JPH01252626A - エポキシ樹脂の製造方法 - Google Patents

エポキシ樹脂の製造方法

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JPH01252626A
JPH01252626A JP8035788A JP8035788A JPH01252626A JP H01252626 A JPH01252626 A JP H01252626A JP 8035788 A JP8035788 A JP 8035788A JP 8035788 A JP8035788 A JP 8035788A JP H01252626 A JPH01252626 A JP H01252626A
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resin
alkali metal
metal hydroxide
epoxy resin
chlorine content
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Michio Aritomi
有富 道夫
Hitoshi Sato
仁志 佐藤
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Tohto Kasei Co Ltd
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Tohto Kasei Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は塩素含有量を低下させ九−価又は多価フェノー
ルのグリ7ジルエーテルであるエポキシ樹脂の製造法に
関する。
「従来技術」 エポキシ樹脂は硬化剤により架橋させた場合、大きな架
橋度を有する硬化樹脂となり優れた特性を示すものであ
る。特にフェノールノボラックエポキシ樹脂は一分子中
に2〜10個のフェノール核を持ったフェノールノボ2
ツク樹脂が使用されておシ、理論的には2〜10個のエ
ポキシ基を持っているものである。その結果ビスフェノ
ールA型エポキシ樹脂に比べてより大きな架橋度を有す
る硬化樹脂となり、優れた耐薬品性、耐湿性、耐熱性を
有するものである。これらの特性によシ近年電気及び電
子産業用の封止剤として多く使用されている。しかし残
存塩素分の多い封止剤を用いた場合、吸湿により塩素分
が加水分解され塩素イオンとして遊離してくる。この遊
離した塩素イオンが金属を腐蝕し各種のトラブルを発生
することになる。従って、このようなトラブルを発生さ
せないためには塩素含有量の少ないフェノールノボラッ
クエポキシ樹脂の製造が重要な項目となっている。塩素
含有量を低減させるために種々の製造方法が提案されて
いる。例えば特開昭54−90400号、特開昭54−
13596号には多価フェノールのグリシジルエーテル
を製造する方法において、多価フェノールとエピクロル
ヒドリンの溶液にアルコール類を共存させて反応してい
る。
しかし、上記方法の場合アルコール類とエピクロルヒド
リンが反応してアルコール類のグリシジルエーテルが副
生ずる。この時アルカリ金属水酸化物を消費するところ
から塩素含有値を本発明で所望する4 00 ppm以
下にすることは困難である。
また、特開昭60−31516号においては一価又は多
価フェノールとエピクロルヒドリンを反応させる際に、
直鎖状エーテル化合物及び非プロトン性極性溶媒を共存
させる方法が提案されている。しかし、この方法におい
ても塩素含有i600ppmが限界である。
本発明で問題にしている塩素とはアルカリ金属水酸化物
によって容易に脱塩素化される塩素例え酸化物では脱塩
素化が比較的困難な塩素例えば、(Rはフェニル基等の
芳香族炭化水素残基を示す。)をいい、フェノールノボ
ラック樹脂をブチルカルピトールに溶解し、水酸化カリ
ウムのグロピレングリコール溶液を加え還流状態で10
分間加熱した時に脱離する塩素イオンを硝酸銀溶液にて
逆滴定で定量し、フェノールノボラックエポキシ樹脂中
の塩素原子をppmで表わしたものである。
「発明が解決しようとする課題」 本発明は上記従来方法では満足されなかった低塩素含有
量のエポキシ樹脂の製法を、よシ容易にしかつ確実にし
ようとするものである。
「課題を解決するための手段」 本発明者らは塩素含有量の少ないエポキシ樹脂を得るぺ
〈鋭意研究した結果、−価又は多価フェノールとエピク
ロルヒドリンと金アルカリ金属水酸化物の存在下で反応
させ一価又は多価フェノールのグリシジルエーテルを製
造する方法において、反応終了後過剰のエピクロルヒド
リンを回収し副生無機塩を含有するスラリー状態のまま
、又は副生無機塩を分離したエポキシ樹脂に再度無機塩
を加えてスラリー状態として、アルカリ金属水酸化物を
樹脂I Kgに対して1〜10yの量を存在させ、10
0〜200℃の温度で熱処理することを特徴とする低塩
素含有エポキシ樹脂の製造方法を見い出したものである
。本発明にいう無機塩とはN a C1%KCI、Ca
Cl2等のエポキシ樹脂製造の際に副生されるものをい
う。
上記本発明において一価又は多価フェノールとエピクロ
ルヒドリンとをアルカリ金属水酸化物の存在下に反応さ
せる際にメチルエチルケトンの共存下又はメチルエチル
ケトンと非プロトン系極性溶媒例えばジメチルスルホキ
シドの共存下に行つことは一層好ましいことであり、よ
り確実に塩素含有量を低下させることができるものであ
る。更に本発明の効果を確実にするには一価又は多価フ
ェノールとエピクロルヒドリンとの反応におい−C1使
用する全アルカリ金属水酸化物量の50〜80重量%量
を添加した時点から過剰のエピクロルヒドリンを回収し
ながら反応させることが好ましい。
これによシエピクロルヒドリン回収終了時の残存アルカ
リ金属水酸化物の量が本発明で所望する樹脂I Kg当
り1〜10yの量になシ好都合となる。
本発明の無機塩共存下にアルカリ金属水酸化物を含有さ
せる方法としては上記方法のように反応系に使用したア
ルカリ金属水酸化物を残す方法と新しくアルカリ金属水
酸化物を添加する方法があるが、どちらの方法でも効果
は変わらない。また、塩素含有量の高いフェノールノボ
ラックエポキシ樹脂に無機塩例えば食塩とアルカリ金属
水酸化物を添加して熱処理してもかまわない。この場合
の無機塩の添加割合は樹脂1に9に対して50〜600
2、好ましくは200〜400yである。
本発明の熱処理時溶媒を介在させてもよく、介在させる
溶媒としてはn−アミルアルコール、インアミルアルコ
ール、n−ヘキサノール等のアルコール類、エチレング
リコール、フロピレングリコール、ジエチレングリコー
ル等cvyリコール類、メチルセロソルブ、エチルセロ
ソルブ、ブチルセロソルブ等のセロソルブ類、エチルカ
ルピトール、ブチルカルピトール等のカルピトール類、
ジメチルスルホキシド等のイオウ化合物が適当でちる。
本発明に使用される一価又は多価フェノールとしてはフ
ェノール、オルトクレゾール、メタクレゾール、パラク
レゾール、ジフェノールメタン(ビスフェノールF)、
ジフェノールプロパン(ビスフェノールA)、テトラブ
ロムビスフェノールA。
フェノールノボラック、臭素化フェノールノボラ、り、
クレゾールノボラック、臭素化クレゾールノボラックな
どが挙げられるが、これらに限定されるものではない。
本発明に使用されるアルカリ金属水酸化物の倚は樹脂I
 Kg当クシ1〜10yあり、好ましくは2〜6yであ
る。1y以下の場合は塩素含有量の低下が顕著でなく、
一方10y以上の場合は塩素含有量は大幅に低下するが
、製品のエポキシ当量及び粘度が高くな9好ましくない
本発明における熱処理温度は100〜200℃であり、
好ましくは150〜180℃である。
100℃以下の場合は塩素含有量の低下が顕著でなく、
一方200℃以上の場合は製品のエポキシ当量及び粘度
が高くなると共に色相が悪化し好ましくない。熱処理の
時間は0.2〜3時間、好ましくは0.5〜1.5時間
である。
本発明に使用されるアルカリ金属水酸化物とは水酸化ナ
トリウム、水酸化カリウム、水酸化カルシウムである。
まり、−価又は多価フェノールとエピクロルヒドリンと
をアルカリ金属水酸化物の存在下に反応させる際に必要
に応じて使用されるメチルエチルケトンの添加量はエピ
クロルヒドリン100y当り5〜100yであり、非プ
ロトン系極性溶媒の添加量はエピクロルヒドリン100
y当り1〜20ノである。
更に無機塩を含有するスラリー状態においてアルカリ金
属水酸化物の存在下熱処理を行う場合、必要に応じて添
加される溶媒量は樹脂100y当り、1〜10yが適当
である。
本発明における一価又は多価フェノールとエピクロルヒ
ドリンの反応は通常の方法でよく、例えばフェノール性
水酸基1モルに対し3〜10モルのエピクロルヒドリン
を一価又は多価フェノールに加えて溶解し、必要に応じ
てメチルエチルケトン及び又はジメチルスルホキシドを
加え、常圧又は減圧下にフェノール性水酸基のモル数に
略等しいモル数のアルカリ金属水酸化物を3〜6時間か
けて滴下し反応させる。その後過剰分のエピクロルヒド
リンを常圧又は減圧下に回収することにより樹脂及び副
生無機塩のスラリーを得る。
「作用」 エポキシ樹脂とアルカリ金属水酸化物を適当な溶媒中で
接触させることにより塩素含有量を低下させることは一
般に行われている。しかしこの方法では塩素含有1を6
00ppm以下にすることは困離でおる。また、上記方
法で溶媒を使用しないで行うことも考えられるが、この
場合塩素含有量はある程度低下するが、重合反応が起き
、はなはだしい場合はゲル化するという現象がある。
本発明によれば樹脂と無機塩のスラリー中でアルカリ金
属水酸化物と接触させており、無機塩を介在させている
点が本発明の重要な点である。
樹脂とアルカリ金属水酸化物の中に無機塩を介在させる
ことにより重合反応を防止でき、品質を劣化させること
なしに塩素含有量を400 Ppm以下に低下させるこ
とができるのである。更に重要な点はアルカリ金属水酸
化物を樹脂I Kyに対して1〜10yに調節すること
にあり、これKよシ他の品質を保持した状態で塩素含有
量の低下をよシ確実にするものである。以下にフェノー
ルノボラックエポキシ樹脂について本発明の実施例を記
載するが、本発明方法はフェノールノボラックエポキシ
樹脂に限定されるものではなく、ビスフェノールA型エ
ポキシ樹脂を始め種々のエポキシ樹脂の製造に適用され
るものである。
「実施例及び比較例」 実施例1 オルトクレゾールノボラック樹脂(フェノール性水酸基
当量119)119部を、エピクロルヒドリン(以下E
CHと略記)462.5部、メチルエチルケトン92.
5部及びジメチルスルホキシド34.7部に撹拌溶解さ
せ、反応系内を1501!llHgの圧力に調節したの
ち、温度52℃に昇温した。
これに48重fチの苛性ソーダ水溶液82.6部を連続
的に滴下しながら4時間反応さす場合において、最初は
水のみをECHとの共沸蒸留によって分離除去し、EC
Hは反応系に戻し、48重f%の苛性ソーダ水溶液の4
9.6部(0,6モル)が滴下される時点(2,4時間
経過時)より3.7部/分なる速度で過刹分のEC)I
、  メチルエチルケトン、ジメチルスルホキシド及び
水を蒸発回収した。48mtsの全量を滴下終了した時
の系内の温度は58℃であった。
反応終了後、残余のECH,メチルエチルケトン、ジメ
チルスルホキシド及び水を80 flHg 。
70℃の条件になるまで30分を所要して蒸発除去した
。この時点における生成したスラリーの一部約20〜4
0部をサンプリングし、適量のメチルイソブチルケトン
で希釈したのちけいそう土を装填したp過器で濾過した
。Pさいである食塩をメチルイソブチルケトンでよく洗
った後、pさいの全景を採取し、イオン交換水に溶解し
た。クレゾールレッド及びチモールブルーからなる混合
物を指示薬として0.INの塩酸水溶液で中和滴定を行
い、残存苛性ソーダ量を求めた。一方p液については5
flHg、180℃の条件下でメチルイソブチルケトン
を回収し、樹脂の重量を求めた。
上記方法により算出した残存苛性ソーダ量は樹脂I K
g当り 3.8 yに相当した。又、この時点における
樹脂中の塩素含有量は650 ppmであった。
次いで残りの生成スラリーをそのまま170℃の温度に
て30分間撹拌しく熱処理)、冷却後メチルイソブチル
ケトン400部及び温水250部を加えて溶解したのち
、下層の塩化ナトリウム水溶液を分液除去した。
樹脂溶液層に温水150部を加えて洗浄し、リン酸で中
和し、水層を分離したのち更に温水150部で洗浄し水
層を分離した。樹脂溶液は常圧下に大半のメチルイソブ
チルケトンを蒸発して除去したのち、51EllHgの
減圧下に180℃の温度で蒸発乾燥を行いオルトクレゾ
ールノボラックエポキシ樹脂を得た。このものはエポキ
シ当量199、塩素含有量300ppm、軟化点75℃
であった。
実施例2 オルトクレゾールノボラック樹脂(フェノール性水酸基
当量119)119部を、ECH462,5部、メチル
エチルケトン9265部に撹拌溶解させ、反応系内を1
50 wHgの圧力に調節したのち、温度52℃に昇温
した。これに48重量%の苛性ソーダ水溶液82.6部
を連続的に滴下しながら4時間反応させた。反応中はE
CHとの共沸蒸留によって水を頴次分離除去し、ECH
は反応系に戻した。反応終了後ECH,メチルエチルケ
トン及び水を80ffHg、70℃の条件になるまで3
0分を所要して蒸発除去してスラリーを得た。この時点
における残存苛性ンーダ量を実施例1と同様の方法で測
定したところ樹脂1にf当り0゜5yであり、樹脂中の
塩素含有量は680ppmであった。生成したスラリー
に48重′Iksの苛性ソーダ水溶液1.8部(樹脂I
 Kg当り5yに相当する)を加え、160℃の温度に
て45分間撹拌した。以下実施例1と同様の処理を行い
オルトクレゾールノボラックエポキシ樹脂を得た。この
ものはエポキシ当[202、塩素含有ii280ppm
で、軟化点75℃であった。
実施例3 エポキシ当量201、塩素含有量830ppm。
軟化点75℃なるオルトクレゾールノボラックエポキシ
樹脂200部に食塩66部及びブチルカルピトール15
部を加え、160℃に加熱してよく混合した。これに4
8fifチの苛性ソーダ1.7部(樹脂I Kg当り4
yに相当する)を加え、同温度にて1時間撹拌した。そ
の後メチルイソブチルケトン450部及び温水280部
を加えて溶解したのち、下層の食塩水を分液除去した。
樹脂溶液層に温水150部を加えて洗浄し、リン酸で中
和し水層を分離したのち更に温水150部で洗浄し水層
を分離した。樹脂溶液は常圧下に大半のメチルイノブチ
ルケトンを蒸発して除去したのち、5aHgの減圧下に
180℃の温度で蒸発乾燥を行いオルトクレゾールノボ
ラックエポキシ樹脂を得た。このものはエポキシ当t2
02.5、塩素含有量320Ppm%軟化点75.5℃
であった。
実施例4 フェノールノボラック樹脂(フェノール性水酸基当f1
04)104部をECH462,5部、メチルエチルケ
トン92.5部を撹拌溶解させ、反応系内を150fi
Hgの圧力に調節したのち、52℃に昇温した。これに
48重Ik%の苛性ソーダ水溶液82.6部を連続的に
滴下しながら4時間反応させた。反応中はECHとの共
沸蒸留によって水を屓次分離除去し、ECHは反応系に
戻した。反応後ECH,メチルエチルケトン及び水を8
0wHg。
70℃の条件になるまで30分を所要して蒸発除去して
スラリーを得た。
この時点における残存苛性ソーダ量を実施例1と同様の
方法で測定したところ樹脂1にf当、90.82であり
、樹脂中の塩素含有量は720 ppmであつた。生成
したスラリーに48重量%の苛性ンーダ水溶液0.8部
(樹脂IKs+mす2.59に相当する)を加え、17
0℃の温度にて45分間撹拌した。
以下実施例1と同様の処理を行いフェノールノボラック
エポキシ樹脂を得た。このものはエポキシ当f177、
塩素含有i360ppm、軟化点43℃であった。
比較例1 実施例2と同様の仕込量、反応方法によシスラリ−を得
た。このスラリー中の残存苛性ソーダ量は樹脂I KI
F当り0.6yであった。又、樹脂中の塩素含有量は6
60ppmであった。生成したスラリーを180℃の温
度にて1時間撹拌した。
以下実施例1と同様の処理を行いオルトクレゾールノボ
ラックエポキシ樹脂を得た。このものはエポキシ商量2
001塩素含有量530ppm、軟化点75℃であった
比較例2 実施例2と同様の仕込量、反応方法によりスラリーを得
た。このスラリー中の残存苛性ソーダ量は樹脂I Ky
当り0.59であり、レジン中の塩素含有量は680p
pmであった。生成したスラリーに48重量%の苛性ソ
ーダ水溶液5.4部(レジンIKg当り15yに相当す
る)を加え、170℃の温度にて45分間撹拌した。以
下実施例1と同様の処理を行いオルトクレゾールノボラ
ックエポキシ樹脂を得た。このものはエポキシ当量21
8、塩素含有量330ppm、軟化点81℃であり、重
合してエポキシ当量及び軟化点が上昇しているのが分る
比較例3 エポキシ当量201、塩素含有量830ppm。
軟化点75℃なるオルトクレゾールノボラックエポキシ
樹脂200部にブチルカルピトール15部を加え、16
0℃に加熱してよく混合した。これに48t:fti%
の苛性ソーダ1.7部(樹脂1 h当り42に相当する
)を加え、同温度にて撹拌したところ30分杼過時に液
の流動性がなくなりゲル化した。このことから食塩を使
用しない場合は重合反応が促進されることが分る。
「発明の効果」 本発明はフェノール類とECMをアルカリ金属水酸化物
の存在下に反応させ、エポキシ樹脂を製造する際に、反
応終了後過剰のECHを回収し、副生食塩を含有するス
ラリーの状態のまま、又は副生無機塩を分離したエポキ
シ樹脂に再度無機塩を加え、スラリー状態として適量の
アルカリ水酸化物を存在させて熱処理することより、得
られたエポキシ樹脂の塩素含有量を著しく低下させるこ
とができるという効果を有するものである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 一価又は多価フエノールとエピクロルヒドリンとをアル
    カリ金属水酸化物の存在下で反応させ一価又は多価フェ
    ノールのグリシジルエーテルを製造する方法において、
    反応終了後過剰のエピクロルヒドリンを回収し副生無機
    塩を含有するスラリーの状態のまま、又は副生無機塩を
    分離したエポキシ樹脂に再度無機塩を加えてスラリー状
    態として、アルカリ金属水酸化物を樹脂1Kgに対して
    1〜10gの量を存在させ、100〜200℃の温度で
    熱処理することを特徴とする低塩素含有エポキシ樹脂の
    製造方法。
JP8035788A 1988-03-31 1988-03-31 エポキシ樹脂の製造方法 Pending JPH01252626A (ja)

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