JPH09167354A - 光ディスク装置のトラックカウントパルス整形回路 - Google Patents

光ディスク装置のトラックカウントパルス整形回路

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JPH09167354A
JPH09167354A JP32843695A JP32843695A JPH09167354A JP H09167354 A JPH09167354 A JP H09167354A JP 32843695 A JP32843695 A JP 32843695A JP 32843695 A JP32843695 A JP 32843695A JP H09167354 A JPH09167354 A JP H09167354A
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JP
Japan
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track count
pulse width
signal
cutoff
count pulse
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JP32843695A
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English (en)
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Etsuo Maezawa
悦生 前沢
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トラッキングエラー信号の雑音によってトラ
ックカウントパルスに発生する余分なパルスを取り除
き、正確なトラバース信号を生成する。 【解決手段】 トラッキングエラー信号S1をゼロクロ
ス点で2値化してゼロクロス信号S2を生成するコンパ
レータ1と、ゼロクロス信号S2から予め設定された任
意のカットオフパルス幅以下のパルスを除去してトラッ
クカウントパルスS3を生成する可変フィルタ回路2
と、トラックカウントパルスS3から光ディスクに対す
るビームスポットの相対速度データS4を生成する速度
検出器3と、速度データS4に基づいて可変フィルタ回
路2のカットオフパルス幅を設定するためのフィルタコ
ントロール信号S6を生成する切換器4とからなってい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ディスク装置の
トラックジャンプ回路におけるトラックカウントパルス
整形回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、光ディスク装置のトラックジャン
プ回路においては、光ディスク上のビームスポットをラ
ジアル方向に移動しながら横断トラック数をカウントし
て目標トラックに位置決めする。このため、トラバース
情報を持つトラッキングエラー信号のゼロクロス点を検
出することによりトラックカウントパルスを生成するよ
うにしている。また、高速かつ正確な位置決めには精度
の高いトラックカウントパルスが求められている。
【0003】しかし、トラッキングエラー信号をゼロコ
ンパレートしたトラックカウントパルスをカウントして
も正確な横断トラック数が得られないものであった。す
なわち、トラッキングエラー信号が外来雑音や光ディス
クプリフォーマット等の影響により余分なゼロクロス点
を有するため、トラッキングエラー信号をゼロコンパレ
ートしたトラックカウントパルスはトラバース以外の余
分なパルスを有するからである。
【0004】そこで、この問題点を解決するために、特
開平2−273384号公報、特開平5−114146
号公報等において各種のトラックカウントパルスを生成
する技術が提案されている。特開平2−273384号
公報において提案された技術は、ヘッド移動速度信号を
積分してコンパレートした信号と未補正のトラックカウ
ントパルスとの論理積を取り、その論理積をワンショッ
トパルスに形成して得た信号を積分のリセット信号とす
るとともにトラックカウントパルスとするものである。
【0005】特開平5−114146号公報において提
案された技術は、光ヘッドが横切っているトラックにピ
ットが無いときはトラックエラー信号からの生成パルス
でカウントし、ピットがある時は再生信号からの生成パ
ルスでカウントするものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た特開平2−27338号公報で提案された技術は、装
置が複雑になり、かつ、雑音の除去効果が完全でないも
のであった。また、上述した特開平5−114146号
公報で提案された技術は、トラッキングエラー信号の外
来雑音による余分なゼロクロス点には効果が得られない
ものであった。これは、ピットの有無でトラックエラー
信号と再生信号からのそれぞれの生成パルスを切り替え
るために、トラッキングエラー信号生成パルスのトラッ
ク間エッジに生じる余分なパルスを除去出来ないからで
ある。
【0007】以上のように、従来のトラックカウントパ
ルスを生成する技術は、外来雑音等により横断トラック
数が不正確になるという問題点を完全に解決するもので
はなかった。
【0008】本発明は上記問題点にかんがみてなされた
ものであり、トラッキングエラー信号の雑音により発生
したトラックカウントパルスの余分なパルスを除去し、
正確なトラックカウントパルスを生成する光ディスク装
置のトラックカウントパルス整形回路の提供を目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の光ディスク装置のトラックカウントパルス
整形回路は、光ディスク上のビームスポットを任意の目
標トラックに位置決めするためトラッキングエラー信号
からトラックカウントパルスを生成する光ディスク装置
のトラックカウントパルス整形回路において、前記トラ
ッキングエラー信号をゼロクロス点で2値化してゼロク
ロス信号を生成するコンパレータと、前記ゼロクロス信
号から予め設定された任意のカットオフパルス幅以下の
パルスを除去してトラックカウントパルスを生成する可
変フィルタ回路と、前記トラックカウントパルスから光
ディスクに対するビームスポットの相対速度データを生
成する速度検出器と、前記速度データに基づいて前記可
変フィルタ回路のカットオフパルス幅を設定するための
フィルタコントロール信号を生成する切換器とを設けた
構成としてある。
【0010】また、好ましくは、前記切換器が、位置決
め操作の開始時にトラッキングサーボをオフにした瞬間
を示すトラッキングオフ信号により可変フィルタ回路の
カットオフパルス幅を所定の初期値に設定する構成とし
てある。
【0011】さらに、好ましくは、前記切換器が、速度
データの大きさを随時判別し、速度データが上昇すれば
カットオフパルス幅を狭く設定し、速度データが下降す
ればカットオフパルス幅を広く設定するフィルタコント
ロール信号を生成する構成としてある。
【0012】さらにまた、好ましくは、前記可変フィル
タ回路が、ゼロクロス信号のエッジからカットオフパル
ス幅の時間が経過する前に次のゼロクロス信号のエッジ
を検出した時は、現在のトラックカウントパルス出力レ
ベルを保持し、逆に、次のゼロクロス信号のエッジを検
出する前に前記カットオフパルス幅の時間が経過した時
は、経過直後のゼロクロス信号レベルをラッチした値に
トラックカウントパルス出力レベルを変更してトラック
カウントパルスを生成する構成としてある。
【0013】上記構成からなる本発明の光ディスク装置
のトラックカウントパルス整形回路によれば、光ディス
クに対するビームスポットのトラック横断速度を監視し
つつ、常に適応したカットオフパルス幅のフィルタを形
成するので、トラッキングエラー信号上のトラバース情
報を損なわず、雑音によるゼロクロス信号の余分なパル
スを除去する。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明による光ディスク装
置のトラックカウントパルス整形回路の一実施例につい
て図面を参照して説明する。図1は光ディスク装置のト
ラックカウントパルス整形回路の一実施例のブロック
図、図2は上記トラックカウントパルス整形回路の一実
施例の動作を示すタイミングチャートである。
【0015】図1において、コンパレータ1は、トラッ
キングエラー信号S1をそのゼロクロス点でコンパレー
トして2値化したゼロクロス信号S2を出力する。可変
フィルタ回路2は、ゼロクロス信号S2から、任意に数
段階に設定されたカットオフパルス幅以下のパルスを除
去してトラックカウントパルスS3を生成する。
【0016】速度検出器3は、トラックカウントパルス
S3の周期を検出するか又はトラックカウントパルスS
3を一定期間毎カウントする等の方法で速度データS4
を出力する。切替器4は、速度検出器3の出力する速度
データS4とトラッキングオフ信号S5に従って、可変
フィルタ回路2のカットオフパルス幅を指定するフィル
タコントロール信号S6を出力する。
【0017】次に、図2を参照して動作を説明する。ま
ず、カットオフパルス幅を、カットオフパルス幅A、カ
ットオフパルス幅B、カットオフパルス幅Cと3段階に
設定し、これらの関係を、カットオフパルス幅A>カッ
トオフパルス幅B>カットオフパルス幅Cとする。ま
た、カットオフパルス幅Aは速度がv1未満の場合に対
応し、カットオフパルス幅Bは速度がv1以上v2未満
の場合に対応し、カットオフパルス幅Cは速度がv2以
上の場合に対応するように設定されている。
【0018】トラックジャンプ動作中の光ディスクに対
すビームスポットの相対速度は、(a)に示すように、
初速ゼロから線形な速度軌跡を描く。この時、(b)に
示すように、トラッキングエラー信号S1に雑音n1、
n2、n3、n4が生じたとする。このトラッキングエ
ラー信号S1をゼロクロス点でコンパレートしたゼロク
ロス信号S2には、(c)に示すように、雑音n1、n
2、n3、n4による余分なパルスn1’、n2’、n
3’、n4’が生ずる。
【0019】ところで、トラックジャンプの始動時にお
ける光ディスク上のビームスポットは、初速ゼロから徐
々に加速していく。したがって、トラッキングオフを示
す(h)のトラッキングオフ信号S5の立ち下がりと同
時に、カットオフパルス幅の初期値は最も広いカットオ
フパルス幅Aに設定されて、(d)に示すように、パル
スn1’を削除したカットオフパルスAを出力する。
【0020】速度が上昇し、速度データがv1以上にな
ると切替器4はカットオフパルス幅Aからより狭いカッ
トオフパルス幅Bに切り替えるフィルタコントロール信
号S6を出力する。そして、可変フィルタ回路2は、カ
ットオフパルス幅Aからカットオフパルス幅Bに変更
し、(e)に示すように、パルスn2’を削除したカッ
トオフパルスBを出力する。
【0021】さらに、速度が上昇して速度がv2以上に
なると、切替器4はカットオフパルス幅Bからより狭い
カットオフパルス幅Cに切り替えるフィルタコントロー
ル信号S6を出力する。そして、可変フィルタ回路2
は、カットオフパルス幅Bからカットオフパルス幅Cに
変更し、(f)に示すように、カットオフパルスCを出
力する。
【0022】そして、速度が下降して再び速度データが
v2未満になると、切替器4はカットオフパルス幅Cか
らより広いカットオフパルス幅Bに切り替え、可変フィ
ルタ回路2は切替器4の出力するカットオフパルス幅B
に変更し、(e)に示すように、パルスn3’を削除し
たカットオフパルスBを出力する。
【0023】さらに、速度が下降して速度データがv1
未満になると、切替器4はカットオフパルス幅Bからよ
り広いカットオフパルス幅Aに切り替え、可変フィルタ
回路2は切換器4の出力するカットオフパルス幅Aに変
更し、(d)に示すように、パルスn4’を削除したカ
ットオフパルスAを出力する。
【0024】このように、速度の上昇につれてカットオ
フパルス幅の狭いフィルタに、逆に、速度の下降につれ
てカットオフパルス幅の広いフィルタに切り替える動作
を行うことにより、トラッキングエラー信号S1の雑音
で発生した余分なパルスn1’n2’、n3’、n4’
を除去した(g)に示すようなトラックカウントパルス
S3を生成することが出来る。
【0025】次に、光ディスク装置のトラックカウント
パルス整形回路の論理回路図を図3に示す。図3におい
て、可変フィルタ回路2は、カットオフパルス幅を示す
フィルタコントロール信号S6をゼロクロス信号S2の
エッジでカウンタ21にロードして、基準クロックS7
の周期でカウントダウンを行い、カウンタ21にボロー
が発生した場合はゼロクロス信号S2をDFF22でラ
ッチする。
【0026】速度検出器3は、トラックカウントパルス
S3のエッジでカウンタ31をクリアした後、基準クロ
ックS7の周期でカウントアップを行い、次のエッジで
カウンタ31のカウント値をデータラッチ32に記憶し
た後、カウンタ31をクリアする。
【0027】切換器4は、トラッキングオフ信号S5の
エッジでスイッチ41をカットオフパルス幅の初期値側
に接続してフィルタコントロール信号S6として出力し
た後、1/n演算器42が速度データS4を1/n(た
だし、n>2)して算出した値を随時出力する。
【0028】このように、本実施例の光ディスク装置の
トラックカウントパルス整形回路は、トラッキングエラ
ー信号のゼロクロス信号から、トラッキングエラー信号
の雑音による余分なパルスを除去し、正確なトラックカ
ウントパルスを生成することが出来る。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、光
ディスク装置のトラックジャンプにおいて、光ディスク
に対するビームスポットの相対速度をパラメータにして
フィルタのカットオフパルス幅を切り換えるので、正確
なトラバース情報であるところのトラックカウントパル
スを生成することができる。トラッキングエラー信号に
おける低速時ノイズ成分の周波数帯域と高速時の周波数
帯域がクロスオーバーするような高速シーク動作におい
ても、トラッキングエラー信号から正確なトラックカウ
ントパルスを生成できる。また、正確なトラックカウン
トパルスが得られるので、目標トラックへの位置決めが
正確になり、アクセス時間を短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光ディスク装置のトラックカウントパ
ルス整形回路の一実施例のブロック図を示す。
【図2】本発明の光ディスク装置のトラックカウントパ
ルス整形回路の一実施例のタイムチャートを示す。
【図3】本発明の光ディスク装置のトラックカウントパ
ルス整形回路の一実施例の論理回路図を示す。
【符号の説明】
1 コンパレータ 2 可変フィルタ回路 3 速度検出器 4 切換器 S1 トラッキングエラー信号 S2 ゼロクロス信号 S3 トラックカウントパルス S4 速度データ S5 トラッキングオフ信号 S6 フィルタコントロール信号

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ディスク上のビームスポットを任意の
    目標トラックに位置決めするため、トラッキングエラー
    信号からトラックカウントパルスを生成する光ディスク
    装置のトラックカウントパルス整形回路において、 前記トラッキングエラー信号をゼロクロス点で2値化し
    てゼロクロス信号を生成するコンパレータと、 前記ゼロクロス信号から予め設定された任意のカットオ
    フパルス幅以下のパルスを除去してトラックカウントパ
    ルスを生成する可変フィルタ回路と、 前記トラックカウントパルスから光ディスクに対するビ
    ームスポットの相対速度データを生成する速度検出器
    と、 前記速度データに基づいて前記可変フィルタ回路のカッ
    トオフパルス幅を設定するためのフィルタコントロール
    信号を生成する切換器とを設けたことを特徴とする光デ
    ィスク装置のトラックカウントパルス整形回路。
  2. 【請求項2】 前記切換器は、位置決め操作の開始時に
    トラッキングサーボをオフにした瞬間を示すトラッキン
    グオフ信号により可変フィルタ回路のカットオフパルス
    幅を所定の初期値に設定する請求項1記載の光ディスク
    装置のトラックカウントパルス整形回路。
  3. 【請求項3】 前記切換器は、速度データの大きさを随
    時判別し、速度データが上昇すればカットオフパルス幅
    を狭く設定し、速度データが下降すればカットオフパル
    ス幅を広く設定するフィルタコントロール信号を生成す
    る請求項1記載の光ディスク装置のトラックカウントパ
    ルス整形回路。
  4. 【請求項4】 前記可変フィルタ回路は、ゼロクロス信
    号のエッジからカットオフパルス幅の時間が経過する前
    に次のゼロクロス信号のエッジを検出した時は、現在の
    トラックカウントパルス出力レベルを保持し、逆に、次
    のゼロクロス信号のエッジを検出する前に前記カットオ
    フパルス幅の時間が経過した時は、経過直後のゼロクロ
    ス信号レベルをラッチした値にトラックカウントパルス
    出力レベルを変更してトラックカウントパルスを生成す
    る請求項1記載の光ディスク装置のトラックカウントパ
    ルス整形回路。
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