JPH01295953A - 水平荷重を負担するようにしたpcスラブ製の床 - Google Patents
水平荷重を負担するようにしたpcスラブ製の床Info
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- JPH01295953A JPH01295953A JP12467288A JP12467288A JPH01295953A JP H01295953 A JPH01295953 A JP H01295953A JP 12467288 A JP12467288 A JP 12467288A JP 12467288 A JP12467288 A JP 12467288A JP H01295953 A JPH01295953 A JP H01295953A
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- Joining Of Building Structures In Genera (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
この発明は、鉄骨の軸組ヘコンクリートパネルを取り付
ける軸組−バネル工法の建物に使用されるPCスラブ(
プレキャストコンクリートスラブ)に関するものである
。
ける軸組−バネル工法の建物に使用されるPCスラブ(
プレキャストコンクリートスラブ)に関するものである
。
従来の技術
軸組パネル工法の建物においては、まず鉄骨の軸組を組
み立てた後、その軸組へ壁及び床等のPCパネルを取り
付ける。この場合において、屋根或いは床等の水平面の
面内剛性を確保するために、第18図のように、梁(4
1) (41)・・・によって囲まれる方形の空間内
へプレース(42) (42)・・・を取り付けるこ
とが行なわれている。
み立てた後、その軸組へ壁及び床等のPCパネルを取り
付ける。この場合において、屋根或いは床等の水平面の
面内剛性を確保するために、第18図のように、梁(4
1) (41)・・・によって囲まれる方形の空間内
へプレース(42) (42)・・・を取り付けるこ
とが行なわれている。
発明が解決しようとする課題
上記プレース(42) (42)・・・は、−Sにタ
ンバックル式のものが用いられ、その両端をボルトによ
り又は溶接して梁(41) (41)・・・のコーナ
ー部へ取り付け、タンバックルの調整によって初期撓み
を除くとともに、面内剛性を確保するものであるが、近
年、建物の平面プランが多様化し、これに伴ってプレー
ス(42) (42)・・・の配置が複雑で、かつ、
その本数も増加し、その取付は及び調整に非常な手間を
要し、施工工数が増大するとともに、工期が長くなる要
因となっている。また、この種の水平プレース式の建物
では、設計上の剛床板定による剛性が不足する場合が多
いという問題点もある。
ンバックル式のものが用いられ、その両端をボルトによ
り又は溶接して梁(41) (41)・・・のコーナ
ー部へ取り付け、タンバックルの調整によって初期撓み
を除くとともに、面内剛性を確保するものであるが、近
年、建物の平面プランが多様化し、これに伴ってプレー
ス(42) (42)・・・の配置が複雑で、かつ、
その本数も増加し、その取付は及び調整に非常な手間を
要し、施工工数が増大するとともに、工期が長くなる要
因となっている。また、この種の水平プレース式の建物
では、設計上の剛床板定による剛性が不足する場合が多
いという問題点もある。
この発明は、かかる従来の欠点を解消して、近年、建物
の床材として硬質のPC板が使用されることが多くなっ
ていることに鑑み、このPC板自身に水平方向の剪断荷
重を負担させることによって、前記のようなプレースの
取付けを不要としたものである。
の床材として硬質のPC板が使用されることが多くなっ
ていることに鑑み、このPC板自身に水平方向の剪断荷
重を負担させることによって、前記のようなプレースの
取付けを不要としたものである。
課題を解決するための手段
上記目的を達成するため、この発明では、PCスラブを
水平方向に並列して構成される床において、互いに隣接
するPCスラブの対向端面に相互に合致してコツター溝
を形成し、コンタ−溝間にモルタル等の固化剤を充填す
るとともに、各PCスラブのコーナー部に形成した空間
部内へ躯体側のポストを突出させ、その空間部内へ充填
するモルタル等の固化剤を介してこれらPCスラブとポ
ストとを一体に連結させたことを特徴としている。
水平方向に並列して構成される床において、互いに隣接
するPCスラブの対向端面に相互に合致してコツター溝
を形成し、コンタ−溝間にモルタル等の固化剤を充填す
るとともに、各PCスラブのコーナー部に形成した空間
部内へ躯体側のポストを突出させ、その空間部内へ充填
するモルタル等の固化剤を介してこれらPCスラブとポ
ストとを一体に連結させたことを特徴としている。
上記構成において、コツクー溝の形状としては、互いに
合致させた状態でX字状となるようなくの字形状とする
ことや、更に、そのX字状のコンタ−溝を、その中間部
若しくは奥端或いはその双方が部分的に拡大させたもの
、或いは、後端部側が小となるようなテーバ状とするこ
とが考えられる。
合致させた状態でX字状となるようなくの字形状とする
ことや、更に、そのX字状のコンタ−溝を、その中間部
若しくは奥端或いはその双方が部分的に拡大させたもの
、或いは、後端部側が小となるようなテーバ状とするこ
とが考えられる。
更に、コツター溝内にPCスラブ内に埋設したアンカー
体を突出させ、このアンカー体同士を相互に連結しても
良い。
体を突出させ、このアンカー体同士を相互に連結しても
良い。
作 用
各PCスラブは、コツター溝内に充填されたモルタル等
の固化剤によって相互に一体化されて、水平荷重が各P
Cスラブ間に伝達される。また、そのPCスラブへ作用
した水平荷重は、コーナー部の固化剤とポストを介して
躯体側へ伝達される。
の固化剤によって相互に一体化されて、水平荷重が各P
Cスラブ間に伝達される。また、そのPCスラブへ作用
した水平荷重は、コーナー部の固化剤とポストを介して
躯体側へ伝達される。
実施例
第1図は、この発明のPCスラブ(10) (10)
・・・を、その端部を梁(11) (11)上へ載置
して並列させた平面状態を示している。各PCスラブ(
10) (10)・・・には、互いに隣接するPCス
ラブ(10)との対向端面において、相互に合致するよ
うな長方形のコツター溝(12) (12)が、夫々
長手方向に2個形成されている。そして、これらコツタ
ー溝(12) (12)によって形成される空間部分
に、第2図のように、モルタル(21)等の固化剤が充
填されて、各PCスラブ(10) (10)・・・同
士を相互に一体に連結させるようにしている。また、P
Cスラブ(10)の各コーナー部は、45゛の傾斜状に
切り落としく13) (13)・・・されている。そ
して、4枚のPCスラブ<10) (10)・・・が
互いに向かい合うコーナー部においては、略正方形の空
間部(14)が形成され、この空間部(14)内に、躯
体側である梁(11)より突出して、十字形状のポスl
−(15)が突出している。他方、2枚のPCスラブ(
10) (10)のみ相互に向かい合うコーナー部分
においては、両者の切り落とし部(13)によって形成
される三角形状の空間部(工4)内に、丁字形のポスト
(15)が突出している。第4図で示すように、各ポス
ト(15)の下端に、合板(18)が予め溶接されてお
り、この合板(18)を梁(11)上面へボルト(19
)によって固定するものである。そして、第3図の如く
、これらの空間部(14)内にモルタル(21)等の固
化剤が充填されて、そのモルタル(21)を介して、ポ
スト(15)とPCスラブ(10)とが一体に連結され
ている。また、ポスト(15)の側面には、開口(20
) (20)が形成されており、これによって空間部
(14)内にモルタル(21)等を充填した際に、その
ポスト(15)によってモルタル(21)が分離されな
いようになっている。第5図で示すように、各PCスラ
ブ(10) (10)・・・の端面ば、その下半部が
突出するような段部(22)が形成されており、前記の
コツター溝(12)は、この段部(22)に連続するよ
うな形で形成されて、モルタル(21)はそのコツター
溝(12)内のみならず、その段部(22)より上部側
の目地部(23)内にも充填される。
・・・を、その端部を梁(11) (11)上へ載置
して並列させた平面状態を示している。各PCスラブ(
10) (10)・・・には、互いに隣接するPCス
ラブ(10)との対向端面において、相互に合致するよ
うな長方形のコツター溝(12) (12)が、夫々
長手方向に2個形成されている。そして、これらコツタ
ー溝(12) (12)によって形成される空間部分
に、第2図のように、モルタル(21)等の固化剤が充
填されて、各PCスラブ(10) (10)・・・同
士を相互に一体に連結させるようにしている。また、P
Cスラブ(10)の各コーナー部は、45゛の傾斜状に
切り落としく13) (13)・・・されている。そ
して、4枚のPCスラブ<10) (10)・・・が
互いに向かい合うコーナー部においては、略正方形の空
間部(14)が形成され、この空間部(14)内に、躯
体側である梁(11)より突出して、十字形状のポスl
−(15)が突出している。他方、2枚のPCスラブ(
10) (10)のみ相互に向かい合うコーナー部分
においては、両者の切り落とし部(13)によって形成
される三角形状の空間部(工4)内に、丁字形のポスト
(15)が突出している。第4図で示すように、各ポス
ト(15)の下端に、合板(18)が予め溶接されてお
り、この合板(18)を梁(11)上面へボルト(19
)によって固定するものである。そして、第3図の如く
、これらの空間部(14)内にモルタル(21)等の固
化剤が充填されて、そのモルタル(21)を介して、ポ
スト(15)とPCスラブ(10)とが一体に連結され
ている。また、ポスト(15)の側面には、開口(20
) (20)が形成されており、これによって空間部
(14)内にモルタル(21)等を充填した際に、その
ポスト(15)によってモルタル(21)が分離されな
いようになっている。第5図で示すように、各PCスラ
ブ(10) (10)・・・の端面ば、その下半部が
突出するような段部(22)が形成されており、前記の
コツター溝(12)は、この段部(22)に連続するよ
うな形で形成されて、モルタル(21)はそのコツター
溝(12)内のみならず、その段部(22)より上部側
の目地部(23)内にも充填される。
上記構成によれば、PCスラブ(10)に水平横荷重が
作用した場合、各PCスラブ(10)の端面に対して直
角な方向のみならず斜め方向に対しても、前記コツター
溝(12)内に充填した固化剤(21)を介して、各P
Cスラブ(10) (10)・・・間に伝達される。
作用した場合、各PCスラブ(10)の端面に対して直
角な方向のみならず斜め方向に対しても、前記コツター
溝(12)内に充填した固化剤(21)を介して、各P
Cスラブ(10) (10)・・・間に伝達される。
すなわち、PCスラブ(10) (10)・・・は、
一体として水平横荷重に対して抵抗することになる。そ
して、それらPCスラブ(10) (1,0)に伝達
された荷重は、コーナー部の空間部(14)内に充填し
た固化剤(21)から、ポスト(15)を介して梁(1
1)側に伝達される。
一体として水平横荷重に対して抵抗することになる。そ
して、それらPCスラブ(10) (1,0)に伝達
された荷重は、コーナー部の空間部(14)内に充填し
た固化剤(21)から、ポスト(15)を介して梁(1
1)側に伝達される。
第6図は、PCスラブ(10)コーナー部の傾斜状切り
落とし面(13)より斜め方向に突出してボルト状の連
結具(23)を一体に設け、他方、ポスト(15)の上
端に係合溝(24)を形成し、連結具(23)の軸部を
この保合1 (24)へ保合させることにより、PCス
ラブ(10)がこのポスト(15)より離れる方向に荷
重が作用した場合でも、この連結具(23)を介してポ
スト(15)へその荷重を伝達させるようにしたもので
ある。
落とし面(13)より斜め方向に突出してボルト状の連
結具(23)を一体に設け、他方、ポスト(15)の上
端に係合溝(24)を形成し、連結具(23)の軸部を
この保合1 (24)へ保合させることにより、PCス
ラブ(10)がこのポスト(15)より離れる方向に荷
重が作用した場合でも、この連結具(23)を介してポ
スト(15)へその荷重を伝達させるようにしたもので
ある。
第7図は、4枚のPCスラブ(10) (10)・・
・が向かい合うコーナー部において、そのコーナー部の
空間部(14)へ突出されるポスl−(15)を、上端
を開口した箱状とするとともに、その上端に係合溝(2
4)を形成して、各4枚のPCスラブ(10)における
傾斜状切り落とし面(13)より突出する連結具(23
)を係合させるようにしたものを示している。
・が向かい合うコーナー部において、そのコーナー部の
空間部(14)へ突出されるポスl−(15)を、上端
を開口した箱状とするとともに、その上端に係合溝(2
4)を形成して、各4枚のPCスラブ(10)における
傾斜状切り落とし面(13)より突出する連結具(23
)を係合させるようにしたものを示している。
なお、コーナー部分に柱がある場合は、その柱がこの発
明のポストとなる。
明のポストとなる。
第8図以下は、コツター溝(12)の他の例を示すこの
発明の別の実施例である。
発明の別の実施例である。
第8図は、相互に合致させた状態でX字状となるような
くの字形のコツター溝(12)を形成したものにおいて
、このコツター溝(12) 内に、両PCスラブ(10
) (10)間をより強固に連結させるための鉄筋そ
の他のアンカーを配置したものを示し、夫々前記各PC
スラブ(10) (10)のコツター溝(12)
(12)間に跨って、夫々2本のアンカー筋(28)
(28)をX字状に配置している。また、第9図のよ
うに、くの字形に折り曲げたアンカー筋(28) (
2B)を、相互にX字状となるように互いに溶接して設
置することも考えられる。
くの字形のコツター溝(12)を形成したものにおいて
、このコツター溝(12) 内に、両PCスラブ(10
) (10)間をより強固に連結させるための鉄筋そ
の他のアンカーを配置したものを示し、夫々前記各PC
スラブ(10) (10)のコツター溝(12)
(12)間に跨って、夫々2本のアンカー筋(28)
(28)をX字状に配置している。また、第9図のよ
うに、くの字形に折り曲げたアンカー筋(28) (
2B)を、相互にX字状となるように互いに溶接して設
置することも考えられる。
第10図は、コツター溝(12) (12)を、その
中間部及び奥端部が部分的に拡大するようにして、引き
抜き方向に対して、コツター溝(12)内に充填される
モルタル(21)とPCスラブ(1o)との結合をより
強固にさせたものを示している。
中間部及び奥端部が部分的に拡大するようにして、引き
抜き方向に対して、コツター溝(12)内に充填される
モルタル(21)とPCスラブ(1o)との結合をより
強固にさせたものを示している。
第11図は、コツター溝(12) (12)の奥端部
のみ拡大させ、第12図のようにX字状に溶接したアン
カー筋(28) (28)端部に六角形の頭部(29
)を設け、この頭部(29)を前記拡大部(30)内に
配置するようにして、同様に引き抜き方向に対する強度
を増大させたものである。
のみ拡大させ、第12図のようにX字状に溶接したアン
カー筋(28) (28)端部に六角形の頭部(29
)を設け、この頭部(29)を前記拡大部(30)内に
配置するようにして、同様に引き抜き方向に対する強度
を増大させたものである。
第13図は、上記X字状となるコツター溝(12)(1
2)を、夫々奥端部側が広幅、後端部側が小幅となるよ
うなテーパ状とし、これによって、一種の模効果により
引き抜き方向の結合力を増大させたものを示している。
2)を、夫々奥端部側が広幅、後端部側が小幅となるよ
うなテーパ状とし、これによって、一種の模効果により
引き抜き方向の結合力を増大させたものを示している。
第14図においては、コツター溝(12) (12)
を互いに合致させた状態で六角形状となるような溝とし
、この溝(12) (12)内に、その両端をPCス
ラブ(10) (10)内に予め埋設したくの字状ア
ンカー筋(28) (2B)の折り曲げ先端部を突出
させ、その折り曲げ部に跨って、第15図のような逆U
字形の連結筋(31)を上方より係合させて、相互に一
体化させるようにしたものである。
を互いに合致させた状態で六角形状となるような溝とし
、この溝(12) (12)内に、その両端をPCス
ラブ(10) (10)内に予め埋設したくの字状ア
ンカー筋(28) (2B)の折り曲げ先端部を突出
させ、その折り曲げ部に跨って、第15図のような逆U
字形の連結筋(31)を上方より係合させて、相互に一
体化させるようにしたものである。
第16図は、前記第14図と同様のアンカー筋(28)
(28)を互いに交差させて、その交差部間に形成
される空間内へ、図のようなビン(32)を落とし込ん
で、同様に一体化させるようにしたものである。
(28)を互いに交差させて、その交差部間に形成
される空間内へ、図のようなビン(32)を落とし込ん
で、同様に一体化させるようにしたものである。
第17図は、各PCスラブ(10) (10)内に埋
設されるアンカー筋(28) (2B)を、コツター
溝(12) (12)内において、PCスラブ(10
) (10)の端面と略平行方向に突出させ、両者間
に跨って前記第19図と同様の逆U字形又は門形の連結
具(31)を上方より係合させて、一体化させたものを
示している。
設されるアンカー筋(28) (2B)を、コツター
溝(12) (12)内において、PCスラブ(10
) (10)の端面と略平行方向に突出させ、両者間
に跨って前記第19図と同様の逆U字形又は門形の連結
具(31)を上方より係合させて、一体化させたものを
示している。
発明の効果
この発明によれば、PCスラブ同士がコツター溝とその
溝内へ充填される固化剤を介して一体に連結されるとと
もに、コーナー部の空間部に充填された固化剤とポスト
を介して梁等の躯体へ一体に連結されるので、PCスラ
ブ自体が水平荷重を負担することとなり、従来のように
、水平プレースを用いる必要がない。そのため、プレー
スの取付は及び調整といった複雑な作業が不要で、施工
工数が大幅に削減され、工期も短縮化できることになる
。また、PCパネルと躯体側は、コーナーの空間部へ固
化剤を充填するのみで足り、ボルト接合のような面倒な
取付は作業も不要であるから、この点でも作業が容易と
なる。
溝内へ充填される固化剤を介して一体に連結されるとと
もに、コーナー部の空間部に充填された固化剤とポスト
を介して梁等の躯体へ一体に連結されるので、PCスラ
ブ自体が水平荷重を負担することとなり、従来のように
、水平プレースを用いる必要がない。そのため、プレー
スの取付は及び調整といった複雑な作業が不要で、施工
工数が大幅に削減され、工期も短縮化できることになる
。また、PCパネルと躯体側は、コーナーの空間部へ固
化剤を充填するのみで足り、ボルト接合のような面倒な
取付は作業も不要であるから、この点でも作業が容易と
なる。
更に、タンバックルで剛性を持たせるものと異なって面
内剛性が高く、設計上の剛床板定に近いものが得られる
。加えて、軸組内にプレースがないので、例えば、そり
天井高を高くできる等、床裏面側の空間を有効利用でき
るという効果が得られる。
内剛性が高く、設計上の剛床板定に近いものが得られる
。加えて、軸組内にプレースがないので、例えば、そり
天井高を高くできる等、床裏面側の空間を有効利用でき
るという効果が得られる。
第1図は、この発明の実施例を示すPCパネル設置状態
の要部平面図、第2図は、第1図のA−A&1拡大断面
図、第3図は、PCスラブコーナー部分の拡大断面図、
第4図は、PCスラブコーナー部分の構造を示す分解斜
視図、第5図は、第1図B−B線拡大断面図、第6図及
び第7図は、夫々1、二の発明の別の実施例を示すPC
スラブコーナー部分の要部拡大斜視図、第8図は、コン
タ−溝部分の他の実施例を示す要部拡大平面図、第9図
は、第8図のコツター溝に設置されるアンカー筋の斜視
図、第10図は、同じく別のコツター溝の実施例を示す
要部拡大平面図、第11図は、更に別のコツター溝の実
施例を示す要部拡大平面図、第12図は、第11図のコ
ツター溝に設置されるアンカー筋の斜視図、第13図は
、他のコツター溝の実施例を示す拡大平面図、第14図
は、同じくコツター溝及びアンカー筋の他の実施例を示
す要部拡大平面図、第15図は、第14図に用いられる
連結具の正面図、第16図及び第17図は、更に別のコ
ツター)簿及びアンカー筋の実施例を示す要部拡大平面
図、第18図は、従来の水平剪断荷重支持構造を示す建
物における鉄骨軸組の斜視図である。 (10)・・・P C,スラブ、(11)・・・梁、(
12)・・・コツター溝、(14)・・・空間部、(1
5)・・・ポスト、(21)・・・モルタル、(28)
・・・アンカー筋。 特 許出願人 積水ハウス株式会社代理人弁理士
樽 本 久 幸第1図 第8図 第10図 第13図 第11図 第12図 第14図 第17図
の要部平面図、第2図は、第1図のA−A&1拡大断面
図、第3図は、PCスラブコーナー部分の拡大断面図、
第4図は、PCスラブコーナー部分の構造を示す分解斜
視図、第5図は、第1図B−B線拡大断面図、第6図及
び第7図は、夫々1、二の発明の別の実施例を示すPC
スラブコーナー部分の要部拡大斜視図、第8図は、コン
タ−溝部分の他の実施例を示す要部拡大平面図、第9図
は、第8図のコツター溝に設置されるアンカー筋の斜視
図、第10図は、同じく別のコツター溝の実施例を示す
要部拡大平面図、第11図は、更に別のコツター溝の実
施例を示す要部拡大平面図、第12図は、第11図のコ
ツター溝に設置されるアンカー筋の斜視図、第13図は
、他のコツター溝の実施例を示す拡大平面図、第14図
は、同じくコツター溝及びアンカー筋の他の実施例を示
す要部拡大平面図、第15図は、第14図に用いられる
連結具の正面図、第16図及び第17図は、更に別のコ
ツター)簿及びアンカー筋の実施例を示す要部拡大平面
図、第18図は、従来の水平剪断荷重支持構造を示す建
物における鉄骨軸組の斜視図である。 (10)・・・P C,スラブ、(11)・・・梁、(
12)・・・コツター溝、(14)・・・空間部、(1
5)・・・ポスト、(21)・・・モルタル、(28)
・・・アンカー筋。 特 許出願人 積水ハウス株式会社代理人弁理士
樽 本 久 幸第1図 第8図 第10図 第13図 第11図 第12図 第14図 第17図
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、PCスラブを水平方向に並列して構成される床にお
いて、互いに隣接するPCスラブの対向端面に相互に合
致してコッター溝を形成し、そのコッター溝間にモルタ
ル等の固化剤を充填するとともに、各PCスラブのコー
ナー部に形成した空間部内へ躯体側のポストを突出させ
、その空間部内へ充填するモルタル等の固化剤を介して
これらPCスラブとポストとを一体に連結させたことを
特徴とする水平荷重を負担するようにしたPCスラブ製
の床。 2、互いに隣接するPCスラブのコッター溝が、相互に
合致した状態でX字状となるよう各々くの字形状に形成
され、そのコッター溝に跨ってX字形のアンカー体を設
置したことを特徴とする請求項1記載の水平荷重を負担
するようにしたPCスラブ製の床。 3、コッター溝の長手方向の中間部若しくは奥端或いは
その双方を部分的に拡大させた請求項2記載の水平荷重
を負担するようにしたPCスラブ製の床。 4、コッター溝がPCスラブ側面に開口する口端が小と
なるようなテーパ断面に形成された請求項2記載の水平
荷重を負担するようにしたPCスラブ製の床。 5、コッター溝内に、各PCスラブへ埋設したアンカー
体を突出させ、これら両アンカー体を相互に連結した請
求項1記載の水平荷重を負担するようにしたPCスラブ
製の床。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63124672A JP2725021B2 (ja) | 1988-05-20 | 1988-05-20 | 水平荷重を負担するようにしたpcスラブ製の床 |
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JP63124672A JP2725021B2 (ja) | 1988-05-20 | 1988-05-20 | 水平荷重を負担するようにしたpcスラブ製の床 |
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Publication Number | Publication Date |
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JPH01295953A true JPH01295953A (ja) | 1989-11-29 |
JP2725021B2 JP2725021B2 (ja) | 1998-03-09 |
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ID=14891205
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JP63124672A Expired - Fee Related JP2725021B2 (ja) | 1988-05-20 | 1988-05-20 | 水平荷重を負担するようにしたpcスラブ製の床 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2725021B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04363419A (ja) * | 1991-06-11 | 1992-12-16 | Misawa Homes Co Ltd | 建物の基礎用プレキャストコンクリートブロックの連結構造 |
JP2011069064A (ja) * | 2009-09-24 | 2011-04-07 | Taisei Corp | プレキャスト部材の接合構造及びその構築方法 |
JP2014141784A (ja) * | 2013-01-22 | 2014-08-07 | Kajima Corp | 鋼桁とコンクリート床版との接合部構造 |
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JPS5545146A (en) * | 1978-09-27 | 1980-03-29 | Hitachi Ltd | Multi-element magnetic head |
JPS6180906U (ja) * | 1984-11-02 | 1986-05-29 | ||
JPS6237446A (ja) * | 1985-08-10 | 1987-02-18 | 株式会社 春本鉄工所 | 合成構造部材の接続構造 |
-
1988
- 1988-05-20 JP JP63124672A patent/JP2725021B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (3)
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