JP3060630B2 - 感熱記録体 - Google Patents
感熱記録体Info
- Publication number
- JP3060630B2 JP3060630B2 JP3217396A JP21739691A JP3060630B2 JP 3060630 B2 JP3060630 B2 JP 3060630B2 JP 3217396 A JP3217396 A JP 3217396A JP 21739691 A JP21739691 A JP 21739691A JP 3060630 B2 JP3060630 B2 JP 3060630B2
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- JP
- Japan
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- calcium carbonate
- heat
- methyl
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は感熱記録体に関し、特に
ラインサーマルヘッドへのカス付着が少なく、且つIC
サーマルチップペン(以下ICペンと言う)のヘッド磨
耗が極めて少なく、しかも記録感度に優れた感熱記録体
に関するものである。
ラインサーマルヘッドへのカス付着が少なく、且つIC
サーマルチップペン(以下ICペンと言う)のヘッド磨
耗が極めて少なく、しかも記録感度に優れた感熱記録体
に関するものである。
【0002】
【従来技術】従来、無色ないしは淡色の塩基性染料と呈
色剤との反応を利用し、熱により両発色物質を接触させ
て記録像を得るようにした感熱記録体はよく知られてい
る。かかる感熱記録体は比較的安価であり、また記録機
器がコンパクトで且つその保守も比較的容易であるた
め、ファクシミリ、医療用測定機器、自動券売機等にお
ける記録媒体として広範囲に使用されている。それにつ
れて要求される品質も耐油性、耐可塑剤性等の多岐に渡
り、塩基性染料や呈色剤を中心に種々改良がなされてき
た。
色剤との反応を利用し、熱により両発色物質を接触させ
て記録像を得るようにした感熱記録体はよく知られてい
る。かかる感熱記録体は比較的安価であり、また記録機
器がコンパクトで且つその保守も比較的容易であるた
め、ファクシミリ、医療用測定機器、自動券売機等にお
ける記録媒体として広範囲に使用されている。それにつ
れて要求される品質も耐油性、耐可塑剤性等の多岐に渡
り、塩基性染料や呈色剤を中心に種々改良がなされてき
た。
【0003】しかしながら、優れた品質を有する感熱記
録体もサーマルヘッドへのカス付着が甚だしくそのまま
では使用しがたい物が多い。そこでこのようなサーマル
ヘッドへのカス付着を改良するために、感熱記録層中に
吸油性に優れた顔料等を添加する方法も種々提案されて
いる。しかし、例えば微粉酸化珪素顔料に代表される高
吸油性顔料はカス付着防止については顕著な効果を示す
が、医療用測定機器などに使用されるICペンのヘッド
磨耗が著しいと言う欠点がある。また感熱記録層中にモ
ース硬度4以下の顔料、例えばタルクや重質炭酸カルシ
ウム等を添加するとICペンのヘッド磨耗は改善される
が、ラインサーマルヘッドへのカス付着が多く、しかも
記録感度が低いと言う欠点がある。
録体もサーマルヘッドへのカス付着が甚だしくそのまま
では使用しがたい物が多い。そこでこのようなサーマル
ヘッドへのカス付着を改良するために、感熱記録層中に
吸油性に優れた顔料等を添加する方法も種々提案されて
いる。しかし、例えば微粉酸化珪素顔料に代表される高
吸油性顔料はカス付着防止については顕著な効果を示す
が、医療用測定機器などに使用されるICペンのヘッド
磨耗が著しいと言う欠点がある。また感熱記録層中にモ
ース硬度4以下の顔料、例えばタルクや重質炭酸カルシ
ウム等を添加するとICペンのヘッド磨耗は改善される
が、ラインサーマルヘッドへのカス付着が多く、しかも
記録感度が低いと言う欠点がある。
【0004】このためICペンのヘツド磨耗とラインサ
ーマルヘッドへのカス付着の双方が改良された感熱記録
体の開発が強く望まれている。
ーマルヘッドへのカス付着の双方が改良された感熱記録
体の開発が強く望まれている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】カス付着が少なく、且
つICペンのヘッド磨耗性にも優れ、しかも記録感度に
優れた感熱記録体を得るべく種々検討した結果、感熱記
録層中に柱状炭酸カルシウム1重量部に対し微粒子炭酸
カルシウムの結束体(以下多孔質炭酸カルシウムと言
う)を特定の割当で含有せしめると、かかる感熱記録体
が得られることを見出し、本発明を完成するに到った。
つICペンのヘッド磨耗性にも優れ、しかも記録感度に
優れた感熱記録体を得るべく種々検討した結果、感熱記
録層中に柱状炭酸カルシウム1重量部に対し微粒子炭酸
カルシウムの結束体(以下多孔質炭酸カルシウムと言
う)を特定の割当で含有せしめると、かかる感熱記録体
が得られることを見出し、本発明を完成するに到った。
【0006】本発明は、支持体上に無色ないし淡色の塩
基性染料と呈色剤を含有する感熱記録層を設けた感熱記
録体において、該感熱記録層中に結束体を有しない柱状
炭酸カルシウムと吸油量(小倉法による測定)が100
ml/100gの微粒子炭酸カルシウムの結束体を含有
させ、且つ柱状炭酸カルシウム1重量部に対して微粒子
炭酸カルシウムの結束体を0.2〜5重量部用いるもの
である。
基性染料と呈色剤を含有する感熱記録層を設けた感熱記
録体において、該感熱記録層中に結束体を有しない柱状
炭酸カルシウムと吸油量(小倉法による測定)が100
ml/100gの微粒子炭酸カルシウムの結束体を含有
させ、且つ柱状炭酸カルシウム1重量部に対して微粒子
炭酸カルシウムの結束体を0.2〜5重量部用いるもの
である。
【0007】
【作用】本発明では、感熱記録層中に柱状炭酸カルシウ
ム1重量部に対し多孔質炭酸カルシウムを0.2〜5重
量部併用することで、他の顔料には見られない効果、即
ちラインサーマルヘッドへのカス付着およびICペンの
ヘッド磨耗の双方が顕著に改善された感熱記録体が得ら
れるものである。かかる優れた効果が得られる理由につ
いては必ずしも明確ではないが,柱状炭酸カルシウム粒
子と多孔質炭酸カルシウム粒子との相合作用により、感
熱記録層中にカス付着の原因である溶融物を吸収するに
好適な空隙が形成されると共に、これらの炭酸カルシウ
ムはモース硬度4以下でICペンの保護膜に使用されて
いる酸化珪素(モース硬度5)より低いためICペンの
磨耗が生じにくいものと思われる。
ム1重量部に対し多孔質炭酸カルシウムを0.2〜5重
量部併用することで、他の顔料には見られない効果、即
ちラインサーマルヘッドへのカス付着およびICペンの
ヘッド磨耗の双方が顕著に改善された感熱記録体が得ら
れるものである。かかる優れた効果が得られる理由につ
いては必ずしも明確ではないが,柱状炭酸カルシウム粒
子と多孔質炭酸カルシウム粒子との相合作用により、感
熱記録層中にカス付着の原因である溶融物を吸収するに
好適な空隙が形成されると共に、これらの炭酸カルシウ
ムはモース硬度4以下でICペンの保護膜に使用されて
いる酸化珪素(モース硬度5)より低いためICペンの
磨耗が生じにくいものと思われる。
【0008】因みに、柱状炭酸カルシウム1重量部に対
し多孔質炭酸カルシユウム0.2重量部未満あるいは5
重量部を越えるとサーマルヘッドにカスが付着し記録に
障害がでる。本発明において使用される柱状炭酸カルシ
ウムは長辺が1〜6μm、短辺が0.1〜0.6μmの
形状の粒子径のものが好ましい。また多孔質炭酸カルシ
ウムとしては特開昭59−232916号公報、特開平
1−230424号公報に述べられている炭酸カルシウ
ムが好ましく、特に吸油量100ml/100g以上の
ものが好ましい。なお、ここで言う吸油量とは、小倉法
により測定した値である。
し多孔質炭酸カルシユウム0.2重量部未満あるいは5
重量部を越えるとサーマルヘッドにカスが付着し記録に
障害がでる。本発明において使用される柱状炭酸カルシ
ウムは長辺が1〜6μm、短辺が0.1〜0.6μmの
形状の粒子径のものが好ましい。また多孔質炭酸カルシ
ウムとしては特開昭59−232916号公報、特開平
1−230424号公報に述べられている炭酸カルシウ
ムが好ましく、特に吸油量100ml/100g以上の
ものが好ましい。なお、ここで言う吸油量とは、小倉法
により測定した値である。
【0009】感熱記録層中に添加される柱状炭酸カルシ
ウムと多孔質炭酸カルシウム含有量については特に限定
するものではないが、感熱記録層の全固形量に対して1
0〜60重量%、好ましくは20〜50重量%の範囲で
調節するのが望ましい。因みに、両炭酸カルシウムの添
加量が10重量%未満では所望の効果が得られず、また
60重量%わ越えると記録濃度が低下する恐れがある。
ウムと多孔質炭酸カルシウム含有量については特に限定
するものではないが、感熱記録層の全固形量に対して1
0〜60重量%、好ましくは20〜50重量%の範囲で
調節するのが望ましい。因みに、両炭酸カルシウムの添
加量が10重量%未満では所望の効果が得られず、また
60重量%わ越えると記録濃度が低下する恐れがある。
【0010】本発明は感熱記録層中に上記特定の炭酸カ
ルシウムを含有させるものであるが、支持体と感熱記録
層の間に中間層(下塗り層)を設ける場合には、その中
間層にも柱状炭酸カルシウムおよび多孔質炭酸カルシウ
ムを含有せしめると、より記録感度に優れた感熱記録体
が得られるので好ましい。本発明において、感熱記録層
を構成する無色ないし淡色の塩基性染料としては、公知
の各種染料を用いることができ、具体的には下記が例示
される。
ルシウムを含有させるものであるが、支持体と感熱記録
層の間に中間層(下塗り層)を設ける場合には、その中
間層にも柱状炭酸カルシウムおよび多孔質炭酸カルシウ
ムを含有せしめると、より記録感度に優れた感熱記録体
が得られるので好ましい。本発明において、感熱記録層
を構成する無色ないし淡色の塩基性染料としては、公知
の各種染料を用いることができ、具体的には下記が例示
される。
【0011】3,3−ビス(p−ジメチルアミノフェニ
ル)−6−メチルアミノフタリド、3,3−ビス(p−
ジメチルアミノフェニル)フタリド、3−(p−ジメチ
ルアミノフェニル)−3−(1,2−ジメチルインドー
ル−3−イル)フタリド、3−(p−ジメチルアミノフ
ェニル)−3−(2−メチルインドール−3−イル)フ
タリド、3,3−ビス(1,2−ジメチルインドール−
3−イル)−5−ジメチルアミノフタリド、3,3−ビ
ス(1,2−ジメチルインドール−3−イル)−6−ジ
メチルアミノフタリド、3,3−ビス(9−エチルカル
バゾール−3−イル)−6−ジメチルアミノフタリド、
3,3−ビス(2−フェニルインドール−3−イル)−
6−ジメチルアミノフタリド、3−p−ジメチルアミノ
フェニル−3−(1−メチルピロール−3−イル)−6
−ジメチルアミノフタリド等のトリアリールメタン系染
料、4,4′−ビス−ジメチルアミノベンズヒドリルベ
ンジルエーテル、N−ハロフェニル−ロイコオーラミ
ン、N−2,4,5−トリクロロフェニルロイコオーラ
ミン等のジフェニルメタン系染料、ベンゾイルロイコメ
チレンブルー、p−ニトロベンゾイルロイコメチレンブ
ルー等のチアジン系染料、3−メチル−スピロ−ジナフ
トピラン、3−エチル−スピロ−ジナフトピラン、3−
フェニル−スピロ−ジナフトピラン、3−ベンジル−ス
ピロ−ジナフトピラン、3−メチル−ナフト(6′−メ
トキシベンゾ)スピロピラン、3−プロピル−スピロ−
ジベンゾピラン等のスピロ系染料、ローダミン−B−ア
ニリノラクタム、ローダミン(p−ニトロアニリノ)ラ
クタム、ローダミン(o−クロロアニリノ)ラクタム等
のラクタム系染料、3−ジメチルアミノ−7−メトキシ
フルオラン、3−ジエチルアミノ−6−メトキシフルオ
ラン、3−ジエチルアミノ−7−メトキシフルオラン、
3−ジエチルアミノ−7−クロロフルオラン、3−ジエ
チルアミノ−6−メチル−7−クロロフルオラン、3−
ジエチルアミノ−6,7−ジメチルフルオラン、3−
(N−エチル−p−トルイジノ)−7−メチルフルオラ
ン、3−ジエチルアミノ−7−N−アセチル−N−メチ
ルアミノフルオラン、3−ジエチルアミノ−7−N−メ
チルアミノフルオラン、3−ジエチルアミノ−7−ジベ
ンジルアミノフルオラン、3−ジエチルアミノ−7−N
−メチル−N−ベンジルアミノフルオラン、3−ジエチ
ルアミノ−7−N−クロロエチル−N−メチルアミノフ
ルオラン、3−ジエチルアミノ−7−N−ジエチルアミ
ノフルオラン、3−(N−エチル−p−トルイジノ)−
6−メチル−7−フェニルアミノフルオラン、3−(N
−エチル−p−トルイジノ)−6−メチル−7−(p−
トルイジノ)フルオラン、3−ジメチルアミノ−6−メ
チル−7−フェニルアミノフルオラン、3−ジエチルア
ミノ−6−メチル−7−フェニルアミノフルオラン、3
−ジ−n−ブチルアミノ−6−メチル−7−フェニルア
ミノフルオラン、3−ジ−n−ペンチルアミノ−6−メ
チル−7−フェニルアミノフルオラン、3−ジエチルア
ミノ−7−(2−カルボメトキシ−フェニルアミノ)フ
ルオラン、3−(N−シクロヘキシル−N−メチルアミ
ノ)−6−メチル−7−フェニルアミノフルオラン、3
−ピロリジノ−6−メチル−7−フェニルアミノフルオ
ラン、3−ピペリジノ−6−メチル−7−フェニルアミ
ノフルオラン、3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−
キシリジノフルオラン、3−ジエチルアミノ−7−(o
−クロロフェニルアミノ)フルオラン、3−ジ−n−ブ
チルアミノ−7−(o−クロロフェニルアミノ)フルオ
ラン、3−ピロリジノ−6−メチル−7−p−ブチルフ
ェニルアミノフルオラン、3−(N−メチル−N−n−
アミル)アミノ−6−メチル−7−フェニルアミノフル
オラン、3−(N−エチル−N−n−アミル)アミノ−
6−メチル−7−フェニルアミノフルオラン、3−(N
−エチル−N−イソアミル)アミノ−6−メチル−7−
フェニルアミノフルオラン、3−(N−メチル−N−n
−ヘキシル)アミノ−6−メチル−7−フェニルアミノ
フルオラン、3−(N−エチル−N−n−ヘキシル)ア
ミノ−6−メチル−7−フェニルアミノフルオラン、3
−(N−エチル−N−β−エチルヘキシル)アミノ−6
−メチル−7−フェニルアミノフルオラン、3−(N−
エチル−N−テトラヒドロフルフリル)アミノ−6−メ
チル−7−フェニルアミノフルオラン、3−(N−エチ
ル−N−シクロペンチル)アミノ−6−メチル−7−フ
ェニルアミノフルオラン等のフルオラン系染料等。勿
論、これらの染料に限定されるものではなく、二種以上
の染料の併用も可能である。
ル)−6−メチルアミノフタリド、3,3−ビス(p−
ジメチルアミノフェニル)フタリド、3−(p−ジメチ
ルアミノフェニル)−3−(1,2−ジメチルインドー
ル−3−イル)フタリド、3−(p−ジメチルアミノフ
ェニル)−3−(2−メチルインドール−3−イル)フ
タリド、3,3−ビス(1,2−ジメチルインドール−
3−イル)−5−ジメチルアミノフタリド、3,3−ビ
ス(1,2−ジメチルインドール−3−イル)−6−ジ
メチルアミノフタリド、3,3−ビス(9−エチルカル
バゾール−3−イル)−6−ジメチルアミノフタリド、
3,3−ビス(2−フェニルインドール−3−イル)−
6−ジメチルアミノフタリド、3−p−ジメチルアミノ
フェニル−3−(1−メチルピロール−3−イル)−6
−ジメチルアミノフタリド等のトリアリールメタン系染
料、4,4′−ビス−ジメチルアミノベンズヒドリルベ
ンジルエーテル、N−ハロフェニル−ロイコオーラミ
ン、N−2,4,5−トリクロロフェニルロイコオーラ
ミン等のジフェニルメタン系染料、ベンゾイルロイコメ
チレンブルー、p−ニトロベンゾイルロイコメチレンブ
ルー等のチアジン系染料、3−メチル−スピロ−ジナフ
トピラン、3−エチル−スピロ−ジナフトピラン、3−
フェニル−スピロ−ジナフトピラン、3−ベンジル−ス
ピロ−ジナフトピラン、3−メチル−ナフト(6′−メ
トキシベンゾ)スピロピラン、3−プロピル−スピロ−
ジベンゾピラン等のスピロ系染料、ローダミン−B−ア
ニリノラクタム、ローダミン(p−ニトロアニリノ)ラ
クタム、ローダミン(o−クロロアニリノ)ラクタム等
のラクタム系染料、3−ジメチルアミノ−7−メトキシ
フルオラン、3−ジエチルアミノ−6−メトキシフルオ
ラン、3−ジエチルアミノ−7−メトキシフルオラン、
3−ジエチルアミノ−7−クロロフルオラン、3−ジエ
チルアミノ−6−メチル−7−クロロフルオラン、3−
ジエチルアミノ−6,7−ジメチルフルオラン、3−
(N−エチル−p−トルイジノ)−7−メチルフルオラ
ン、3−ジエチルアミノ−7−N−アセチル−N−メチ
ルアミノフルオラン、3−ジエチルアミノ−7−N−メ
チルアミノフルオラン、3−ジエチルアミノ−7−ジベ
ンジルアミノフルオラン、3−ジエチルアミノ−7−N
−メチル−N−ベンジルアミノフルオラン、3−ジエチ
ルアミノ−7−N−クロロエチル−N−メチルアミノフ
ルオラン、3−ジエチルアミノ−7−N−ジエチルアミ
ノフルオラン、3−(N−エチル−p−トルイジノ)−
6−メチル−7−フェニルアミノフルオラン、3−(N
−エチル−p−トルイジノ)−6−メチル−7−(p−
トルイジノ)フルオラン、3−ジメチルアミノ−6−メ
チル−7−フェニルアミノフルオラン、3−ジエチルア
ミノ−6−メチル−7−フェニルアミノフルオラン、3
−ジ−n−ブチルアミノ−6−メチル−7−フェニルア
ミノフルオラン、3−ジ−n−ペンチルアミノ−6−メ
チル−7−フェニルアミノフルオラン、3−ジエチルア
ミノ−7−(2−カルボメトキシ−フェニルアミノ)フ
ルオラン、3−(N−シクロヘキシル−N−メチルアミ
ノ)−6−メチル−7−フェニルアミノフルオラン、3
−ピロリジノ−6−メチル−7−フェニルアミノフルオ
ラン、3−ピペリジノ−6−メチル−7−フェニルアミ
ノフルオラン、3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−
キシリジノフルオラン、3−ジエチルアミノ−7−(o
−クロロフェニルアミノ)フルオラン、3−ジ−n−ブ
チルアミノ−7−(o−クロロフェニルアミノ)フルオ
ラン、3−ピロリジノ−6−メチル−7−p−ブチルフ
ェニルアミノフルオラン、3−(N−メチル−N−n−
アミル)アミノ−6−メチル−7−フェニルアミノフル
オラン、3−(N−エチル−N−n−アミル)アミノ−
6−メチル−7−フェニルアミノフルオラン、3−(N
−エチル−N−イソアミル)アミノ−6−メチル−7−
フェニルアミノフルオラン、3−(N−メチル−N−n
−ヘキシル)アミノ−6−メチル−7−フェニルアミノ
フルオラン、3−(N−エチル−N−n−ヘキシル)ア
ミノ−6−メチル−7−フェニルアミノフルオラン、3
−(N−エチル−N−β−エチルヘキシル)アミノ−6
−メチル−7−フェニルアミノフルオラン、3−(N−
エチル−N−テトラヒドロフルフリル)アミノ−6−メ
チル−7−フェニルアミノフルオラン、3−(N−エチ
ル−N−シクロペンチル)アミノ−6−メチル−7−フ
ェニルアミノフルオラン等のフルオラン系染料等。勿
論、これらの染料に限定されるものではなく、二種以上
の染料の併用も可能である。
【0012】また上記塩基性染料と組合せて使用される
呈色剤についても各種の化合物が知られており、例えば
下記が例示される。4−tert−ブチルフェノール、α−
ナフトール、β−ナフトール、4−アセチルフェノー
ル、4−tert−オクチルフェノール、4,4′−sec −
ブチリデンジフェノール、4−フェニルフェノール、
4,4′−ジヒドロキシ−ジフェニルメタン、4,4′
−イソプロピリデンジフェノール、ハイドロキノン、
4,4′−シクロヘキシリデンジフェノール、4,4′
−(1,3−ジメチルブチリデン)ビスフェノール、
2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−4−メチル
ペンタン、4,4′−ジヒドロキシジフェニルサルファ
イド、4,4′−チオビス(6−tert−ブチル−3−メ
チルフェノール)、4,4′−ジヒドロキシジフェニル
スルホン、2,4′−ジヒドロキシジフェニルスルホ
ン、4−ヒドロキシ−4′−メチルジフェニルスルホ
ン、4−ヒドロキシ−4′−メトキシジフェニルスルホ
ン、4−ヒドロキシ−4′−イソプロポキシジフェニル
スルホン、4−ヒドロキシ−3′,4′,5′−トリメ
チルジフェニルスルホン、3,4−ジヒドロキシ−4′
−メチルジフェニルスルホン、ビス(3−アリル−4−
ヒドロキシフェニル)スルホン、1,3−ジ〔2−(4
−ヒドロキシフェニル)−2−プロピル〕ベンゼン、ヒ
ドロキノンモノベンジルエーテル、ビス(4−ヒドロキ
シフェニル)酢酸ブチルエステル、4−ヒドロキシベン
ゾフェノン、2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン、
2,4,4′−トリヒドロキシベンゾフェノン、2,
2′,4,4′−テトラヒドロキシベンゾフェノン、4
−ヒドロキシフタル酸ジメチル、4−ヒドロキシ安息香
酸メチル、4−ヒドロキシ安息香酸エチル、4−ヒドロ
キシ安息香酸プロピル、4−ヒドロキシ安息香酸−sec
−ブチル、4−ヒドロキシ安息香酸ペンチル、4−ヒド
ロキシ安息香酸フェニル、4−ヒドロキシ安息香酸ベン
ジル、4−ヒドロキシ安息香酸トリル、4−ヒドロキシ
安息香酸クロロフェニル、4−ヒドロキシ安息香酸フェ
ニルプロピル、4−ヒドロキシ安息香酸フェネチル、4
−ヒドロキシ安息香酸−p−クロロベンジル、4−ヒド
ロキシ安息香酸−p−メトキシベンジル、ノボラック型
フェノール樹脂、フェノール重合体等のフェノール性化
合物。安息香酸、p−tert−ブチル安息香酸、トリクロ
ル安息香酸、テレフタル酸、3−sec −ブチル−4−ヒ
ドロキシ安息香酸、3−シクロヘキシル−4−ヒドロキ
シ安息香酸、3,5−ジメチル−4−ヒドロキシ安息香
酸、サリチル酸、3−イソプロピルサリチル酸、3−te
rt−ブチルサリチル酸、3,5−ジ−tert−ブチルサリ
チル酸、3−ベンジルサリチル酸、3−(α−メチルベ
ンジル)サリチル酸、3−クロル−5−(α−メチルベ
ンジル)サリチル酸、3−フェニル−5−(α,α−ジ
メチルベンジル)サリチル酸、3,5−ジ−α−メチル
ベンジルサリチル酸等の芳香族カルボン酸、およびこれ
ら芳香族カルボン酸と亜鉛、マグネシウム、アルミニウ
ム、カルシウム、チタン、マンガン、スズ、ニッケル等
の多価金属との塩等。上記の呈色剤も勿論必要に応じて
2種以上を併用することができる。
呈色剤についても各種の化合物が知られており、例えば
下記が例示される。4−tert−ブチルフェノール、α−
ナフトール、β−ナフトール、4−アセチルフェノー
ル、4−tert−オクチルフェノール、4,4′−sec −
ブチリデンジフェノール、4−フェニルフェノール、
4,4′−ジヒドロキシ−ジフェニルメタン、4,4′
−イソプロピリデンジフェノール、ハイドロキノン、
4,4′−シクロヘキシリデンジフェノール、4,4′
−(1,3−ジメチルブチリデン)ビスフェノール、
2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−4−メチル
ペンタン、4,4′−ジヒドロキシジフェニルサルファ
イド、4,4′−チオビス(6−tert−ブチル−3−メ
チルフェノール)、4,4′−ジヒドロキシジフェニル
スルホン、2,4′−ジヒドロキシジフェニルスルホ
ン、4−ヒドロキシ−4′−メチルジフェニルスルホ
ン、4−ヒドロキシ−4′−メトキシジフェニルスルホ
ン、4−ヒドロキシ−4′−イソプロポキシジフェニル
スルホン、4−ヒドロキシ−3′,4′,5′−トリメ
チルジフェニルスルホン、3,4−ジヒドロキシ−4′
−メチルジフェニルスルホン、ビス(3−アリル−4−
ヒドロキシフェニル)スルホン、1,3−ジ〔2−(4
−ヒドロキシフェニル)−2−プロピル〕ベンゼン、ヒ
ドロキノンモノベンジルエーテル、ビス(4−ヒドロキ
シフェニル)酢酸ブチルエステル、4−ヒドロキシベン
ゾフェノン、2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン、
2,4,4′−トリヒドロキシベンゾフェノン、2,
2′,4,4′−テトラヒドロキシベンゾフェノン、4
−ヒドロキシフタル酸ジメチル、4−ヒドロキシ安息香
酸メチル、4−ヒドロキシ安息香酸エチル、4−ヒドロ
キシ安息香酸プロピル、4−ヒドロキシ安息香酸−sec
−ブチル、4−ヒドロキシ安息香酸ペンチル、4−ヒド
ロキシ安息香酸フェニル、4−ヒドロキシ安息香酸ベン
ジル、4−ヒドロキシ安息香酸トリル、4−ヒドロキシ
安息香酸クロロフェニル、4−ヒドロキシ安息香酸フェ
ニルプロピル、4−ヒドロキシ安息香酸フェネチル、4
−ヒドロキシ安息香酸−p−クロロベンジル、4−ヒド
ロキシ安息香酸−p−メトキシベンジル、ノボラック型
フェノール樹脂、フェノール重合体等のフェノール性化
合物。安息香酸、p−tert−ブチル安息香酸、トリクロ
ル安息香酸、テレフタル酸、3−sec −ブチル−4−ヒ
ドロキシ安息香酸、3−シクロヘキシル−4−ヒドロキ
シ安息香酸、3,5−ジメチル−4−ヒドロキシ安息香
酸、サリチル酸、3−イソプロピルサリチル酸、3−te
rt−ブチルサリチル酸、3,5−ジ−tert−ブチルサリ
チル酸、3−ベンジルサリチル酸、3−(α−メチルベ
ンジル)サリチル酸、3−クロル−5−(α−メチルベ
ンジル)サリチル酸、3−フェニル−5−(α,α−ジ
メチルベンジル)サリチル酸、3,5−ジ−α−メチル
ベンジルサリチル酸等の芳香族カルボン酸、およびこれ
ら芳香族カルボン酸と亜鉛、マグネシウム、アルミニウ
ム、カルシウム、チタン、マンガン、スズ、ニッケル等
の多価金属との塩等。上記の呈色剤も勿論必要に応じて
2種以上を併用することができる。
【0013】塩基性染料と呈色剤の使用比率は、用いる
塩基性染料や呈色剤の種類に応じて適宜選択すべきもの
で、特に限定するものではないが、一般に塩基性染料1
00重量部に対して100〜700重量部、好ましくは
150〜400重量部程度の呈色剤が使用される。これ
らを含む塗液の調製は、一般に水を分散媒体とし、ボー
ルミル、アトライター、サンドミル等の攪拌・粉砕機に
より、染料と呈色剤を一緒に又は別々に分散するなどし
て調製される。
塩基性染料や呈色剤の種類に応じて適宜選択すべきもの
で、特に限定するものではないが、一般に塩基性染料1
00重量部に対して100〜700重量部、好ましくは
150〜400重量部程度の呈色剤が使用される。これ
らを含む塗液の調製は、一般に水を分散媒体とし、ボー
ルミル、アトライター、サンドミル等の攪拌・粉砕機に
より、染料と呈色剤を一緒に又は別々に分散するなどし
て調製される。
【0014】かかる塗液中には、通常バインダーとして
デンプン類、ヒドロキシエチルセルロース、メチルセル
ロース、カルボキシメチルセルロース、ゼラチン、カゼ
イン、アラビアガム、ポリビニルアルコール、スチレン
・無水マレイン酸共重合体塩、スチレン・アクリル酸共
重合体塩、スチレン・ブタジエン共重合体エマルジョン
等が全固形分の2〜40重量%、好ましくは5〜25重
量%程度配合される。
デンプン類、ヒドロキシエチルセルロース、メチルセル
ロース、カルボキシメチルセルロース、ゼラチン、カゼ
イン、アラビアガム、ポリビニルアルコール、スチレン
・無水マレイン酸共重合体塩、スチレン・アクリル酸共
重合体塩、スチレン・ブタジエン共重合体エマルジョン
等が全固形分の2〜40重量%、好ましくは5〜25重
量%程度配合される。
【0015】塗液中には、さらに各種の助剤を添加する
ことができ、例えばジオクチルスルフォコハク酸ナトリ
ウム塩、ドデシルベンゼンスルフォン酸ナトリウム塩、
ラウリルアルコール硫酸エステル・ナトリウム塩、脂肪
酸金属塩等の分散剤、その他消泡剤、螢光染料、着色染
料等が挙げられる。また記録機器や記録ヘッドとの接触
によってスティッキングを生じないようにステアリン
酸、ポリエチレン、カルナバロウ、パラフィンワック
ス、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸カルシウム、エス
テルワックス等の分散液やエマルジョン等を添加するこ
ともできる。
ことができ、例えばジオクチルスルフォコハク酸ナトリ
ウム塩、ドデシルベンゼンスルフォン酸ナトリウム塩、
ラウリルアルコール硫酸エステル・ナトリウム塩、脂肪
酸金属塩等の分散剤、その他消泡剤、螢光染料、着色染
料等が挙げられる。また記録機器や記録ヘッドとの接触
によってスティッキングを生じないようにステアリン
酸、ポリエチレン、カルナバロウ、パラフィンワック
ス、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸カルシウム、エス
テルワックス等の分散液やエマルジョン等を添加するこ
ともできる。
【0016】さらに本発明の感熱記録体においては、本
発明の所望の効果を阻害しない範囲で、例えばステアリ
ン酸アミド、ステアリン酸メチレンビスアミド、オレイ
ン酸アミド、パルミチン酸アミド、ヤシ脂肪酸アミド等
の脂肪酸アミド、2,2′−メチレンビス(4−メチル
−6−tert−ブチルフェノール)、4,4′−ブチリデ
ンビス(6−tert−ブチル−3−メチルフェノール)、
1,1,3−トリス(2−メチル−4−ヒドロキシ−5
−tert−ブチルフェニル)ブタン、1,1,3−トリス
(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−シクロヘキシルフ
ェニル)ブタン等のヒンダードフェノール類、p−ベン
ジルビフェニル、1,2−ビス(フェノキシ)エタン、
1,2−ビス(4−メチルフェノキシ)エタン、1,2
−ビス(3−メチルフェノキシ)エタン、1−(2−メ
チルフェノキシ)−2−(4−メトキシフェノキシ)エ
タン、2−ナフチルベンジルエーテル等のエーテル類、
ジベンジルテレフタレート、1−ヒドロキシ−2−ナフ
トエ酸フェニルエステル、シュウ酸ジベンジルエステ
ル、シュウ酸ジ(4−メチルベンジル)エステル、シュ
ウ酸ジ(4−クロロベンジル)エステル等のエステル
類、2−(2′−ヒドロキシ−5′−メチルフェニル)
ベンゾトリアゾール、2−ヒドロキシ−4−ベンジルオ
キシベンゾフェノン等の紫外線吸収剤、および各種公知
の熱可融性物質を増感剤として併用することもできる。
発明の所望の効果を阻害しない範囲で、例えばステアリ
ン酸アミド、ステアリン酸メチレンビスアミド、オレイ
ン酸アミド、パルミチン酸アミド、ヤシ脂肪酸アミド等
の脂肪酸アミド、2,2′−メチレンビス(4−メチル
−6−tert−ブチルフェノール)、4,4′−ブチリデ
ンビス(6−tert−ブチル−3−メチルフェノール)、
1,1,3−トリス(2−メチル−4−ヒドロキシ−5
−tert−ブチルフェニル)ブタン、1,1,3−トリス
(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−シクロヘキシルフ
ェニル)ブタン等のヒンダードフェノール類、p−ベン
ジルビフェニル、1,2−ビス(フェノキシ)エタン、
1,2−ビス(4−メチルフェノキシ)エタン、1,2
−ビス(3−メチルフェノキシ)エタン、1−(2−メ
チルフェノキシ)−2−(4−メトキシフェノキシ)エ
タン、2−ナフチルベンジルエーテル等のエーテル類、
ジベンジルテレフタレート、1−ヒドロキシ−2−ナフ
トエ酸フェニルエステル、シュウ酸ジベンジルエステ
ル、シュウ酸ジ(4−メチルベンジル)エステル、シュ
ウ酸ジ(4−クロロベンジル)エステル等のエステル
類、2−(2′−ヒドロキシ−5′−メチルフェニル)
ベンゾトリアゾール、2−ヒドロキシ−4−ベンジルオ
キシベンゾフェノン等の紫外線吸収剤、および各種公知
の熱可融性物質を増感剤として併用することもできる。
【0017】これらの熱可融性物質のうちでも、1,2
−ビス(3−メチルフェノキシ)エタン、1,2−ビス
(フェノキシ)エタン、1−(2−メチルフェノキシ)
−2−(4−メトキシフェノキシ)エタン、シュウ酸ジ
ベンジルエステル、シュウ酸ジ(4−メチルベンジル)
エステル、及びシュウ酸ジ(4−クロロベンジル)エス
テルは、特に増感効果に優れるためより好ましい。
−ビス(3−メチルフェノキシ)エタン、1,2−ビス
(フェノキシ)エタン、1−(2−メチルフェノキシ)
−2−(4−メトキシフェノキシ)エタン、シュウ酸ジ
ベンジルエステル、シュウ酸ジ(4−メチルベンジル)
エステル、及びシュウ酸ジ(4−クロロベンジル)エス
テルは、特に増感効果に優れるためより好ましい。
【0018】本発明において、記録層の形成方法につい
ては特に限定するものではなく、従来から周知慣用の技
術に従って形成することができ、例えば感熱記録層用の
塗液を、支持体上にエアーナイフコーター、ブレードコ
ーター、バーコーター、グラビアコーター、カーテンコ
ーター等の適当な塗布装置によって塗布・乾燥する等の
方法が挙げられる。
ては特に限定するものではなく、従来から周知慣用の技
術に従って形成することができ、例えば感熱記録層用の
塗液を、支持体上にエアーナイフコーター、ブレードコ
ーター、バーコーター、グラビアコーター、カーテンコ
ーター等の適当な塗布装置によって塗布・乾燥する等の
方法が挙げられる。
【0019】支持体としては紙、プラスチックフィル
ム、合成紙等が用いられるが、価格や塗布適性の点では
紙が好ましく用いられる。また、感熱記録層用塗液の塗
布量についても特に限定されるものではなく、一般に乾
燥重量が2〜12g/m2 、好ましくは2〜8g/m2
の範囲となるように調節される。
ム、合成紙等が用いられるが、価格や塗布適性の点では
紙が好ましく用いられる。また、感熱記録層用塗液の塗
布量についても特に限定されるものではなく、一般に乾
燥重量が2〜12g/m2 、好ましくは2〜8g/m2
の範囲となるように調節される。
【0020】なお本発明では、記録層上に記録層を保護
する等の目的でオーバーコート層を設けることも可能で
あり、支持体の裏面に保護層を設けたり、支持体と感熱
記録層との間に下塗り層を設けることも勿論可能であ
り、さらには粘着加工を施すなど感熱記録体の製造分野
における各種公知技術が付加し得るものである。
する等の目的でオーバーコート層を設けることも可能で
あり、支持体の裏面に保護層を設けたり、支持体と感熱
記録層との間に下塗り層を設けることも勿論可能であ
り、さらには粘着加工を施すなど感熱記録体の製造分野
における各種公知技術が付加し得るものである。
【0021】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明をより具体的に
説明するが、勿論これらに限定されるものではない。な
お、例中の部および%は、特に断らない限りそれぞれ重
量部および重量%を示す。 実施例1 A液調製 3−ジ−n−ブチルアミノ−6−メチル−7−フェニル
アミノフルオラン10部、1,2−ジ(3−メチルフェ
ノキシ)エタン20部、メチルセルロース5%水溶液2
0部および水50部からなる組成物をサンドミルで平均
粒子径が2μmとなるまで粉砕し、A液を得た。 B液調製 4−ヒドロキシ−4’−イソプロポキシジフェニルスル
ホン30部、スルホン変性ポリビニルアルコール5%水
溶液10部および水60部からなる組成物をサンドミル
で平均粒子径が2μmとなるまで粉砕し、B液を得た。 記録層の形成 A液100部、B液100部、柱状炭酸カルシウム(商
品名:タマパールTP−123CS,奥多摩工業社製)
の60%スラリー40部、吸油量140ml/100g
の多孔質炭酸カルシウム(商品名:カルライトKT,白
石工業社製)16部およびポリビニルアルコール10%
水溶液120部からなる組成物を混合・攪拌し記録層形
成用塗液とした。
説明するが、勿論これらに限定されるものではない。な
お、例中の部および%は、特に断らない限りそれぞれ重
量部および重量%を示す。 実施例1 A液調製 3−ジ−n−ブチルアミノ−6−メチル−7−フェニル
アミノフルオラン10部、1,2−ジ(3−メチルフェ
ノキシ)エタン20部、メチルセルロース5%水溶液2
0部および水50部からなる組成物をサンドミルで平均
粒子径が2μmとなるまで粉砕し、A液を得た。 B液調製 4−ヒドロキシ−4’−イソプロポキシジフェニルスル
ホン30部、スルホン変性ポリビニルアルコール5%水
溶液10部および水60部からなる組成物をサンドミル
で平均粒子径が2μmとなるまで粉砕し、B液を得た。 記録層の形成 A液100部、B液100部、柱状炭酸カルシウム(商
品名:タマパールTP−123CS,奥多摩工業社製)
の60%スラリー40部、吸油量140ml/100g
の多孔質炭酸カルシウム(商品名:カルライトKT,白
石工業社製)16部およびポリビニルアルコール10%
水溶液120部からなる組成物を混合・攪拌し記録層形
成用塗液とした。
【0022】得られた塗液を50g/m2 の原紙に乾燥
後の塗布量が5g/m2 となるように塗布乾燥し、さら
にスーパーキャレンダー処理して感熱記録体を得た。 比較例1 実施例1の記録層の形成において、多孔質炭酸カルシウ
ム16部の代わりに微粒子酸化珪素(商品名:ミズカシ
ールP−527,水沢化学社製)16部を用いた以外は
実施例1と同様にして感熱記録体を得た。 比較例2 実施例1の記録層の形成において、柱状炭酸カルシウム
60%のスラリー40部の代わりに吸油度140ml/
100gの多孔質炭酸カルシウム(商品名:カルライト
KT)24部を用いた以外は実施例1と同様にして感熱
記録体を得た。 比較例3 実施例1の記録層の形成において、多孔質炭酸カルシウ
ム16部の代わりに、柱状炭酸カルシウム(商品名:タ
マパールTP−123CS)の60%スラリー27部を
用いた以外は実施例1と同様にして感熱記録体を得た。
後の塗布量が5g/m2 となるように塗布乾燥し、さら
にスーパーキャレンダー処理して感熱記録体を得た。 比較例1 実施例1の記録層の形成において、多孔質炭酸カルシウ
ム16部の代わりに微粒子酸化珪素(商品名:ミズカシ
ールP−527,水沢化学社製)16部を用いた以外は
実施例1と同様にして感熱記録体を得た。 比較例2 実施例1の記録層の形成において、柱状炭酸カルシウム
60%のスラリー40部の代わりに吸油度140ml/
100gの多孔質炭酸カルシウム(商品名:カルライト
KT)24部を用いた以外は実施例1と同様にして感熱
記録体を得た。 比較例3 実施例1の記録層の形成において、多孔質炭酸カルシウ
ム16部の代わりに、柱状炭酸カルシウム(商品名:タ
マパールTP−123CS)の60%スラリー27部を
用いた以外は実施例1と同様にして感熱記録体を得た。
【0023】かくして得られた4種類の感熱記録体につ
いて以下の評価試験を行いその結果を表1に記載した。 〔記録濃度〕感熱記録用シュミレーター(大倉電機社
製,TH−PDM)を用いて得られた記録の濃度をマク
ベス濃度計(RD914,マクベス社製)で測定た。 〔カス付着の評価〕日本光電工業社製サーマルアレイレ
コーダーRTA−1200に発振器より15Hz、振幅
30mmの正弦波を入力し25mm/minの速度で記
録して、記録障害が発生するまでの時間を測定した。 〔ICペンのヘッド磨耗の評価〕日本光電工業社製心電
計Cardiofax ECG−6403に発振器より
周波数30Hz、振幅40mmの正弦波を入力し、印加
電圧13V,搬送速度10mm/secで10時間記録
し、ICペンの内部抵抗値よりICペン磨耗率(%)し
た。
いて以下の評価試験を行いその結果を表1に記載した。 〔記録濃度〕感熱記録用シュミレーター(大倉電機社
製,TH−PDM)を用いて得られた記録の濃度をマク
ベス濃度計(RD914,マクベス社製)で測定た。 〔カス付着の評価〕日本光電工業社製サーマルアレイレ
コーダーRTA−1200に発振器より15Hz、振幅
30mmの正弦波を入力し25mm/minの速度で記
録して、記録障害が発生するまでの時間を測定した。 〔ICペンのヘッド磨耗の評価〕日本光電工業社製心電
計Cardiofax ECG−6403に発振器より
周波数30Hz、振幅40mmの正弦波を入力し、印加
電圧13V,搬送速度10mm/secで10時間記録
し、ICペンの内部抵抗値よりICペン磨耗率(%)し
た。
【0024】 ICペン磨耗率(%)=〔(R2 −R1 )/R〕×100 R1 :記録前のICペンの内部抵抗値 R2 :記録後のICペンの内部抵抗値
【0025】
【表1】
【0026】
【発明の効果】表1の結果からかのように、本発明の感
熱記録体は高感度で、カス付着が少なく、しかもICペ
ンのヘッド磨耗が極めて少ない優れた感熱記録体であっ
た。
熱記録体は高感度で、カス付着が少なく、しかもICペ
ンのヘッド磨耗が極めて少ない優れた感熱記録体であっ
た。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−172786(JP,A) 特開 昭55−9830(JP,A) 特開 昭59−232916(JP,A) 特開 平1−97681(JP,A) 特開 平1−166982(JP,A) 特開 平2−164582(JP,A) 特開 平2−150382(JP,A) 特開 平5−169817(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41M 5/28 - 5/34
Claims (1)
- 【請求項1】 支持体上に、無色ないし淡色の塩基性染
料と呈色剤を含有する感熱記録層を設けた感熱記録体に
おいて、該感熱記録層中に結束体を有しない柱状炭酸カ
ルシウムと吸油量(小倉法による測定)が100ml/
100gの微粒子炭酸カルシウムの結束体を含有せし
め、且つ柱状炭酸カルシウム1重量部に対して微粒子炭
酸カルシウムの結束体が0.2〜5重量部有することを
特徴とする感熱記録体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3217396A JP3060630B2 (ja) | 1991-08-28 | 1991-08-28 | 感熱記録体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3217396A JP3060630B2 (ja) | 1991-08-28 | 1991-08-28 | 感熱記録体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0550752A JPH0550752A (ja) | 1993-03-02 |
JP3060630B2 true JP3060630B2 (ja) | 2000-07-10 |
Family
ID=16703537
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3217396A Expired - Fee Related JP3060630B2 (ja) | 1991-08-28 | 1991-08-28 | 感熱記録体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3060630B2 (ja) |
-
1991
- 1991-08-28 JP JP3217396A patent/JP3060630B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0550752A (ja) | 1993-03-02 |
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Date | Code | Title | Description |
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