JPH0125129Y2 - - Google Patents

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JPH0125129Y2
JPH0125129Y2 JP1983121574U JP12157483U JPH0125129Y2 JP H0125129 Y2 JPH0125129 Y2 JP H0125129Y2 JP 1983121574 U JP1983121574 U JP 1983121574U JP 12157483 U JP12157483 U JP 12157483U JP H0125129 Y2 JPH0125129 Y2 JP H0125129Y2
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plate
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insert
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JP1983121574U
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  • Joining Of Building Structures In Genera (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は床版プレート用インサート具に係
り、ビル、工場その他の建築工事において床スラ
ブ等を構築する際に使用されるデツキプレート、
キーストンプレートの如き床版プレートに、電設
部材、防災部材、天井板その他の構築部材を吊持
する吊ボルトの如き吊杆部材を連結させるもの
で、床版プレートへの取付容易性、荷重支持の良
好性を図り、特に吊り下げ強度を発揮すべくスラ
ブ中に埋設される支持杆を荷重の大小に対応して
選択可能な別部材となし、各別に大量生産可能な
ものとして価格の低廉化をも図り得るようにした
インサート具に関するものである。
従来から、この種のインサート具は各種提供さ
れており、例えば特公昭53−6653号公報、特公昭
57−36383号公報等がある。前者によると、支持
治具、パイプを用いてインサートを深い位置に埋
設支持させるも、手順が面倒であり、後者による
と、インサート内への塵埃侵入を防止すべく考慮
されている点に優れるも、吊持荷重が大きい場合
はインサート自体も大型にせざるを得ず、そのた
め、これと組合せられる支持治具、栓も同時に大
型となり、夫々に応じて各別に用意しなければな
らないものであつた。すなわち、従来のインサー
ト具は、支持治具等へ連結させるためのネジ部の
強度に比し埋設長さとコンクリート強度によるコ
ンクリート破壊強度のほうが小さいため、強度区
分に従い夫々代えて用いられているのである。し
たがつて、大きい強度を必要とする場合は、ネジ
部の強度が充分であつたとしても、部材全体長さ
を長くしなければならなくなつている。
そこでこの考案はかかる点に鑑み案出されたも
のであり、取付作業の簡素化、容易性を図り、特
に、ネジ部の強度とコンクリート破壊強度との関
係を考慮し、吊持荷重に対しこれを支持する部材
と、コンクリート破壊に対してこれの強化を図る
部材とに分離可能とし、夫々を各別に大量生産
し、現場において要求される強度に対応した部材
相互を組合せることにより、必要な強度設定を満
足させると共に、インサート具自体を安価にする
ことに成功したものである。
そのため、この考案は、デツキプレートの如き
床版プレートの上面に当接配置される取付基盤下
方に、床版プレートに開穿形成された取付孔に強
制嵌合される取付筒部を連設し、この取付筒部に
は所定の吊杆部材がねじ止め吊持されるようにす
ると共に、取付基盤上方に支持筒部を連設して成
るインサート本体と、軸部径に比し大径な頭部を
備え、所定長さに設定されて前記支持筒部に立設
状に連結固定される支持杆とから構成したことを
要旨とし、以下、図面を参照してこの考案の実施
例を説明すると次の通りである。
図において示される符号1はインサート本体で
あり、デツキプレート、キーストンプレートの如
き床版プレートPの上面に当接配置される取付基
盤2を形成し、この取付基盤2の下方に取付筒部
3を、上方に支持筒部5を夫々連設させて成るも
のである。
図示にあつての取付基盤2は、取付筒部3を絞
出加工等にて一体連設した下盤2Aと、同じく支
持筒部5を絞出加工等にて一体連設した上盤2と
を、取付筒部2、支持筒部5夫々の中心を合致さ
せて対接状となして溶接その他によつて一体化さ
せてある。このような二重構造の取付基盤2と成
すことで、荷重支持時での堅牢性、確実性が得ら
れるのは勿論であるも、取付筒部3、支持筒部5
のいずれか一方あるいは両方を単重盤状の取付基
盤2に連設させてもよい。なお、取付基盤2自体
はその平面形状は長円形と成してあるも、これを
円形、矩形その他に変更できるのは勿論であり、
その形状は自由に選定可能である。
取付筒部3は、前記床版プレートPに開穿形成
させた取付孔Hに強制嵌合させるものであり、望
ましくはその基部に比し先端部が小径となるよう
先細なテーパ状となして、取付孔Hへの強制嵌合
の容易性を図る。しかして、取付孔Hは、強制的
な突き破り力によつて開穿されることが予定され
ており、例えば、下端にポンチを有するシヤフト
にドーナツ状のハンマーを摺動自在に嵌合させて
おき、ハンマーの落下荷重をポンチに付与させる
ことによつて床版プレートPに所定径の取付孔H
を極めて簡単に開穿できると共に、床版プレート
P下方に突出する切縁が取付筒部3を支持させる
のに役立つものとなる。
また、取付筒部3には吊りボルトの如き吊杆部
材Bがねじ止め吊持されるようになつており、そ
のため、取付筒部3内周面には雌ネジ4が形成さ
れている。
支持筒部5は、床版プレートP上に打設される
コンクリート材C内に埋設される支持杆5を立設
状に連結固定させるようになつており、図示例で
は、支持筒部5内周面に形成させた雌ネジ6にね
じ込まれる雄ネジ8Aを支持杆5下端に形成する
ことで、ねじ止め連結させるものとする。なお、
かかるねじ止め手段によらずに、支持筒部5、支
持杆7両者を貫挿させるピン手段、支持筒部5に
起設した爪片を支持杆7に喰い込ませる圧止手段
その他によつても差し支えないものである。
しかして、支持杆7自体は、軸部8径に比し大
径な頭部9を備え、全体が所定長さに設定されて
いるのであり、吊持荷重の大小によつて長さの異
なるものが選択して組合せ使用される。また、頭
部17自体は、その上方へ至るに伴ない大径とな
るテーパ状と成してあり、荷重支持時においては
このテーパ面に直交する方向でのコンクリート材
Cに荷重が放射状に分散され、全体が傘状を呈す
る支持強度部となつて大荷重にも充分耐え得ると
共に、長さの異なるものがいくつか用意されるこ
とで、荷重の大小に対応できる。これは、支持杆
7自体の径が大小にかかわらず、頭部9がコンク
リート材Cに深く、すなわち高い位置に設定され
るとコンクリート材Cへの定着深さが大きくなり
(第3図参照)、逆にコンクリート材Cに浅く、す
なわち低い位置に設定されると定着深さが小さく
なることで(第2図参照)、コンクリート破壊強
度に大小が生じ、吊持荷重の大小に対応できるか
らである。すなわち、支持杆7の長さによつて定
着深さが異なることで、傘状を呈する支持強度部
の最大径が異なり、これに対応したコンクリート
破壊強度が得られるからである。
また、第1図及び第2図にあつてのインサート
本体1は、取付筒部3及び支持筒部5夫々は同径
のものとして形成されており、この場合はいずれ
に、床版プレートPに嵌合させて吊杆部材Bを吊
持させるも、支持杆7を連結させるも差し支えな
く、上下反転使用が可能である。第3図にあつて
のそれ1は、取付筒部3及び支持筒部5は互いに
異径のものとして形成されており、これによる
と、吊杆部材B、支持杆7径が異なる場合に対応
可能であり、また、いずれが大径であつてもよ
く、上下反転の使用は任意である。要は、取付筒
部3、支持筒部5夫々の大きさは吊杆部材B、支
持杆7夫々の径と対応したものとなつていれば足
り、その大きさは特に限定されるものではない。
この考案は上述のように構成されており、これ
が使用に際しては既定の設計に従い設置されたデ
ツキプレート、キーストンプレートの如き各種の
床版プレートPの所定位置で適宜開穿させた取付
孔Hに、取付筒部3にて強制嵌合せしめることで
取付基盤2を床版プレートP上面に当接させた状
態でインサート本体1をセツトすると共に、所定
長さの支持杆7を支持筒部5に立設状に連結固定
させる(第2図参照)。然る後、コンクリート材
Cを打設し床版となし、電設部材、防災部材、構
築部材その他の各種部材Lを吊持する吊杆部材B
を前記取付筒部3にねじ止めさせればよいもので
ある。
したがつて、インサート本体1の床版プレート
Pへの取付セツトは、適宜に開穿させた取付孔H
に取付筒部3にて強制嵌合させるだけでよく、ま
た、支持筒部5に立設状に連結固定した所定長さ
の支持杆7が支持筒部5内へのコンクリート材C
の侵入を阻止して、取付筒部3内での吊杆部材B
のねじ止め作用を良好なものとすると共に、コン
クリート材C中に埋設された状態での定着深さに
よつて各種部材Lの荷重を充分に支持するもので
ある。
その際、支持杆7は軸部8径に比し大径な頭部
9を備えているから、支持杆7自体が所定の長さ
に設定されることと相俟ちその頭部9の埋込位置
によつて吊持荷重の大小に充分に対応してこれに
耐え得るものであり、安全性のため確保しなけれ
ばならない必要なコンクリート破壊強度を自由に
選定できるものである。
また、インサート本体1の取付基盤2は床版プ
レートP上面に当接するから、強制嵌合したセツ
ト時での安定性を向上させると共に、取付基盤2
には強制嵌合させる取付筒部3が下方に、支持杆
7が連結固定される支持筒部5が上方に夫々連設
されることでインサート本体1が形成されている
から、これ自体の構造は極めて簡素である。一
方、支持杆5は、要求されるコンクリート破壊強
度の大小に対応した長さが異なるものとして幾種
類か形成しておけばよく、そのため、インサート
本体1と支持杆7とは別部材として別個に用意で
き、夫々を大量生産することにより安価に提供し
得る等コストダウンに大きく寄与する。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の実施例を示すもので、第1図
は使用される状態での分解斜視図、第2図は使用
状態を表わす断面図、第3図は他の実施例におけ
る使用状態の断面図である。 1……インサート本体、2……取付基盤、2A
……下盤、2B……上盤、3……取付筒部、4…
…雌ネジ、5……支持筒部、6……雌ネジ、7…
…支持杆、8……軸部、8A……雄ネジ、9……
頭部、P……床版プレート、H……取付孔、B…
…吊杆部材、L……各種部材、C……コンクリー
ト材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. デツキプレートの如き床版プレートの上面に当
    接配置される取付基盤下方に、床版プレートに開
    穿形成された取付孔に強制嵌合される取付筒部を
    連設し、この取付筒部には所定の吊杆部材がねじ
    止め吊持されるようにすると共に、取付基盤上方
    に支持筒部を連設して成るインサート本体と、軸
    部径に比し大径な頭部を備え、所定長さに設定さ
    れて前記支持筒部に立設状に連結固定される支持
    杆とから構成したことを特徴とする床版プレート
    用インサート具。
JP12157483U 1983-08-04 1983-08-04 床版プレ−ト用インサ−ト具 Granted JPS6029805U (ja)

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JP12157483U JPS6029805U (ja) 1983-08-04 1983-08-04 床版プレ−ト用インサ−ト具

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JPS6029805U JPS6029805U (ja) 1985-02-28
JPH0125129Y2 true JPH0125129Y2 (ja) 1989-07-28

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