末状、造粒形態等何れの態様の蔗糖の使用も可能で
ある。
なかでも食味上のザラツキを解消し、0溶【プを良好に
するためには、フロストシュガー(造粒形態)や粒子径
約100Mesh Pa5s以下の粉糖の使用が好適
である。
するためには、フロストシュガー(造粒形態)や粒子径
約100Mesh Pa5s以下の粉糖の使用が好適
である。
蔗糖の使用量としては、アイシング全体に対して70〜
85重量%、とりわけ73〜83重量%(以下、重量%
は全て対アイシング組成物全袖量比とする)が、トッピ
ングの操作性に優れた粘度を発現し得る点及びアイシン
グの透明化を有効に防ぐことができるペースト状物と為
し得る点で好ましい。
85重量%、とりわけ73〜83重量%(以下、重量%
は全て対アイシング組成物全袖量比とする)が、トッピ
ングの操作性に優れた粘度を発現し得る点及びアイシン
グの透明化を有効に防ぐことができるペースト状物と為
し得る点で好ましい。
次に、本願発明で使用するクラウディングパウダーは、
飲料に安定な混濁を与えるために用いられている乳化組
成物の一つで、クララデイあるいはクラウデイングエー
ジェントとも称されている。
飲料に安定な混濁を与えるために用いられている乳化組
成物の一つで、クララデイあるいはクラウデイングエー
ジェントとも称されている。
その基本的な製法を示せば、油脂とアラビアガム溶液を
均質化したものにデキストリンを加え、噴霧乾燥するこ
とによって得られるものである。
均質化したものにデキストリンを加え、噴霧乾燥するこ
とによって得られるものである。
本願発明では、該クラウディングパウダーをアイシング
の成分として始めて採択することによって、所望量の蔗
糖を使用することと相俟ってai温の被トッピング物ヘ
トツビングした場合でもアイシングの透明化を解消でき
、良好な白濁状態のものと為し得た。
の成分として始めて採択することによって、所望量の蔗
糖を使用することと相俟ってai温の被トッピング物ヘ
トツビングした場合でもアイシングの透明化を解消でき
、良好な白濁状態のものと為し得た。
又、本願発明のアイシング製造の際にも該クラウディン
グパウダーがM衝剤的な役割を果し、ダマを生じること
なく所望量の蔗糖を効率良く水に分散させることが可能
となった。
グパウダーがM衝剤的な役割を果し、ダマを生じること
なく所望量の蔗糖を効率良く水に分散させることが可能
となった。
該クラウディングパウダーの使用量としては、1〜5重
量%、とりわけ2〜b グの透明化防止を有効に図ることができる点と、風味上
演っぽくない点で好適である。
量%、とりわけ2〜b グの透明化防止を有効に図ることができる点と、風味上
演っぽくない点で好適である。
次に本願発明で使用可能な増粘剤としては、グアガム、
ローカストビーンガム、アラビアガム、キサンタンガム
等のガム類や、寒天、H,M、ペクチン、L、M、ペク
チン、アルギン酸Na等種々の一般的に使用される増粘
剤が挙げられる。
ローカストビーンガム、アラビアガム、キサンタンガム
等のガム類や、寒天、H,M、ペクチン、L、M、ペク
チン、アルギン酸Na等種々の一般的に使用される増粘
剤が挙げられる。
これら増粘剤の使用によりアイシングの離水防止や粘度
の安定化が良好に図られる。
の安定化が良好に図られる。
なかでもペクチンは、糊状感のない粘性が得られる点で
食感上置も好ましい。
食感上置も好ましい。
尚、ペクチンとしてり、M、ペクチンを使用した場合は
、所望の粘度を確実に出させるためQa溶液を併用する
ことが望ましい。
、所望の粘度を確実に出させるためQa溶液を併用する
ことが望ましい。
本願発明に於ける増粘剤の使用量としては、0゜03〜
0.5重量%がアイシングの離水を有効に防止し得ると
ともに、トッピングに好適な粘度に調整し得る点で好ま
しい。
0.5重量%がアイシングの離水を有効に防止し得ると
ともに、トッピングに好適な粘度に調整し得る点で好ま
しい。
さらに本願発明では、前記成分に加え所望するアイシン
グの色や風味に応じて、適宜着色料や着香料を使用する
ことも可能である。
グの色や風味に応じて、適宜着色料や着香料を使用する
ことも可能である。
又、本願発明では脱脂ビーナツツ片やヌーナッツ片等種
々の具材を用いることも可能である。
々の具材を用いることも可能である。
本願発明では最終製品であるアイシングの粘度を30.
000〜100,000cpに調整することが必要であ
る。これは主として使用する増粘剤の添加量を加減する
ことにより行なう。
000〜100,000cpに調整することが必要であ
る。これは主として使用する増粘剤の添加量を加減する
ことにより行なう。
アイシングの粘度が30、000cpに満たない場合は
、トッピング時にアイシングが被トッピング物より流下
して了い、又、アイシングの粘度が100.0OOcp
を越える時は、粘度が高過ぎて被トッピング表面にアイ
シングを均一に拡げ難いといった問題がある。
、トッピング時にアイシングが被トッピング物より流下
して了い、又、アイシングの粘度が100.0OOcp
を越える時は、粘度が高過ぎて被トッピング表面にアイ
シングを均一に拡げ難いといった問題がある。
本願発明アイシング組成物の水分活性値を0゜8前後に
調整し、アルコールを約1〜4重量%添加して本願発明
アイシングを密封容器中にて保存すれば、カビや酵母の
増殖を抑制し得、常温で長期に亘る保存性が確保できる
。
調整し、アルコールを約1〜4重量%添加して本願発明
アイシングを密封容器中にて保存すれば、カビや酵母の
増殖を抑制し得、常温で長期に亘る保存性が確保できる
。
次に本願発明のアイシングを製造するに当っては、先ず
、粉糖、フロストシュガー等適宜形態の蔗糖とクラウデ
ィングパウダーを均一に撹拌混合した侵、これに加水し
く対混合物加水分約15〜20重伍%)混捏して均質な
ペースト状物とする。
、粉糖、フロストシュガー等適宜形態の蔗糖とクラウデ
ィングパウダーを均一に撹拌混合した侵、これに加水し
く対混合物加水分約15〜20重伍%)混捏して均質な
ペースト状物とする。
本願発明では、このように加水前に蔗糖とクラウディン
グパウダーの混合を実施するため、多山の蔗糖をダマを
生じることなく効率良く水中に均一分散し得、その結果
アイシングの透明化防止を有効に図ることができる。
グパウダーの混合を実施するため、多山の蔗糖をダマを
生じることなく効率良く水中に均一分散し得、その結果
アイシングの透明化防止を有効に図ることができる。
又、本願発明では、該溶解時に加熱処理を実施しないた
め、保存時等に於いても蔗糖の結晶化が起こらず、出来
上りアイシングを均一なペースト状態に維持できる。
め、保存時等に於いても蔗糖の結晶化が起こらず、出来
上りアイシングを均一なペースト状態に維持できる。
次に該ペースト状物にペクチン等の増粘剤を添加混合し
、さらに必要に応じて着色料、肴香料を添加混合して3
0.000〜100.0OOcpの粘度を有した本願発
明に係るアイシング組成物を得る。
、さらに必要に応じて着色料、肴香料を添加混合して3
0.000〜100.0OOcpの粘度を有した本願発
明に係るアイシング組成物を得る。
[本願発明の効果1
本願発明に係るアイシング組成物は、被トッピング物が
高温状態の場合に適用1しても透明化せず、好ましい白
濁状態(尚、白色以外の着色料を使用した場合は、夫々
の色を呈する)を維持することが可能である。
高温状態の場合に適用1しても透明化せず、好ましい白
濁状態(尚、白色以外の着色料を使用した場合は、夫々
の色を呈する)を維持することが可能である。
ざらに使用に際しては、被トッピング物に満遍なくトッ
ピングすることができるとともに被トッピング物から流
下することもない。
ピングすることができるとともに被トッピング物から流
下することもない。
又、食味上もザラツキ感がなく口溶けも良好である。
さらに本願発明に係る方法によれば、このような好適な
アイシング組成物をダマを生じることなく効率良く製造
することができる。
アイシング組成物をダマを生じることなく効率良く製造
することができる。
[実施例1
実施例1
フロストシュガー101部、ココアパウダー4゜0部、
クラウディングパウダー4.0部を均一に撹拌混合した
後、これに水10部を加えさらに均一に混捏しペースト
状物とした。
クラウディングパウダー4.0部を均一に撹拌混合した
後、これに水10部を加えさらに均一に混捏しペースト
状物とした。
別途り、M、ペクチン0.1部、フロストシュガー5部
を混合した後、これを水2部に溶解しペクチン溶液とす
る。
を混合した後、これを水2部に溶解しペクチン溶液とす
る。
該ペクチン溶液を前記ペースト状物に加えた後、さらに
乳酸カルシウム0.01部を水2部に溶解したものを加
え、ざらにこれに食用アルコール1゜5部、ビーナツツ
片5部、着香料適m3添加して均一に撹拌混合し、本願
発明に係るアイシング組成物を得た。
乳酸カルシウム0.01部を水2部に溶解したものを加
え、ざらにこれに食用アルコール1゜5部、ビーナツツ
片5部、着香料適m3添加して均一に撹拌混合し、本願
発明に係るアイシング組成物を得た。
該アイシング組成物は、50.0OOcpの粘度を呈し
ており、焼成直接のケーキの上部よりトッピングすると
流下することなくケーキ表面に均一に拡がり、きめの細
かな白濁状のアーイシングとなった。
ており、焼成直接のケーキの上部よりトッピングすると
流下することなくケーキ表面に均一に拡がり、きめの細
かな白濁状のアーイシングとなった。
該アイシングは食味上もザラツキがなく口溶けも良好で
あった。
あった。
実施例2
粉糖80部、クラウディングパウダー2.5部、着色料
0.05部を均一に撹拌混合した復これに水10部を加
えさらに均一に混捏しペースト状物を得た。
0.05部を均一に撹拌混合した復これに水10部を加
えさらに均一に混捏しペースト状物を得た。
別途キサンタンガム0.05部、粉糖2部を混合した後
、水3部に溶解しキサンタンガム溶液とする。
、水3部に溶解しキサンタンガム溶液とする。
次にこれを前記ペースト状物に加え均一に混合した後、
ざらにこれに食用アルコール2.0部、着香料適mを加
え均一に混合し、本願発明に係るアイシング組成物を得
た。
ざらにこれに食用アルコール2.0部、着香料適mを加
え均一に混合し、本願発明に係るアイシング組成物を得
た。
該アイシング組成物は、95.0OOcpの粘度を呈し
ており、焼成直後のケーキに所望の模様を描くことがで
き、さらに食味に関してもザラツキはなく良好なもので
あった。
ており、焼成直後のケーキに所望の模様を描くことがで
き、さらに食味に関してもザラツキはなく良好なもので
あった。
特許出願人 ハウス食品工業株式会社
Claims (2)
- (1)70〜85重量%の蔗糖と1〜5重量%のクラウ
ディングパウダー及び0.03〜0.5重量%の増粘剤
を必須成分として含有し、粘度が30、000〜100
、000cpにあるアイシング組成物。 - (2)70〜85重量%の蔗糖と1〜5重量%のクラウ
ディングパウダーを混合後加水して混捏した後、これに
0.03〜0.5重量%の増粘剤及び必要に応じ着色料
、着香料を加え、その粘度を30、000〜100、0
00cpに調整することを特徴とするアイシング組成物
の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63136486A JP2578641B2 (ja) | 1988-06-02 | 1988-06-02 | アイシング組成物及びアイシング組成物の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63136486A JP2578641B2 (ja) | 1988-06-02 | 1988-06-02 | アイシング組成物及びアイシング組成物の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01304848A true JPH01304848A (ja) | 1989-12-08 |
JP2578641B2 JP2578641B2 (ja) | 1997-02-05 |
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