JPH01198385A - フルオラン化合物及びこれを使用した記録材料 - Google Patents

フルオラン化合物及びこれを使用した記録材料

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JPH01198385A
JPH01198385A JP63024318A JP2431888A JPH01198385A JP H01198385 A JPH01198385 A JP H01198385A JP 63024318 A JP63024318 A JP 63024318A JP 2431888 A JP2431888 A JP 2431888A JP H01198385 A JPH01198385 A JP H01198385A
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Hajime Kawai
初 河合
Seiichi Futaeda
二枝 誠一
Toshiyuki Nakai
中井 敏行
Masatoshi Taniguchi
正俊 谷口
Katsuhiko Tsunemitsu
恒光 克彦
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、新、規フルオラン化合物及びこれを発色剤と
する感圧複写紙、感熱記録紙等の発色性記録材料に関す
るものである。さらに詳しくは、本発明は下記一般式(
1)で表されるフルオラン化合物及びこれを発色剤とし
て使用した発色性記録材料に関するものである。
[式中R1,R2はそれぞれ独立して炭素数8以下のア
ルキル基:炭素数8以下のアルコキシアルキル基:炭素
数3〜8のアルケニル基:炭素数5〜7のシクロアルキ
ル基:フルフリル基:テトラヒド口フルフリル基:アラ
ルキル基ニアリール基を、Xは水素原子:炭素数4以下
のアルキル基を示す。又、R1とR2は連結して複素環
を形成する事も出来る。以下同符号は同じ意味を有する
。]一般式(1)で表されるフルオラン化合物は、本発
明□者らが初めて合成した新規化合物であり、それ自体
殆ど無色で大気中で極めて安定で、昇華■性、自然発色
性(地肌かぶり)が無く、有機溶剤に纒めて良く溶解す
る。そして顕色剤によって速やかに黒縁色に発色し、発
色画像の耐光性、耐湿性に優れている。この為近年急速
に需要が増大しつつある黒発色記録材料用発色剤として
使用し得る極めて価値のある新規化合物である。
なお、記録材料としては感圧複写紙、感熱記録□紙、通
電感熱記録紙、発色型熱転写記録紙等が挙げられる。
[従来の技術] 従来、緑色乃至黒縁色に発色するフルオラン化合物とし
て下記化合物(A)〜(E)がよく知られている。
[発明が解決しようとする課題] しかし、これらにはそれぞれ次の様な欠点が有り、未だ
満足のいく黒縁色の発色剤が得られていないのが実状で
ある。
すなわち (A)、(Blは一般的な感圧複写紙用溶剤
に対する溶解度が悪く、 (A)、(B)、CD)、(
E)は発色画像の耐光性が不良である。さらに、 (C
)、(D)、(E)は日光照射により、感圧複写紙のカ
プセル面が強く赤変する欠点を有している。本発明はこ
れらの欠点を改良したフルオラン化合物を提供すること
を主たる技術的課題とするものである。
[課題を解決する為の手段]と[作用]本発明の前記技
術的課題は、2′位、4′位及び6′位にメチル基を有
するアニリノ基をフルオラン骨格の2位に導入する事に
より達成された。このようなメチル基の作用効果は全く
予想されなかったことである。2′位、4′位、6′位
にメチル基を導入する事により、画像耐光性が著しく改
善される理由は明らかでは無いが、アミノ基に対し特に
オルソ位の2個のメチル基がオルソ効果により、何らか
の相互作用をしてアミノ基を保護しているものと考えて
いる。
なお、画像耐光性はR’、R2の種類によって大きく変
わる事は無い。
これらの優れた諸性質を明らかにする為に、本発明化合
物(F)〜(K)と既知化合物(A)〜(E)との比較
試験結果を示す。
比較試験l −画像耐光性の比較− 本発明化合物(F)〜(K)、化合物(A)〜(E)各
5部をKMC−113(呉羽化学工業■製感圧複写紙用
溶剤)95部に溶解し、後述の実施例1の如く操作して
感圧複写紙の土用紙を得た。
これらをクレーを塗布した市販の下用紙と重ね合わせで
ローラーで加圧して発色させた。発色画像を太陽光に1
時間曝し、画像の色相を色差計(日本型4色■製SZ−
Σ80型)で測定し、露光前後での色差(Δa)を求め
た。
(測定光源: D65/10) 比較試験2−カプセル面の耐光性の比較−上記比較試験
lで作製した土用紙のカプセル面を太陽光に1時間曝し
、赤変の度合を同様に色差計で測定した。
結果をまとめて法衣に示す。
Δaは赤、縁糸の色相変化を表し、数字が大きい程赤色
への変色が大きい事を示す。
上記結果より、本発明化合物の画像部は既知化合物に比
へ、特に好ましく無い赤色への色相変化が極めて少なく
、又、カプセル面の赤変も少ないことが判る。
次に本発明化合物の合成法について述べる。
まずメタアミノフェノール誘導体(2)と無水フタール
酸とを反応させて2−(4−アミノ−2−ヒドロキシ)
ベンゾイル安息香酸誘導体(3)を合成する。
(2)             ″(3)次にこの2
−(4−アミノ−2−ヒドロキシ)ベンゾイル安息香酸
誘導体と一般式(4)(式中Rは水素原子又はアルキル
基を示す。)で表されるジフェニールアミン誘導体とを
硫酸、クロルスルフォン酸、メタンスルフォン酸、ポリ
リン酸、塩化亜鉛、無水酢酸等の脱水縮合剤を用いて縮
合させる事によって本発明のフルオラン化合物がほぼ無
色の固体として得られる。
一般式(4)の化合物の具体例としては次のものが挙げ
られる。
4−ヒドロキシ−2’、 4’、6′−トリメチルジフ
ェニルアミン 4−メトキシ−2’、 4’、6′−トリメチルジフェ
ニルアミン 4−エトキシ−2’、  4’、 6’−トリメチルジ
フェニルアミン 4−プロポキシ−2’、 4’、 6’−トリメチルジ
フェニルアミン 4−イソプロポキシ−2’、4’、 6’−トリメチル
ジフェニルアミン 4−ブトキシ−2’、 4’、 6’−トリメチルジフ
ェニルアミン 4−イソブトキシ−2’、 4’、6’−トリメチルジ
フェニルアミン 4−ペンチルオキシ−2’、 4’、 6′−トリメチ
ルジフェニルアミン 4−イソペンチルオキシ−2’、 4’、6’−トリメ
チルジフェニルアミン 4−へキシルオキシ−2’、 4’、 6’−トリメチ
ルジフェニルアミン 4−ヒドロキシ−2−メチル−2′、 4’、 6’−
トリメチルジフェニルアミン 4−メトキシ−2−メチル−2’、 4’、 6’−ト
リメチルジフェニルアミン 4−エトキシ−2−メチル−2’、 4’、 6’−ト
リメチルジフェニルアミン 4−プロポキシ−2−メチル−2’、 4’、 6’−
トリメチルジフェニルアミン 4−イソプロポキシ−2−メチル−2’、 4’。
6′−トリメチルジフェニルアミン 4−ブトキシ−2−メチル−2’、 4’、 6’−ト
リメチルジフェニルアミン 4−インブトキシ−2−メチル−2’、 4’、 6’
−トリメチルジフェニルアミン 4−ペンチルオキシ−2−メチル−2’、 4’。
6′−トリメチルジフェニルアミン 4−イソペンチルオキシ−2−メチル−2′。
4′、6′−トリメチルジフェニルアミン4−へキシル
オキシ−2−メチル−2’、 4’。
6′−トリメチルジフェニルアミン 4−ヒドロキシ−3−メチル−2’、 4’、 6’−
トリメチルジフェニルアミン 4−メトキシ−3−メチル−2’、 4’、 6’−ト
リメチルジフェニルアミン 4−エトキシ−3−メチル−2’、 4’、 6’−ト
リメチルジフェニルアミン 4−プロポキシ−3−メチル−2’、 4’、 6′−
トリメチルジフェニルアミン 4−イソプロポキシ−3−メチル−2’、 4’。
6′−トリメチルジフェニルアミン 4−ブトキシ−3−メチル−2’、 4’、 6’−ト
リメチルジフェニルアミン 4−イソブトキシ−3−メチル−2’、 4’、6’−
トリメチルジフェニルアミン 4−ペンチルオキシ−3−メチル−2’、 4’。
6′−トリメチルジフェニルアミン 4−イソペンチルオキシ−3−メチル−2′。
4’、 6’−トリメチルジフェニルアミン4−へキシ
ルオキシ−3−メチル−2’、 4’。
6′−トリメチルジフェニルアミン なお、これらのジフェニルアミン誘導体のNアシル体を
一般式(3)の化合物と反応させてフルオラン化合物と
した後、加水分解しても一般式(1)の化合物が得られ
る。
本発明化合物の具体例としては次の様なものがある。何
れも活性白土により、速やかに黒縁色あるいは緑黒色に
発色する。
1 2− (2’、 4”、 6’−トリメチルアニリ
ノ)−6−シメチルアミノフルオラン 2 2− (2’、 4’、6’−トリメチルアニリノ
)−6−ジニチルアミノフルオラン 3 2− (2’、 4’、 6’−トリメチルアニリ
ノ)−6−ジプロピルアミノフルオラン 4 2− (2’、 4’、 6’−1−リメチルアニ
リノ)−6−ジーn−ブチルアミノフルオラン 5 2−(2’、 4’、 6’−トリメチルアニリノ
)−6−ジ−1so−アミルアミノフルオラン6 2−
 (2’、 4’、 6’−トリメチルアニリノ)−6
−シオクチルアミノフルオラン 7 2− (2’、 4’、 6’−トリメチルアニリ
ノ)−6−メチル−1so−プロピルアミノフルオラン 8 2− (2’、4’、6’−1リメチルアニリノ)
−6−ニチルーn−プロピルアミノフル牙ラン9 2−
(2’、 4’、 6’−トリメチルアニリノ)−〇−
エチルー1so−プロピルアミノフルオラン In  2− (2’、 4’、  6’−トリメチル
アニリノ)−6−n−プロピル−1so−プロピルアミ
ノフルオラン 11 2−(2’、 4’、 6’−1−リメチルアニ
リノ)−ローメチルー1so−ブチルアミノフルオラン
12 2−(2’、 4’、 6′−トリメチルアニリ
ノ)−6−エチル−n−ブチルアミノフルオラン+3 
2− (2’、 4’、 6’−トリメチルアニリノ)
−6−エチル−1so−ブチルアミノフルオラン14 
2− (2’、 4’、 6’−トリメチルアニリノ)
−6−n−プロピル−n−ブチルアミノフルオラン 15 2− (2’、 4’、 6’−トリメチルアニ
リノ)−6−エチル−n−アミルアミノフルオラン+6
 2− (2’、 4’、 6’−トリメチルアニリノ
)=6−エチル−1so−アミルアミノフルオラン+7
 2− (2’、 4’、 6’−トリメチルアニリノ
)−6−エチルシクロペンチルアミノフルオラン+8 
2− (2’、 4’、 6’−トリメチルアニリノ)
−6−エチルシクロヘキシルアミノフルオラン19 2
− (2’、 4’、 6’−トリメチルアニリノ)−
6−エチルメトキシエチルアミノフルオラン20 2−
 (2’、 4’、 6’−トリメチルアニリノ)−ロ
ーエチルエトキシエチルアミノフルオラン21 2− 
(2’、 4’、 6’−t−リメチルアニリノ)−6
−ニチルエトキシブロピルアミノフルオラン 22 2− (2’、 4’、 6’−トリメチルアニ
リノ)−6−ジメトキトエチルアミノフルオラン23 
2− (2’、4’、 6’−t−リメチルアニリノ)
−6−ジニトキシエチルアミノフルオラン24 2− 
(2’、4’、6’−トリメチルアニリノ)−6−ジニ
トキシブロビルアミノフルオラン25 2− (2’、
 4’、 6’−トリメチルアニリノ)−6−シクロロ
プロビルアミノフルオラン26 2− (2’、 4’
、 6’−トリメチルアニリノ)−6−エチルアリルア
ミノフルオラン 27 2− (2’、 4’、 6’−トリメチルアニ
リノ)−6−エチルフルフリルアミノフルオラン28 
2−(2’、4’、 6’−トリメチルアニリノ)−6
−ニチルテトラヒトロフルフリルアミノフルオラン 29 2− (2’、4’、 6’−トリメチルアニリ
ノ)−6−メチルベンジルアミノフルオラン 30 2−(2’、 4’、 6’−トリメチルアニリ
ノ)−6−エチルペンシルアミノフルオラン 31 2− (2’、 4’、 6’−トリメチルアニ
リノ)−6−エチルフエニルアミノフルオラン 32 2− (2’、 4’、 6’−トリメチルアニ
リノ)−6−メチル−p−メチルフェニルアミノフルオ
ラン 33 2− (2’、 4’、 6’−トリメチルアニ
リノ)−6−エチル−p−クロロフェニルアミノフルオ
ラン 34.2− (2’、 4’、 6’−トリメチルアニ
リノ)−3−メチル−6−シメチルアミノフルオラン3
5 2− (2’、 4’、 6’−トリメチルアニリ
ノ)−3−メチル−6−シー1so−ブチルアミノフル
オラン 36 2−(2’、 4’、 6’−トリメチルアニリ
ノ)−3−メチル−6−メチル−1so−プロピルアミ
ノフルオラン 37 2−(2’、 4’、 6’−トリメチルアニリ
ノ)−3−メチル−6−メチル−n−ブチルアミノフル
オラン 38 2− (2’、 4’、 6’−トリメチルアニ
リノ)−3−メチル−6−エチル−n−ブチルアミノフ
ルオラン 39 2−7(2’、 4’、 6’−トリメチルアニ
リノ)−3−メチル−6−n−プロピル−n−ブチルア
ミノフルオラン 402− (2’、 4’、 6’−1−リメチルアニ
リノ)−3−メチル−6−エチル−1so−アミルアミ
ノフルオラン 41 2− (2’、 4’、 6’−トリメチルアニ
リノ)−3−メチル−6−エチルシクロペンチルアミノ
フルオラン 42 2−(2’、 4’、 6’−1−リメチルアニ
リノ)−3−メチル−6−エチルシクロヘキシルアミノ
フルオラン 20    ′ 43 2− (2’、 4’、 6’−t−リメチルア
ニリノ)−3−メチル−6−エチルメトキシブロビルア
ミノフルオラン 44 2− (2’、 4’、 6’−トリメチルアニ
リノ)−3−メチル−6−シメトキシエチルアミノフル
オラン 45 2− (2’、 4’、 6’−トリメチルアニ
リノ)−3−メチル−6−ジニトキシブロビルアミノフ
ルオラン 46 2− (2’、 4’、 6’−トリメチルアニ
リノ)−3−メチル−6−シクロロプロビルアミノフル
オラン 47 2− (2’、 4’、 6’−トリメチルアニ
リノ)−3−メチル−6−メチルチトラヒドロフルフリ
ルアミノフルオラン 48 2− (2’、 4’、 6’−1−リメチルア
ニリノ)−3−メチル−6−エチルベンシルアミノフル
オラン 49 2−(2’、 4’、 6’−トリメチルアニリ
ノ)−21′ 3−メチル−6−エチルー〇−メチルフェニルアミノフ
ルオラン 50 2− (2’、 4’、 6’−1−リメチルア
ニリノ)−4−メチル−6−ジニチルアミノフルオラン
51 2−(2’、 4’、 6’−トリメチルアニリ
ノ)−4−メチル−6−ジーn−ブチルアミノフルオラ
ン 52 2− (2’、 4’、6’−トリメチルアニリ
ノ)−−4−メチル−6−メチル−n−プロピルアミノ
フルオラン 53 2− (2’、 4’、 6’−トリメチルアニ
リノ)−4−メチル−6−エチル−n−プロピルアミノ
フルオラン 54 2−(2’、 4’、 6’−トリメチルアニリ
ノ)−4−メチル−6−n−プロピル−1so−プロピ
ルアミノフルオラン 55 2− (2’、 4’、 6’−トリメチルアニ
リノ)−4−メチル−6−エチル−1so−ブチルアミ
ノフルオラン 22    。
56 2− (2’、 4’、 6’−トリメチルアニ
リノ)−4−メチル−6−iso−プロピル−n−ブチ
ルアミノクルオラン 57 2− (2’、 4’、 6’−トリメチルアニ
リノ)−4−メチル−6−iso−プロピル−1so−
ブチルアミノフルオラン 5g  2− (2’、 4’、 6’−トリメチルア
ニリノ)−4−メチル−6−メチル−n−アミルアミノ
フルオラン 59 2− (2’、 4’、 6’−トリメチルアニ
リノ)−4−メチル−6−’n−プロピルー1so−ア
ミルアミノフルオラン 60 2− (2’、4’、 6’−トリメチルアニリ
ノ)−4−メチル−6−メチルシクロヘキジルアミノフ
ルオラン 本発明のフルオラン化合物を使用して感圧複写紙、感熱
記録紙等を製造するに当っては、発色剤としてこれらの
色素単独で良いが、発色色相、発色濃度、画像の安定性
を改善する為、本発明の化合物の性能を損なわない範囲
で公知の種々の色相に発色する発色剤を併用する事が出
来る。
例えば3.3−ビス(アミノフェニル)−6−アミノフ
タリド、3.3−ビス(インドリル)フタリド、3−ア
ミノフルオラン、アミノベンゾフルオラン、2.6−シ
アミツフルオラン、2.6−ジアミツー3−メチルフル
オラン、スピロピラン、フェノキサジン、フェノチアジ
ン、ロイコオーラミン、カルバゾリルメタン、3−イン
ドリル−3−(アミノフェニル)フタリド、3−インド
リル−3−(アミノフェニル)アザフタリド等の基本骨
格を有する化合物の誘導体との併用である。
感圧複写紙を製造する場合、発色剤を溶解する溶剤とし
てアルキルベンゼン系、アルキルビフェニル系、アルキ
ルナフタレン系、ジアリルエタン系、水素化ターフェニ
ル系、塩素化パラフィン系の各種溶剤を単独又は混合し
て使用する事が出来、カプセル化にはコアセルベーショ
ン法、界面重合法、In−5it’u法を採用する事が
出来る。
顕色剤としては、クレー、ベントナイト、活性白土、酸
性白土等の粘土類、サリチル酸、サリチル酸エステル、
サリチル酸誘導体、フェノール誘導体等の亜鉛塩、2.
2−ビス(p−ヒドロキシフェニル)プロパン(ビスフ
ェノールA)、−p−ヒドロキシ安息香酸エステル等の
ヒドロキシ化合物、p−フェニルフェノールホルマリン
樹脂、p−オクチルフェノールホルマリン樹脂及びそれ
らの亜鉛塩等が使用される。   。
又、感熱記録紙を製造するに当たってはバインターとし
てポリビニルアルコール、メチルセルローズ、ヒドロキ
シエチルセルローズ、カルボキシメチルセルローズ、ア
ラビアゴム、ゼラチン、カゼイン、デン粉、ポリビニル
ピロリドン、スチレン−無水マレイン酸共重合物等を使
用する事が出来る。
この場合の顕色剤としては4− tert−ブチルフェ
ノール、4−フェニルフェノール、4−ヒドロキシジフ
ェニルエーテル、4−ヒドロキシ安息香酸メチルエステ
ル、4−ヒドロキシ安息香酸ベンジルエステル、2.2
−ビス(ヒドロキシフェニル)プロパン、4.4′−チ
オジフェノール、ビス=(4−ヒドロキシ−3−メチル
フェニル)サルファイド、4.4′−ジヒドロキシジフ
ェニルスルホン、4−ヒドロキシ−42−メチルジフェ
ニルスルホン、4−ヒドロキシ−42−イソプロポキシ
ジフェニルスルホン、4.4′−ジヒドロキシ−3゜3
−ジメチルジフェニルスルホン、4.4′−ジヒドロキ
シ−3,3′−ジアリルジフェニルスルホン、1.5−
ジ(4−ヒドロキシフェニルチオ)−3−オキサペンタ
ン、1.7−ジ(4−ヒドロキシフェニルチオ)−3,
5−ジオキサへブタン、1.8−ジ(4−ヒドロキシフ
ェニルチオ)−3,6−シオキサオクタン、ビス(4−
ヒドロキシ−3−メチルフェニル)サルファイド等のヒ
ドロキシ化合物を単独又は混合して使用する事が出来る
感度向上剤としてアセトアニリド、パラフィンろう、カ
ルナウバろう、高級脂肪酸、高級脂肪酸エステル、高級
脂肪酸アミド、フタル酸エステル、テレフタル酸エステ
ル、4−ヘンシルオキシ安息香酸ペンシル、修酸ジベン
ジル、ナフトールベンジルエーテル、1.4−ジアルコ
キシナフタレン、1.5−ジアルコキシナフタレン、m
−ターフェニル、p−ヘンシルビフェニル、ジヘンジル
ベンゼン、l−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸エステル、
2−ヒドロキシ−3−ナフトエ酸エステル、l−フェノ
キシ−2−ナフトキシ(1)エタン、1.2−ジ(3−
メチルフェノキシ)エタン、1−(2−イソプロピルフ
ェノキシ)−2−ナフトキシ(2)エタン、ビス(P−
メトキシフェノキシエチル)エーテル、4,4′−ジア
ルコキシジフェニルスルホン、ペンツアミド、ジフェニ
ルアミン、ベンゼンスルフォンアミド、ベンゼンスルフ
ォンアニリド、p−トルエンスルフォンフェニル、ハイ
ドロキノンジベンジルエーテル等を単独又は混合して使
用する事が出来る。
その他画像の耐光性、保存性の向上の高程々の酸化防止
剤、劣化防止剤、紫外線吸収剤等の添加あるいは高分子
物質等のオーバーコートが有効である。
本発明に係るフルオラン化合物を発色剤として使用し、
感圧複写紙を製造するには公知の方法を使用すれば良い
。例えば米国特許第2800458号、第280645
7号等に記載のコアセルベーション法を採用する事が出
来る。又、感熱記録紙を製造するにも例えば特公昭45
−14039号公報に記載の公知の方法を採用すれば良
い。
[実施例] 次に合成例を挙げて本発明に係るフルオラン化合物の合
成法を具体的に説明する。
合成例1 一ヒドロキシ)ヘンジイル安息香酸15.6gと4−メ
トキシ−2’.4’, 6’ − トリメチルジフェニ
ルアミン14.5gを常温で溶解し、その後20〜25
℃で72時間かき混ぜた。反応物を500gの氷水中に
注加し、析出した固形物を濾集した。
得られたケーキにトルエン 150mlと20%水酸化
ナトリウム水溶液70mlを加え、85℃で2時間かき
まぜた。次いでトルエン層を分取し、活性炭を加えて8
0℃で濾過後トルエンを留去した。得られた固形物をブ
タノールから再結晶し、次式の目的物の結晶20.9.
gを得た。
収率829%  mp 201. 5〜203℃このも
のは活性白土により速やかに黒縁色に発色し、メタノー
ル・塩化第二スズ中のλ+maXは600と 433n
mにある。
なおここで使用した4−メトキシ−2’. 4’. 6
’ートリメチルジフエニルアミンは次の様にして合成し
た。
4−ブロモアニソール84,2gと2.4.6−ドリメ
チルアセトアニリド85.0gを混合.し、さらに炭酸
カリウム40.5g、臭化カリウム0.9g、銅粉1、
5gを加えて,200℃で20時間反応した。
反応物を80℃に冷却後、トルエン250mlと水15
0mlの中に排出した。トルエン層を分取し、80℃の
湯で洗浄後トルエンを留去した。
残留物に48%水酸化カリウム82gを加え、140℃
で8時間撹拌して加水分解した。冷却後、トルエン 1
00mlと水400mlの中に排出し、80℃で分液し
た。トルエン層を80℃の湯で洗浄後トルエンを留去し
、次いで減圧蒸留後メタノールより再結晶して70y5
gの目的物を得た。
白色結晶 m.p94〜97℃ 収率 65.0%合成
例2〜23 合成例1と同様に操作して法衣に示すフルオラン化合物
を合成した。
何れもほぼ無色の化合物であり、活性白土により速やか
に黒縁色に発色する。
恣に製造例を挙げ、本発明に係る発色性記録材料の製造
法を具体的に説明する。(部とあるのは重量部を示す。
) 製造例1−感圧複写紙の製造例− 上記混合物を加熱溶解し、この液にゼラチン24部とア
ラビアゴム24部を水100部に溶解しPHを7に調整
した液を加え、ホモジナイザーで乳化した。この乳化液
に温水100部を加え50℃で30分間撹拌した後lO
%苛性ソーダ水溶液約1部を加え、さらに50℃で30
分間撹拌した。次いで希酢酸を徐々に加えてPHな45
に調整し50℃で約1時間撹拌した後O〜5℃に冷却し
さらに30分間撹拌した。
次に4%ゲルタールアルデヒド水溶液35部を徐々に加
えてカプセルを硬化させた後、希苛性ソーダ水溶液でP
Hを6に調整し室温で数時間撹拌してカプセル化を完了
した。この操作中着色現象は全く起こらなかった。
このカプセル液を紙にワイヤーバーで乾燥後の塗布重量
が6g/m2となる様均−に塗布し乾燥してカプセル塗
布紙(上用紙)を得た。
この紙を顕色剤としてクレーを塗布した紙(下用紙)に
重ね合わせボールペンで筆記すると下用紙上に濃い黒縁
色の文字が現われた。
この像は耐光性、耐湿性に換めて優れていた。
又、土用紙のカプセル面も優れた耐光性を示し、日光照
射によって着色や発色能の低下は無かった。
又、フェノールホルマリン樹脂及びサリチル酸亜鉛系顕
色剤を塗布した下用紙で発色させても濃い黒縁色に発色
し、その発色画像は耐光性、耐湿性に優れていた。
製造例2−黒発色感圧複写紙の製造例−発色剤として2
−(2’、4’、 6’−トリメチルアニリン)−6−
ジエチルアミノフルオラン5部の代わりに2−(2’、
4’、 6’−トリメチルアニリノ)−3−メチル−6
−エチル−1so−ペンチルアミノフルオラン(合成例
15の化合物)4.5部と8−シエチルアミノヘンゾ[
a]フルオラン(赤発色化合物)0.5部を使用した以
外は製造例1と同様に操作して土用紙を得た。
この紙を顕色剤としてクレーを塗布した下用紙に重ね合
わせボールペンで筆記すると下用紙上に濃い黒色の文字
が速やかに現われた。この像は耐光性、耐湿性に極めて
優れていた。又、上用紙のカプセル面も優れた耐光性を
示し、日光照射によって着色や発色能の低下は無かった
又、フェノールホルマリン樹脂あるいはサリチル酸亜鉛
系顕色剤を塗布した下用紙で発色させても同様に濃い黒
色に発色し、その発色画像は耐光性、耐湿性に優れてい
た。
製造例3−感熱記録紙の製造例− 1) 発色剤分散液(A)液の調整 ノフルオラン   (合成例3の化合物)5部力 才 
リ ン              15部lO%ポリ
ビニルアルコール水溶液   100部水      
                   85部上記混
合物をペイントシェーカー(−東洋精機製)で発色剤の
平均粒子径が2ミクロンになるまで粉砕した。
2) 顕色剤分散液(B)液の調整 ビスフェノールA             15部ス
テアリン酸亜鉛           10部lO%ポ
リビニルアルコール水溶液    150部上記混合物
をペイントシェーカーで平均粒子径が3ミクロンになる
まで粉砕した。
3)感熱塗液の調整及び塗工 A液lO部、B液6.5部を混合撹拌して感熱塗液を得
た。この塗液をワイヤーバーで紙に乾燥後の塗布量が8
g/m2となる様均−に塗布後乾燥して感熱記録紙を得
た。
3 に の感熱記録紙は地肌カブリが無くほぼ無色であり、サー
マルヘッドでの印字により速やかに濃い黒縁色に発色し
た。この発色像は耐光性、耐湿性に優れていた。又、塗
布面も耐光性が優れており゛、日光照射によって着色や
発色能の低下は起こらなかった。     ゛ 製造例4−黒発色感熱記録紙の製造例−発色剤として2
−(2′、4′、6′−トリメチルアニリノ)−6−シ
ブチルアミノフルオラン5部の代わりに2− (2’、
 4’、 6’−トリメチルアニリノ)−3−メチル−
6−ニチルーヘキシルアミノフルオラン(合成例!6の
化合物)425部と2−メチル−6−ジニチルアミノフ
ルオラン(赤発色化合物)075部を使用した以外は製
造例3と同様に操作して感熱記録紙を得た。     
  ゛この感熱記録紙は地肌カブリが−くほぼ無色であ
り、サーマルヘッドでの印字により速やかに濃い黒色に
発□色した。この発色像は耐光性、耐湿性に優れていた
。又、塗布面も耐光性が優れておす、日光照射によって
着色や発色能の低下は起こらなかった。
[発明の効果コ 本発明に係るフルオラン化合物は溶解性に優れ、顕色剤
によって速やかに黒縁色に発色し、か   □つその発
色画像は耐光性に極めて優れる為、記録材料用発色剤と
して産業上利用価値の高いものである。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)下記一般式(1)で表されるフルオラン化合物 ▲数式、化学式、表等があります▼(1) [式中R^1、R^2はそれぞれ独立して炭素数8以下
    のアルキル基;炭素数8以下のアルコキシアルキル基;
    炭素数3〜8のアルケニル基;炭素数5〜7のシクロア
    ルキル基;フルフリル基;テトラヒドロフルフリル基;
    アラルキル基;アリール基を、Xは水素原子;炭素数4
    以下のアルキル基を示す。又、R^1とR^2は連結し
    て複素環を形成する事も出来る。]
  2. (2)下記一般式(1)で表されるフルオラン化合物を
    発色剤として含有する事を特徴とする記録材料。 ▲数式、化学式、表等があります▼(1) [式中R^1、R^2はそれぞれ独立して炭素数8以下
    のアルキル基;炭素数8以下のアルコキシアルキル基;
    炭素数3〜8のアルケニル基;炭素数5〜7のシクロア
    ルキル基;フルフリル基;テトラヒドロフルフリル基;
    アラルキル基;アリール基を、Xは水素原子;炭素数4
    以下のアルキル基を示す。又、R^1とR^2は連結し
    て複素環を形成する事も出来る。]
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JPS4917490A (ja) * 1972-04-05 1974-02-15
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