JPH04363419A - 建物の基礎用プレキャストコンクリートブロックの連結構造 - Google Patents

建物の基礎用プレキャストコンクリートブロックの連結構造

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JPH04363419A
JPH04363419A JP16634291A JP16634291A JPH04363419A JP H04363419 A JPH04363419 A JP H04363419A JP 16634291 A JP16634291 A JP 16634291A JP 16634291 A JP16634291 A JP 16634291A JP H04363419 A JPH04363419 A JP H04363419A
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Akira Kishi
明 岸
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建物の基礎を形成する
プレキャストコンクリート(PC)ブロック同士を連結
するための構造に関する。
【0002】
【背景技術】図5は建物のコンクリート製基礎を示し、
この基礎は、独立フーチングを形成するPC製のフーチ
ング部材51〜62と、フーチング部材51〜62上に
おいて端部同士が連結される梁部材となっているPC製
の立上部材63〜79とで作られている。図6は、PC
ブロックである立上部材66,68,69,71の端部
のフーチング部材55上における従来の連結構造を示す
。図5で示した立上部材71,73,74,76の端部
のフーチング部材58上における連結構造も同様である
【0003】図6に示されているように、立上部材66
,68,69,71は、端部66Aと71A、68Aと
69Aが向かい合わせられて平面十字形に配置され、こ
れらの端部66A,68A,69A,71Aの内部には
補強筋80〜83と結合されたナット84〜87が埋め
込まれている。ナット84〜87には端部66A,68
A,69A,71Aから外端方向に延びる連結筋88〜
91の後端の雄ねじ部88A〜91Aが螺入され、互い
に端部が向かい合う立上部材66,71の連結筋88と
91、および立上部材68,69の連結筋89と90が
それぞれスターラップ92で束ねられる。
【0004】この後、立上部材66,68,69,71
に形成された縦溝93に仕切板94が挿入され、これら
の仕切板94で囲まれる空間S内にグラウト材が充填さ
れ、このグラウト材内に連結筋88〜91およびスター
ラップ92が埋められ、グラウト材の凝固により立上部
材66,68,69,71の端部同士が結合される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上の従来技術による
と、連結筋88,91と連結筋89,90とを干渉させ
ないで十字形にクロスさせるためには、立上部材66,
71内におけるナット84,87の高さ位置と立上部材
68,69内におけるナット85,86の高さ位置とを
違えなければならない。これによると、立上部材をナッ
トの高さ位置が異なる複数種類製作しなければならず、
立上部材の製作およびその管理が面倒になるという問題
があった。
【0006】本発明の目的は、連結筋の雄ねじ部を螺入
するためにPCブロックに埋め込まれるナットの高さ位
置をそれぞれのPCブロックについて同じにでき、製作
しなければならないPCブロックの種類を少なくできる
ようになる建物の基礎用プレキャストブロックの連結構
造を提供するところにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、建物の基礎を
形成する4個のPCブロックが2個ずつ端部同士を向か
い合わせて平面十字形に配置され、それぞれの前記ブロ
ックの端部にナットが埋め込まれ、これらのナットに前
記端部から外端方向に延びる連結筋の後端の雄ねじ部が
螺入される建物の基礎用PCブロックの連結構造におい
て、前記端部同士が向かい合うそれぞれの前記ブロック
の間に中間部材を配置し、この中間部材にそれぞれの前
記連結筋の先端を繋止したことを特徴とするものである
【0008】以上において、中間部材に連結筋の先端を
繋止する構造は、この先端を中間部材にねじ止め連結し
たものでもよく、また、先端を中間部材にフック式に係
止したものでもよい。
【0009】さらに、前記PCブロックはPC製のフー
チング部材の上部に配置されるPC製の立上部材でもよ
く、また、フーチング部と立上部とが一体成形されたP
C製の基礎用ブロックでもよい。
【0010】
【作用】それぞれの連結筋の先端を中間部材に繋止する
と、互いに端部が向かい合うPCブロック同士は連結筋
と中間部材を介して連結されることになる。この後、そ
れぞれのPCブロックの端部周辺にグラウト材が充填さ
れて連結筋と中間部材はその内部に埋められる。
【0011】以上において、それぞれのPCブロックの
端部から外端方向に延びるそれぞれの連結筋の先端は中
間部材に繋止されるため、これらの連結筋の後端の雄ね
じ部が螺入されるナットをそれぞれのPCブロックに同
じ高さ位置で埋め込むことができる。
【0012】
【実施例】以下に本発明の一実施例を添付図面に基づい
て説明する。図1は本実施例に係る連結構造を示し、こ
の連結構造は、図6で示した従来例と同じく、基礎の独
立フーチング部を形成するPC製のフーチング部材1の
上部に配置されるPC製の立上部材2〜5の端部2A〜
5Aを連結するためのものである。従って、本実施例に
おけるPCブロックは立上部材2〜5である。端部2A
と5A、3Aと4Aが互いに向かい合わされて平面十字
形に配置された立上部材2〜5の内部には補強筋6〜9
が各2本上下に埋め込まれ(図3参照)、これらの補強
筋6〜9に端部2A〜5A内に埋め込まれたナット10
〜13が結合されている。これらのナット10〜13の
高さ位置は立上部材2〜5について同じである。
【0013】ナット10〜13には端部2A〜5Aから
外端方向に延びる連結筋14〜17の後端の雄ねじ部1
4A〜17Aが螺入される。これらの連結筋14〜17
の先端は雄ねじ部14B〜17Bとなっており、これら
の雄ねじ部14B〜17Bにより、立上部材2〜5の端
部2A〜5Aの間に配置された中間部材18に連結筋1
4〜17の先端が繋止される。
【0014】具体的には、中間部材18は、図2の通り
、平面四角形の金属製角筒部材であり、各側面に上下2
個の孔19が形成されている。これらの孔19に1個の
立上部材2〜5について上下2本設けられた連結筋14
〜17の先端の雄ねじ部14B〜17Bが挿入され、中
間部材18の内部に突出した雄ねじ部14B〜17Bに
ナット20が螺合されて締め付けられる。これにより、
連結筋14〜17の先端は中間部材18にねじ止め連結
方式により繋止されることになり、立上部材2〜5は連
結筋14〜17と中間部材18を介して互いに連結され
る。
【0015】この後、図1の通り、立上部材2〜5に設
けられた縦溝21に仕切板22を挿入し、これらの仕切
板22で囲まれる立上部材2〜5の端部2A〜5Aの周
辺の空間A内にグラウト材を充填し、グラウト材内に連
結筋14〜17と中間部材18を埋める。また、このグ
ラウト材は、図3の通り、前記フーチング部材1の上部
に立上部材2〜5を高さレベルを揃えて配置するために
設けられた高さレベル調整ボルト23によるフーチング
部材1と立上部材2〜5との間の隙間にも充填され、こ
の隙間はグラウト材で埋められる。グラウト材が凝固す
ると、立上部材2〜5の端部2A〜5Aはグラウト材で
固められ、建物の基礎が完成する。
【0016】図4は本発明の別実施例を示す。この実施
例では、連結筋14′〜17′(図面では16′は表れ
ていない)の先端は90度に折り曲げられたフック部1
4′B〜17′Bとなっており、これらのフック部14
′B〜17′Bは平面四角形の角筒部材または平面円形
の円筒部材となっている中間部材18′の上下開口端に
挿入されている。このため、この実施例では、連結筋1
4′〜17′の先端は中間部材18′に係止構造で繋止
されている。この実施例によっても、立上部材2〜5の
端部2A〜5A内に埋め込まれるナット10〜13の高
さ位置を同じにできる。
【0017】以上説明した実施例は、端部同士が連結さ
れるPCブロックがフーチング部材1の上部に配置され
る立上部材2〜5の場合であったが、本発明は、PCブ
ロックがフーチング部と立上部とが一体成形された基礎
用ブロックである場合にも適用でき、また、フーチング
部材が独立フーチング部を形成するものではなく、立上
部材と同様に長寸の長さを有する場合にも適用できる。
【0018】
【発明の効果】本発明によれば、4個のPCブロックの
端部から外端方向に延びるそれぞれの連結筋の先端をP
Cブロックの間に配置された中間部材に繋止する構造と
したため、これらの連結筋の後端の雄ねじ部を螺入する
ためのナットをそれぞれのPCブロックに同じ高さ位置
に埋め込むことができるようになり、このため、PCブ
ロックをナットの高さ位置を異ならせて複数種類作る必
要がなくなり、PCブロックの種類を削減でき、このた
め、これらのブロックの製作および管理が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る連結構造を示す平面図
である。
【図2】図1で示された中間部材の斜視図である。
【図3】図1の右方向から見た側断面図である。
【図4】別実施例を示す図3と同様の図である。
【図5】基礎の全体を示す平面図である。
【図6】図5の一部拡大図であって、従来例を示す図1
と同様の図である。
【符号の説明】
2〜5  PCブロックであるPC製の立上部材2A〜
5A  端部 10〜13  ナット 14〜17,14′〜17′  連結筋14A〜17A
  連結筋の後端の雄ねじ部18,18′  中間部材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  建物の基礎を形成する4個のプレキャ
    ストコンクリートブロックが2個ずつ端部同士を向かい
    合わせて平面十字形に配置され、それぞれの前記ブロッ
    クの端部にナットが埋め込まれ、これらのナットに前記
    端部から外端方向に延びる連結筋の後端の雄ねじ部が螺
    入される建物の基礎用プレキャストコンクリートブロッ
    クの連結構造において、前記端部同士が向かい合うそれ
    ぞれの前記ブロックの間に中間部材を配置し、この中間
    部材にそれぞれの前記連結筋の先端を繋止したことを特
    徴とする建物の基礎用プレキャストコンクリートブロッ
    クの連結構造。
JP3166342A 1991-06-11 1991-06-11 建物の基礎用プレキャストコンクリートブロックの連結構造 Expired - Lifetime JP2568326B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019116737A (ja) * 2017-12-27 2019-07-18 大和ハウス工業株式会社 基礎構造および基礎構造の製造方法

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JPH01295953A (ja) * 1988-05-20 1989-11-29 Sekisui House Ltd 水平荷重を負担するようにしたpcスラブ製の床

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