JPH08128633A - バーナの燃焼制御装置 - Google Patents
バーナの燃焼制御装置Info
- Publication number
- JPH08128633A JPH08128633A JP26731594A JP26731594A JPH08128633A JP H08128633 A JPH08128633 A JP H08128633A JP 26731594 A JP26731594 A JP 26731594A JP 26731594 A JP26731594 A JP 26731594A JP H08128633 A JPH08128633 A JP H08128633A
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- JP
- Japan
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- combustion
- burner
- fuel
- time
- low
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Control Of Combustion (AREA)
- Drying Of Solid Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 間歇的にオン/オフするバーナにおいて、供
給燃料の異なる燃焼を行わせるに際し、着火の際のミス
を少なくしようとする。 【構成】 少なく共2段階の燃料供給状態によって燃焼
させるバーナであって大燃焼時及び小燃焼時共に同一の
周期T毎に燃焼・停止を繰り返すオン/オフ型バーナに
おいて、この大小に異なる燃料供給信号に伴い気化筒回
転数が大小に変更するバーナモータを備え、大燃焼時に
おける最小休止時間t1に対し小燃焼時における最小休
止時間t2を長時間に設定し、小燃焼時における点火時
のガス化による着火ミスを少なくする。
給燃料の異なる燃焼を行わせるに際し、着火の際のミス
を少なくしようとする。 【構成】 少なく共2段階の燃料供給状態によって燃焼
させるバーナであって大燃焼時及び小燃焼時共に同一の
周期T毎に燃焼・停止を繰り返すオン/オフ型バーナに
おいて、この大小に異なる燃料供給信号に伴い気化筒回
転数が大小に変更するバーナモータを備え、大燃焼時に
おける最小休止時間t1に対し小燃焼時における最小休
止時間t2を長時間に設定し、小燃焼時における点火時
のガス化による着火ミスを少なくする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はバーナの燃焼制御装置
に関し、穀物乾燥機等に利用できる。
に関し、穀物乾燥機等に利用できる。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来オ
ン/オフを頻繁に行なわせるバーナにあって、燃焼状態
を複数段階(例えば2段階)に変更する場合、大燃焼時
は燃料の量が多くバーナモータ回転数が高く消火後すぐ
に点火しても気化筒より飛散する微粒化燃料が多いため
着火できるが、小燃焼の場合にはこれと異なり、燃料が
少なく回転数が低いため気化筒を冷却するための時間の
確保ができ難く、点火時燃料がガス化されて点火装置に
届き得ないこととなる。
ン/オフを頻繁に行なわせるバーナにあって、燃焼状態
を複数段階(例えば2段階)に変更する場合、大燃焼時
は燃料の量が多くバーナモータ回転数が高く消火後すぐ
に点火しても気化筒より飛散する微粒化燃料が多いため
着火できるが、小燃焼の場合にはこれと異なり、燃料が
少なく回転数が低いため気化筒を冷却するための時間の
確保ができ難く、点火時燃料がガス化されて点火装置に
届き得ないこととなる。
【0003】
【課題を解決するための手段】この発明は上記の欠点を
解消しようとするもので、少なく共2段階の燃料供給状
態によって燃焼させるバーナ5であって大燃焼時及び小
燃焼時共に同一の周期T毎に燃焼・停止を繰り返すオン
/オフ型バーナ5において、この大小に異なる燃料供給
信号に伴い気化筒32回転数が大小に変更するバーナモ
ータ29を備え、大燃焼時における最小休止時間t1に
対し小燃焼時における最小休止時間t2を長時間に設定
してなるバーナの燃焼制御装置の構成とする。
解消しようとするもので、少なく共2段階の燃料供給状
態によって燃焼させるバーナ5であって大燃焼時及び小
燃焼時共に同一の周期T毎に燃焼・停止を繰り返すオン
/オフ型バーナ5において、この大小に異なる燃料供給
信号に伴い気化筒32回転数が大小に変更するバーナモ
ータ29を備え、大燃焼時における最小休止時間t1に
対し小燃焼時における最小休止時間t2を長時間に設定
してなるバーナの燃焼制御装置の構成とする。
【0004】
【発明の作用効果】点火の際、特に小燃焼のときは最小
休止時間y2を長く設定するものであるから、気化筒3
2の冷却がはかれ、燃料のガス化による上記不具合を解
消でき、点火が確実である。
休止時間y2を長く設定するものであるから、気化筒3
2の冷却がはかれ、燃料のガス化による上記不具合を解
消でき、点火が確実である。
【0005】
【実施例】この発明の一実施例を図面に基づき説明す
る。1は穀物乾燥機の機枠で、この機枠内には上部から
貯留タンク2、乾燥室3、集穀室4を縦設し、このうち
乾燥室3は、バ−ナ5を有するバーナ胴に通じる熱風室
6と吸引ファン7を有するファン胴に通じる排風室8と
の間に穀物流下通路9,9を形成してなり、各流下通路
9,9の下部に設ける繰出バルブ10,10の一定回転
により所定量毎に流下する穀物に熱風を浴びせて乾燥す
る構成である。
る。1は穀物乾燥機の機枠で、この機枠内には上部から
貯留タンク2、乾燥室3、集穀室4を縦設し、このうち
乾燥室3は、バ−ナ5を有するバーナ胴に通じる熱風室
6と吸引ファン7を有するファン胴に通じる排風室8と
の間に穀物流下通路9,9を形成してなり、各流下通路
9,9の下部に設ける繰出バルブ10,10の一定回転
により所定量毎に流下する穀物に熱風を浴びせて乾燥す
る構成である。
【0006】上記機枠1外部には集穀室4の一側に集め
た穀物を貯留タンク2に揚上還元する昇穀機11を立設
する。この昇穀機11は内部上下一対の駆動プーリ12
と被動プーリ(図示せず)との間にバケットベルト13
を巻回する構成であり、集穀室4下部に横設する下部移
送螺旋14により一側に移送された乾燥穀物を掬い上げ
上部に移送できる構成としている。この昇穀機11で掬
われ上部で投てきされる穀物は、投げ口開口部15を介
して上部移送螺旋16を設ける移送樋17の始端側に案
内される。尚、移送螺旋16で水平移送される穀物は貯
留タンク2の中央上部に配設する回転拡散盤18に案内
され、貯留タンク2内に拡散落下される構成としてい
る。
た穀物を貯留タンク2に揚上還元する昇穀機11を立設
する。この昇穀機11は内部上下一対の駆動プーリ12
と被動プーリ(図示せず)との間にバケットベルト13
を巻回する構成であり、集穀室4下部に横設する下部移
送螺旋14により一側に移送された乾燥穀物を掬い上げ
上部に移送できる構成としている。この昇穀機11で掬
われ上部で投てきされる穀物は、投げ口開口部15を介
して上部移送螺旋16を設ける移送樋17の始端側に案
内される。尚、移送螺旋16で水平移送される穀物は貯
留タンク2の中央上部に配設する回転拡散盤18に案内
され、貯留タンク2内に拡散落下される構成としてい
る。
【0007】前記昇穀機11、上部及び下部移送螺旋1
4,16からなる穀物循環系は、昇穀機11枠の上部側
壁に固定する昇降機モ−タ19により回転連動する。該
モ−タ19駆動軸には2本の駆動ベルト20,21をも
って上部移送螺旋16の軸22と昇穀機11のバケット
ベルト13を巻回する前記駆動プーリ12の軸23を直
接回転連動する。
4,16からなる穀物循環系は、昇穀機11枠の上部側
壁に固定する昇降機モ−タ19により回転連動する。該
モ−タ19駆動軸には2本の駆動ベルト20,21をも
って上部移送螺旋16の軸22と昇穀機11のバケット
ベルト13を巻回する前記駆動プーリ12の軸23を直
接回転連動する。
【0008】上記昇穀機11の適宜高さの位置における
側壁24には、バケットベルト13の往行程イと復行程
ロとの左右間隔部以内に対応すべく取込口25を設ける
と共に、この取込口25の下側部には水分計26を着脱
自在に設けている。水分計26は例えば一対の電極ロー
ル間でサンプル粒の1粒を圧砕しながらその抵抗値を電
気的処理して穀粒水分値に換算する公知の構成である。
側壁24には、バケットベルト13の往行程イと復行程
ロとの左右間隔部以内に対応すべく取込口25を設ける
と共に、この取込口25の下側部には水分計26を着脱
自在に設けている。水分計26は例えば一対の電極ロー
ル間でサンプル粒の1粒を圧砕しながらその抵抗値を電
気的処理して穀粒水分値に換算する公知の構成である。
【0009】前記バーナ5は、気化型バーナ形態であ
り、送風筒27の正面側に燃焼筒28を接続し、該送風
筒27にはバーナモータ29を設け、前後に突出するモ
ータ軸30の一方には逆円錐形状の拡散体31を設け、
かつこの拡散体31上面には気化筒32を逆向きに配設
している。なおこの気化筒32の解放側端部周面には微
粒化燃料案内用のガイド体33を延長状に設けている。
一方モータ軸30他端突出側には送風筒27背面側に開
口する空気導入口27aから燃焼用空気を導入すべきフ
ァン34を軸支している。35は燃焼筒28の中心部側
に固定して設けられる送風筒、36は燃焼筒28に嵌合
される燃焼盤で、同心状に複数のガス噴出孔37,37
…を有する。燃焼筒28は正面視において一部に膨出部
を形成し、当該膨出部に一対の電極部からなる点火手段
としてのイグナイタ38を設ける。このイグナイタ38
はノズル39から供給される灯油の微粒化燃料に着火で
きる構成としている。40は炎の有無を検知できるフレ
ームロッドで、着・失火判定手段の検出部を構成するも
のである。上記送風筒27背面側の空気導入口27aの
外周にはエアフィルタ41を設けてある。
り、送風筒27の正面側に燃焼筒28を接続し、該送風
筒27にはバーナモータ29を設け、前後に突出するモ
ータ軸30の一方には逆円錐形状の拡散体31を設け、
かつこの拡散体31上面には気化筒32を逆向きに配設
している。なおこの気化筒32の解放側端部周面には微
粒化燃料案内用のガイド体33を延長状に設けている。
一方モータ軸30他端突出側には送風筒27背面側に開
口する空気導入口27aから燃焼用空気を導入すべきフ
ァン34を軸支している。35は燃焼筒28の中心部側
に固定して設けられる送風筒、36は燃焼筒28に嵌合
される燃焼盤で、同心状に複数のガス噴出孔37,37
…を有する。燃焼筒28は正面視において一部に膨出部
を形成し、当該膨出部に一対の電極部からなる点火手段
としてのイグナイタ38を設ける。このイグナイタ38
はノズル39から供給される灯油の微粒化燃料に着火で
きる構成としている。40は炎の有無を検知できるフレ
ームロッドで、着・失火判定手段の検出部を構成するも
のである。上記送風筒27背面側の空気導入口27aの
外周にはエアフィルタ41を設けてある。
【0010】上記バーナ5は、断面が方形の案内風胴4
2入り口部に脚部43と取っ手兼用の接続部44とで固
定されるもので、これら案内風胴42とともに、前記熱
風室6に通じるバーナ胴45に装着される構成である。
上記構成の気化バーナ5は、上記案内風胴42の下側台
座部下面に設ける電磁ポンプ46の駆動によって燃料と
しての灯油が供給されイグナイタ38の通電による点火
で着火燃焼される構成であるが、この電磁ポンプ46に
よる燃料供給量は予め設定する設定温度との関係で大供
給と小供給の2段に切替できる構成である。また、バー
ナ5は間歇燃焼形態とし、熱風温度センサ47からの検
出熱風温度と当該設定温度とを比較しその差により電磁
ポンプ46のオンタイムを変更制御し、熱風温度が設定
温度の所定範囲内になるよう制御される。なお、上記間
歇燃焼の周期は一定T(例えばT=150秒)とし、オ
ンタイムxを変更できる構成である。更に電磁ポンプ4
6への大供給または小供給指令信号はバーナモータ29
にも出力され、予め設定した大小2段の回転数n1,n2
(n1>n2)を選択すべく出力される。
2入り口部に脚部43と取っ手兼用の接続部44とで固
定されるもので、これら案内風胴42とともに、前記熱
風室6に通じるバーナ胴45に装着される構成である。
上記構成の気化バーナ5は、上記案内風胴42の下側台
座部下面に設ける電磁ポンプ46の駆動によって燃料と
しての灯油が供給されイグナイタ38の通電による点火
で着火燃焼される構成であるが、この電磁ポンプ46に
よる燃料供給量は予め設定する設定温度との関係で大供
給と小供給の2段に切替できる構成である。また、バー
ナ5は間歇燃焼形態とし、熱風温度センサ47からの検
出熱風温度と当該設定温度とを比較しその差により電磁
ポンプ46のオンタイムを変更制御し、熱風温度が設定
温度の所定範囲内になるよう制御される。なお、上記間
歇燃焼の周期は一定T(例えばT=150秒)とし、オ
ンタイムxを変更できる構成である。更に電磁ポンプ4
6への大供給または小供給指令信号はバーナモータ29
にも出力され、予め設定した大小2段の回転数n1,n2
(n1>n2)を選択すべく出力される。
【0011】即ち予め設定した設定温度と外気温度との
関係で、必要加温度が決定されるが、この加温量を大き
く必要とされるときは燃料供給を大供給にして燃焼させ
る大燃焼(以下H燃焼という)とし、逆に加温量が小さ
くて済むときは燃料供給を小供給として小燃焼(以下L
燃焼という)すべく、電磁ポンプ46に大小供給指令信
号が出力される。更に、微妙な温度調節は各燃料供給状
態下での燃焼周期Tに対するオンタイムxの長短に委ね
られる(図 )。このとき、燃焼周期Tに対するオンタ
イムxは、供給燃料の大なるときではオフタイムyのな
い(y1=0)連続燃焼からオンタイム50秒(オフタ
イム100秒)の範囲で制御され(50秒≦x1≦15
0秒)、一方供給燃料の小なるときではオンタイム10
0秒からオンタイム50秒の範囲で制御されていて(5
0秒≦x2≦100秒)、供給燃料の大なるときの加温
量が低い側と、供給燃料の小なるときの加温量が大きい
側とは一部オーバーラップvして設定できる構成として
いる。
関係で、必要加温度が決定されるが、この加温量を大き
く必要とされるときは燃料供給を大供給にして燃焼させ
る大燃焼(以下H燃焼という)とし、逆に加温量が小さ
くて済むときは燃料供給を小供給として小燃焼(以下L
燃焼という)すべく、電磁ポンプ46に大小供給指令信
号が出力される。更に、微妙な温度調節は各燃料供給状
態下での燃焼周期Tに対するオンタイムxの長短に委ね
られる(図 )。このとき、燃焼周期Tに対するオンタ
イムxは、供給燃料の大なるときではオフタイムyのな
い(y1=0)連続燃焼からオンタイム50秒(オフタ
イム100秒)の範囲で制御され(50秒≦x1≦15
0秒)、一方供給燃料の小なるときではオンタイム10
0秒からオンタイム50秒の範囲で制御されていて(5
0秒≦x2≦100秒)、供給燃料の大なるときの加温
量が低い側と、供給燃料の小なるときの加温量が大きい
側とは一部オーバーラップvして設定できる構成として
いる。
【0012】なお、L燃焼状態下ではオフタイムyのな
い(y2=0)連続燃焼乃至これに近いところでは着火
が不安定として用いないこととしている。即ち、H燃焼
時における最小休止時間t1(=y1min)は、上例では
0秒に設定するのに対し、L燃焼時における最小休止時
間t2(=y2min)は同じく50秒に設定している。前
記のようにL燃焼ではバーナモータ29の回転数も落
ち、かつ供給風量が少ないがため、微粒化燃料の飛散距
離が少なくイグナイタ38まで届き得ないためである。
い(y2=0)連続燃焼乃至これに近いところでは着火
が不安定として用いないこととしている。即ち、H燃焼
時における最小休止時間t1(=y1min)は、上例では
0秒に設定するのに対し、L燃焼時における最小休止時
間t2(=y2min)は同じく50秒に設定している。前
記のようにL燃焼ではバーナモータ29の回転数も落
ち、かつ供給風量が少ないがため、微粒化燃料の飛散距
離が少なくイグナイタ38まで届き得ないためである。
【0013】熱風温度は、電磁ポンプ46のオン/オフ
時に関わらず上記熱風温度センサ47から所定微小時間
間隔で測定される検出値を平均化処理して求められ、上
記のように制御されるオンタイムによって実際の熱風温
度がどのようになっているかを確認しながら次回オンタ
イムを決定するためにフィードバック制御している。図
は制御ブロック図であり、前記バーナ胴45内に設け
るコントローラ48の制御部49には、操作盤50に配
設した張込・乾燥・排出・停止の各モードスイッチ5
1,52,53,54、穀物種類,仕上水分,張込量の
各設定スイッチ55,56,57、乾燥時間設定のため
の増・減スイッチ58,59等の入力信号のほか、前記
水分計26,フレームロッド40,熱風温度センサ4
7,外気温度センサ60等の各種検出信号を入力する。
一方出力信号としては、前記昇降機モータ19,繰出バ
ルブ用モータ62等の循環系駆動モータ駆動信号、バー
ナ5駆動信号等がある。なお、バーナ駆動信号は、電磁
ポンプ46のオン/オフ信号、及び大小供給信号、バー
ナモータ29の回転数指令信号、イグナイタ38通電信
号等がある。上記の制御部は、予め設定記憶される設定
温度と熱風温度センサ47で検出される平均熱風温度と
を比較し、その差を小にすべく周期的にオンされる電磁
ポンプ46のオンタイムを長短に変更制御する。なお、
加温量の大小に基づいてその量が所定値より大きいとき
は電磁ポンプ46の大供給信号出力側(H燃焼)に、又
所定値以下では電磁ポンプ46の小供給信号出力側(L
燃焼)にするものである。
時に関わらず上記熱風温度センサ47から所定微小時間
間隔で測定される検出値を平均化処理して求められ、上
記のように制御されるオンタイムによって実際の熱風温
度がどのようになっているかを確認しながら次回オンタ
イムを決定するためにフィードバック制御している。図
は制御ブロック図であり、前記バーナ胴45内に設け
るコントローラ48の制御部49には、操作盤50に配
設した張込・乾燥・排出・停止の各モードスイッチ5
1,52,53,54、穀物種類,仕上水分,張込量の
各設定スイッチ55,56,57、乾燥時間設定のため
の増・減スイッチ58,59等の入力信号のほか、前記
水分計26,フレームロッド40,熱風温度センサ4
7,外気温度センサ60等の各種検出信号を入力する。
一方出力信号としては、前記昇降機モータ19,繰出バ
ルブ用モータ62等の循環系駆動モータ駆動信号、バー
ナ5駆動信号等がある。なお、バーナ駆動信号は、電磁
ポンプ46のオン/オフ信号、及び大小供給信号、バー
ナモータ29の回転数指令信号、イグナイタ38通電信
号等がある。上記の制御部は、予め設定記憶される設定
温度と熱風温度センサ47で検出される平均熱風温度と
を比較し、その差を小にすべく周期的にオンされる電磁
ポンプ46のオンタイムを長短に変更制御する。なお、
加温量の大小に基づいてその量が所定値より大きいとき
は電磁ポンプ46の大供給信号出力側(H燃焼)に、又
所定値以下では電磁ポンプ46の小供給信号出力側(L
燃焼)にするものである。
【0014】制御部はフレームロッド40の着火判定又
は失火判定に基づいてイグナイタ38の通電指令信号を
制御しあるいは電磁ポンプ46の通電・停止を制御する
構成である。前記バーナ胴45にはバーナ5のほかコン
トローラ48をこれが左右に並設すべく設けるが、バー
ナカバー63を正面側から着脱するとき、コントローラ
48のケース64の前縁はバーナ胴45の前端縁よりも
やや前方に突出ハして、操作盤50等を組み込む蓋体6
5を開閉する際の全面開きを可能ならしめている(図
6)。加えて前記外気温度センサ60はバーナ5の燃焼
盤36上方に設けられている(図3)。正常燃焼時は矢
印ニの方向に空気は流れ、熱風の影響のない状態で外気
温を検出でき、異常燃焼時には矢印ホのように熱風が上
方に向かうため当該異常に判定に用いることができ、従
来のサーモスタットを廃止できコストダウンにつなが
る。なお、該温度センサ60の取付位置は、実施例図の
ようにバーナ胴45に限定されることなく、外気風と異
常時の熱風を検知できる位置であれば足り、例えば案内
風胴42の内側でもよい。前記接続部44に直付けして
もよい。好ましくは燃焼盤36と送風筒27の境界部分
の直上方がテスト結果良好であった。
は失火判定に基づいてイグナイタ38の通電指令信号を
制御しあるいは電磁ポンプ46の通電・停止を制御する
構成である。前記バーナ胴45にはバーナ5のほかコン
トローラ48をこれが左右に並設すべく設けるが、バー
ナカバー63を正面側から着脱するとき、コントローラ
48のケース64の前縁はバーナ胴45の前端縁よりも
やや前方に突出ハして、操作盤50等を組み込む蓋体6
5を開閉する際の全面開きを可能ならしめている(図
6)。加えて前記外気温度センサ60はバーナ5の燃焼
盤36上方に設けられている(図3)。正常燃焼時は矢
印ニの方向に空気は流れ、熱風の影響のない状態で外気
温を検出でき、異常燃焼時には矢印ホのように熱風が上
方に向かうため当該異常に判定に用いることができ、従
来のサーモスタットを廃止できコストダウンにつなが
る。なお、該温度センサ60の取付位置は、実施例図の
ようにバーナ胴45に限定されることなく、外気風と異
常時の熱風を検知できる位置であれば足り、例えば案内
風胴42の内側でもよい。前記接続部44に直付けして
もよい。好ましくは燃焼盤36と送風筒27の境界部分
の直上方がテスト結果良好であった。
【0015】70は張込ホッパである。上例の作用につ
いて説明する。張込ホッパ70から昇穀機11を利用し
て貯留タンク2に所定量の穀物を張り込む。次いで穀物
種類、仕上水分等を設定して乾燥作業を開始する。貯留
タンク2内の穀物は乾燥室3を流下しながら熱風を浴
び、集穀室4に至る。熱風を受けた穀物は下側の移送螺
旋で一側に移送され昇穀機11で揚穀され、上部移送螺
旋16に引き継がれ再び貯留タンク2内に至り、暫くの
間調質作用を受ける。
いて説明する。張込ホッパ70から昇穀機11を利用し
て貯留タンク2に所定量の穀物を張り込む。次いで穀物
種類、仕上水分等を設定して乾燥作業を開始する。貯留
タンク2内の穀物は乾燥室3を流下しながら熱風を浴
び、集穀室4に至る。熱風を受けた穀物は下側の移送螺
旋で一側に移送され昇穀機11で揚穀され、上部移送螺
旋16に引き継がれ再び貯留タンク2内に至り、暫くの
間調質作用を受ける。
【0016】このような行程を繰り返し予め設定した仕
上水分値に達すると乾燥終了するものである。上記の乾
燥にあたり、バーナ5は電磁ポンプ46からの供給燃料
にイグナイタ38で点火することにより燃焼するもので
ある。即ち、バーナモータ29の回転にともなうファン
34回転で燃焼用空気が導入され、一方ノズル39から
の燃料は、拡散体31に衝突しながらそれの高速回転に
よって微粒化され、気化筒32内周面に沿って移行しガ
イド体33で案内されつつイグナイタ38で点火され
る。その後は燃焼火炎によるふく射熱で気化筒32内周
面を移行する微粒化燃料はガス化され燃焼盤36裏面に
至り、ここから表面側に噴出され青火で燃焼する。
上水分値に達すると乾燥終了するものである。上記の乾
燥にあたり、バーナ5は電磁ポンプ46からの供給燃料
にイグナイタ38で点火することにより燃焼するもので
ある。即ち、バーナモータ29の回転にともなうファン
34回転で燃焼用空気が導入され、一方ノズル39から
の燃料は、拡散体31に衝突しながらそれの高速回転に
よって微粒化され、気化筒32内周面に沿って移行しガ
イド体33で案内されつつイグナイタ38で点火され
る。その後は燃焼火炎によるふく射熱で気化筒32内周
面を移行する微粒化燃料はガス化され燃焼盤36裏面に
至り、ここから表面側に噴出され青火で燃焼する。
【0017】上記電磁ポンプ46の燃料供給は、加温量
で決定されるH/L燃焼信号のいずれかに選択された
後、一定周期T毎にオン/オフ制御されるが、燃料供給
時間としてオンタイムxは検出熱風温度と設定温度との
関係によって長短に制御されるものである。ところで、
繰返し点火の際の着火不安定による熱風温度変動があっ
ても、安定着火までの間は燃料供給及びイグナイタのO
Nを継続させている。
で決定されるH/L燃焼信号のいずれかに選択された
後、一定周期T毎にオン/オフ制御されるが、燃料供給
時間としてオンタイムxは検出熱風温度と設定温度との
関係によって長短に制御されるものである。ところで、
繰返し点火の際の着火不安定による熱風温度変動があっ
ても、安定着火までの間は燃料供給及びイグナイタのO
Nを継続させている。
【0018】オンタイムxの制御について、上記におい
ては、検出熱風温度と設定温度との関係で決定する構成
としたが、更にその具体的構成として、周期Tの間の熱
風温度を算出しこれをある設定した値と比較し、設定値
より大のときはオンタイムxを短く逆に設定値より小の
ときはオンタイムxを長くするものである。こうして単
に設定値を越えればバーナをオフし、当該設定値以下と
なればバーナをオンする形態に比較して、周期を一定に
するから熱風温度の平均値の算出が容易でありひいては
制御も容易である。また、燃焼時間を一定以上に確保し
易く燃焼状態が安定しすすの発生やバーナのオン/オフ
回数の推定も容易となって性能面での維持管理も容易で
ある。なお周期Tの具体的設定にあたっては、周期Tの
整数倍が流下通路9,9を流れる時間に略一致するよう
決定すると、乾燥を均一に行うことができ品質を維持で
きる。
ては、検出熱風温度と設定温度との関係で決定する構成
としたが、更にその具体的構成として、周期Tの間の熱
風温度を算出しこれをある設定した値と比較し、設定値
より大のときはオンタイムxを短く逆に設定値より小の
ときはオンタイムxを長くするものである。こうして単
に設定値を越えればバーナをオフし、当該設定値以下と
なればバーナをオンする形態に比較して、周期を一定に
するから熱風温度の平均値の算出が容易でありひいては
制御も容易である。また、燃焼時間を一定以上に確保し
易く燃焼状態が安定しすすの発生やバーナのオン/オフ
回数の推定も容易となって性能面での維持管理も容易で
ある。なお周期Tの具体的設定にあたっては、周期Tの
整数倍が流下通路9,9を流れる時間に略一致するよう
決定すると、乾燥を均一に行うことができ品質を維持で
きる。
【0019】前記燃料供給の大小に基づく燃焼の選択が
自動的に行われるが、L燃焼のときでは乾燥スイッチ5
2のオン操作後5秒経過してイグナイタ38に通電し、
H燃焼のときはこれよりも長く30秒をおいてイグナイ
タ38を動作させる構成の如くに、着火タイミングをH
/L燃焼によって異ならせることにより、乾燥スイッチ
52オン後誤作動等によって一旦停止され慌てて再度乾
燥スイッチ52をオンしても、燃焼量に応じた遅れ時間
を設定してあるから、燃焼筒28,燃焼盤36,気化筒
32等の温度が下がって着火に影響ない状態下で再度点
火行程を行うことができる。タイムチャート(図11)
によって示せば、H供給による燃焼時、乾燥スイッチ5
2オンと同時にバーナモータ29がオンし、風圧センサ
71オン後短時間(例えば5秒)を経て電磁ポンプ46
を駆動し、L燃焼時では風圧センサ71のオン後長時間
(例えば30秒)を経て電磁バルブ46を駆動するもの
としている。
自動的に行われるが、L燃焼のときでは乾燥スイッチ5
2のオン操作後5秒経過してイグナイタ38に通電し、
H燃焼のときはこれよりも長く30秒をおいてイグナイ
タ38を動作させる構成の如くに、着火タイミングをH
/L燃焼によって異ならせることにより、乾燥スイッチ
52オン後誤作動等によって一旦停止され慌てて再度乾
燥スイッチ52をオンしても、燃焼量に応じた遅れ時間
を設定してあるから、燃焼筒28,燃焼盤36,気化筒
32等の温度が下がって着火に影響ない状態下で再度点
火行程を行うことができる。タイムチャート(図11)
によって示せば、H供給による燃焼時、乾燥スイッチ5
2オンと同時にバーナモータ29がオンし、風圧センサ
71オン後短時間(例えば5秒)を経て電磁ポンプ46
を駆動し、L燃焼時では風圧センサ71のオン後長時間
(例えば30秒)を経て電磁バルブ46を駆動するもの
としている。
【0020】また、バーナの着火並びに失火の判定はそ
の都度行うものであるが、その判定を主としてフレーム
ロッド40によらせ、第2には熱風温度センサ47によ
らせてることにより、フレームロッド40が異常のとき
には熱風温度センサ47を代替させ、乾燥運転について
は継続させることができる。
の都度行うものであるが、その判定を主としてフレーム
ロッド40によらせ、第2には熱風温度センサ47によ
らせてることにより、フレームロッド40が異常のとき
には熱風温度センサ47を代替させ、乾燥運転について
は継続させることができる。
【図1】乾燥機全体正面図である。
【図2】乾燥機本体の断面図である。
【図3】バーナ設置構成の拡大図である。
【図4】バーナ単体の側断面図である。
【図5】バーナ単体の正面図である。
【図6】バーナ部設置構成平面図である。
【図7】制御ブロック図である。
【図8】操作盤面の正面図である。
【図9】タイムチャートである。
【図10】燃焼量−加温度関係グラフである。
【図11】タイムチャートである。
1…機枠、2…貯留タンク、3…乾燥室、4…集穀室、
5…バーナ、6…熱風室、7…吸引ファン、8…排風
室、9,9…穀物流下通路、10,10…繰出バルブ、
11…昇穀機、12…駆動プーリ、13…バケットベル
ト、14…下部移送螺旋、15…投げ口開口部、16…
上部移送螺旋、17…移送樋、18…回転拡散盤、19
…昇降機モ−タ、20,21…駆動ベルト、22…上部
移送螺旋軸、23…駆動プーリ軸、24…側壁、25…
取込口、26…水分計、27…送風筒、28…燃焼筒、
29…バーナモータ、30…モータ軸、31…拡散体、
32…気化筒、33…ガイド体、34…ファン、35…
送風筒、36…燃焼盤、37…ガス噴出孔、38…イグ
ナイタ、39…ノズル、40…フレームロッド、41…
エアフィルタ、42…案内風胴、43…脚部、44…接
続部、45…バーナ胴、46…電磁ポンプ、47…熱風
温度センサ、48…コントローラ、49…制御部、50
…操作盤、51…張込スイッチ、52…乾燥スイッチ、
53…排出スイッチ、54…停止スイッチ、55…穀物
種類設定スイッチ、56…仕上水分設定スイッチ、57
…張込量設定スイッチ、58,59…増・減スイッチ、
60…外気温度センサ、62…繰出バルブ用モータ、7
0…張込ホッパ
5…バーナ、6…熱風室、7…吸引ファン、8…排風
室、9,9…穀物流下通路、10,10…繰出バルブ、
11…昇穀機、12…駆動プーリ、13…バケットベル
ト、14…下部移送螺旋、15…投げ口開口部、16…
上部移送螺旋、17…移送樋、18…回転拡散盤、19
…昇降機モ−タ、20,21…駆動ベルト、22…上部
移送螺旋軸、23…駆動プーリ軸、24…側壁、25…
取込口、26…水分計、27…送風筒、28…燃焼筒、
29…バーナモータ、30…モータ軸、31…拡散体、
32…気化筒、33…ガイド体、34…ファン、35…
送風筒、36…燃焼盤、37…ガス噴出孔、38…イグ
ナイタ、39…ノズル、40…フレームロッド、41…
エアフィルタ、42…案内風胴、43…脚部、44…接
続部、45…バーナ胴、46…電磁ポンプ、47…熱風
温度センサ、48…コントローラ、49…制御部、50
…操作盤、51…張込スイッチ、52…乾燥スイッチ、
53…排出スイッチ、54…停止スイッチ、55…穀物
種類設定スイッチ、56…仕上水分設定スイッチ、57
…張込量設定スイッチ、58,59…増・減スイッチ、
60…外気温度センサ、62…繰出バルブ用モータ、7
0…張込ホッパ
Claims (1)
- 【請求項1】 少なく共2段階の燃料供給状態によって
燃焼させるバーナ5であって大燃焼時及び小燃焼時共に
同一の周期T毎に燃焼・停止を繰り返すオン/オフ型バ
ーナ5において、この大小に異なる燃料供給信号に伴い
気化筒32回転数が大小に変更するバーナモータ29を
備え、大燃焼時における最小休止時間t1に対し小燃焼
時における最小休止時間t2を長時間に設定してなるバ
ーナの燃焼制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26731594A JPH08128633A (ja) | 1994-10-31 | 1994-10-31 | バーナの燃焼制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26731594A JPH08128633A (ja) | 1994-10-31 | 1994-10-31 | バーナの燃焼制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08128633A true JPH08128633A (ja) | 1996-05-21 |
Family
ID=17443117
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26731594A Pending JPH08128633A (ja) | 1994-10-31 | 1994-10-31 | バーナの燃焼制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08128633A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006234333A (ja) * | 2005-02-28 | 2006-09-07 | Iseki & Co Ltd | 循環型穀物乾燥機 |
-
1994
- 1994-10-31 JP JP26731594A patent/JPH08128633A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006234333A (ja) * | 2005-02-28 | 2006-09-07 | Iseki & Co Ltd | 循環型穀物乾燥機 |
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