JPH01281083A - ノイラミニダーゼ・アイソザイムl及びガングリオシド類の製造法 - Google Patents

ノイラミニダーゼ・アイソザイムl及びガングリオシド類の製造法

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JPH01281083A
JPH01281083A JP63109531A JP10953188A JPH01281083A JP H01281083 A JPH01281083 A JP H01281083A JP 63109531 A JP63109531 A JP 63109531A JP 10953188 A JP10953188 A JP 10953188A JP H01281083 A JPH01281083 A JP H01281083A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、新規なノイラミニダーゼ・アイソザイム及び
それを用いるガングリオシド類の製造法に関する。
従来技術とその課題 ガングリオシドは、シアル酸を含有するスフィンゴ糖脂
質群の総称であり、高等動物の脳特に神経系に存在する
ことが知られている。ガングリオシド類は、生体内にお
いて、神経機能や細胞の相互識別、分化、増殖、ガン化
、老化等に関与し、また細胞社会学的視点から、コレラ
トキシン、ボツリヌス毒素等の細胞毒素、甲状腺ホルモ
ン等のペプチドホルモン、インターフェロン等の受容体
機能にあずかり、更に細胞表面の陰性電荷に寄与してい
るものと考えられる。実際、ウシの脳から抽出されたガ
ングリオシド類が、障害を受けた末梢神経の再生に促進
的に働き、特に、アルコール症の多発性神経炎や糖尿病
性ニューロバチ−の治療薬として有用であることが報告
されている〔「医薬と薬学」、第13巻、6号、140
7〜1412 (1985)、[プラクティスJ、4(
4)、452〜456 (1987)、[医薬ジャーナ
ルJ、22 (7)、55〜62 (1986):l。
上述したように、ガングリオシド類は生体内において種
々の機能を有する重要な物質群であり、従って、各種の
ガングリオシドを純粋に取出す方法の確立が望まれてい
る。従来、特定のガングリオシドを製造するに当っては
、種々のクロマトグラフィーを使用する方法が試みられ
ているが、出発原料である牛脳等から抽出されたガング
リオシド成分が、多種類のガングリオシドを微量ずつ含
むガングリオシド類の混合物であるため、繁雑な操作を
行なっても目的物を得るのが非常に困難であり、的確な
精製方法は見出されていない。また、化学的手法によっ
てガングリオシド類を合成する試みも成されているが、
工程が複雑であり、副反応が起り易く、副生物の分離が
困難である。
一方、ノイラミニダーゼは、単独では、ガングリオシド
類には直接作用しないと考えられていた酵素であり、実
際、コール酸塩等の界面活性剤の存在下にガングリオシ
ドGM1からアシアロガングリオシドGAlを生成する
という報告がなされているのみである〔斎藤正樹:代謝
、16.761(1977))。しかも、ノイラミニダ
ーゼにアイソザイムが存在することは全く知られていな
い。
課題を解決するための手段 本発明者は、上記従来技術の課題に鑑みて鋭意研究を重
ねた結果、ガングリオシド類から特定のガングリオシド
を生成し得る、新規なノイラミニダーゼ・アイソザイム
を見い出し、本発明を完成した。
即ち本発明は、 ■下記の理化学的性状を有するノイラミニダーゼ・アイ
ソザイムL 作用:ガングリオシド類の混合物から選択的にガングリ
オシドGM1及び/又はアシアロGM□を生成する 分子伍:約88000ダルトン(ゲル濾過クロマトグラ
フィー及びSDS−PAGE 電気泳動法による) 至適pH:4.7〜5.5(牛脳ガングリオシド類を基
質とした場合) 熱安定性二60°C以下、及び ■ガングリオシド類に、請求項(1)のノイラミニダー
ゼ・アイソザイムLを作用させて、ガングリオシドGM
1及び/又はアシアロGMlを選択的に得ることを特徴
とするガングリオシド類の製造法に係る。
本発明は鋭意研究の結果、アースロバフタ−・ウレアフ
ァシェンス(Arthrobacter ureafa
clenS)属細菌起源のノイラミニダーゼには新規な
アイソザイムが存在し、該アイソザイムをガングリオシ
ド類に作用させる場合には、ガングリオシドG 及び/
又はアシアロGM1が高純度で収率良くl 且つ選択的に得られることを見出した。また、本発明に
よれば、副生物が生成しないので、得られるガングリオ
シドGM1及び/又はアシアロG!41を容易に精製で
きる。また、本酵素を用いる場合には、従来使用されて
いた界面活性剤を使用する必要がない。
本発明ノイラミニダーゼ・アイソザイムL(以下単にア
イソザイムLという)の活性測定は、ノイラミニダーゼ
の通常の活性測定方法と同様にして行なえばよい。例え
ば、ジャーナル オブ バイオロジカル ケミストリー
(J、  Biol 、  Chem、234.197
1 (1959)E等に記載のチオバルビッール酸法に
従って行なえばよい。アイソザイムLの1単位は、37
℃で1分間に1マイクロモルのN−アセチルノイラミン
酸を生成する酵素量とする。
本発明アイソザイムLの分子量測定に採用したゲル済過
クロマトグラフィー及びSDS−PAGE電気泳動は、
以下のようにして行なった。
〔ゲル?濾過りロマトグラフィー〕
セファデックスG150 (ファルマシア社製)を用い
るゲル清適法によった。溶出液としては、50mMリン
酸緩衝液(pH6,8)を用いた。
(SDS−PAGE電気泳動法〕 U、に、  Laemmliの方法[:Nature 
、  227゜680 (1970))に従い、SDS
−ポリアクリルアミドゲル電気泳動を行なった。
また本発明アイソザイムLの安定pH域は4゜5〜9.
5であり、作用適温は45〜55℃である。
一方、アースロバフタ−・ウレアファシェンス属細菌起
源のノイラミニダーゼはI及びHに分離されており、そ
の理化学的性質は下記第1表の通りであるとされていた
(Y、 Uchfda et at 、  J。
Biochcm、 、 86.425 (1979) 
)。
第1表 上記したように、従来のノイラミニダーゼと本発明アイ
ソザイムしは理化学的性質を異にしている。従って、本
発明アイソザイムしは、従来より知られているアースロ
バフタ−・ウレアファシェンス属細菌起源のノイラミニ
ダーゼとは異なった分子種の酵素であることが判る。
本発明アイソザイムしは、アースロバフタ−・ウレアフ
ァシェンス属細菌を培養し、得られる培養物から採取で
きる。
アースロバフタ−・ウレアファシェンス属細菌としては
公知のものを用いることができ、その具体例としては、
例えば、アースロバフタ−・ウレアファシェンスM10
57株(微工研条寄第1391号)等を挙げることがで
きる。
アースロバフタ−・ウレアファシェンス属細菌の培養は
、通常の液体培地及び固体培地のいずれを用いても実施
できるが、通常液体培地を用いるのが有利である。また
所望酵素を生産するためには、振盪培養や通気攪拌培養
等を行なうのが好ましい。培地としては特に制限がなく
、微生物の培養に用いられる通常の栄養源等を含有する
各種の培地を使用できる。栄養源としては、例えば、ブ
ドウ糖、果糖、乳糖、転化糖、澱粉糖化液、ソルビトー
ル、グリセロール等の糖質類、ピルビン酸、リンゴ酸、
コハク酸等の有機酸類等の炭素源、ペプチド類、肉エキ
ス、酵母エキス、カザミノ酸、尿素、アンモニウム塩、
硝酸塩等の窒素源、リン、マグネシウム、カリウム、ナ
トリウム等の無機塩類、硼素、銅、沃素、鉄、マンガン
、亜鉛、コバルト、モリブデン等の微量元素類、ビタミ
ン類等の微量成育因子等を例示できる。更に、例えば動
物組織抽出物又は浸出物等を含有する天然乃至半合成培
地等も使用できる。該培地の具体例としては、例えば1
、トッド・ヘライツト肉汁(ToddHcwitt B
roth)やプレイン・ハート・インフュージョン(B
 rain  Heart  I nfusion )
培地等の名称で市販されているもの等を例示できる。
培俺条件としては、培養温度20〜40℃程度、好まし
くは25〜30℃程度、培養時間は10〜70時間程度
とすればよい。
かくして得られるアースロバフタ−やウレアファシェン
ス属細菌の培養液から、公知の方法に従って本発明アイ
ソザイムLを採取することができる。例えば、培養液か
ら菌体を分離除去し、得られる清澄液に、硫安分画、ア
フィニティクロマトグラフィー、必要に応じイオン交換
クロマトグラフィー、クロマトフオーカシング、ゲル濾
過等の精製操作を施せばよい。
かくして得られる本発明アイソザイムLをガングリオシ
ド類に作用させることにより、ガングリオシドG 及び
/又はアシアロGM1を選択的に得Mす ることができる。上記酵素反応は、ガングリオシド類(
基質)及び緩衝液、更に必要に応じて殺菌水を含む基質
液に、アイソザイムLを添加することにより行なわれる
上記酵素反応において、主にガングリオシドG肘を得よ
うとする場合、その反応条件は以下の通りである。ガン
グリオシド類としては特に制限されず公知のものが使用
でき、その具体例としては、例えば、ガングリオシドG
   、G   、G   。
Dla   Dlb   Tla G  及びGQlbから選ばれた少くとも1種、牛lb 脳抽出ガングリオシド混合物等を例示できる。ガングリ
オシド類の使用量は特に制限されないが、通常基質液1
−あたり飽和濃度(通常20II1g以下)、好ましく
は0.1〜3mg程度とすればよい。アイソザイムLの
使用量も特に制限されないが、通常基質液1醇当り1m
U以上、好ましくは10.〜500mU程度とすればよ
い。緩衝液としてはpHが4〜8程度の公知のものが使
用でき、例えば、10〜200mM程度の酢酸緩衝液(
pH4,5〜5. 5) 、Mcllvaine緩衝液
(pH3,5〜5゜5)等を例示できる。反応温度は酵
素が作用し得る温度であれば特に制限されないが、通常
30〜40℃程度とすればよい。反応時間は基質濃度、
反応温度等により適宜選択すればよいが、例えば37℃
の時には30分〜12時間程度とすればよい。
また、上記酵素反応において、主にアシアロG8、を得
ようとする場合には、その反応条件は以下の通りである
。ガングリオシド類としては特に制限されず公知のもの
が使用でき、その具体例としては、例えば、ガングリオ
シドG   G   、GM1ゝ Dla Dlb ” Tla ” Tlb及びGQlbから選ば
れた少くとも1種、牛脳抽出ガングリオシド混合物等を
例示できる。ガングリオシド類の使用量は特に制限され
ないが、通常基質液1或あたり20mg以下、好ましく
は0.05〜lff1g程度とすればよい。アイソザイ
ムLの使用量も特に制限されないが、通常基質液1mQ
当り3mU以上、好ましくは0.1U程度とすればよい
。緩衝液及び反応温度は上記と同様の条件でよい。反応
時間は基質濃度、反応温度等により適宜選択すればよい
が、例えば37℃の時には30分〜12時間程度とすれ
ばよい。
上記酵素反応において、酵素伍、反応温度、反応時間等
を適宜選択することにより、ガングリオシドG 及びア
シアロG、工を夫々単独で若しくは混合物として得るこ
とができる。
反応液からガングリオシドGM1及びアシアロG肘を精
製するに当っては公知の精製方法が採用できる。例えば
、ガングリオシドG141又アシアロG肘を単独で得た
場合には、溶媒抽出した後、凍結乾燥等により精製でき
る。また混合物として得た場合には、イオン交換樹脂カ
ラムなどを用いてガングリオシドG とアシアロGM1
とを分離し、次いで、濃縮、脱塩、凍結乾燥等を行なう
ことにより精製できる。
発明の効果 本発明に従い、本発明アイソザイムSをガングリオシド
類に作用させる時には、従来合成又は精製が困難である
とされていたガングリオシド類の中、ガングリオシドG
M1及び/又はアシアロGMlを高純度で収率良く且つ
選択的に得ることができる。しかも副生物が生成しない
ので、得られるガングリオシドG 及び/又はアシアロ
G を容易MI           Ml に精製できる。また、本酵素を用いる場合には、従来使
用されていた界面活性剤を使用する必要がない。
実施例 以下に参考例及び実施例を挙げ、本発明をより一層明瞭
なものとする。
参考例1 ラクトース5.Og、リン酸第2アンモニウム2.0g
、塩化ナトリウム3.0g、リン酸第2カリウム1.0
g、硫酸マグネシウム0.1g及ヒ脱塩水100011
112を含む培地(pHを7.ol:調整)を、2Q容
坂ロフラスコにいれ、オートクレーブで加熱滅菌した。
これに、アースロバクター〇ウレアファンェンスM 1
057株を接種し、28℃で24時間振盪培養を行ない
、得られた培養液を遠心分離(10000rpm、10
分)して培養上清を得た。
得られた培養上清に硫安を加え、硫安80%飽和で沈澱
する部分を採取し、これを少量の水に溶かし、10mM
酢酸緩衝液(pH4,5)で透析した。透析液を、可溶
性デンブシとコロミン酸との2N水酸化ナトリウム溶液
にエピクロルヒドリンを加えて調製した、コロミン酸を
リガンドとするゲルを充填したカラムに通塔してノイラ
ミニダーゼを吸着させ、100mM酢酸緩衝液(pH4
゜5)で溶出した。
次いで、ノイラミニダーゼ活性区分を硫安塩析し、脱塩
水で透析し、透析液をクロマトフオーカシングにより3
戒分に分離した。クロマトフオーカシングは、透析液を
、25mMイミダゾール−HCQ (pH7,4)で平
衡化したポリバアッファー交換体充填カラムに通塔し、
pH3,8に調整したポリブアッファ−74〔ファルマ
シア社製〕で溶出して行なった。
得られた3戒分を個々に硫安塩析し、100mMリン酸
緩衝液(pH7,0)に溶解し、Ultr。
gel AcA44 (1,B、  F、バイオテクニ
クス社製〕を用いてゲル濾過し、4戒分を得た。その中
の1戒分から、アイソザイムLの980単位を得た。
アイソザイムLの酵素活性は、チオバルビッール酸法に
従い、以下のようにして行なった。
即ち、酵素液0. 1tIlf2.0.4%N−アセチ
ルノイラミンラクトース溶液0.05−及び0.2M酢
酸緩衝液(pH5,0)0.05m12を、37°Cで
10分間反応させ、遊離したN−アセチルノイラミン酸
をチオバルビッール酸で定量した。アイソザイムLの1
単位は、37℃で1分間に1マイクロモルのN−アセチ
ルノイラミン酸を生成する酵素量とした。
実施例1 0.5%ガングリオシドGDla溶液1111Q、40
mM酢酸緩衝液(pH5,0)1mQ、アイソザイムL
溶液11112(0,3U/1119)及び殺菌水1戒
を、37℃で1時間反応させた後、反応液にクロロホル
ムを1/10容添加し、酵素反応を停止した。
反応液より、クロロホルム:メタノール(2:1)を用
いて生成したガングリオシドGM、を抽出した後、凍結
乾燥し、ガングリオシドGM、3. 5mgを白色粉末
として得た。
尚、ガングリオシドGM1の生成は、薄層クロマトグラ
フィーにより検出及び確認した。
実施例2 ガングリオシド類として、牛脳抽出ガングリオシド混合
液1戒(ガングリオシド類10mgを含む)を使用する
以外は、実施例1と同様にしてガングリオシドGM□約
6.8mgを白色粉末として得た。
実施例3 0.05%ガングリオシドG141溶液10脱、40m
M酢酸緩衝液(pH5,0)10mf2、アイソザイム
L溶液10m (3U/mQ)及び殺菌水10或を、3
7℃で3時間反応させた後、実施例1と同様にして精製
し、アシ706M1約2.6mgを白色粉末として得た
実施例4 ガングリオシド類として、牛脳抽出ガングリオシド混合
液10m1(ガングリオシド類5mgを含む)を使用す
る以外は、実施例3と同様にして反応を行なった。生成
したアシアロGM1を実施例3と同様にして精製し、ア
シ706M1約3.1mgを白色粉末として得た。
(以 上)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)下記の理化学的性状を有するノイラミニダーゼ・
    アイソザイムL 作用:ガングリオシド類から選択的にガングリオシドG
    _M_1及び/又はアシアロG_M_1を生成する。 分子量:約88000ダルトン(ゲルろ過クロマトグラ
    フィー及びSDS−PAGE 電気泳動法による) 至適pH:4.7〜5.5(牛脳ガングリオシド類を基
    質とした場合) 熱安定性:60℃以下
  2. (2)ガングリオシド類に、請求項(1)のノイラミニ
    ダーゼ・アイソザイムLを作用させて、ガングリオシド
    G_M_1及び/又はアシアロG_M_1を選択的に得
    ることを特徴とするガングリオシド類の製造法。
JP63109531A 1988-05-02 1988-05-02 ノイラミニダーゼ・アイソザイムl及びガングリオシド類の製造法 Expired - Lifetime JP2726898B2 (ja)

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