JPH08189769A - 穀物乾燥機の乾燥制御装置 - Google Patents
穀物乾燥機の乾燥制御装置Info
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- JPH08189769A JPH08189769A JP127695A JP127695A JPH08189769A JP H08189769 A JPH08189769 A JP H08189769A JP 127695 A JP127695 A JP 127695A JP 127695 A JP127695 A JP 127695A JP H08189769 A JPH08189769 A JP H08189769A
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- air temperature
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Abstract
(57)【要約】
【目的】高燃焼時に、熱風温度センサに異常が発生する
と、低燃焼制御に切替ることにより、トラブルを防止す
る。 【構成】一定周期内で燃料の供給ON,OFF制御によ
りバ−ナを間歇的に燃焼させて乾燥する穀物乾燥機であ
って、予め設定された設定温度と外気温度との関係で加
温量が所定値より大きいときはバ−ナへの燃料供給を大
供給にして高燃焼のON−OFF制御とし、逆に小さい
ときは燃料供給を小供給にして低燃焼のON−OFF制
御とすべく切替自在に設け、高燃焼でのON−OFF制
御時に、熱風室内の熱風温度を検出する熱風温度センサ
が異常発生により熱風温度を検出しなくなったときに
は、以降の燃焼制御を低燃焼でのON−OFF制御に切
替るべく切替手段を設ける。
と、低燃焼制御に切替ることにより、トラブルを防止す
る。 【構成】一定周期内で燃料の供給ON,OFF制御によ
りバ−ナを間歇的に燃焼させて乾燥する穀物乾燥機であ
って、予め設定された設定温度と外気温度との関係で加
温量が所定値より大きいときはバ−ナへの燃料供給を大
供給にして高燃焼のON−OFF制御とし、逆に小さい
ときは燃料供給を小供給にして低燃焼のON−OFF制
御とすべく切替自在に設け、高燃焼でのON−OFF制
御時に、熱風室内の熱風温度を検出する熱風温度センサ
が異常発生により熱風温度を検出しなくなったときに
は、以降の燃焼制御を低燃焼でのON−OFF制御に切
替るべく切替手段を設ける。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、穀物乾燥機の乾燥制
御装置に関する。
御装置に関する。
【0002】
【従来技術及び発明が解決しようとする課題】従来、高
燃焼での制御時では、外気温度が高い場合、瞬間的に高
温となりすぎ熱風温度センサの測定限界を超えることが
あり、熱風温度センサに異常が発生し、乾燥機が自動停
止してしまう不具合があった。本発明は、かかる問題点
を解消することを目的とする。この目的達成のため、次
のような技術的手段を講じた。
燃焼での制御時では、外気温度が高い場合、瞬間的に高
温となりすぎ熱風温度センサの測定限界を超えることが
あり、熱風温度センサに異常が発生し、乾燥機が自動停
止してしまう不具合があった。本発明は、かかる問題点
を解消することを目的とする。この目的達成のため、次
のような技術的手段を講じた。
【0003】
【課題を解決するための手段】すなわち、この発明にか
かる技術的手段は、一定周期内で燃料の供給ON,OF
F制御によりバ−ナを間歇的に燃焼させて乾燥する穀物
乾燥機であって、予め設定された設定温度と外気温度と
の関係で加温量が所定値より大きいときはバ−ナへの燃
料供給を大供給にして高燃焼のON−OFF制御とし、
逆に小さいときは燃料供給を小供給にして低燃焼のON
−OFF制御とすべく切替自在に設け、高燃焼でのON
−OFF制御時に、熱風室内の熱風温度を検出する熱風
温度センサが異常発生により熱風温度を検出しなくなっ
たときには、以降の燃焼制御を低燃焼でのON−OFF
制御に切替るべく切替手段を設けてあることを特徴とす
る。
かる技術的手段は、一定周期内で燃料の供給ON,OF
F制御によりバ−ナを間歇的に燃焼させて乾燥する穀物
乾燥機であって、予め設定された設定温度と外気温度と
の関係で加温量が所定値より大きいときはバ−ナへの燃
料供給を大供給にして高燃焼のON−OFF制御とし、
逆に小さいときは燃料供給を小供給にして低燃焼のON
−OFF制御とすべく切替自在に設け、高燃焼でのON
−OFF制御時に、熱風室内の熱風温度を検出する熱風
温度センサが異常発生により熱風温度を検出しなくなっ
たときには、以降の燃焼制御を低燃焼でのON−OFF
制御に切替るべく切替手段を設けてあることを特徴とす
る。
【0004】
【発明の作用、及び効果】穀物乾燥機の貯留タンク内へ
収容された穀粒は、このタンクから乾燥室内へ繰り出し
流下されて循環される。貯留タンク内へ張込みされた張
込穀粒量、穀物種類及び外気温度センサ50で測定され
た外気温度等によってバ−ナ5から発生する乾燥風温度
が設定され、乾燥機が始動して穀粒の乾燥が開始される
と、該バ−ナ5ヘ燃焼用燃料を供給する電磁ポンプ21
等が所定時間間隔でON−OFF制御され、バ−ナはO
N時間の間は燃焼して熱風が発生し、OFF時間の間は
燃焼休止して熱風は発生しない。このようにしてバ−ナ
は間歇燃焼制御される。
収容された穀粒は、このタンクから乾燥室内へ繰り出し
流下されて循環される。貯留タンク内へ張込みされた張
込穀粒量、穀物種類及び外気温度センサ50で測定され
た外気温度等によってバ−ナ5から発生する乾燥風温度
が設定され、乾燥機が始動して穀粒の乾燥が開始される
と、該バ−ナ5ヘ燃焼用燃料を供給する電磁ポンプ21
等が所定時間間隔でON−OFF制御され、バ−ナはO
N時間の間は燃焼して熱風が発生し、OFF時間の間は
燃焼休止して熱風は発生しない。このようにしてバ−ナ
は間歇燃焼制御される。
【0005】予め設定された設定温度と外気温度との関
係で必要加温度が決定されるが、この加温量が所定値よ
り大きいときはバ−ナへの燃料供給を大供給にして高燃
焼のON−OFF制御に切替えられ、逆に加温量が所定
値より小さいときは燃料供給を小供給にして低燃焼のO
N−OFF制御に切替られる。そして、前記高燃焼での
ON−OFF制御による乾燥作業時において、熱風室内
の熱風温度を検出する熱風温度センサ33に異常が発生
し、この熱風温度センサで熱風温度を検出しなくなった
ときには、これより以降の燃焼制御は低燃焼でのON−
OFF制御に切替られる。
係で必要加温度が決定されるが、この加温量が所定値よ
り大きいときはバ−ナへの燃料供給を大供給にして高燃
焼のON−OFF制御に切替えられ、逆に加温量が所定
値より小さいときは燃料供給を小供給にして低燃焼のO
N−OFF制御に切替られる。そして、前記高燃焼での
ON−OFF制御による乾燥作業時において、熱風室内
の熱風温度を検出する熱風温度センサ33に異常が発生
し、この熱風温度センサで熱風温度を検出しなくなった
ときには、これより以降の燃焼制御は低燃焼でのON−
OFF制御に切替られる。
【0006】要するに、本発明によれば、高燃焼時に、
熱風温度センサに異常が発生して、この熱風温度センサ
で熱風温度を検出しなくなっても低燃焼制御に切替られ
るので、この低燃焼でのON−OFF制御であれば、穀
物の乾燥作業ができなくなるようなことがなく、ON時
間が長くなるのみで、十分な加温性能を得ることができ
る。
熱風温度センサに異常が発生して、この熱風温度センサ
で熱風温度を検出しなくなっても低燃焼制御に切替られ
るので、この低燃焼でのON−OFF制御であれば、穀
物の乾燥作業ができなくなるようなことがなく、ON時
間が長くなるのみで、十分な加温性能を得ることができ
る。
【0007】
【実施例】この発明の一実施例を図面に基づいて説明す
る。1は乾燥機であって、上部から貯留タンク2、乾燥
室3、集穀室4を縦設し、このうち乾燥室3は、バ−ナ
5を有する熱風室6と吸引フアン7を有する排風室8と
の間に穀物流下通路9,9を形成してなり、各流下通路
9,9の下部に設ける繰出バルブ10,10の一定回転
により所定量毎に流下する穀物に熱風を浴びせて乾燥す
るよう構成している。吸引フアン7はフアンモ−タ7a
によって回転駆動される。
る。1は乾燥機であって、上部から貯留タンク2、乾燥
室3、集穀室4を縦設し、このうち乾燥室3は、バ−ナ
5を有する熱風室6と吸引フアン7を有する排風室8と
の間に穀物流下通路9,9を形成してなり、各流下通路
9,9の下部に設ける繰出バルブ10,10の一定回転
により所定量毎に流下する穀物に熱風を浴びせて乾燥す
るよう構成している。吸引フアン7はフアンモ−タ7a
によって回転駆動される。
【0008】昇穀機11は、内部にバケットベルト12
を張設してあり、集穀室4の下部に横設する集穀移送螺
旋13により一側に移送された乾燥穀物を掬い上げて上
部に揚上搬送できる構成としている。この昇穀機11の
上部から投出される穀物は、投出樋14を介して移送螺
旋15を架設する移送樋16の始端部に案内落下され
る。移送螺旋15により移送される穀物は貯留タンク2
の中央上部に配設した拡散盤17に案内され、貯留タン
ク2内に拡散落下されるように構成している。
を張設してあり、集穀室4の下部に横設する集穀移送螺
旋13により一側に移送された乾燥穀物を掬い上げて上
部に揚上搬送できる構成としている。この昇穀機11の
上部から投出される穀物は、投出樋14を介して移送螺
旋15を架設する移送樋16の始端部に案内落下され
る。移送螺旋15により移送される穀物は貯留タンク2
の中央上部に配設した拡散盤17に案内され、貯留タン
ク2内に拡散落下されるように構成している。
【0009】水分センサ18は、昇穀機11の中間部に
設け、操作装置からの電気的測定信号の発信により、水
分モ−タ19が回転してこの水分センサ−の各部が回転
駆動され、バケットコンベア12で上部へ搬送中に落下
する穀粒を受け、この穀粒を挟圧粉砕しながら、この粉
砕穀粒の水分を検出するようにしている。バ−ナ5は、
気化型バ−ナ形態であり、案内風胴20の下面に設ける
電磁ポンプ21の駆動によって燃料タンク22内の灯油
が供給され、イグナイタ23の通電による点火で着火燃
焼される構成である。送風フアン24は、送風モ−タ2
5で変速回転駆動され、供給燃料に見合った燃焼用空気
をバ−ナ5へ送風している。尚、26は送風筒、27は
気化筒、28は拡散体、29は燃焼筒、30はガス噴出
口を有する燃焼板、31は空気導入口、32はエアフイ
ルタである。
設け、操作装置からの電気的測定信号の発信により、水
分モ−タ19が回転してこの水分センサ−の各部が回転
駆動され、バケットコンベア12で上部へ搬送中に落下
する穀粒を受け、この穀粒を挟圧粉砕しながら、この粉
砕穀粒の水分を検出するようにしている。バ−ナ5は、
気化型バ−ナ形態であり、案内風胴20の下面に設ける
電磁ポンプ21の駆動によって燃料タンク22内の灯油
が供給され、イグナイタ23の通電による点火で着火燃
焼される構成である。送風フアン24は、送風モ−タ2
5で変速回転駆動され、供給燃料に見合った燃焼用空気
をバ−ナ5へ送風している。尚、26は送風筒、27は
気化筒、28は拡散体、29は燃焼筒、30はガス噴出
口を有する燃焼板、31は空気導入口、32はエアフイ
ルタである。
【0010】前記電磁ポンプ21による燃料供給量は予
め設定する設定温度との関係で、大供給(高燃焼H)と
小供給(低燃焼L)の2段に切替できる構成である。電
磁ポンプ21、電磁ポンプの燃料バルブ及び送風モ−タ
25等の燃焼系は設定記憶させた所定時間間隔でON−
OFF制御され、このON−OFF制御により、バ−ナ
5は燃焼及び燃焼休止して、このバ−ナ5から熱風が発
生したり、又休止したりする構成である。また、バ−ナ
5はこのような間歇燃焼形態とするが、熱風温度センサ
−33からの検出熱風温度と当該設定温度とを比較しそ
の差により電磁ポンプ21のON時間を変更制御し、熱
風温度が設定温度の所定範囲内になるよう制御される。
なお、上記間歇燃焼の周期は一定T(例えばT=150
秒)とし、ON時間Xを変更できる構成である。更に電
磁ポンプ21ヘの大供給又は小供給指令信号は送風モ−
タ25にも出力され、予め設定した大小2段の回転数を
選択すべく出力される。すなわち、予め設定された設定
温度と外気温度との関係で、必要加温度が決定される
が、この加温量が大きいときは燃料供給を大供給Hに
し、逆に小さいときは燃料供給を小供給Lとすべく電磁
ポンプ21に指令出力される。更に、微妙な温度調節は
各燃料供給状態下での燃焼周期Tに対するON時間の長
短に委ねられる。
め設定する設定温度との関係で、大供給(高燃焼H)と
小供給(低燃焼L)の2段に切替できる構成である。電
磁ポンプ21、電磁ポンプの燃料バルブ及び送風モ−タ
25等の燃焼系は設定記憶させた所定時間間隔でON−
OFF制御され、このON−OFF制御により、バ−ナ
5は燃焼及び燃焼休止して、このバ−ナ5から熱風が発
生したり、又休止したりする構成である。また、バ−ナ
5はこのような間歇燃焼形態とするが、熱風温度センサ
−33からの検出熱風温度と当該設定温度とを比較しそ
の差により電磁ポンプ21のON時間を変更制御し、熱
風温度が設定温度の所定範囲内になるよう制御される。
なお、上記間歇燃焼の周期は一定T(例えばT=150
秒)とし、ON時間Xを変更できる構成である。更に電
磁ポンプ21ヘの大供給又は小供給指令信号は送風モ−
タ25にも出力され、予め設定した大小2段の回転数を
選択すべく出力される。すなわち、予め設定された設定
温度と外気温度との関係で、必要加温度が決定される
が、この加温量が大きいときは燃料供給を大供給Hに
し、逆に小さいときは燃料供給を小供給Lとすべく電磁
ポンプ21に指令出力される。更に、微妙な温度調節は
各燃料供給状態下での燃焼周期Tに対するON時間の長
短に委ねられる。
【0011】バ−ナ5を支持する左右のブラケット3
4、34間で前記案内風胴20の上面には適宜高さのプ
レ−ト35が設けられている。このプレ−ト35の存在
により風胴内を通る風速のバラツキがなくなり、風速が
均一化して燃焼性が向上する。図9は制御ブロック図で
あり、機体正面側のバ−ナ胴36内に設けるコントロ−
ラ37の制御部(CPU)38には、コントロ−ラパネ
ル39に配設した張込.乾燥.排出.停止の各モ−ドス
イッチ40,41,42,43、穀物種類,張込量,仕
上水分の各設定スイッチ44,45,46、乾燥時間設
定のための増・減スイッチ47,48等の入力信号のほ
か、前記水分センサ−18,フレ−ムロッド49,熱風
温度センサ−33,外気温度センサ50等の各種検出信
号を入力する。
4、34間で前記案内風胴20の上面には適宜高さのプ
レ−ト35が設けられている。このプレ−ト35の存在
により風胴内を通る風速のバラツキがなくなり、風速が
均一化して燃焼性が向上する。図9は制御ブロック図で
あり、機体正面側のバ−ナ胴36内に設けるコントロ−
ラ37の制御部(CPU)38には、コントロ−ラパネ
ル39に配設した張込.乾燥.排出.停止の各モ−ドス
イッチ40,41,42,43、穀物種類,張込量,仕
上水分の各設定スイッチ44,45,46、乾燥時間設
定のための増・減スイッチ47,48等の入力信号のほ
か、前記水分センサ−18,フレ−ムロッド49,熱風
温度センサ−33,外気温度センサ50等の各種検出信
号を入力する。
【0012】一方出力信号としては前記昇穀機を駆動す
る昇穀機モ−タ51,繰出バルブ用モ−タ52等の循環
系駆動モ−タ駆動信号、バ−ナ5駆動信号等がある。な
お、バ−ナ駆動信号は、電磁ポンプ21のON−OFF
信号、及び燃料大小供給信号、バ−ナ送風モ−タ25の
回転数指令信号、イグナイタ23通電信号等がある。上
記の制御部は、予め設定記憶される設定温度と熱風温度
センサ33で検出される平均熱風温度とを比較し、その
差を小にすべく周期的にONされる電磁ポンプ21のO
N時間を長短に変更制御する。
る昇穀機モ−タ51,繰出バルブ用モ−タ52等の循環
系駆動モ−タ駆動信号、バ−ナ5駆動信号等がある。な
お、バ−ナ駆動信号は、電磁ポンプ21のON−OFF
信号、及び燃料大小供給信号、バ−ナ送風モ−タ25の
回転数指令信号、イグナイタ23通電信号等がある。上
記の制御部は、予め設定記憶される設定温度と熱風温度
センサ33で検出される平均熱風温度とを比較し、その
差を小にすべく周期的にONされる電磁ポンプ21のO
N時間を長短に変更制御する。
【0013】また、前記制御部38は、バ−ナ高燃焼制
御時において、熱風温度センサ33に異常が発生し、こ
の熱風温度センサ33で熱風温度を検出しなくなると、
このバ−ナの高燃焼制御が低燃焼制御に切り替わるよう
切替手段によって切替制御する構成としている。そし
て、しかも、該センサ33に異常が発生したときには、
コントロ−ラパネル39の表面部のモニタ表示部に異常
発生を表示する構成である。
御時において、熱風温度センサ33に異常が発生し、こ
の熱風温度センサ33で熱風温度を検出しなくなると、
このバ−ナの高燃焼制御が低燃焼制御に切り替わるよう
切替手段によって切替制御する構成としている。そし
て、しかも、該センサ33に異常が発生したときには、
コントロ−ラパネル39の表面部のモニタ表示部に異常
発生を表示する構成である。
【0014】前記バ−ナ5とコントロ−ラ37との間に
は断熱仕切板53が設けられ、取付壁54に取付けられ
ている。この断熱仕切板53によってコントロ−ラ37
への輻射熱の影響が解消されと共に、二次空気の流れが
良くなり燃焼性が良くなる。上記高燃焼制御と低燃焼制
御の高低2段に切替できる構成のものにおいて、低燃焼
L時は、高燃焼H時と比較してバ−ナのON−OFF周
期を短くしておくと良い。従来は低燃焼L、高燃焼H共
に、同周期にてON−OFFしているが、低燃焼時は気
化筒、燃焼筒の温度が低いため、休止(OFF)時間が
長くなると青火燃焼への移行が遅くなり、カ−ボン付着
が多くなる。従って、低燃焼時の休止時間を短くするこ
とにより、気化筒、燃焼筒の冷却を抑え、青火燃焼への
移行を早くすることができる。なお、高燃焼時に対して
低燃焼時の周期を短くする手段として、該周期を半分
(1/2)にすることにより、温度計算の周期は同一と
する(2周期分の平均温度で処理する。)ことが可能と
なり制御がし易くなる。
は断熱仕切板53が設けられ、取付壁54に取付けられ
ている。この断熱仕切板53によってコントロ−ラ37
への輻射熱の影響が解消されと共に、二次空気の流れが
良くなり燃焼性が良くなる。上記高燃焼制御と低燃焼制
御の高低2段に切替できる構成のものにおいて、低燃焼
L時は、高燃焼H時と比較してバ−ナのON−OFF周
期を短くしておくと良い。従来は低燃焼L、高燃焼H共
に、同周期にてON−OFFしているが、低燃焼時は気
化筒、燃焼筒の温度が低いため、休止(OFF)時間が
長くなると青火燃焼への移行が遅くなり、カ−ボン付着
が多くなる。従って、低燃焼時の休止時間を短くするこ
とにより、気化筒、燃焼筒の冷却を抑え、青火燃焼への
移行を早くすることができる。なお、高燃焼時に対して
低燃焼時の周期を短くする手段として、該周期を半分
(1/2)にすることにより、温度計算の周期は同一と
する(2周期分の平均温度で処理する。)ことが可能と
なり制御がし易くなる。
【0015】また、外気温度が低い時には最小ON時間
を長くする。つまり、外気温度が低い時、休止時間を短
くすることによっても気化筒及び燃焼筒の冷却を少なく
し、青火燃焼への移行を早くすることができる。図13
(フロ−チャ−ト)に示す実施例は、バ−ナの間歇燃焼
制御において、燃焼OFFの時、外気温が高い場合には
バ−ナ送風モ−タを停止することなく回転させ、外気温
が低い時(約15度以下の時)にはバ−ナ送風モ−タを
停止し、気化筒や燃焼筒の温度が下がらないように制御
する構成である。
を長くする。つまり、外気温度が低い時、休止時間を短
くすることによっても気化筒及び燃焼筒の冷却を少なく
し、青火燃焼への移行を早くすることができる。図13
(フロ−チャ−ト)に示す実施例は、バ−ナの間歇燃焼
制御において、燃焼OFFの時、外気温が高い場合には
バ−ナ送風モ−タを停止することなく回転させ、外気温
が低い時(約15度以下の時)にはバ−ナ送風モ−タを
停止し、気化筒や燃焼筒の温度が下がらないように制御
する構成である。
【0016】従来は、燃焼OFF時にもバ−ナ送風モ−
タは常時回転であった為、気化筒や燃焼筒等の温度が下
がってしまい、特に低燃焼L時には着火性が悪かった
り、青火燃焼に移行し難い問題があったが、外気温の低
い時にはバ−ナ送風モ−タを停止することにより解消す
ることができた。図14(フロ−チャ−ト)に示す実施
例では、燃焼OFF時において、高燃焼時ではバ−ナ送
風モ−タを停止することなくそのまま回転させ、低燃焼
時には、バ−ナ送風モ−タを停止し、気化筒や燃焼筒が
冷却されないように制御する構成である。従来は高・低
燃焼に拘らずバ−ナ送風モ−タは常にONされていた
為、特に低温、低燃焼時には上記同様に気化筒や燃焼筒
が冷却されて着火性が悪くなるなどの問題点があった
が、低燃焼時にはバ−ナ送風モ−タを停止することによ
り解消することができた。
タは常時回転であった為、気化筒や燃焼筒等の温度が下
がってしまい、特に低燃焼L時には着火性が悪かった
り、青火燃焼に移行し難い問題があったが、外気温の低
い時にはバ−ナ送風モ−タを停止することにより解消す
ることができた。図14(フロ−チャ−ト)に示す実施
例では、燃焼OFF時において、高燃焼時ではバ−ナ送
風モ−タを停止することなくそのまま回転させ、低燃焼
時には、バ−ナ送風モ−タを停止し、気化筒や燃焼筒が
冷却されないように制御する構成である。従来は高・低
燃焼に拘らずバ−ナ送風モ−タは常にONされていた
為、特に低温、低燃焼時には上記同様に気化筒や燃焼筒
が冷却されて着火性が悪くなるなどの問題点があった
が、低燃焼時にはバ−ナ送風モ−タを停止することによ
り解消することができた。
【0017】バ−ナを高低2段階の間歇燃焼とし、ON
−OFFの周期は一定(150秒)でON時間を変更す
ることにより設定すべき温度となるよう制御するものに
おいて、初期燃焼安定後の一周期目は低燃焼の連続燃焼
とし、この間の平均熱風温度と外気温度と設定温度より
最適な燃焼量と燃焼時間を決定し、そして、次回からそ
の値により燃焼制御を行うように構成することができ
る。
−OFFの周期は一定(150秒)でON時間を変更す
ることにより設定すべき温度となるよう制御するものに
おいて、初期燃焼安定後の一周期目は低燃焼の連続燃焼
とし、この間の平均熱風温度と外気温度と設定温度より
最適な燃焼量と燃焼時間を決定し、そして、次回からそ
の値により燃焼制御を行うように構成することができ
る。
【0018】次回のON時間は次式により算出する。 但し、算出したTMOの値より次のように決定する。
【0019】TMO<45secのとき、 45秒 45≦TMO≦120secのとき、 5秒単位で切り
上げた時間 120<TMO のとき、 高燃焼に移行し
ON時間は次式により算出する。 同様に算出したTMOの値より次のように決定する。
上げた時間 120<TMO のとき、 高燃焼に移行し
ON時間は次式により算出する。 同様に算出したTMOの値より次のように決定する。
【0020】 TMO≦150secのとき、 5秒単位で切り上げた
時間 150<TMO のとき、 150秒 従来は、一周期間の平均温度と設定温度とを比較し、両
者に差があれば一定量毎にON時間を変更しながら設定
温度となるよう制御していた為、設定温度になるまでに
長く時間がかかっていたが、上記制御方式によれば、2
周期目で略設定温度にまですることができるので温度の
安定が非常に早くなる。
時間 150<TMO のとき、 150秒 従来は、一周期間の平均温度と設定温度とを比較し、両
者に差があれば一定量毎にON時間を変更しながら設定
温度となるよう制御していた為、設定温度になるまでに
長く時間がかかっていたが、上記制御方式によれば、2
周期目で略設定温度にまですることができるので温度の
安定が非常に早くなる。
【0021】また、バ−ナを高低2段階の間歇燃焼と
し、ON−OFFの周期は一定(150秒)でON時間
と燃焼量を変更することにより設定すべき温度となるよ
う制御するものにおいて、一周期間の平均熱風温度と、
設定温度、外気温度、燃焼ON時間と、高低いづれの燃
焼量かにより設定温度となるための最適な燃焼量と燃焼
ON時間を決定し、次回はそれに基づいて燃焼制御する
構成にもすることができる。
し、ON−OFFの周期は一定(150秒)でON時間
と燃焼量を変更することにより設定すべき温度となるよ
う制御するものにおいて、一周期間の平均熱風温度と、
設定温度、外気温度、燃焼ON時間と、高低いづれの燃
焼量かにより設定温度となるための最適な燃焼量と燃焼
ON時間を決定し、次回はそれに基づいて燃焼制御する
構成にもすることができる。
【0022】低燃焼時において、次回のON時間は次式
により算出する。 TM1<45secのとき、 45秒 45≦TM1≦120secのとき、 5秒単位で切り
上げた時間 120<TM1 のとき、 高燃焼に移行し
ON時間は次式により算出する。
により算出する。 TM1<45secのとき、 45秒 45≦TM1≦120secのとき、 5秒単位で切り
上げた時間 120<TM1 のとき、 高燃焼に移行し
ON時間は次式により算出する。
【0023】 TM1≦150secのとき、 5秒単位で切り上げた
時間 150<TM1 のとき、 150秒 高燃焼時において、 TM1>150secのとき、 150秒 150≧TM1≧50secのとき、 5秒単位で切り
上げた時間 50>TM1 のとき、 高燃焼に移行しO
N時間は次式により算出する。
時間 150<TM1 のとき、 150秒 高燃焼時において、 TM1>150secのとき、 150秒 150≧TM1≧50secのとき、 5秒単位で切り
上げた時間 50>TM1 のとき、 高燃焼に移行しO
N時間は次式により算出する。
【0024】 TM1≧45secのとき、 5秒単位で切り上げた時
間 45>TM1 のとき、 45秒 従来は一周期間の平均温度と設定温度とを比較し、両者
に差があれば一定量づつON時間を増減し、各燃焼量が
限界になれば燃焼量を変更していたため、設定したい時
間になるまでの時間が長くかかっていたが、上記制御方
式によれば、乾燥開始時のみならず、乾燥途中で設定温
度を変更しても熱風温度が設定温度に近づくのが非常に
早くなる。
間 45>TM1 のとき、 45秒 従来は一周期間の平均温度と設定温度とを比較し、両者
に差があれば一定量づつON時間を増減し、各燃焼量が
限界になれば燃焼量を変更していたため、設定したい時
間になるまでの時間が長くかかっていたが、上記制御方
式によれば、乾燥開始時のみならず、乾燥途中で設定温
度を変更しても熱風温度が設定温度に近づくのが非常に
早くなる。
【図1】穀物乾燥機の一部破断せる全体側面図
【図2】同上要部の縦断正面図
【図3】同上要部の平断面図
【図4】同上要部の正面図
【図5】同上要部の斜視図
【図6】バ−ナの側面図
【図7】バ−ナの一部破断せる側面図
【図8】間歇燃焼を現すタイムチャ−ト
【図9】ブロック図
【図10】コントロ−ラパネルの正面図
【図11】フロ−チャ−ト
【図12】フロ−チャ−ト
【図13】フロ−チャ−ト
【図14】フロ−チャ−ト
1 乾燥機 2 貯留タンク 3 乾燥室 4 集穀室 5 バ−ナ 6 熱風室 7 吸引フアン 8 排風室 9 穀物流下通路 10 繰出バルブ 11 昇穀機 12 バケットベルト 13 集穀移送螺旋 14 投出樋 15 移送螺旋 16 移送樋 17 拡散盤 18 水分センサ− 19 水分モ−タ 20 案内風胴 21 電磁ポンプ 22 燃料タンク 23 イグナイタ 24 送風フアン 25 送風モ−タ 26 送風筒 27 気化筒 28 拡散体 29 燃焼筒 30 燃焼板 31 空気導入口 32 エアフイルタ 33 熱風温度センサ 34 ブラケット 35 プレ−ト 36 バ−ナ風胴 37 コントロ−ラ 38 制御部 39 コントロ−ラパネ
ル 40 張込スイッチ 41 乾燥スイッチ 42 排出スイッチ 43 停止スイッチ 44 穀物種類設定スイッチ 45 張込量設定スイッ
チ 46 仕上水分設定スイッチ 47,48 増・減スイ
ッチ 49 フレ−ムロッド 50 外気温センサ 51 昇穀機モ−タ 52 繰出バルブ用モ−
タ 53 断熱仕切板 54 取付壁
ル 40 張込スイッチ 41 乾燥スイッチ 42 排出スイッチ 43 停止スイッチ 44 穀物種類設定スイッチ 45 張込量設定スイッ
チ 46 仕上水分設定スイッチ 47,48 増・減スイ
ッチ 49 フレ−ムロッド 50 外気温センサ 51 昇穀機モ−タ 52 繰出バルブ用モ−
タ 53 断熱仕切板 54 取付壁
Claims (1)
- 【請求項1】 一定周期内で燃料の供給ON,OFF制
御によりバ−ナを間歇的に燃焼させて乾燥する穀物乾燥
機であって、予め設定された設定温度と外気温度との関
係で加温量が所定値より大きいときはバ−ナへの燃料供
給を大供給にして高燃焼のON−OFF制御とし、逆に
小さいときは燃料供給を小供給にして低燃焼のON−O
FF制御とすべく切替自在に設け、高燃焼でのON−O
FF制御時に、熱風室内の熱風温度を検出する熱風温度
センサが異常発生により熱風温度を検出しなくなったと
きには、以降の燃焼制御を低燃焼でのON−OFF制御
に切替るべく切替手段を設けてあることを特徴とする穀
物乾燥機の乾燥制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP127695A JPH08189769A (ja) | 1995-01-09 | 1995-01-09 | 穀物乾燥機の乾燥制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP127695A JPH08189769A (ja) | 1995-01-09 | 1995-01-09 | 穀物乾燥機の乾燥制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08189769A true JPH08189769A (ja) | 1996-07-23 |
Family
ID=11496942
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP127695A Pending JPH08189769A (ja) | 1995-01-09 | 1995-01-09 | 穀物乾燥機の乾燥制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08189769A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20010005403A (ko) * | 1999-06-30 | 2001-01-15 | 문성룡 | 건조실 자동제어 시스템 |
-
1995
- 1995-01-09 JP JP127695A patent/JPH08189769A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20010005403A (ko) * | 1999-06-30 | 2001-01-15 | 문성룡 | 건조실 자동제어 시스템 |
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