JPH021362A - 多色感熱記録体 - Google Patents

多色感熱記録体

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JPH021362A
JPH021362A JP63142096A JP14209688A JPH021362A JP H021362 A JPH021362 A JP H021362A JP 63142096 A JP63142096 A JP 63142096A JP 14209688 A JP14209688 A JP 14209688A JP H021362 A JPH021362 A JP H021362A
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JP
Japan
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color
coloring
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methyl
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Pending
Application number
JP63142096A
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English (en)
Inventor
Satoyuki Okimoto
沖本 智行
Katsuhiko Ishida
勝彦 石田
Gensuke Matoba
的場 源輔
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Kanzaki Paper Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Kanzaki Paper Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41MPRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
    • B41M5/00Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
    • B41M5/26Thermography ; Marking by high energetic means, e.g. laser otherwise than by burning, and characterised by the material used
    • B41M5/34Multicolour thermography

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、それぞれ異なった色調に発色する発色層を複
数有する多色感熱記録材料に関するものである。
「従来の技術」 従来、発色剤と該発色剤と接触して呈色する呈色剤との
呈色反応を利用し、熱により両全色物質を接触せしめて
発色像を得るようにした感熱記録体は良く知られている
。かかる感熱記録体は比較的安価であり、また記録機器
がコンパクトでかつその保守も比較的容易であるため、
ファクシミリや各種計算機等の記録媒体としてのみなら
ず巾広い分野において使用されている。
しかし、用途の拡大に伴って要求される性能、品質も多
様化しており、例えば高感度化、画像安定化、多色記録
等が挙げられている。特に多色記録については応■範囲
が広いため、現在までに多数の記録材料が研究、提案さ
れている。
従来の2色記録材料を大別すると以下の2つに分けられ
る。第1は低温加熱時に低温感熱発色層を発色させ、高
温加熱時には低温感熱発色層と高温感熱発色層の両方を
発色させてその混色を得る方法である。もうひとつは上
記第1の方法において、高温加熱時に低温発色の発色系
に対して消色作用を有する消色剤を併用することによっ
て高温加熱時に高温域熱発色層のみの発色色調を得る方
法である。
しかしながら、第1の方法では混色により画像が不鮮明
となりニジミも発生するため2色の画像を得る方法とし
ては第2の方法が一般に適している。そして、第2の方
法では各種の消色剤が用いられるが、塩基性ロイコ染料
と有機酸性物質とより成る発色系に対して消色効果を有
する消色剤としては、例えば以下の消色剤が提案されて
いる。
ビスフェノール類の酸化アルキレン付加物(特開昭54
−139741号)、テレフタル酸の酸化エチレン付加
物(特開昭55−25306号)、長鎖1.2−グリコ
ール(特開昭55−27217号)、グリセリン脂肪酸
エステル(特開昭55−113593号)、尿素誘導体
(特開昭55139290号)、直鎖グリコールの酸化
アルキレン付加物(特開昭55−152094号)、モ
ルホリン誘導体(特開昭56−40588号)、固形ア
ルコール(特公昭50−17865号)、ポリエーテル
またはポリエチレングリコール銹導体(特公昭50−1
7867号、特公昭50−17868号)、含窒素結晶
性有機化合物(特公昭51−19991号)、グアニジ
ン誘導体(特公昭51−29024号)、アミン又は第
四級アンモニウム塩(特開昭50−18048号)等。
しかし、これらの消色剤を使用しても充分には混色、ニ
ジミを防止することができず、必ずしも満足すべき結果
が得られていないのが現状である。
「発明が解決しようとする問題点」 本発明の目的は、消色剤を種々検討することによって、
混色やニジミのない鮮明な色調の画像を形成し得る多色
感熱記録材料を提供することである。
「問題点を解決するための手段」 本発明は、それぞれ異なった色調に発色する2つ以上の
感熱発色層を有し、且つ該感熱発色層の少なくとも1つ
がロイコ染料と呈色剤とを含有する多色感熱記録体にお
いて、ロイコ染料と呈色剤との発色系に対して消色作用
し得る位置に、下記一般式(1)で表される化合物の少
なくとも1種を含有させたことを特徴とする多色感熱記
録体である。
〔式中、R,、R2はそれぞれ水素原子またはC8〜2
アルキル基を示し、R3は直鎖または分岐のC2〜5ア
ルキレン基を示す。〕 「作用」 本発明の感熱記録体は上記の如く、ロイコ染料と呈色剤
との発色系に対して消色作用し得る位置に、上記一般式
〔I〕で表される化合物の少なくとも1種を含有させる
ところに重大な特徴を有するものである。
本発明において用いられる上記−船式(1)で表される
化合物の具体例としては、例えば下記の化合物が挙げら
れるが、勿論これらに限定されるものではない。
2−メチル−2−(2,2,6,6−テトラメチル−4
−ピペリジルアミノ)−N−(2,2,6゜6−テトラ
メチル−4−ピペリジル)プロピオンアミド、 2− (1,2,2,6,6−ペンタメチル−4ピペリ
ジルアミノ)−N−(1,2,2,6,6ペンタメチル
ー4−ピペリジル)アセトアミド、4− (1,2,2
,6,6−ペンタメチル−4ピペリジルアミン)−N−
(1,2,2,6,6−ベンタメチルー4−ピペリジル
)−n−ブチルアミド、 2−メチル−2−(1,2,2,6,6−ベンタメチル
ー4−ピペリジルアミノ)−N−(1,2゜2.6.6
−ベンタメチルー4−ピペリジル)プロピオンアミド、 2−イソプロピル−2−(2,2,6,6−テトラメチ
ル−4−ピペリジルアミノ) −N−(22.6.6−
テトラメチル−4−ピペリジル)プロピオンアミド、 2−イソプロピル−2−(1,2,2,6,6−ベンタ
メチルー4−ピペリジルアミノ)−N−(1,22,6
,6−ベンタメチルー4−ピペリジル)プロピオンアミ
ド、 2−メチル−2−(1−エチル−2,2,6,6−テト
ラメチル−4−ピペリジルアミノ)−N−(1−エチル
−2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)プ
ロピオンアミド、 2−メチル−2−(22,6,6−テトラメチル−4−
ピペリジルアミノ)−N−(1,2,26,6−ベンタ
メチルー4−ピペリジル)プロピオンアミド、 2−メチル−2−(12,2,6,6−ベンタメチルー
4−ピペリジルアミノ)−N−(2,2゜6.6−テト
ラメチル−4−ピペリジル)プロピオンアミド等。
本発明において用いられる上記一般式(1)で表される
化合物は2種以上を併用してもよい。また、これらの化
合物は消色すべき感熱発色系における塩基性染料と呈色
剤の合計重量の0.1〜20重量倍、好ましくは0.5
〜10重量倍程度の範囲で用いられるのが望ましい。
なお、消色作用し得る位置とは、消色すべき感熱発色系
と上記化合物が消色反応をし得る位置を意味するもので
あり、例えば、該感熱発色系を含有する感熱発色層中、
該感熱発色系を含有する感熱発色層に隣接する保護層、
中間層および下塗り層の少なくとも1つなどがそれに3
亥当する。
上記化合物は、カプセルに内包してもよいし、水、有機
溶媒、油等に分散して用いてもよい。また、本発明の効
果を妨げない程度に、従来知られている消色剤を併用す
ることも可能である。
本発明において発色層に含有される発色剤と呈色剤の組
合せについては特に限定されるものではなく、熱によっ
て両者が接触して呈色反応を起こすような組合せならい
ずれも使用可能であり、例えば無色ないし淡色の塩基性
染料と無機ないし有機の酸性物質との組合せ、ステアリ
ン酸第二鉄等の高級脂肪酸金属塩と没食子酸のようなフ
ェノール類との組合せ等が例示される。さらに、ジアヅ
ニウム化合物、カプラー及び塩基性物質を組合せた感熱
発色層等、熱によって呈色像(記録像)を得るようにし
た各種の感熱発色層を構成の一部として含んでもよい。
しかし、本発明の特定の消色剤は、塩基性染料と酸性物
質とからなる発色系に対して消色作用を発揮するため、
少なくとも消色させる発色層は塩基性染料と酸性物質と
からなる発色系で構成する必要がある。
無色ないし淡色の塩基性染料としては各種のものが公知
であり、例えば下記が例示される。
33−ビス(p−ジメチルアミノフェニル)6−ジメチ
ルアミノフタリド、3.3−ビス(p−ジメチルアミノ
フェニル)フタリド、3−(pジメチルアミノフェニル
)−3−(12−ジメチルインドール−3−イル)フタ
リド、3−(p−ジメチルアミノフェニル)−,3−(
2−メチルインドール−3−イル)フタリド、3.iビ
ス(1,2−ジメチルインドール−3−イル)−5−ジ
メチルアミノフタリド、3.3−ビス(1゜2−ジメチ
ルインドール−3−イル)−6−ジメチルアミノフタリ
ド、3,3−ビス(9−エチルカルバゾール−3−イル
)−6−ジメチルアミノフタリド、3,3−ビス(2−
フェニルインドール−3−イル)−6−ジメチルアミノ
フタリド、3−p−ジメチルアミノフェニル−3−(1
−メチルピロール−3−イル)−6−ジメチルアミノフ
タリド等のトリアリルメタン系染料、4.4′−ビス−
ジメチルアミノベンズヒドリルベンジルエーテル、N−
ハロフェニル−ロイコオーラミン、N−2,4,5−)
リクロロフェニルロイコオーラミン等のジフェニルメタ
ン系染料、ベンゾイルロイコメチレンブルー、p−二ト
ロベンゾイルロイコメチレンブルー等のチアジン系染料
、3−メチル−スピロ−ジナフトピラン、3−エチル−
スピロ−ジナフトピラン、3−フェニル−スピロジナフ
トピラン、3−ベンジル−スピロ−ジナフトピラン、3
−メチル−ナフト−(6′−メトキジベンゾ)スピロピ
ラン、3−プロピル−スピロ−ジベンゾピラン等のスピ
ロ系染料、ローダミン−Bアニリノラクタム、ローダミ
ン(p−ニトロアニリノ)ラクタム、ローダミン(0−
クロロアニリノ)ラクタム等のラクタム系染料、3−ジ
メチルアミノ−7−メドキシフルオラン、3−ジエチル
アミン−6−メドキシフルオラン、3−ジエチルアミノ
−7−メドキシフルオラン、3−ジエチルアミノ−7−
クロロフルオラン、3−ジエチルアミノ−6−メチル−
7−クロロフルオラン、3−ジエチルアミノ−7,8−
ベンゾフルオラン、3−ジエチルアミノ−5−メチル−
7−ジベンジルアミノフルオラン、3−ジエチルアミノ
−6゜7−シメチルフルオラン、3−(N−エチル−p
−トルイジノ)−7−メチルフルオラン、3−ジエチル
アミノ−7−N−アセチル−N−メチルアミノフルオラ
ン、3−ジエチルアミノ−7−N−メチルアミノフルオ
ラン、3−ジエチルアミノ−7−ジベンジルアミノフル
オラン、3−ジエチルアミノ−7−N−メチル−N−ベ
ンジルアミノフルオラン、3−ジエチルアミノ−7−N
−クロロエチル−N−メチルアミノフルオラン、3−ジ
エチルアミノ−7−N−ジエチルアミノフルオラン、3
−(N−エチル−p−トルイジノ)−6−メチル−7−
フェニルアミノフルオラン、3−(N−シクロペンチル
−N−エチルアミノ)−6−メチル−7−アニリノフル
オラン、3−(N−エチル−p−トルイジノ)−6−メ
チル−7−(p−トルイジノ)フルオラン、3−ジエチ
ルアミノ−6メチルー7−フエニルアミノフルオラン、
3−ジエチルアミノー7−(2−カルボメトキシ−フェ
ニルアミノ)フルオラン、3−(N−エチル−N−イソ
アミルアミノ)−6−メチル−7−フェニルアミノフル
オラン、3−(N−シクロへキシル−N−メチルアミノ
)−6−メチル−7−フェニルアミノフルオラン、3−
ピロリジノ−6−メチル−7−フェニルアミノフルオラ
ン、3−ピペリジノ−6−メチル−7−フェニルアミノ
フルオラン、3〜ジエチルアミノ−6−メチル−7−キ
シリジノフルオラン、3−ジエチルアミノ−7−(0−
クロロフェニルアミノ)フルオラン、3−ジブチルアミ
ノ−7−(o−クロロフェニルアミノ)フルオラン、3
−ピロリジノ−6−メチル−7−p−ブチルフェニルア
ミノフルオラン、3−N−メチル−N−テトラヒドロフ
ルフリルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン
、3−Nエチル−N−テトラヒドロフルフリルアミノ−
6−メチル−7−アニリノフルオラン等のフルオラン系
染料等。
塩基性染料と接触して呈色する無機ないし有機の酸性物
質も各種のものが公知であり、例えば下記が例示される
活性白土、酸性白土、アクパルジャイト、ベントナイト
、コロイダルシリカ、珪酸アルミニウム等の無機酸性物
質、4−tert−ブチルフェノール、4−ヒドロキシ
ジフェノキシド、α−ナフトール、β−ナフトール、4
−ヒドロキシアセトフェノン、4−tert−オクチル
カテコール、2,2′−ジヒドロキシジフェニル、2,
2′−メチレンビス(4−メチル−6tert−イソブ
チルフェノール)、4.4′−イソプロピリデンビス(
2tert−ブチルフェノール) 、4.4’−5ee
−ブチリデンジフェノール、4−フェニルフェノール、
4.4’−イソプロピリデンジフェノール(ビスフェノ
ールA)、2.2’−メチレンビス(4−クロルフェノ
ール)、ハイドロキノン、4,4′−シクロヘキシリデ
ンジフェノール、4−ヒドロキシ安息香酸ベンジル、4
−ヒドロキシフタル酸ジメチル、ヒドロキノンモノベン
ジルエーテル、4−ヒドロキシフェニル−4′−イソプ
ロピルオキシフェニルスルホン、ノボラック型フェノー
ル樹脂、フェノール重合体等のフェノール性化合物、安
息香酸、p−tert−ブチル安息香酸、トリクロル安
息香酸、テレフタル酸、3−sec−ブチル−4−ヒド
ロキシ安息香rll、3−シクロへキシル−4−ヒドロ
キシ安息香酸、3.5−ジメチル−4−ヒドロキシ安息
香酸、サリチル酸、3−イソプロピルサリチル酸、3−
tert−ブチルサリチル酸、3−ベンジルサリチル酸
、3−(α−メチルベンジル)サリチル酸、3−クロル
−5−(α−メチルベンジル)サリチル酸、3,5−ジ
ーter t−ブチルサリチル酸、3−フェニル−5−
(α、α−ジメチルベンジル)サリチル酸、3.5−ジ
−α−メチルベンジルサリチル酸等の芳香族カルボン酸
、及びこれらフェノール性化合物、芳香族カルボン酸と
例えば亜鉛、マグネシウム、アルミニウム、カルシウム
、チタン、マンガン、スズ、ニッケル等の多価金属との
塩等の有機酸性物質等が例示される。
本発明の感熱記録体において、発色層中の発色剤と呈色
剤の使用比率は用いられる発色剤、呈色剤の種類に応じ
て適宜選択されるもので、特に限定するものではないが
、例えば塩基性無色染料と酸性物質を用いる場合には、
一般に塩基性無色染料1重量部に対して1〜50重量部
、好ましくは1〜10重量部の酸性物質が使用される。
これらの物質を含む塗布液の調製には、一般に水を分散
媒体とし、ボールミル、アトライターサンドミル等の撹
拌、粉砕機により発色剤と呈色剤とを一緒に又は別々に
分散し、塗液として調製される。
かかる塗液中には、通常バインダーとしてデンプン類、
ヒドロキシエチルセルロース、メチルセルロース、カル
ボキシメチルセルロース、ゼラチン、カゼイン、アラビ
アゴム、ポリビニルアルコール、ジイソブチレン・無水
マレイン酸共重合体塩、スチレン・無水マレイン酸共重
合体塩、エチレン・アクリル酸共重合体塩、スチレン・
アクリル酸共重合体塩、天然ゴム系エマルジョン、スチ
レン・ブタジェン共重合体エマルジョン、アクリロニト
リル・ブタジェン共重合体エマルジョン、メチルメタク
リレート・ブタジェン共重合体エマルジョン、ポリクロ
ロプレンエマルジョン、酢酸ビニルエマルジョン、エチ
レン・酢酸ヒニルエマルジョン等が全固形分の10〜7
0重量%、好ましくは15〜50重量%用いられる。さ
らに、塗液中には各種の助剤を添加することができる。
例えば、ジオクチルスルフォコハク酸ナトリウム、ドデ
シルベンゼンスルフオン酸ナトリウム、ラウリルアルコ
ール硫酸エステル・ナトリウム塩、アルギン酸塩、脂肪
酸金属塩等の分散剤、ベンゾフェノン系、トリアゾール
系等の紫外線吸収剤、その他消泡剤、螢光染料、着色染
料等が挙げられる。
また、必要に応じてステアリン酸亜鉛、ステアリン酸カ
ルシウム、ポリエチレンワックス、カルナバロウ、パラ
フィンワックス、エステルワックス等の滑剤、炭酸カル
シウム、酸化亜鉛、酸化アルミニウム、二酸化チタン、
二酸化珪素、水酸化アルミニウム、硫酸バリウム、硫酸
亜鉛、タルク、カオリン、クレー、焼成りジー、コロイ
ダルシリカ等の無機顔料、スチレンマイクロボール、ナ
イロンパウダー、ポリエチレンパウダー、尿素・ホルマ
リン樹脂フィラー、生澱粉粒等の有機顔料、ステアリン
酸アミド、ステアリン酸メチレンビスアミド、オレイン
酸アミド、バルミチン酸アミド、ヤシ脂肪酸アミド等の
脂肪酸アミド類、2,2メチレンビス(4−メチル−6
−tert−ブチルフェノール)、4.4’−ブチリデ
ンビス(6ter t−ブチル−3−メチルフェノール
)、1,1゜3−トリス(2−メチル−4−ヒドロキシ
−5−ter t−ブチルフェノール)ブタン等のヒン
ダードフェノール類、ジベンジルテレフタレート、1゜
2−ジ(3−メチルフェノキシ)エタン、12ジフエノ
キシエタン、4.4′−エチレンジオキシ−ビスー安息
香酸ジフェニルメチルエステル及び各種公知の熱可融性
物質を併用することもできる。
なお、発色層中に無機ないし有機顔料を含有せしめる場
合には、なるべく粒子径の小さな顔料を用いることが好
ましく、特に平均粒子径が2μm以下の顔料を用いるの
が望ましい。
本発明の感熱記録体において、発色層の形成方法等につ
いては特に限定されるものではなく、従来から周知慣用
の技術に従って形成することができ、例えばエアーナイ
フコーティング、ブレードコーティング等により塗液を
支持体上に塗布・乾燥する方法によって形成される。ま
た、塗液の塗布量についても特に限定されるものではな
いが、一般に乾燥重量で1.5〜12g/n(程度の範
囲で調節される。
また、支持体についても特に限定するものではなく、上
質紙、ヤンキーマシンで抄造した原紙、片面艶出し原紙
、両面艶出し原紙、キャストコート紙、アート紙、コー
ト紙、中質コート紙等の紙類、合成繊維紙、合成樹脂フ
ィルム等が適宜使用される。
なお、発色層を塗布・乾燥後、必要に応じてスーパーカ
レンダー掛は等の平滑化処理を施すこともできる。さら
に、発色層上に発色層を保護する等の目的でオーバーコ
ート層を設けることも可能であり、支持体に下塗り層や
裏塗り層を設ける等感熱記録体分野における各種の公知
技術が付加し得るものである。
而して、本発明の感熱記録体では、上記の如く形成され
るそれぞれ異なった色調に発色する2つ以上の感熱発色
層の内、特にロイコ染料と呈色剤の発色系を含有する発
色層に対して、消色作用し得る位置に、特定の消色剤を
含有せしめるものであるが、例えば該発色系を含有する
発色層中に消色剤を含有せしめる場合には、単に発色層
を形成する塗液中に消色剤を添加すればよい。また、例
えば核発色系を含有する発色層に隣接する保護層や下塗
り層等に含有せしめる場合には、保護層や下塗り層を構
成する塗液中に消色剤を添加すればよい。勿論、消色剤
を主体に構成した塗液を消色剤層として塗被することも
可能であり、本発明の要旨を越えない範囲で各種のバリ
エイジョンが可能であることは言うまでもない。また、
多色感熱記録体の各発色層を構成する発色系の材料や色
調についても、各種のバリエイジョンが可能であり、目
的とする多色感熱記録体に応じて適宜選択し得るもので
ある。
か(して得られる本発明の感熱記録体は、混色やニジミ
のない鮮明な色調の記録像を得ることができる極めて優
れた多色感熱記録体である。
「実施例」 以下に実施例を示し、本発明をより具体的に説明するが
、勿論これらに限定されるものではない。
また、特に断らない限り例中の部および%はそれぞれ重
量部及び重量%を示す。
実施例1 A液調製 3−ジエチルアミノ−7,8−ベンゾフルオラン   
                         
     10部メチルセルロース5%水溶液    
  5部水                    
   25部この組成物をサンドミルで平均粒子径が3
μmとなるまで粉砕した。
B液調製 3−(N−シクロへキシル−N−メチルアミノ)−6−
メチル−7−フェニルアミノフルオラン10部 ジベンジルテレフタレート       20部メチル
セルロース5%水溶液     15部水      
                  80部この組成
物をサンドミルで平均粒子径が3μmとなるまで粉砕し
た。
C’et 言)!(製 4.4′−シクロへキシリデンジフェノール30部 メチルセルロース5%水溶液     30部水   
                    70部この
組成物をサンドミルで平均粒子径が3μmとなるまで粉
砕した。
B液調製 2−メチル−2−(2,2,6,6−テトラメチル−4
−ピペリジルアミノ)−N−(2,26,6−テトラメ
チル−4−ピペリジル)プロピオンアミド      
       50部メチルセルロース5%水溶液  
   25部水                  
     110部この組成物をサンドミルで平均粒子
径が3μmとなるまで粉砕した。
〔高温感熱記録層用塗液の調製〕
A液40部、C液130部、酸化珪素顔料(商品名:ミ
ズカシルP−527,水理化学社製)30部、20%酸
化澱粉水溶液75部、水70部を混合、撹拌し塗液とし
た。
〔低温感熱記録層用塗液の調製〕
B液125部、C液130部、酸化珪素顔料(商品名:
ミズカシルP−527)30部、20%酸化澱粉水溶液
150部、水55部を混合、撹拌し塗液とした。
〔消色層用塗液の調製] D液185部、20%酸化澱粉水溶液50部を混合、撹
拌し塗液とした。
〔記録層の形成] 坪量50g/ボの上質紙に、高温感熱記録層用塗液、消
色層用塗液、低温感熱記録層用塗液を、この順で、乾燥
後の塗布量がそれぞれ6g/n(。
4g/r+(,3g/rrrとなるように塗布乾燥し、
スーパーキャレンダー掛けして2色発色感熱記録紙を得
た。
実施例2 E液言周製 2−メチル−2−(1,2,2,6,6−ベンタメチル
ー4−ピペリジルアミノ)−N−(1゜2.2,6.6
−ベンタメチルー4−ピペリジル)プロピオンアミド 
        50部メチルセルロース5%水溶液 
    25部水                 
      110部この組成物をサンドミルで平均粒
子径が3μmとなるまで粉砕した。
〔高温感熱記録層用塗液の調製〕
実施例1と同様にして調製した。
(低温感熱記録層用塗液の調製] 実施例1と同様にして調製した。
(消色層用塗液の調製〕 E液185部、20%酸化澱粉水溶液50部を混合、撹
拌し塗液とした。
〔中間層用塗液の調製〕
ポリビニルアルコール10%水溶液100部、カオリン
20部、水50部を混合、撹拌し塗液とした。
〔記録層の形成〕
坪量50g/ボの上質紙に、高温感熱記録層用塗液、中
間層用塗液、消色層用塗液、低温感熱記録層用塗液を、
この順で、乾燥後の塗布量がそれぞれ6g/ボ、3g/
ボ、4g/ボ、3g/腎となるように塗布乾燥し、スー
パーキャレンダー掛けして2色発色感熱記録紙を得た。
比較例1 2−メチル−1−(2,26,6−テトラメチル−4−
ピペリジルアミノ)−N−(2,2゜6.6−テトラメ
チル−4−ピペリジル)プロピオンアミドの代わりに、
2−(4’ −モルホリノジチオ)ベンゾチアゾールを
用いた以外は実施例1と同様にして2色発色感熱記録紙
を得た。
かくして得られた3種類の2色発色感熱記録紙の動的発
色特性を以下の方法でケス1−シた。
〔記録条件〕
感熱プリンター(PS−8600,ローム社製〕を用い
て、サーマルヘッド二8ドツト/ mm 、発熱抵抗二
約1300Ω/ドツト、主走査記録速度=20 m5e
c / 1ine、副走査: 321ine/mm、 
ヘッド入カニ0.44W/ドツト、低温発色エネルギー
+0.26mJ、高温発色エネルギー:1.06mJの
条件で記録した。
得られた記録部の濃度をマクベス濃度計(マクベス社製
、RD914型)にて、低温発色画像(黒色)はビジュ
アルフィルターを使用し、高温発色画像(赤色)はグリ
ーンフィルターを使用して測定し、結果を第1表に示し
た。
さらに高温発色画像における混色の度合いをチエツクす
るため、レッドフィルターを使用して青色成分の濃度を
測定し、結果を第1表に併記した。
なお、この数値が小さい程、鮮明な赤色であることを表
す。
第  1  表 「効果」 各実施例の感熱記録紙の発色画像は混色やニジミがなく
極めて明瞭であったが、比較例の記録紙では混色が生じ
て著しく鮮明さを欠いていた。
特許出願人  神崎製紙株式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 それぞれ異なった色調に発色する2つ以上の感熱発色層
    を有し、且つ該感熱発色層の少なくとも1つがロイコ染
    料と呈色剤とを含有する多色感熱記録体において、ロイ
    コ染料と呈色剤との発色系に対して消色作用し得る位置
    に、下記一般式〔 I 〕で表される化合物の少なくとも
    1種を含有させたことを特徴とする多色感熱記録体。 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、R_1、R_2はそれぞれ水素原子またはC_
    1_〜_2アルキル基を示し、R_3は直鎖または分岐
    のC_1_〜_5アルキレン基を示す。〕
JP63142096A 1988-06-08 1988-06-08 多色感熱記録体 Pending JPH021362A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20180123308A (ko) * 2017-05-08 2018-11-16 주식회사 카멜 도자기용 다채색 고강도 안료조성물과 도자기용 다채색 고강도 안료조성물을 이용한 내열 도자기의 제조방법 및 이의 제조방법에 의해 제조된 내열 도자기

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KR20180123308A (ko) * 2017-05-08 2018-11-16 주식회사 카멜 도자기용 다채색 고강도 안료조성물과 도자기용 다채색 고강도 안료조성물을 이용한 내열 도자기의 제조방법 및 이의 제조방법에 의해 제조된 내열 도자기

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