JPH0489281A - 感熱記録体 - Google Patents

感熱記録体

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JPH0489281A
JPH0489281A JP2204675A JP20467590A JPH0489281A JP H0489281 A JPH0489281 A JP H0489281A JP 2204675 A JP2204675 A JP 2204675A JP 20467590 A JP20467590 A JP 20467590A JP H0489281 A JPH0489281 A JP H0489281A
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JP
Japan
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methyl
bis
recording layer
acid
parts
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JP2204675A
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English (en)
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Tetsuo Tsuchida
哲夫 土田
Yukihiro Abe
幸浩 阿部
Takehiro Minami
毅拡 南
Naoto Arai
直人 新井
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Kanzaki Paper Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Kanzaki Paper Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、感熱記録体に関し、特に発色性や各種溶剤に
対する地肌部および記録像の安定性に優れ、しかも記録
層の白色度が極めて高い感熱記録体に関するものである
「従来の技術」 無色ないしは淡色の塩基性染料と有機ないしは無機呈色
剤との呈色反応を利用し、熱によって両発色物質を接触
させて記録像を得るようにした感熱記録体はよく知られ
ている。
最近、感熱記録方式の著しい進歩と相俟ってその利用分
野や形態も多様化しており、感熱ファクシミリや感熱プ
リンター用の記録媒体としてのみならずP OS (P
oint of 5ales)  ラベルなどの新規な
用途への使用も急増している。
しかし、感熱記録体は一般に、溶剤の影響でカブリを生
じたり、記録像が変褪色を起こし易いという欠点を有し
ている。例えば、感熱記録体が水性インキペン、油性イ
ンキベン、ケイ光ペン、朱肉、接着剤、のり、ジアヅ現
像液等の文具や事務用品、或いはハンドクリーム、ヘア
ートニック、乳液等の化粧品、さらには塩化ビニルフィ
ルム等の包装材に触れると、地肌部が発色したり、記録
像が変褪色したりする。
このため、上記の如き欠点のない感熱記録体の開発が強
(要請されている。
「発明が解決しようとする課題」 かかる現状に鑑み本発明者等は、感熱記録体において認
められる上記の如き欠点の改良を目的として、特に記録
層を構成する塩基性染料と呈色剤の分野を幅広く検討し
た。その結果、下記の如き特定の塩基性染料と呈色剤を
選択的に組合わせると、地肌部及び記録像の保存性、特
に各種溶剤に対する保存性に優れ、しかも記録層の白色
度が極めて高く、且つ発色性にも優れた感熱記録体が得
られることを見出し、本発明を完成するに至った。
「課題を解決するための手段」 本発明は、支持体上に、無色ないしは淡色の塩基性染料
と該染料と接触して呈色する呈色剤を含有する記録層を
設けた感熱記録体において、塩基性染料として3−ジ−
n−ペンチルアミノ−6メチルー7−フエニルアミノフ
ルオランを含有せしめ、且つ呈色剤としてα−ナフトエ
酸及び/又はその亜鉛塩を含有せしめたことを特徴とす
る感熱記録体である。
「作用」 上記の如く本発明の感熱記録体は、発色系が3−ジーn
−ペンチルアミノ−6−メチル−7−フェニルアミノフ
ルオランとα−ナフトエ酸及び/又はその亜鉛塩で構成
されているため、各種の溶剤に対する地肌部および記録
像の安定性に極めて優れるのみならず、高温あるいは高
湿度環境下に保存されても記録像が変褪色を来さず、し
かも記録層の白色度や発色濃度が高いという極めて優れ
た特性を発揮するものである。
本発明において、α−ナフトエ酸及び/又はその亜鉛塩
の使用量については特に限定するものではないが、一般
に、上記特定の塩基性染料100重量部に対して50〜
700重量部、好ましくは100〜500重量部程度の
範囲で調節される。
本発明では、発色系を特定の塩基性染料と呈色剤で構成
することで上記の如き優れた特性を得ているものである
が、さらに亜鉛化合物を併用することでこれらの特性を
一層向上させることができる。
かかる亜鉛化合物の具体例としては、例えば酸化亜鉛、
水酸化亜鉛、アルミン酸亜鉛、硫化亜鉛、炭酸亜鉛、リ
ン酸亜鉛、ケイ酸亜鉛等が挙げられるが、これらのうち
でも特に酸化亜鉛が好ましく用いられる。なお、これら
の亜鉛化合物は、必要に応じて二種以上を併用すること
もできる。
上記亜鉛化合物の使用量については必ずしも限定するも
のではないが、通常α−ナフトエ酸及び/又はその亜鉛
塩100重量部に対して1〜500重量部、好ましくは
5〜300重量部程度の範囲で調節するのが望ましい。
本発明の感熱記録体においては、所望の効果を阻害しな
い範囲で、上記特定の塩基性染料および呈色剤の他に、
各種公知の呈色剤や塩基性染料を併用することもできる
かかる呈色剤の具体例としては、例えば下記が例示され
る。
安息香酸、4−tert−ブチル安息香酸、4−クロロ
安息香酸、4−ニトロ安息香酸、フタル酸、没食子酸、
サリチル酸、3−イソプロピルサリチル酸、3−フェニ
ルサリチル酸、3−シクロヘキシルサリチル酸、3,5
−ジーter t−ブチルサリチル酸、3−メチル−5
−ベンジルサリチル酸、3フェニル−5−(α、α−ジ
メチルベンジル)サリチル酸、3.5−ジー(α−メチ
ルベンジル)サリチル酸、2−ヒドロキシ−1−ベンジ
ル−3=ナフトエ酸等の芳香族カルボン酸;4,4’イ
ソプロピリデンジフエノール(ビスフェノールA)、4
.4’−イソプロピリデンビス(2−クロロフェノール
)、4.4’−イソプロピリデンビス(2,6−ジクロ
ロフェノール)、4.4’イソプロピリデンビス(2,
6−ジブロモフェノール)、4.4’−イソプロピリデ
ンビス(2−メチルフェノール)、4.4’−イソプロ
ピリデンビス(2,6−シメチルフエノール)、44′
−イソプロピリデンビス(2−tert−ブチルフェノ
ール)、4.4’−5ec−ブチリデンジフェノール、
2.2′−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−4−メチ
ルペンタン、4,4′−シクロへキシリデンビスフェノ
ール、4.4′−シクロへキシリデンビス(2−メチル
フェノール)、4−tert−ブチルフェノール、4−
フェニルフェノール、4−ヒドロキシジフェノキシド、
α−ナフトール、β−ナフトール、メチル−4−ヒドロ
キシベンゾエート、ベンジル−4−ヒドロキシベンゾエ
ート、2.2′−チオビス(4,6−ジクロロフェノー
ル) 、4−tert−オクチルカテコール、2.2′
−メチレンビス(4−クロロフェノール)、2.2′−
メチレンビス(4−メチル−6−tertブチルフェノ
ール)、2.2’−ジヒドロキシジフェニル、メチル−
ビス(4−ヒドロキシフェニル)アセテート、エチル−
ビス(4−ヒドロキシフェニル)アセテート、ブチル−
ビス(4−ヒドロキシフェニル)アセテート、ヘンシル
−ビス(4−ヒドロキシフェニル)アセテート、44′
(p−フェニレンジイソプロピリデン)ジフェノール、
4.4’−(m−フェニレンジイソプロピリデン)ジフ
ェノール、4−ヒドロキシジフェニルスルホン、4.4
′−ジヒドロキシジフェニルスルホン、4−ヒドロキシ
−4′−メチル−ジフェニルスルホン、4−ヒドロキシ
−4′−イソプロポキシジフェニルスルホン、4−ヒド
ロキシ−3’、4’−テトラメチレンジフェニルスルホ
ン、3.3′−ジアリル−4,4′−ジヒドロキシジフ
ェニルスルホン、ビス(4−ヒドロキシフェニル)酢酸
−2−フェノキシエチルエステル、p−ヒドロキシ−N
−(2−フェノキシエチル)ベンゼンスルホンアミド、
4−ヒドロキシフタル酸ジメチル、1,5−ビス(4−
ヒドロキシフェニルチオ)−3−オキサ−ペンタン、1
,7−ビス(4−ヒドロキシフェニルチオ)−3,5−
ジオキサ−へブタン、1.8−ビス(4−ヒドロキシフ
ェニルチオ)−3,6−シオキサーオクタン、(4−ヒ
ドロキシフェニルチオ)酢酸−2−(4ヒドロキシフエ
ニルチオ)エチルエステル等のフェノール性化合物;p
−フェニルフェノールホルマリン樹脂、p−ブチルフェ
ノール−アセチレン樹脂等のフェノール樹脂;上記芳香
族カルボン酸、フェノール性化合物、或いはフェノール
樹脂と例えば亜鉛、マグネシウム、アルミニウム、カル
シウム、チタン、マンガン、スズ、ニッケル等の多価金
属との塩;チオシアン酸亜鉛のアンチピリン錯体の如き
金属錯化合物等。
また塩基性染料としては、例えば下記が例示される。
3.3−ビス(p−ジメチルアミノフェニル)6−ジメ
チルアミノフタリド、3.3−ビス(pジメチルアミノ
フェニル)フタリド、3−(4−ジメチルアミノフェニ
ル) −3−(4−ジエチルアミノ−2−メチルフェニ
ル)−6−(ジメチルアミノ)フタリド、3−(p−ジ
メチルアミノフェニル)−3−(1,2−ジメチルイン
ドール3−イル)フタリド、3−(p−ジメチルアミノ
フェニル)−1(2−メチルインドール−3−イル)フ
タリド、3.3−ビス(1,2−ジメチルインドール−
3−イル)−5−ジメチルアミノフタリド、3.3−ビ
ス(1,2−ジメチルインドール−3−イル)−6−ジ
メチルアミノフタリド、3.3−ビス(9−エチルカル
バゾール−3−イル)−6−ジメチルアミノフタリド、
33−ビス(2−フェニルインドール−3−イル)6−
ジメチルアミノフタリド、3−p−ジメチルアミノフェ
ニル−3−(1−メチルビロール3−イル)−6−ジメ
チルアミノフタリド等のトリアリールメタン系染料、4
,4′−ビス−ジメチルアミノベンズヒドリルヘンジル
エーテル、Nハロフェニル−ロイコオーラミン、N−2
,45−トリクロロフェニルロイコオーラミン等のジフ
ェニルメタン系染料、3.3−ビス〔1,1ビス(4−
ピロリジノフェニル)エチレン−2イル)−4,5,6
,7−テトラプロモフタリド、3.3−ビス[1−(4
−メトキシフェニル)1−(4−ジメチルアミノフェニ
ル)エチレン2−イル)−4,5,6,7−テトラクロ
ロフタリド、3.3−ビス[1−(4−メトキシフェニ
ルl−1−(4−ピロリジノフェニル)エチレン2−イ
ル)−4,5,6,7−テトラクロロフタリド等のジビ
ニルツクリド系染料、ベンゾイルロイコメチレンフルー
、p−ニトロヘンソイルロイコメチレンブルー等のチア
ジン系染料、3−メチル−スピロ−ジナフトピラン、3
−エチルースビロージナフトピラン、3−フェニル−ス
ピロ−ジナフトピラン8,3−ベンジル−スピロ−ジナ
フトピラン、3−メチル−ナフト(6′−メトキシベン
ゾ)スピロピラン、3−プロピル−スピロ−ジベンゾピ
ラン等のスピロ系染料、ロータミンーB−アニリノラク
タム、ローダミン(p−ニトロアニリノ)ラクタム、ロ
ーダミン(O−クロロアニリノ)ラクタム等のラクタム
系染料、3−ジメチルアミノ−7−メトキシフルオラン
、3−ジエチルアミン−6−メトキシフルオラン、3−
ジエチルアミノ−7−メトキシフルオラン、3−ジエチ
ルアミノ−7−クロロフルオラン、3−ジエチルアミン
−6−メチル−7−クロロフルオラン、3−ジエチルア
ミノ−6,7−シメチルフルオラン、3− (N−エチ
ル−p−hルイジノ)−7−メチルフルオラン、3−ジ
エチルアミノ−7−(N−アセチル−N−メチルアミノ
)フルオラン、3−ジエチルアミノ−7−N−メチルア
ミノフルオラン、3−ジエチルアミノ−マージヘンジル
アミノフルオラン、3−ジエチルアミノ−7−(N−メ
チル−N−ベンジルアミノ)フルオラン、3−ジエチル
アミノー7−(N−クロロエチル−Nメチルアミノ)フ
ルオラン、3−ジエチルアミノ−7−N−ジエチルアミ
ノフルオラン、4−ベンジルアミノ−8−ジエチルアミ
ノ−ベンゾ〔a〕フルオラン、3− (4−(4−ジメ
チルアミノアニリノ)アニリノ〕−7−クロロ−6−メ
チルフルオラン、8− (4−(4−ジメチルアミノア
ニリノ)アニリノ〕−ベンゾ(a〕フルオラン、3(N
−エチル−p−トルイジノ)−6−メチルツーフェニル
アミノフルオラン、3−(N−エチル−p−)ルイジノ
)−6−メチル−7−(p−トルイジノ)フルオラン、
3−ジエチルアミノ6−メチル−7−フェニルアミノフ
ルオラン、3−ジ−n−ブチルアミノ−6−メチル−7
−フェニルアミノフルオラン、3−ジエチルアミノ7−
(2−カルボメトキシ−フェニルアミノ)フルオラン、
3−(N−エチル−N−イソアミルアミノ)−6−メチ
ル−7−フェニルアミノフルオラン、3−(N−シクロ
へキシル−N−メチルアミノ)−6−メチル−7−フェ
ニルアミノフルオラン、3−ピロリジノ−6−メチル−
7−フェニルアミノフルオラン、3−ピペリジノ−6−
メチル−7−フェニルアミノフルオラン、3−ジエチル
アミン−6−メチル−7−キシリジノフルオラン、3−
ジエチルアミン−7−(o−クロロフェニルアミノ)フ
ルオラン、3−ジ−n−ブチルアミノ−7−(o−クロ
ロフェニルアミノ)フルオラン、3−(N−エチル−N
−テトラヒドロフルフリルアミノ)−6−メチル−7−
フェニルアミノフルオラン、3−(N−メチル−N−n
−プロピルアミノ)−6−メチル−7−フェニルアミノ
フルオラン、3−(N−エチル−N−イソブチルアミノ
)−6−メチル−7−フェニルアミノフルオラン、3−
(N−メチル−N−n−ヘキシルアミノ)−6−メチル
−7−フェニルアミノフルオラン、3− CN−(3−
エトキノプロビルl−Nメチルアミノ〕−6−メチル−
7−フェニルアミノフルオラン、3−〔N−エチル−N
−(3−エトキシプロピル)アミノコ−6−メチルーフ
−フェニルアミノフルオラン、3−ジエチルアミノ7−
 [m−(トリフルオロメチル)フェニルアミノコフル
オラン、3−ジエチルアミノ−7−(0−フルオロフェ
ニルアミノ)フルオラン、3ジブチルアミノ−7−(0
−フルオロフェニルアミノ)フルオラン、3−ジエチル
アミン−6−クロロ−7−フェニルアミノフルオラン、
3−(Nエチル−N−n−ヘキシルアミノ)−6−メチ
ル−7−フェニルアミノフルオラン、3−(Nエチル−
N−シクロペンチルアミノ)−6−メチル−7−フェニ
ルアミノフルオラン等のフルオラン系染料、3.6−ビ
ス(ジメチルアミノ)フルオレン−9−スピロ−3’−
(6’−ジメチルアミノ)フタリド、3−ジエチルアミ
ノ−6−(Nアリル−N−メチルアミノ)フルオレン−
9スピロ−3’−(6’−ジメチルアミノ)フタリド、
3.6−ビス(ジメチルアミノ)−スピロ〔フルオレン
−9,6’−6’H−クロメノ (43−b)インドー
ル)、3.6−ビス(ジメチルアミノ)−3′−メチル
−スピロ〔フルオレン−9.6’−6’H−クロメノ 
(4,3−b)インドール〕  3,6−ビス(ジエチ
ルアミノ)−3′−メチル−スピロ〔フルオレン−9,
6’−6’H−クロメノ (4,3−b)インドール〕
等のフルオレン系染料等。
また本発明では、より高速記録適性に優れた感熱記録体
を得るために、記録感度向上剤として各種の熱可融性物
質を併用することができる。かかる熱可融性物質として
は、例えばカプロン酸アミド、カプリン酸アミド、パル
ミチン酸アミド、ステアリン酸アミド、オレイン酸アミ
ド、エルシン酸アミド、リノール酸アミド、リノール酸
アミド、N−メチルステアリン酸アミド、ステアリン酸
アニリド、N−メチルオレイン酸アミド、ベンズアニリ
ド、リノール酸アニリド、N−エチルカプリン酸アミド
、N−ブチルラウリン酸アミド、Nオクタデシルアセト
アミド、N−オレインアセトアミド、N−オレイルヘン
ズアミド、N−ステアリルシクロへキシルアミド、ポリ
エチレングリコール、1−ヘンシルオキシナフタレン、
2−ベンジルオキシナフタレン、1−ヒドロキシナフト
エ酸フェニルエステル、1,2−ジフェノキシエタン、
1,4−ジフェノキシブタン、1.2−ビス(3−メチ
ルフェノキシ)エタン、1.2−ビス(4−メトキシフ
ェノキシ)エタン、1−フェノキシ−2−(4−クロロ
フェノキシ)エタン、1−フェノキシ−2−(4−メト
キシフェノキシ)エタン、■−(2−メチルフェノキシ
)−2−(4−メトキシフェノキシ)エタン、テレフタ
ル酸ジベンジルエステル、シュウ酸ジベンジル、シュウ
酸ジ(4−メチルベンジル)、p−ベンジルオキシ安息
香酸ベンジルエステル、p−ベンジルビフェニル、1.
5−ビス(p−メトキシフェノキシ)−3−オキサ−ペ
ンタン、1,4−ビス(2ビニルオキシエトキシ)ヘン
ゼン、p−ビフェニル−p−)リルエーテル、ベンジル
−p−メチルチオフェニルエーテル等の化合物が例示さ
れる。
熱可融性物質の使用量については特に限定するものでは
ないが、一般に塩基性染料100重量部に対して50〜
700重量部、好ましくは100〜500重量部の範囲
で調節するのが望ましい。
これらを含む塗液の調製は、一般に水を分散媒体とし、
ボールミル、アトライター、縦または横型サンドミル、
コロイドミル等の攪拌・粉砕機により、塩基性染料と呈
色剤、さらに必要に応じて併用される熱可融性物質を一
緒に又は別々に分散するなどして調製される。
かかる塗液中には、通常バインダーとしてデンプン類、
ヒドロキシエチルセルロース、メチルセルロース、カル
ボキシメチルセルロース、ゼラチン、カゼイン、アラビ
アガム、ポリビニルアルコール、スチレン・無水マレイ
ン酸共重合体塩、スチレン・アクリル酸共重合体塩、ス
チレン・ブタジェン共重合体エマルジョン等が全固形分
の10〜40重量%、好ましくは15〜30重量%程度
配合される。
さらに、−塗液中には各種の助剤を添加することができ
、例えばジオクチルスルフォコハク酸ナトリウム塩、ド
デシルベンゼンスルフオン酸ナトリウム塩、ラウリルア
ルコール硫酸エステル・ナトリウム塩、脂肪酸金属塩等
の分散剤、トリアゾール系等の紫外線吸収剤、その他消
泡剤、螢光染料、着色染料等が挙げられる。
また、感熱記録体が記録機器や記録ヘッドとの接触によ
ってスティッキングを生じないようにステアリン酸エス
テルワックス、ポリエチレンワンクス、カルナバロウワ
ックス、マイクロクリスタリンワックス、カルボキシ変
成パラフィンワックス、ステアリン酸亜鉛、ステアリン
酸カルシウム等の分散液やエマルジョン等を添加するこ
ともできる。
加えて、記録ヘッドへのカス付着を改善するためにカオ
リン、クレー、タルク、炭酸カルシウム、炭酸マグネシ
ウム、焼成りレー、酸化チタン、珪藻土、微粒子状無水
シリカ、活性白土等の無機顔料、スチレンマイクロボー
ル、ナイロンパウダーポリエチレンパウダー、尿素・ホ
ルマリン樹脂フィラー、生澱粉粒等の有機顔料を添加す
ることもできる。
かくして調製された塗液は、紙、プラスチックフィルム
、合成紙さらには不織布シートや成形物等の適当な支持
体上に公知の塗布装置によって塗布され、本発明の感熱
記録体が製造される。また、塗液の塗布量については特
に限定されず、通常、乾燥重量で1〜12g/rrf、
好ましくは2〜10g/n(程度の範囲で調節される。
なお、記録層上には記録層を保護したり、筆記適性を付
与する等の目的でオーバーコート層を設けることも可能
であり、支持体の裏面に保護層を設けたり、支持体に下
塗り層を設けることも勿論可能であり、さらに支持体裏
面に粘着剤加工を施すなどの感熱記録体製造分野におけ
る各種の公知技術が付加し得るものである。
「実施例」 以下に実施例を示し、本発明をより具体的に説明するが
、勿論これらに限定されるものではない。
また特に断らない限り例中の部および%はそれぞれ重量
部および重量%を示す。
実施例1 ■  A液工周製 3−ジ−n−ペンチルアミノ−6−メチル−7=フエニ
ルアミノフルオラン     10部1.2−ビス(3
−メチルフェノキシ)エタン20部 ポリビニルアルコール 5%水溶液  30部水   
                   100部この
組成物をサンドミルで平均粒子径が1μmとなるまで粉
砕した。
■ B液調製 α−ナフトエ酸の亜鉛塩       20部ポリビニ
ルアルコール 5%水溶液  30部水       
                50部この組成物を
サンドミルで平均粒子径が2μmとなるまで粉砕した。
■ 記録層の形成 A液160部、B110O部、酸化珪素顔料(吸油量:
 180m1/100g)30部、20%酸化澱粉水溶
液150部、水210部を混合・撹拌して塗液を得た。
得られた塗液を50 g/rrlの原紙に乾燥重量が5
.0 g / rlとなるように塗布・乾燥して感熱記
録紙を得た。
実施例2〜5 Al1製において、1.2−ビス(3−メチルフェノキ
シ)エタンの代わりに、下記の化合物を用いた以外は実
施例1と同様にして4種類の感熱記録紙を得た。
実施例2:2−ベンジルオキシナフタレン実施例3:p
−ベンジルビフェニル 実i例1p−ビフェニル=p−)リルエーテル 実施例5;シュウ酸ジ(4−メチルヘンシル)実施例6 実施例1のB液調製において、α−ナフトエ酸の亜鉛塩
20部と水50部の代わりに、α−ナフトエ酸20部、
酸化亜鉛10部および水40部を用い、さらにA液調製
において、1.2−ビス(3−メチルフェノキシ)エタ
ンの代わりに1.2ジフエノキシエタンを使用した以外
は、実施例1と同様にして感熱記録紙を得た。
実施例7.8 実施例6のA液調製において、1.2−ジフェノキシエ
タンの代わりに、下記の化合物を用いた以外は実施例6
と同様にして2種類の感熱記録紙を得た。
実施例7:1−(2−メチルフェノキシ)−2(4−メ
トキシフェノキシ)エタ ン 実施例8:シュウ酸ジベンジル 実施例9 実施例1のB液調製において、水50部の代わりに酸化
亜鉛10部と水40部を使用した以外は実施例1と全く
同様に行って感熱記録紙を得た。
実施例10 実施例9のB液調製において、酸化亜鉛の代わりに4−
ヒドロキシ−4′−イソプロポキシジフェニルスルホン
を用いた以外は実施例9と同様にして感熱記録紙を得た
比較例1 実施例1のA液調製において、3−ジ−n−ペンチル7
ミノ−6−メチル−7−フェニルアミノフルオランの代
わりに、3−ジエチルアミノ−6〜メチル−7−フェニ
ルアミノフルオランを用いた以外は実施例1と同様にし
て感熱記録紙を得た。
比較例2〜4 実施例1のBWL調製において、α−ナフトエ酸の亜鉛
塩の代わりに、下記の化合物を用いた以外は実施例1と
同様にして3種類の感熱記録紙を得た。
比較例2:4.4’−イソプロピリデンジフェノール 比較例3:3.5−ジ(α−メチルベンジル)サリチル
酸の亜鉛塩 比較例4:β−ナフトエ酸の亜鉛塩 かくして得られた14種類の感熱記録紙を感熱ファクシ
ミリ (日立HIFAχ−700型)を使用して記録し
、その発色濃度をマクヘス濃度計(RD−914型)に
て測定し、その結果を第1表に示した。
又、記録前の記録層表面の白色度をハンター白色度計で
測定し、その結果を第1表に示した。
さらに、記録後の感熱記録紙の発色面に塩化ビニルフィ
ルムを重ねて室温で20時間放置した場合(耐可塑剤性
)、及び発色面にハンドクリームを塗布して室温で20
時間放置した場合(耐ハンドクリーム性)のそれぞれに
ついて、白紙部のカブリおよび記録像の褪色の度合を評
価し、その結果を第1表に示した。
〔評価基準〕
◎:非常に優れている ○:優れている △:実用可能レベル ×:実用不可 「効果」 第1表の結果から明らかな如く、本発明の感熱記録体は
発色濃度および記録層の白色度が高く、しかも溶剤類に
よる地肌カブリや記録像の初色のない優れた記録体であ
った。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)支持体上に、無色ないしは淡色の塩基性染料と該
    染料と接触して呈色する呈色剤を含有する記録層を設け
    た感熱記録体において、塩基性染料として3−ジ−n−
    ペンチルアミノ−6−メチル−7−フェニルアミノフル
    オランを含有せしめ、且つ呈色剤としてα−ナフトエ酸
    及び/又はその亜鉛塩を含有せしめたことを特徴とする
    感熱記録体。
  2. (2)記録層中に、さらに亜鉛化合物を含有せしめた請
    求項(1)記載の感熱記録体。
JP2204675A 1990-07-31 1990-07-31 感熱記録体 Pending JPH0489281A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08501658A (ja) * 1992-09-22 1996-02-20 リテフ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 熱電加熱冷却装置

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