JPH01271286A - 感熱記録体の製造方法 - Google Patents

感熱記録体の製造方法

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JPH01271286A
JPH01271286A JP63100784A JP10078488A JPH01271286A JP H01271286 A JPH01271286 A JP H01271286A JP 63100784 A JP63100784 A JP 63100784A JP 10078488 A JP10078488 A JP 10078488A JP H01271286 A JPH01271286 A JP H01271286A
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JP
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water
methyl
basic dye
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heat
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JP63100784A
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English (en)
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Tetsuo Tsuchida
哲夫 土田
Fumio Seyama
勢山 文雄
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Kanzaki Paper Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Kanzaki Paper Manufacturing Co Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41MPRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
    • B41M5/00Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
    • B41M5/26Thermography ; Marking by high energetic means, e.g. laser otherwise than by burning, and characterised by the material used
    • B41M5/30Thermography ; Marking by high energetic means, e.g. laser otherwise than by burning, and characterised by the material used using chemical colour formers

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は感熱記録体の製造方法に関し、特に高速記録適
性に優れ、且つ白色度の高い感熱記録体を効率良く製造
する方法に関するものである。
「従来の技術」 従来、無色ないし淡色の塩基性染料と呈色剤との呈色反
応を利用し、熱により両全色物質を接触せしめて発色像
を得るようにした感熱記録体は良く知られている。
かかる記録体を使用する感熱ファクシミリ−1感熱プリ
ンター等の記録装置は、近年著しく改良され、高速化が
進められている。そのため、使用される感熱記録体も当
然記録感度の大巾な向上が要求されており、これに関す
る多くの提案がなされている。しかし、記録感度の向上
に伴い、特に記録層の白色度が低下する等の新たな欠点
が付随するため必ずしも満足すべき結果が得られていな
い。
例えば、記録感度を高めるために、塩基性染料や呈色剤
の分散液をサンドミルやアトライター等の粉砕機で微粉
砕する方法が提案されているが、この方法では粉砕機の
メディアとして0.6〜15NM程度のガラスピーズ、
鉄球、セラミックス、オッタワサンド等が使用されるた
め、粉砕処理に伴って、(1)メディアが摩耗して混入
してくる。(2)大電力が必要である。(3)分散の程
度が分散時間、メディアの量、分散温度などで変動し、
得られる記録体の性能が変化する。(4)粉砕機の内壁
が削られ有機酸塩が生成して得られる分散液が赤紫色を
帯びる等の欠点が付随する。
「発明が解決しようとする課題」 かかる現状に鑑み、本発明者等は上記の如き欠点を伴う
ことなく感熱記録体の記録感度を向上させる方法につい
て鋭意研究の結果、特に記録層を構成する主成分である
塩基性染料を、実質的に水不溶性の有機溶剤に溶解後、
水中へ注いでエマルジョン化して得られる分散液として
支持体上に塗布すると、従来法の如く単に染料粉末を水
系で分散して微粉砕する方法に比較して得られる記録体
の白色度と記録感度の向上効果が極めて顕著であり、し
かも粉砕機の使用に伴う上記の如き欠点も解消されるこ
とを見出し本発明を完成するに至った。
「課題を解決するための手段」 本発明は、支持体上に無色ないし淡色の塩基性染料と該
染料と接触して呈色し得る呈色剤を含有する感熱記録層
を設けた感熱記録体の製造方法において、該塩基性染料
を実質的に水不溶性の有機溶剤に溶解後、水中へ注いで
エマルジョン化して得られる分散液として支持体上に塗
布することを特徴とする感熱記録体の製造方法である。
r作用」 本発明の方法では、塩基性染料を先ず実質的に水不溶性
の有機溶剤に溶解し、その溶液を水中に注いでエマルジ
ョン化して得られる分散液を感熱塗液に調製して支持体
上に塗布するものであるが、塗液調製に先立ち、分散液
から有機溶剤を留去してもよい。
また、塩基性染料の有機溶剤溶液を水中に注いでエマル
ジョン化する際には、水中に予め通常使用されている各
種の界面活性剤、分散剤、水溶性高分子、ラテックス類
、金属塩類、各種多価金属の酸化物、水酸化物、炭酸塩
、無機顔料等を添加してもよく、さらに、塩基性染料は
2種以上同時に分散することも可能であり、各種公知の
増感剤や酸化防止剤等と同時に分散することもできる。
而して、本発明の方法で使用される無色ないし淡色の塩
基性染料としては、従来から感熱記録体で使用されてい
る各種の染料があり、例えば下記が例示されるが、勿論
これらに限定されるものではない。
3.3−ビス(p−ジメチルアミノフェニル)−6−ジ
メチルアミノフタリド、3,3−ビス(p−ジメチルア
ミノフェニル)フタリド、3−(p−ジメチルアミノフ
ェニル’)−3−(1,2−ジメチルインドール−3−
イル)フタリド、3−(p−ジメチルアミノフェニル)
−3−(2−メチルインドール−3−イル)フタリド、
3.3−ビス(1,2−ジメチルインドール−3−イル
)−5−ジメチルアミノフタリド、3,3−ビス(1゜
2−ジメチルインドール−3−イル)−6−ジメチルア
ミノフタリド、3.3−ビス(9−エチルカルバゾール
−3−イル)−6−ジメチルアミノフタリド、3.3−
ビス(2−フェニルインドール−3−イル)−6−ジメ
チルアミノフタリド、3−p−ジメチルアミノフェニル
−3−(1−メチルビロール−3−イル)−6−ジメチ
ルアミノフタリド等のトリアリールメタン系染料、4.
4′−ビス−ジメチルアミノベンズヒドリルベンジルエ
ーテル、N−へロフェニルーロイコオーラミン、N−2
,4,5−トリクロロフェニルロイコオーラミン等のジ
フェニルメタン系染料、ベンゾイルロイコメチレンブル
ー、p−ニトロベンゾイルロイコメチレンブルー等のチ
アジン系染料、3−メチル−スピロ−ジナフトピラン、
3−エチル−スピロ−ジナフトピラン、3−フェニル−
スピロ−ジナフトピラン、3−ベンジル−スピロ−ジナ
フトピラン、3−メチル−ナフト(6′−メトキシベン
ゾ)スピロピラン、3−プロピル−スピロ−ジベンゾピ
ラン等のスピロ系染料、ローダミン−B−アニリノラク
タム、ローダミン(p−ニトロアニリノ)ラクタム、ロ
ーダミン(0−クロロアニリノ)ラクタム等のラクタム
系染料、3−ジメチルアミノ−7−メトキシフルオラン
、3−ジエチルアミノ−6−メトキシフルオラン、3−
ジエチルアミン−7−メトキシフルオラン、3−ジエチ
ルアミノ−7−クロロフルオラン、3−ジエチルアミノ
−6−メチル−7−クロロフルオラン、3−ジエチルア
ミノ−6,7−シメチルフルオラン、3−(N−エチル
−p−トルイジノ)−7−メチルフルオラン、3−ジエ
チルアミノ−7−N−アセチル−N−メチルアミノフル
オラン、3−ジエチルアミノ−7−N−メチルアミノフ
ルオラン、3−ジエチルアミノ−7−ジベンジルアミノ
フルオラン、3−ジエチルアミノ−7−N−メチル−N
−ベンジルアミノフルオラン、3−ジエチルアミン−7
−N−クロロエチル−N−メチルアミノフルオラン、3
−ジエチルアミン−7−N−ジエチルアミノフルオラン
、3−(N−エチル−p−トルイジノ)−6−メチル−
7−フェニルアミノフルオラン、3−(N−エチル−p
−)ルイジノ)−6−メチル−7−(p−トルイジノ)
フルオラン、3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−フ
ェニルアミノフルオラン、3−ジブチルアミノ−6−メ
チル−7−フェニルアミノフルオラン、3−ジエチルア
ミノ−7−(2−カルボメトキシ−フェニルアミノ)フ
ルオラン、3−(N−エチル−N−イソアミルアミノ)
−6−メチル−7−フェニルアミノフルオラン、3−(
N−シクロヘキシル−N−メチルアミノ)−6−メチル
−7−フェニルアミノフルオラン、3−ピロリジノ−6
−メチル−7−フェニルアミノフルオラン、3−ピペリ
ジノ−6−メチル−7−フェニルアミノフルオラン、3
−ジエチルアミン−6−メチル−7−キシリジノフルオ
ラン、3−ジエチルアミノ−7−(0−クロロフェニル
アミノ)フルオラン、3−ジブチルアミノ−7−(o−
クロロフェニルアミノ)フルオラン、3−(N−エチル
−N−テトラヒドロフルフリルアミノ)−6−メチル−
7−フェニルアミノフルオラン、3−(N−メチル−N
−n−プロピルアミノ)−6−メチル−7−フェニルア
ミノフルオラン、3−(N−エチル−N−イソブチルア
ミノ)−6−メチル−7−フェニルアミノフルオラン、
3−(N−メチル−N−n−へキシルアミノ)−6−メ
チル−7−フェニルアミノフルオラン、3−(N−エチ
ル=N−n−へキシルアミノ)−6−メチル−7−フェ
ニルアミノフルオラン、3−(N−エチル−N−シクロ
ペンチルアミノ)−6−メチル−7−フェニルアミノフ
ルオラン等のフルオラン系染料等。
本発明の方法で使用される有機溶剤は、塩基性染料の溶
解度が5以上、好ましくは10以上である実質的に水不
溶性の有機溶剤であり、水への溶解度は3以下、好まし
くは1以下のものが望ましい。具体的にはトルエン、キ
シレン、クロルベンゼン、ジクロルベンゼン、エチルベ
ンゼン、メチルイソブチルケトン、tert−ブチルメ
チルケトン、クロロホルム、ジクロルエタン、トリクロ
ルエチレン等が挙げられる。
かかる有機溶剤に溶解して得られる塩基性染料溶液の濃
度は5%以上、好ましくは10%以上、より好ましくは
20%以上に調製するのが望ましく、そのために加熱処
理を施してもよい。また、得られた染料溶液を水中へ注
いでエマルジョン化する際の条件は、常温、常圧であっ
ても、加熱下や加圧条件下であってもよい。
なお、水中には予め分散剤を添加しておくのがより好ま
しく、分散剤としては、例えばアルキル硫酸エステルの
アルカリ塩、アルキルナフタレンスルホン酸のアルカリ
塩、オレイン酸アミドスルホン酸のアルカリ塩、ジアル
キルスルホコハク酸のアルカリ塩等のアニオン性界面活
性剤、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキ
シエチレン脂肪酸エステル等のノニオン性界面活性剤、
アラビアガム、アルギン酸ナトリウム、寒天、ゼラチン
等の天然高分子物質、カルボキシメチルセルロース、ヒ
ドロキシエチルセルロース、カルボキシメチル化澱粉、
リン酸化澱粉、リグニンスルホン酸ナトリウム等の半合
成高分子物質、エチレン・無水マレイン酸共重合体、ス
チレン・無水マレイン酸共重合体、アクリル酸重合体、
アクリル酸・メタクリル酸メチル共重合体、アクリル酸
・アクリルアミド共重合体、ビニルベンゼンスルホン酸
重合体等の重合体や共重合体のアルカリ塩、ポリビニル
アルコール、ポリアクリルアミド等の合成高分子物質等
が挙げられるが、勿論これらに限定されるものではなく
、2種以上を併用してもよい。
分散剤の使用量は、塩基性染料100重量部に対して1
〜30重量部重量部箱囲で調節するのが好ましく、染料
溶液のエマルジョン化に際してはプロペラミキサー、ホ
モミキサー、ケディーミル、アジター、ジェットミキサ
ー、バラプラインアジター、ホモジナイザー、ダンシン
グアジテータ−等の各種分散機が使用される。
かくして調製された塩基性染料分散液は、そのまま感熱
塗液に配合して使用してもちよいが、例えば常圧蒸留、
水蒸気蒸留、減圧蒸留等の処理によって有機溶剤を留去
してから使用してもよい。
本発明において、塩基性染料と組合せて用いられる呈色
剤については特に限定されるものではなく、温度の上昇
によって液化、気化ないし溶解する性質を有し、かつ上
記塩基性染料と接触して呈色させる性質を有する各種の
呈色剤が用いられる。
代表的な具体例としては4−tert−ブチルフェノー
ル、α−ナフトール、β−ナフトール、4−アセチルフ
ェノール、4−tert−オクチルフェノール、4. 
4 ’−5ec−ブチリデンジフェノール、4−フェニ
ルフェノール、4.4’−ジヒドロキシ−ジフェニルメ
タン、4.4’−イソプロピリデンジフェノール、ハイ
ドロキノン、4.4’−シクロへキシリデンジフェノー
ル、メチルビス(4−ヒドロキシフェニル)アセテート
、エチルビス(4−ヒドロキシフェニル)アセテート、
ベンジルビス(4−ヒドロキシフェニル)アセテート、
4.4’−(p−フェニレンジイソプロピリデン)ジフ
ェノール、4.4’−(m−フェニレンジイソプロピリ
デン)ジフェノール、4.4′−ジヒドロキシジフェニ
ルサルファイド、4,4′−チオビス(6−tert−
ブチル−3−メチルフェノール)、4.4’−ジヒドロ
キシジフェニルスルボン、4−ヒドロキシ−4′−イソ
プロポキシジフェニルスルホン、4−ヒドロキシ−3’
4’−テトラメチレンジフェニルスルホン、2.2’−
ジアリル−4,4′−ジヒドロキシジフェニルスルホン
、ヒドロキノンモノベンジルエーテル、4−ヒドロキシ
ベンゾフェノン、2.4−ジヒドロキシベンゾフェノン
、2,4.4’−トリヒドロキシベンゾフェノン、2.
2’、4.4’−テトラヒドロキシベンゾフェノン、4
−ヒドロキシフタル酸ジメチル、4−ヒドロキシ安息香
酸エチル、4−ヒドロキシ安息香酸エチル、4−ヒドロ
キシ安息香酸プロピル、4−ヒドロキシ安息香酸−5e
c−ブチル、4−ヒドロキシ安息香酸ペンチル、4−ヒ
ドロキシ安息香酸フェニル、4−ヒドロキシ安息香酸ベ
ンジル、4−ヒドロキシ安息香酸トリル、4−ヒドロキ
シ安息香酸クロロフェニル、4−ヒドロキシ安息香酸フ
ェニルプロピル、4−ヒドロキシ安息香酸フェネチル、
4−ヒドロキシ安息香fi−p−クロロベンジル、4−
ヒドロキシ安息香酸−4−メトキシベンジル、3,3′
−ジクロルチオ尿素、ノボラック型フェノール樹脂、フ
ェノール重合体などのフェノール性化合物、安息香酸、
4−tert−ブチル安息香酸、4−クロル安息香酸、
4−ニトロ安息香酸、トリクロル安息香酸、テレフタル
酸、3−sec−ブチル−4−ヒドロキシ安息香酸、3
−シクロへキシル−4−ヒドロキシ安息香酸、3,5−
ジメチル−4−ヒドロキシ安息香酸、サリチル酸、3−
イソプロピルサリチル酸、3−tert−ブチルサリチ
ル酸、3−ベンジルサリチル酸、3− (α−メチルベ
ンジル)サリチル酸、3−クロル−5−(α−メチルベ
ンジル)サリチル酸、3.5.−ジーter t−ブチ
ルサリチル酸、3−フェニル−5−(α、α−ジメチル
ベンジル)サリチル酸、3.5−ジ−α−メチルベンジ
ルサリチル酸などの芳香族カルボン酸、およびこれらフ
ェノール性化合物、芳香族カルボン酸と例えば亜鉛、マ
グネシウム、アルミニウム、カルシウム、チタン、マン
ガン、スズ、ニッケルなどの多価金属との塩、チオシア
ン酸亜鉛のアンチピリン錯体等の錯化合物などの有機酸
性物質等が挙げられる。
勿論、これらの呈色剤に限定されるものではなく、二種
以上の併用も可能である。また、呈色剤の分散液は、一
般に水を分散媒体とし、ボールミル、アトライター、サ
ンドミル等の撹拌・粉砕機で分散して調製される。
かくして得られた前記塩基性染料分散液と呈色割分散液
は、一般に混合されて感熱塗液に調製さるが、塩基性染
料100重量部に対して呈色剤が50〜700重量部、
好ましくは100〜500重量部程度とな置部うに混合
される。
かかる塗液中には、通常バインダーとしてデンプン類、
ヒドロキシエチルセルロース、メチルセルロース、カル
ボキシメチルセルロース、ゼラチン、カゼイン、アラビ
アガム、ポリビニルアルコール、スチレン・無水マレイ
ン酸共重合体塩、スチレン・アクリル酸共重合体塩、ス
チレン・ブタジェン共重合体エマルジョン等が全固形分
の10〜40重景%、好ましくは15〜30重量%程度
配合される。
さらに、塗液中には各種の助剤を添加することができ、
例えばジオクチルスルフォコハク酸ナトリウム、ドデシ
ルベンゼンスルフオン酸ナトリウム、ラウリルアルコー
ル硫酸エステル・ナトリウム塩、脂肪酸金属塩等の分散
剤、トリアゾール系等の紫外線吸収剤、その他項泡剤、
蛍光染料、着色染料等が挙げられる。また、感熱記録体
が記録機器あるいは記録ヘッドとの接触によってスティ
ッキングを生じないように、塗液中にステアリン酸、ポ
リエチレン、カルナバロウ、パラフィンワックス、ステ
アリン酸亜鉛、ステアリン酸カルシウム、エステルワッ
クス等の分散液やエマルジョン等を添加することもでき
る。
さらに、本発明の所望の効果を阻害しない範囲で、例え
ばステアリン酸アミド、ステアリン酸メチレンビスアミ
ド、オレイン酸アミド、パルミチン酸アミド、ヤシ脂肪
酸アミド等の脂肪酸アミド、1.1.3−トリス(2−
メチル−4−ヒドロキシ−5−tert−ブチルフェニ
ル)ブタン、2.2′−メチレン−ビス(4−メチル−
6tert−ブチルフェノール)等のヒンダードフェノ
ール類、1゜2−ビス(フェノキシ)エタン、1,2−
ビス(4−メチルフェノキシ)エタン、1,2−ビス(
3−メチルフェノキシ)エタン、2−ナフトールベンジ
ルエーテル、1.4−ジベンジルオキシナフタレン等の
エーテルa、安息香酸フェニルエステル、ジベンジルテ
レフタレート、1−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸フェニ
ルエステル、シュウ酸ジベンジルエステル、p−ベンジ
ルオキシ安息香酸ベンジルエステル等のエステル類や各
種公知の熱可融性物質を併用することもできる。
加えて、記録ヘッドへのカス付着を改善するためにカオ
リン、クレー、タルク、炭酸カルシウム、焼成りレー、
酸化チタン、珪藻土、微粒子状無水シリカ、活性白土等
の無機顔料を添加することもできる。
支持体としては、紙、プラスチックフィルム、合成紙等
が用いられるが、価格、塗布適性等の点で紙が最も好ま
しく用いられる。また記録層を形成する感熱塗液の支持
体への塗布量は特に限定されず、通常、乾燥重量で2〜
12 g/m” 、好ましくは3〜10g/m”程度の
範囲で調節される。
なお、記録層上には記録層を保護する等の目的でオーバ
ーコート層を設けることも可能であり、支持体の裏面に
保護層を設けたり、支持体に下塗り層を設けることも勿
論可能で、感熱記録体製造分野における各種の公知技術
が付加し得るものである。
かくして得られる本発明の感熱記録体は、高速記録特性
に極めて優れているのみならず、白紙部の白色度も高く
、極めて実用性の高い記録体である。
「実施例」 以下に実施例を示し、本発明をより具体的に説明するが
、勿論これらに限定されるものではない。
また、特に断らない限り例中の部および%はそれぞれ重
量部および重量%を示す。
実施例1 3−(N−シクロヘキシル−N−メチルアミノ)−6−
メチル−7−フェニルアミノフルオラン100部をトル
エン100部に溶解した溶液を、ポリビニルアルコール
5部を含有する水300部中にホモミキサーで撹拌しな
がら添加して分散した。
次に、水蒸気蒸留でトルエンを除去して塩基性染料の3
3%水分散液を得た。
実施例2〜4 トルエンの代わりに以下の有機溶剤を用いた以外は実施
例1と同様にして塩基性染料の水分散液を得た。
実施例2:メチルイソブチルケトン 実施例3:クロルベンゼン 実施例4ニトリクロルエチレン 実施例5〜9 3−(N−シクロへキシル−N−メチルアミノ)〜6−
メチル−7−フェニルアミノフルオランの代わりに以下
の塩基性染料を用いた以外は実施例1と同様にして塩基
性染料の水分散液を得た。
実施例5:3−ジメチルアミノル6−メチルーフーフニ
ニルアミノフルオラン 実施例6:3−(N−エチル−N−イソアミルアミノ)
−6−メチル−7−フェニルアミノフルオラン 実施例7:3−ジブチルアミノ−6−メチル−7−フェ
ニルアミノフルオラン 実施例8:3−ジブチルアミノ−7−(o−クロロフェ
ニルアミノ)フルオラン 実施例9:3−(N−エチル−p−トルイジノ)−6−
メチル−7−フェニルアミノフルオラン 実施例10 3−(N−シクロへキシル−N−メチルアミノ)−6−
メチル−7−フェニルアミノフルオラン50部と1.2
−ビス(3−メチルフェノキシ)エタン100部をトル
エン150部に溶解した溶液を、ポリビニルアルコール
5部を含有する水500部中にホモミキサーで撹拌しな
がら添加して分散した。次に、水蒸気蒸留でトルエンを
除去して塩基性染料と熱可溶性物質の30%水分散液を
得た。
実施例11 ■ A液調整 4.4′−イソプロピリデンジフェノール30部 メチルセルロース5%水溶液30 m 水                      70
部この組成物をサンドミルで平均粒子径が2μmとなる
まで粉砕した。
■ B液調成 1.2−ビス(3−メチルフェノキシ)エタン    
                         
20部メチルセルロース5%水溶液    10部水 
                    105部こ
の組成物をサンドミルで平均粒子径が2μmとなるまで
粉砕した。
■ 記録層の形成 A液130部、B液135部、実施例1の塩基性染料水
分散液30部、酸化珪素顔料(吸油量180  /10
0g)30部、20%酸化澱粉水溶液150部、水55
部を混合、撹拌して得た譬液を50 g/m”の原紙に
乾燥重量が7.5g/rrrとなるように塗布乾燥して
感熱記録紙を得た。
実施例12〜16 実施例1の塩基性染料水分散液の代わりに以下の分散液
を用いた以外は実施例11と同様にして感熱記録紙を得
た。
実施例12:実施例5の分散液 実施例13:実施例6の分散液 実施例14:実施例7の分散液 実施例15:実施例8の分散液 実施例16:実施例9の分散液 実施例17 B液135部と実施例Iの塩基性染料水分散液30部の
代わりに実施例10の塩基性染料と熱可溶性物質の水分
散液を100部使用した以外は実施例11と同様にして
感熱記録紙を得た。
比較例1 実施例1の塩基性染料水分散液の代わりに、以下のC液
を使用した以外は実施例11と同様にして感熱記録紙を
得た。
■ C液劇成 3−(N−シクロヘキシル−N−メチルアミノ)−6−
メチル−7−フェニルアミノフルオラン       
      10部ポリビニルアルコール5%水溶液 
 10部水                    
  10部この組成物をサンドミルで平均粒子径が2μ
mとなるまで粉砕した。
比較例2〜6 3−(N−シクロへキシル−N−メチルアミノ)−6−
メチル−7−フェニルアミノフルオランの代わりに以下
の塩基性染料を用いた以外は比較例1と同様にして感熱
記録紙を得た。
比較例2:3−ジメチルアミノ−6−メチル=7−フェ
ニルアミノフルオラン 比較例3:3−(N−エチル−N−イソアミルアミノ)
−6−メチル−7−フェニルアミノフルオラン 比較例4二3−ジブチルアミノ−6−メチル−7−フェ
ニルアミノフルオラン 比較例5:3−ジブチルアミノ−7−(0−クロロフェ
ニルアミノ)フルオラン 比較例6:3−(N−エチル−p−)ルイジノ)−6−
メチル−7−フェニルアミノフルオラン かくして得られた13種類の感熱記録紙を薄膜ヘッド(
キョーセラ■製)を有する感熱印字実験装置で印加電圧
:i6v、パルス巾:0.30.O。
35、0.40 m5ecで印字し、その印字濃度と白
紙部の濃度をマクベス濃度計(RD−100R型。
アンバーフィルター使用)で測定して結果を表−1に記
載した。
表−1 「効果」 表−1の結果から明らかなように、本発明の感熱記録体
は、発色感度が高く、高速記録特性に極めて優れており
、しかも白紙部の白色度も高く、極めて実用性の高い感
熱記録体であった。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 支持体上に無色ないし淡色の塩基性染料と該染料と接触
    して呈色し得る呈色剤を含有する感熱記録層を設けた感
    熱記録体の製造方法において、該塩基性染料を実質的に
    水不溶性の有機溶剤に溶解後、水中へ注いでエマルジョ
    ン化して得られる分散液として支持体上に塗布すること
    を特徴とする感熱記録体の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH03216380A (ja) * 1990-01-22 1991-09-24 Oji Paper Co Ltd 感熱記録材料の製造方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61217283A (ja) * 1985-03-25 1986-09-26 Fuji Photo Film Co Ltd 感熱記録シ−ト

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