JPH01230979A - 穀物乾燥機におけるガンタイプバーナー - Google Patents

穀物乾燥機におけるガンタイプバーナー

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JPH01230979A
JPH01230979A JP5774888A JP5774888A JPH01230979A JP H01230979 A JPH01230979 A JP H01230979A JP 5774888 A JP5774888 A JP 5774888A JP 5774888 A JP5774888 A JP 5774888A JP H01230979 A JPH01230979 A JP H01230979A
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burner
air
hot air
drying
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Toshihiko Satake
佐竹 利彦
Satoru Satake
佐竹 覚
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、収穫後の米麦等を所定水分値まで乾燥させ
る穀物乾燥機に係り、特に穀物乾燥機の熱風温度制御I
装置及び該乾燥機におけるガンタイプバーナーに関する
(従来の技術〕 従来、穀物タンク、乾燥部及び熱風発生機(バーナー)
等を備えてなる循環式の穀物乾燥機において、穀物、特
に籾米の乾燥作業を行う際、最も気をイ」けなければな
らないのは胴割れ米の発生である。胴割れは、米粒(籾
殻内の玄米)の乾燥速度が多き過ぎるときの、単位時間
当たりの米粒中の水分団変化に伴う組織の歪(ひずみ)
の発生に起因するものである。
そこで、胴割れ米を発生させないため、穀物タンクの張
込量と品種(通常籾、酒米、もち米等)とに見合った温
度の熱風を乾燥部の穀物流下層(通常、複数個並設され
る)へ送風するとともに、被乾燥籾の水分値と乾燥部の
熱風温度とを刻々に測定し、測定された水分値に対する
熱ff1m度の値が、あらかじめ設定された水分値と熱
風温度との関係を保持するように、バーナの燃料流出を
増減することによって制御している。その結果、第9図
で示すように、概ね、目標となる乾減率曲線(斜FA域
)内で安全、かつ効率的に乾燥が行われることになると
いうものである。
(発明が解決しようとする問題点〕 ところで、あらかじめ設定される水分価と熱風温度との
関係は、乾燥部における熱風量が、あらかじめ実験的に
求めた風量域にあるときに成立するのであり、この風量
より多ければ乾燥速度が大き過ぎて胴割れを生じること
になり、少なければ乾燥が進まず、いたずらに乾燥時間
が長くなる。
さて、原料籾米には性状の違いや夾雑物の混入率の大小
等によって容積重に差があり、一般に、容積重の小さい
ものは通風状態がよく、容積重の大きいものは風通しが
よくなく、この通風状態の変化は乾燥中にも現れる。し
かし、かかる風聞の違いを考慮することなく乾燥を行っ
ているのが現状である。なお、水分計による水分値の測
定から乾減率を求め、この乾燥率を目標乾減率と一致さ
せるべく、熱風温度を変更させることが行なわれている
が、通常、水分計は乾燥部を通過した籾米をサンプリン
グして測定し、しかも、数回の測定値を平均して乾減率
を求めるので、風量変化に対する温度制御が後手に回り
、胴割れの発生を根絶することができなかった。
また、熱風温度を制御する際、完全燃焼状態に近い青火
燃焼を行う加圧噴霧式のガンタイプバーナーにあっては
、安定した青火燃焼を持続させるため、燃料の増減に追
従させてバーナーファンの風量を比例的に増減させるこ
とを行っているが、乾燥運転中に生じる燃焼用空気徂の
変化その他の要因によって燃料と空気とのミキシング状
態が変化し、炎が脈動(ハンチング)したり赤火燃焼に
移行しやすい傾向があった。
この発明はこれらの点にかんがみ、穀物の性状(粒子の
大小、表面の状態など)及び夾雑物の混入率が異なり、
その空隙率くたい積載物中の空気が通り抜ける空間の体
積が、全体の体積に対して占める割合)に差があっても
、胴割れ米を発生させることのない穀物乾燥機の熱風温
度制御装置を得ることを目的とし、また、バーナーが常
に安定した青火燃焼を可能とする該乾燥機におけるガン
タイプバーナーを提供することを技術的課題とする。
〔問題点を解決するための手段〕
上記課題を解決するため、本発明の穀物乾燥機において
は、張込酊入力手段、仕上水分入力手段、被乾燥穀物の
水分検出手段及び熱風温度検出手段を設けて、張込量及
び水分値から目標温度を算出するとともに、熱風温度検
出手段の検出値を目標温度と一致させるべく、バーナの
燃焼量を制御する演算制御装置を設け、乾燥部には熱風
量から乾燥室を経て排風至へ通過するI!Iil量を検
出し、この風ω値と基準風足値とを比較して、この差に
応じて前記目標温度を変更するよう、排風室とと乾燥室
との境界付近には風量検出手段を設け、この風量検出手
段を演算制t2II装置に連絡したものである。
そして、前記バーナとしては、燃料ノズルのノズル口を
臨ませた気化筒と、気化筒の吐出部に密着し、テーパ状
のガス加速管を突設した蓋体及びバーナファン等からな
るガンタイプバーナとし、ガス加速管の先端部には混合
ガスが通過する間隙を介して該端部よりも大径の気化皿
を同心状に冠着し、この気化皿内の底部には中心に尖端
部を有する整流曲面を形成したものである。
(作 用) 上記のように構成された穀物乾燥機に籾米を投入して乾
燥を開始すると、張込量と水分値から目標温度を設定し
、熱風温度検出手段による測定温度が目標温度と一致す
べく、バーナの燃焼1を制御するのであるが、同時に、
排風室に装着した風量検出手段によって測定した風量と
基準となる風量とを比較し、基準風量よりも測定値の方
が大きいときはその差に応じて前記目標温度を下降し、
その逆のときはその差に応じて前記目jlA温度を上昇
させ、このJ1県変化に対する目標温度の変更は乾燥中
を通じて行われる。
そして、上記バーナは、気化筒内において、燃焼ノズル
から噴霧された油滴と1次燃焼空気とが混合されるとと
もに気化して混合ガスとなり、混合ガスはガス加速管を
加速度的に通過し、気化器底部中央の尖端部及びそれに
続く整流曲面によって円滑に外部へ吐出し、その勢いで
ガス加速管の外周に沿って蓋体外周面に衝突する間にざ
らに気化が進み、2次燃焼空気に合流して完全燃焼する
(発明の実施例) 以下、本発明の好適な実施例を図面を参照しながら説明
する。
第1図乃至第3図において、穀物乾燥機1は、ベースと
なる乾燥部2と乾燥部2に上載したテンパリングタンク
3とからなり、乾燥部2底部の集HtJ! 4に横設し
た下部スクリューコンベア5の搬送終端部と、テンベリ
ングタンク3上部に横設した上部スクリューコンベア6
の搬送始端部とはパケットエレベータ−7によって連絡
される。パケットエレベータ−7の供給部にはスクリー
コンベア(図示せず)を備えた張込みホッパー8を接続
するとともに、同吐出部には外部へ通じる排出シュート
10を上部スクリューコンベア6とは分枝して設ける。
そして、上部スクリューコンベア6の搬送終端部には回
転可能に飛散盤9が吊設される。
次に乾燥部2について説明する。乾燥部2は、テンパリ
ングタンク3を上載するベースとして前面壁11、両側
面壁12.12及び後面壁13によって堅牢に形成され
、その内部は4層の乾燥室14並びに該乾燥室14を挾
んで熱風室15と排風室16とが設けられる。すなわち
、上端をテンパリングタンク3の下端に接続するととも
に下端を集穀樋4内に臨ませた4層の穀物流下路18A
〜18Dを並設し、この各穀物流下路18の大半を多孔
壁で形成して乾燥室14となす。そして、穀物流下路1
8Aと同18Bとの下端並びに穀物流下路18Cと同1
8Dとの下端に各々ロータリーバルブ17を装着し、ロ
ータリーバルブ17の回転によって、テンパリフグタン
ク3内の穀物が穀物流下路18A〜18D(乾燥室14
)を流下して集fi61!!4内に流出される。
また、穀物流下路18A及び同18Bで囲繞される空間
並びに穀物流下路18C及び同18Dで囲繞される空間
を各々熱風室15となし、穀物流下路18Bと同18C
とで形成される空間並びに穀物流下路18Aと一方の側
面壁12との間隙及び穀物流下路18Dと他方の側面壁
12との間隙を各々排風室16となず。そして、前面壁
11における各熱風室15端部との境界面には絵風口1
つを各々開口し、他方、後面壁13における各排l!I
掌16との境界面には排風口20を各々開口し、前面壁
11には給風箱21を、後面壁13にはファンボックス
22をそれぞれ設け、給風箱21には開口部23を、フ
ァンボックス22には開口部24をそれぞれ設け、給風
箱21の開口部23にはバーナ28を内蔵したバーナー
ボックス25を、ファンボックス22の間口部24には
アン26を各々装着する。ざらに、各排鳳至16を形成
する両多孔壁面には各熱鳳至15からそれぞれ乾燥至1
4を通過して排風苗16内に流入するFJIを求めるた
めの熱線風速計27がそれぞれ前後に1個ずつ装着され
る。
次に、第5図乃至第7図を参照しながら、バーナ28に
関して詳述する。バーナ28は、青火燃焼用の加圧噴霧
式のガンタイプバーナであり、送油管29を介して電磁
ポンプ3oと連結する燃料ノズル31を送風ボット32
内に横設する。燃料ノズル31は電磁コイル、プランジ
ャー、ノズル口及びノズル口を開閉するロッド(いずれ
も図示せず)等からなり、前記電磁コイルが通電して励
磁するとプランジャーが引き寄セられ、これにより、ノ
ズル口を密閉しているロッドが移動してノズル口から燃
わ1が吐出される。よって、電磁コイルの通電時間が長
いほどノズル口の開口時間が長くなり、燃料噴霧量が増
えることになる。
送風ボット32は中央部を開口した板状の15部34の
一側に固着され、基部34の他側には送風ボット32と
同心状に燃焼筒33が接続される。燃焼筒33内には基
部34側の端部を小径に、かつ他端を大径としてテーパ
状に形成した気化筒35が横設される。すなわら、小径
側の開口部を吹込み036となすとともに、吹込み13
6周縁の一部には1次燃焼空気を制限する空気制御壁3
7を設け、小径側端部に周設したフランジ部38を基部
34の開口部に同心状に当着し、フランジ部38には2
次燃焼空気を通過させる通気口39を開口する。また、
吹込み口36には燃料ノズル31及び点火電極40の各
先端部を臨ませるとともに、点火電極4゜は点火変圧器
(トランス)41に接続される。
気化筒35の大径側端部には中央部にガス加速管42を
突設した館林43を密着するとともに、ガス加速管42
の端部にはガス加速管42よりも大径の気化器44を、
混合ガスが通過する間隙を介して冠着する。すなわち、
ガス加速管42は気化筒35側端部よりも気化器44側
端部をやや小径としたテーパ形状となし、この小径側間
口端部中心には気化ffn44内底部を整流曲面45と
なしたときに形成される尖端部46を臨ませる。また、
気化器44と蓋体43及びガス加速管42とは気化器取
付片47によって一体に形成されるとともに、ガス加速
管42の周囲であって気化器44と蓋体43との間には
燃焼ガスイオン量を検出する燃焼状態検知棒(通称フレ
ームロンド)48の先端部を臨ませである。
送風ボット32の周壁には空気吐出口49を開口し、空
気吐出口49とバーナーファン50のケーシング51と
は空気吐出筒52によって連結され、ケーシング51に
はバーナーファンモーター52が固着され、さらに、バ
ーナーファンモーター52には該モーター52の回転数
を検出するため、マグネット及び電磁コイルを備えたタ
コジェネレーター等の回転センサー53を装着する。な
お、燃焼筒33の端部には熱風を開口部23から給用箱
21内へ導くための熱風案内フード54が接続される。
バーナー28を内蔵するバーナーボックス25に隣接し
てコントロールボックス55が設けられる。コントロー
ルボックス55の前面壁には電源スィッチのほか品種別
スイッチ56、張込量スイッチ57及び仕上水分設定ス
イッチ58並びに水分値、熱風温度及び乾燥仕上りなど
の時間を刻々に表示するデジタルパネルメーター59等
が設けられる。そして、コントロールボックス55内に
は穀物乾燥機1の運転の全体について、例えば各電動機
の駆動、目標温度の設定・変更及び各安全装置のモニタ
ーなどを行う中央演算制御装置(通称メインマイコン)
60並びに中央演算制御装置60からの燃焼開始信号及
び燃焼レベル信号(目標温度を得るためバーナの燃焼呈
をどの程度にするかという信号)によって燃料ノズル3
1の通電時間及びバーナーファンモーター52の回転数
を電気的に、かつ比例的に制御して熱風温度をコントロ
ールするバーナー用演算制御装冒(通称バーナーコント
ローラー)を内蔵する(第7図参照)。つまり、中央演
算制御装置60は、コントロールボックス55の前面に
装着した品種別スイッチ56、張込量スイッチ57、仕
上水分設定スイッチ58及びデジタルパネルメーター5
9に連絡されるとともに、被乾燥穀物の含水率を所定間
隔おきに測定する水分計62、熱風温度を検出する温度
センサー63並びに乾燥部2の排風室16壁面に装着し
た熱線風速計27・・・に連絡される。
なお、水分計62のサンプル取込口は、サンプル流路6
4によって上部スクリューコンベア6の樋底に連結され
、水分計62の検出部に設けたバイブレータ−の駆動に
よって上部スクリューコンベア6内の穀物を取り込み、
静電容量によって含水率を測定するとともに、温度補正
並びに容積重を測定することによる重量補正を加味した
うえで当該サンプルの水分値を算出し、さらに、数回分
の測定値を平均してデジタルパネルメーター59に表示
するように形成され、また、温度センサー63は乾燥部
2の送風室15内に装着される。
一方、バーナー用演障制御装置61は中央演算制御装置
60に接続されるとともに、燃焼ノズル31、点火変圧
器41.161ポンプ30、バーナファンモーター52
、バーナーファン50の回転セン+j−53及び燃焼状
態検知棒48に連絡される。
以下、上記実施例における具体的作動について説明する
。「乾燥ボタン」をONL、乾燥しようとする穀物、例
えば籾米を張込みホッパー8から投入すると、籾米はパ
ケットエレベータ−7及び上部スクリューコンベア6に
よって搬送され、飛散盤9で飛散されイ5がらテンバリ
ングタンクS内にほぼ平たん状に張込まれる。籾米が張
込み停止位置まで張込まれると張込を停止しくX了セン
サーを設け、ブザー等で知らせてもよい)、次に乾燥運
転に移る。
「乾燥」ボタンスッチをONする前に、コントロールボ
ックス55前面壁において、品種別スイッチ56を「籾
」に、張込aスイッチ57を、実際に張込んだ石数に、
各々合わせるとともに、仕上水分設定スイッチ58を切
換えて、所望の仕上水分値、例えば15.0%にセット
する。
「乾燥」運転が開始されると、吸引側のファン26が駆
動するとともに、一対のロータリーバルブ17を間歇的
に作動させる電動機(図示せず)のONタイムが、前記
品種別スイッチ56及び張込■スイッチ57によって決
定され、これにより、品種及び張込量に応じた適切な循
環速度となる。ロータリーバルブ17の駆動によって穀
物流下路18A〜18Dを流下して集“  穀礒4内に
落下した籾米は、下部スクリューコンベア5、パケット
エレベータ−7及び上部スクリューコンベア6によって
119送され、飛散盤9によって飛散されながらテンパ
リフグタンク3内に戻される。以下、同様にして籾米の
循環が続行され、籾米が乾燥室14を通過する際、送風
室15から乾燥室14を通過して排風室16へ通過する
熱風を浴び、主として籾殻の水分を奪われる。籾殻が乾
燥した籾米は、ナンバリングタンク3内において、内部
の玄米の水分を籾殻に吸い取られ、籾殻の水分と玄米の
水分とが平衡化されて(これをテンパリングという)、
再び乾燥室14において籾殻の乾燥が施される、という
行程を繰り返す。
−・方、「乾燥」ボタンスイッチをON−=lることに
より、バーナー28が燃焼を開始する。すなわち、中央
演算制御装置60からの燃焼開始信号及び点火時の燃焼
レベル信号L1がバーナ用演算制御装置61に入力され
ると、バーナ用演算制御装置61はバーナーファンモー
ター52を駆動させ、燃焼レベルL1に対応する回転数
、例えば1.50Orpmとなるよう電圧制御を行う。
電圧制御によってバーナーファン50の回転数が安定す
るまでの「バーナーファン回転安定区間」を40秒間と
し、40秒経過すると「着火区間」に移行する。
「着火区間」に移行すると同時に点火変圧器41の2次
側コイルが15,0OOvに昇圧され、この電圧が点火
電極40に供給されてスパークするとともに、着火区間
に移行して2秒後に電磁ポンプ30及び燃料ノズル31
が起動し、燃料ノズル31は、バーナー用演算制御装置
61からの燃焼レベルL1のパルス信号によるパルス幅
制御によって電磁コイルへの通電時間が決まり、例えば
2.5Ω/Hの流mの燃料(灯油)を吐出口から噴霧す
る(第8図中A点参照)。このとぎ、バーナーファン5
0によって発生する風の一部は、空気制御壁37によっ
て制限されながら吹込み口36から気化筒35内に供給
され、燃料ノズル31から噴霧される油滴によって混合
ガスとなり、この混合ガスに点火電極40の火花放電に
よって着火する。この「着火区間」は10秒とする。
「着火区間」が過ぎると[バーナ着火安定化区間Jに移
行する。この区間は30秒間設けられ、気化筒35内で
の赤火燃焼によって、燃焼状態検知棒48が所定電圧(
たとえば0.GV )を検出することにより着火の確認
を行うとともに、気化筒35のほか、ガス加速管42、
気化器44及び蓋体43を加熱し、燃料の気化を促す。
なお、この区間において失火したときく燃焼ガスイオン
が発生しないので、燃焼状態検知棒48から信号が出力
されない)は、「着火区間」から再び点火動作を行い、
3回の試行でも着火しないときはデジタルパネルメータ
ー59にエラー表示する。
バーナー28が着火して安定すると、「青火燃焼待ち区
間」に移行する。すなわち、着火後の燃焼風量一定のも
とて燃料ノズル31の燃料吐出量を一時的に増[F]す
るとく第8図中B点参照)、気化筒35内に混合ガスが
充満するとともに火炎伝播速度が遅くなり、混合ガスは
テーパ状のガス加速管42から加速度的に吐出し、気化
器44内の整流曲面45に沿って外部に流出し、通気口
3つから吹き込む2次燃焼空気によって青火燃焼を開始
する。そして、気化器44、ガス加速管42の外周面及
び蓋体43の外周連をさらに加熱する。赤火燃焼が青火
燃焼に切換わるとイオン♀が多くなり、燃焼状態検知棒
48の出力レベルが上昇し、所定の電圧(例えば2,7
V )を検知することにより、青火燃焼の確認が行われ
る。
青火燃焼の確認が終わると同時に1燃焼安定区間」に移
り、燃料吐出量は再び減少するが(第8図C点参照〉、
気化筒35、気化器44、ガス加速管42及び蓋体43
は共に十分加熱され、気化筒35内の混合ガスは、気化
されながらテーパ状のガス加速管42内を加速度的に通
過するとともに、気化器44内底部の尖端部46及びそ
れに続く整流曲面45に沿ってUターン状に、円滑に流
出し、さらに、加熱された蓋体43に衝突して再び方向
転換する間に完全に気化され、通気口39を通過する2
次燃焼空気と合流して完全燃焼する。
「燃焼安定区間」が30秒程度で終えると、次に11次
燃焼区間」に移り、バーナファン50の回転数を上げて
(第8図中1つ点参照)最適燃焼ラインM(完全燃焼に
よって、有害なガスや煤を発生させない理想的な空気歯
と油mとの関係図)上に載せる。
このようにしてバーナの着火が完了し、安定した燃焼を
続行し始めると、中央演算制御装置60はいわゆる燃焼
中にお【プる熱1!l1m度の制御°を行う。すなわち
、バーナ用演算制御装置61は中央演算制御装置60か
ら燃焼レベル信号を受は取り、このレベル信号に基づい
て燃料ノズル31の電磁コイルへのONタイム(燃焼流
量)とバーナーファン5oの回転数(燃焼風量)を設定
して最適燃焼ラインM上で熱風湿度を制御するのである
。つまり、品種別スイッチ56及び張込量スイッチ57
によって入力された穀物の種類と張込量とによって目標
熱風温度が設定されるとともに、この目標熱風温度と温
度センサー63による実測温度とが比較され、この差が
±0.5℃でないときは、この差の大きざによって燃焼
レベルが、最適燃焼ラインM上において変更される。
さらに、乾燥運転開始後一定時間が経過すると、水分計
62の測定値と熱線風速計27によるチエツクが行われ
る。すなわち、中央演弾制00装置60は、張込量(籾
のたい積高)と8熱。
線風速計27の計測値(籾の空気抵抗)とから第10図
に示すα1係に基づいて風量(単位籾当たりの風hi−
Jl比)を求めるとともに、この風聞と水分計62の測
定水分値とから第1表に示す関係に基づき現在の目標温
度を算出し、この目標温度と温度センサー63の検出値
とを比較し、熱風温度がこの目標温度の±0.5以内と
なるよう、バーナ用演算制御装置61に燃焼レベルL2
の信号を出力する。
第  1  表 その際、基準となる71を0.6m’ / sec、t
onとづると、各熱線風速計27の検出値のうちこの基
準風ωよりも大ぎい検出値、例えば1.0 m’/Se
c 、 tonが1個所でも検出されると、その1.0
扉/ 5eC1tonに基づいて目標温度が変更され(
温度が下がる)、一方、全ての検出値が基準風酊を下回
ったときだけ、その内でもっとも基準風量に近い風聞に
基づいて目標温度を上げるよう決定される。こ机により
、各乾燥部14間及び1つの乾燥部14の前後において
風量にむらがある場合(はとんどがこのケースである)
であっても、目標乾減率曲線に近づけながら最も安全サ
イドで乾燥を行うので胴割れが生じない。しかも、かか
る、熱線風速計27の検出値による目標温度のチエツク
は定期的に、例えば3分毎に行われ、乾燥運転継続中に
風量が変化しても、胴割れが生じる前に即座にこれを温
度で補い、わずかな胴割れ発生も未然に防ぐ。
なお、籾の容積重と風聞との関係を求めてお 2き、水
分計62における容積重測定の際、この測定値に応じて
現在の風■を算出するように形成する場合もある。
〔発明の効果〕
本発明は、以上説明したように構成されているので、次
のような効果を奏する。
Mu検出手段を設けるとともに、この検出値と基準恩賞
とを比較し、風足が多いときは直ちに熱風温度を下げる
ので、胴割れ米を未然に防止でき、lが少なくて乾燥が
進まないときは、熱風温度を上げて乾燥の遅れを即座に
補い、むらのない乾燥が行える。
そして、熱風温度を変更するガンタイプバーナーの気化
器の内底部には中心に尖端部を有する整流曲面を形成し
たので、上記のような風量変化があっても、気化筒内の
混合ガスが円滑に吐出し、脈動炎、逆火又は不完全燃焼
を生ずることがなく、安定した熱風を供給することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は穀物乾燥機の全体を示す斜視図、第2図は第1
図の一部を破断じた縦断面図、第3図は同じく横断面図
、第4図は乾燥部の展開斜視図、第5図はバーナ縦断面
図、第6図は第5図の一部拡大図、第7図は穀物乾燥機
の制御概念図、第8図はバーナにおける空気示と油量と
の関係を示すグラフ、第9図は穀物乾燥機の目標乾減率
曲線を表すグラフ、第10図は籾のたい積高さ・空気抵
抗・風聞関係を表すグラフである。 1・・・穀物乾燥機、2・・・乾燥部、3・・・テンパ
リングタンク、4・・・集HtA、5・・・下部スクリ
ューコンベア、6・・・上部スクリューコンベア、7・
・・パケットエレベータ−18・・・張込みホッパー、
9・・・飛散盤、10・・・排出シュート、11・・・
前面!、12・・・側面壁、13・・・後面壁、14・
・・乾燥至、15・・・熱風室、16・・・排風室、1
7・・・ロータリーバルブ、18A〜18D・・・穀物
流下路、19・・・給風口、20・・・排風口、21・
・・絵風箱、22・・・ファンボックス、23.24・
・・間口部、25・・・バーナーボックス、26・・・
ファン、27・・・熱線風速計、28・・・バーナ、2
9・・・送油管、30・・・電磁ポンプ、31・・・燃
料ノズル、32・・・送風ポット、33・・・燃焼筒、
34・・・基部、35・・・気化筒、36・・・吹込み
口、37・・・空気制御壁、38・・・フランジ部、3
9・・・通気口、40・・・点火電極、41・・・点火
変圧器、42・・・ガス加速管、43・・・蓋体、44
・・・気化■1.45・・・原曲面、46・・・尖端部
、47・・・気化器取付片、48・・・燃焼状態検知棒
、49・・・空気吐出口、50・・・バーナーファン、
51・・・ケーシング、52・・・空気吐出筒、53・
・・回転センサー、54・・・熱風案内フード、55・
・・コントロールボックス、56・・・品種別スイッチ
、57・・・張込量スイッチ、58・・・仕上水分設定
スイッチ、59・・・デジタルパネルメーター、60・
・・中央演算制御装胃、61・・・バーナー用演算制御
装置、62・・・水分計、63・・・温度センサー。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)、被乾燥穀物を張り込む穀物タンク、穀物タンク
    の下方に設けた乾燥部、乾燥部と前記穀物タンクを連絡
    する揚穀機並びに乾燥用の熱風を発生するためのバーナ
    を備えるとともに、張込量入力手段、仕上水分入力手段
    、被乾燥穀物の水分検出手段及び熱風温度検出手段を設
    け、穀物の張込量及び水分値から熱風の目標温度を算出
    し、かつ、熱風温度検出手段の検出値を前記目標温度と
    一致させるべく、前記バーナの燃焼量を制御する演算制
    御装置を設けてなる穀物乾燥機において、前記乾燥部は
    穀物を流下させる複数の乾燥室、乾燥室の一側に隣接し
    て熱風を供給する熱風室及び乾燥室の他側に隣接する排
    風室を設け、熱風室から乾燥室を経て排風室へ通過する
    風量を検出するとともに、この風量値とあらかじめ設定
    した基準風量値とを比較し、この差に応じて前記目標温
    度を変更するよう、前記排風室と乾燥室との境界付近に
    は風量検出手段を設け、この風量検出手段を前記演算制
    御装置へ連絡したことを特徴とする穀物乾燥機の熱風温
    度制御装置。
  2. (2)、請求項(1)におけるバーナーは、燃焼筒内に
    設けた気化筒の一端を他端よりも小径に形成して吹込み
    口となし、この吹込み口に燃料ノズルのノズル口及び点
    火電極の端部を臨ませ、該気化筒の大径側の端部には先
    端をわずかに小径となるようテーパ状に形成したガス加
    速管を中央に突設した蓋体を密着し、さらに、燃焼筒及
    び気化筒内に空気を送るためのバーナーファンを備えた
    送風ポットを前記燃焼筒に接続して設けたガンタイプバ
    ーナーであって、前記ガス加速管の小径側端部には燃料
    と空気との混合ガスが通過する間隔を介して、該端部よ
    りも大径の気化皿を同心状に冠着し、この気化皿内の底
    部には中心に尖端部を有する整流曲面を形成したことを
    特徴とする穀物乾燥機におけるガンタイプバーナー。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2020197335A (ja) * 2019-05-31 2020-12-10 井関農機株式会社 穀物乾燥装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6014089A (ja) * 1983-07-06 1985-01-24 静岡製機株式会社 穀物乾燥機の温度制御装置

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