JPH0241367A - フルオラン化合物及びそれを使用した発色性記録体 - Google Patents

フルオラン化合物及びそれを使用した発色性記録体

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JPH0241367A
JPH0241367A JP63191479A JP19147988A JPH0241367A JP H0241367 A JPH0241367 A JP H0241367A JP 63191479 A JP63191479 A JP 63191479A JP 19147988 A JP19147988 A JP 19147988A JP H0241367 A JPH0241367 A JP H0241367A
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JP
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color
compound
acid
paper
formula
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JP63191479A
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English (en)
Inventor
Tetsuo Igaki
井垣 哲夫
Akio Kaneko
金子 秋男
Eiji Katayama
片山 栄治
Masaaki Uchigawa
内河 正明
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Nippon Soda Co Ltd
Original Assignee
Nippon Soda Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、酸性物質の作用よる優れた発色性能有し、特
に、地肌発色の少ない赤色系の発色性染料化合物及びそ
れを使用した感圧複写紙、感熱記録紙等の発色性記録体
に関する。
(従来の技術及びその問題点〕 それ自体は無色あるいは殆ど無色であるが、酸性物質の
作用によって発色する発色性染料(以下「発色性染料」
という)と、それを発色させる酸性物質(顕色剤)とか
らなる発色系に基く記録体は、感圧複写紙、感熱記録紙
等として今日広く使用されており、発色性記録体の用途
及び目的に合う性質を有する多数の発色性染料が要望さ
れている。
また、ファクシミリのような通信記録機の高速化に伴っ
て、それに使用する感熱記録紙の発色速度を高めること
が必要とされている。
これらの記録体においては、主として黒色系の発色をす
る染料が用いられるが、その色調を調整するために、赤
色系又は緑色系の発色性染料を混合使用する場合がある
。また、最近、多色発色感熱記録紙について敗多くの提
案がされている。このような状況のもとで、黒色系染料
以外にも赤色系、緑色系等の優れた発色性能を有する発
色染料が要望されている。
従来、赤色系染料としては、3−ジエチルアミノ−6−
メチル−7−クロロフルオラン(特公昭45−4701
号)、3−ジエチルアミノ−7−クロロフルオラン(特
開昭48−46578号)、3−ジエチルアミノ−7,
8−ベンゾフルオラン等が実用に供されている。
しかしながら、これらの既知フルオラン化合物は、発色
性能、地肌の安定性において未だ十分なものではなく、
更に優れた発色性染料が望まれている。
本発明の目的は、優れた発色性能を有し、地肌の保存安
定性の高い発色性染料を提供するにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、一般式 (式中、Rは炭素数6〜12のアルキル基を、環Aはハ
ロゲン原子又は低級アルキル基で置換されていてもよい
ベンゼン環もしくはナフタレン環を示す、)で表される
化合物及び該化合物の1種以上を発色性染料として含有
する発色性記録体に関するものである。
本発明化合物は融点が低く、優れた発色感度を示し、一
方、融点が低いにもかかわらず、地肌の保存安定性にお
いても優れたものである。
本発明の化合物は通常の方法により製造することができ
る。即ち、式 (式中、Rは前記と同じ)で表される安息香酸(式中、
環Aは前記と同じ)で表されるフェノールもしくはナフ
トール誘導体又は該化合物の水酸基が低級アルコキシ基
である誘導体とを硫酸中で反応させて製造することがで
きる。
本発明のフルオラン化合物を単独で使用し、その発色す
る色の記録体を製造できることは勿論であるが、それら
の2種以上を混合使用したり、あるいは他の発色性染料
と混合使用したりすることもできる0例えば、赤色、青
色、緑色の3原色の発色性染料を混合使用して黒色に発
色する記録体を製造することができ、また、黒色系発色
性染料に混合して真の黒色に近い発色を得ることができ
る。
本発明のフルオラン化合物と混合して使用し得る発色性
染料としては、フルオラン系、トリフェニルメタン−フ
タリド系、フェノチアジン系、スピロピラン系、ローダ
ミンラクタム系等の種々の発色性染料が挙げられる。
本発明のフルオラン化合物を使用して製造される発色性
記録体としては、感圧複写紙及び感熱記録紙の他、感熱
転写による記録紙、通電感熱記録紙、酸性物質を含むト
ナーを現像剤として使用する電子写真、超音波記録紙、
感光性印刷材、電子線記録紙、捺印用材料、スタンプイ
ンク、タイプライタ−リボン等があるが、これらに限定
されるものではない。
本発明のフルオラン化合物を使用して感熱記録紙を製造
する方法は、既知の発色染料の場合と同様であり、例え
ば、特公昭39−27579号、特公昭43−4160
号、特公昭45−14039号あるいは特開昭59−7
087号公報等に記載されている方法に準じて製造する
ことができる。即ち、本発明のフルオラン化合物又はそ
れと他の発色性染料との混合物の微粒子と顕色剤の微粒
子とを水溶性結合剤の水溶液中に分散させた懸濁液を紙
に塗布して乾燥することにより発色性の優れた感熱記録
紙が得られる。また、上記懸濁液中に、増感剤、填料、
分散剤、発色画像安定化剤、酸化防止剤、減感剤、粘着
防止剤、消泡剤、光安定荊、蛍光増白剤等を必要に応じ
含存させることができる。
この際、使用する顕色剤としては、例えばビスフェノー
ルA、4.4’ −5ec−ブチリデンビスフェノール
、4,4°−シクロヘキシリデンビスフェノール、2,
2″−ジヒドロキシジフェニル、ペンタメチレン−ビス
(4−ヒドロキシベンゾエート)等のビスフェノール化
合物、1.7−ジ(4−ヒドロキシフェニルチオ)−3
,5−ジオキサへブタン等の含硫黄ビスフェノール化合
物4−ヒドロキシ安息香酸ベンジル、4−ヒドロキシ安
息香酸エチル、4−ヒドロキシ安息香酸プロピル、4−
ヒドロキシ安息香酸イソプロピル、4−ヒドロキシ安息
香酸ブチル、4−ヒドロキシ安息香酸イソブチル、4−
ヒドロキシ安息香酸クロロベンジル、4−ヒドロキシ安
息香酸メチルベンジル、4−ヒドロ、キシ安息香酸ジフ
ェニルメチル等の4−ヒドロキシ安息香酸エステル類、
安息香酸亜鉛、4−ニトロ安息香酸亜鉛等の安息香酸金
属塩、4−ヒドロキシ−4”−メチルジフェニルスルホ
ン、4−ヒドロキシ−4″−イソプロポキシジフェニル
スルホン、4−ヒドロキシ−4”−ブトキシジフェニル
スルホン等のヒドロキシスルホン類、4−ヒドロキシフ
タル酸ジメチル、4−ヒドロキシフタル酸ジシクロヘキ
シル、4−ヒドロキシフタル酸ジフェニル等の4−ヒド
ロキシフタル酸ジエステル類、2−ヒドロキシ−6−カ
ルボキシナフタレン等のヒドロキシナフトエ酸のエステ
ル類、ヒドロキシアセトフェノン、p−フェニルフェノ
ール、4−ヒドロキシフェニル酢酸ベンジル、p−ベン
ジルフェノール、ハイドロキノン−モノベンジルエーテ
ル、更にトリブロモメチルフェニルスルホン等のトリブ
ロモメチルスルホン類等を挙げることができる。
増感剤としては例えば高級脂肪酸アミド、ベンズアミド
、ステアリン酸アニリド、アセト酢酸アニリド、チオア
セトアニリド、フタル酸ジメチル、テレフタル酸ジベン
ジル、イソフタル酸ジベンジル、ビス(t e r L
−ブチルフェノール)M。
例えば4.4゛−ジメトキシジフェニルスルホン4−i
so−プロポキシ−4°−n−ブトキシジフェニルスル
ホン、4.4°−ジブトキシジフェニルスルホン、4.
4°−ジーn−(または1SO)ペンチルオキシジフェ
ニルスルホン等のビスフェノールSのジエーテル類、ジ
フヱニルアミン、カルバゾール、2.3−ジ−m−トリ
ルブタン、4−ベンジルビフェニル、4.4’ −ジメ
チルビフェニル、ジ−β−ナフチルフェニレンジアミン
等を挙げることができる。
填料としては、クレー タルク、カオリン、サテンホワ
イト、酸化チタン、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム
、硫酸バリウム、珪酸マグネシウム、珪酸アルミニウム
等を例示することができる。
分散剤としては、スルホコハク酸ジオクチルナトリウム
等のスルホコハク酸エステル類、ドデシルベンゼンスル
ホン酸ナトリウム、ラウリルアルコール硫酸エステルの
ナトリウム塩、脂肪酸塩等を、また発色画像安定化剤と
してはサリチル酸誘導体、オキシナフトエ酸誘導体の金
属塩(特に亜鉛塩)、その池水不溶性の亜鉛化合物等を
、酸化防止剤としては2,2°−メチレンビス(4−メ
チル−6−tert−ブチルフェノール)、2゜2”−
メチレンビス(4−エチル−6−terL−ブチルフェ
ノール)、4.4’ −プロピルメチレンビス(3−メ
チル−6−tert−ブチルフェノール)、4.4’−
チオビス(2=tertブチル−5−メチルフェノール
)等を、減感剤としては脂肪族高級アルコール、ポリエ
チレングリコール、グアニジン誘導体等を、また粘着防
止剤としてはステアリン酸、ステアリン酸亜鉛、ステア
リン酸カルシウム、カルナウバワックス、パラフィンワ
ックス、エステルワックス等を例示することができる。
本発明のフルオラン化合物を発色性染料とする感圧複写
紙は、一般の発色性染料の場合と同様に製造できる。即
ち、米国特許第2,548,365号、同第2,548
,366号、同2,800,457号、同第2,800
.458号明細書、特開昭58−112041号あるい
は特開昭58−139738号公報に記載されている方
法に準じて製造することができる。感圧複写紙としては
、発色性染料の有機溶媒溶液を内包するマイクロカプセ
ルを下面に塗布担持している上葉紙と顕色W1(酸性物
質)を上面に塗布担持している下葉紙とからなるユニッ
ト(更に上面に顕色剤を担持している中葉紙もユニット
の中に加わり得る)でも、あるいはマイクロカプセルと
廂色削とが同一の紙面に塗布されているいわゆるセルフ
コンテントペーパーであっても良い。
その際使用する顕色剤としては従来既知のものが用いら
れ、例えば酸性白土、活性白土、アタパルジャイト、ベ
ントナイト、コロイダルシリカ、珪酸アルミニウム、珪
酸マグネシウム、珪酸亜鉛、珪酸錫、焼成カオリン、タ
ルク等の無機酸性物質、蓚酸、マレイン酸、酒石酸、ク
エン酸、コハク酸、ステアリン酸等の脂肪族カルボン酸
、安息香酸、p−tert−ブチル安息香酸、フタル酸
、没食子酸、サリチル酸、3−イソプロピルサリチル酸
、3−フェニルサリチル酸、3−シクロへキシルサリチ
ル酸、3.5−ジーtert−ブチルサリチル酸、3−
メチル−5−ベンジルサリチル酸、3−フェニル−5−
(2,2−ジメチルベンジル)サリチル酸、3.5−ジ
ー(2−メチルベンジル)サリチル酸、2−ヒドロキシ
−1−ベンジル−3−ナフトエ酸等の芳香族カルボン酸
、これら芳香族カルボン酸の亜鉛、マグネシウム、アル
ミニウム、チタン等の金属塩、p−フェニルフェノール
−ホルマリン樹脂、p−ブチルフェノール−アセチレン
樹脂等のフェノール樹脂系顕色剤、これらフェノール樹
脂系顕色剤と上記芳香族カルボン酸の金属塩との混合物
等を挙げることができる。
本発明のフルオラン化合物を用いた感熱転写紙は、特開
昭58−212985号、特開昭59−33185号、
特開昭59−42995号、特開昭59−225986
号公報等に記載された既知の方法に準じ、通電記録紙は
、特開昭48−96137号、特開昭48−10193
5号、特開昭49−11344号公報等に記載の方法に
準じ、電子写真用の場合は特開昭52−24530号、
特開昭52−56932号公報記載の方法に準じ製造す
ることができる。
更に、本発明のフルオラン化合物を感光性記録体上用い
るには、特公昭3B−24188号、特公昭45−1O
550号、特公昭49−45987号、特開昭50−8
0120号、特開昭50−126228号、特開昭52
−141633号、特開昭54−147829号公報等
に記載された方法に準じて、静電記録に用いるには特公
昭49−3932号、感光性印刷剤に用いるには特開昭
48−12104号公報記載の方法に準じて実施するこ
とができる。
製造することができる。
本発明のフルオラン化合物は、こ、れらの発色性記録体
に使用される他、特開昭50−75991、特開昭60
−219289号公報等に開示されている可逆性示温材
料の発色成分としても使用できる。
次に、実施例を挙げ本発明を更に詳細に説明するが、本
発明はこれにより限定されるものではない。
実施例1(合成例) 85%硫酸long中に、2−(4−N−シクロへキシ
ル−n−ノニルアミノ−2−ヒドロキシベンゾイル)安
息香酸20gと4−クロロ−m−クレゾール6.4gと
を加え、80°Cで3時間反応させた後、反応液を氷水
200g中に注加し析出した反応生成物を濾取した。濾
取した析出物を水100d、水酸化ナトリウム20g及
びトルエン2501dと共に攪拌ながら1時間加熱還流
しトルエン抽出した。トルエン層を水10(ldで水洗
した後、濃縮し、カラムクロマトグラフィーで精製し、
更にトルエン−イソプロパノール混合溶媒で再結晶し目
的化合物(化合物N11l)の結晶4.3gを得た(m
p、149.2〜15B、O°C、クレーによる発色−
赤色)。
実施例2(合成例) 実施例3(合成例) 濃硫酸89.5g中に、2−(4−N−シクロヘキシル
−n−ラウリルアミノ−2−ヒドロキシベンゾイル)安
息香酸20gと4−クロロ−m−クレゾール5.9gと
を加え、20℃で20時間反応させた後、反応液を氷水
200g中に注加し析出した反応生成物を濾取した。濾
取した析出物を水10(ld、水酸化ナトリウム20g
及びトルエン250dと共に撹拌ながら1時間加熱還流
しトルエン抽出した。トルエン層を水1001dで2回
水洗した後、濃縮しくメタノールを加え結晶化させた。
この結晶をトルエン−イソプロパノール混合溶媒で再結
晶し目的化合物(化合物?&12)の結晶11.7gを
得た(mp、152.0〜157.6℃、クレーによる
発色−赤色)。
濃硫酸125g中に、2− (4−N−シクロヘキシル
ノニルアミノ−2−ヒドロキシベンゾイル)安息香酸2
5gとp−クロロフェノール8.3gとを加え、20〜
25℃で24時間反応させた後、反応液を氷水280g
中に注加し析出した反応生成物を濾取した。濾取した析
出物を水100d1水酸化ナトリウム20g及びトルエ
ン25〇−と共に攪拌ながら2時間加熱還流しトルエン
抽出した。トルエン層を水100H&で2−回水洗後、
fA縮し、メタノールを加え結晶を析出させた。この結
晶壱カラムクロマトグラフィーで精製し、更にトルエン
−イソプロパノール混合溶媒で再結晶し目的化合物(化
合物漱3)の 結晶6.5gを得た(mp、121.2〜1292℃、
クレーによる発色−赤色)。
実施例4(合成例) 実施例5(合成例) 濃硫酸124g中に、2−(4−N−シクロヘキシル−
n−ノニルアミノ−2−ヒドロキシベンゾイル)安息香
酸31gとβ−ナフトール1006gとを加え、10〜
15℃で27時間反応させた後、反応液を氷水280g
中に注加し、析出した反応生成物を濾取した。濾取した
析出物を水100m1、水酸化ナトリウム20g及びト
ルエン25(ldと共に2時間加熱還流しトルエン抽出
したトルエン層を水100I11で2回水洗後、濃縮し
メタノールを加え結晶を析出させ、トルエン−イソプロ
パノール混合溶媒で再結晶し目的化合物のトルエン付加
体(mp、97.6〜103.4℃)を得た。更に、ブ
タノールで再結晶し目的化合物(化合物漱4)の結晶1
9.6gを得た(mp、122.8〜132.6℃、ク
レーによる発色−ピンク)。
2−(4−N−シクロヘキシル−〇−ラウリルアミノー
2−ヒドロキシベンゾイル)安息香酸3agとβ−ナフ
トールとを、実施例2と同様に反応させ目的化合9#J
(化合物N115)の結晶14.4gを得た(mp、1
08.7〜113.8℃、クレーによる発色−ピンク)
実施例6.(感熱記録紙) 染料懸濁液 ・発色性染料化合物         3.5g・クレ
ー               15.0g・15%
ポリポリルアルコール水1fi41.5g・水    
        40.0g発色染料化合物として本発
明化合物又は比較化合物を用い、染料懸濁液を調製した
顕色剤懸濁液 ・ビスフェノールA         lO,5g・ク
レー                8.0g・15
%ポリビニルアルコール水溶液41.5g・水    
        40.0g上記組成の液それぞれを、
ガラスピーズ(径1〜1.5mm)150gと共にポリ
エチレン瓶に入れ、密栓してRed Devil 社製
ペイントコンディジツナ−にて数時間摩砕し、染料懸濁
液及び顕色剤懸濁液を調整した。それらをl:1で混合
して塗布液を製造した。
この塗布液を白色原紙に塗布、乾燥し感熱記録紙を製造
した。
この感熱記録紙を熱傾斜試験機((株)東洋精機製作所
型)を用いて発色させ、発色面の濃度をマクベス反射濃
度計RD−514型(ラフテン#58)で測定した。そ
の結果を第1表に示す。
なお、以下の試験で使用された比較化合物は次の通りで
ある。
比較l:3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−クロロ
フルオラン 比較2:3−ジエチルアミノ−7−クロロフルオラン 比較3:3−ジエチルアミノ−7,8−ベンゾフルオラ
ン また、以下の表における濃度を表す数は、大きいほど濃
度が高いことを示す。
実施例7.(感熱記録紙) 顕色剤として、ビスフェノールAの替わりに4−ヒドロ
キシ−4”−イソプロポキシジフェニルスルフォンを用
い、実施例6と同様にして熱傾斜試験を行った。その結
果を第2表に示す。
第2表 り、試験後はラフテン#47である。
その結果を第4表に示す。
第4表 実施例8.(感熱記録紙) 実施例7と同様にして熱傾斜試験を行った。その結果を
第3表に示す。
第3表 実施例9.(感熱記録紙) 実施例7で製造した感熱記録紙を日光に10時間暴露す
る方法により、地肌部分の耐光試験を行った。試験前及
び試験後の地肌の濃度を実施例6と同様に測定した。但
し、濃度測定の際に使用したフィルターは、試験前がラ
フテン#106であ第4表の濃度を表す数は、小さいほ
ど発色がないことを示す。
実施例10(感圧複写紙) 本発明化合物2.0gをアルキルジフェニルメタン(日
石化学株式会社「ハイゾール5AS296」)25.0
gおよびジイソプロピルナフタレン(クレハ化学株式会
社rKMC−113J ) 18.0gと混合加熱して
溶解した(A液)。
他方スルホン酸変性ポリビニルアルコール(日本合成化
学工業株式会社「ゴーセノールC3K−50J)の10
%水溶液15.0g、エチレン−無水マレイン酸共重合
体(モンサント社rEMA−31J)の10%水溶液7
.5gおよびレゾルシン0.25gを加えて溶解した後
20%水酸化ナトリウム水溶液を用いてpH3,4に調
整した(B液)。
A液をB液に加えてホモミキサーを用いてエマルジタン
となし、次いで35%ホルマリン水溶液7.0gを加え
、60〜65℃の温度で1時間攪拌を続けた。40℃に
冷却後28%アンモニア水を加えてPHを7.5に調整
してマイクロカプセルの分散液を得た。
この分散液27.0g、小麦澱粉3.5g、8%小麦澱
粉水溶液8.5gおよび水34.0mlを混合して塗布
液を製遺した。
この塗布液をワイヤーバーN1112を用いて白色紙に
塗布、乾燥して感圧複写紙の上葉紙を作成した。
フェノールホルマリン樹脂を塗布、乾燥して作成した感
圧複写紙用およびクレー下葉紙(富士写真フィルム社製
)の塗布面のそれぞれに上記上葉紙の塗布面を重ねタイ
プライタ−で印字して発色させた。その結果、雨下葉紙
に赤色系の文字が鮮明に印字された。
〔発明の効果〕
本発明の新規なフルオラン化合物は、実用に供されてい
る類似の発色色調を示すフルオラン化合物に比べ、優れ
た発色感度を示し、特に、地肌の保存安定性において優
れているものである。また、有機溶媒に対する溶解性が
高く、感圧複写紙に使用する上でも有利なものである。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Rは炭素数6〜12のアルキル基を、環Aはハ
    ロゲン原子又は低級アルキル基で置換されていてもよい
    ベンゼン環もしくはナフタレン環を示す。)で表される
    化合物。
  2. (2)特許請求の範囲第1項記載の化合物の1種以上を
    発色性染料として含有することを特徴とする発色性記録
    体。
JP63191479A 1988-07-29 1988-07-29 フルオラン化合物及びそれを使用した発色性記録体 Pending JPH0241367A (ja)

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