JPH01267877A - 光ディスクの光スポット移動装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 以下の順序で本発明を説明する。

Ａ産業上の利用分野 Ｂ発明の概要 Ｃ従来の技術（第７図） Ｄ発明が解決しようとする問題点（第７図〜第９図） Ｅ問題点を解決するための手段（第１図及び第２図） Ｆ作用（第１図及び第２図） Ｇ実施例（第１図〜第６図） （Ｇ１）第１の実施例（第１図及び第２図）（Ｇ２）第
２の実施例（第３図） （Ｇ３）第３の実施例（第４図） （Ｇ４）他の実施例（第５図及び第６図）Ｈ発明の効果 Ａ産業上の利用分野 本発明は光ディスク装置に関し、特に連続する記録トラ
ックに順次循環する識別信号を記録するようになされた
光ディスクに、情報を記録又は再生するようになされた
光ディスク装置に適用して好適なものである。

Ｂ発明の概要 本発明は、光ディスク装置において、トラッキングエラ
ー信号に比して大きな範囲で信号レベルが変化するトラ
ッキング信号を生成し、当該トラッキング信号の基づい
て光スポットを目標トラックに引き込むことにより、光
スポットの暴走を未然に防止して、所望の記録トラック
に光ヘッドを短時間で移動することができる。

Ｃ従来の技術 従来、この種の光ディスク装置においては、所望の記録
トラックに光ヘッドを移動させてジャストトラッキング
の状態を得た後、所望の情報を記録又は再生するように
なされ、このとき光ヘッドの移動を短時間で完了させる
ことにより、全体として短時間で情報を記録又は再生す
るようになされいる。

このため第７図に示すように、光ディスク装万において
は、光ヘッドを急速に加速した後、移動先の記録トラッ
ク（以下目標トラックと呼ぶ）上で当該光ヘッドの移動
速度が０になるように光ヘッドを駆動する。

すなわち、光ヘッドから照射された光スポットの走査し
ている記録トラックから、目標トラックまでの記録トラ
ック数をＮ、記録トラックのトラックピッチをＴ、とお
いて、次式、 Ｘ＝Ｎ−Ｔ、　　　　　　　　　　・・・・・・（１）
の関係式で表される光スポットの移動距離Ｘを得、当該
移動距離Ｘに対して値）（＋／！に比例した目標移動速
度を設定して光ヘッドを駆動する。

さらに、光ヘッドを移動させている間、光スポットが横
切った記録トラックの数を計測しく以下トラバースカウ
ントと呼ぶ）、移動距離Ｘを順次修正することによりミ
目標移動速度を補正して目標トラック上で光ヘッドの移
動速度が０になるようにする。

かくして第８図に示すように、光スポットが目標トラッ
ク上まで移動すると、光ヘッドを介して得られるトラッ
キングエラー信号ＳＴアに基づいて、光ヘッドをトラッ
キング制御することにより、当該目標トラックに光スポ
ットをジャストトラッキングし得、所望の情報を確実に
記録又は再生することができる。

Ｄ発明が解決しようとする問題点 ところでこの種の光ディスク装置においては、高い精度
でトラバースカウントすることができれば、正確に目標
トラック上で光ヘッドの移動速度をＯに制御することが
でき、その分合体として短時間に情報を記録又は再生す
ることができる。

このため、光ディスクの連続する記録トラックに順次循
環する簡易な識別信号を記録することにより、光スポッ
トが記録トラックを横切って移動している間でも、その
記録トラックの位置を判別し得るようになされたものが
２２されている（特願昭６２−２０７５４２号）。

すなわち第９図に示すように、光ディスク１は、円周方
向に所定の角間隔で複数のセクタに分割され、各セクタ
の終端部に制御用記録領域ＡＲｃが形成される。

当該制御用記録領域ＡＲｃの前端部の領域　ＡＲ８には
、各記録トラックのトラックセンタＴＲＣ上にピットＱ
３が形成されると共に、トラックセンタＴＲＣに対して
所定量だけオフトラックしたピットＱＡ及びＱｅが形成
され、当該ピットＱ、　、Ｑ、及びＱ、に基づいてトラ
ッキングエラー信号が得られるようになされている。

これに対して制御用記録領域ＡＲｃＯ後端部の領域には
、トラバース領域ＡＲＴが形成され、１６トラツク周期
で順次循環的な記録パターンが、第１及び第２のピット
Ｑ！＋及びＱＥｚを用いて形成されている。

すなわち、当該トラバース領域ＡＲアは、所定の間隔り
で８分割され、第１のピットＱ！Ｉが、４本の記録トラ
ックごとに間隔りだけ順次後端部側の位置にずれて形成
されている。

これに対して第２のピットＱ■は、４本の記録トラック
周期で順次間隔りだけ後端部側又は前端部側にずれて形
成され、これにより第１及び第２のピットＱｆｌ及びＱ
ｔｔの再生信号が得られるタイミングに基づいて、光ス
ポットが記録トラックを横切って移動している間でも、
その記録トラックの位置を判別することができる。

従って当該検出結果に基づいて、目標移動速度を修正す
るようにすれば、高い精度の目標移動速度を得ることが
できる。

ところが、実際上光ディスク装置においては、記録トラ
ックが高密度で形成されるようになされているため（例
えばトラックピッチ１．６〔μｍ〕）、光ディスクの半
径方向に移動するようになされた粗調整用のアクティエ
ータ上に、対物レンズを搭載した微調整用のアクチイエ
ータを配置することにより、全体として光ヘッドを構成
するようになされ、これにより光ヘッドの移動を短時間
で完了させると共に、高い精度でトラッキング制御する
ようになされている。

このため、粗調整用のアクチイエータを駆動して光ヘッ
ドを高速で移動させた際には、微調整用のアクチイエー
タに搭載された対物レンズの振動を避は得す、目標トラ
ック上で光ヘッドの移動速度が０になっても、光ディス
ク１上に形成された光スポットの移動速度が完全に０に
ならない状態が発生する。

この場合、記号Ｐで示すように（第８図）光スポットが
目標トラックのトラックセンタＰＭに対して所定量だけ
オフトラックして、矢印ａで示すように目標トラックの
トラックセンタＰにの方へ移動しているタイミングで、
光ヘッドがトラッキング制御に切り換えられると、光ス
ポットの移動速度が加速されるようになる。

この場合、光スポットがトラックセンタＰ０と通過して
、トラッキングエラー信号Ｓ７．の負側の領域まで移動
すると、光スポットが初めて減速されるようになる。

ところが、トラッキングエラー信号Ｓ０においては、こ
のように光スポットが加速されると、負側の最大値の位
置Ｐ、□までの範囲で十分に減速することが困難な問題
があり、この場合光スポットが位置Ｐ　ＭＡＸを通過し
て次の記録トラックまで移動するようになる。

さらにトラッキングエラー信号ｓｙｉは、トラックピッ
チで正弦波状に繰り返されることから、このように最大
値の位置Ｐ　ＷＡＸを飛び超して光スポットが移動する
ような場合は、微調整用のアクチイエータの最大可動範
囲まで移動して、結局目標トラックＰＭから数百トラッ
クも離れた記録トラックに、光スポットが暴走してしま
う問題がある。

この場合、改めて光スポットが暴走した記録トラックか
ら、目標トラックまでの記録トラック数を計測し、光ス
ポットを所望の目標トラックまで移動し直さなければな
らず、その分光ヘッドの移動に要する時間が長大になり
、全体として短時間で情報を記録又は再生することが困
難になる。

この問題を解決するための１つの方法として、光スポッ
トの移動速度に応じてトラッキング制御に切り換えるタ
イミングを制御する方法がある。

ところが、実際上光ディスクにおいては、偏心、欠陥等
の発生、さらには光ディスク装置外部からの外乱の影響
を避は得ず、トラッキング制御に切り換えるタイミング
を制御するようにしても、光スポットの暴走を完全に防
止し得ない問題があった。

本発明は以上の点を考慮してなされたもので光スポット
の暴走を未然に防止して、所望の記録トラックに光ヘッ
ドを短時間で移動することができる光ディスク装置を提
案しようとするものである。

Ｅ問題点を解決するための手段 かかる問題点を解決するため本発明においては、光ディ
スク１の連続する記録トラック　　・・・・・・、Ｔｏ
−ｓ　、Ｔｏ−ｔ　ｓ　Ｔｏ−ｔ　、ＴＯ、’ｒ、、、
　Ｔｏｗ、Ｔｏｓ、・・・・・・に形成された順次循環
する記録パターンＱ。１ｓＱ（２を検出して、光スポッ
トが横切った記録トラック・・・・・・、Ｔｏ−ｓ　、
ＴＯ−２、ＴＯ−１、Ｔ、　、Ｔ、いＴＩ、ｔｌＴ、３
、・・・・・・を検出する記録トラック検出手段１２．
１５．１９と、記録トラッり検出手段１２．１５．１９
の検出結果に基づいて、目標トラックＴ０を中心にして
正側及び負側に信号レベルが変化するトラッキング信号
ＳＥアを生成するトラッキング信号生成手段２９．３３
．３８．４０．４２．６０．６２．６３．６５．６６と
、トラッキング信号ＳＥＴに基づいて、光スポットを目
標トラックＴ、に移動させる光スポット走査手段１２．
２２とを備えるようにする。

Ｆ作用 光ディスク１に形成された記録パターンＱ、いＱｏを検
出して、目標トラックＴ、を中心にして正側及び負側に
信号レベルが変化するトラッキング信号ＳＥＴを生成し
、当該トラッキング信号ｓｔｙに基づいて、光スポット
を目標トラックＴ、に移動させるようにすれば、光スポ
ットを確実に目標トラックＴ０に引き込むことができる
。

Ｇ実施例 以下図面について、本発明の一実施例を詳述する。

（Ｇ１）第１の実施例 第１図において、１０は全体として光ディスク装置を示
し、光ディスク１　（第９図）がディスクモータ１１に
よって所定の角速度で回転している。

これに対して光ヘッド１２は、粗調整用のアクチイエー
タ１３によって光ディスク１の半径方向に移動するよう
になされ、その再生信号Ｓ□を前置増幅回路１５を介し
て復調回路（図示せず）に出力すると共にトラッキング
エラー信号検出回路１７、クロック信号復調回路１８及
びパターン判別回路１９に出力する。

クロック信号復調回路１８は、Ｐ　Ｌ　Ｌ　（ｐｈａｓ
ｅｌｏｃｋｅｄ　１ｏｏｐ　）回路で構成され、制御用
記録領域ＡＲｃに形成されたピットＱ、から得られる再
生信号を基準にしてクロック信号ＣＣＫを復調すると共
に、トラバース領域ＡＲ？に記録された記録パターンを
検出するためのサンプリングパルスＳＰを生成する。

これに対してトラッキングエラー信号検出回路１７は、
制御用記録領域ＡＲｃに形成されたピットＱ＾、Ｑｌ及
びＱ、と、クロック信号ＣＣＫに基づいてトラッキング
エラー信号Ｓ□を得、当該トラッキングエラー信号Ｓ０
をスイッチ回路２１を介してトラッキング制御回路２２
に出力する。

かくして、光ヘッド１２においては、制御用記録領域Ａ
　Ｒｃに形成されたピットＱａ　、Ｑｓ及びＱＣに基づ
いて所定の記録トラックにトラッキング制御されるよう
になされている。

パターン判別回路１９は、クロック信号ＣＣＫ及びサン
プリングパルスＳＰに基づいて、トラバース領域Ａ　Ｒ
ｔに形成された記録パターンを検出することにより、光
ヘッド１２から照射された光スポットの走査している記
録トラックを検出し、その検出信号を出力する。

かくしてパターン判別回路１９は、光ヘッド１２及び前
置増幅回路１５と共に、光ディスク１の連続する記録ト
ラックに形成された順次循環する記録パターンＱ□、Ｑ
Ｅｚを検出して、光スポットが横切った記録トラックを
検出する記録トラック検出手段を構成する。

これに対して制御回路２９は、入出力回路３０を介して
外部のホストコンピュータ３１かう記録又は再生の制御
信号を受け、所定の目標トラックに光ヘッド１２を移動
させてジャストトラッキングの状態に設定した後、ホス
トコンピュータ３１から続いて出力される情報を記録し
、又は当該目標トラックから所定の記録情報を再生する
。

すなわち制御回路２９は、光スポットが走査している記
録トラックから、目標トラックまでのトラック数をカウ
ンタ回路３３に設定する。

これに対して参照メモリ回路３８は、パターン判別回路
１９の検出信号を入力すると共にラッチ回路４０を介し
て光ディスク１が１回転する期間だけ遅延した検出信号
を入力し、その比較結果を得ることにより、光スポット
の移動方向及び光スポットが横切ったトラック数を検出
し、当該検出結果をそれぞれカウンタ回路３３及びパル
ス生成回路４２に出力する。

パルス生成回路４２は、参照メモリ回路３８から出力さ
れる検出結果に基づいて、光スポットが横切ったトラッ
ク数だけ立ち上がるトラバース検出信号Ｓ、を生成し、
カウンタ回路３３に出力する。

かくしてカウンタ回路３３においては、参照メモリ回路
３８を介して光スポットの移動方向を表してなる移動方
向検出信号Ｓゎ及び光スポットが横切ったトラック数を
表してなるトラバース検出信号Ｓ、を得ることが出来る
。

従って、当該移動方向検出信号Ｓｔ、及びトラバース検
出信号Ｓ、に基づいて制御回路２９によって設定された
設定値（以下トラバースカウント値と呼ぶ）を順次更新
することにより、光ヘッド１２の移動に伴って目標トラ
ックまでのトラック数を順次修正することができる。

さらにカウンタ回路３３は、当該トラバースカウント値
を参照メモリ回路４４に出力することにより、ディジタ
ルアナログ変換回路４５を介して、（１）式について上
述した目標移動速度を表してなる速度制御信号Ｓｖを、
アクチエータ駆動回路４７に出力する。

従ってアクチエータ駆動回路４７においては、光ヘッド
１２の移動に応じて順次更新された目標移動速度が入力
される。

かくしてアクチエータ駆動回路４７は、速度検出回路５
０を介して得られる光ヘッド１２の移動速度検出結果が
、速度制御信号Ｓｖで表される目標移動速度になるよう
に、増幅回路５１を介してアクチエータ１３に駆動信号
を出力し、これにより目標移動速度に応じて所定の目標
トラック上で移動速度が０になるように、光ヘッド１２
を駆動する。

さらに当該光ディスク装Ｗｔ１０においては、光スポッ
トが目標トラックに接近すると、目標トラックを中心に
して０〔ｖ〕から目標トラックまでの距離に応じて信号
レベルが階段状に変化するトラッキング信号Ｓ、アをト
ラッキング制御回路２２に与えるようになされている。

すなわち第２図に示すように、参照メモリ回路６０は、
パターン判別回路１９から記録パターンの検出信号を入
力すると共に、制御回路２９から目標トラックの記録パ
ターンを表してなる目標トラック信号を入力し、光スポ
ットが走査している記録トラックの記録パターン（この
場合記録パターンを記号「０」〜ｒＦＪを用いて表す（
第２図（Ａ））’）が目標トラックＴ０の記録パターン
に一致したとき０〔■〕で、その前後２トラックの記録
パターン（すなわち、記録トラックＴｏ−ｘ、Ｔ、−、
、Ｔ、、及びＴ。ｔでなる）に一致したときそれぞれ信
号レベルが正側及び負側に階段状に立ち上がり、８トラ
ツク離れた記録パターンを境にして信号レベルが反転す
るトラッキング信号Ｓ、？（第２図（Ｂ））を、ディジ
タルアナログ変換回路６２を介して選択回路６３に出力
する。

ちなみに当該トラッキング信号ｓｉｔの信号レベルは、
トラッキングエラー信号５ｔｙ（第２図（Ｃ）の信号レ
ベルに比して、トラッキング制御回路２２のダイナミッ
クレンジの範囲で、大きくなるように設定されている。

これに対して判別回路６５は、カウンタ回路３３からト
ラバースカウント（直を受け、当８亥トラバースカウン
ト値が８トラツク以下になると信号レベルが立ち上がる
トラッキング切換信号Ｓ、を出力する。

アンド回路６６は、トラッキング切換信号Ｓ。

を受けると共に、制御回路２９から当該光ヘッド１２を
目標トラックＴ０に移動させている期間の間、信号レベ
ルが立ち上がるアクセス信号ＳＡを受け、その出力信号
で選択回路６３の接点を切り換える。

これにより、光ヘッド１２が目標トラックＴ０に向かっ
て移動している際にはトラッキング制御回路２２の入力
端を接地して、当該光ヘッド１２の移動に伴う微調整用
アクチエータの振動を低減すると共に、光ヘッド１２が
目標トラックＴ０に対して８トラック以内の距離まで接
近するとトラッキング制御回路２２にトラッキング信号
ｓｔｙを与える。

従って光ヘッド１２を目標トラックＴ。に移動させる際
に、目標トラックＴ０までの距離を検出して、その距離
に応じて信号レベルがＯ（Ｖ）を中心に、トラッキング
エラー信号に比して信号レベルが大きく変化するトラッ
キング信号ＳＥＴを形成して光ヘッドを駆動制御するこ
とにより、トラッキングエラー信号ＳＴｔを用いて、光
スポットを目標トラックＴ。に引き込む場合に比して、
広い範囲かつ強力に当該目標トラックＴ０に引き込むこ
とができる。

従ってその分光スポットの暴走を未然に防止し得、確実
かつ高速度で光スポットを目標トラックＴ０に引き込む
ことができる。

かくして光ヘッド１２においては、所定の目標トラツク
下０上で移動速度が０になるように駆動制御されると共
に、目標トラックＴ。の近傍まで移動すると当該目標ト
ラックＴ０上に光スポットが引き込まれるように駆動制
御される。

かくして制御回路２９、カウンタ回路３３、参照メモリ
回路３８及び６０、ラッチ回路４０、パルス生成回路４
２、ディジタルアナログ変換回路６２、選択回路６３、
判別回路６５、アンド回路６６は、全体として光スポッ
トが横切った記録トラックの検出結果に基づいて、目標
トラックＴ０を中心にして正側及び負側に信号レベルが
変化するトラッキング信号Ｓえ丁を生成するトラッキン
グ信号生成手段を構成するのに対し、光ヘッド１２及び
トラッキング制御回路２２は、トラッキング信号ｓｉｔ
に基づいて、光スポットを目標トラックＴ０に移動させ
る光スポット走査手段を構成する。

さらに光ディスク装置ｌＯにおいては、光ヘッド１２が
目標トラックＴｏまで移動するとトラッキング制御回路
２２にトラッキングエラー信号ＳＴＹを出力して光スポ
ットを目標トラックＴ。にトラッキング制御するように
なされている。

すなわち、参照メモリ回路６０は、光スポットが走査し
ている記録トラックの記録パターンと、目標トラックＴ
ｏの記録パターンとが一致すると、信号レベルが立ち上
がる検出信号ＳＩをオア回路７０に出力する。

オア回路７０は、当該検出信号ＳＬと共に、制御回路２
９からアクセス信号ＳＡの反転信号ＳＩＡを受け、その
結果得られる出力信号でスイッチ回路２１の接点を切り
換える。

かくしてトラッキング制御回路２２においては、第２図
（Ｄ）に示すように、光スポットを目標トラックＴ。の
トラックセンタを中心にして正側及び負側に信号レベル
が立ち上がるトラッキングエラー信号ｓｔｉ及びトラッ
キング信号ＳＥＴの合成信号５ＡＥ（第２図（Ｄ））が
入力される。

さらに光ディスク装置１０においては、光スポットが目
標トラック上にジャストトラッキングの状態に制御され
ると、続いてホストコンピュータ３１から出力される入
力情報をランダムアクセスメモリ回路７５を介して変調
復調回路７６に受け、レーザ光量制御回路７８を介して
、当該人力情報及び制御回路２９から出力されるモード
切換信号５．４に基づいて光スポットの光量を制御する
ことにより、当該人力情報を光ディスク１に記録する。

同様に、ホストコンピュータ３１から再生動作の制御信
号が入力されている場合は、目標トラックから所定の記
録情報を再生して出力する。

さらにこの実施例においては、所定期間、目標トラック
から光スポットがオフトラックすると記録動作及び再生
動作の動作モードを解除するようになされ、これにより
当該光ディスク装置１０の誤動作を未然に防止するよう
になされている。

すなわち比較回路８０は、ラッチ回路８１を介して目標
トラックの記録パターンを入力すると共に、光スポット
が走査している記録トラックの記録パターンを入力し、
その比較結果を直列接続されて光ディスク１が１回転す
る周期で動作するようになされたラッチ回路８３及び８
４に与える。

これに対してラッチ回路８３及び８４と同様に、直列接
続されて光ディスク１が１回転する周期で動作するよう
になされたラッチ回路８５及び８６は、モード切換信号
Ｓ１を受け、これによりラッチ回路８４から出力される
比較結果と同じ期間だけ遅延したモード切換信号をアン
ド回路８８に出力するようになされている。

アンド回路８８は、ラッチ回路８３及び８４の出力信号
の論理積を、アンド回路８９を介して受けると共に、ラ
ッチ回路８６の出力信号を受け、その論理積に基づいて
制御回路２９に記録及び再生動作の停止信号を出力する
。

以上の構成において、ホストコンピュータ３１から記録
又は再生の制御信号が入力されると、光スポットが走査
している記録トラックから、目標トラックまでの記録ト
ラック数がトラバースカウント値としてカウンタ回路３
３に設定された後、当該トラバースカウント値に基づい
て目標移動速度が設定され、これにより光ヘッド１２が
駆動制御される。

トラバースカウント値は、パターン判別回路１９、ラッ
チ回路４０、参照メモリ回路３８及びパルス生成回路４
２から、出力される移動方向検出信号Ｓ、及びトラバー
ス検出信号ＳＰの応じて更新される。

これにより、光ディスク１のトラバース領域ＡＲ１に形
成された記録パターンに基づいて、光スポットが横切っ
た記録トラックが検出され、光スポットの移動に伴って
トラバースカウント値が補正される。

かくして、光ヘッド１２が目標トラック上で移動速度が
Ｏになるように駆動制御される。

これに対して、光スポットが目標トラックに対して８ト
ラック以内に接近すると、トラバース領域Ａ　Ｒｒの記
録パターンに基づいて形成され、トラッキングエラー信
号ｓｔｙに比して信号レベルが大きく、かつ目標トラッ
クを中心にして前後２トラックの範囲で信号レベルが変
化するトラッキング信号Ｓ、アが、参照メモリ回路６０
及びディジタルアナログ変換回路６２を介してトラッキ
ング制御回路２２に与えられ、これにより光スポットが
目標トラックＴｏに引き込まれる。

さらに光スポットが目標トラックＴ０に引き込まれると
、トラッキング信号ｓｔｙに代えてトラッキングエラー
信号ＳＶｔがトラッキング制御回路２２に与えられ、こ
れにより光スポットが目標トラックＴｏにトラッキング
制御される。

以上の構成によれば、光ディスクの連続する記録トラッ
クに形成された順次循環する記録パターンを検出して、
トラッキングエラー信号に比して信号レベルが大きく、
目標トラックを中心にして前後２トラックの範囲で信号
レベルが変化するトラッキング信号Ｓ。Ｔを生成し、当
該トラッキング信号ｓｔｙの基づいて光スポットを目標
トラックＴ０に引き込むことにより、トラッキングエラ
ー信号だけで目標トラックＴ０に引き込む場合に比゛　
して確実に光スポットを目標トラックＴ０に引き込むこ
とができる。

従ってその分、光スポットの暴走を未然に防止して、所
望の記録トラックに光ヘッドを短時間に移動することが
できる。

（Ｇ２）第２の実施例 第３図においては、目標トラックＴ０を中心にして前後
２トラックの範囲で信号レベルが変化するトラッキング
信号Ｓｔｒに代えて、光ディスクに形成された順次循環
する記録パターン（第３図（Ａ））に対応して目標トラ
ックＴ。を中心にして前後８トラツクの範囲で、かつト
ラッキング制御回路２２のダイナミックレンジの許容範
囲で、信号レベルが階段状に変化するトラッキング信号
５ｔｔｔ　　（第３図（Ｂ））を形成し、当該トラッキ
ング信号Ｓｏｌ及びトラッキングエラー信号５ｙｔ（第
３図（Ｃ））の合成信号ＳＡ！□　（第３図（Ｄ））に
基づいて、光スポットを目標トラックＴ。

に引き込むようにしたものである。

第３図の構成によれば、信号レベルの変化範囲の広いト
ラッキング信号Ｓ７．！を用いるようにしても、第１の
実施例と同様の効果を得ることができる。

（Ｇ３）第３の実施例 第４図においては、正弦波状に変化するトラッキングエ
ラー信号Ｓ７．（第４図（Ａ）”）に代えて、トラック
センタで信号レベルがＯ（Ｖ）になり、信号レベルが１
トラツク周期で鋸歯状波状に変化するトラッキングエラ
ー信号５ｒＥｓ　　（第４図（Ｂ））を生成し、トラッ
キング信号ＳＥＴ□　（第４図（Ｃ））との合成信号５
Ａｔｓ　　（第４図（Ｄ））に基づいて、光スポットを
目標トラックＴ０に引き込むようにしたものである。

すなわち、特願昭６２−０１２７１６号において提案さ
れた手法を用いて、光ディスク１のピットＱＡ、Ｑ、及
びＱＣ（第９図）から得られる反射光量をそれぞれ検出
し、当該検出結果に基づいてメモリ回路に格納されたデ
ータから、トラッキングエラー信号Ｓ、。を合成する。

実際上第５図に示すように、正弦波状に変化するトラッ
キングエラー信号Ｓ？□を用いて合成信号ＳＡＥ及びＳ
Ａ！ｓ　　（第２図（Ｄ）及び第３図（Ｄ））を合成す
る場合においては、トラックセンタＰ、の他に、その前
後の位置Ｐ３で合成信号Ｓ□及びＳ　Ａｌ１の信号レベ
ルが０〔ｖ〕になり、その結果トラックセンタＰＭの他
に、その前後の位置Ｐ、に光スポットが整定されるおそ
れがある。

従って鋸歯状波状に変化するトラッキングエラー信号Ｓ
　ＴＥ３を用いて合成信号ｓａｗｓを合成するようにす
れば、トラッキング信号Ｓ、。の信号レベルが階段状に
変化する広い範囲で、信号レベルが０（Ｖ）を中心にし
て所定の傾きで、正側及び負側に立ち上がる合成信号Ｓ
Ａ！、を得ることができ、光スポットをトラックセンタ
Ｐ、に確実に引き込むことができる。

第４図の構成によれば、正弦波状に変化するトラッキン
グエラー信号Ｓｔｔに代えて、信号レベルが０　（Ｖｌ
を中心にして、１）ラック周期で鋸歯状波状に変化する
トラッキングエラー信号Ｓ　ＴＥＡと、トラッキング信
号Ｓ。７□との合成信号５ａｔｚ得、これにより光スポ
ットを目標トラックＴ０に引き込むことにより、第１及
び第２の実施例に比してさらに一段と確実に光スポット
を目標トラックＴ０に引き込むことができる。

（Ｇ４）他の実施例 なお上述の実施例においては、鋸歯状波状に変化するト
ラッキングエラー信号Ｓ　ｒｔｚと、目標トラックＴ０
を中心にして前後８トラツクの範囲で信号レベルが階段
状に変化するトラッキング信号Ｓ　ｔＴｔとの合成信号
５Ａｔｓを形成して光スポットを目標トラックＴ０に引
き込む場合について述べたが、本発明はこれに限らず、
例えば第６図に示すように目標トラックＴ０を中心にし
て前後２トラックの範囲で信号レベルが変化するトラッ
キング信号Ｓア、と、鋸歯状波状に変化するトラッキン
グエラー信号５ｔｙｓとの合成信号Ｓ□４を形成して光
スポットを目標トラックＴ０に引き込むようにしてもよ
い。

このようにすれば、トラッキング制御回路２２のダイナ
ミックレンジが小さい場合でも有効に光スポットを目標
トラックＴ０に引き込むことができる。

さらに上述の実施例においては、目標トラックＴｏを中
心にして前後２トラックの範囲で信号レベルが変化する
トラッキング信号ｓｉｔ及び目標トラックＴ０を中心に
して前後８トラツクの範囲で信号レベルが階段状に変化
するトラッキング信号ｓｔｙ□とをそれぞれ形成して、
光スポットを目標トラックＴ。に引き込む場合について
述べたが、本発明はこれに限らず、例えば目標トラック
Ｔ０を中心にして前後数トラツク、さらには光ディスク
に形成された順次循環する記録パターンの繰り返し周期
を越える範囲で、信号レベルが階段状に変化するトラッ
キング信号を形成して、光スポットを目標トラックＴ０
に引き込むようにしてもよい。

さらにこの場合、目標トラックＴ０に光スポットが接近
するに従って、トラッキング信号の信号レベルの変化ス
テップを大きくしたり、目標トラックＴｏ近傍では、１
トラツクピツチで信号レベルを変化させ、目標トラック
Ｔ０から遠ざかると数トラツクピッチで信号レベルを変
化させるようにしてもよい。

さらに上述の実施例においては、トラッキングエラー信
号及びトラッキング信号の合成信号Ｓ　Ａｌ１を、トラ
ッキング制御回路に入力する場合について述べたが、本
発明はこれに限らず、アクチエータ駆動回路に入力する
ようにして粗調整用のアクチエータを駆動するようにし
てもよい。

さらに上述の実施例においては、情報を記録及び再生し
得るようになされた光ディスク装置に本発明を適用した
場合について述べたが、本発明はこれに限らず、再生機
能だけの光ディスク装置、コンパクトディスクプレイヤ
等の光ディスク装置に広く適用することができる。

Ｈ発明の効果 以上のように本発明によれば、光ディスクの連続する記
録トラックに形成された順次循環する記録パターンを検
出して、目標トラックを中心にして正側及び負側に信号
レベルが変化するトラッキング信号を生成し、当該トラ
ッキング信号に基づいて光スポットを目標トラックに引
き込むことにより、トラッキングエラー信号だけで目標
トラックに引き込む場合に比して、光スポットを確実に
目標トラックに引き込むことができ、かくして光スポッ
トの暴走を未然に防止して、所望の記録トラックに光ヘ
ッドを短時間で移動することができる光ディスク装置を
得ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第１の実施例による光ディスク装置を
示すブロック図、第２図はその動作の説明に供する信号
波形図、第３図は本発明の第２の実施例の説明に供する
信号波形図、第４図はその第３の実施例の説明に供する
信号波形図、第５図及び第６図は他の実施例の説明に供
する信号波形図、第７図は従来の光ヘッドの移動の説明
に供する特性曲線図、第８図はトラッキングエラー信号
を示す信号波形図、第９図は光ディスク上の記録パター
ンを示す路線図である。 １・・・・・・光ディスク、１０・・・・・・光ディス
ク装置、１２・・・・・・光ヘッド、１９・・・・・・
パターン判別回路、２２・・・・・・トラッキング制御
回路、２９・・・・・・制御回路。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 光ディスクの連続する記録トラックに形成された順次循
   環する記録パターンを検出して、光スポットが横切つた
   記録トラックを検出する記録トラック検出手段と、 上記記録トラック検出手段の検出結果に基づいて、目標
   トラックを中心にして正側及び負側に信号レベルが変化
   するトラッキング信号を生成するトラッキング信号生成
   手段と、 上記トラッキング信号に基づいて、光スポットを目標ト
   ラックに移動させる光スポット走査手段と を具えることを特徴とする光ディスク装置。